説明

反射防止フィルム、それを用いた偏光板、及び画像表示装置

【課題】帯電防止性や透明性、色付き、密着性、及び高温高湿に対する耐久性が改善され、生産性にも優れた反射防止フィルム、該反射防止フィルムを用いた視認性に優れた偏光板、及び表示装置を提供すること。
【解決手段】透明フィルム基材上に、導電層と、基材よりも屈折率の低い低屈折率層が、直接または他の層を介してこの順に塗設された反射防止フィルムであって、前記導電層がπ共役系導電性ポリマーと電離放射線硬化型樹脂を含有すること。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
透明フィルム基材上に、導電層と、基材よりも屈折率の低い低屈折率層が、直接または他の層を介してこの順に塗設された反射防止フィルムであって、前記導電層がπ共役系導電性ポリマーと電離放射線硬化型樹脂を含有することを特徴とする反射防止フィルム。
【請求項2】
前記π共役系導電性ポリマーが、ポリチオフェン誘導体、ポリピロール誘導体、ポリアニリン誘導体、ポリアセチレン誘導体のうちの、少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の反射防止フィルム。
【請求項3】
前記電離放射線硬化型樹脂が、分子中に重合可能な不飽和結合を2個以上有するアクリル系化合物を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の反射防止フィルム。
【請求項4】
前記導電層が、下記一般式(1)で表される有機珪素化合物もしくはその加水分解物あるいはその重縮合物を含有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の反射防止フィルム。
1nSiX14-n (1)
式中、R1は置換もしくは無置換のアルキル基、または置換もしくは無置換のアリール基、X1は水酸基または加水分解可能な置換基であり、nは1〜3の整数である。
【請求項5】
前記低屈折率層が、コロイダルシリカ、フッ化マグネシウム、及び外殻層を有しかつ内部が多孔質または空洞である中空シリカ系粒子よりなる群の中から選ばれた少なくとも1種の無機粒子を含有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の反射防止フィルム。
【請求項6】
外殻層を有しかつ内部が多孔質または空洞である前記中空シリカ系粒子が、導電性金属酸化物被覆層を有することを特徴とする、請求項5に記載の反射防止フィルム。
【請求項7】
前記導電性金属酸化物被覆層が、酸化アンチモン化合物からなることを特徴とする請求項6に記載の反射防止フィルム。
【請求項8】
前記低屈折率層が、下記一般式(2)で表される有機珪素化合物もしくはその加水分解物あるいはその重縮合物と、外殻層を有しかつ内部が多孔質または空洞である中空シリカ系粒子とを含有することを特徴とする、請求項1乃至7の何れか1項に記載の反射防止フィルム。
2mSiX24-m (2)
式中、R2は置換もしくは無置換のアルキル基、または置換もしくは無置換のアリール基、X2は水酸基または加水分解可能な置換基であり、mは0〜3の整数である。
【請求項9】
前記低屈折率層が、バインダーとの反応性を有する基を少なくとも1つ含むシリコーン化合物を含有することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の反射防止フィルム。
【請求項10】
請求項1乃至9の何れか1項に記載の反射防止フィルムを一方の面に用いることを特徴とする偏光板。
【請求項11】
請求項1乃至9の何れか1項に記載の反射防止フィルム又は請求項10に記載の偏光板を用いることを特徴とする画像表示装置。

【公開番号】特開2009−36817(P2009−36817A)
【公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−198716(P2007−198716)
【出願日】平成19年7月31日(2007.7.31)
【出願人】(303000408)コニカミノルタオプト株式会社 (3,255)
【Fターム(参考)】