可搬移動通信デバイスの位置情報を提供するデバイス及び方法
他の可搬移動通信デバイスの位置データを地図表示上のアイコンとして提供する可搬移動通信デバイス及び方法が提示される。関心のあるエリアが、可搬移動通信デバイスのディスプレイ上に地図として示される。アプリケーションは、同様の装備を有する可搬移動通信デバイスを持つ1以上の他のユーザのオンラインのプレゼンス状態を判断する。現在オンラインの他の可搬移動通信デバイスの地理的な位置データが移動電話ネットワーク基盤から取得され、実際の地理的位置を正確に表すように地図上にアイコンとして挿入される。ユーザは、地図上のアイコンを選択して、アイコンによって表される地理的位置に関係する追加データを表示するように表示を切り替えることができる。或いは、ユーザは、アイコンに関連付けられたユーザにコンタクトするための、選択された場合に自動的に起動可能なオプションを提示するように、表示を切り替えることができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、可搬移動通信デバイスの位置情報を提供するデバイス及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
移動電話のような可搬移動通信デバイスは、更に高度化してきており、多くの新しい特徴及び機能を含むようになってきている。多くの可搬移動通信デバイスは、例えばGPSモジュールなどのような、位置決定装置を備える。全地球測位システム(GPS)モジュールは、衛星航法システムを使用して可搬移動通信デバイスに正確な位置を提供するように設計されている。可搬移動通信デバイス内のGPSモジュールによって決定された正確な位置データは、移動ネットワーク基盤へとアップロード可能である。アップロードされると、それは様々なアプリケーションによって利用可能である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
他の可搬移動通信デバイスの位置データを地図表示上のアイコンとして提供可能な、可搬移動通信デバイス、方法、及びコンピュータプログラム製品を開示する。関心のあるエリアが、可搬移動通信デバイスのディスプレイ上に地図として示される。アプリケーションは、同様の装備を有する可搬移動通信デバイスを持つ1以上の他のユーザのオンラインのプレゼンス状態を判断する。現在オンラインの他の可搬移動通信デバイスの地理的位置データが移動電話ネットワーク基盤から取得され、実際の地理的位置を正確に表すように地図上にアイコンとして挿入される。ユーザは、地図上のアイコンを選択して、アイコンによって表される地理的位置に関係する追加データを表示するように表示を切り替えることができる。或いは、ユーザは、アイコンに関連付けられたユーザにコンタクトするための、選択された場合に自動的に起動可能なオプションを提示するように、表示を切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0004】
【図1】関心のあるユーザに関連付けられた他の移動ユニットの位置を示すアイコンを持つサンプル地図をディスプレイが示している可搬移動通信デバイスの図である。
【図2】関心のあるユーザに関連付けられた他の移動ユニットの位置を示すアイコンを持つ、より小さいスケールのサンプル地図をディスプレイが示している可搬移動通信デバイスの図である。
【図3】コンタクトデータベースに格納されている他のユーザ、それらのユーザのオンライン状態、及びオンラインである場合はそれらのユーザの現在位置に関するリストをディスプレイが示している可搬移動通信デバイスの図である。
【図4】図3に示されるようなリストから選択された関心のあるユーザに関連付けられた他の移動ユニットの位置を示すアイコンを持つ、より小さいスケールのサンプル地図をディスプレイが示している可搬移動通信デバイスの図である。
【図5】特定の位置に関する追加情報をディスプレイが示している可搬移動通信デバイスの図である。
【図6】関心のある位置に関連付けられたユーザにどのようにコンタクトするかに関するデータをディスプレイが示している可搬移動通信デバイスの図である。
【図7】関心のある位置に関連付けられたユーザにコンタクトするために選択された手段の状態をディスプレイが示している可搬移動通信デバイスの図である。
【図8】本発明に影響するエレメント間の相互作用を示すシステムブロック図である。
【図9】同様の装備を有する可搬移動通信デバイスを持つ選択されたユーザに関する位置情報を提供する方法を示すフローチャートである。
【図10】同様の装備を有する可搬移動通信デバイスを持つ選択されたユーザに関する位置情報を提供する代替の方法を示すフローチャートである。
【図11】同様の装備を有する可搬移動通信デバイスを持つ選択されたユーザに関する位置情報を提供する代替の方法を示す更に別のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0005】
図1は、関心のあるユーザに関連付けられた他の移動ユニットの位置を示すアイコン130を持つサンプル地図120をディスプレイ110が示している可搬移動通信デバイス100の図である。
【0006】
図2は、関心のあるユーザに関連付けられた他の移動ユニットの位置を示すアイコン130を持つ、より小さいスケールのサンプル地図120をディスプレイ110が示している可搬移動通信デバイス100の図である。図1及び図2は、同様の装備を有する可搬移動通信デバイスを持つ他のユーザに関係する位置情報をユーザがどのようにして見ることができるかを示す。図1と図2との間の違いは地図のスケールである。ユーザは、より多くの又は少ないエリアを望み通りにカバーするように地図のスケールを操作することができる。地図がより大きなエリアをカバーする場合、ディスプレイ上により多くのアイコンを持つ可能性がある。ユーザは特定のアイコンの位置を指し示すことができ、更なる詳細を見るために地図のそのエリアに「ズーム」インすることができる。このことは、図1と図2との間の違いにある程度示されている。
【0007】
アイコンによって表されるユーザのリストは、事前決定されており、操作可能である。ユーザは、内部のコンタクトデータベースに知人として格納されている人を識別することができる。一実施形態はインスタントメッセージングタイプのモデルを採用可能であり、このモデルでは、ユーザは、気が合い同様の装備を持つユーザの「友人」リストを確立する。各ユーザは、隠れていても(オフラインでも)よいし、応対可能でも(オンラインでも)よい。隠れている場合、ユーザの位置データは他のユーザから遮断される。応対可能な場合、ユーザの位置データはシステムの他のユーザにとって利用可能である。各ユーザは自分の状態を制御することができる。また、図に示されるアイコンは実際には説明のためのものである。個々のアイコン又はシンボルは、特定の他のユーザを表すように固有に生成可能である。ユーザはまた、自分の個人的友人リストに対して他のユーザを追加したり削除したりする決定権を持つ。
【0008】
図3は、コンタクトデータベースに格納されている他のユーザ、それらのユーザのオンライン状態、及びオンラインである場合はそれらのユーザの現在位置に関するリスト140をディスプレイ110が示している可搬移動通信デバイス100の図である。この例において、ディスプレイ110は、5人の友人(Mary, Ted, Sara, Bill, そしてJohn)、彼らの現在の応対可能性(オンライン又はオフライン)、及び(オンラインの場合は)彼らの現在位置に関するリスト140を示している。ユーザはリスト140の中でスクロールして、リストエントリのうちの友人に対応する1つをハイライトさせて選択することができる。この例では、ユーザは「Bill」をハイライトしている。ユーザは「Bill」を選択して、Billの現在位置に関する追加情報を取得することができる。
【0009】
図3のリストからBillが選択された場合、地図120(図4)が、地図上のBillの特定の位置を示すアイコン130を伴ってポップアップする。このことは、そこへ関連するコンテクストを投入可能なBillの位置に関するグラフィカルな表示をユーザに提供する。
【0010】
ユーザが利用可能な他のオプションが図5に示される。図5は、Billの特定の位置に関する追加情報150のディスプレイ110上での図である。これは、Billの可搬移動通信デバイスの座標位置に関連付けられた住所データを使用して取得可能である。座標位置を住所に結び付けるデータベースは、ネットワーク基盤内に保持可能であり、位置表示アプリケーションからの要求があるとユーザに対して利用可能にされる。特定の位置に関する追加情報には、その位置の一般名称、その位置の固有名称、その位置のストリートアドレス、及びその位置の電話番号が含まれ得るが、これらに限定される訳ではない。図5に示される例は、Billが現在、1755 High House Drive in Cary, NC 27519に位置するHarris Teeterと呼ばれる食料雑貨店にいるということを示す。その店の電話番号は919-555-1234である。これは、Billの現在の位置に対して彼にコンタクトすることをユーザが望む場合は特に、そのユーザにとって有用な情報となり得る。
【0011】
ユーザが位置情報に基づいてBillにコンタクトすることを望むものとする。図6は、Billにどのようにコンタクトするかに関するデータ160をディスプレイ110が示している可搬移動通信デバイス100の図である。ユーザは、いくつかのコンタクトモードの中でスクロールすることができる。コンタクトモードには、音声通話の開始、SMSテキストメッセージの送信、Eメールの送信、テキストベースのインスタントメッセージング(IM)セッションの開始、又はプッシュ・ツー・トーク音声接続の確立が含まれるが、これらに限定される訳ではない。この例においては、図6においてハイライトされている部分によって示されるように、音声通話を開始することによりBillにコンタクトすることをユーザは選択した。「選択」に対応するキーを押下すると、可搬移動通信デバイス100はBillとの通話を開始することになる。これが図7に示される。図7において、ディスプレイ110は、可搬移動通信デバイス100が内部のコンタクトデータベースから取得されたデータ170を使用してBillの可搬移動通信デバイスにダイアルしていることを示す。
【0012】
図8は、本発明に影響するエレメント間の相互作用を示すシステムブロック図である。可搬移動通信デバイス100は、ディスプレイ110と、プロセッサ210と、RFモジュール220と、ユーザインタフェース230と、GPSモジュール240と、地図データベース250と、位置表示アプリケーション260と、メッセージング及び通話アプリケーション270と、コンタクトデータベース280とを含む。
【0013】
プロセッサ210は、関係する情報が取得され、処理され、関連するコンポーネントやアプリケーションやモジュールへと転送され得るように、多様な他のコンポーネントと動作可能なように接続することを担う。
【0014】
RFモジュールは、移動電話基地局810を介した移動電話ネットワーク基盤820との無線通信リンクを提供する。RFモジュールは、移動電話ネットワーク基盤820に対して、音声通信及びデータ通信を送受信することを担う。移動電話ネットワーク基盤820は、多様な他の通信ネットワーク(不図示)に対して、又はこれらと、順々に結合可能であり、可搬移動通信デバイス100と他の通信デバイスとの間のポイント・ツー・ポイント通信を可能にする。他の通信デバイスには、他の可搬移動通信デバイス100が含まれるが、これに限定される訳ではない。他の通信ネットワークには、公衆交換電話網(PSTN)、インターネット、衛星航法システム、衛星テレビ/ラジオシステム、ケーブルテレビ/ラジオシステム、又は放送テレビ/ラジオシステムが含まれるが、これらに限定される訳ではない。これらの他のシステムは、例えばWiFiネットワークのような更に小さい局所的な通信システムと順々に通信可能であり、個々のデバイス間のエンド・ツー・エンド通信を提供する。
【0015】
ユーザインタフェース230は、例えばキーパッド、ディスプレイ110、可搬移動通信デバイス100のハウジング近くの他の組み込みボタン、ジョイスティック又はジョグダイアルのようなナビゲーショナルコンポーネント、音声認識入力、スタイラスと共に用いるタッチスクリーンなどの、コンポーネントを含み得る。ユーザインタフェース230は、ユーザがデータを入力し、ソフトウェアアプリケーション及びメニュー構造をナビゲートし、オプションを選択し、出力を指示し、画像又はデータを表示することなどを支援するために存在する。
【0016】
GPSモジュール240は、地球の周りを回っているGPSシステム840と通信する。GPSモジュール240の主要な機能は、可搬移動通信デバイス100の位置を高い正確性で特定する位置座標を決定することである。座標位置データは次いでプロセッサ210へ供給され、プロセッサ210においてそれは、必要に応じて又は要求に応じて、他のコンポーネント、アプリケーション、及びモジュールへと広められる。GPSモジュールの厳密な動作は本発明の範囲を超えている。本発明は、可搬移動通信デバイス100のかなり正確な位置データが取得可能であり他のコンポーネントによって使用可能であるという事実にのみ関心がある。それゆえ、GPSシステムは必ずしも、本発明によって採用される唯一の位置決定システムであるという訳ではない。本発明は、本発明の精神及び範囲に影響を及ぼすことなしに、他の位置決定システムを用いて動作可能になし得るものである。
【0017】
地図データベース250は、地理的エリアをカバーする市街地図のリポジトリである。地図データベースは、可搬移動通信デバイス100にローカルに格納されていてもよいし、移動電話ネットワーク基盤820内の可搬移動通信デバイス100から容易にアクセス可能な領域に格納されていてもよい。1以上の可搬移動通信デバイス100の所在地に基づいて、地図の部分が呼び出されてディスプレイ110に表示される。そしてユーザは、東西南北にナビゲートすることもできるし、望み通りにズームイン及びズームアウトすることもできる。
【0018】
位置表示アプリケーション260は、本発明において説明される機能をお膳立てするソフトウェアである。これは、現在オンラインの選択された他のユーザ(友人)に対応する位置データをユーザが表示することを支援することを担う。位置表示アプリケーション260はまた、地図と、友人の位置に関するデータとの間でユーザが切り替えることを可能にし、加えて、友人の現在位置に基づいて関心のある友人にコンタクトするためにメッセージングアプリケーション及び通話アプリケーションのうちの少なくとも一方を起動することを可能にする。位置表示アプリケーション260は、移動電話ネットワーク基盤820の一部であるプレゼンスサーバ830から他のユーザ(友人)の位置データを取得する。
【0019】
メッセージングアプリケーション及び通話アプリケーションは、Eメール、SMS、IMSのようなデータをユーザが送受信することを可能にすると単なるソフトウェアであると共に、音声通話を発着信するためのソフトウェアである。これらのアプリケーションは、電話番号、Eメールアドレス、IMコンタクトデータ、SMSコンタクトデータなどを含む他のユーザの関係するコンタクト情報を含むコンタクトデータベース280と一体的に結び付けられている。位置表示アプリケーション260は、地図上のアイコンによって特定された友人と多数の通信モードのうちの1つを使用してコンタクト可能なように、メッセージング及び通話アプリケーション270、及びコンタクトデータベース280と通信可能である。
【0020】
移動電話ネットワーク基盤820の一部であるプレゼンスサーバ830は、加入者である全ての可搬移動通信デバイス100に関する位置情報を維持管理することを担う。そしてこのデータは、他の許可されたユーザが利用可能なようにされ、或るユーザは、自分の可搬移動通信デバイス100に表示される地図上に他のユーザの位置をプロットすることが可能になる。ユーザは、自分の位置データを他のユーザに対して可視状態にするか否かを制御可能である。
【0021】
図9は、同様の装備を有する可搬移動通信デバイスを持つ選択されたユーザに関する位置情報を提供する方法を示すフローチャートである。本実施形態において、ユーザはエリアを選択し、オンラインの友人が選択されたエリア内で各人の位置にマッピングされる。ステップ905で、ユーザはユーザインタフェースを介して、可搬移動通信デバイスに、関心のあるエリアの地図を可搬移動通信デバイスのディスプレイ上に表示させる。これが行われている間に、位置表示アプリケーションは、ステップ910で、同様の装備を有する可搬移動通信デバイスを持つ1以上の他のユーザ(友人)のプレゼンス(オンライン)状態を判断している。
【0022】
次にステップ915で、位置表示アプリケーションは、地図によって規定されるエリア内にいずれかのオンラインの友人が位置するか否かを判断する。このデータは、可搬移動通信デバイスと移動電話ネットワーク基盤内のプレゼンスサーバとの間のデータ交換からの要求を介して取得される。プレゼンスサーバは、加入ユニットの位置データを取得し、格納し、更新する。位置決定手段(即ち、GPS)を含んだ各加入ユニットは、RFモジュールを介して、移動電話ネットワーク基盤内のプレゼンスサーバに対してこの情報を定期的に送り返す。この位置データは次に、許可が検証されると個々のユーザに対して利用可能なようにされる。許可は、個々のユーザが(例えば電話番号により)他のユーザを自分の位置データを見るパーミッションを持つものとして特定することを含む、多数の形式を取り得る。個々のユーザはまた、全員に対して位置データへのアクセスを許可又は拒否するユニバーサルフラグをセットすることもできる。或いは、ユーザは他のユーザに対して位置データへのアクセスを選択的に許可してもよい。
【0023】
ステップ920で、位置表示アプリケーションは、オンラインの友人に固有に関連付けられたアイコンを地図上に配置し、ユーザが地図によって規定されるエリア内のあらゆるオンラインの友人の現在位置を視覚的に判別可能なようにする。
【0024】
ステップ925で、ユーザは表示されたマップの周辺をナビゲートし、他のユーザ(友人)に関連付けられている表示されたアイコンの1つをハイライトして選択することができる。選択されると、ユーザに対してオプションを提示することができる。ステップ930においては、1つのオプションは、選択された友人の位置に関してより多くの情報を取得することである。このオプションが選択されると、可搬移動通信デバイスのディスプレイ上の地図は、ステップ935に示すように、位置に関するテキスト又はグラフィックの(又はその両方の)説明に置き換わる。ステップ945においては、別のオプションは、位置に関連付けられたユーザにコンタクトすることをユーザが望むか否かを判断することである。このオプションが選択されると、可搬移動通信デバイスのディスプレイは、ステップ950に示すように、コンタクトオプションのメニューを示すことになる。これらのオプションには、SMS、Eメール、IM、音声通話などが含まれるが、これらに限定される訳ではない。ステップ955で、ユーザはコンタクトオプションのうちの1つを選択可能であり、コンタクトオプションは、ステップ960で、コンタクトを確立するための適切なアプリケーションを可搬移動通信デバイスに起動させる。
【0025】
友人の位置を知ることにより、ユーザは、コンタクトするための最良の方法に関して、詳しい情報に基づく判断を行うことができる。例えば、位置が教会である場合、ユーザは、コンタクトを遅らせるか、又はテキストメッセージングのような無音の手段を使用することを望むかもしれない。位置が食料雑貨店である場合、ユーザは、友人がそこにいる間にその友人に電話して何か食料雑貨類を買うように依頼することを望むかもしれない。
【0026】
図10は、同様の装備を有する可搬移動通信デバイスを持つ選択されたユーザに関する位置情報を提供する代替の方法を示すフローチャートである。この実施形態において、ユーザは、オンラインの友人を選択してその友人の地図を要求する。前述した実施形態では、ユーザは或るエリアにフォーカスしていたが、この実施形態では、ユーザは友人にフォーカスする。ステップ1005で、ユーザは、可搬移動通信デバイスに、友人のプレゼンス(オンライン)状態及び友人の位置状態に関する説明を含むユーザのリストを表示させる。ステップ1010で、ユーザは、リストをナビゲートして友人の1人を選択し、ステップ1015で、選択された友人の位置アイコンを地図上に含んだ地図を表示させる。ステップ1020で、ユーザは、友人の位置アイコンを選択することができる。
【0027】
選択されると、上の図9に関して説明したオプションをユーザに対して提示することができる。ステップ1025においては、オプションは、選択された友人の位置に関してより多くの情報を取得することである。このオプションが選択されると、可搬移動通信デバイスのディスプレイ上の地図は、ステップ1030に示すように、位置に関するテキスト又はグラフィックの(又はその両方の)説明に置き換わる。ステップ1040においては、別のオプションは、位置に関連付けられたユーザにコンタクトすることをユーザが望むか否かを判断することである。このオプションが選択されると、可搬移動通信デバイスのディスプレイは、ステップ1045に示すように、コンタクトオプションのメニューを示すことになる。これらのオプションには、SMS、Eメール、IM、音声通話などが含まれるが、これらに限定される訳ではない。ステップ1050で、ユーザはコンタクトオプションのうちの1つを選択可能であり、コンタクトオプションは、ステップ1055で、コンタクトを確立するための適切なアプリケーションを可搬移動通信デバイスに起動させる。
【0028】
図11は、同様の装備を有する可搬移動通信デバイスを持つ選択されたユーザに関する位置情報を提供する代替の方法を示す更に別のフローチャートである。この実施形態では、ユーザは、関心のある位置の地図を持ち出し、次に、関心のある位置への近さに従ってオンラインの友人をランク付けする。ステップ1105で、ユーザはユーザインタフェースを介して、可搬移動通信デバイスに、関心のあるエリアの地図を可搬移動通信デバイスのディスプレイ上に表示させる。これが行われている間に、位置表示アプリケーションは、ステップ1110で、同様の装備を有する可搬移動通信デバイスを持つ1以上の他のユーザ(友人)のプレゼンス(オンライン)状態を判断している。
【0029】
次にステップ1115で、位置表示アプリケーションは、地図によって規定されるエリア内にいずれかのオンラインの友人が位置するか否かを判断する。このデータは、可搬移動通信デバイスと移動電話ネットワーク基盤内のプレゼンスサーバとの間のデータ交換からの要求を介して取得される。プレゼンスサーバは、加入ユニットの位置データを取得し、格納し、更新する。位置決定手段(即ち、GPS)を含んだ各加入ユニットは、RFモジュールを介して、移動電話ネットワーク基盤内のプレゼンスサーバに対してこの情報を定期的に送り返す。この位置データは次に、許可が検証されると個々のユーザに対して利用可能なようにされる。このステップは、オンラインの友人が或る位置に留まっているのか、それとも或る速度で或る方向へ移動しているのかを判断するために、頻繁に繰り返され得る。
【0030】
ステップ1120で、位置表示アプリケーションは、オンラインの友人に固有に関連付けられたアイコンを地図上に配置し、ユーザが地図によって規定されるエリア内のあらゆるオンラインの友人の現在位置に加えて友人の進行方向及び速度を視覚的に判別可能なようにする。ステップ1125で、位置表示アプリケーションは、関心のある位置に関する各オンラインの友人の位置の現在の近接性を判断する。ステップ1130で、位置表示アプリケーションは、各オンラインの友人が現時点で移動しているのか固定位置にいるのかを判断する。この情報は地図上にプロット可能であり、方向付矢印などを使用して友人のアイコンに関連付けることができる。ステップ1135で、現在の近接性情報が、関心のある位置に対する友人の近接性に従ってランク付けされたオンラインの友人のリストを構築するために使用される。これは、関心のある位置に最も近いコンタクト対象の友人をユーザが選択することを可能にする。或いは、ユーザは、関心のある位置の方向へ向かっているコンタクト対象の友人を選択することができる。
【0031】
ステップ1140で、ユーザは表示されたマップ又はランク付けされた優先順リストの周辺をナビゲートし、他のユーザ(友人)に関連付けられている表示されたアイコンの1つをハイライトして選択することができる。ステップ1145で、ユーザは、位置に関連付けられたユーザにコンタクトすることを望むか否かをプロンプトされる(入力を促される)。このオプションが選択されると、可搬移動通信デバイスのディスプレイは、ステップ1150に示すように、コンタクトオプションのメニューを示すことになる。ステップ1155で、ユーザはコンタクトオプションのうちの1つを選択可能であり、コンタクトオプションは、ステップ1160で、コンタクトを確立するための適切なアプリケーションを可搬移動通信デバイスに起動させる。
【0032】
当業者によって理解されるように、本発明は、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品によって具現化可能である。従って、本発明は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)、又は、本明細書において全体が一般的に「回路」、「モジュール」、又は「システム」と呼ばれ得るソフトウェアの側面とハードウェアの側面とを組み合わせた実施形態という、形式を取り得る。更に、本発明は、媒体に収録されたコンピュータが使用可能なプログラムコードを持つコンピュータが使用可能な記録媒体上のコンピュータプログラム製品の形式を取り得る。
【0033】
あらゆる適切なコンピュータが読み取り可能な媒体を利用可能である。コンピュータが使用可能な、又はコンピュータが読み取り可能な媒体は、例えば、電気的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線、又は半導体の、システム、装置、デバイス、又は伝播媒体であり得るが、これらに限定される訳ではない。コンピュータが読み取り可能な媒体に関するより具体的な例(非排他的なリスト)には、次のものが含まれよう。即ち、1以上の配線を持つ電気接続、可搬コンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能なプログラマブル・リードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、可搬コンパクトディスク・リードオンリメモリ(CD−ROM)、光学式記憶デバイス、インターネットやイントラネットをサポートするような伝送媒体、又は磁気式記憶デバイスである。なお、コンピュータが使用可能な又はコンピュータが読み取り可能な媒体は、プログラムが印刷された紙又は他の適切な媒体でさえあってもよい。なぜなら、プログラムは、例えば紙又は他の媒体の光学的走査によって電気的にキャプチャされ、次いでコンパイルされ、解釈され、又は必要であれば適切なやり方で処理され、そして次にコンピュータのメモリに格納され得るからである。本明細書の文脈において、コンピュータが使用可能な又はコンピュータが読み取り可能な媒体は、命令実行システム、装置、又はデバイスによって或いはこれと共に使用するためのプログラムを、包含し、格納し、通信し、伝播し、又は伝送することが可能な、あらゆる媒体であってよい。
【0034】
本発明の動作を実行するコンピュータプログラムコードは、Java(登録商標)、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語で記述可能である。しかしながら、本発明の動作を実行するコンピュータプログラムコードは、「C」プログラミング言語又はこれに類似するプログラミング言語のような、従来の手続き型プログラミング言語で記述されてもよい。プログラムコードは、ユーザのコンピュータ上で完全に実行されてもよいし、スタンドアロンのソフトウェアパッケージとしてユーザのコンピュータ上で部分的に実行されてもよいし、ユーザのコンピュータ上で部分的に実行されリモートコンピュータ上で部分的に実行されてもよいし、リモートコンピュータ又はサーバ上で完全に実行されてもよい。後者のシナリオでは、リモートコンピュータはローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)を介してユーザのコンピュータに接続されていてもよいし、(例えば、インターネットサービスプロバイダを使用したインターネットを介して)外部のコンピュータに対する接続が行われてもよい。
【0035】
本発明は、本発明の実施形態に従う方法、装置(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャートの図示及びブロック図のうちの少なくとも一方を参照して以下に説明される。フローチャートの図示及びブロック図のうちの少なくとも一方の各ブロック、及び、フローチャートの図示及びブロック図のうちの少なくとも一方における複数ブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令によって実装可能であることが、理解されよう。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は機械を生み出す他のプログラム可能データ処理装置の、プロセッサに対して提供され得るものであり、コンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサを介して実行される命令は、フローチャート及びブロック図のうちの少なくとも一方の単数又は複数のブロックにおいて指定される機能/動作を実装する手段を生成する。
【0036】
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置に対して特定のやり方で機能するように指示可能なコンピュータ読み取り可能なメモリ内に格納されてもよく、コンピュータ読み取り可能なメモリ内に格納された命令は、フローチャート及びブロック図のうちの少なくとも一方の単数又は複数のブロックにおいて指定される機能/動作を実装する命令手段を含む製品を生産する。
【0037】
コンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置にロードされてもよく、一連の動作ステップを、コンピュータに実装されるプロセスを生み出すコンピュータ又は他のプログラム可能装置において実行させ、コンピュータ又は他のプログラム可能装置において実行される命令は、フローチャート及びブロック図のうちの少なくとも一方の単数又は複数のブロックにおいて指定される機能/動作を実装するステップを提供する。
【0038】
本発明に関連するあらゆるプロンプトは、可搬移動通信デバイスなどのディスプレイ上に提示されるグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を介して、提示されて応答され得る。
【0039】
図面中のフローチャート及びブロック図は、本発明の多様な実施形態に従うシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品に関する可能な実装のアーキテクチャ、機能、及び動作を図解する。この点で、フローチャート又はブロック図における各ブロックは、詳述された(単数又は複数の)論理機能を実装する1以上の実行可能命令を含むモジュール、セグメント、又はコード部分を表すことができる。なお、いくつかの代替の実装においては、ブロックに記述される機能は図面中に記述される順序とは違って発生してもよいということに注意されたい。例えば、連続して示される2つのブロックは、関係する機能にもよるが、実際には、実質的に同時に実行されてもよく、或いは、複数ブロックは時には逆順で実行されてもよい。また、ブロック図及びフローチャートの図示のうちの少なくとも一方の各ブロック、及びブロック図及びフローチャートの図示のうちの少なくとも一方における複数ブロックの組み合わせは、指定された機能又は動作を実行する専用のハードウェアベースのシステムによっても、又は、専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせによっても実装可能であるということにも注意されたい。
【0040】
本明細書において使用される用語は、特定の実施形態を説明するのみを目的とするものであり、本発明を限定することを意図してはいない。本明細書で使用されるように、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈が明確にそうではないと示していない限り、複数形も含むことが意図されている。用語「含む(comprises)」及び「含んでいる(comprising)」のうちの少なくとも一方は、本明細書において使用される場合、言及された特徴、整数、ステップ、動作、エレメント、及びコンポーネントのうちの少なくともいずれかの存在を指し示すが、1以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、エレメント、コンポーネント、及びこれらの集合のうちのすくなくともいずれかの存在又は追加を排除するものではない。
【0041】
本明細書において特定の実施形態が図解され説明されてきたが、当業者であれば、同一の目的を達成するために見積もられるあらゆる構成が、その特定の実施形態に置き換わることが可能であり、本発明が、他の環境においては他の応用を持つということを、理解する。本願は、本発明のあらゆる適応又は変形をカバーすることを意図している。以下の請求の範囲は、本発明の範囲を本明細書で説明した特定の実施形態に限定することを、全く意図していない。
【技術分野】
【0001】
本発明は、可搬移動通信デバイスの位置情報を提供するデバイス及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
移動電話のような可搬移動通信デバイスは、更に高度化してきており、多くの新しい特徴及び機能を含むようになってきている。多くの可搬移動通信デバイスは、例えばGPSモジュールなどのような、位置決定装置を備える。全地球測位システム(GPS)モジュールは、衛星航法システムを使用して可搬移動通信デバイスに正確な位置を提供するように設計されている。可搬移動通信デバイス内のGPSモジュールによって決定された正確な位置データは、移動ネットワーク基盤へとアップロード可能である。アップロードされると、それは様々なアプリケーションによって利用可能である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
他の可搬移動通信デバイスの位置データを地図表示上のアイコンとして提供可能な、可搬移動通信デバイス、方法、及びコンピュータプログラム製品を開示する。関心のあるエリアが、可搬移動通信デバイスのディスプレイ上に地図として示される。アプリケーションは、同様の装備を有する可搬移動通信デバイスを持つ1以上の他のユーザのオンラインのプレゼンス状態を判断する。現在オンラインの他の可搬移動通信デバイスの地理的位置データが移動電話ネットワーク基盤から取得され、実際の地理的位置を正確に表すように地図上にアイコンとして挿入される。ユーザは、地図上のアイコンを選択して、アイコンによって表される地理的位置に関係する追加データを表示するように表示を切り替えることができる。或いは、ユーザは、アイコンに関連付けられたユーザにコンタクトするための、選択された場合に自動的に起動可能なオプションを提示するように、表示を切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0004】
【図1】関心のあるユーザに関連付けられた他の移動ユニットの位置を示すアイコンを持つサンプル地図をディスプレイが示している可搬移動通信デバイスの図である。
【図2】関心のあるユーザに関連付けられた他の移動ユニットの位置を示すアイコンを持つ、より小さいスケールのサンプル地図をディスプレイが示している可搬移動通信デバイスの図である。
【図3】コンタクトデータベースに格納されている他のユーザ、それらのユーザのオンライン状態、及びオンラインである場合はそれらのユーザの現在位置に関するリストをディスプレイが示している可搬移動通信デバイスの図である。
【図4】図3に示されるようなリストから選択された関心のあるユーザに関連付けられた他の移動ユニットの位置を示すアイコンを持つ、より小さいスケールのサンプル地図をディスプレイが示している可搬移動通信デバイスの図である。
【図5】特定の位置に関する追加情報をディスプレイが示している可搬移動通信デバイスの図である。
【図6】関心のある位置に関連付けられたユーザにどのようにコンタクトするかに関するデータをディスプレイが示している可搬移動通信デバイスの図である。
【図7】関心のある位置に関連付けられたユーザにコンタクトするために選択された手段の状態をディスプレイが示している可搬移動通信デバイスの図である。
【図8】本発明に影響するエレメント間の相互作用を示すシステムブロック図である。
【図9】同様の装備を有する可搬移動通信デバイスを持つ選択されたユーザに関する位置情報を提供する方法を示すフローチャートである。
【図10】同様の装備を有する可搬移動通信デバイスを持つ選択されたユーザに関する位置情報を提供する代替の方法を示すフローチャートである。
【図11】同様の装備を有する可搬移動通信デバイスを持つ選択されたユーザに関する位置情報を提供する代替の方法を示す更に別のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0005】
図1は、関心のあるユーザに関連付けられた他の移動ユニットの位置を示すアイコン130を持つサンプル地図120をディスプレイ110が示している可搬移動通信デバイス100の図である。
【0006】
図2は、関心のあるユーザに関連付けられた他の移動ユニットの位置を示すアイコン130を持つ、より小さいスケールのサンプル地図120をディスプレイ110が示している可搬移動通信デバイス100の図である。図1及び図2は、同様の装備を有する可搬移動通信デバイスを持つ他のユーザに関係する位置情報をユーザがどのようにして見ることができるかを示す。図1と図2との間の違いは地図のスケールである。ユーザは、より多くの又は少ないエリアを望み通りにカバーするように地図のスケールを操作することができる。地図がより大きなエリアをカバーする場合、ディスプレイ上により多くのアイコンを持つ可能性がある。ユーザは特定のアイコンの位置を指し示すことができ、更なる詳細を見るために地図のそのエリアに「ズーム」インすることができる。このことは、図1と図2との間の違いにある程度示されている。
【0007】
アイコンによって表されるユーザのリストは、事前決定されており、操作可能である。ユーザは、内部のコンタクトデータベースに知人として格納されている人を識別することができる。一実施形態はインスタントメッセージングタイプのモデルを採用可能であり、このモデルでは、ユーザは、気が合い同様の装備を持つユーザの「友人」リストを確立する。各ユーザは、隠れていても(オフラインでも)よいし、応対可能でも(オンラインでも)よい。隠れている場合、ユーザの位置データは他のユーザから遮断される。応対可能な場合、ユーザの位置データはシステムの他のユーザにとって利用可能である。各ユーザは自分の状態を制御することができる。また、図に示されるアイコンは実際には説明のためのものである。個々のアイコン又はシンボルは、特定の他のユーザを表すように固有に生成可能である。ユーザはまた、自分の個人的友人リストに対して他のユーザを追加したり削除したりする決定権を持つ。
【0008】
図3は、コンタクトデータベースに格納されている他のユーザ、それらのユーザのオンライン状態、及びオンラインである場合はそれらのユーザの現在位置に関するリスト140をディスプレイ110が示している可搬移動通信デバイス100の図である。この例において、ディスプレイ110は、5人の友人(Mary, Ted, Sara, Bill, そしてJohn)、彼らの現在の応対可能性(オンライン又はオフライン)、及び(オンラインの場合は)彼らの現在位置に関するリスト140を示している。ユーザはリスト140の中でスクロールして、リストエントリのうちの友人に対応する1つをハイライトさせて選択することができる。この例では、ユーザは「Bill」をハイライトしている。ユーザは「Bill」を選択して、Billの現在位置に関する追加情報を取得することができる。
【0009】
図3のリストからBillが選択された場合、地図120(図4)が、地図上のBillの特定の位置を示すアイコン130を伴ってポップアップする。このことは、そこへ関連するコンテクストを投入可能なBillの位置に関するグラフィカルな表示をユーザに提供する。
【0010】
ユーザが利用可能な他のオプションが図5に示される。図5は、Billの特定の位置に関する追加情報150のディスプレイ110上での図である。これは、Billの可搬移動通信デバイスの座標位置に関連付けられた住所データを使用して取得可能である。座標位置を住所に結び付けるデータベースは、ネットワーク基盤内に保持可能であり、位置表示アプリケーションからの要求があるとユーザに対して利用可能にされる。特定の位置に関する追加情報には、その位置の一般名称、その位置の固有名称、その位置のストリートアドレス、及びその位置の電話番号が含まれ得るが、これらに限定される訳ではない。図5に示される例は、Billが現在、1755 High House Drive in Cary, NC 27519に位置するHarris Teeterと呼ばれる食料雑貨店にいるということを示す。その店の電話番号は919-555-1234である。これは、Billの現在の位置に対して彼にコンタクトすることをユーザが望む場合は特に、そのユーザにとって有用な情報となり得る。
【0011】
ユーザが位置情報に基づいてBillにコンタクトすることを望むものとする。図6は、Billにどのようにコンタクトするかに関するデータ160をディスプレイ110が示している可搬移動通信デバイス100の図である。ユーザは、いくつかのコンタクトモードの中でスクロールすることができる。コンタクトモードには、音声通話の開始、SMSテキストメッセージの送信、Eメールの送信、テキストベースのインスタントメッセージング(IM)セッションの開始、又はプッシュ・ツー・トーク音声接続の確立が含まれるが、これらに限定される訳ではない。この例においては、図6においてハイライトされている部分によって示されるように、音声通話を開始することによりBillにコンタクトすることをユーザは選択した。「選択」に対応するキーを押下すると、可搬移動通信デバイス100はBillとの通話を開始することになる。これが図7に示される。図7において、ディスプレイ110は、可搬移動通信デバイス100が内部のコンタクトデータベースから取得されたデータ170を使用してBillの可搬移動通信デバイスにダイアルしていることを示す。
【0012】
図8は、本発明に影響するエレメント間の相互作用を示すシステムブロック図である。可搬移動通信デバイス100は、ディスプレイ110と、プロセッサ210と、RFモジュール220と、ユーザインタフェース230と、GPSモジュール240と、地図データベース250と、位置表示アプリケーション260と、メッセージング及び通話アプリケーション270と、コンタクトデータベース280とを含む。
【0013】
プロセッサ210は、関係する情報が取得され、処理され、関連するコンポーネントやアプリケーションやモジュールへと転送され得るように、多様な他のコンポーネントと動作可能なように接続することを担う。
【0014】
RFモジュールは、移動電話基地局810を介した移動電話ネットワーク基盤820との無線通信リンクを提供する。RFモジュールは、移動電話ネットワーク基盤820に対して、音声通信及びデータ通信を送受信することを担う。移動電話ネットワーク基盤820は、多様な他の通信ネットワーク(不図示)に対して、又はこれらと、順々に結合可能であり、可搬移動通信デバイス100と他の通信デバイスとの間のポイント・ツー・ポイント通信を可能にする。他の通信デバイスには、他の可搬移動通信デバイス100が含まれるが、これに限定される訳ではない。他の通信ネットワークには、公衆交換電話網(PSTN)、インターネット、衛星航法システム、衛星テレビ/ラジオシステム、ケーブルテレビ/ラジオシステム、又は放送テレビ/ラジオシステムが含まれるが、これらに限定される訳ではない。これらの他のシステムは、例えばWiFiネットワークのような更に小さい局所的な通信システムと順々に通信可能であり、個々のデバイス間のエンド・ツー・エンド通信を提供する。
【0015】
ユーザインタフェース230は、例えばキーパッド、ディスプレイ110、可搬移動通信デバイス100のハウジング近くの他の組み込みボタン、ジョイスティック又はジョグダイアルのようなナビゲーショナルコンポーネント、音声認識入力、スタイラスと共に用いるタッチスクリーンなどの、コンポーネントを含み得る。ユーザインタフェース230は、ユーザがデータを入力し、ソフトウェアアプリケーション及びメニュー構造をナビゲートし、オプションを選択し、出力を指示し、画像又はデータを表示することなどを支援するために存在する。
【0016】
GPSモジュール240は、地球の周りを回っているGPSシステム840と通信する。GPSモジュール240の主要な機能は、可搬移動通信デバイス100の位置を高い正確性で特定する位置座標を決定することである。座標位置データは次いでプロセッサ210へ供給され、プロセッサ210においてそれは、必要に応じて又は要求に応じて、他のコンポーネント、アプリケーション、及びモジュールへと広められる。GPSモジュールの厳密な動作は本発明の範囲を超えている。本発明は、可搬移動通信デバイス100のかなり正確な位置データが取得可能であり他のコンポーネントによって使用可能であるという事実にのみ関心がある。それゆえ、GPSシステムは必ずしも、本発明によって採用される唯一の位置決定システムであるという訳ではない。本発明は、本発明の精神及び範囲に影響を及ぼすことなしに、他の位置決定システムを用いて動作可能になし得るものである。
【0017】
地図データベース250は、地理的エリアをカバーする市街地図のリポジトリである。地図データベースは、可搬移動通信デバイス100にローカルに格納されていてもよいし、移動電話ネットワーク基盤820内の可搬移動通信デバイス100から容易にアクセス可能な領域に格納されていてもよい。1以上の可搬移動通信デバイス100の所在地に基づいて、地図の部分が呼び出されてディスプレイ110に表示される。そしてユーザは、東西南北にナビゲートすることもできるし、望み通りにズームイン及びズームアウトすることもできる。
【0018】
位置表示アプリケーション260は、本発明において説明される機能をお膳立てするソフトウェアである。これは、現在オンラインの選択された他のユーザ(友人)に対応する位置データをユーザが表示することを支援することを担う。位置表示アプリケーション260はまた、地図と、友人の位置に関するデータとの間でユーザが切り替えることを可能にし、加えて、友人の現在位置に基づいて関心のある友人にコンタクトするためにメッセージングアプリケーション及び通話アプリケーションのうちの少なくとも一方を起動することを可能にする。位置表示アプリケーション260は、移動電話ネットワーク基盤820の一部であるプレゼンスサーバ830から他のユーザ(友人)の位置データを取得する。
【0019】
メッセージングアプリケーション及び通話アプリケーションは、Eメール、SMS、IMSのようなデータをユーザが送受信することを可能にすると単なるソフトウェアであると共に、音声通話を発着信するためのソフトウェアである。これらのアプリケーションは、電話番号、Eメールアドレス、IMコンタクトデータ、SMSコンタクトデータなどを含む他のユーザの関係するコンタクト情報を含むコンタクトデータベース280と一体的に結び付けられている。位置表示アプリケーション260は、地図上のアイコンによって特定された友人と多数の通信モードのうちの1つを使用してコンタクト可能なように、メッセージング及び通話アプリケーション270、及びコンタクトデータベース280と通信可能である。
【0020】
移動電話ネットワーク基盤820の一部であるプレゼンスサーバ830は、加入者である全ての可搬移動通信デバイス100に関する位置情報を維持管理することを担う。そしてこのデータは、他の許可されたユーザが利用可能なようにされ、或るユーザは、自分の可搬移動通信デバイス100に表示される地図上に他のユーザの位置をプロットすることが可能になる。ユーザは、自分の位置データを他のユーザに対して可視状態にするか否かを制御可能である。
【0021】
図9は、同様の装備を有する可搬移動通信デバイスを持つ選択されたユーザに関する位置情報を提供する方法を示すフローチャートである。本実施形態において、ユーザはエリアを選択し、オンラインの友人が選択されたエリア内で各人の位置にマッピングされる。ステップ905で、ユーザはユーザインタフェースを介して、可搬移動通信デバイスに、関心のあるエリアの地図を可搬移動通信デバイスのディスプレイ上に表示させる。これが行われている間に、位置表示アプリケーションは、ステップ910で、同様の装備を有する可搬移動通信デバイスを持つ1以上の他のユーザ(友人)のプレゼンス(オンライン)状態を判断している。
【0022】
次にステップ915で、位置表示アプリケーションは、地図によって規定されるエリア内にいずれかのオンラインの友人が位置するか否かを判断する。このデータは、可搬移動通信デバイスと移動電話ネットワーク基盤内のプレゼンスサーバとの間のデータ交換からの要求を介して取得される。プレゼンスサーバは、加入ユニットの位置データを取得し、格納し、更新する。位置決定手段(即ち、GPS)を含んだ各加入ユニットは、RFモジュールを介して、移動電話ネットワーク基盤内のプレゼンスサーバに対してこの情報を定期的に送り返す。この位置データは次に、許可が検証されると個々のユーザに対して利用可能なようにされる。許可は、個々のユーザが(例えば電話番号により)他のユーザを自分の位置データを見るパーミッションを持つものとして特定することを含む、多数の形式を取り得る。個々のユーザはまた、全員に対して位置データへのアクセスを許可又は拒否するユニバーサルフラグをセットすることもできる。或いは、ユーザは他のユーザに対して位置データへのアクセスを選択的に許可してもよい。
【0023】
ステップ920で、位置表示アプリケーションは、オンラインの友人に固有に関連付けられたアイコンを地図上に配置し、ユーザが地図によって規定されるエリア内のあらゆるオンラインの友人の現在位置を視覚的に判別可能なようにする。
【0024】
ステップ925で、ユーザは表示されたマップの周辺をナビゲートし、他のユーザ(友人)に関連付けられている表示されたアイコンの1つをハイライトして選択することができる。選択されると、ユーザに対してオプションを提示することができる。ステップ930においては、1つのオプションは、選択された友人の位置に関してより多くの情報を取得することである。このオプションが選択されると、可搬移動通信デバイスのディスプレイ上の地図は、ステップ935に示すように、位置に関するテキスト又はグラフィックの(又はその両方の)説明に置き換わる。ステップ945においては、別のオプションは、位置に関連付けられたユーザにコンタクトすることをユーザが望むか否かを判断することである。このオプションが選択されると、可搬移動通信デバイスのディスプレイは、ステップ950に示すように、コンタクトオプションのメニューを示すことになる。これらのオプションには、SMS、Eメール、IM、音声通話などが含まれるが、これらに限定される訳ではない。ステップ955で、ユーザはコンタクトオプションのうちの1つを選択可能であり、コンタクトオプションは、ステップ960で、コンタクトを確立するための適切なアプリケーションを可搬移動通信デバイスに起動させる。
【0025】
友人の位置を知ることにより、ユーザは、コンタクトするための最良の方法に関して、詳しい情報に基づく判断を行うことができる。例えば、位置が教会である場合、ユーザは、コンタクトを遅らせるか、又はテキストメッセージングのような無音の手段を使用することを望むかもしれない。位置が食料雑貨店である場合、ユーザは、友人がそこにいる間にその友人に電話して何か食料雑貨類を買うように依頼することを望むかもしれない。
【0026】
図10は、同様の装備を有する可搬移動通信デバイスを持つ選択されたユーザに関する位置情報を提供する代替の方法を示すフローチャートである。この実施形態において、ユーザは、オンラインの友人を選択してその友人の地図を要求する。前述した実施形態では、ユーザは或るエリアにフォーカスしていたが、この実施形態では、ユーザは友人にフォーカスする。ステップ1005で、ユーザは、可搬移動通信デバイスに、友人のプレゼンス(オンライン)状態及び友人の位置状態に関する説明を含むユーザのリストを表示させる。ステップ1010で、ユーザは、リストをナビゲートして友人の1人を選択し、ステップ1015で、選択された友人の位置アイコンを地図上に含んだ地図を表示させる。ステップ1020で、ユーザは、友人の位置アイコンを選択することができる。
【0027】
選択されると、上の図9に関して説明したオプションをユーザに対して提示することができる。ステップ1025においては、オプションは、選択された友人の位置に関してより多くの情報を取得することである。このオプションが選択されると、可搬移動通信デバイスのディスプレイ上の地図は、ステップ1030に示すように、位置に関するテキスト又はグラフィックの(又はその両方の)説明に置き換わる。ステップ1040においては、別のオプションは、位置に関連付けられたユーザにコンタクトすることをユーザが望むか否かを判断することである。このオプションが選択されると、可搬移動通信デバイスのディスプレイは、ステップ1045に示すように、コンタクトオプションのメニューを示すことになる。これらのオプションには、SMS、Eメール、IM、音声通話などが含まれるが、これらに限定される訳ではない。ステップ1050で、ユーザはコンタクトオプションのうちの1つを選択可能であり、コンタクトオプションは、ステップ1055で、コンタクトを確立するための適切なアプリケーションを可搬移動通信デバイスに起動させる。
【0028】
図11は、同様の装備を有する可搬移動通信デバイスを持つ選択されたユーザに関する位置情報を提供する代替の方法を示す更に別のフローチャートである。この実施形態では、ユーザは、関心のある位置の地図を持ち出し、次に、関心のある位置への近さに従ってオンラインの友人をランク付けする。ステップ1105で、ユーザはユーザインタフェースを介して、可搬移動通信デバイスに、関心のあるエリアの地図を可搬移動通信デバイスのディスプレイ上に表示させる。これが行われている間に、位置表示アプリケーションは、ステップ1110で、同様の装備を有する可搬移動通信デバイスを持つ1以上の他のユーザ(友人)のプレゼンス(オンライン)状態を判断している。
【0029】
次にステップ1115で、位置表示アプリケーションは、地図によって規定されるエリア内にいずれかのオンラインの友人が位置するか否かを判断する。このデータは、可搬移動通信デバイスと移動電話ネットワーク基盤内のプレゼンスサーバとの間のデータ交換からの要求を介して取得される。プレゼンスサーバは、加入ユニットの位置データを取得し、格納し、更新する。位置決定手段(即ち、GPS)を含んだ各加入ユニットは、RFモジュールを介して、移動電話ネットワーク基盤内のプレゼンスサーバに対してこの情報を定期的に送り返す。この位置データは次に、許可が検証されると個々のユーザに対して利用可能なようにされる。このステップは、オンラインの友人が或る位置に留まっているのか、それとも或る速度で或る方向へ移動しているのかを判断するために、頻繁に繰り返され得る。
【0030】
ステップ1120で、位置表示アプリケーションは、オンラインの友人に固有に関連付けられたアイコンを地図上に配置し、ユーザが地図によって規定されるエリア内のあらゆるオンラインの友人の現在位置に加えて友人の進行方向及び速度を視覚的に判別可能なようにする。ステップ1125で、位置表示アプリケーションは、関心のある位置に関する各オンラインの友人の位置の現在の近接性を判断する。ステップ1130で、位置表示アプリケーションは、各オンラインの友人が現時点で移動しているのか固定位置にいるのかを判断する。この情報は地図上にプロット可能であり、方向付矢印などを使用して友人のアイコンに関連付けることができる。ステップ1135で、現在の近接性情報が、関心のある位置に対する友人の近接性に従ってランク付けされたオンラインの友人のリストを構築するために使用される。これは、関心のある位置に最も近いコンタクト対象の友人をユーザが選択することを可能にする。或いは、ユーザは、関心のある位置の方向へ向かっているコンタクト対象の友人を選択することができる。
【0031】
ステップ1140で、ユーザは表示されたマップ又はランク付けされた優先順リストの周辺をナビゲートし、他のユーザ(友人)に関連付けられている表示されたアイコンの1つをハイライトして選択することができる。ステップ1145で、ユーザは、位置に関連付けられたユーザにコンタクトすることを望むか否かをプロンプトされる(入力を促される)。このオプションが選択されると、可搬移動通信デバイスのディスプレイは、ステップ1150に示すように、コンタクトオプションのメニューを示すことになる。ステップ1155で、ユーザはコンタクトオプションのうちの1つを選択可能であり、コンタクトオプションは、ステップ1160で、コンタクトを確立するための適切なアプリケーションを可搬移動通信デバイスに起動させる。
【0032】
当業者によって理解されるように、本発明は、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品によって具現化可能である。従って、本発明は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)、又は、本明細書において全体が一般的に「回路」、「モジュール」、又は「システム」と呼ばれ得るソフトウェアの側面とハードウェアの側面とを組み合わせた実施形態という、形式を取り得る。更に、本発明は、媒体に収録されたコンピュータが使用可能なプログラムコードを持つコンピュータが使用可能な記録媒体上のコンピュータプログラム製品の形式を取り得る。
【0033】
あらゆる適切なコンピュータが読み取り可能な媒体を利用可能である。コンピュータが使用可能な、又はコンピュータが読み取り可能な媒体は、例えば、電気的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線、又は半導体の、システム、装置、デバイス、又は伝播媒体であり得るが、これらに限定される訳ではない。コンピュータが読み取り可能な媒体に関するより具体的な例(非排他的なリスト)には、次のものが含まれよう。即ち、1以上の配線を持つ電気接続、可搬コンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能なプログラマブル・リードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、可搬コンパクトディスク・リードオンリメモリ(CD−ROM)、光学式記憶デバイス、インターネットやイントラネットをサポートするような伝送媒体、又は磁気式記憶デバイスである。なお、コンピュータが使用可能な又はコンピュータが読み取り可能な媒体は、プログラムが印刷された紙又は他の適切な媒体でさえあってもよい。なぜなら、プログラムは、例えば紙又は他の媒体の光学的走査によって電気的にキャプチャされ、次いでコンパイルされ、解釈され、又は必要であれば適切なやり方で処理され、そして次にコンピュータのメモリに格納され得るからである。本明細書の文脈において、コンピュータが使用可能な又はコンピュータが読み取り可能な媒体は、命令実行システム、装置、又はデバイスによって或いはこれと共に使用するためのプログラムを、包含し、格納し、通信し、伝播し、又は伝送することが可能な、あらゆる媒体であってよい。
【0034】
本発明の動作を実行するコンピュータプログラムコードは、Java(登録商標)、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語で記述可能である。しかしながら、本発明の動作を実行するコンピュータプログラムコードは、「C」プログラミング言語又はこれに類似するプログラミング言語のような、従来の手続き型プログラミング言語で記述されてもよい。プログラムコードは、ユーザのコンピュータ上で完全に実行されてもよいし、スタンドアロンのソフトウェアパッケージとしてユーザのコンピュータ上で部分的に実行されてもよいし、ユーザのコンピュータ上で部分的に実行されリモートコンピュータ上で部分的に実行されてもよいし、リモートコンピュータ又はサーバ上で完全に実行されてもよい。後者のシナリオでは、リモートコンピュータはローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)を介してユーザのコンピュータに接続されていてもよいし、(例えば、インターネットサービスプロバイダを使用したインターネットを介して)外部のコンピュータに対する接続が行われてもよい。
【0035】
本発明は、本発明の実施形態に従う方法、装置(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャートの図示及びブロック図のうちの少なくとも一方を参照して以下に説明される。フローチャートの図示及びブロック図のうちの少なくとも一方の各ブロック、及び、フローチャートの図示及びブロック図のうちの少なくとも一方における複数ブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令によって実装可能であることが、理解されよう。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は機械を生み出す他のプログラム可能データ処理装置の、プロセッサに対して提供され得るものであり、コンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサを介して実行される命令は、フローチャート及びブロック図のうちの少なくとも一方の単数又は複数のブロックにおいて指定される機能/動作を実装する手段を生成する。
【0036】
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置に対して特定のやり方で機能するように指示可能なコンピュータ読み取り可能なメモリ内に格納されてもよく、コンピュータ読み取り可能なメモリ内に格納された命令は、フローチャート及びブロック図のうちの少なくとも一方の単数又は複数のブロックにおいて指定される機能/動作を実装する命令手段を含む製品を生産する。
【0037】
コンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置にロードされてもよく、一連の動作ステップを、コンピュータに実装されるプロセスを生み出すコンピュータ又は他のプログラム可能装置において実行させ、コンピュータ又は他のプログラム可能装置において実行される命令は、フローチャート及びブロック図のうちの少なくとも一方の単数又は複数のブロックにおいて指定される機能/動作を実装するステップを提供する。
【0038】
本発明に関連するあらゆるプロンプトは、可搬移動通信デバイスなどのディスプレイ上に提示されるグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を介して、提示されて応答され得る。
【0039】
図面中のフローチャート及びブロック図は、本発明の多様な実施形態に従うシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品に関する可能な実装のアーキテクチャ、機能、及び動作を図解する。この点で、フローチャート又はブロック図における各ブロックは、詳述された(単数又は複数の)論理機能を実装する1以上の実行可能命令を含むモジュール、セグメント、又はコード部分を表すことができる。なお、いくつかの代替の実装においては、ブロックに記述される機能は図面中に記述される順序とは違って発生してもよいということに注意されたい。例えば、連続して示される2つのブロックは、関係する機能にもよるが、実際には、実質的に同時に実行されてもよく、或いは、複数ブロックは時には逆順で実行されてもよい。また、ブロック図及びフローチャートの図示のうちの少なくとも一方の各ブロック、及びブロック図及びフローチャートの図示のうちの少なくとも一方における複数ブロックの組み合わせは、指定された機能又は動作を実行する専用のハードウェアベースのシステムによっても、又は、専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせによっても実装可能であるということにも注意されたい。
【0040】
本明細書において使用される用語は、特定の実施形態を説明するのみを目的とするものであり、本発明を限定することを意図してはいない。本明細書で使用されるように、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈が明確にそうではないと示していない限り、複数形も含むことが意図されている。用語「含む(comprises)」及び「含んでいる(comprising)」のうちの少なくとも一方は、本明細書において使用される場合、言及された特徴、整数、ステップ、動作、エレメント、及びコンポーネントのうちの少なくともいずれかの存在を指し示すが、1以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、エレメント、コンポーネント、及びこれらの集合のうちのすくなくともいずれかの存在又は追加を排除するものではない。
【0041】
本明細書において特定の実施形態が図解され説明されてきたが、当業者であれば、同一の目的を達成するために見積もられるあらゆる構成が、その特定の実施形態に置き換わることが可能であり、本発明が、他の環境においては他の応用を持つということを、理解する。本願は、本発明のあらゆる適応又は変形をカバーすることを意図している。以下の請求の範囲は、本発明の範囲を本明細書で説明した特定の実施形態に限定することを、全く意図していない。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
可搬移動通信デバイス(100)において他の可搬移動通信デバイスの位置データを地図表示上のアイコンとして提供する方法であって、
ディスプレイ上に地図を表示するステップ(905)と、
ユーザに関連付けられた1以上の他の可搬移動通信デバイスのオンラインのプレゼンス状態を判断するステップ(910)と、
現在オンラインの前記1以上の他の可搬移動通信デバイスの地理的な位置データを取得するステップ(915)と、
前記1以上の他の可搬移動通信デバイスそれぞれの実際の地理的位置を正確に表すように前記地図上に各アイコンが配置されるように、現在オンラインの前記1以上の他の可搬移動通信デバイスそれぞれについてのアイコンを前記表示された地図上に挿入するステップ(920)と、
を備えることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記地図上のアイコンを選択するステップ(925)と、
前記アイコンの選択に応えて、前記アイコンによって表される地理的位置に関係する追加データを示すように前記可搬移動通信デバイスの表示を変更するステップ(935)と、
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記地図上のアイコンを選択するステップ(925)と、
前記アイコンの選択に応えて、前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための1以上のオプションを提示するように前記可搬移動通信デバイスの表示を変更するステップ(950)と、
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするためのオプションを選択するステップ(955)と、
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための前記選択されたオプションを実行するアプリケーションを起動するステップ(960)と、
を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための前記オプションの1つは、SMSテキストメッセージであることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための前記オプションの1つは、Eメールメッセージであることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための前記オプションの1つは、音声通話であることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための前記オプションの1つは、インスタントメッセージ(IM)であることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項9】
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための前記オプションの1つは、プッシュ・ツー・トーク接続であることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項10】
オンラインのプレゼンス状態を持つユーザに関連付けられた前記1以上の他の可搬移動通信デバイスのリストを示すように前記可搬移動通信デバイスの表示を変更するステップ(1005)
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
オンラインのプレゼンス状態を持つユーザに関連付けられた前記1以上の他の可搬移動通信デバイスの前記リストを、関心のある位置に対する前記ユーザの近接性に従ってランク付けするステップ(1135)
を更に備えることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
関心のある位置に対する前記ユーザの近接性に基づく、前記ユーザに関連付けられた前記1以上の他の可搬移動通信デバイスの前記リストのランク付けは、近いものから遠いものへと向かうことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
他の可搬移動通信デバイスの位置データを地図表示上のアイコンとして提供するコンピュータプログラム製品を格納したコンピュータが読み取り可能な媒体であって、
ディスプレイ上に地図を表示するコンピュータプログラムコード(905)と、
ユーザに関連付けられた1以上の他の可搬移動通信デバイスのオンラインのプレゼンス状態を判断するコンピュータプログラムコード(910)と、
現在オンラインの前記1以上の他の可搬移動通信デバイスの地理的な位置データを取得するコンピュータプログラムコード(915)と、
前記1以上の他の可搬移動通信デバイスそれぞれの実際の地理的位置を正確に表すように前記地図上に各アイコンが配置されるように、現在オンラインの前記1以上の他の可搬移動通信デバイスそれぞれについてのアイコンを前記表示された地図上に挿入するコンピュータプログラムコード(920)と、
を備えることを特徴とするコンピュータが読み取り可能な媒体。
【請求項14】
前記地図上のアイコンを選択するコンピュータプログラムコード(925)と、
前記アイコンの選択に応えて、前記アイコンによって表される地理的位置に関係する追加データを示すように前記可搬移動通信デバイスの表示を変更するコンピュータプログラムコード(935)と、
を更に備えることを特徴とする請求項13に記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
【請求項15】
前記地図上のアイコンを選択するコンピュータプログラムコード(925)と、
前記アイコンの選択に応えて、前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための1以上のオプションを提示するように前記可搬移動通信デバイスの表示を変更するコンピュータプログラムコード(950)と、
を更に備えることを特徴とする請求項13に記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
【請求項16】
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするためのオプションを選択するコンピュータプログラムコード(955)と、
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための前記選択されたオプションを実行するアプリケーションを起動するコンピュータプログラムコード(960)と、
を更に備えることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
【請求項17】
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための前記オプションの1つは、SMSテキストメッセージであることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
【請求項18】
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための前記オプションの1つは、Eメールメッセージであることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
【請求項19】
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための前記オプションの1つは、音声通話であることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
【請求項20】
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための前記オプションの1つは、インスタントメッセージ(IM)であることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
【請求項21】
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための前記オプションの1つは、プッシュ・ツー・トーク接続であることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
【請求項22】
オンラインのプレゼンス状態を持つユーザに関連付けられた前記1以上の他の可搬移動通信デバイスのリストを示すように前記可搬移動通信デバイスの表示を変更するコンピュータプログラムコード(1005)
を更に備えることを特徴とする請求項13に記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
【請求項23】
オンラインのプレゼンス状態を持つユーザに関連付けられた前記1以上の他の可搬移動通信デバイスのリストを、関心のある位置に対する前記ユーザの近接性に従ってランク付けするコンピュータプログラムコード(1135)
を更に備えることを特徴とする請求項22に記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
【請求項24】
関心のある位置に対する前記ユーザの近接性に基づく、前記ユーザに関連付けられた前記1以上の他の可搬移動通信デバイスのリストのランク付けのための前記コンピュータプログラムコードは、近いものから遠いものへと向かうことを特徴とする請求項23に記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
【請求項25】
他の可搬移動通信デバイスの位置データを地図表示上のアイコンとして提供する可搬移動通信デバイス(100)であって、
プロセッサ(210)と、
前記プロセッサが実行可能な位置表示アプリケーション(260)と、
移動電話ネットワーク基盤と通信するためのRFモジュール(220)と、
地図データを提示するためのディスプレイ(110)と、
前記位置表示アプリケーション(260)をナビゲートして操作するためのユーザインタフェース(230)と、
を備え、
前記位置表示アプリケーション(260)は、前記他の可搬移動通信デバイスが現在どこに位置するかに関するグラフィカルな表示を生み出すように、前記地図データと併せて、前記他の可搬移動通信デバイスの位置を前記ディスプレイ(110)上に固有に識別可能なアイコンとしてプロット可能なように、前記RFモジュール(220)を介して前記移動電話ネットワーク基盤(820)から前記他の可搬移動通信デバイスの位置を取得するように、前記ユーザインタフェース(230)を介して命令され得る
ことを特徴とする可搬移動通信デバイス(100)。
【請求項26】
前記可搬移動通信デバイス(100)にローカルに格納される地図データベース(250)
を更に備えることを特徴とする請求項25に記載の可搬移動通信デバイス(100)。
【請求項27】
前記可搬移動通信デバイス(100)にローカルに格納されるコンタクトデータベース(280)を更に備え、
前記コンタクトデータベース(280)は、前記他の可搬移動通信デバイスに関係するデータを含むことを特徴とする請求項25に記載の可搬移動通信デバイス(100)。
【請求項28】
前記地図表示からのアイコンの選択に応じて起動可能なメッセージングアプリケーション(270)
を更に備えることを特徴とする請求項25に記載の可搬移動通信デバイス(100)。
【請求項29】
前記地図表示からのアイコンの選択に応じて起動可能な通話アプリケーション(270)
を更に備えることを特徴とする請求項25に記載の可搬移動通信デバイス(100)。
【請求項1】
可搬移動通信デバイス(100)において他の可搬移動通信デバイスの位置データを地図表示上のアイコンとして提供する方法であって、
ディスプレイ上に地図を表示するステップ(905)と、
ユーザに関連付けられた1以上の他の可搬移動通信デバイスのオンラインのプレゼンス状態を判断するステップ(910)と、
現在オンラインの前記1以上の他の可搬移動通信デバイスの地理的な位置データを取得するステップ(915)と、
前記1以上の他の可搬移動通信デバイスそれぞれの実際の地理的位置を正確に表すように前記地図上に各アイコンが配置されるように、現在オンラインの前記1以上の他の可搬移動通信デバイスそれぞれについてのアイコンを前記表示された地図上に挿入するステップ(920)と、
を備えることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記地図上のアイコンを選択するステップ(925)と、
前記アイコンの選択に応えて、前記アイコンによって表される地理的位置に関係する追加データを示すように前記可搬移動通信デバイスの表示を変更するステップ(935)と、
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記地図上のアイコンを選択するステップ(925)と、
前記アイコンの選択に応えて、前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための1以上のオプションを提示するように前記可搬移動通信デバイスの表示を変更するステップ(950)と、
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするためのオプションを選択するステップ(955)と、
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための前記選択されたオプションを実行するアプリケーションを起動するステップ(960)と、
を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための前記オプションの1つは、SMSテキストメッセージであることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための前記オプションの1つは、Eメールメッセージであることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための前記オプションの1つは、音声通話であることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための前記オプションの1つは、インスタントメッセージ(IM)であることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項9】
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための前記オプションの1つは、プッシュ・ツー・トーク接続であることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項10】
オンラインのプレゼンス状態を持つユーザに関連付けられた前記1以上の他の可搬移動通信デバイスのリストを示すように前記可搬移動通信デバイスの表示を変更するステップ(1005)
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
オンラインのプレゼンス状態を持つユーザに関連付けられた前記1以上の他の可搬移動通信デバイスの前記リストを、関心のある位置に対する前記ユーザの近接性に従ってランク付けするステップ(1135)
を更に備えることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
関心のある位置に対する前記ユーザの近接性に基づく、前記ユーザに関連付けられた前記1以上の他の可搬移動通信デバイスの前記リストのランク付けは、近いものから遠いものへと向かうことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
他の可搬移動通信デバイスの位置データを地図表示上のアイコンとして提供するコンピュータプログラム製品を格納したコンピュータが読み取り可能な媒体であって、
ディスプレイ上に地図を表示するコンピュータプログラムコード(905)と、
ユーザに関連付けられた1以上の他の可搬移動通信デバイスのオンラインのプレゼンス状態を判断するコンピュータプログラムコード(910)と、
現在オンラインの前記1以上の他の可搬移動通信デバイスの地理的な位置データを取得するコンピュータプログラムコード(915)と、
前記1以上の他の可搬移動通信デバイスそれぞれの実際の地理的位置を正確に表すように前記地図上に各アイコンが配置されるように、現在オンラインの前記1以上の他の可搬移動通信デバイスそれぞれについてのアイコンを前記表示された地図上に挿入するコンピュータプログラムコード(920)と、
を備えることを特徴とするコンピュータが読み取り可能な媒体。
【請求項14】
前記地図上のアイコンを選択するコンピュータプログラムコード(925)と、
前記アイコンの選択に応えて、前記アイコンによって表される地理的位置に関係する追加データを示すように前記可搬移動通信デバイスの表示を変更するコンピュータプログラムコード(935)と、
を更に備えることを特徴とする請求項13に記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
【請求項15】
前記地図上のアイコンを選択するコンピュータプログラムコード(925)と、
前記アイコンの選択に応えて、前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための1以上のオプションを提示するように前記可搬移動通信デバイスの表示を変更するコンピュータプログラムコード(950)と、
を更に備えることを特徴とする請求項13に記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
【請求項16】
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするためのオプションを選択するコンピュータプログラムコード(955)と、
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための前記選択されたオプションを実行するアプリケーションを起動するコンピュータプログラムコード(960)と、
を更に備えることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
【請求項17】
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための前記オプションの1つは、SMSテキストメッセージであることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
【請求項18】
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための前記オプションの1つは、Eメールメッセージであることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
【請求項19】
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための前記オプションの1つは、音声通話であることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
【請求項20】
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための前記オプションの1つは、インスタントメッセージ(IM)であることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
【請求項21】
前記アイコンによって表される前記他の可搬移動通信デバイスにコンタクトするための前記オプションの1つは、プッシュ・ツー・トーク接続であることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
【請求項22】
オンラインのプレゼンス状態を持つユーザに関連付けられた前記1以上の他の可搬移動通信デバイスのリストを示すように前記可搬移動通信デバイスの表示を変更するコンピュータプログラムコード(1005)
を更に備えることを特徴とする請求項13に記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
【請求項23】
オンラインのプレゼンス状態を持つユーザに関連付けられた前記1以上の他の可搬移動通信デバイスのリストを、関心のある位置に対する前記ユーザの近接性に従ってランク付けするコンピュータプログラムコード(1135)
を更に備えることを特徴とする請求項22に記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
【請求項24】
関心のある位置に対する前記ユーザの近接性に基づく、前記ユーザに関連付けられた前記1以上の他の可搬移動通信デバイスのリストのランク付けのための前記コンピュータプログラムコードは、近いものから遠いものへと向かうことを特徴とする請求項23に記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
【請求項25】
他の可搬移動通信デバイスの位置データを地図表示上のアイコンとして提供する可搬移動通信デバイス(100)であって、
プロセッサ(210)と、
前記プロセッサが実行可能な位置表示アプリケーション(260)と、
移動電話ネットワーク基盤と通信するためのRFモジュール(220)と、
地図データを提示するためのディスプレイ(110)と、
前記位置表示アプリケーション(260)をナビゲートして操作するためのユーザインタフェース(230)と、
を備え、
前記位置表示アプリケーション(260)は、前記他の可搬移動通信デバイスが現在どこに位置するかに関するグラフィカルな表示を生み出すように、前記地図データと併せて、前記他の可搬移動通信デバイスの位置を前記ディスプレイ(110)上に固有に識別可能なアイコンとしてプロット可能なように、前記RFモジュール(220)を介して前記移動電話ネットワーク基盤(820)から前記他の可搬移動通信デバイスの位置を取得するように、前記ユーザインタフェース(230)を介して命令され得る
ことを特徴とする可搬移動通信デバイス(100)。
【請求項26】
前記可搬移動通信デバイス(100)にローカルに格納される地図データベース(250)
を更に備えることを特徴とする請求項25に記載の可搬移動通信デバイス(100)。
【請求項27】
前記可搬移動通信デバイス(100)にローカルに格納されるコンタクトデータベース(280)を更に備え、
前記コンタクトデータベース(280)は、前記他の可搬移動通信デバイスに関係するデータを含むことを特徴とする請求項25に記載の可搬移動通信デバイス(100)。
【請求項28】
前記地図表示からのアイコンの選択に応じて起動可能なメッセージングアプリケーション(270)
を更に備えることを特徴とする請求項25に記載の可搬移動通信デバイス(100)。
【請求項29】
前記地図表示からのアイコンの選択に応じて起動可能な通話アプリケーション(270)
を更に備えることを特徴とする請求項25に記載の可搬移動通信デバイス(100)。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公表番号】特表2010−512059(P2010−512059A)
【公表日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−539376(P2009−539376)
【出願日】平成19年6月12日(2007.6.12)
【国際出願番号】PCT/US2007/070922
【国際公開番号】WO2008/066960
【国際公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により図面の一部または全部を不掲載とする。
【出願人】(502087507)ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー (823)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年6月12日(2007.6.12)
【国際出願番号】PCT/US2007/070922
【国際公開番号】WO2008/066960
【国際公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により図面の一部または全部を不掲載とする。
【出願人】(502087507)ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー (823)
【Fターム(参考)】
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