説明

回路遮断装置

【課題】レバーを回動操作するという1アクションのみで電気回路を遮断できるようにする。
【解決手段】本発明は、レバー側コネクタ20を待受け側コネクタ50から離脱させることで電源回路を遮断するサービスプラグ10であって、レバー側コネクタ20に回動可能に支持されたレバー30と、このレバー30に設けられ、検知回路に接続される検知端子64を有し、この検知端子64が接続状態となることで電源回路が導通可能となる一方、検知端子64が非接続状態となることで電源回路が遮断される嵌合検知体40とを備え、レバー側コネクタ20の離脱過程において、レバー30の回動操作に連動して検知端子64が接続状態から非接続状態に移行する構成としたところに特徴を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レバー側コネクタを待受け側コネクタから離脱させることで電気回路を遮断する回路遮断装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、サービスプラグなどの名称で呼ばれる回路遮断装置として、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。この回路遮断装置は、レバーが回動可能に組み付けられてなるレバー側コネクタと、このレバー側コネクタが嵌合可能な待受け側コネクタとからなり、レバーを初期位置から嵌合位置へ回動操作することによってレバー側コネクタと待受け側コネクタが嵌合および離脱するようになっている。レバーには嵌合検知体が設けられており、この嵌合検知体を押し込むことによって検知回路が閉じられる。この検知回路が閉じられると、電気回路に組み込まれたリレーに信号が送られて、電気回路が導通可能な状態に切り替わる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−117096号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の回路遮断装置では、レバー側コネクタを待受け側コネクタから離脱させる離脱過程において、例えば解除治具などを用いて嵌合検知体の押し込みを解除しなければレバーの回動操作ができないようになっている。換言すると、嵌合検知体の押し込み解除と、レバーの回動操作という2アクションの操作が必要になる。これでは、1アクションの操作で離脱を行うことができないため、緊急時に電気回路をすぐに遮断することができなくなる。
【0005】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、レバーを回動操作するという1アクションのみで電気回路を遮断できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、レバー側コネクタを待受け側コネクタから離脱させることで電気回路を遮断する回路遮断装置であって、レバー側コネクタに回動可能に支持されたレバーと、このレバーに設けられ、検知回路に接続される検知端子を有し、この検知端子が接続状態となることで電気回路が導通可能となる一方、検知端子が非接続状態となることで電気回路が遮断される嵌合検知体とを備え、レバー側コネクタの離脱過程において、レバーの回動操作に連動して検知端子が接続状態から非接続状態に移行する構成としたところに特徴を有する。
【0007】
このような構成によると、レバー側コネクタと待受け側コネクタを嵌合させた状態からレバーを回動操作して両コネクタを離脱させる際に、レバーの回動操作に連動して検知端子が接続状態から非接続状態に移行する。すなわち、レバーを回動操作するという1アクションのみで、電気回路が遮断されるよりも先に嵌合検知体を離脱させ、検知回路を開くすることができる。
【0008】
本発明の実施の形態として、以下の構成が好ましい。
嵌合検知体は、レバーに対し非接続位置と接続位置との間を移動可能とされ、常には付勢部材によって接続位置から非接続位置へ向けて付勢されており、付勢部材の付勢力に抗して嵌合検知体を接続位置にロックするロック部が具備され、レバーの回動操作に連動してロック部によるロックが解除されるとともに付勢部材の付勢力を受けて嵌合検知体が接続位置から非接続位置へ移動することで、検知端子が接続状態から非接続状態に移行する構成としてもよい。
【0009】
このような構成によると、レバーの回動操作に連動してロック部によるロックが解除されるようにしたから、付勢部材の付勢力を受けて嵌合検知体が接続位置から非接続位置へ移動し、検知端子が接続状態から非接続状態に移行する。
【0010】
ロック部は、嵌合検知体に設けられたロックアームと、レバー側コネクタに設けられ接続位置にてロックアームに係止するロック受け部とを含んで構成されている構成としてもよい。
【0011】
このような構成によると、ロックアームとロック受け部を係止させることで、嵌合検知体を接続位置にロックできる。
【0012】
ロック部は、非接続位置にてロックアームに係止することで嵌合検知体を抜け止めする抜止部を含んで構成され、ロックアームは、レバー側コネクタの離脱過程において、抜止部と干渉することでロック受け部との係止が解除される構成としてもよい。
【0013】
このような構成によると、ロックアームを非接続位置にて抜け止めする抜止部を利用して、ロックアームとロック受け部との係止を解除させることができる。
【0014】
ロックアームの基端側には、抜止部が乗り上げ可能な干渉部が設けられており、レバー側コネクタの離脱過程において、抜止部が干渉部に乗り上げることでロックアームとロック受け部との係止が解除される構成としてもよい。
【0015】
このような構成によると、ロックアームがロック受け部に係止した状態ではロックアームが自然状態に保持される。そして、レバー側コネクタの離脱過程では抜止部が干渉部に乗り上げることでロックアームが撓み変形する。したがって、ロックアームが長期間撓んだまま放置され、塑性変形することを規制できる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、レバーを回動操作するという1アクションのみで電気回路を遮断することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】レバーが初期位置にある状態を正面から見た断面図
【図2】レバーが嵌合位置にあって嵌合検知体が非接続位置にある状態を正面から見た断面図
【図3】図2の状態を右側方から見た断面図
【図4】レバーが嵌合位置にあって嵌合検知体が接続位置にある状態を正面から見た断面図
【図5】図4の状態を右側方から見た断面図
【図6】レバーが嵌合位置から初期位置側へ少し回動した状態を正面から見た断面図
【図7】図6の状態を右側方から見た図であって、ロックアームが解除方向に撓んだ状態を示した断面図
【図8】嵌合検知体が接続位置から非接続位置へ移動した状態を正面から見た断面図
【図9】図8の状態を右側方から見た断面図
【図10】嵌合検知体の右側面図
【図11】嵌合検知体の正面図
【図12】レバー側コネクタを待受け側コネクタを嵌合させる前の状態を示した正面図
【図13】レバー側コネクタを待受け側コネクタを嵌合させる前の状態を示した右側面図
【図14】待受け側コネクタの平面図
【図15】レバーの平面図
【発明を実施するための形態】
【0018】
<実施形態>
本発明の実施形態を図1ないし図15の図面を参照しながら説明する。本実施形態におけるサービスプラグ(本発明の「回路遮断装置」の一例)10は、ハイブリッド自動車や電気自動車などに搭載されたバッテリから電気機器へ電力を供給するための電源回路に組み込まれている。なお、サービスプラグ10は、電気機器のメンテナンスなどを行う際に、電源回路を非通電状態にするための装置である。
【0019】
車両側には、図12の下半分に示す待受け側コネクタ50が設けられており、この待受け側コネクタ50には、図12の上半分に示すレバー側コネクタ20が嵌合可能とされている。このレバー側コネクタ20はレバー30を有し、このレバー30を回動操作することで待受け側コネクタ50に嵌合し、電源回路が閉じた状態になる。さらに、レバー30に設けられた嵌合検知体40を押し込むことで検知回路が閉じた状態になって電源回路が導通可能となる。
【0020】
まず、待受け側コネクタ50の構成について説明する。待受け側コネクタ50は、合成樹脂製の待受け側ハウジング51を有し、この待受け側ハウジング51には、図1に示すように、一対の端子収容部52,52が形成されている。この端子収容部52の内部には、待受け側端子60が収容可能とされている。端子収容部52の内壁には、待受け側端子60を端子収容部52内で抜け止め状態に保持するランス53が設けられている。また、待受け側ハウジング51の前後両面には、図14に示すように、一対のカムピン56,56が設けられている。
【0021】
待受け側端子60の内部には、図1に示すように、略山形をなす弾性接触片61が設けられている。この弾性接触片61は、基板部62の上部に配置され、弾性撓み可能に設けられている。また、基板部62の下部には、ワイヤバレル63が設けられており、このワイヤバレル63は、バッテリに連なる電線Wの端末に露出された芯線に圧着されている。
【0022】
待受け側ハウジング51の右側部には、図14に示すように、一対の検知端子64,64が収容されてなる検知接続部54が設けられている。この検知接続部54の内部には、図1に示すように、リテーナ55が組み付けられており、このリテーナ55によって両検知端子64,64が抜け止め状態に保持されている。
【0023】
次に、レバー側コネクタ20の構成について説明する。レバー側コネクタ20は、図1に示すように、合成樹脂製のレバー側ハウジング21と、ヒューズ22と、カバー23と、レバー30とを備えて構成されている。このヒューズ22は、レバー側ハウジング21の上部に装着されている。ヒューズ22の両電極には、略クランク状をなして下方に延びる一対のリード端子22Aが接合されている。このリード端子22Aにおいて水平方向に延びる中間部分は、レバー側ハウジング21の外面とカバー23の内面との間で上下方向から挟み込まれている。
【0024】
カバー23は合成樹脂製であって、全体として下方に開口するフード状をなしている。カバー23の開口縁部には、図12に示すように、複数の係止片24が設けられており、レバー側ハウジング21の外周側面には、複数の係止突起25が設けられている。各係止片24を各係止突起25に係止させることによってカバー23がレバー側ハウジング21に保持されている。なお、レバー30を回動可能に軸支する軸部Pは、レバー側ハウジング21に設けられてもよいし、カバー23に設けてもよい。あるいは、軸部Pは、レバー側ハウジング21に設けられたハウジング側半割体と、カバー23に設けられたカバー側半割体とから構成してもよい。
【0025】
レバー30は合成樹脂製であって、カム溝32が設けられてなる一対のカム板31,31と、略門形をなすように両カム板31,31の端部を連結してなる操作部33とを備えて構成されている。このカム板31には、レバーロック部34が設けられている。このレバーロック部34は、図1に示す初期位置にレバー30が組み付けられているときに、レバー側ハウジング21の外面に係止可能とされている。これにより、レバー30が不意に図2に示す嵌合位置へ回動することはなく、初期位置に保持される。
【0026】
カム溝32は、図12に示すように、初期位置にあるカム板31の下端から弧状をなして軸部Pに近づく形態とされている。カム溝32の入口にカムピン56を進入させてレバー側コネクタ20を待受け側コネクタ50に浅く嵌合させた状態にしておき、操作部33を持って初期位置にあるレバー30を嵌合位置に回動させると、カムピン56とカム溝32の係合によるカム作用によってレバー側コネクタ20が待受け側コネクタ50側に引き寄せられ、レバー30が嵌合位置に至ると、レバー側コネクタ20と待受け側コネクタ50が正規嵌合状態に至る。
【0027】
レバー30の操作部33には、嵌合検知体40が装着される装着部35が凹設されている。この装着部35は、操作部33を貫通する形態とされている。装着部35の装着方向奥側における内面には、一対のばね受け部36が設けられている。また、装着部35の内壁には、図3に示すように、前後一対の抜止突起37,37が設けられており、各抜止突起37,37の下方には、一対の挿通孔38,38が設けられている。さらに、レバー30が嵌合位置にある場合において、検知接続部54における各挿通孔38,38と連通する位置には、一対の係止孔57,57が設けられている。
【0028】
嵌合検知体40は合成樹脂製であって、図10および図11に示すように、全体として略方形のブロック状をなしている。嵌合検知体40の両側面には、一対のロックアーム41,41が設けられている。両ロックアーム41,41は、嵌合検知体40の上端側部から下方に延びる形態とされている。ロックアーム41の外面における先端には、ロック突起42が設けられている。また、ロックアーム41の外面における基端側には、解除突起43が設けられている。ロック突起42および解除突起43は、いずれも下方に向かうほどロックアーム41の外面に近づく傾斜を有している。
【0029】
解除突起43は、図11に示すように、各ロックアーム41に一対設けられており、両解除突起43,43の間隔は、ロック突起42の幅寸法と等しくなっている。すなわち、両解除突起43,43の間の空間は、ロック突起42を成形する金型の型抜き通路とされている。また、嵌合検知体40において各ロックアーム41,41が設けられている側面の隣りの側面には、コイルばね45の上端部を受ける一対のばね受け部44,44が設けられている。なお、コイルばね45の下端部は、図2に示すように、装着部35の両ばね受け部36,36によって受けられている。
【0030】
嵌合検知体40は、図2に示す非接続位置と、図4に示す接続位置との間を移動可能とされている。非接続位置および接続位置のいずれにおいても、コイルばね45は蓄勢された状態にあるため、嵌合検知体40は、常にはコイルばね45によって付勢された状態にある。したがって、非接続位置では、図3に示すように、ロックアーム41のロック突起42が抜止突起37に係止することで、嵌合検知体40が非接続位置に保持される。コイルばね45の付勢力に抗して嵌合検知体40を押し込むと接続位置に至り、この接続位置では、図5に示すように、ロックアーム41のロック突起42が係止孔57に係止することで、嵌合検知体40が接続位置に保持される。
【0031】
嵌合検知体40の内部には、ショート端子46が圧入により固定されている。このショート端子46は、図5に示す接続位置では両検知端子64,64と接続状態となってこれらを短絡させることで検知回路を閉じる一方、図3に示す非接続位置では両検知端子64,64と非接続状態となって検知回路を開くようになっている。なお、検知回路が閉じられると、電源回路を構成するリレー(図示せず)に信号が送られて、この信号に基づいてリレーが電源回路を導通可能な状態に切り替えるようになっている。
【0032】
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその作用を説明する。まず、レバー側コネクタ20を待受け側コネクタ50に浅く嵌合させた状態では、図1に示すように、ヒューズ22の両リード端子22A,22Aと両待受け側端子60,60の両弾性接触片61,61とが接触することで、電源回路が閉じているものの、この時点では両検知端子64,64とショート端子46とが接触していないため、未だ電源回路が導通可能な状態とはなっていない。なお、レバー30は初期位置のままである。
【0033】
この状態から、初期位置にあるレバー30を嵌合位置に向けて回動させると、図2に示すように、レバー側コネクタ20が待受け側コネクタ50側に引き寄せられ、両コネクタ20,50が正規嵌合状態に至る。引き続き、非接続位置にある嵌合検知体40を押し込んで接続位置に移動させると、図5に示すように、ロックアーム41のロック突起42が挿通孔38を通って係止孔57に係止する。これにより、嵌合検知体40が接続位置に保持され、両検知端子64,64とショート端子46とが接触することで、検知回路が閉じられるとともに、リレーが作動し、電源回路が導通可能な状態に切り替わる。
【0034】
次に、両コネクタ20,50を離脱させる際には、嵌合位置にあるレバー30を初期位置に向けて回動させる。すると、ロックアーム41のロック突起42が係止孔57に係止しているため、嵌合検知体40は接続位置に留め置かれるものの、レバー30は初期位置に移動しようとするため、図7に示すように、抜止突起37がロックアーム41の解除突起43に乗り上げることで、ロックアーム41が内側(解除方向)に撓み変形することになる。そして、ロック突起42と係止孔57の係止状態が解除されると、図9に示すように、コイルばね45の付勢力を受けて嵌合検知体40が接続位置から非接続位置へ移動し、ロック突起42が抜止突起37に係止することで、嵌合検知体40が非接続位置にて抜け止めされる。これに伴って、ショート端子46が両検知端子64,64と非接続状態となり、検知回路が開くとともにリレーによって電源回路が導通不能な状態に切り替わる。レバー30が初期位置に至ると、図1に示すように、両コネクタ20,50が離脱可能状態となり、手動で両コネクタ20,50を引き離すことで、両リード端子22A,22Aと両待受け側端子60,60が非接続状態となって電源回路が開かれる。この間、嵌合検知体40の係止状態を解除させる動作は不要であり、レバー30を回動させる動作だけで嵌合検知体40の係止状態を解除できるため、1アクションで両コネクタ20,50を離脱させることができる。
【0035】
以上のように本実施形態ではレバー30を回動操作するだけで嵌合検知体40の係止状態を解除することができる。具体的には、嵌合位置にあるレバー30を初期位置に向けて回動させると、ロック突起42が解除突起43に乗り上げてロックアーム41を内側に撓み変形するため、ロック突起42と係止孔57の係止状態が解除されるとともに、コイルばね45の付勢力を受けて嵌合検知体40が接続位置から非接続位置へ移動する。したがって、本実施形態のサービスプラグ10によると、レバー30を回動操作するという1アクションのみで電源回路を遮断することができる。
【0036】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では抜止突起37が解除突起43に乗り上げることでロック突起42と係止孔57の係止状態が解除されるようにしているものの、本発明によると、解除突起43に乗り上げる部分を抜止突起37とは別に設けてもよい。
【0037】
(2)上記実施形態では抜止突起37が解除突起43に乗り上げることでロックアーム41を撓ませるようにしているものの、本発明によると、抜止突起をロックアームの外面に直接摺接させることでロックアームを撓ませるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0038】
10…サービスプラグ(回路遮断装置)
20…レバー側コネクタ
30…レバー
37…抜止突起(抜止部)
40…嵌合検知体
41…ロックアーム(ロック部)
43…解除突起(干渉部)
50…待受け側コネクタ
57…係止孔(ロック受け部)
64…検知端子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レバー側コネクタを待受け側コネクタから離脱させることで電気回路を遮断する回路遮断装置であって、
前記レバー側コネクタに回動可能に支持されたレバーと、
このレバーに設けられ、検知回路に接続される検知端子を有し、この検知端子が接続状態となることで前記電気回路が導通可能となる一方、前記検知端子が非接続状態となることで前記電気回路が遮断される嵌合検知体とを備え、
前記レバー側コネクタの離脱過程において、前記レバーの回動操作に連動して前記検知端子が前記接続状態から前記非接続状態に移行することを特徴とする回路遮断装置。
【請求項2】
前記嵌合検知体は、前記レバーに対し非接続位置と接続位置との間を移動可能とされ、常には付勢部材によって前記接続位置から前記非接続位置へ向けて付勢されており、
前記付勢部材の付勢力に抗して前記嵌合検知体を前記接続位置にロックするロック部が具備され、
前記レバーの回動操作に連動して前記ロック部によるロックが解除されるとともに前記付勢部材の付勢力を受けて前記嵌合検知体が前記接続位置から前記非接続位置へ移動することで、前記検知端子が前記接続状態から前記非接続状態に移行することを特徴とする請求項1に記載の回路遮断装置。
【請求項3】
前記ロック部は、前記嵌合検知体に設けられたロックアームと、前記レバー側コネクタに設けられ前記接続位置にて前記ロックアームに係止するロック受け部とを含んで構成されていることを特徴とする請求項2に記載の回路遮断装置。
【請求項4】
前記ロック部は、前記非接続位置にて前記ロックアームに係止することで前記嵌合検知体を抜け止めする抜止部を含んで構成され、前記ロックアームは、前記レバー側コネクタの離脱過程において、前記抜止部と干渉することで前記ロック受け部との係止が解除されることを特徴とする請求項3に記載の回路遮断装置。
【請求項5】
前記ロックアームの基端側には、前記抜止部が乗り上げ可能な干渉部が設けられており、前記レバー側コネクタの離脱過程において、前記抜止部が前記干渉部に乗り上げることで前記ロックアームと前記ロック受け部との係止が解除されることを特徴とする請求項4に記載の回路遮断装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2013−16427(P2013−16427A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−150032(P2011−150032)
【出願日】平成23年7月6日(2011.7.6)
【出願人】(000183406)住友電装株式会社 (6,135)
【Fターム(参考)】