説明

圧縮成形機械

【課題】密閉シェル又は密閉シェル内の密封ライナのようなプラスチック物品を成形するための機械を提供する。
【解決手段】金型コア(220)は、中空内部と端壁(224)とを有する形成ピン(222)を含む。通路は、好ましくは、中空チューブ(66)の形態であり、形成ピンの中空内部の中に延び、形成ピンの端壁から離間した位置に密封固定された端部を有する。ポペット弁(254)が、形成ピンの端壁上に配置されている。ポペット弁は、通路内の空気圧に応答して開き、形成ピンの端壁を通る空気の流れを可能にして金型コアからの成形物品の型抜きを助ける。ポペット弁は、形成ピンの端面における外端と通路の端部に隣接する内端とを有する弁要素(256)を含む。バネ(260)が、好ましくは、弁要素を閉鎖位置に付勢する。バネは、好ましくは、弁要素と形成ピンの間に圧縮して捕捉されたコイルバネを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の開示は、密閉シェル又は密閉シェル内の密封ライナのようなプラスチック物品を成形するための機械に関する。
【背景技術】
【0002】
密閉シェルを成形し、又は密閉シェル内の密封ライナを成形するための機械は、一般的に、垂直軸線の周りに回転するターレット又はカルーセルを含む。複数の金型が、回転軸線に平行な垂直軸線に沿って整列した雄及び雌金型部分の形態でカルーセルの周囲の回りに設けられる。カムは、成形された部品が雄金型部分から型抜きされて、プラスチック材料の注入物が雌金型部分に注入される開放位置と、雄及び雌金型部分が合わせられてシェル又はライナを圧縮成形する閉鎖位置との間で各対の金型部分の一方又は両方を駆動する。ライナ機械においては、金型部分が開かれた時に、予め作成されたシェルがネスト内に置かれ、金型が閉じられる前にライナ材料の注入物又はペレットがシェル内に置かれる。プラスチック密閉シェルを圧縮成形するためのこの種の機械は、米国特許第5,670,100号、第5,989,007号、第6,074,583号、及び第6,478,568号に示されている。密閉シェル内の密封ライナを圧縮成形するためのこの種の機械は、米国特許第5,451,360号に示されている。
【0003】
【特許文献1】米国特許第5,670,100号
【特許文献2】米国特許第5,989,007号
【特許文献3】米国特許第6,074,583号
【特許文献4】米国特許第6,478,568号
【特許文献5】米国特許第5,451,360号
【特許文献6】米国特許第5,603,964号
【発明の概要】
【0004】
本発明の開示は、互いに別々に又は互いに組み合わせて実施することができるいくつかの態様を伴っている。
圧縮及び注入成形のいずれに対しても実施することができる本発明の開示の1つの態様による金型コアは、中空内部及び端壁を有する形成ピンを含む。通路は、好ましくは、中空チューブの形態であり、形成ピンの中空内部の中に延び、形成ピンの端壁から離間した位置で密封固定された端部を有する。ポペット弁が、形成ピンの端壁上に配置される。ポペット弁は、形成ピンと作動的に連結され、かつポペット弁を開いて金型コアからの成形物品の型抜きを助ける作動中に形成ピンの移動に応答する。好ましい実施形態では、スプール弁が、空気通路を通して加圧空気を給送し、ポペット弁を開く。ポペット弁は、形成ピンの端面の外端と通路の端部に隣接する内端とを有する弁要素を含む。バネが、好ましくは、弁要素を閉鎖位置に付勢する。バネは、好ましくは、弁要素と形成ピンの間に圧縮して捕捉されたコイルバネを含む。
【0005】
本発明の開示の別の態様による金型空洞は、プラスチック物品の圧縮又は注入成形のいずれに対しても、ポケット内に開いている冷却液給送及び戻り通路を有する成形機械上のポケットに固定されるようになっている。金型空洞は、ポケットに受け取られるようになった金型空洞座部、及び座部内に固定された金型空洞インサートを含む。座部及びインサートは、座部とインサートの間の第1の冷却液通路を形成する対向面を有し、座部は、冷却液を機械から金型空洞を通し、かつ機械に戻すように循環させるために機械内の給送及び戻り通路への接続のための第2の冷却液通路を有する。空洞座部内の第2の冷却液通路は、好ましくは、座部及びインサートの両方を含む金型空洞が、冷却液流れに対して第1及び第2の通路を選択的に開放及び閉鎖するためにポケット内で回転するようになっているようなものである。空洞は、好ましくは、第1及び第2の通路が冷却液循環に対して開放又は閉鎖しているか否かを示すために、空洞支持体上の印しに位置合せした印しを含む。
【0006】
圧縮成形及び注入成形のいずれに対しても実施することができる本発明の開示の更に別の態様によれば、金型コア及び/又は金型空洞のような金型要素は、少なくとも2つの構成要素を有し、その少なくとも1つは、別の構成要素とのアセンブリにより、他の構成要素の対向する表面と協働して構成要素間で冷却液を循環させるための通路を形成する少なくとも1つの表面チャンネルを有する。これらの構成要素は、好ましくは、加熱を合わせ面に局所化し、組み立てられた構成要素を急速に冷却してそれらの硬度を保持することを可能にする電子ビーム溶接により互いに固定される。電子ビーム溶接はまた、合わせ構成要素の歪みの可能性を低減し、接合される区域の正確な制御を可能にする。電子ビーム溶接は、別の接合材料の使用を必要とせず、むしろ構成要素を互いに熱溶解する。
本発明の開示内容は、その付加的な目的、特徴、利点、及び態様と共に、以下の説明、特許請求の範囲、及び添付の図面から最も良く理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の開示の現在好ましい一実施形態による圧縮成形機械の正面図である。
【図2】図1に示す圧縮成形機械の側面図である。
【図3A】図2の線3−3で実質的に切り取った断面図の一部を形成する図である。
【図3B】図2の線3−3で実質的に切り取った断面図の一部を形成する図である。
【図3C】図2の線3−3で実質的に切り取った断面図の一部を形成する図である。
【図3D】図2の線3−3で実質的に切り取った断面図の一部を形成する図である。
【図4】金型セグメント対の1つを示す図3B〜図3Cの一部分の拡大図である。
【図5A】図3A〜図3Dに対する修正の断面図の一部を形成する図である。
【図5B】図3A〜図3Dに対する修正の断面図の一部を形成する図である。
【図6】図5A〜図5Bの実施形態における金型コアに対する修正の拡大スケールでの部分断面図である。
【図6A】区域6A内の図6の部分の拡大図である。
【図6B】図6の金型コア内の構成要素の断面図である。
【図6C】図6の金型コア内の構成要素の断面図である。
【図6D】図6の金型コア内の構成要素の断面図である。
【図6E】図6の金型コア内の構成要素の断面図である。
【図7A】図5A〜図5Bの実施形態における金型空洞を示す部分断面図である。
【図7B】図7Aにおける空洞及び下に重なる支持体の部分断面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1〜2は、プラスチック密閉シェルを圧縮成形するための機械20を示している。機械20は、離間した支持体26の間のシャフト24上に装着されたホイール22を含む。シャフト24は、水平軸線の周りでシャフト24及びホイール22を回転させるために、プーリ30及びベルト32によってモータに連結されている。ホイール22は、ハブ37(シャフト24の一部とすることができる)、及びハブ37から半径方向に延びている支持体39を含む。支持体39は、ディスクなどを含むことができ、又は角度的に離間した半径方向に延びる複数の支持スポーク38の形態をとることができる。各支持スポーク38は、その外端で中空である。ロッド40は、各スポーク38の中空外端内でスリーブベアリング42(図3B〜3C)によって摺動自在に支持されている。クロスバー50が、各ロッド40の端部に連結され、従って、ロッド40及びバー50の組合せは、図1の接線方向から見た時にほぼT字形である。1対の半径方向に離間した外部支持体44及び46(図3B〜3C)が、各スポーク38上に設けられている。角度的に離間した複数の金型52が、ホイール22の周囲の回りに、好ましくは、ホイールの両側に配置される。各金型52は、関連のスポーク38上の支持体44及び46とロッド40上のクロスバー50の端部との間に配置される。金型52の全ては、好ましくは同一である。
【0009】
各金型52は、半径方向内側の第1の金型部分又はセグメント54、及び関連の第1の金型セグメント54と半径方向外側に整列した第2の金型部分又はセグメント56を含む(図3B〜3C、及び図4)。図示の実施形態では、半径方向内側の第1の金型セグメント54は、雄の金型セグメントであり、半径方向外側の第2の金型セグメント56は、雌の金型セグメントであるが、これらの金型セグメントは、本発明の開示の最も広い原則に従って逆にすることも可能であると考えられる。第1の又は雄の金型セグメント54は、周囲のスリーブ60内に摺動自在に装着された金型コア58を含む(図4)。金型コア58は、図1〜図3Dの実施形態(及び図5A〜図5Bの実施形態)において、密閉シェルの内面を圧縮成形するための起伏が付いた端部又は先端62を有する。第1の又は外側チューブ64は、金型コア58の中空内部を通って同軸に延び、チューブ64の外面とコア58の内面の間に第1の環状通路を形成する。第2のチューブ又は他の通路66は、好ましくはチューブ64及びコア58と同軸にチューブ64の内部を通って延び、チューブ66の外面とチューブ64の内面の間に第2の環状通路を形成する。チューブ64及び66の間の第2の環状通路は、マニホルドブロック68において冷却液入口接続金具70に連結されている。同様に、チューブ64とコア58の間の第1の環状通路は、マニホルドブロック68において冷却液出口接続金具72に連結されている。(「入口」と「出口」の機能は、逆にすることも可能である。)従って、冷却液は、接続金具70からチューブ64及び66の間の第2の通路を通してコア58の先端62に、及びそこからチューブ64とコア58の間の第1の通路を通して出口接続金具72まで給送することができる。マニホルドブロック68上の入口74は、チューブ66の内部に連結され、例えば、コア先端62からの密閉シェルの型抜きを助けるために圧縮空気の供給源に接続することができる。マニホルドブロック68は、好ましくは、金型コア58の半径方向内端、すなわち、コア先端62からは反対端上に装着される。
【0010】
型抜きスリーブ76(図3B及び図4)は、スリーブ60を包囲し、支持体46内でベアリング78によって摺動自在に支持されている。キャップ80は、支持体46に固定され、コイルバネ82は、キャップ80と型抜きスリーブ76の内端に当接する支持体46内に摺動自在に配置されたワッシャ84との間に圧縮されて捕捉されている。従って、バネ82は、各金型52の第2又は雌金型セグメント56の方向へ型抜きスリーブ76を付勢している。金型が開放された時、ワッシャ84は、コア58の上の型抜きスリーブ76の外側への移動を制限するために支持体46内の表面85に当接する。第2のコイルバネ86(図3C及び図4)は、マニホルドブロック68と、スリーブ60の端部に連結された当接部88との間に圧縮されて捕捉されている。従って、コア58は、バネ86によってスリーブ60に対して内側に付勢される。各支持体44(図3C)は、関連の第1の金型セグメント54の方向に、かつそれに整列して半径方向外側に開く内部ポケット90を有する。コイルバネ92は、各ポケット90内に圧縮されて捕捉され、スリーブ60上の当接部88に連結された延長部94に係合する。従って、密閉シェル又はライナを形成する圧力がコア56を押し付けると、コア56は、スリーブ60を押し、それは、溶解物に対する圧力の形成を維持するためにバネ92を押す。(コイルバネ92は、流体バネによって代用することができる。)ポケット90内で、バネ92は、各バネ92によって加えられる力を個々に調節するための調節ネジ98に連結したプレート96に係合する。
【0011】
第2又は雌金型セグメント56(図3B及び図4)は、好ましくは、延長部101を有する空洞形成インサート100を含み、この延長部は、支持ブロック102上にインサートを装着するためにネジ103を取外し可能に受け取る。ブロック102は、ネジ105によってクロスバー50上に取外し可能に装着される(図3B)。ブロック102は、図示の実施形態では、クロスバー50内の横通路108及び110、並びにそこからロッド40内の縦方向の放射状通路112及び114に連通する冷却液通路106を有する。図3Dに最も良く見られるように、ロッド40内の通路112及び114は、金型空洞インサート100を冷却するために、ロッド40、クロスバー50、並びにブロック102を通る冷却液の循環のための接続金具116及び118に接続されている。接続金具116及び118は、スポーク38に関してロッド40の半径方向の移動を可能にするために、スポーク38内のスロット120を通って延びていることに図3Dで注意されたい。
【0012】
カム従動子ローラ122(図1、図2、図3A)は、クロスバー50から半径方向外側に延びる脚部124上に回転可能に装着されている。(「半径方向に」、「横に」、「外向きに」、「内向きに」、及び「接線方向に」のような方向を示す用語は、説明の手段として使用されるが、ホイールの水平回転軸線に関するものに限定されない。)脚部124は、カム従動子ローラ122がロッド40の軸線と整列するように、クロスバー50が装着されたロッド40の軸線からオフセットしている。従って、図示の例示的な実施形態では、各クロスバー50上の各カム従動子ローラ122は、ホイール22の両側に位置する2つの金型52に付随している。カム126は、図2に最も良く見られるように、好ましくは、ホイール22がその水平軸線の周りに回転する時、カム従動子ローラ122を順番に係合させるためにホイール22の周囲の下部の円弧に沿って配置される。図2の向きにおいて、ホイール22の反時計回りの回転中に、金型52の各対の従動子ローラ122は、順番にカム126によって係合され、かつ捕捉されて第2の金型セグメント56を第1の金型セグメント54から外側かつ下向き方向に引き離す。各金型が次に完全に開放された時、成形された部品又は物品は、適切な部品除去機構128によって金型空洞から除去される(図1)。次に、適切な注入物配置装置130によって各金型空洞内に新たな金型注入物が配置される。ホイール22が回転を続けると、第2の金型セグメント56は、再び図2の向きにおいて、カム126の反時計回りの端部により、第1の金型セグメント54に関してそれらの閉鎖位置まで上向きかつ内側方向に順番に移動される。成形物品除去装置128及び金型注入物配置装置130は、あらゆる適切な種類のものとすることができる。例えば、金型注入物配置装置130は、米国特許第5,603,964号に例示された種類の円盤型装置とすることができる。第2の金型セグメントを半径方向内側又は外側に移動させるために、カム126の代わりに、油圧式、空気式、又は電気式アクチュエータを各スポーク38上で使用することができるであろう。図1及び図3Dを参照すると、各スポーク38は、カム126がホイール22の周囲回り全体に延びる必要がないように、好ましくは、完全閉鎖位置において金型部分を互いに係止するためのラッチ132を担持する。
【0013】
第2又は雌の金型セグメントが、図3A及び図4に示す実施形態では下向き方向に第1又は雄の金型セグメントから引き離されると、第2又は雌の金型セグメントのこの運動は、この実施形態では、第1又は雄の金型セグメントから成形された部品を型抜きする。特に図3A〜図3Bを参照すると、カラー150が、各型抜きスリーブ76の半径方向外端に隣接して凹部152に着座している。1対のロッド154が、クロスバー50内の関連の摺動通路を通って各カラー150から延び、クロスバーの半径方向外側に配置された関連の当接カラー156を担持する。第2の金型セグメント56及びクロスバー50が、カム126によって第1の金型セグメント54から引き離されると、クロスバー50は、当接カラー56に近づく。クロスバー50が、カラー156に当接するほど第1の金型セグメント54から十分遠くに引き離された時に、更に別のクロスバー50の運動は、成形された密閉シェルを押すか又はそれをコア先端62から剥ぎ取るために、第2の金型セグメントの方向にスリーブ60及びコア58に沿って型抜きスリーブ76を引く。特に図3Aにおいて、コア先端から部品を型抜きするために型抜きスリーブ76を移動する前に、第2の金型セグメント56がコア先端62から離れていることを保証するためにクロスバー50と当接カラー156の間に好ましくはロストモーションが存在することに注意されたい。各バネ82(図3B及び図4)は、成形された密閉シェルの型抜きを助けるために、関連の型抜きスリーブ76を第2の金型セグメント56の方向に付勢する。これに関連して、第2の金型セグメント56がカム126によって閉じられると、空洞インサート100の開放縁部は、好ましくは、型抜きスリーブ76の反対端に係合し、コイルバネ82の力に対抗して型抜きスリーブを押す。当接カラー156は、好ましくは、クロスバー50と型抜きスリーブ76の間のロストモーションの量を望ましいレベルに調節するために、ロッド154上で調節可能かつ摺動可能に位置決め可能である。クロスバー50、ロッド154、及び型抜きスリーブ76は、スポーク38内のロッド40の回転を防止する。カム126は、単一の中実カム構造を含むことができるが、好ましくは、図2に示すように過圧放出を含む。
【0014】
図5A〜図5Bは、図3A〜図3B及び図4の雄及び雌金型器具スタックの修正を示している。第1又は雄の金型セグメント54は、図6〜6Eに関連して以下に詳細に説明される金型コア220を含む。金型コア220は、スリーブ60によって取り囲まれ、それは、次に、型抜きスリーブ76によって取り囲まれる。型抜きスリーブ76は、型抜きスリーブ本体369及びベアリング78によって支持体46内に装着されている。カムローラ370は、ネジ374によって型抜きスリーブ本体369に固定されたシャフト372上に回転可能に装着されている。型抜き停止部376は、シャフト372を包囲し、かつ支持体46上のスロット378において摺動自在である。ホイール22の回転中に(図1〜図2)、金型セグメントが開放された時、カムローラ370は、型抜きスリーブを半径方向外側に(図5A〜図5Bにおいて下向き方向に)移動して、成形された密閉シェルを金型コア220から型抜きするためにホイールに隣接してカム380に係合する。従って、この実施形態では、型抜きスリーブは、上述の実施形態におけるような第2又は雌金型セグメント56の運動によるのではなく、別のカム380によって作動される。金型空洞280を含む雌金型セグメント56は、図7A及び図7Bに関連して説明されている。スプール弁400(図5B)は、マニホルド68によって担持され、かつ型抜きスリーブ76が密閉シェルの型抜きを助けるように作動される時にチューブ66を通して加圧空気を給送するためにバネ保持器406を通して型抜きプレート404に連結したアクチュエーターピン402を有する。
【0015】
図6〜6Eは、本発明の開示の別の態様及び実施形態による金型コア220(図5A)を示している。特に図5Aに関連した要素と同一又は類似の上述の図6A〜図6Eの要素は、相応に同一の参照番号で示している。金型コア220は、本発明の開示の一部の好ましい実施形態によれば、密閉シェル基部壁の内部又は密封ライナの内面のような問題の成形構成要素を形成するために起伏が付いた端壁224を有する形成ピン222(図6及び図6E)を含む。端壁224と反対側のコア形成ピン222の端部225は、好ましくは、形成ピンスリーブ60(図6及び図6B)と同心である中空内部226を形成する。端部225の外面は、形成ピンの本体227から半径方向外側に延び、スリーブ228(図6及び図6D)は、本体227を取り囲むコアピン端部225から軸線方向に延びている。従って、スリーブ228と形成ピン222の本体227との間に第1の環状通路230、及びスリーブ228の半径方向外面とスリーブ60の内面との間に第2の環状通路232が存在する。スリーブ228の端部は、好ましくは、ピン端壁224の内面から離間し、リング234(図6及び図6C)は、スリーブ228の端部の周りに固定されている。リング234は、好ましくは、スリーブ60の端部の範囲内の環状ポケットに配置される。スリーブ228は、電子ビーム溶接のようないずれかの適切な手段によって端部225及びリング234に接続させることができる。スリーブ60の端部は、内側肩部244を有し、それに当たって形成ピン端壁224が着座しており、スリーブ及び形成ピン端壁は、好ましくは電子ビーム溶接により、246(図6A)で接合される。肩部244は、溶接中の溶け落ちを防止する。
【0016】
図5A〜5Bの金型スタックの実施形態は、図5A〜5Bの電子ビーム溶接の必要がないように、スリーブ228が図5Aのスリーブ60に442において装着されることを除いて、図6〜6Eの実施形態に類似している。
複数の半径方向に延びるフィン又はリブ236(図6及び図6E)は、好ましくは、ピン端壁224の内面に形成される。これらのリブ236は、ピン本体227の外面から端壁224の外周に隣接するがそれから離間する位置に延びている。リング234の下面(図6及び図6Cの向きにおいて「より下の」)は、好ましくは、リブ236の上面に当接し、従って、リブ間の通路は、リング234とピン端壁224の間に冷却液通路を形成する。スリーブ60の内面上の角度的に離間した軸線方向に延びるリブ238(図6及び図6B)の周方向のアレイは、好ましくは、アセンブリでリング234に当接し、従って、リブ間の通路は、リング234とスリーブ60の間に軸線方向冷却液通路を形成する。リング234の上面(図6及び図6Cの向きに)上の角度的に離間した半径方向に延びるリブ又はフィン240の周方向のアレイは、好ましくは、リング234と肩部242の間に半径方向冷却液通路を形成するために、スリーブ60上にある反対側の内側肩部242に当接する。従って、冷却液は、好ましくは、チューブ64内から形成ピン222の内部226まで、形成ピン内の半径方向に延びる通路248を通して環状通路230内へ、環状通路230に沿って軸線方向に、端壁224とリング234の間にリブ236によって形成された半径方向に延びる通路を通って、リング234とスリーブ60の間にリブ238によって形成された通路を通って軸線方向に、リング234と肩部242の間にリブ240によって形成された通路を通って半径方向内側に、及びそこから環状通路232を通って軸線方向に冷却液戻り部へ循環される。(冷却液の流れ方向は、好ましくはないが、逆にすることができる。)冷却液の流れに対する断面積は、好ましくは、この面積における熱伝達を最大にするために、リング234とスリーブ60の間にリブ238によって形成された軸線方向通路で最小である。
【0017】
本発明の開示の別の態様によれば、形成ピン222は、内部226から端壁224の端面252に延びる同心軸通路250(図6及び図6E)を有することができる。ポペット弁254(図6)は、通路250を通して延びている軸線方向に延びる円筒形の本体256、及び端面252に隣接した拡大円錐形ヘッド258を有する。コイルバネ260は、好ましくは、弁本体256上の保持リング262と内部226のピン本体227上にある反対側の軸線方向接面264との間に圧縮されて捕捉されている。従って、バネ260は、通常図6に示されている閉鎖位置において弁254を挟持する。好ましくは、冷却液チューブ64内に同軸的に配置された空気チューブ66は、開口部248と弁254の間のコアピン222の中空内部226に配置されたカラー266に連結されている。弾性密封リング268は、好ましくは、ピン内部226の反対側の内面に密封係合したカラー266上の通路270内に配置される。密封リング268を伴うカラー266は、形成ピン222の中空内部と協働して、空気チューブ66に接続した密封空気空洞272を形成する。チューブ66(又は、いずれかの他の適切な通路)が加圧空気を供給される時(例えば、図5Bのスプール弁400により)、ポペット弁254は、バネ260の力に対して外側に移動する。ポペット弁のこの全体的な移動は、それ自身、コアピン220の端部からの成形物品の型抜きを助けることに加え、成形物品の型抜きを更に助けるために端壁224を通して加圧空気を給送する。この接続において、ポペット本体256、258は、空気圧によってではなく、ロッドのようなものにより機械的に作動させることができることが認識されるであろう。
【0018】
図7A及び図7Bは、本発明の開示の更に別の態様による金型空洞280を示している。金型空洞280は、好ましくは、クロスバー50(又は、他の適切な金型支持構造)上のポケット282の中に配置される。クロスバー50内の冷却液給送及び戻り通路108、110は、ポケット282の軸線方向に対向する底面284において開いている。金型空洞280は、好ましくは、金型空洞座部288内に、最も好ましくは、クランプリング302によって固定された金型空洞インサート286を含む。金型空洞座部288は、好ましくは、カップ状であり、ポケット282の底面284とは反対側の軸線方向に対向する基部290と、半径方向内側で対向するポケット282の表面とは反対側の半径方向外側で対向する表面を備えた環状リム292とを有する。座部288の基部290は、バー50内の冷却液通路108に対して開いている第1開口部291を有する。開口部291は、通路296及び中央通路293を通して、座部288の上面とインサート286の下面の間のカップ状空間295に連通している。このカップ状空間295は、座部288の外周とポケット282の内周との間の環状空間297を備えた座部288の端部の周りに連通している。この空間297は、基部290内の開口部299を備えた通路294を通して、そこからバー50内の冷却液通路110に接続している。座部288は、上述のように、ネジ103によるクロスバー50への固定のために101で延びている。空洞インサート286は、好ましくは、ほぼカップ状であり、座部288のリム292内の本体298と、座部288の端部の上に横たわる半径方向外側に延びるリップ又はフランジ300とを有する。リム300は、空洞保持リング302によってクロスバー50に固定されている。従って、冷却液は、開口部291及び座部基部290内の通路296を通り、クロスバー50内の通路108から通路293を通って空間295まで、及び通路297及び294を通って並びに開口部299を通ってバー50内の通路110まで循環することができる。(冷却液流れは、反対方向にすることができると考えられる。)
【0019】
本発明の開示のこの態様の好ましい特徴によれば、空洞インサート286及び座部288は、冷却液の循環を可能にするための図7A及び図7Bに示す位置と、冷却液の循環を遮るための角度的に離間した位置との間で選択的に空洞280を移動させるために、クロスバー50のポケット282の範囲内で、結合して全体的に回転可能である。キー440(図7A)は、空洞インサート286を座部288に連結し、従って、インサート及び座部は共に回転する。この目的のために、印し312が、好ましくは、金型空洞280が冷却液循環に対して開放しているか又は閉鎖しているかを示すために、インサートリム300及び保持リング302上に設けられる。ポケット314などは、好ましくは、適切な手段と協働して冷却液循環のための開放及び閉鎖位置の間で空洞を回転させるようにインサートリム300に設けられる。従って、座部288内の開口部291、299が、バー50内の通路108、110にそれ以上位置合せされないように、リング302は緩められ、空洞インサート及び座部が結合して回転する。
【0020】
すなわち、上述の目的及び目標の全てを十分に満足するプラスチック物品を圧縮成形するための機械及び方法を開示した。本発明の開示は、いくつかの現在好ましい実施形態に関連して示し、いくつかの付加的な修正及び変形を説明した。他の修正及び変形は、当業者には容易に想起されるであろう。本発明の開示は、そのような全ての修正及び変形を特許請求の範囲の精神及びその広範な範囲に該当するものとして含むものとする。
【符号の説明】
【0021】
20 圧縮成形のための機械
22 ホイール
24 シャフト
26 支持体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸線の周りを回転するように装着されたホイール(22)、及び該ホイール周りに配置された複数の角度的に離間した金型(52)、
を含み、
前記金型の各々は、第1の金型セグメント(54)及び第2の金型セグメント(56)を含み、
前記第2の金型セグメントの各々は、前記第1の金型セグメントとの閉鎖位置と、成形された物品を前記金型から除去し、かつ該金型に金型注入物を入れるための関連の第1の金型セグメントから離間した開放位置との間で該関連の第1の金型セグメントに対して移動可能であり、
前記金型セグメント(54)の一方は、コア(58)と該コアを取り囲むスリーブ(60)とを有する雄金型セグメントであり、該コアは、中空であり、中央通路と該通路内の第1のチューブ(64)とを有して、該チューブを通してかつ該チューブと該コアの間に冷却液を循環させる、
ことを特徴とする圧縮成形機械。
【請求項2】
前記第1のチューブ(64)内に配置され、かつ前記第2の金型セグメントに対向する前記コアの端部を通って開き、該コア端部を通して空気を給送して成形物品を該コアから型抜きするための第2のチューブ(66)を含むことを特徴とする請求項1に記載の機械。
【請求項3】
前記コア(58)は、中空内部及び端壁を備えた形成ピン(222)を有し、前記第2のチューブは、前記中空内部の中に延びており、かつ該中空内部内に密封配置された端部と、該端壁上に配置されたポペット弁(254)とを有し、該ポペット弁は、該中空内部内の空気圧に応答して開き、該端壁を通る空気の流れを可能にして該コアピンからの成形物品の型抜きを助けることを特徴とする請求項2に記載の機械。
【請求項4】
前記ポペット弁(254)は、前記端壁での外端と前記チューブに隣接した内端とを有する弁本体(256)と、該弁本体を閉鎖位置に付勢する前記中空内部内のバネ(260)とを含むことを特徴とする請求項3に記載の機械。
【請求項5】
前記バネ(260)は、前記弁本体と前記形成ピンの間に圧縮して捕捉されたコイルバネを含むことを特徴とする請求項4に記載の機械。
【請求項6】
前記第2のチューブ(66)は、前記中空内部内に配置された端部カラー(266)と、該端部カラーと前記形成ピン(222)の間に配置されたシール(286)とを有することを特徴とする請求項4に記載の機械。
【請求項7】
プラスチック物品を圧縮成形するための機械であって、
軸線周りの回転のために装着されたホイール(22)と、
各々が第1の金型セグメント(54)及び第2の金型セグメント(56)を含む複数の角度的に離間した金型(52)と、
を含み、
前記第2の金型セグメントの各々は、前記第1の金型セグメントとの閉鎖位置と、成形された物品を前記金型から除去し、かつ該金型に金型注入物を入れるための関連の第1の金型セグメントから離間した開放位置との間で該関連の第1の金型セグメントに対して移動可能であり、
前記金型セグメント(56)の一方は、金型空洞座部(288)と該座部内の金型空洞インサート(286)とを含む金型空洞(280)であり、
前記座部及び前記インサートは、該座部及び該インサートの間に第1の冷却液通路を形成する対向する表面を有し、
前記座部は、冷却液を前記ホイールから前記空洞を通して該ホイールに戻すように循環させるために該ホイール内の前記冷却液通路へ接続するための第2の冷却液通路(293、294、296)を有する、
ことを特徴とする機械。
【請求項8】
前記座部内の前記第2の冷却液通路は、該座部(288)及び該インサート(286)を含む前記金型空洞(280)が選択的に回転され、冷却液の循環に対して前記第1及び第2の通路を開放及び閉鎖するようになっているようなものであることを特徴とする請求項7に記載の機械。
【請求項9】
前記第1及び第2の通路が冷却液循環に対して開放又は閉鎖しているかを示すために前記ホイール上の印しに位置合せするための前記空洞上の印し(312)を含むことを特徴とする請求項8に記載の機械。
【請求項10】
中空内部と端壁(224)とを有する形成ピン(222)と、
前記中空内部の中に延びる空気通路と、
前記空気通路及び前記中空内部内の空気圧に応答して開き、前記端壁を通る空気の流れを可能にしてコアピンからの成形物品の型抜きを助ける、該端壁上に配置されたポペット弁(254)と、
を含むことを特徴とする、成形機械のためのコア(220)。
【請求項11】
前記ポペット弁(254)は、前記端壁での外端と前記空気通路に隣接する内端とを有する弁本体(256)と、該弁本体を閉鎖位置に付勢する前記中空内部内のバネ(260)とを含むことを特徴とする請求項10に記載のコア。
【請求項12】
前記バネ(260)は、前記弁本体と前記形成ピンの間に圧縮して捕捉されたコイルバネを含むことを特徴とする請求項11に記載のコア。
【請求項13】
前記空気通路は、チューブ(166)と、前記中空内部内に配置された(286)を有する端部カラー(266)と、該端部カラーと前記形成ピンの間に配置されたシールとを含むことを特徴とする請求項11に記載のコア。
【請求項14】
中空内部と端壁とを有する形成ピン(222)と、
前記端壁上に配置されたポペット弁(254)と、
前記ポペット弁と作動的に連結され、かつ成形機械の作動中にコアピンの移動に応答して該ポペット弁を開き、該コアピンからの成形物品の型抜きを助ける手段(400)と、 を含むことを特徴とする、成形機械のためのコア。
【請求項15】
前記ポペット弁(254)は、前記端壁での外端、及び内端を有する弁本体(256)と、該弁本体を閉鎖位置に付勢する前記中空内部内のバネ(260)とを含むことを特徴とする請求項14に記載のコア。
【請求項16】
前記バネ(260)は、前記弁本体と前記形成ピンの間に圧縮して捕捉されたコイルバネを含むことを特徴とする請求項15に記載のコア。
【請求項17】
中空内部と端壁(224)とを有する形成ピン(222)と、
前記形成ピンに連結され、かつ前記中空内部の中に開いている第1の冷却液チューブ(64)と、
前記形成ピンを取り囲み、かつ前記端壁に連結されてスリーブと該形成ピンの間に冷却液通路を形成するピンスリーブ(60)と、
前記形成ピンを取り囲む第2の冷却液チューブ(228)であって、前記中空内部に連結された第1の環状通路(230)及び該第2の冷却液チューブと前記ピンスリーブの間の第2の環状通路(232)を形成するものと、
前記端壁に隣接する前記第2の冷却液チューブの端部上のリング(234)と、
前記リングと前記端壁の間、かつ該リングと前記ピンスリーブの間のリブ(236、238,240)と、
を含み、
そのために前記第1の冷却チューブ、前記中空内部、前記第1の環状通路を通り、前記リングを回り、かつ前記第2の環状通路を通る冷却液の循環が、前記端壁及び該端壁に隣接した前記スリーブの一部分から熱を抽出する、
ことを特徴とする、成形機械のためのコア。
【請求項18】
前記リングと前記ピンスリーブの間の前記第2の環状通路に冷却液流れに対する最小断面区域が存在することを特徴とする請求項17に記載のコア。
【請求項19】
前記端壁と前記リングの間の前記リブ(236)は、該端壁(224)の内面上に配置され、該リングの横方向に相対する表面と前記ピンスリーブの間の前記リブ(238)は、該ピンスリーブの内面上に配置され、該リングの縦方向に相対する表面と該ピンスリーブの間の前記リブ(240)は、該リング上に配置されていることを特徴とする請求項17に記載のコア。
【請求項20】
前記ピンスリーブ(60)は、電子ビーム溶接によって前記端壁(224)に固定されることを特徴とする請求項17に記載のコア。
【請求項21】
前記形成ピンの前記中空内部の中に延びる空気通路と、
前記チューブと前記端壁の間の前記形成ピンの前記中空内部内に配置されたポペット弁(254)と、
を含み、
前記ポペット弁は、前記空気通路内の空気圧に応答して開き、前記端壁を通る空気の流れを可能にして前記コアピンからの成形物品の型抜きを助ける、
ことを特徴とする請求項17に記載のコア。
【請求項22】
ポケットの中に開いている冷却液給送及び戻り通路(108、110)を有する成形機械上のポケット(282)に受け取られるようになった金型空洞(280)であって、
ポケットに受け取られるようになった金型空洞座部(288)及び該座部内の金型空洞インサート(286)、
を含み、
前記座部及び前記インサートは、該座部と該インサートの間に第1の冷却液通路を形成する対向する表面を有し、
前記座部は、冷却液を成形機械から金型空洞を通して該機械に戻すように循環させるために該機械内の冷却液給送及び戻り通路への接続のための第2の冷却液通路(293、294、296)を有する、
ことを特徴とする金型空洞。
【請求項23】
前記座部における前記第2の冷却液通路は、該座部(288)及び前記インサート(286)を含む金型空洞(280)が、前記機械ポケット内で選択的に回転されて支持体からの冷却液の循環に対して前記第1及び第2の通路を開閉するようになっているようなものであることを特徴とする請求項22に記載の金型空洞。
【請求項24】
前記第1及び第2の通路が冷却液循環に対して開放しているか又は閉鎖しているかを示すために前記支持体上の印しに位置合せするための金型空洞上の印し(312)を含むことを特徴とする請求項23に記載の金型空洞。
【請求項25】
前記冷却液流れ及び戻り通路(108、110)がカップ状ポケットの底面に対して開いている前記機械内のカップ状ポケット(282)内に受け取られるようになっており、 前記座部(288)は、前記機械内の前記開口部に前記第1及び第2の通路を接続するための開口部を備えた下面を有する、
ことを特徴とする請求項22に記載の金型空洞。
【請求項26】
少なくとも2つの構成要素を有する金型要素を製造する方法であって、
(a)少なくとも2つの構成要素(60、224)を、該少なくとも2つの構成要素のうちの少なくとも1つが少なくとも1つの表面チャンネルを有するような方法で準備する段階と、
(b)前記少なくとも2つの構成要素を、前記1つの構成要素上の前記少なくとも1つの表面チャンネルが、該少なくとも2つの構成要素の別のものの対向する表面と協働して入口及び出口を有する冷却液通路を形成するような方法で互いに組立てる段階と、
(c)前記少なくとも2つの構成要素を互いに電子ビーム溶接して一体化単体金型要素を形成する段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項27】
少なくとも2つの構成要素を有する金型要素を製造する方法であって、
(a)少なくとも2つの構成要素(60、224)を、該少なくとも2つの構成要素のうちの少なくとも1つが少なくとも1つの表面チャンネルを有するような方法で準備する段階と、
(b)前記少なくとも2つの構成要素を、前記1つの構成要素上の前記少なくとも1つの表面チャンネルが、該少なくとも2つの構成要素の別のものの対向する表面と協働して入口及び出口を有する冷却液通路を形成するような方法で互いに連結する段階と、
を含むことを特徴とする方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3A】
image rotate

【図3B】
image rotate

【図3C】
image rotate

【図3D】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5A】
image rotate

【図5B】
image rotate

【図6】
image rotate

【図6A】
image rotate

【図6B】
image rotate

【図6C】
image rotate

【図6D】
image rotate

【図6E】
image rotate

【図7A】
image rotate

【図7B】
image rotate


【公開番号】特開2012−56325(P2012−56325A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−278732(P2011−278732)
【出願日】平成23年12月20日(2011.12.20)
【分割の表示】特願2008−516926(P2008−516926)の分割
【原出願日】平成18年6月5日(2006.6.5)
【出願人】(595144581)レクサム クロージャー システムズ インコーポレイテッド (11)
【Fターム(参考)】