説明

地点検索装置、地点検索方法及びプログラム

【課題】画面に一度に表示可能な候補文字列の個数が少なくても、表示された候補文字列からユーザの希望する文字列を選択して入力することが可能となる地点検索装置、地点検索方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】CPUは、検索語入力画面61の各候補文字列表示部65に、入力文字表示部63に表示した文字または文字列と前方一致する候補文字列を候補文字列データファイルから抽出し、優先度順に表示する。そして、各候補文字列表示部65に表示されている候補文字列の1文字目または2文字目以降を押下された場合には、CPUは、押下された候補文字列の全文字、または押下された位置までの文字列を検索用の文字列として選択して、入力文字表示部63に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、入力された検索用の文字列に対応した地点情報を検索する地点検索装置、地点検索方法及びプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、入力された検索用の文字列に対応した地点情報を検索する技術に関し種々提案されている。
例えば、ナビゲーション装置は、複数の目的地の読みに共通する語を検索用のキーワードとして保存する。一方、検索対象となる個別の目的地データに対して、検索用のキーワードを付与する。そして、目的地を検索する場合に、入力された文字に対して部分一致するキーワードを絞り込み、選択可能なキーワードとして表示する。これにより、ユーザは該当するキーワードを選択することで、入力操作を省略することができる(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−14703号公報(段落(0017)〜(0078)、図1〜図15)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記した特許文献1に記載されたナビゲーション装置によれば、画面の制約上、一度に表示できるキーワード数が限られている。このため、選択可能なキーワードとして表示されていない次のキーワードが、ユーザの希望するキーワードである場合には、簡単に選択することが難しいという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、画面に一度に表示可能な候補文字列の個数が少なくても、表示された候補文字列からユーザの希望する文字列を選択して入力することが可能となる地点検索装置、地点検索方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため請求項1に係る地点検索装置は、検索対象となる目的地を表す複数の文字列を予め記憶する文字列記憶手段と、検索用の文字を入力する文字入力手段と、前記文字入力手段を介して入力された文字と前方一致する前記文字列を前記文字列記憶手段から取得する文字列取得手段と、前記文字列取得手段を介して取得した文字列を候補文字列として表示する表示手段と、前記表示手段を介して表示された前記候補文字列の先頭から一部又は全部の文字を選択するように指示する選択指示を入力する選択指示入力手段と、前記選択指示入力手段を介して入力された前記選択指示に基づいて前記候補文字列の先頭から一部又は全部を前記文字入力手段を介して入力された文字列として設定する文字列設定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に係る地点検索装置は、請求項1に記載の地点検索装置において、前記表示手段は、前記文字列取得手段を介して取得した複数の前記文字列の中で一方の文字列が他方の文字列の先頭からの一部に含まれる包含関係にあるか否かを判定する包含関係判定手段を有し、該表示手段は、一方の文字列が他方の文字列の先頭からの一部に含まれる包含関係にあると判定された場合には、前記一方の文字列に替えて前記他方の文字列を前記候補文字列として表示することを特徴とする。
【0008】
また、請求項3に係る地点検索装置は、請求項1又は請求項2に記載の地点検索装置において、前記選択指示は、前記候補文字列の先頭1文字目だけを選択するように指示する先頭文字選択指示を含み、前記選択指示入力手段を介して前記先頭文字選択指示が入力された場合には、前記文字列設定手段は、該先頭文字選択指示に対応する前記候補文字列の全部を前記文字入力手段を介して入力された文字列として設定することを特徴とする。
【0009】
また、請求項4に係る地点検索方法は、検索用の文字を入力する文字入力工程と、前記文字入力工程で入力された文字と前方一致する文字列を予め記憶した検索対象となる目的地を表す複数の文字列から取得する文字列取得工程と、前記文字列取得工程で取得した文字列を候補文字列として表示する表示工程と、前記表示行程で表示された候補文字列の先頭から一部又は全部の文字を選択するように指示する選択指示を入力する選択指示入力工程と、前記選択指示入力工程で入力された選択指示に基づいて前記候補文字列の先頭から一部又は全部を前記文字入力工程で入力された文字列として設定する文字列設定工程と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
更に、請求項5に係るプログラムは、コンピュータに、検索用の文字を入力する文字入力工程と、前記文字入力工程で入力された文字と前方一致する文字列を予め記憶した検索対象となる目的地を表す複数の文字列から取得する文字列取得工程と、前記文字列取得工程で取得した文字列を候補文字列として表示する表示工程と、前記表示行程で表示された候補文字列の先頭から一部又は全部の文字を選択するように指示する選択指示を入力する選択指示入力工程と、前記選択指示入力工程で入力された前記選択指示に基づいて前記候補文字列の先頭から一部又は全部を前記文字入力工程で入力された文字列として設定する文字列設定工程と、を実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0011】
前記構成を有する請求項1に係る地点検索装置では、文字入力手段を介して入力された文字と前方一致する文字列が、候補文字列として表示される。そして、ユーザは選択指示入力手段によって、この表示された候補文字列の先頭から一部又は全部の文字を選択するように指示する選択指示を入力することによって、検索用の文字列を入力することができる。
【0012】
これにより、ユーザの希望する目的地を表す文字列が候補文字列として表示されていなくても、画面に表示された候補文字列内に当該目的地を表す文字列が含まれている場合には、ユーザは、画面に表示された候補文字列から目的地を表す文字列を選択して、検索用の文字列として容易に設定することが可能となる。従って、画面に一度に表示可能な候補文字列の個数が少なくても、表示された候補文字列からユーザの希望する文字列を選択して入力することが可能となる。
【0013】
また、請求項2に係る地点検索装置では、一方の文字列が他方の文字列の先頭からの一部に含まれる包含関係にある場合には、一方の文字列に替えて他方の文字列が候補目的地として表示される。これにより、ユーザは画面に表示される1個の候補文字列から複数の目的地を表す文字列を選択することが可能となり、表示された候補文字列から希望する目的地を表す文字列を更に確実に選択して入力することが可能となる。
【0014】
また、請求項3に係る地点検索装置では、候補文字列の先頭1文字目だけを選択するだけで、当該候補文字列を検索用の文字列として入力することが可能となり、ユーザは更に容易に検索用の文字列を入力することが可能となる。
【0015】
また、請求項4に係る地点検索方法では、文字入力工程で入力された文字と前方一致する文字列が、候補文字列として表示される。そして、ユーザは、この表示された候補文字列の先頭から一部又は全部の文字を選択するように指示する選択指示を入力することによって、検索用の文字列を入力することができる。
【0016】
これにより、ユーザの希望する目的地を表す文字列が候補文字列として表示されていなくても、画面に表示された候補文字列内に当該目的地を表す文字列が含まれている場合には、ユーザは、画面に表示された候補文字列から目的地を表す文字列を選択して、検索用の文字列として容易に設定することが可能となる。従って、画面に一度に表示可能な候補文字列の個数が少なくても、表示された候補文字列からユーザの希望する文字列を選択して入力することが可能となる。
【0017】
更に、請求項5に係るプログラムでは、コンピュータは当該プログラムを読み込むことによって、文字入力工程で入力された文字と前方一致する文字列を、候補文字列として表示する。そして、ユーザは、この表示された候補文字列の先頭から一部又は全部の文字を選択するように指示する選択指示を入力することによって、検索用の文字列を入力することができる。
【0018】
これにより、ユーザの希望する目的地を表す文字列が候補文字列として表示されていなくても、画面に表示された候補文字列内に当該目的地を表す文字列が含まれている場合には、ユーザは、画面に表示された候補文字列から目的地を表す文字列を選択して、検索用の文字列として容易に設定することが可能となる。従って、画面に一度に表示可能な候補文字列の個数が少なくても、表示された候補文字列からユーザの希望する文字列を選択して入力することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本実施例に係るナビゲーション装置を示したブロック図である。
【図2】文字列DBに記憶される候補文字列データファイルの一例を示す図である。
【図3】入力された検索用の文字と前方一致する候補文字列を表示する「候補文字列表示処理」を示すフローチャートである。
【図4】包含関係にある候補文字列をまとめた一例を示す図である。
【図5】包含関係にある候補文字列をまとめた検索語入力画面の一例を示す図である。
【図6】候補文字列から選択された文字列を検索用の文字列として設定する「文字列設定処理」を示すフローチャートである。
【図7】図6のS114における文字列設定の一例を示す図である。
【図8】図6のS116における文字列設定の一例を示す図である。
【図9】図6のS117における文字列設定の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明に係る地点検索装置、地点検索方法及びプログラムをナビゲーション装置について具体化した一実施例に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
【実施例】
【0021】
[ナビゲーション装置の概略構成]
先ず、本実施例に係るナビゲーション装置の概略構成について図1に基づいて説明する。図1は本実施例に係るナビゲーション装置1を示したブロック図である。
図1に示すように、本実施例に係るナビゲーション装置1は、自車の現在位置を検出する現在地検出処理部11と、各種のデータが記録されたデータ記録部12と、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナビゲーション制御部13と、操作者からの操作を受け付ける操作部14と、操作者に対して地図等の情報を表示する液晶ディスプレイ15と、経路案内等に関する音声ガイダンスを出力するスピーカ16と、不図示の道路交通情報センタや地図情報配信センタ等との間で携帯電話網等を介して通信を行う通信装置17と、液晶ディスプレイ15の表面に装着されたタッチパネル18とから構成されている。また、ナビゲーション制御部13には自車の走行速度を検出する車速センサ21が接続されている。
【0022】
以下に、ナビゲーション装置1を構成する各構成要素について説明すると、現在地検出処理部11は、GPS31、方位センサ32、距離センサ33等からなり、自車両の現在位置(以下、「自車位置」という。)、自車の向きを表す自車方位、走行距離等を検出することが可能となっている。
【0023】
また、データ記録部12は、外部記憶装置及び記録媒体としてのハードディスク(図示せず)と、ハードディスクに記憶された地図情報データベース(地図情報DB)25、文字列データベース(文字列DB)27及び所定のプログラム等を読み出すとともにハードディスクに所定のデータを書き込む為のドライバである記録ヘッド(図示せず)とを備えている。
【0024】
また、地図情報DB25には、ナビゲーション装置1の走行案内や経路探索に使用されるナビ地図情報26が格納されている。ここで、ナビ地図情報26には、経路案内及び地図表示に必要な各種情報から構成されており、例えば、各新設道路を特定するための新設道路情報、地図を表示するための地図表示データ、各交差点に関する交差点データ、ノード点に関するノードデータ、施設の一種である道路(リンク)に関するリンクデータ、経路を探索するための探索データ、施設の一種である店舗等のPOI(Point of Interest)に関する店舗データ、地点を検索するための検索データ等から構成されている。また、店舗データとしては、各地域のホテル、病院、ガソリンスタンド、駐車場、駅、空港、フェリー乗り場等のPOIに関する名称や住所、電話番号等のデータがPOIを特定するIDとともに記憶されている。
【0025】
また、地図情報DB25の内容は、不図示の地図情報配信センタから通信装置17を介して配信された更新情報をダウンロードすることによって更新される。
また、文字列DB27には、後述の目的地を表す複数の文字列を候補文字列として記憶する候補文字列データファイル51(図2参照)が格納されている。
【0026】
また、図1に示すように、ナビゲーション装置1を構成するナビゲーション制御部13は、ナビゲーション装置1の全体の制御を行う演算装置及び制御装置としてのCPU41、並びにCPU41が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるとともに、経路が探索されたときの経路データ等が記憶されるRAM42、制御用のプログラム等が記憶されたROM43、ROM43から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ44等の内部記憶装置や、時間を計測するタイマ45等を備えている。
【0027】
また、ROM43には、後述の入力された検索用の文字と前方一致する候補文字列を表示する候補文字列表示処理(図3参照)や、後述の候補文字列から選択された文字列を検索用の文字列として設定する文字列設定処理(図6参照)等のプログラムが記憶されている。
【0028】
更に、前記ナビゲーション制御部13には、操作部14、液晶ディスプレイ15、スピーカ16、通信装置17、タッチパネル18の各周辺装置(アクチュエータ)が電気的に接続されている。
【0029】
この操作部14は、走行開始時の現在地を修正し、案内開始地点としての出発地及び案内終了地点としての目的地を入力する際や施設に関する情報の検索を行う場合等に操作され、各種のキーや複数の操作スイッチから構成される。そして、ナビゲーション制御部13は、各スイッチの押下等により出力されるスイッチ信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。
【0030】
また、液晶ディスプレイ15には、現在走行中の地図情報、後述の検索語入力画面62(図5参照)、操作案内、操作メニュー、キーの案内、現在地から目的地までの推奨経路、推奨経路に沿った案内情報、交通情報、ニュース、天気予報、時刻、メール、テレビ番組等が表示される。
【0031】
また、スピーカ16は、ナビゲーション制御部13からの指示に基づいて、推奨経路に沿った走行を案内する音声ガイダンス等を出力する。ここで、案内される音声ガイダンスとしては、例えば、「200m先、○○交差点を右方向です。」等がある。
【0032】
また、通信装置17は、地図情報配信センタと通信を行う携帯電話網等による通信手段であり、地図情報配信センタとの間で最もバージョンの新しい更新地図情報等の送受信を行う。また、通信装置17は地図情報配信センタに加えて、道路交通情報センタ等から送信された渋滞情報やサービスエリアの混雑状況等の各情報から成る交通情報を受信する。
【0033】
また、タッチパネル18は、液晶ディスプレイ15の表面部に装着された透明なパネル状のタッチスイッチであり、液晶ディスプレイ15の画面に表示されたボタンや地図上を押下することによって各種指示コマンドを入力することが可能に構成されている。尚、タッチパネル18は、液晶ディスプレイ15の画面を直接押下する光センサ液晶方式等で構成してもよい。
【0034】
ここで、文字列DB27に格納される目的地を表す複数の文字列を候補文字列として記憶する候補文字列データファイル51について図2に基づいて説明する。図2は文字列DB27に格納される候補文字列データファイル51の一例を示す図である。
【0035】
図2に示すように、候補文字列データファイル51は、「候補文字列」と「優先度」とから構成されている。この「候補文字列」には、地名、ジャンル、施設の名称や施設の略称、施設を表すキーワード等になり得る単語が50音順に記憶されている。また、「優先度」には、「候補文字列」の各文字列に対応する優先度が記憶されており、数値の大きいものほど優先度が高いことを表している。
【0036】
[候補文字列表示処理]
次に、上記のように構成されたナビゲーション装置1のCPU41が実行する処理であって、入力された検索用の文字と前方一致する候補文字列を表示する候補文字列表示処理について図3乃至図5に基づいて説明する。図3はCPU41が実行する処理であって、入力された検索用の文字と前方一致する候補文字列を表示する候補文字列表示処理を示すフローチャートである。
【0037】
尚、図3にフローチャートで示されるプログラムは、操作部14の不図示の目的地設定ボタンが押下された場合に、CPU41により所定時間毎に(例えば、10ミリ秒毎である。)実行される。また、CPU41は、操作部14の不図示の目的地設定ボタンが押下された場合には、液晶ディスプレイ15の画面に、地点情報としての施設に関する名称等を検索するための検索語を入力する検索語入力画面61(図5参照)を表示する。
【0038】
図3に示すように、先ず、ステップ(以下、Sと略記する)11において、CPU41は、検索語入力画面61に表示された50音キー62(図5参照)から検索用の文字が入力されたか否か、つまり、50音キー62が押下されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、50音キー62から検索用の文字が入力されていない場合には(S11:NO)、CPU41は、当該処理を終了する。
【0039】
一方、50音キー62から検索用の文字が入力された場合には(S11:YES)、CPU41は、S12の処理に移行する。S12において、CPU41は、50音キー62から入力された文字を入力文字表示部63(図5参照)に表示する。そして、CPU41は、この入力文字表示部63に表示している1個または複数の文字と前方一致する候補文字列を候補文字列データファイル51から優先度順に所定個数(本実施例では、3個である。)抽出して、各候補文字列表示部65(図5参照)に表示する表示候補としてRAM42に記憶する。
【0040】
続いて、S13において、CPU41は、抽出した所定個数の候補文字列の中で、他の候補文字列の先頭からの一部に含まれる包含関係にある候補文字列が存在するか否かを判定する判定処理を実行する。そして、抽出した所定個数の候補文字列の中で、他の候補文字列の先頭からの一部に含まれる包含関係にある候補文字列が存在すると判定した場合には(S13:YES)、CPU41は、S14の処理に移行する。
【0041】
S14において、CPU41は、他の候補文字列の先頭からの一部に含まれて包含される候補文字列を各候補文字列表示部65に表示する表示候補から削除後、S12の処理に移行する。つまり、CPU41は、他の候補文字列の先頭からの一部に含まれて包含される候補文字列と他の候補文字列とを、他の候補文字列の1個にまとめた後、S12の処理に移行する。
【0042】
そして、S12において、CPU41は、入力文字表示部63に表示している1個または複数の文字と前方一致する次の優先度の候補文字列を、この表示候補から削除した候補文字列の個数だけ再度抽出して、各候補文字列表示部65に表示する表示候補としてRAM42に記憶後、S13以降の処理を再度実行する。
【0043】
ここで、候補文字列データファイル51から抽出した3個の候補文字列の中で包含関係にある候補文字列をまとめた一例を図4に基づいて説明する。
図4に示すように、先ず、50音キー62から「あ」と「さ」の文字が順次入力されて、入力文字表示部63に「あさ」の文字列が表示された場合には(S11:YES)、CPU41は、候補文字列データファイル51から前方一致する「あさひ」、「あさひかわ」、「あさくさ」の3個の候補文字列を優先度順に抽出して(図2参照)、各候補文字列表示部65に表示する表示候補としてRAM42に記憶する(S12)。
【0044】
そして、CPU41は、候補文字列「あさひ」が、候補文字列「あさひかわ」の先頭からの3文字に含まれる包含関係にあると判定して(S13:YES)、各候補文字列表示部65に表示する表示候補から候補文字列「あさひ」を削除して、候補文字列「あさひかわ」にまとめる。そして、CPU41は、入力文字表示部63に表示している「あさ」の文字列と前方一致する次の優先度の候補文字列「あさのや」を候補文字列データファイル51から抽出して(図2参照)、各候補文字列表示部65に表示する表示候補としてRAM42に記憶する(S12)。従って、CPU41は、各候補文字列表示部65に表示する表示候補として「あさひかわ」、「あさくさ」、「あさのや」の3個の候補文字列をRAM42に記憶する。
【0045】
一方、図3に示すように、S13において、抽出した所定個数の候補文字列の中で、他の候補文字列の先頭からの一部に含まれる包含関係にある候補文字列が存在しないと判定した場合には(S13:NO)、CPU41は、S15の処理に移行する。S15において、CPU41は、各候補文字列表示部65に表示する表示候補としてRAM42に記憶した3個の候補文字列を読み出し、検索語入力画面61の各候補文字列表示部65に表示後、当該処理を終了する。
【0046】
ここで、検索語入力画面62の一例について図5に基づいて説明する。図5に示すように、検索語入力画面61には、50音キー62、入力文字表示部63、3個の候補文字列表示部65、修正ボタン66、件数表示部67、戻るボタン68、完了ボタン69が表示される。
【0047】
この入力文字表示部63には、50音キー61によって入力された入力文字が表示される。そして、3個の候補文字列表示部65には、上記の通り、入力文字表示部63に「あさ」の文字列が表示された場合には、「あさひかわ」、「あさくさ」、「あさのや」の各候補文字列が表示される。また、修正ボタン66を押下する毎に、入力文字表示部63に表示されている文字列の最終入力文字を1文字ずつ削除することができる。
【0048】
また、戻るボタン68を押下することによって、最後の操作の前の状態に戻すことができる。また、件数表示部67には、入力文字表示部63に表示される文字列によって検索された候補地点の件数が表示される。更に、完了ボタン69を押下することによって、入力文字表示部63に表示されている文字列を検索語として、地点情報としての施設に関する名称等を検索してリスト表示するように指示することができる。
【0049】
[文字列設定処理]
次に、候補文字列から選択された文字列を検索用の文字列として設定する文字列設定処理について図6乃至図9に基づいて説明する。図6はCPU41が実行する処理であって、候補文字列から選択された文字列を検索用の文字列として設定する文字列設定処理を示すフローチャートである。尚、図6にフローチャートで示されるプログラムは、操作部14の不図示の目的地設定ボタンが押下された場合に、CPU41により所定時間毎に(例えば、10ミリ秒毎である。)実行される。
【0050】
図6に示すように、先ず、S111において、CPU41は、液晶ディスプレイ15の画面が押下されたか否か、つまり、タッチパネル18が押下されたか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、タッチパネル18が押下されていない場合、つまり、入力を検知していない場合には(S111:NO)、CPU41は、当該処理を終了する。
【0051】
一方、タッチパネル18が押下された場合、つまり、入力を検知した場合には(S111:YES)、CPU41は、タッチパネル18の押下された座標位置を検出してRAM42に記憶後、S112の処理に移行する。S112において、CPU41は、タッチパネル18の押下された座標位置をRAM42から読み出し、当該座標位置が検索語入力画面61に表示されたいずれかの候補文字列表示部65の表示領域内か否かを判定する判定処理を実行する。
【0052】
そして、タッチパネル18の押下された座標位置が、検索語入力画面61に表示された各候補文字列表示部65の表示領域内でない場合には(S112:NO)、CPU41は、当該処理を終了する。
一方、タッチパネル18の押下された座標位置が、検索語入力画面61に表示されたいずれかの候補文字列表示部65の表示領域内の場合には(S112:YES)、CPU41は、S113の処理に移行する。
【0053】
S113において、CPU41は、タッチパネル18の押下された座標位置をRAM42から読み出し、この座標位置が候補文字列表示部65に表示されている候補文字列の2文字目以降の座標位置を含むデータであるか否かを判定する判定処理を実行する。つまり、CPU41は、ユーザが候補文字列の2文字目以降を押下したか否かを判定する判定処理を実行する。
【0054】
そして、タッチパネル18の押下された座標位置が、候補文字列表示部65に表示されている候補文字列の2文字目以降の座標位置を含まない場合には(S113:NO)、CPU41は、候補文字列表示部65に表示している候補文字列が選択されたと判定して、S114の処理に移行する。即ち、タッチパネル18の押下された座標位置が、候補文字列の1文字目の座標位置、または、候補文字列表示部65の左端から候補文字列の2文字目の手前までの表示範囲内を指をつけたまま移動した座標データの場合には(S113:NO)、CPU41は、候補文字列表示部65に表示している候補文字列が選択されたと判定して、S114の処理に移行する。
【0055】
S114において、CPU41は、押下された候補文字列表示部65に表示している候補文字列を検索用の文字列として選択し、入力文字表示部63に表示した後、当該処理を終了する。
ここで、タッチパネル18の押下された座標位置が、候補文字列の1文字目の座標位置、または、候補文字列表示部65の左端から候補文字列の2文字目の手前までの表示範囲内を指をつけたまま移動した座標データの場合の一例について図7に基づいて説明する。
【0056】
図7の左側に示すように、タッチパネル18の押下された座標位置が、候補文字列表示部65に表示された候補文字列「あさひかわ」の1文字目「あ」の座標位置の場合には、CPU41は、当該候補文字列「あさひかわ」が選択されたと判定する。そして、CPU41は、入力文字表示部63に表示している文字列「あさ」を「あさひかわ」に設定して表示する。
【0057】
また、図7の右側に示すように、タッチパネル18の押下された座標位置が、候補文字列表示部65の左端から候補文字列「あさひかわ」の2文字目「さ」の手前までの短い範囲を指をつけたまま移動した座標データの場合には、CPU41は、当該候補文字列「あさひかわ」が選択されたと判定する。そして、CPU41は、入力文字表示部63に表示している文字列「あさ」を「あさひかわ」に設定して表示する。
【0058】
これにより、ユーザは、候補文字列「あさひかわ」の1文字目を押下する際に、指先が少し滑っても、当該候補文字列「あさひかわ」を検索用の文字列として選択して入力することができる。
【0059】
一方、タッチパネル18の押下された座標位置が、候補文字列表示部65に表示されている候補文字列の2文字目以降の座標位置を含む場合には(S113:YES)、CPU41は、S115の処理に移行する。S115において、CPU41は、タッチパネル18の押下された座標位置をRAM42から読み出し、この座標位置にある候補文字列の文字の前側に「意味のある単語」になる区切り位置があるか否かを判定する判定処理を実行する。つまり、CPU41は、候補文字列の押下された文字の前側に「意味のある単語」になる区切り位置があるか否かを判定する判定処理を実行する。
【0060】
この「意味のある単語」とは、地名、ジャンル、施設の名称や施設の略称、施設を表すキーワード等の地点名称に成り得る単語、または、共通してよく使われている文字列等である。例えば、「意味のある単語」とは、候補文字列データファイル51の「候補文字列」に記憶されている文字列等である。
【0061】
そして、タッチパネル18の押下された座標位置にある候補文字列の文字の前側に「意味のある単語」になる区切り位置が無い場合には(S115:NO)、CPU41は、S116の処理に移行する。S116において、CPU41は、押下された候補文字列表示部65に表示している候補文字列の1文字目から押下された文字までの文字列を検索用の文字列として選択し、入力文字表示部63に表示した後、当該処理を終了する。
【0062】
ここで、タッチパネル18の押下された座標位置にある候補文字列の文字の前側に「意味のある単語」になる区切り位置が無い場合の一例について図8に基づいて説明する。
先ず、図8の左上側に示すように、タッチパネル18の押下された座標位置が、候補文字列表示部65に表示された候補文字列「あさひかわ」の3文字目「ひ」の座標位置の場合には、CPU41は、当該3文字目「ひ」が押下されたと判定する(S113:YES)。
【0063】
また、図8の右上側に示すように、タッチパネル18の押下された座標位置が、候補文字列表示部65に表示された候補文字列「あさひかわ」の1文字目「あ」から3文字目「ひ」までの範囲を指をつけたまま移動した座標データの場合には、CPU41は、3文字目「ひ」が押下されたと判定する(S113:YES)。
【0064】
また、図8の左下側に示すように、タッチパネル18の押下された座標位置が、候補文字列表示部65に表示された候補文字列「あさひかわ」の2文字目「さ」から3文字目「ひ」までの範囲を指をつけたまま移動した座標データの場合には、CPU41は、3文字目「ひ」が押下されたと判定する(S113:YES)。つまり、候補文字列「あさひかわ」の途中から3文字目「ひ」までの範囲を指をつけたまま移動した座標データの場合には、CPU41は、3文字目「ひ」が押下されたと判定する。
【0065】
また、図8の右下側に示すように、タッチパネル18の押下された座標位置が、候補文字列表示部65に表示された候補文字列「あさひかわ」の3文字目「ひ」から4文字目「か」の手前までの範囲を指をつけたまま移動した座標データの場合には、CPU41は、3文字目「ひ」が押下されたと判定する(S113:YES)。これにより、ユーザは、候補文字列「あさひかわ」の3文字目を押下する際に、指先が少し滑っても、3文字目「ひ」を選択して入力することができる。
【0066】
続いて、3文字目「ひ」が押下されたと判定した場合には(S113:YES)、CPU41は、候補文字列「あさひかわ」の3文字目「ひ」の前側までの文字列、つまり、1文字目から2文字目までの文字列「あさ」は、入力表示部63に表示されている文字列と一致するため、3文字目「ひ」の前側に「意味のある単語」になる区切り位置が無いと判定する(S115:NO)。
【0067】
従って、図8の左上側、右上側、左下側、右下側に示すように、CPU41は、候補文字列「あさひかわ」の1文字目から3文字目までの文字列「あさひ」を選択し、入力文字表示部63に表示している文字列「あさ」を「あさひ」に設定して表示する(S116)。
【0068】
一方、図6に示すように、タッチパネル18の押下された座標位置にある候補文字列の文字の前側に「意味のある単語」になる区切り位置が有る場合には(S115:YES)、CPU41は、S117の処理に移行する。S117において、CPU41は、押下された候補文字列表示部65に表示している候補文字列の1文字目から押下された文字の前側の「意味のある単語」になる区切り位置までの文字列を検索用の文字列として選択し、入力文字表示部63に表示した後、当該処理を終了する。
【0069】
ここで、タッチパネル18の押下された座標位置にある候補文字列の文字の前側に「意味のある単語」になる区切り位置が有る場合の一例について図9に基づいて説明する。
先ず、図9の左上側に示すように、タッチパネル18の押下された座標位置が、候補文字列表示部65に表示された候補文字列「あさひかわ」の4文字目「か」の座標位置の場合には、CPU41は、当該4文字目「か」が押下されたと判定する(S113:YES)。
【0070】
また、図9の右上側に示すように、タッチパネル18の押下された座標位置が、候補文字列表示部65に表示された候補文字列「あさひかわ」の1文字目「あ」から4文字目「か」までの範囲を指をつけたまま移動した座標データの場合には、CPU41は、4文字目「か」が押下されたと判定する(S113:YES)。
【0071】
また、図9の左下側に示すように、タッチパネル18の押下された座標位置が、候補文字列表示部65に表示された候補文字列「あさひかわ」の2文字目「さ」から4文字目「か」までの範囲を指をつけたまま移動した座標データの場合には、CPU41は、4文字目「か」が押下されたと判定する(S113:YES)。つまり、候補文字列「あさひかわ」の途中から4文字目「か」までの範囲を指をつけたまま移動した座標データの場合には、CPU41は、4文字目「か」が押下されたと判定する。
【0072】
また、図9の右下側に示すように、タッチパネル18の押下された座標位置が、候補文字列表示部65に表示された候補文字列「あさひかわ」の4文字目「か」から5文字目「わ」の手前までの範囲を指をつけたまま移動した座標データの場合には、CPU41は、4文字目「か」が押下されたと判定する(S113:YES)。これにより、ユーザは、候補文字列「あさひかわ」の4文字目を押下する際に、指先が少し滑っても、4文字目「か」を選択して入力することができる。
【0073】
続いて、4文字目「か」が押下されたと判定した場合には(S113:YES)、CPU41は、候補文字列「あさひかわ」の4文字目「か」の前側までの文字列、つまり、1文字目から3文字目までの文字列「あさひ」は、候補文字列データファイル51の候補文字列「あさひ」と一致するため、4文字目「か」の前側に「意味のある単語」になる区切り位置が有ると判定する(S115:YES)。
【0074】
従って、図9の左上側、右上側、左下側、右下側に示すように、CPU41は、候補文字列「あさひかわ」の4文字目「か」の前側の「意味のある単語」になる区切り位置までの文字列、つまり、候補文字列「あさひかわ」の1文字目から3文字目までの文字列「あさひ」を検索用の文字列として選択し、入力文字表示部63に表示している文字列「あさ」を「あさひ」に設定して表示する(S117)。
【0075】
以上詳細に説明した通り、本実施例に係るナビゲーション装置1では、CPU41は、検索語入力画面61の各候補文字列表示部65に、入力文字表示部63に表示した文字または文字列と前方一致する候補文字列を候補文字列データファイル51から抽出し、優先度順に表示する。そして、各候補文字列表示部65に表示されている候補文字列の1文字目または2文字目以降を押下された場合には、CPU41は、押下された候補文字列の全文字、または押下された位置までの文字列を検索用の文字列として選択して、入力文字表示部63に表示する。
【0076】
これにより、ユーザは希望する目的地を表す文字列が候補文字列として表示されている場合には、この候補文字列の1文字目を押下することによって、検索用の文字列として容易に設定することが可能となる。
【0077】
また、ユーザの希望する目的地を表す文字列が候補文字列として表示されていなくても、画面に表示された候補文字列内に当該目的地を表す文字列が含まれている場合には、ユーザは、画面に表示された候補文字列から目的地を表す文字列を選択して、検索用の文字列として容易に設定することが可能となる。従って、画面に一度に表示可能な候補文字列の個数が少なくても、表示された候補文字列からユーザの希望する文字列を選択して、入力することが可能となる。
【0078】
また、CPU41は、入力文字表示部63に表示されている文字または文字列と前方一致する候補文字列を優先度順に抽出し、この抽出した所定個数の候補文字列の中で、他の候補文字列の先頭からの一部に含まれる包含関係にある候補文字列がある場合には、当該他の候補文字列の1個にまとめて、候補文字列表示部65に表示する。
【0079】
これにより、ユーザは候補文字列表示部65に表示される1個の候補文字列から複数の目的地を表す文字列を選択することが可能となり、表示された候補文字列から希望する目的地を表す文字列を更に確実に選択して入力することが可能となる。
【0080】
また、CPU41は、タッチパネル18の押下された座標位置にある候補文字列の文字の前側に「意味のある単語」になる区切り位置が有る場合には、この候補文字列の1文字目から押下された文字の前側の「意味のある単語」になる区切り位置までの文字列を検索用の文字列として選択し、入力文字表示部63に表示する。
これにより、ユーザは表示された候補文字列から希望する目的地を表す文字列を正確に選択して入力することが可能となる。
【0081】
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
【0082】
例えば、上記S113において、タッチパネル18の押下された座標位置が、候補文字列表示部65に表示されている候補文字列の2文字目以降の座標位置を含む場合には(S113:YES)、CPU41は、S116の処理を実行後、当該処理を終了するようにしてもよい。尚、この場合には、CPU41は、上記S115及びS117の処理を実行しないようにしてもよい。これにより、ユーザは、候補文字列の1文字目から押下した文字までの文字列を検索用の文字列として選択し、入力文字表示部63に表示することが可能となる。
【符号の説明】
【0083】
1 ナビゲーション装置
14 操作部
15 液晶ディスプレイ
18 タッチパネル
25 地図情報DB
27 文字列DB
41 CPU
42 RAM
43 ROM
51 候補文字列データファイル
61 検索語入力画面
62 50音キー
63 入力文字表示部
65 候補文字列表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検索対象となる目的地を表す複数の文字列を予め記憶する文字列記憶手段と、
検索用の文字を入力する文字入力手段と、
前記文字入力手段を介して入力された文字と前方一致する前記文字列を前記文字列記憶手段から取得する文字列取得手段と、
前記文字列取得手段を介して取得した文字列を候補文字列として表示する表示手段と、
前記表示手段を介して表示された前記候補文字列の先頭から一部又は全部の文字を選択するように指示する選択指示を入力する選択指示入力手段と、
前記選択指示入力手段を介して入力された前記選択指示に基づいて前記候補文字列の先頭から一部又は全部を前記文字入力手段を介して入力された文字列として設定する文字列設定手段と、
を備えたことを特徴とする地点検索装置。
【請求項2】
前記表示手段は、前記文字列取得手段を介して取得した複数の前記文字列の中で一方の文字列が他方の文字列の先頭からの一部に含まれる包含関係にあるか否かを判定する包含関係判定手段を有し、
該表示手段は、一方の文字列が他方の文字列の先頭からの一部に含まれる包含関係にあると判定された場合には、前記一方の文字列に替えて前記他方の文字列を前記候補文字列として表示することを特徴とする請求項1に記載の地点検索装置。
【請求項3】
前記選択指示は、前記候補文字列の先頭1文字目だけを選択するように指示する先頭文字選択指示を含み、
前記選択指示入力手段を介して前記先頭文字選択指示が入力された場合には、前記文字列設定手段は、該先頭文字選択指示に対応する前記候補文字列の全部を前記文字入力手段を介して入力された文字列として設定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の地点検索装置。
【請求項4】
検索用の文字を入力する文字入力工程と、
前記文字入力工程で入力された文字と前方一致する文字列を予め記憶した検索対象となる目的地を表す複数の文字列から取得する文字列取得工程と、
前記文字列取得工程で取得した文字列を候補文字列として表示する表示工程と、
前記表示行程で表示された候補文字列の先頭から一部又は全部の文字を選択するように指示する選択指示を入力する選択指示入力工程と、
前記選択指示入力工程で入力された選択指示に基づいて前記候補文字列の先頭から一部又は全部を前記文字入力工程で入力された文字列として設定する文字列設定工程と、
を備えたことを特徴とする地点検索方法。
【請求項5】
コンピュータに、
検索用の文字を入力する文字入力工程と、
前記文字入力工程で入力された文字と前方一致する文字列を予め記憶した検索対象となる目的地を表す複数の文字列から取得する文字列取得工程と、
前記文字列取得工程で取得した文字列を候補文字列として表示する表示工程と、
前記表示行程で表示された候補文字列の先頭から一部又は全部の文字を選択するように指示する選択指示を入力する選択指示入力工程と、
前記選択指示入力工程で入力された前記選択指示に基づいて前記候補文字列の先頭から一部又は全部を前記文字入力工程で入力された文字列として設定する文字列設定工程と、
を実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−286870(P2010−286870A)
【公開日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−137929(P2009−137929)
【出願日】平成21年6月9日(2009.6.9)
【出願人】(000100768)アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 (3,717)
【Fターム(参考)】