説明

地理的に密集したグループのための呼設定待ち時間を最適化するためのサーバベースの技術

少なくとも1つのアプリケーションサーバを使用してクライアント位置情報を更新すること、どれから少なくとも1つのクライアントが通信サービスを受けているかセクタを独自に識別して位置最新情報を含むパラメータを識別するおよび更新すること、少なくとも1つの地理的に密集したコールグループを決定すること、少なくとも1つのコールグループに応答するために少なくとも1つの指定された応答者を選ぶこと、m最大クラスターに関する対象として複数の指定された応答者を選択すること、対象のハッシュ出力を計算すること、および対象に対応するハッシュ出力のより低次のnビット上で論理OR演算を実行することを含む呼設定待ち時間を最適化するためのサーバベースの方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
1.分野
本発明は一般に通信待ち時間を減少させることに関する。より詳しくは、本発明は地理的に密集したグループのための呼設定待ち時間(call setup latency)を最適化するためのサーバベースの方法に関する。
【背景技術】
【0002】
2.背景
技術における進歩はより小さくそしてより強力なパソコン装置という結果になった。例えば、それぞれ小さく、軽量であり、そしてユーザによって容易に運ばれうる携帯型無線電話機、ラップトップ、パーソナルディジタルアシスタント(PDA)およびページング装置のような、無線計算装置を含む、種々様々な携帯型パソコン装置が現に存在する。無線装置はそれらに物理的に接触すること無しに他の装置と通信できる任意の装置である。大部分の無線装置は無線周波数によって互いに通信する。
【0003】
より具体的に、例えば、携帯型無線電話機は、無線網上で音声およびデータパケットを通信するセルラ電話機をさらに含む。さらに、多くのそのようなセルラ電話機は計算能力における比較的大きい増加とともに製造されており、そしてそれ自体、小型パソコンおよび手持ち式PDAと同等になりつつある。
【0004】
しかしながら、これらのより小さく、そしてより強力なパソコン装置は典型的に厳しく制約された資源である。例えば、スクリーンサイズ、使用できるメモリおよびファイルシステムスペースの量、入出力能力および処理能力の量はそれぞれ装置の小さいサイズによって制限されるかもしれない。厳しい資源制約のため、例えば、そのような遠隔パソコン装置(クライアント装置)上にあるソフトウェアアプリケーションおよび他の情報の制限されたサイズおよび量を維持することはしばしば典型的に望ましいことである。
【0005】
パソコン装置のあるものは、それらのローカルコンピュータプラットフォーム上に設置され、そしてそれは、例えば、それ自体が装置特定の資源のために発生された呼を供給することによって、そのような装置の動作を容易にするために使用される、時にはランタイム環境およびソフトウェアプラットフォームと呼ばれる、1アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)または複数アプリケーションプログラミングインターフェイス(APIs)を使用する。APIはコンピュータのオペレーティングシステムによって使用された手順の動作を指示するためにアプリケーションプログラミングによって使用された1組のルーチンである。
【0006】
さらに、いくつかのAPIはまたそのような装置上で完全に実行可能であるソフトウェアアプリケーションを作り出す能力をソフトウェア開発者に提供することも知られている。ほかに、そのようなAPIのいくつかはいつでも使えるように計算装置システムソフトウェアと計算装置システムソフトウェアのようなシステムアプリケーションとの間に配置され、そして計算装置の計算機能性のようなソフトウェアアプリケーションはソフトウェア開発者に特定の計算装置システム源コードを持つことを必要とせずにこのソフトウェアアプリケーションを使用できるようにする。さらに、いくつかのAPIは安全な、暗号情報を使用しているそのようなパーソナル装置(即ち、クライアント)と遠隔装置(即ち、サーバ)との間の通信を確保するための機構を提供することが知られる。
【0007】
それのいくつかは下でさらに詳細に検討される、そのようなAPIの実例はカリフォルニア、サンディエゴのQUALCOMM社によって開発された無線用バイナリランタイム環境(Binary Runtime Environment for Wireless (BREW )のバージョンを含む。BREW は計算装置(例えば、無線セルラ電話機)のオペレーティングシステムで動作することができ、そして他の特徴の間で、パソコン装置上で特に発見されたハードウェア特徴へのインターフェイスを供給することができる。BREW はまたそのようなパソコン装置上に装置資源の要求に関しておよびBREW APIを含む装置のために顧客によって支払われた価格に関して比較的低価格でこれらのインターフェイスを供給することもできる。BREW のさらなる特徴は無線サービスオペレータ、ソフトウェア開発者および計算装置消費者に対して種々様々な利益を提供するそれのエンドツーエンドソフトウェア分布プラットフォームを含む。少なくとも1つのそのような現在使用できるエンドツーエンドソフトウェア分布プラットフォームはサーバ・クライアントアーキテクチャ上に分布された論理を含み、ここでサーバは、例えば、ビリング、セキュリティおよびアプリケーション分布機能性を実行し、そしてクライアントは、例えば、アプリケーション実行、セキュリティおよびユーザインターフェイス機能性を実行する。
【0008】
関連技術の前述の説明は単に無線装置の概観およびAPIの既知の使用のいくつかを、そしてこの発明のいろいろな実施形態において使用されることができるBREW プラットフォームへの前置きとして供給することを意味している。しかしながら、この発明は特定の物理的構成、実施の形態、オペレーティングプラットフォームまたは環境に限定されていると解釈されるべきではない。
【0009】
グループコール通信システムでは、待ち時間の縮小は直接エンドユーザ顧客の満足およびユーティリティになる重要な設計のゴールである。無線網内の待ち時間源のいくつかの例が続く。チャネル割当待ち時間はユーザの通信需要に対してトラフィックチャネルを割り当てて初期化することにおける遅延である。ページング待ち時間は適切なページングチャネルスロット内のページに応答するためにユーザの移動体装置を待っている間に受けた遅延である。大気中送信は、呼が発生し、移動し、そして通信インフラストラクチャ上で受信される時のもう1つの待ち時間源である。
【0010】
これらのタイプの遅延のほかに、グループコール通信サーバでも発生しうる遅延がある。サーバ遅延のいくつかの例はユーザ要求処理およびサーバコンポーネント通信である。
【0011】
プッシュ・トゥ・トーク(PTT)システムでは、いろいろなタイプの遅延のすべてがPTT待ち時間の一因となる。PTT待ち時間はユーザがPTTボタンを押すことによってフロアを要求する時刻と、この呼が確立されてフロアが使用可能であるというPTTアプリケーションサーバからの確認をユーザが受信する時刻との間の遅延である。ページング遅延を除いては、上記された遅延はまたエンドツーエンドメディア待ち時間の一因ともなり、それは発信者が通話を開始する時刻と対象者が発信者の言葉を実際に聞き始める時刻との間の遅延である。
【0012】
したがって、グループ通信システム内で待ち時間を減少させるための方法を提供することは望ましく、そして有利である。
【0013】
地理的に密集したグループおよびマルチキャストグループのための呼設定の間中、非常に多数のアクセスプローブ衝突は同じセクタ内に登録された複数の対象が同じ時刻に呼要求に応答することを試みる時に発生する。これらの衝突は呼設定回数の増加を引き起こす。アプリケーション層でのこれらの衝突を避けるための方法およびシステムについての需要がある。
【発明の概要】
【0014】
本発明の例示的な実施形態は地理的に密集したグループについて呼設定待ち時間を最適化するためのサーバベースの技術に向けられる。
【0015】
よって、この発明の1つの実施形態は、少なくとも1つのサーバを使用してクライアント情報を更新すること、どこから少なくとも1つのクライアントが通信サービスを受けているかを独自に識別してパラメータを識別することおよび更新すること、少なくとも1つのコールグループ(call group)を決定すること、少なくとも1つのコールグループに応答するために少なくとも1つの指定された応答者(responder)を選ぶこと、対象(target)として複数の指定された応答者を選択すること、対象のデータ出力を計算すること、および対象に対応するデータ出力の選択されたビット上で論理演算を実行することを含む呼設定待ち時間を最適化するためのサーバベースの方法(server based method))である。
【0016】
この発明のもう1つの実施形態は、少なくとも1つのアプリケーションサーバを使用してクライアント位置情報を更新すること、どれから少なくとも1つのクライアントが通信サービスを受けているかセクタを独自に識別して位置最新情報を含むパラメータを識別することおよび更新すること、少なくとも1つの地理的に密集したコールグループ(geographically dense call group)を決定すること、少なくとも1つのコールグループに応答するために少なくとも1つの指定された応答者を選ぶこと、m最大クラスター(m largest cluster)に関する対象として複数の指定された応答者を選択すること、対象のハッシュ(hash)出力を計算すること、および対象に対応するハッシュ出力のより低次のnビット上で論理OR演算を実行することを含む呼設定待ち時間を最適化するためのサーバベースの方法である。
【0017】
この発明のもう1つの実施形態は、対象をランダムに選択すること、下記の少なくとも1つを含む対象のユーザアドレスのハッシュを計算すること:アプリケーション層識別子、対象IPアドレス、またはサブネットアドレス、およびもしハッシュと論理的にORされる放送呼要求がそれ自身の計算されたハッシュをマスクするならば応答することを含む呼設定待ち時間を最適化するための方法である。
【0018】
この発明のもう1つの実施形態は、少なくとも1つのアプリケーションサーバを使用してクライアント位置情報を更新するように構成された論理、どれから少なくとも1つのクライアントが通信サービスを受けているかセクタを独自に識別して位置最新情報を含むパラメータを識別するおよび更新するように構成された論理、少なくとも1つの地理的に密集したコールグループを決定するように構成された論理、少なくとも1つのコールグループに応答するために少なくとも1つの指定された応答者を選ぶように構成された論理、m最大クラスターに関する対象として複数の指定された応答者を選択するように構成された論理、対象のハッシュ出力を計算するように構成された論理、および対象に対応するハッシュ出力のより低次のnビット上で論理OR演算を実行するように構成された論理を含む呼設定待ち時間を最適化するための装置である。
【0019】
この発明のもう1つの実施形態は、対象をランダムに選択するように構成された論理、下記の少なくとも1つを含む対象のユーザアドレスのハッシュを計算するように構成された論理:アプリケーション層識別子、対象IPアドレス、またはサブネットアドレス、およびもしハッシュと論理的にORされる放送呼要求がそれ自身の計算されたハッシュをマスクするならば応答するように構成された論理を含む呼設定待ち時間を最適化するための装置である。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】この発明の少なくとも1つの実施形態に従ってクライアント装置およびサーバをサポートする無線網構成を示す例示的な図。
【図2】この発明の少なくとも1つの実施形態に従ってクライアント装置およびサーバをサポートする無線網構成を示すより詳細な例示的な図。
【図3】ACK急増を示す例示的な図。
【図4】この発明の少なくとも1つの実施形態に従って1方法を示す例示的な図。
【発明を実施するための形態】
【0021】
発明の詳細な説明
この発明の実施形態のより完全な認識およびそれに付随の利点の多くは、単にこの発明のイラストとしてそして限定無く表示される添付図面と関連して考えた時に以下の詳細説明の参照によってよりよく理解されたことになると同じ様にたやすく得られるであろう。
【0022】
この発明のいろいろな実施形態は以下の説明およびこの発明の特定の実施形態に向けられた関連図面内に開示される。代わりの実施形態はこの発明の精神および範囲から外れること無しに考案されてもよい。そのうえ、この発明の良く知られたエレメントは詳細に記述されないか、あるいはこの発明の関連した細部を不明瞭にしないように省略されるであろう。
【0023】
術語“典型的な(exemplary)”は“一例、事例、または実例として機能すること”を意味すべくこの中で使用されている。この中で“典型的な”として記述された任意の実施形態は必ずしも他の実施形態以上に好ましいとか有利であると解釈されるべきではない。同様に、術語“この発明の実施形態(embodiments of the invention)”は、この発明の全実施形態が検討された特徴、利点または動作モードを含むことを必要としない。
【0024】
さらに、多くの実施形態は、例えば、計算装置のエレメントによって実行される動作シーケンスの表現で記述される。この中に記述されたいろいろな動作は特定の回路(例えば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1つまたはそれ以上のプロセッサにより実行されているプログラム命令によって、あるいは両者の組合せによって実行されることができる。そのうえ、この中に記述されたこれらの動作シーケンスは、実行時に関連するプロセッサにこの中に記述された機能性を実行させるであろう対応セットのコンピュータ命令をそれの中に蓄積していた任意のフォームのコンピュータ可読蓄積媒体内で完全に具体化されると考えられることができる。したがって、この発明のいろいろな局面は多数の異なるフォーム内で具体化されることができ、そのすべてがクレームされた内容の範囲内にあると考えられた。さらに、この中に記述された実施形態の各々について、任意のそのような実施形態の類似のフォームは、例えば、記述された動作を実行する“ように構成された論理”としてこの中に記述されることができる。
【0025】
この発明の1つまたはそれ以上の実施形態は計算装置上で実行しているランタイム環境(例えば、API)とともに使用されることができる。1つのそのようなランタイム環境(API)は上記で検討された無線用のバイナリランタイム環境 (Binary Runtime Environment for Wireless(R)(BREW (R)))ソフトウェアである。しかしながら、この発明の1つまたはそれ以上の実施形態は、例えば、無線クライアント計算装置上のアプリケーションの実行を制御するように動作する他のタイプのランタイム環境(APIs)とともに使用されることができる。
【0026】
下記の技術および機構は標準イヤフォン/マイクロフォンコネクタを介して入力装置と相互動作するための方法およびコンポーネントを実施することに向けられる。一般に、移動電子装置は標準イヤフォン/マイクロフォンコネクタを介して移動電子装置と入力装置との間のデータ転送をサポートするためのインターフェイスを含む。このインターフェイスはハードウェアおよび/またはソフトウェア内で実施されることができる。この一般概念の特定の実施および実施形態が下記される。
【0027】
図1はこの発明の少なくとも1つの実施形態に従って無線システム100の1つの例示的な実施形態のブロック図を示す。システム100は、無線通信ポータルの反対側の無線装置にソフトウェアアプリケーションおよびコンポーネントを、または無線網104に他のデータアクセスを選択的に送信する少なくとも1つのアプリケーションダウンロードサーバ(ADS)106を有する無線網104の全域の通信において、セルラ電話機102のような、クライアント装置を含む。図1に示されたように、無線(クライアント)装置はセルラ電話機102、パーソナルディジタルアシスタント108、ここでは2方向テキストページャとして示されるページャ110、あるいは無線通信ポータルを有する別個のコンピュータプラットフォーム112でさえあってもよい。この別個のコンピュータプラットフォーム112は固定型(例えば、デスクトップ)または移動型(例えば、ラップトップ)であってもよい。
【0028】
この発明のいろいろな実施形態はこのように任意の形式のクライアント装置、あるいは無線通信能力を有する無線通信ポータルを含み、無線モデム、PCMCIAカード、パソコン、アクセス端末、電話機、またはそれの任意の組合せあるいは半組合せを制限無しに含む無線装置上で実現されることができる。
【0029】
アプリケーションダウンロードサーバ(ADS)106がここでは無線網104と通信している他のコンピュータエレメントを有するネットワーク116上に示される。孤立しているサーバ122があってもよく、そして各サーバは無線網104の全域でクライアント装置102,108,110および112に別々のサービスおよび手順を提供できる。また無線装置102,108,110および112によってダウンロードできるソフトウェアアプリケーションを保持する少なくとも1つの蓄積アプリケーションデータベース118があることは好ましい。しかしながら、この分野の技術者は図1に図示された構成が単に例示的であることを認識するであろう。よってこの発明の実施形態は、各々記述された機能のすべてを実行でき、そしてすべての必要なハードウェアおよびソフトウェアを含むことができ、あるいは選択された機能性だけを含むことができる。さらに、図示されたすべてのエレメント(例えば、ページャ110、ADS106、データベース118等)は実施されうるこの発明の種々の全実施形態において使用される必要はない。
【0030】
図2では、無線網104のコンポーネントおよびこの発明の例示的な実施形態のエレメントの相互関係を含むシステム100をより完全に図示するブロック図が示される。システム100は単に例示的であり、そして無線クライアント計算装置102,108,110および112のような遠隔クライアント装置に相互の間でおよび/または、限定無しに、無線網キャリアおよび/またはサーバを含む、無線網104を介して接続されたコンポーネントの間で大気中通信をさせる任意のシステムを含むことができる。セルラ電気通信サービスを提供するために使用されるアドミニストレーションディスプレイサーバ(ad display server)130のような任意の他のサーバに加えて、アプリケーションダウンロードサーバ106および蓄積アプリケーションデータベース118は、インターネット、安全LAN,WAN、または他のネットワークのような、データリンクにより、キャリア網と通信する。示された実施形態では、サーバ120はアプリケーションダウンロードサーバ106、アドミニストレーションディスパッチサーバ130および蓄積アプリケーションデータベース118を含むことができる。アプリケーションダウンロードサーバ106、サーバ130および蓄積アプリケーションデータベース118はこの実施形態内の別々の装置として図示される。しかしながら、これらの装置はまた1つの共通のサーバに統合されることもでき、あるいは1つまたはそれ以上の機能性は、この分野の技術者によって認識されるであろうように、複数の装置上に分配されてもよい。
【0031】
キャリア網200はメッセージングサービスコントローラ(MSC)202に送られた(典型的にデータパケットとして送られた)メッセージを制御する。キャリア網200はネットワーク、インターネットおよび/または公衆電話交換網(PSTN)によってMSC202と通信する。典型的に、キャリア網200とMSC202との間のネットワークまたはインターネット接続はデータを転送し、そしてPSTNは音声情報を転送する。MSC202は複数の基地局(BTS)204に接続されることができる。キャリア網と類似の方法では、MSC202は典型的にネットワーク、インターネットおよび/またはデータ転送および/または音声情報のためのPSTNによってBTS204に接続される。BTS204は、ショートメッセージングサービス(SMS)、UDPデータグラム、またはこの分野で既知の他の大気中送信(OTA)法によって、セルラ電話機のような、クライアント装置にデータメッセージを無線的に放送することができる。
【0032】
セルラ電話機102のような、クライアント装置(ここでは無線クライアント計算装置)はソフトウェアアプリケーションおよび/またはアプリケーションダウンロードサーバ106、アドミニストレーションディスパッチサーバ130および/またはサーバ120から送信された命令を受信して実行することができるコンピュータプラットフォーム206を有する。コンピュータプラットフォーム206は特定用途向け集積回路(ASIC)208、または他のプロセッサ、マイクロプロセッサ、論理回路、あるいは他のデータ処理装置を含むことができる。ASIC208または他のプロセッサは無線装置のメモリ212内の任意の内在プログラムとインターフェイスするAPI210層を実行する。メモリ212はリードオンリまたはランダムアクセスメモリ(RAMおよびROM)、EEPROM、フラッシュカード、あるいはコンピュータプラットフォームに共通の任意のメモリを含むことができる。コンピュータプラットフォーム206はまたメモリ212内で実際に使用しなかったアプリケーションを保持することができるローカルデータベース214を含む。ローカルデータベース214は典型的にフラッシュメモリセルであるが、しかし、磁気媒体、EPROM、光媒体、テープ、ソフトまたはハードディスク、あるいはその他同種類のもののような、この分野の技術者に知られるような任意の2次蓄積装置であることができる。
【0033】
セルラ電話機102のような、無線クライアント計算装置は、ゲーム、ニュース、株式モニター、および同種類のもののような、1つまたはそれ以上のソフトウェアアプリケーションを、それの上にインストールしたか、さもなければダウンロードする。例えば、セルラ電話機102はアプリケーションダウンロードサーバ106からダウンロードされた1つまたはそれ以上のソフトウェアアプリケーションを受信できる。ソフトウェアアプリケーションは用いられていない時にはローカルデータベース214上に蓄積されてもよい。セルラ電話機102または他の無線計算装置は、ユーザによってそう望まれるか、またはもう1つのAPIによって援用される時にAPI210上での実行のためにローカルデータベース214上に蓄積された固有のアプリケーションをメモリ212にアップロードできる。
【0034】
この中に使用されたような“クライアント装置”、“無線装置”または“クライアント計算装置”は、例えば、固有の構成された論理を実行する1つまたはそれ以上の処理回路を含み、ここでそのような計算装置は、例えば、マイクロプロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、マイクロコントローラ、携帯型無線電話機、パーソナルディジタルアシスタント(PDA)、およびページング装置、あるいはプロセッサおよびクライアント装置とサーバとの間で通信されたアドミニストレーションに向けられたこの中に記述された動作を少なくとも実行するように構成された論理を含むハードウェア、ソフトウェアおよび/またはファームウェアの任意の適切な組合せを含む。クライアント計算装置は、少なくともそのようなアドミニストレーションについては少なくとも1つの遠隔サーバによってサービスされることができる。本発明のいろいろな実施形態に従って使用されうる“無線計算装置”のいくつかの例は、セルラ電話機または他の無線通信ユニット、PDA、ラップトップ、ページング装置、ナビゲーション装置(例えば、GPSベースのシステム)、手持ち式ゲーミング装置、音楽またはビデオコンテントダウンロードユニット、および他の同様な無線通信装置を含む。
【0035】
クライアント装置102とBTS204との間の無線通信は、符号分割多重アクセス(CDMA)、時分割多重アクセス(TDMA)、周波数分割多重アクセス(FDMA)、移動通信用グローバルシステム(GSM)、あるいは無線通信網またはデータ通信網内で使用されることができる他のプロトコルのような、種々のテクノロジーに基づくことができる。データ通信は典型的にクライアント装置102、BTS204、およびMSC202の間である。MSC202はキャリア網200、PSTN、インターネット、バーチャル私設網、および同種類のもののような複数のデータ網に接続されることができ、従ってクライアント装置をより広範な通信網にアクセスさせる。前述で検討したように、音声伝送のほかに、データはSMSまたはこの分野で既知の他のOTA法によりクライアント装置に送信されることができる。
【0036】
図3はACK急増の一例を示す。アプリケーションサーバ300は呼設定メッセージ302を基地局トランシーバ(BTS)304に送る。BTS304は呼設定メッセージ305を1群のクライアント装置(図3内に示されたハンドセット306,308,310,312および314)に放送する。全クライアント装置が同時にまたはほとんど同時に応答すること(呼受理ACK315)を試みる時に、アクセスチャネル上では衝突数における増加がある。
【0037】
図3に示された現象は呼設定メッセージへの応答が遅延されるような呼設定時間における増加を引き起こす。地理的に密集したグループおよびマルチキャストグループについての呼設定の間、同じセクタに登録された複数の対象がこの呼要求に同時に応答しようと試みる時には非常に多数のアクセスプローブ衝突が起こる。これらの衝突は呼設定回数における増加を引き起こす。この中に提案されたアプリケーション層スキームは、もしかするとこれらの大きいグループコールへの指定された応答者を選ぶアプリケーションサーバを持つことによって衝突の見込みを除去する。
【0038】
下記は地理的に密集したグループについて呼設定の間の衝突数を最小にするのを助けるアプリケーション層最適化を記述するであろう。アプリケーションサーバが異なるセクタ内の複数の対象(例えば、プッシュ・トゥ・トークグループ通信網)への呼設定を試み、そして対象がすべて同時に応答することを試みる時には、数多くの衝突がこのグループの地理的な密度次第で起こるであろう。
【0039】
図4は本発明の1つの実施形態を実施している呼設定待ち時間を最適化するための例示的な方法を図示する。クライアント位置情報は少なくとも1つのアプリケーションサーバを使用して更新される400。パラメータは少なくとも1つのクライアントが通信サービスを受けているセクタを独自に識別する位置最新情報を含んで識別され、そして更新される402。少なくとも1つの地理的に密集したコールグループが決定される404。m最大クラスターがその後選ばれる406。指定された応答者は選ばれたセットのクラスター(cluster)から選ばれる408。この対象のハッシュ出力(hash output)が計算され410、そして論理OR演算はこの対象に対応するより低次のnビットのハッシュ出力上で行われる412。
【0040】
サーバは地理的に密集しているらしい所定のグループの組に関する状態を維持する。サーバは各対象(例えば、電話機または通信装置)がアプリケーションサーバを登録する時に得られたデータに基づいて異なるタイプのグループおよび対象の情報を蓄積することができる。この分野の技術者はマルチキャストグループがまたこの中に記述された方法の恩恵を被るであろうことを認識するであろう。
【0041】
クライアントがアプリケーションサーバを登録する時に、それらはクライアントがCDMAサービス(例えば、システムID(SID)、ネットワークID(NID)、キャリア識別子、パイロットPNオフセット)のような、通信サービスを受けているセクタを独自に識別することを助けるパラメータを含む。
【0042】
クライアントはそのうえ基地局との物理的な近接の表示としてパイロット強度を含むことができる。これを考慮に入れるためにアクセスパワーが正規化される時に、物理的な近接はアクセスプローブ信号品質の代表ではなくてもよく、従って物理的な近接の使用がオプションとされることは注目されねばならない。
【0043】
サーバは地理的に密集した所定の全グループのメンバーに関する状態(例えば、SID、NID)を維持する。各グループについて、サーバは同じ<SID,NID>ペアを有するクライアントのクラスターを計算し、そしてこのクラスターに関する指定された応答者としてクラスターごとに1つのクライアントを正確に選択する。
【0044】
サーバが地理的に密集したグループコールを設定する必要がある時に、それはm最大クラスターについて指定された応答者を選択して、これらの対象のハッシュ<ユーザアドレス>を計算し、そして放送はハッシュ出力のビットの低次のnビット(n=16が提案される)上で論理OR演算を行う。われわれは、小さくなるべきタイムコンプレックシティ(time complexity)のためmの値が順序正しく小さくなることを提案する。このステップを計算論的により高価でなくするために、選択は任意であるかまたはパイロット強度測定あるいは何か他の発見的研究(heuristic)に基づいてもよい。
【0045】
これら対象のハッシュの使用は通信網内の複数の対象を処理するために必要な計算論的オーバヘッドを減少させる。下記の例が提供される。サーバは10装置から下記の<SID,NID,HASH>を有すると仮定しよう。装置およびサーバの両者は、それらの両者が同じハッシュアルゴリズム(例えば、MD5)を使用して(両者に既知の)同じ入力値をハッシュする時にそのハッシュ値を知ることは注目されねばならない。
【0046】
1.<1,1,4324>
2.<1,2,6553>
3.<2,1,7722>
4.<3,1,43456>
5.<1,1,25232>
6.<1,1,46536>
7.<1,1,5653>
8.<1,1,63434>
9.<1,1,34236>
10.<1,1,23423>
サーバは<1,1>がホットスポット(hotspot)であることを導き出し、そして装置番号7であるように指定された応答者を選ぶ。また、信頼性のために、異なる<SID,NID>ペアを公表している装置がORイング(OR−ing)演算内に含まれる。そして最終の識別子は下記である:6553(装置2について)<論理OR>7722(装置3について)<論理OR>43456(装置6について)
0001100110011001OR0001111000101010OR1010100111000000
=1011111111111011=49147(デシマル)
装置2がメッセージ内にこの識別子(49147)を得る時に、それは下記の計算をする:それは先へ進んで応答するので6553を生ずる6553AND49147。しかしながら、クラスター<1,1>内の全装置から、装置6のみがこの権利を得る。
【0047】
43456AND49147=43456
装置9について、34236と同じでない34236AND49147=34232であり、同様にそれは応答しない。
【0048】
サーバはその後、呼設定(告知)メッセージ内のこのグループについてのm最大クラスターの指定された応答者に対応してこのnビット出力(指定された応答者のハッシュド(hashed)ユーザアドレスであるANNOUNCE_IDENT)を含む。
【0049】
対象が呼設定メッセージを受信する時に、それらは告知メッセージ内に含まれた数およびそれら自身のユーザアドレスのハッシュ上で論理AND演算を計算する。
【0050】
もし以下の式が真実ならば、クライアントは先へ進み、そしてアプリケーション層内の任意の追加の遅延無しにこの告知に応答する。
【0051】
ADDR_HASH=HASH(ユーザアドレス)
ADDR_HASH&&ANNOUNCE_IDENT==ADDR_HASH
よく知られたHASH()演算子の一例はMD5アルゴリズムである。
【0052】
もしこの式内の上記条件と一致しなければ、クライアントは告知への応答を含むアクセスプローブの伝送時間に等しい決定論的時間量を待つ。これをすることはグループコール設定の間のアクセス衝突数を有意に減少させる。
【0053】
いくつかの例示的なシナリオが続く。アプリケーションサーバは1つの対象をランダムに選択し、この対象<ユーザアドレス>のハッシュを計算し、そしてこのハッシュの低位の8ビットを全対象に放送する。
【0054】
各対象は放送されたANNOUNCEのハッシュがそれ自身とマッチするかどうかを調べるためにチェックして、もしそうなら、直ちにまたはある遅延の後に応答するためのアルゴリズムを適用する。この遅延が最小に保たれることは有利な点である。この最小の遅延は物理層の能力に基礎を置いている。例えば、もし基地局が、オーバラップはするが、しかしある数のスロット(または時間)によってオフセットされる(複数の装置からの)アクセスプローブを復調できるならば、その時この時間はこの遅延計算のために使用されるであろう。人は<ユーザアドレス>を<対象IPアドレス>、<対象EV−DOサブネットアドレス>、およびサーバがすでに知っているかまたは他の理由ですでに知ることができた任意の他の明らかな、固有のアドレスで置き換えることができる。サーバがこの装置のアイデンティティを蓄積するために使用する任意の識別子はこの計算のために使用されることができる。例えば、それのアスキー形式でのeメールアドレスさえ固定長のビットシーケンスにハッシュされることができるビットシーケンスである。また、ハッシングは、そのアルゴリズムの有効性を増加させることが期待される、良好なランダマイゼーションを提供するために行われる。例えば、2つのIPアドレス127.24.53.22および127.24.53.33がもしアンハッシュド(unhashed)ならば、第1の3つのオクテットが計算に使用されれば同じ識別子に導くことができる。しかしながら、もしこれらの2つのアドレスが任意の3つのオクテットをハッシュされれば、たぶん異なるであろう。
【0055】
さらに、論理素子の配列は単に図示の便宜のためであり、そしてこの発明の実施形態を限定すると解釈されてはならない。この分野の技術者によって認識されるであろうように、この中に記述された論理素子の機能性は1つの素子内に統合されても、または望まれるようにいろいろなハードウェアおよびソフトウェアの間に分配されてもよい。
【0056】
この分野の技術者は、先行する明細書において表されまたはそれに包含された方法の機能ブロックを実行することに特定の順序は無いことを認めるであろう。上で検討された前述の方法はそれら自身によってまたは同じ目標を達成するためにそれの任意の組合せにおいて使用されることができる。
【0057】
さらなる実施形態では、この分野の技術者は、前述の方法がコンピュータプラットフォームのメモリのような、コンピュータ可読媒体上で具体化されたプログラムの実行によって実施されうることを認識するであろう。命令はいろいろなタイプの信号方位またはデータ蓄積1次、2次または3次媒体内に属することができる。媒体は、例えば、クライアント装置および/またはサーバによってアクセス可能な、あるいはその中に属するRAMを備えてもよい。RAM、ディスケット、または他の2次蓄積媒体のどれであろうと、命令はダイレクトアクセス蓄積装置(DASD)蓄積(例えば、従来の“ハードドライブ”またはRAIDアレイ)、磁気テープ、電子読出し専用媒体(例えば、ROM、またはEEPROM)、フラッシュメモリカード、光蓄積装置(例えば、CD−ROM,WORM,DVD、ディジタル光テープ)、ペーパ“パンチ”カード、あるいはディジタルおよびアナログ伝送媒体を含む他の適当なデータ蓄積媒体のような、種々様々な機械可読データ蓄積媒体上に蓄積されることができる。
【0058】
開示された実施形態の前の説明は、この分野の任意の技術者が本発明を製作または使用することを可能とするように提供される。これらの実施形態へのいろいろな変更は、この分野の技術者にはたやすく明白であるだろうし、そしてこの中に定義された包括的な原理はこの発明の精神および範囲から逸脱すること無しに他の実施形態に適用されることができる。従って、本発明はこの中に示された実施形態に制限されるつもりはなく、しかしむしろこの中に開示された原理および新規な特徴と矛盾しない最も広い範囲が許容されるべきである。
【0059】
前述の開示がこの発明の実例となる実施形態を示す一方で、添付されたクレームによって定義されたようなこの発明の範囲から逸脱すること無しにいろいろな変更および修正がこの中でなされうることは注目されるべきである。この中に記述されたこの発明の実施形態に従う方法のアクティビティまたはステップは任意の特定の順序で実行される必要はない。さらに、この発明の素子は単数で記述されてもよいが、もしも単数への限定が明白に述べられなければ複数が予想される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
呼設定待ち時間を最適化するためのサーバベースの方法であって、
少なくとも1つのサーバを使用してクライアント情報を更新し、
少なくとも1つのクライアントがどこから通信サービスを受けているかを独自に識別してパラメータを識別しおよび更新し、
少なくとも1つのコールグループを決定し、
該少なくとも1つのコールグループに応答するために少なくとも1つの指定された応答者を選び、
対象として複数の指定された応答者を選択し、
該対象のデータ出力を計算し、そして
該対象に対応する該データ出力の選択されたビット上で論理演算を実行する
ことを含む方法。
【請求項2】
呼設定待ち時間を最適化するためのサーバベースの方法であって、
少なくとも1つのアプリケーションサーバを使用してクライアント位置情報を更新し、
少なくとも1つのクライアントがどれから通信サービスを受けているかセクタを独自に識別して位置最新情報を含むパラメータを識別しおよび更新し、
少なくとも1つの地理的に密集したコールグループを決定し、
該少なくとも1つのコールグループに応答するために少なくとも1つの指定された応答者を選び、
m最大クラスターに関する対象として複数の指定された応答者を選択し、
該対象のハッシュ出力を計算し、そして
該対象に対応する該ハッシュ出力のより低次のnビット上で論理OR演算を実行する
ことを含む方法。
【請求項3】
該サーバが地理的に密集した所定のグループの全メンバーについて情報のパラメータを維持し、および該サーバが該同じ情報のパラメータを有するクライアントのクラスターを計算し、およびこのクラスターについて該指定された応答者としてクラスターごとに1クライアントを正確に選択する、請求項2記載の方法。
【請求項4】
該サーバが地理的に密集した所定のグループの全メンバーについて状態(SID,NID)を維持し、および該サーバが該同じ<SID,NID>ペアを有するクライアントのクラスターを計算するおよびこのクラスターについて該指定された応答者としてクラスターごとに1クライアントを正確に選択する、請求項2記載の方法。
【請求項5】
該サーバが複数の指定された応答者のハッシュドユーザアドレスである複数のnビット出力を含む、請求項2記載の方法。
【請求項6】
該サーバが指定された応答者のハッシュドユーザアドレスである告知メッセージを含む、請求項2記載の方法。
【請求項7】
該告知メッセージまたは複数メッセージが1指定応答者または複数の指定応答者の1nビット出力または複数のnビット出力である、請求項5記載の方法。
【請求項8】
大きいクラスターは多数のアクセス端末(AT)が同じセクタまたは衝突領域内にある単一の地理的に密集したグループのメンバーであることを示す、請求項2記載の方法。
【請求項9】
該クライアント情報が少なくとも1システムID(SID)および1ネットワークID(NID)を具備する、請求項2記載の方法。
【請求項10】
該クライアント情報が通信網パラメータを具備する、請求項2記載の方法。
【請求項11】
該クライアント情報がキャリア識別子を具備する、請求項2記載の方法。
【請求項12】
該クライアント情報がパイロットPNオフセットを具備する、請求項2記載の方法。
【請求項13】
該クライアント情報がパイロットPNオフセットを具備する、請求項2記載の方法。
【請求項14】
該サーバは地理的に密集しそうな1組の所定のグループについての状態を維持する、請求項2記載の方法。
【請求項15】
該サーバが該ハッシュ出力の該nビットを含む、請求項10記載の方法。
【請求項16】
該対象が呼設定メッセージを受信する時に、該対象は告知メッセージおよび該対象その物のユーザアドレスのハッシュ内に含まれた番号上で論理AND演算を計算する、請求項2記載の方法。
【請求項17】
以下の式が真実であるならば対象は応答する、請求項16記載の方法。
ADDR_HASH=HASH(ユーザアドレス)
ADDR_HASH&&ANNOUNCE_IDENT==ADDR_HASH.
【請求項18】
該式が真実でないならば、該対象は告知への応答を含むアクセスプローブの伝送時間に等しい決定論的時間量を待つ、請求項17記載の方法。
【請求項19】
呼設定待ち時間を最適化するための方法であって、
対象をランダムに選択し、
下記の少なくとも1つを含む該対象のユーザアドレスのハッシュを計算し、
アプリケーション層識別子、
対象IPアドレス、または
サブネットアドレス、そして
ハッシュと論理的にORされる放送呼要求がそれ自身の計算されたハッシュをマスクするならば応答する
方法。
【請求項20】
装置であって、
少なくとも1つのアプリケーションサーバを使用してクライアント位置情報を更新するように構成された論理、
どれから該少なくとも1つのクライアントが通信サービスを受けているかセクタを独自に識別して位置最新情報を含むパラメータを識別するおよび更新するように構成された論理、
少なくとも1つの地理的に密集したコールグループを決定するように構成された論理、
該少なくとも1つのコールグループに応答するために少なくとも1つの指定された応答者を選ぶように構成された論理、
m最大クラスターに関する対象として複数の指定された応答者を選択するように構成された論理、
該対象のハッシュ出力を計算するように構成された論理、および
該対象に対応する該ハッシュ出力のより低次のnビット上で論理OR演算を実行するように構成された論理
を含む装置。
【請求項21】
呼設定待ち時間を最適化するための装置であって、
対象をランダムに選択するように構成された論理、
下記の少なくとも1つを含む該対象のユーザアドレスのハッシュを計算するように構成された論理、
アプリケーション層識別子、
対象IPアドレス、または
サブネットアドレス、そして
ハッシュと論理的にORされる放送呼要求がそれ自身の計算されたハッシュをマスクするならば応答するように構成された論理
を含む装置。
【請求項22】
地理的に密集したグループコールを設定する時に、該サーバがさらに、
該m最大クラスターに関する対象として複数の指定された応答者を選択するように構成された論理、
これらの対象のハッシュ出力を計算するように構成された論理、および
該ハッシュ出力のより低次のnビット上で論理OR演算を実行するように構成された論理を具備する、
請求項21記載の装置。
【請求項23】
通信システムであって、
対象をランダムに選択するための手段、
アプリケーション層識別子、
対象IPアドレス、または
サブネットアドレス、
の少なくとも1つを含む該対象のユーザアドレスのハッシュを計算するための手段、そして
ハッシュと論理的にORされる放送呼要求がそれ自身の計算されたハッシュをマスクするならば応答するための手段
を含む通信システム。
【請求項24】
地理的に密集したグループコールを設定する時に、該サーバがさらに、
該m最大クラスターに関する対象として複数の指定された応答者を選択するための手段、
これらの対象のハッシュ出力を計算するための手段、および
該ハッシュ出力のより低次のnビット上で論理OR演算を実行するための手段、
を含む請求項23記載の通信システム。
【請求項25】
無線通信システム内において方法を具体化するコンピュータ可読媒体であって、該方法は、
クライアントが1つのセクタからもう1つに移動する間位置更新を提供するために少なくとも1つのアプリケーションサーバを使用してクライアント位置情報を更新し、
どれからクライアントが通信サービスを受けているかセクタを独自に識別して位置最新情報を含むパラメータを識別しおよび更新し、
少なくとも1つの地理的に密集したコールグループを決定し、
該少なくとも1つのコールグループへの少なくとも1つの指定された応答者を選び、
関連パラメータを有するクライアントのクラスターを計算し、および
このクラスターについて指定された応答者としてクラスターごとにクライアントを選択し、および該サーバが地理的に密集したグループコールを設定する必要がある時にランダムナンバーが呼設定メッセージ内のこのグループについての該指定された応答者に対応して含まれる
コンピュータ可読媒体。
【請求項26】
該m最大クラスターについての対象として複数の指定された応答者を選択し、
これらの対象のハッシュ出力を計算し、および
請求項25の方法を具体化するコンピュータ可読媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2010−502158(P2010−502158A)
【公表日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−526958(P2009−526958)
【出願日】平成19年12月10日(2007.12.10)
【国際出願番号】PCT/US2007/087030
【国際公開番号】WO2008/076701
【国際公開日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】