説明

密閉型圧縮機

【課題】回転動作するシャフトのツバ部とスラスト面の摺動性と耐久性向上を実現させる高効率の密閉型圧縮機を提供する。
【解決手段】ツバ部112とスラスト面121との間にはスラストワッシャ122を備え、スラストワッシャ122はツバ部112と当接するように配置され、スラストワッシャ122は圧縮室の反対側部116aに全周にわたり重力方向の弾性力を有し、かつスラスト面121とも当接するように配置されるとともに、スラスト面121との回転を規制する回転規制手段123を設けたものであり、ツバ部112とスラストワッシャ122の接触面の摺動性が良好で、円滑な回転が確保され、さらに耐久性を有した高効率の密閉型圧縮機を提供することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷凍冷蔵庫等の冷凍サイクルに用いられる密閉形圧縮機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
密閉容器の支持枠体であるブロックの上部に圧縮要素、及びブロックの下部に電動要素を収納した密閉型圧縮機が、冷凍冷蔵装置や空調機器などに一般に使用されている。このような密閉型圧縮機は、ほぼ中心部に設けられた軸受部にて回転可能に支持されたシャフトにより、電動要素の駆動力を圧縮要素に伝達している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
以下、図面を参照しながら上記従来技術の密閉型圧縮機について説明する。
【0004】
図8は、従来の密閉型圧縮機の縦断面図である。図8において、密閉容器1内に、固定子18と回転子8とを有した電動要素4と、その上部に圧縮要素2を配置している。圧縮要素2を構成するシリンダブロック3の軸受部6内には、シャフト7が貫挿され、シャフト7の外周部には回転子8が固着され、偏心軸部9を介してピストン10のスライダー11と係合している。シャフト7の内部には、下端で潤滑油17に開口した遠心ポンプ12が形成されている。また、軸受部6の上端面には、スラスト荷重を受けるスラスト面(図示せず)が設けられており、シャフト7のツバ部と直接摺動するように配置されている。
【0005】
シャフト7の軸受部6内に位置する部分には、シャフト7が正回転することにより、潤滑油17を上方へ導く方向にリードを有する螺旋溝14が刻設してある。螺旋溝14は、下端が連通孔13を介して遠心ポンプ12に連通しており、上端はシリンダブロック3の軸受部6上端に設けた面取りとシャフト7との隙間より形成される環状油溝16に連通している。
【0006】
偏心軸部9に設けた給油通路15は、下端が環状油溝16に連通開口し、上端は密閉容器1内の空間に開口している。
【0007】
以上のように構成された従来の密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
【0008】
固定子18に通電されると回転子8が回転駆動され、それに伴いシャフト7が回転する。その結果、偏心軸部9とスライダー11を介して係合しているピストン10が往復運動することで、周知の圧縮動作が行われる。
【0009】
この際、潤滑油17は、シャフト7の下端から遠心ポンプ12内に作用する遠心力によって上昇し、連通孔13から螺旋溝14へと供給され、螺旋溝14によって上方への搬送力が付勢される。このとき、潤滑油17は、軸受部6とシャフト7の摺動面に油膜を形成し、金属接触を避けることにより摩耗を防いでいる。
【0010】
そして、さらに上方へと搬送された潤滑油17は、環状油溝16に供給され、給油通路15を経て一部が密閉容器1内の空間に放出される。また、一部の潤滑油17は、圧縮要素2へと導かれ、圧縮要素2の各摺動部に油膜を形成し、金属接触を避けることにより、摩耗を防ぐようにして信頼性を高めている。
【0011】
さらに、圧縮機において、スラストボールベアリングの一部に重力方向の弾性力を備えた支持部材を備えることで、シャフトが軸に対して傾斜した際でも片当たりを防ぐ構成が
知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】特公昭62−44108号公報
【特許文献2】特開2010−112249号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
しかしながら、上記従来の構成は、動作時の圧縮過程において、シャフトの偏心軸部にピストン荷重の反力が付加される。また、シャフトと軸受部には、10〜30μmのクリアランスがあることからシャフトは傾くことになる。
【0014】
このことから、従来の構成は、圧縮過程においてスラスト摺動部にシャフトと回転子の自重以外にピストン荷重の影響が付加され、スラスト摺動部の面圧が局所的に増加する、所謂片当たりが生じやすい構造であり、円滑な摺動状態の維持、摺動部磨耗の抑制が容易ではないという課題を有していた。
【0015】
また、特許文献2の構成は、スラストボールベアリングが複数のボールと、ボールを保持する保持器と、ボールの上下に各々配設された上レースと、下レースの4部品で構成されていることに加えて、支持部材が必要となり、組み立て性及びコストの課題を有していた。
【0016】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、スラスト摺動部の片当たりをなくすることにより、安定した摺動状態を維持し、かつ摺動部磨耗を抑えた耐久性の優れた高効率で低コストの密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0017】
上記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機は、シャフトの主軸部を軸支する主軸受と、回転子とシャフトの自重による垂直方向の荷重を支持するシャフトに形成されたツバ部と、主軸受のスラストワッシャを備え、ツバ部とスラスト面の間にスラストワッシャを備え、スラストワッシャをツバ部と当接するように配置し、かつシャフトを介して圧縮室の反対側部に、全周にわたり重力方向の弾性力を有し、スラスト面とも当接するように配置するとともに、スラストワッシャに、スラスト面との回転を規制する回転規制手段を設けたものである。
【0018】
この構成により、部品点数の増加は1部品のみであり、スラスト摺動部の片当たりがなく、安定した摺動状態の維持及びスラスト摺動部の磨耗を抑えることができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明の密閉型圧縮機は、スラスト摺動部の片当たりをなくし、安定した摺動状態を維持しつつ摺動部の磨耗の抑制が、一つの部品を追加することによって可能となり、耐久性に優れた高効率で低コストな密閉型圧縮機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図
【図2】同実施の形態1における密閉型圧縮機のスラストワッシャの正面図
【図3】同実施の形態1における密閉型圧縮機のスラストワッシャの断面図
【図4】同実施の形態1における密閉型圧縮機の略半球状に成形されたスラストワッシャの断面図
【図5】同実施の形態1における密閉型圧縮機の圧縮要素の要部拡大断面図
【図6】同実施の形態1における密閉型圧縮機の圧縮荷重変化図
【図7】同実施の形態1における密閉型圧縮機の電動要素の要部拡大断面図
【図8】従来の密閉型圧縮機の縦断面図
【発明を実施するための形態】
【0021】
請求項1に記載の発明は、密閉容器内に潤滑油を貯溜するとともに、固定子と回転子とを備えた電動要素と前記電動要素によって駆動される圧縮要素を収容し、前記圧縮要素を、主軸部とツバ部を介して形成された偏心軸部を有し、かつ回転子が固定されたシャフトと、円筒形の圧縮室を備えたシリンダブロックと、前記圧縮室内で往復運動するピストンと、前記ピストンと前記偏心軸部を連結する連結機構と、前記シリンダブロックに形成され、かつ前記シャフトの主軸部を軸支する主軸受と、前記シャフトに形成され、かつ前記回転子と前記シャフトの自重による垂直方向の荷重を支持するツバ部と、前記主軸受の上部に配設されたスラスト面を備えた構成とし、さらに、前記ツバ部と前記スラスト面との間にスラストワッシャを設け、前記スラストワッシャを、前記ツバ部と当接するように配置し、かつ前記シャフトを介して圧縮室の反対側部に、全周にわたり重力方向の弾性力を有し、前記スラスト面とも当接するように配置するとともに、前記スラストワッシャに、前記スラスト面との回転を規制する回転規制手段を設けたものである。
【0022】
かかる構成とすることにより、シャフトと回転子の自重以外にピストン荷重が付加され、シャフトが傾いた場合でも、その傾きに追従して弾性力を有したスラストワッシャの上端面とシャフトのツバ部全体が接触することになる。そのため、スラスト摺動部の片当たりがなく、円滑な摺動状態の維持、及びスラスト摺動部の磨耗を抑えることができ、さらにスラストワッシャのみの部品の追加で対応可能となることから、耐久性に優れた高効率で低コストの密閉型圧縮機を提供することができる。
【0023】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記スラストワッシャにおける前記シャフトのツバ部と当接する側に、断面が略半球状に形成された半球状部を前記スラストワッシャの全周にわたって設けたものである。
【0024】
かかることにより、シャフトのツバ部とスラストワッシャの半球状部とが線接触のみで接することから、摺動面積の低減が可能となり、摺動性を良好とすることができ、請求項1に記載の発明の効果に加えて更に高い信頼性を得ることができる。
【0025】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記スラストワッシャの表面に、窒化処理やCrN、TiN等のセラミックコーティングを施したものである。
【0026】
かかることにより、低摩擦係数及び耐摩耗性を向上し、請求項1または請求項2に記載の発明の効果に加えて更に高い信頼性を得ることができる。
【0027】
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記電動要素を、前記固定子の磁気中心に対し、回転子の磁気中心の相対位置が下方となるように構成したものである。
【0028】
かかることにより、圧縮機の運転時は、磁気吸引力によって回転子に固定されたシャフトを上方に引き上げる力が作用するため、回転子とシャフトの自重による垂直方向の荷重が低減されることから、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の効果に加えて、摺動部の摩擦力が低減され、更に高い信頼性を得ることができる。
【0029】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
【0030】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図、図2は、同実施の形態1における密閉型圧縮機のスラストワッシャの正面図、図3は、同実施の形態1における密閉型圧縮機のスラストワッシャの断面図、図4は、同実施の形態1における密閉型圧縮機の略半球状に成形されたスラストワッシャ(変形例)の断面図、図5は、同実施の形態1における密閉型圧縮機の圧縮要素の要部拡大断面図、図6は、同実施の形態1における密閉型圧縮機の圧縮荷重変化図、図7は、同実施の形態1における密閉型圧縮機の電動要素の要部拡大断面図である。
【0031】
図1から図7において、密閉容器101内には、潤滑油102を貯溜するとともに、固定子103と回転子104とを備えた電動要素105と、電動要素105によって駆動され、電動要素105の上方に配設された圧縮要素106を収容する。
【0032】
圧縮要素106を構成するシャフト110は、回転子104を焼嵌め固定された主軸部111と、ツバ部112を介して主軸部111に対し偏心して形成された偏心軸部113を備え、シャフト110の内部には、給油機構114を具備している。
【0033】
シリンダブロック115は、略円筒形の圧縮室116を有し、主軸部111を軸支する主軸受117が形成されている。ピストン118は、シリンダブロック115の圧縮室116に往復摺動自在に挿入され、偏心軸部113との間を連結機構119とピストンピン120によって連結されている。
【0034】
シャフト110のツバ部112と主軸受117の上端面であるスラスト面121との間には、スラストワッシャ122が配設され、回転子104とシャフト110の自重による垂直方向の荷重を支持している。スラストワッシャ122は、ツバ部112と当接するように配置されるとともに、シャフト110を介して圧縮室の反対側部116aの周縁(半周)にわたり重力方向に弾性力を有し、弾性で撓んだときにスラスト面121とも当接するように配置されている。また、スラストワッシャ122には、スラスト面121との回転を規制する回転規制手段123が設けられている。
【0035】
電動要素105は、固定子103のコアに設けたティース部に巻き線を集中巻きした集中巻き型である。また、図7に示すように、電動要素105を構成する固定子103の固定子磁気中心127に対し、回転子104の回転子磁気中心128の相対位置を下方にずらすように配設している。
【0036】
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
【0037】
電動要素105の回転子104は、シャフト110を回転させ、偏心軸部113の回転運動が連結機構119を介してピストン118に伝えられることでピストン118は、圧縮室116内を往復運動する。
【0038】
それにより、冷媒ガスは冷却システム(図示せず)から圧縮室116内へ吸入、圧縮された後、再び冷却システムへと吐き出される。
【0039】
この際、シリンダブロック115に形成されたスラスト面121及びスラストワッシャ122及びツバ部112には、回転子104とシャフト110の自重による垂直方向の荷重が作用するとともに、ピストン118荷重の影響による垂直方向の荷重が局所的に作用
する。
【0040】
次に、ピストン118荷重の影響による垂直方向の荷重について説明する。
【0041】
ピストン118に作用する圧縮荷重F1は、圧縮室116内の圧力と圧縮室116内径によって支配され、図6に示すように、圧縮行程後半の330deg付近において最大となり、連結機構119を介してシャフト110に作用する。
【0042】
最大圧縮荷重が発生する圧縮行程後半において、偏心軸部113は圧縮室116側に位置し、ピストン118に作用する圧縮荷重F1は、連結機構119を介して、偏心軸部113に作用する。
【0043】
また、シャフト110の主軸部111と主軸受117には、10〜30μm程度のクリアランスがあることから、シャフト110は傾き、図5に示すように、偏心軸部113に作用した圧縮荷重F1により、シャフト110を介して圧縮室の反対側部116aのスラストワッシャ122に圧縮荷重F1の垂直方向の荷重F2が作用する。
【0044】
したがって、圧縮行程後半において、シャフト110と回転子104の自重以外にピストン118荷重が付加されることから、シャフト110の傾きに追従して弾性力を有したスラストワッシャ122も傾く。この状態は、スラストワッシャ122の上端面とシャフト110のツバ部112全体が接触することとなるため、摺動部の片当たりがなく、円滑な摺動状態の維持及び摺動部磨耗を抑えることができ、さらにスラストワッシャ122のみの部品の追加で対応可能となることから、耐久性に優れた高効率で低コストな密閉型圧縮機を提供することができる。
【0045】
また、スラストワッシャ122におけるシャフト110のツバ部112と当接する側に、図4に示すように、全周にわたって断面が略半球状の半球状部126を設けた構成とすることもできる。
【0046】
かかる構成によれば、シャフト110のツバ部112とスラストワッシャ122の半球状部126とが線接触のみで接することから、摺動面積の低減が可能となり、摺動性が向上する。
【0047】
また、スラストワッシャ122の表面に、窒化処理やCrN、TiN等のセラミックコーティングを施すことにより、低摩擦と高硬度によって耐摩耗性が向上し、さらに高い信頼性を得ることができる。
【0048】
さらに、電動要素105は、固定子103の垂直方向の固定子磁気中心127に対して、回転子104の垂直方向の回転子磁気中心128の相対位置を下方にずらすように回転子104を配設している。これにより、磁気吸引力によって回転子104に固定されたシャフト110を上方に引き上げる力が作用するため、回転子104とシャフト110の自重による垂直方向の荷重が低減される。したがって、シャフト110のツバ部112とスラストワッシャ122にかかる垂直方向の荷重が低減し、更に高い信頼性を得ることができる。
【0049】
なお、本実施の形態1においては、圧縮要素106が上部に配設され電動要素105が下部に配設された構成であるが、電動要素105が上部に配設され圧縮要素106が下部に配設された密閉型圧縮機としても同様の効果が得られる。
【産業上の利用可能性】
【0050】
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機は、シャフトのツバ部とスラストワッシャの摺動性、耐久性が向上し、高い信頼性を得られることから、エアーコンディショナーや冷凍冷蔵装置の密閉型圧縮機の用途にも適用できる。
【符号の説明】
【0051】
101 密閉容器
102 潤滑油
103 固定子
104 回転子
105 電動要素
106 圧縮要素
110 シャフト
111 主軸部
112 ツバ部
113 偏心軸部
115 シリンダブロック
116 圧縮室
116a 圧縮室の反対側部
117 主軸受
118 ピストン
119 連結機構
121 スラスト面
122 スラストワッシャ
123 回転規制手段
127 固定子磁気中心
128 回転子磁気中心
126 半球状部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
密閉容器内に潤滑油を貯溜するとともに、固定子と回転子とを備えた電動要素と前記電動要素によって駆動される圧縮要素を収容し、前記圧縮要素を、主軸部とツバ部を介して形成された偏心軸部を有し、かつ回転子が固定されたシャフトと、円筒形の圧縮室を備えたシリンダブロックと、前記圧縮室内で往復運動するピストンと、前記ピストンと前記偏心軸部を連結する連結機構と、前記シリンダブロックに形成され、かつ前記シャフトの主軸部を軸支する主軸受と、前記シャフトに形成され、かつ前記回転子と前記シャフトの自重による垂直方向の荷重を支持するツバ部と、前記主軸受の上部に配設されたスラスト面を備えた構成とし、さらに、前記ツバ部と前記スラスト面との間にスラストワッシャを設け、前記スラストワッシャを、前記ツバ部と当接するように配置し、かつ前記シャフトを介して圧縮室の反対側部に、全周にわたり重力方向の弾性力を有し、前記スラスト面とも当接するように配置するとともに、前記スラストワッシャに、前記スラスト面との回転を規制する回転規制手段を設けた密閉型圧縮機。
【請求項2】
前記スラストワッシャにおける前記シャフトのツバ部と当接する側に、断面が略半球状に形成された半球状部を前記スラストワッシャの全周にわたって設けた請求項1に記載の密閉型圧縮機。
【請求項3】
前記スラストワッシャの表面に、窒化処理やCrN、TiN等のセラミックコーティングを施した請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
【請求項4】
前記電動要素を、前記固定子の磁気中心に対し、回転子の磁気中心の相対位置が下方となるように構成した請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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