説明

導体ケーブルのシールド構造及び電動車両

【課題】編組導体を用いることなく、良好なシールド性能を実現できる導体ケーブルのシールド構造、及び当該シールド構造を備えた電動車両を提供することである。
【解決手段】ハイブリッド車両10は、MG1、MG2を収容するトランスアクスルケース12と、インバータ11を収容するインバータケース13と、トランスアクスルケース12に設けられた端子台30と、インバータケース13に設けられた端子台40と、端子台30と端子台40とを電気的に接続する導体ケーブル14と、トランスアクスルケース12とインバータケース13とに跨って配置される金属シェル50,70とを備える。ハイブリッド車両10は、さらに、端子台30に固定される金属シェル60を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、導体ケーブルのシールド構造、及び当該シールド構造を備えた電動車両に関する。
【背景技術】
【0002】
電気自動車やハイブリッド自動車等の電動車両の駆動装置では、回転電機とインバータとを電気的に接続する導体ケーブルに大電流が流れて磁界が発生するため、かかる磁界をシールドする構造が必要である。導体ケーブルのシールド構造としては、導体ケーブルの周囲を編組導体で覆い、その端部をかしめて筐体との締結部分に固定する構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006‐344398号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、編組導体を用いた構造は、コスト面での問題に加えて、導体ケーブル長が短い場合、例えば、回転電機とインバータとが近接して配置される場合には、製造上採用することが難しいという問題がある。
【0005】
即ち、本発明の目的は、編組導体を用いることなく、良好なシールド性能を実現できる導体ケーブルのシールド構造、及び当該シールド構造を備えた電動車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る導体ケーブルのシールド構造は、少なくとも回転電機を収容する第1のケースに設けられた第1の端子台と、少なくともインバータを収容する第2のケースに設けられた第2の端子台とを電気的に接続する導体ケーブルのシールド構造であって、前記第1のケースと前記第2のケースとに跨って配置され、前記導体ケーブルの周囲の少なくとも一部を覆う金属シェルを備えることを特徴とする。
【0007】
本発明のシールド構造において、前記導体ケーブルの周囲を囲むように前記第1のケースと前記第2のケースとに跨って配置された少なくとも2つの前記金属シェルを備えた構成とすることが好適である。
【0008】
本発明のシールド構造において、前記金属シェルは、前記第1の端子台及び前記第2の端子台の少なくとも一方を覆うように配置されることが好適である。
【0009】
本発明のシールド構造において、前記第1の端子台及び前記第2の端子台は、前記金属シェルを支持する支持部を有することが好適である。
【0010】
本発明に係る電動車両は、少なくとも回転電機を収容する第1のケースと、少なくともインバータを収容する第2のケースと、前記第1のケースに設けられた第1の端子台と、前記第2のケースに設けられた第2の端子台と、前記第1の端子台と前記第2の端子台とを電気的に接続する導体ケーブルと、前記第1のケースと前記第2のケースとに跨って配置され、前記導体ケーブルの周囲の少なくとも一部を覆う金属シェルとを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る導体ケーブルのシールド構造によれば、編組導体を用いることなく、良好なシールド性能を実現することができる。つまり、本発明のシールド構造では、金属シェルが第1のケースと第2のケースとに跨って配置されるため、導体ケーブルから発生する磁界が漏れ出し難い。また、編組導体を用いた構造と比べて、コストの低減、生産性の向上が可能となる。特に、本発明のシールド構造は、編組導体を用いた構造を採用することが難しい導体ケーブル長が短い場合に好適である。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施形態である導体ケーブルのシールド構造、及び当該シールド構造を備えた電動車両の要部を模式的に示す図である。
【図2】本発明の実施形態である導体ケーブルのシールド構造を示す斜視図である。
【図3】図2に示すシールド構造の分解図である。
【図4】本発明の他の実施形態を模式的に示す図である。
【図5】本発明の他の実施形態を模式的に示す図である。
【図6】本発明の他の実施形態を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図面を参照しながら、本発明の実施形態である導体ケーブルのシールド構造20(以下、「シールド構造20」とする)、及びこれを備えたハイブリッド車両10について詳細に説明する。
【0014】
実施形態では、ハイブリッド車両10を例示するが、本発明は、これに限定されず、エンジンを搭載しない電動車両にも適用できる。
実施形態では、説明の便宜上、「上下」、「左右」、「前後」等の方向を示す用語を使用する。図1において、紙面の上下方向、紙面の左右方向、紙面に垂直な方向を、それぞれハイブリッド車両10及びシールド構造20の「上下方向」、「左右方向」、「前後方向(手前が前)」とする。
【0015】
まず、図1〜図3を参照する。
図1は、シールド構造20を備えたハイブリッド車両10の要部を模式的に示す。同図では、各ケース12,13及び各金属シェル50,60,70を上下方向に沿って切断した様子を示し、各台座35,43には、図面の明瞭化のためドットを付している。図2は、シールド構造20を示す図であり、図3は、シールド構造20の分解図(端子台30,40から金属シェル50,60,70を取り外した様子を示す図)である。
【0016】
ハイブリッド車両10は、図示しないエンジンと、回転電機として、主に発電機として機能するMG1と、主にエンジンをアシストする電動機として機能するMG2とを備える。また、ハイブリッド車両10は、MG2等に電力を供給する図示しないバッテリ、回転電機とバッテリとの間で電力変換を行うインバータ11などを備える。
【0017】
ハイブリッド車両10は、MG1、MG2を収容するトランスアクスルケース12と、インバータ11を収容するインバータケース13と、トランスアクスルケース12に設けられた端子台30と、インバータケース13に設けられた端子台40と、端子台30と端子台40とを電気的に接続する導体ケーブル14と、トランスアクスルケース12とインバータケース13とに跨って配置される金属シェル50,70とを備える。さらに、端子台30に固定される金属シェル60が設けられる。
【0018】
詳しくは後述するが、シールド構造20は、端子台30,40と、端子台30,40に支持される金属シェル50,60,70とから構成される。
【0019】
トランスアクスルケース12には、MG1、MG2の他に、例えば、図示しない各種ギア等(動力分割プラネタリーギア、減速機構を構成するカウンターギア・ファイナルギアなど)が収容される。これらは、総称してトランスアクスルと呼ばれる。MG1、MG2は、例えば、永久磁石を含むロータと、U相、V相、W相のステータコイルを含むステータとから構成される三相同期型回転電機である。また、トランスアクスルケース12は、MG1、MG2と電気的に接続される端子台30を有する。端子台30は、例えば、トランスアクスルケース12の上面に設けられる。
【0020】
インバータケース13には、インバータ11の他に、例えば、図示しないコンバータや平滑コンデンサが収容される。これらは、総称してパワー制御ユニットと呼ばれる。インバータ11は、スイッチング素子を含む電子回路であり、通常、MG1、MG2に対応して1つずつ設けられる。また、インバータケース13は、インバータ11と電気的に接続される端子台40を有する。端子台40は、例えば、インバータケース13の右面に設けられる。
【0021】
トランスアクスルケース12とインバータケース13とは、互いに近接した位置に配置される。図1に例示する形態では、トランスアクスルケース12の上方に、インバータケース13が配置されている。省スペース化等の観点から、例えば、端子台30とインバータケース13との隙間は、5〜10cm程度に設定される。
【0022】
端子台30は、コネクタ31と、板状の台座35とを有する。コネクタ31は、MG1、MG2のU相、V相、W相から延びる、それぞれ3つのMG1端子17、MG2端子18と、6本の導体ケーブル14とを電気的に接続する。コネクタ31は、台座35の一方の面上に配置されるMG接続部32と、台座35の他方の面上に配置されるケーブル接続部33と、MG接続部32とケーブル接続部33とに亘って設けられる6つの端子板34とを含む。そして、端子板34の一端側に、MG1端子17、MG2端子18がそれぞれ接続され、端子板34の他端側に、導体ケーブル14がそれぞれ接続される。
【0023】
端子台30は、例えば、トランスアクスルケース12に形成された開口部15の周縁に、MG接続部32がケース内に挿入されて、ケーブル接続部33がケースの外に出た状態で取り付けられる。台座35は、例えば、金属板を加工して構成され、ボルト孔37が形成されたフランジ部36を含む。端子台30は、このフランジ部36を利用してトランスアクスルケース12にボルト止めされる。なお、フランジ部36は、金属シェル50の固定部としても機能する。また、端子台30は、金属シェル60を固定するための取り付けピン38、回転電機の回転角情報等を外部に送るための信号用コネクタ39を有する。
【0024】
端子台40は、コネクタ41と、板状の台座43とを有する。コネクタ41は、6つのインバータ端子19と、6本の導体ケーブル14とを電気的に接続する6つの端子板42を含む。端子板42は、台座43に形成された台座開口部45、及びインバータケース13に形成された開口部16を通ってインバータケース13内に導入される。端子板42の一端側には、導体ケーブル14がそれぞれ接続され、端子板42の他端側には、インバータ端子19がそれぞれ接続される。
【0025】
端子台40は、例えば、開口部16の周縁に、端子板42の他端側がケース内に挿入された状態で取り付けられる。台座43は、例えば、金属板を加工して構成され、その端部にはボルト孔47が形成されている。端子台40は、このボルト孔47を利用してインバータケース13にボルト止めされる。なお、ボルト孔47は、金属シェル70の固定部としても機能する。また、端子台40は、金属シェル70が嵌め込まれる嵌合部44、金属シェル50が引っ掛けられる係止部46を有する。
【0026】
導体ケーブル14は、上記のように、MG1及びMG2のU相、V相、W相に対応して6本設けられる。各導体ケーブル14は、前後方向に並んで配置されている。トランスアクスルケース12とインバータケース13とが近接配置されているため、導体ケーブル14のケーブル長は短い(例えば、5〜10cm程度)。各導体ケーブル14は、いずれも略L字状に曲げられた状態で端子台30と端子台40とを電気的に接続している。
【0027】
以下、シールド構造20、即ち端子台30,40、及び金属シェル50,60,70の構成について、さらに詳説する。
【0028】
シールド構造20は、導体ケーブル14から発生する磁界をシールドするための構造である。さらに、シールド構造20は、導体ケーブル14と端子台30,40との接続部分(即ち、コネクタ31,41)から発生する磁界もシールドする。シールド構造20では、端子台30,40の少なくともいずれかに支持される複数の金属シェル50,60,70により、導体ケーブル14、及び導体ケーブル14と端子台30,40との接続部分から発生する磁界を打ち消して電磁ノイズを抑制する。
【0029】
金属シェル50は、各導体ケーブル14が並ぶ方向(前後方向)に沿って、導体ケーブル14の周囲の一部(左側)を覆うと共に、導体ケーブル14と端子台30との接続部分であるケーブル接続部33を覆って配置される。金属シェル50は、ケーブル接続部33の形状に合わせて加工されたシェル本体51を有する。シェル本体51は、ケーブル接続部33の上面、左面、前面、及び後面をそれぞれ覆う上面部、左面部、前面部、及び後面部を含む。即ち、金属シェル50は、ケーブル接続部33の導体ケーブル14が引き出される右面、及びトランスアクスルケース12側に向いた下面以外の面を覆うことが可能な形状を有する。
【0030】
金属シェル50は、シェル本体51から延出したフランジ部52を有する。フランジ部52は、例えば、シェル本体51の下端から前方及び左方に延出する。フランジ部52は、端子台30のフランジ部36と重なる位置に形成され、フランジ部36のボルト孔37と一致するボルト孔53を含む。つまり、金属シェル50は、フランジ部52をフランジ部36に重ねて配置し、ボルト孔37及びフランジ部52を通して挿入される図示しないボルトにより、端子台30と共にトランスアクスルケース12に固定される。
【0031】
金属シェル50は、シェル本体51から延出した係止片54を有する。係止片54は、例えば、シェル本体51の上面部の右端から上方に延出する。係止片54は、コネクタ41の下方において、導体ケーブル14と台座43との間に設けられた隙間である係止部46に差し込まれて端子台40に係止される。
【0032】
上記のように、金属シェル50は、端子台30(トランスアクスルケース12)にボルト止めされると共に、端子台40に係止されて、端子台30,40の両方に支持されている。つまり、端子台30,40は、金属シェル50を支持する支持部を有する。こうして、金属シェル50は、端子台30と端子台40とに跨って配置される。
【0033】
金属シェル60は、導体ケーブル14の下方において、ケーブル接続部33の右面下部を覆うと共に、ケーブル接続部33の下面の一部に回り込んで配置される。金属シェル60は、略L字状に曲げ加工されたシェル本体61を有する。シェル本体61は、信号用コネクタ39を避けるため、一部がカットされた形状を有する。
【0034】
金属シェル60は、シェル本体61から延出したフランジ部62を有する。フランジ部62は、例えば、左右方向に延びた形状を有する。また、フランジ部62には、ピン挿通孔63が形成されている。そして、フランジ部62は、ピン挿通孔63に取り付けピン38が挿入されるように配置し、取り付けピン38により端子台30に支持される。
【0035】
金属シェル70は、各導体ケーブル14が並ぶ方向(前後方向)に沿って、導体ケーブル14の周囲の一部(右側)を覆うと共に、導体ケーブル14と端子台40との接続部分であるコネクタ41を覆って配置される。金属シェル50は、嵌合部44に嵌め込まれる第1シェル本体71と、導体ケーブル14及びコネクタ41を覆う第2シェル本体72とを有する。嵌合部44は、台座開口部45の周囲に形成された環状凸部であり、第1シェル本体71は、嵌合部44の形状に合わせて加工されている。第2シェル本体72は、各導体ケーブル14の列の前方、後方、及び下方を覆い、その下端部近傍が、金属シェル60に当接可能な形状を有する。
【0036】
金属シェル70は、第1シェル本体71及び第2シェル本体72から延出したフランジ部73を有する。フランジ部73は、例えば、第1シェル本体71に2箇所、第2シェル本体72に1箇所設けられ、いずれも前後方向に延出している。そして、フランジ部73には、ボルト孔47と一致するボルト孔74が形成されている。つまり、金属シェル70は、ボルト孔47及びボルト孔74を通して挿入される図示しないボルトにより、端子台40と共にインバータケース13に固定される。
【0037】
上記のように、金属シェル70は、端子台40(インバータケース13)にボルト止めされると共に、ケーブル接続部33を覆った金属シェル60に当接して配置される。こうして、金属シェル70は、端子台30と端子台40とに跨って配置される。なお、金属シェル60と金属シェル70とは、互いに溶接等により接合されていてもよい。
【0038】
以上のように、シールド構造20では、複数の金属シェル50,60,70により、導体ケーブル14の周囲、及び導体ケーブル14と端子台30,40との接続部分が覆われている。且つ、金属シェル50,70は、端子台30と端子台40とに跨って配置されている。このため、導体ケーブル14、及び導体ケーブル14と端子台30,40との接続部分から発生する磁界が漏れ出し難く、良好なシールド性能を発揮することができる。
【0039】
また、端子台30,40には、フランジ部36や嵌合部44、係止部46等の支持部が設けられており、例えば、金属シェル50は、フランジ部36を利用して端子台30と共にトランスアクスルケース12にボルト止めされる。このため、金属シェル50,60,70は、トランスアクスルケース12とインバータケース13との間の狭い空間においても容易に取り付けることができる。
【0040】
上記実施形態は、本発明の目的を損なわない範囲で設計変更することができる。
以下、図4〜図6を参照しながら、設計変更例(変形例)を示すが、上記実施形態と同じ構成要素には同一符号を付して上記と重複する説明は省略する。
【0041】
図4〜図6は、図1を簡素化した図であって、上記実施形態の変形例であるシールド構造をそれぞれ示す。
図4に例示する形態では、金属シェル80,90により、導体ケーブル14、端子台30、及び端子台40が覆われている。金属シェル80,90は、導体ケーブル14等に近接して配置されているため、導体ケーブル14を流れる電流と逆向きの電流が流れ、導体ケーブル14等から発生する磁界を打ち消して電磁ノイズを抑制する。
なお、金属シェル80,90は、いずれもトランスアクスルケース12とインバータケース13に亘って配置され、各ケースに直接固定されている。
【0042】
図5に例示する形態は、金属シェル90のみを備え、図6に例示する形態は、金属シェル80のみを備える。このような形態であっても、金属シェル80,90を導体ケーブル14等に近接して配置することで、導体ケーブル14等から発生する磁界を打ち消して電磁ノイズを抑制することができる。
【符号の説明】
【0043】
10 ハイブリッド車両、11 インバータ、12 トランスアクスルケース、13 インバータケース、14 導体ケーブル、15,16 開口部、17 MG1端子、18 MG2端子、19 インバータ端子、20 導体ケーブルのシールド構造(シールド構造) 30,40 端子台、31,41 コネクタ、32 MG接続部、33 ケーブル接続部、34,42 端子板、35,43 台座、36,52,62,73 フランジ部、37,47,53,74 ボルト孔、38 取り付けピン、39 信号用コネクタ、44 嵌合部、45 台座開口部、46 係止部、50,60,70 金属シェル、51,61 シェル本体、54 係止片、63 ピン挿通孔、71 第1シェル本体、72 第2シェル本体。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転電機を収容する第1のケースに設けられた第1の端子台と、インバータを収容する第2のケースに設けられた第2の端子台とを電気的に接続する導体ケーブルのシールド構造であって、
前記第1のケースと前記第2のケースとに跨って配置され、前記導体ケーブルの周囲の少なくとも一部を覆う金属シェルを備えた導体ケーブルのシールド構造。
【請求項2】
請求項1に記載の導体ケーブルのシールド構造において、
前記導体ケーブルの周囲を囲むように前記第1のケースと前記第2のケースとに跨って配置された少なくとも2つの前記金属シェルを備えた導体ケーブルのシールド構造。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の導体ケーブルのシールド構造において、
前記金属シェルは、前記第1の端子台及び前記第2の端子台の少なくとも一方を覆うように配置された導体ケーブルのシールド構造。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載の導体ケーブルのシールド構造において、
前記第1の端子台及び前記第2の端子台は、前記金属シェルを支持する支持部を有する導体ケーブルのシールド構造。
【請求項5】
少なくとも回転電機を収容する第1のケースと、
少なくともインバータを収容する第2のケースと、
前記第1のケースに設けられた第1の端子台と、
前記第2のケースに設けられた第2の端子台と、
前記第1の端子台と前記第2の端子台とを電気的に接続する導体ケーブルと、
前記第1のケースと前記第2のケースとに跨って配置され、前記導体ケーブルの周囲の少なくとも一部を覆う金属シェルと、
を備えた電動車両。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−59238(P2013−59238A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−197450(P2011−197450)
【出願日】平成23年9月9日(2011.9.9)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】