説明

局所的な測定範囲におけるコイル配置構造

【課題】外乱の影響を受けないコイル配置構造を提供すること。
【解決手段】コイル配置構造において、a)コイル対を、フラットコイルとして形成するとともに測定範囲内で互いに重ね合わせ、このとき、この重ね合わされた範囲が測定範囲を形成し、b)前記測定範囲の各端部において前記コイル対にその長さについての余剰部を形成し、c)渦電流式制振要素を、前記コイル対に対して変位可能に形成するとともに該コイル対における両コイルの少なくとも一部を覆うように形成し、d)測定発振器を有する前記コイル対におけるコイルそれぞれが、局所の関数としての発振器周波数の線形特性線を有しており、e)該各線形特性線が、外乱、すなわち前記間隔のばらつき、測定方向への傾斜及び温度変化にかかわらず一定の回転中心を前記測定範囲の外方に有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、局所的な測定範囲における2つのコイル(コイル対)の配置構造に関するものである。リニア位置sを測定する場合には、局所的な測定範囲とは位置範囲をいい、角度αを測定する場合には、局所的な測定範囲とは角度範囲をいう。コイルの配置についての基本的な事項は、制振要素との間に名目上の間隔xが存在することである。この制振要素とは渦電流式制振要素であり、該制振要素は、測定すべき位置s又は測定すべき角度に応じてコイルを所定の規模まで覆うものである。そして、インダクタンスについては、覆われたコイル面に依存する。
【背景技術】
【0002】
解析回路においては、コイルがコンデンサと共に発振要素に接続されていることが多く、発振装置のインダクタンス及び静電容量によって共振周波数fが決定される。また、制振要素の位置変化が生じると、フラットコイルを覆う部分も変化する。また、コイルのインダクタンスは渦電流による作用によって変化し、これに伴い共振周波数fも変化する。結局のところ、測定システムは、例えば位置sの関数である発振周波数fの特性線を有している。
【0003】
ところで、フラットコイルを長方形状のコイルとすること、及びこれにより比較的広い測定範囲Mにおいて特性線を線形に得ることが知られている。また、特許文献1及び該特許文献1において説明している従来技術から、長方形状のコイルをその端部において台形状に拡張することで線形に使用可能な測定範囲Mを拡大しコイル長さLと同じとすることが知られている。本発明は、このような前提に基づくものであって、誘導型センサにおいて、抵抗式、容量型、磁気抵抗式等の測定方式とは異なるものを構築するものである。
【0004】
また、従来、上記のような長方形状のコイルは、測定方向に並べて配置されて使用されていた。さらに、公知である互いに内方へ延在しつつ互いに重なり合う2つの三角形状のフラットコイルは、線形の特性線f(s)を有さないため、本発明によるものとは全く相違するものである。
【0005】
一方、特許文献2の図7並びに特許文献3の図2及び図13にはコイル対が開示されており、これらは、長方形状に形成されつつ測定範囲内において重なり合っている。ただし、これらにおいては、発振周波数の代わりにインダクタンスのみが測定されるか、又は(特許文献2において発振周波数が測定される場合でも)測定範囲における線形の特性線が考慮されていない。
【0006】
さらに、冒頭に記載したようなコイル配置構造について、測定に対する外乱が生じることも知られている。特に、線形の特性線は、フラットコイルにおける測定面と渦電流式制振要素の間の間隔の変化についての影響を受けやすい。また、測定方向への傾斜、すなわち、1つのコイルに対する間隔の相違及びもう一方のコイルに対する間隔の相違によっても測定誤差が生じる。さらには、温度によっても測定結果が左右される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】欧州特許出願公開第1887322号明細書
【特許文献2】国際公開第97/39312号
【特許文献3】米国特許出願公開第2002/0186007号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は上記問題にかんがみてなされたもので、その目的とするところは、外乱の影響を受けないコイル配置構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題は、請求項1の上位概念に記載したコイル配置構造において、
a)コイル対をフラットコイルとして形成するとともに前記測定範囲内で互いに重ね合わせ、
b)前記測定範囲の各端部において前記コイル対にその長さについての余剰部を形成し、
c)前記コイル対におけるコイルそれぞれが、局所(位置s又は角度α)の関数としての発振器周波数の線形特性線を測定発振器の一部として有しており、
d)前記各線形特性線(特性線群)が、外乱にかかわらず一定の回転中心を前記測定範囲の外方に有している
ことによって達成される。なお、各実施形態の特質については、各従属請求項に記載されている。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、困難な測定条件下での適用について利点を有している。例えばトランスミッションにおける測定のような所定の測定に適用する場合には、制振要素の長さ及び行程を正確に設定する必要がなく、この制振要素の長さ及び行程は、誘導型センサを最終的な組付位置にまず組み付けることによってトランスミッションにおける最終的な位置へ至ることになる。このような場合には、間隔x及び制振要素の傾斜βが変化してもよく、さらに、トランスミッションの温度が変動してもよい。
【0011】
このような場合、本発明の第1の利点は、制振要素の長さをコイルの長さに合わせる必要がないことにある。本発明によるコイル配置構造によれば、一般に、制振要素のエッジ部のうち1つは機能しない。むしろ、制振要素は、測定範囲における1つのエッジ部及びこれにつづく渦電流範囲によって平面的に正確に位置決めされている。
【0012】
また、本発明の第2の利点は、コイル対の重なり合った範囲が測定範囲を形成するため、この測定範囲内においてコイルの被覆部を非常に正確に測定することができることにある。本発明において重要なのは、測定範囲外の余剰部であり、コイル長さLの15%が正確な線形性を有する測定範囲の外部にあれば十分である。
【0013】
さらに、本発明の第3の利点であり決定的な利点は、上記のように形成されたコイル配置構造において、関連するすべての外乱量が仮想の回転中心の原則に従うことにある。測定範囲の外には特性線群の回転中心があり、この回転中心は、間隔x、傾斜β及び/又は温度Tにかかわらず一定である。このようなことから、はっきりとした外乱が生じる場合の正確な測定については知られていない。仮に、間隔の変化及び温度の変化の影響が生じる場合には、測定構成を変位に依存しない仮想の回転中心に変更し、場合によっては、更なる基準コイルを用いて温度補償を行うのが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】2つのコイルA,Bの平面図、及び制振要素とコイルA,Bの間の通常の間隔xと異常な間隔xの場合の特性線を示すグラフである。
【図2】図1におけるコイルA,Bの配置関係を詳細に示す図である。
【図3】図1及び図2における制振要素が測定方向に例えばβだけ傾斜した場合を示す図である。
【図4】図2のものと異なり、角度を測定するために、フラットコイルA,B及び制振要素を弓状に湾曲させて構成した場合を示す図である。
【図5】図4に対応した特性線群を示すグラフである。
【図6】測定範囲の更なる線形性のために、図1におけるフラットコイルA,Bの端部を台形状に拡張した場合のこれらフラットコイルA,B及び制振要素並びにこれに対応する特性線を示す図である。
【図7】測定範囲の更なる線形性のために、図1及び図6におけるフラットコイルA,Bの一端をトランペット状に形成し、他端をフック状に形成した場合のこれらフラットコイルA,B及び制振要素並びにこれに対応する特性線を示す図である。
【図8】線形性を有する測定範囲を拡大するために、複数のコイルを互いに重ねた構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0016】
図1の下部には同様な構成を有する2つのリニアフラットコイルA,Bが示されており、これらコイルA,Bは、図示の実施形態においては長方形状のフラットコイルとして形成されている。本発明の基本的な事項は、コイルA,Bが測定方向に互いに重なり合っていることである。この測定方向は、同様に長方形状の制振要素がコイルA,Bに対して位置座標軸sの方向に摺動可能な方向として定義されている。
【0017】
通常、コイルA,Bの長さLは共に同じであり、これらコイルA,Bは、例えばその85%が互いに重なり合っている。0.85Lであるこの重なり合っている範囲は、測定範囲Mとして定義される。また、長さLの例えば15%に相当する残りの部分は、コイルA,Bの機能にとって必要な余剰部を形成している。
【0018】
図1に示し、図2で強調するように、コイルA,Bの重合部は、互いに隣り合う両コイルA,Bを幅方向に覆う制振要素か、又は上下に重なり合い、コイル支持部材の上側及び下側に分けられた両コイルA,Bを覆う幅の狭い制振要素によって形成されている。そして、これらいずれの形態によっても、図1の上部に示す特性線が得られる。
【0019】
この図1の上部に示す特性線は、発振装置の一部を構成する両コイルA,Bの共振周波数fを制振要素の位置sの関数で示したものである。図1に示すように、長方形状のコイルに対する共振周波数f(s)及びf(s)と位置sの間の関係は線形となっている。ここで、コイルBはコイルAに対して所定の長さ(例えば全体の15%)だけ測定方向にずらされているため、コイルBに対応する破線(一番粗い破線)で示す特性線は、コイルAに対応する直線で示す特性線よりも図中右方へずれることとなる。また、測定範囲Mにおいては、コイルAがコイルBよりも大きな測定範囲を覆っていることから、これに応じて、コイルAについての共振周波数fはコイルBについての共振周波数fよりも大きくなっている。
【0020】
ところで、本発明においては、特性線f(s)及びf(s)が特別な特性を有しており、これら特性線群は、測定範囲Mにおいて正確に線形であるのみではなく、外乱について特別な形状を有するものでもある。これについては、図1において、間隔に関する依存性に基づいて説明されている。また、特性線f(s)が制振要素とコイルの間の間隔xの変化に影響されやすいことは知られているが、特性線群が測定範囲Mの外部に仮想の回転中心(回動中心)を有することはこれまで知られていなかった。
【0021】
すなわち、上述の特性線群f(s),f(s)は制振要素とコイルA,Bの間の名目上の間隔xに対応するものであり、測定時における何らかの影響(外乱)により間隔xがxへ変化すると、図1に示すように、特性線群がf’(s),f’(s)に変化する。このように、コイルAについての特性線群の座標(sA0,fA0)にある回転中心Aは、間隔の変化によらず一定である。なお、このことは、コイルBについての特性線群の回転中心Bについても同様である。そして、これら両特性線群によれば、間隔xの影響にかかわらず測定範囲Mにおける測定結果sを得ることができるという特に有効な信号解析が可能である。
【0022】
また、このような仮想の回転中心の特性は、間隔についての依存性だけではなく、制振要素の測定方向への傾斜β(図3参照)に起因する影響についても有効である。すなわち、傾斜した制振要素が測定方向へ変位又は上昇することによる測定誤差を回避することができる。
【0023】
さらに、共振周波数fは、上記間隔及び傾斜のほか、温度の影響も受ける。しかし、温度変化による影響は、図1に示す規則に従う。仮に、複数の外乱による影響が生じる場合には、まず、間隔による影響を除去するためにコイルA,Bの信号を測定し、次いで、温度による影響を除去するために、公知のように基準コイルを設けることが望ましい。
【0024】
以上の説明は、例えば図4に示す弓状のものとしたような他の実施形態の場合にも当てはまる。図4に示すような弓状のものは、上記の説明で位置sを測定したのと同様に角度αを測定するものである。なお、図5には、これに対応する特性線が示されている。このような図4及び図5に示すような構成は、線形特性の高解像度により角度センサに適しており、一方、解像度が低い場合には回転数検出に使用することが可能である。
【0025】
図4に示すものにおいては、2つの半円状のコイルA,Bが180°弱の範囲で互いに重なり合っているため、測定範囲Mは180°弱となっている。また、制振要素は、180°の半円状に形成されている。なお、測定範囲Mが180°より小さい場合又はこれより大きい場合でも、制振要素を半円状に形成することは、後述の理由から好ましい。
【0026】
図4及び図5に示す角度センサにおいても本発明の基本思想は同じであり、常に、制振要素の1つのエッジのみがコイルA,Bの重合部に位置するようになっている。また、各コイル面は、互いに所定の範囲(例えば85%)まで重なり合っている。なお、この範囲は、線形性の重合範囲に対して重要なものである。さらに、余剰部である残りの範囲(15%)を被覆するようにしてもよい。このように被覆されたコイル面を設定した場合には、制振要素のもう一方のエッジは基本的に関与しない。
【0027】
一方、図5に基づき前端部が両コイルA,B全体にわたって延びており、余剰部が設定されていない場合には、鏡像状の測定過程が得られる。そして、測定範囲の端部が到達するか(すなわち制振要素がコイルA,Bよりも長い場合)、又は制振要素が鏡像状の測定範囲を接続している(すなわち図5に従い、制振要素がいずれかのコイルの長さと同じ長さを有している場合)。図4及び図5に示す実施形態においては、このような効果により測定範囲Mが180°から360°の2倍となっている。
【0028】
また、直線状の位置測定範囲Mを2倍とするために、制振要素の長さをコイルA,Bに対して十分に長くし、図5におけるものと同様の効果を図1においても得ることが可能である。そして、前端部の測定効果が後端部により鏡像状に繰り返される。
【0029】
図6及び図7には長方形状のフラットコイルのエッジ効果をいかにして除去するかが示されており、図6に示すようにコイルの端部領域に台形状の拡大部を設けることは、測定範囲のエッジ部においても線形な特性線f(s)を得るのに有効な手段である。この台形状の拡大部ついて、これを図6に示すように測定方向に見て片側だけに設けてもよいし、トランペット状に測定軸sに対して両側に設けてもよい。
【0030】
他のバリエーションが図7に示されており、ここでは、コイルAの一端がフック状に形成されているとともにコイルBにおける台形状の拡大部側の端部全体にわたって延在している。同様に、コイルAの他端にも台形状の拡大部が形成されているとともに、コイルBの一端もフック状に形成されている。そして、このような構成によれば、好ましい線形性を得られるとともに、設置空間を削減することが可能である。
【0031】
図8には、コイルAがコイルBと重なり合うだけでなく、更にコイルCがコイルBと重なり合う場合の図1に基づくリニアセンサのような形態が示されている。これにより、これまでの測定範囲1だけでなく測定範囲2も得られることになる。同様に、コイルCを更なるコイルDと重ね合わせれば測定範囲3が得られ、コイルDを更なるコイルEと重ね合わせれば測定範囲4が得られ、同様に更に重ね合わせることもできる。
【0032】
このような形態においては、コイル対を図1に従い次々に重ね合わせることで、測定範囲の拡張を図ることが可能である。ただし、このような場合には、重合部がコイル長さLの50%を超えないようにする必要がある。なお、図8の上部には、5つのコイルに対応する特性線が、測定範囲の外方に位置する5つの仮想上の回転中心と共に示されている。
【符号の説明】
【0033】
A〜E コイル
f 共振周波数
s 位置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
渦電流式制振要素との間に名目上の間隔(x)を有しつつ局所的(位置s又は角度α)な測定範囲(M)内にあるコイル対(A,B)の配置構造であって、
a)前記コイル対(A,B)をフラットコイルとして形成するとともに前記測定範囲(M)内で互いに重ね合わされた
前記配置構造において、
b)前記測定範囲(M)の各端部において前記コイル対(A,B)にその長さ(L)についての余剰部を形成し、
c)前記コイル対(A,B)におけるコイルそれぞれが、局所(位置s又は角度α)の関数としての発振器周波数(f)の線形特性線(f(s)など)を測定発振器の一部として有しており、
d)前記各線形特性線(例えばf(s))が、外乱、すなわち前記間隔(x)のばらつき、測定方向への傾斜(β)及び温度変化(T)にかかわらず一定の回転中心(A,B)を前記測定範囲(M)の外方に有している
ことを特徴とする配置構造。
【請求項2】
前記コイル対(A、B)を、位置(s)の測定のために直線状に形成したことを特徴とする請求項1記載の配置構造。
【請求項3】
前記コイル対(A,B)を、角度(α)又は回転数の測定のために弓状に湾曲した形状としたことを特徴とする請求項1記載の配置構造。
【請求項4】
半円部の測定のために、前記コイル対(A,B)を前記測定範囲(M)において互いに略180°重ね合わせたことを特徴とする請求項3記載の配置構造。
【請求項5】
前記制振要素の長さを扇形状に略180°にわたって設定したことを特徴とする請求項4記載の配置構造。
【請求項6】
第1の半円部の測定の際に前記制振要素によって前記測定範囲(M)を包囲する包囲領域が増大することを検出するとともに、第2の半円部の測定の際に前記制振要素によって前記測定範囲(M)を包囲する包囲領域が減少することを検出して、全円(測定範囲M=360°)について測定可能に構成したことを特徴とする請求項5記載の配置構造。
【請求項7】
線形な前記測定範囲(M)を拡張するために、前記コイル対(A、B)の少なくとも一端に台形状の拡大部を形成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の配置構造。
【請求項8】
前記コイル対(A,B)における前記拡大部を、測定方向に見て片側のみに形成したことを特徴とする請求項7記載の配置構造。
【請求項9】
前記コイル対(A,B)の各コイルについて、その一端を前記拡大部として形成し、他端をフック状に形成したことを特徴とする請求項7又は8記載の配置構造。
【請求項10】
前記測定範囲(M)を規定する前記コイル対(A,B)の重合部を、該コイル対(A、B)を測定面上、例えばコイル支持部材上において隣り合うように配置することで形成するとともに、これに合わせて前記制振要素を幅広に形成したことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の配置構造。
【請求項11】
前記制振要素の測定方向に直角な方向への傾斜を阻止するために、前記測定範囲(M)を規定する前記コイル対(A,B)の重合部を、前記コイル対(A,B)をコイル支持部材の両側で対向配置することにより形成したことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の配置構造。
【請求項12】
位置依存性を除去するために、前記コイル対(A,B)を例えば測定方向に対して直角に調整したこと、及び温度依存性を除去するために、更に基準コイルを設けたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の配置構造。
【請求項13】
互いに隣り合う複数のコイル(A,B,C,D,E)によって複数の重合部を形成することにより、前記測定範囲(M)を複数(測定範囲1,2,3,4)に分割するとともに、前記制振要素のエッジ部を、動作している前記コイル対(例えばコイル対B,C)の現在の測定範囲(例えば測定範囲2)に設定したことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の配置構造。
【請求項14】
動作している前記各コイル対(例えばコイルB,C)の信号(発振周波数f)を対で解析するよう構成したことを特徴とする請求項13記載の配置構造。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公表番号】特表2010−533847(P2010−533847A)
【公表日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−516505(P2010−516505)
【出願日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際出願番号】PCT/EP2008/059366
【国際公開番号】WO2009/010552
【国際公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【出願人】(504111347)ツェットエフ フリードリヒスハーフェン アクチエンゲゼルシャフト (75)
【氏名又は名称原語表記】ZF Friedrichshafen Aktiengesellschaft
【Fターム(参考)】