説明

屋根パネルおよび通気性屋根下地構造

【目的】本発明は通気性を有し、断熱性に優れ、かつ強度の高い屋根下地構造を簡単かつ安価に構築することを課題とする。
【解決手段】板状多孔質体からなる断熱材3Aの複数枚を垂木巾を介して配置し、該断熱材3A相互を細長の補強材3Bを上側から差渡し貼着することによって連結し、かつ補強し、該連結部分における断熱材3A相互の間に垂木嵌合部5を形成した断熱性板材3の複数枚を野地面材2の下面に該補強材3Bを介して接着し、該野地面材2と該断熱材3Aとの間において、該補強材3B相互の間には該補強材3Bの厚み分の通気路4を形成することによって、屋根下地構造の通気性を確保する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は屋根パネルおよび該屋根パネルを使用した通気性屋根下地構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の通気性屋根下地構造としては、図12に示すように、下側野地面材(22)の上面に所定間隔をおいて胴縁(24)を固定し、該胴縁(24)間に断熱材(23)を挿入し、該胴縁(24)を該断熱材(23)上面から突出させた屋根下地パネル(21)を垂木(26)上に固定し、該屋根下地パネル(21)の胴縁(24)の上側に上側野地面材(25)を張設する構造が提供されている(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】特許第3657935号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記従来の通気性屋根下地構造にあっては、胴縁(24)がスペーサーとなって断熱材(23)と上側野地面材(25)との間に間隙(27)を設けられており、該間隙(27)によって通気性が付与される。しかしこの構造では胴縁(24)が必要であるので、部材点数が多くなり、材料費も高くなるし構築にも手間がかゝると云う問題点がある。また屋根の厚さも厚くなるため建物の意匠性にも劣ると云う問題点がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、板状多孔質体からなる断熱材(3A)の複数枚を垂木巾を介して配置し、隣接する該断熱材(3A)相互を細長の補強材(3B)を上側から差渡し貼着することによって連結し、該連結部分における断熱材(3) 相互の間に垂木嵌合部(5) を形成した断熱性板材(3) の複数枚を野地面材(2) の下面に該補強材(3B)を介して接着し、該野地面材(2) と該断熱材(3A)との間において、該補強材(3B)相互の間には該補強材(3B)の厚み分の通気路(4) を形成した屋根パネル(1) を提供するものである。
本発明では、上記断熱材である多孔質体として硬質繊維板または上下両面にプラスチックフィルムが貼着されているウレタン樹脂発泡体または上下両面にプラスチックフィルムが貼着されているフェノール樹脂発泡体が使用出来る。
更に本発明では上記屋根パネル(1) を屋根骨格の垂木(6) 上に被着し、該垂木(6) を該屋根パネル(1) の断熱性板材(3) の垂木嵌合溝(5,5A)に嵌合し、軒先と棟部とにおいて該屋根パネル(1) の通気路(4) を外気に開放した通気性屋根下地構造が提供される。
更に上記通気性屋根下地構造にあっては、少なくとも該屋根パネル(1,1) 相互の接続部において、該屋根パネル(1,1) の断熱性板材(3,3) と垂木(6) との接合面にはシール材(8) が介在していることが望ましく、また該垂木(6) 上に被着された屋根パネル(1) の断熱性板材(3) の下面は軒先部において壁断熱材(20)の上端に当接させ、該屋根パネル(1) の断熱性板材(3) の下面と該壁断熱材(20)の上端との間に形成される隙間にはシール材(9) を充填し、棟部にあっては左右の屋根パネル(1,1) の隙間には該屋根パネル(1,1) の通気路(4,4) を閉塞しないようにしてシール材(10)を充填することが望ましい。そして該シール材(10)は軟質プラスチック発泡体または軟質繊維板からなる断熱性シール材であることが望ましく、また構築される屋根(17)に寄棟部(17A) または本谷部(17C) が存在する場合、この部分で対向する左右の屋根パネル(1,1) を隅木(18)または谷木(19)を介して対向させ、該断熱性板材(3,3) の断熱主板上面を隅木(18)または谷木(19)の左右天面とを一致せしめて隅木(18)または谷木(19)によって該断熱性板材(3,3) の通気路(4,4) が閉塞されないようにし、寄棟部(17A) にあっては該左右の断熱性板材(3,3) の間に横通気路を設けて該横通気路を該屋根パネル(1,1) の通気路(4,4) に連通せしめたことが望ましく、また更に該断熱性板材(3) の断熱材(3A)の端面は隅木(18)または谷木(19)の側面にシール材(10)を介して隙間のないようにして接合せしめたことが望ましい。
【発明の効果】
【0005】
〔作用〕
上記屋根パネル(1) を使用した通気性屋根下地構造にあっては、垂木(6) の上に補強材(3B)が存在するから、垂木(6) と野地面材(2) とが補強材(3B)を介して結合する結果、垂木(6) と野地面材(2) との結合強度が向上し、更に該補強材(3B)によって機械的強度が比較的小さい板状の多孔質体からなる断熱材(3A)が補強され、また屋根パネル(1) の野地面材(2) と断熱性板材(3) の断熱材(3A)との間において、該補強材(3B)相互の間に該補強材(3B)の厚み分の通気路(4) が設けられており、この通気路(4) が軒先と棟部とにおいて外気に開放されているので、屋根の厚さを厚くすることなく屋根の通気性が確保される。
【0006】
少なくとも該屋根パネル(1,1) 相互の接続部において、該屋根パネル(1,1) の断熱性板材(3,3) の断熱材(3A)と垂木(6,6) との接合面にはシール材(8) を介在させれば、屋根下地構造の気密性が確保される。更に垂木(6) 上に被着された屋根パネル(1) の断熱性板材(3) の断熱材(3A)の下面は軒先部において壁断熱材(20)の上端に当接させ、該屋根パネル(1) の断熱性板材(3) の断熱材(3A)の下面と壁断熱材(20)の上端との間に形成される隙間にはシール材(9) を充填し、棟部にあっては左右の屋根パネル(1,1) の隙間には該屋根パネル(1,1) の通気路(4,4) を閉塞しないようにしてシール材(10)を充填すると、屋根下地構造の気密性が確保されるが、該シール材(10)を軟質プラスチック発泡体あるいは軟質繊維板からなる断熱性シール材とすれば、略連続した断熱構造を有する屋根下地構造となり、屋根(17)の断熱性が向上する。構築される屋根(17)に寄棟部(17A) または本谷部(17C) が存在する場合、この部分で対向する左右の屋根パネル(1,1) を隅木(18)または谷木(19)を介して対向させ、該断熱性板材(3,3) の断熱材(3A)上面を隅木(18)または谷木(19)の左右天面とを一致せしめて隅木(18)または谷木(19)によって該断熱性板材(3,3) の通気路(4,4) が閉塞されないように、寄棟部(17A) にあっては該左右の断熱性板材(3,3) の間に横通気路を設けて断熱性と通気性とを確保する。
本発明の断熱性板材(3) の断熱材(3A)は硬質繊維板あるいはプラスチック発泡体板等の多孔質体を切断加工することによって製造され、該多孔質体として切削加工が必要とされないので、切削加工が困難な上下両面にプラスチックフィルムが貼着されているウレタン樹脂発泡体や上下両面にプラスチックフィルムが貼着されているフェノール樹脂発泡体でも材料として適用することが出来る。
【0007】
〔効果〕
本発明あっては、屋根板の厚みを増大させることなく屋根の通気性が確保され、また屋根板構造強度が大巾に向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明を図1〜図11に示す一実施例によって以下に説明する。屋根パネル(1) は野地面材(2) と、該野地面材(2) の下面に接着剤によって接着されている断熱性板材(3) とからなる。該断熱性板材(3) は複数枚の断熱材(3A)と、隣接する一対の該断熱材(3A)間を連結する細長の補強材(3B)とからなり、該断熱材(3A)相互間には垂木嵌合溝(5) が形成され、該補強材(3B)は隣接する一対の該断熱材(3A)相互に上側から差渡して貼着され、該断熱性板材(3) は該補強材(3B)を介して該野地面材(2) に接着又は締結材によって締結され、かくして該野地面材(2) と該断熱性板材(3) の断熱材(3A)との間には、該補強材(3B)の厚み分の通気路(4) 該形成されている。
上記断熱材(3A)は、ポリスチレン発泡体、ポリエチレン発泡体、ポリプロピレン発泡体、半硬質ポリウレタン発泡体、フェノール樹脂発泡体、メラミン樹脂発泡体等のプラスチック発泡体や、特にポリスチレン発泡体、半硬質ポリウレタン発泡体、フェノール樹脂発泡体等の上下両面にプラスチックフィルムが貼着されている複合発泡体、更にポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維等の合成繊維やガラス繊維、セラミック繊維、炭素繊維、ロックウール等の無機繊維を合成樹脂によって結着した繊維板、特にガラス繊維板やロックウール板を吸湿防止フィルムで被覆した複合繊維板等の板状多孔質体からなる。
また上記補強材(3B)は、木材、ハードボード、パーチクルボード、合板、中密度繊維板(MDF)等の高強度材料からなる。
そして該屋根パネル(1) の両端においては、該断熱性板材(3) の補強材(3B)と野地面材(2) とを共に断熱材(3A)から延出せしめ、該延出部分(3C)の下側と両端の垂木嵌合溝(5A)とする。上記両端の嵌合溝(5A)の巾はその他の嵌合溝(5) の巾の1/2に設定する。
【0009】
図3に示すように該屋根パネル(1) は屋根骨格の垂木(6) 上に被着され、該垂木(6) を該屋根パネル(1) の断熱性板材(3) の垂木嵌合溝(5,5A)に嵌合し、補強材(3B)に接着または釘等で締結する。この状態で該断熱性板材(3) の補強材(3B)が断熱材(3A)を補強する。補強効果を高めるために該補強材(3B)の厚みは20mm以上とすることが望ましい。
【0010】
図4に示すように該垂木(6) は下側において軒桁(7A)、母屋(7B)、棟木(7C)によって支持されている。そして該屋根パネル(1) の横方向の相互接続部においては、図3に示すように該断熱性板材(3) の断熱材(3A)と垂木(6) との間にシール材(8) を介在させて気密性を確保している。
【0011】
更に軒先部にあっては該屋根パネル(1) の通気路(4) 軒先側端は外気に開放されており、また該断熱性板材(3) の断熱材(3A)の下面は壁断熱材(20)の上端と当接しており、該屋根パネル(1) の断熱性板材(3) の断熱材(3A)の下面と該壁断熱材(20)の上端との間に形成されている隙間には軟質ポリウレタン発泡体、軟質ポリ塩化ビニル発泡体、合成ゴムスポンジ等の軟質プラスチック発泡体や軟質繊維シートからなる断熱性シール材(9) を充填し、屋根の断熱性板材(3) と壁断熱材(20)との接合部において、断熱構造の連続性が断たれることを防止している。更に棟部にあっても左右の屋根パネル(1,1) の接合部の隙間にも、同様な断熱性シール材(10)が充填されて断熱構造の連続性が断たれることを防止しているが、該断熱性シール材(10)は該屋根パネル(1) の通気路(4) を閉塞しないように該屋根パネル(1) の断熱性板材(3) の断熱材(3A)間に充填され、棟に沿って左右の屋根パネル(1,1) 間に形成される横通気路(11)に該屋根パネル(1,1) の各通気路(4,4) の棟側端が開放されるように設定されている。
【0012】
図5に示すように、該屋根パネル(1) の野地面材(2) の上面には、屋根材(12)が葺設される。そして棟部にあっては笠木(13,13) を介して水切り板(14)が被覆されている。そして棟部所定個所には図6および図7に示すような棟換気部材(16)が被着されており、屋根(17)の該横通気路(11)が該棟換気部材(16)を介して外気に開放されるように設定されている。該棟換気部材(16)はポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の硬質なプラスチックを材料とし、笠形水切り板(16A) と、該水切り板(16A) の下面両側に接着される通気性ブロック(16B) とからなり、該通気性ブロック(16B) には例えばハニカム状に多数の連通孔が設けられている。
【0013】
上記屋根(17)にあっては、軒先側の換気は屋根パネル(1) の通気路(4) の軒先端が直接外気に開放していることによって行なわれ、棟側換気は屋根パネル(1) の通気路(4) が横通気路(11)に開放され、該横通気路(11)が該棟換気部材(16)を介して外気に開放されることによって行なわれる。
【0014】
屋根(17)には図8に示すように両端が内側に傾斜している寄棟部(17A) が形成される場合がある。この場合には図9に示すように寄棟部(17A) において左右の屋根パネル(1,1) の断熱性板材(3) の補強材(3B)の断熱材(3A)から寄棟側に延出した部分を隅木(18)の左右天端面に懸架した状態とする。この際左右の屋根パネル(1,1) の断熱性板材(3) の断熱材(3A)の上面即ち垂木(6) の上面と該隅木(18)の左右天端面とを一致させ該通気路(4,4) が該隅木(18)によって閉塞されないようにし、かつ左右の屋根パネル(1,1) の野地面材(2,2) および断熱性板材(3) の補強材(3B)の延出端が間隙を介して相対するように設定し、寄棟部(17A) に該屋根パネル(1) の連通路(4) が連通する横通気路(11A) を設ける。なお隅木(18)側面には、その両側の屋根パネル(1,1) の断熱性板材(3,3) の断熱材(3A)の端面を密接させ、更に該断熱材(3A)の接合部下端は断熱性シール材(10A) によってシールして、気密性を確保する。そして該寄棟部(17A) は棟部と同様に笠木(13,13) を介して水切り板(14)が被覆されている。
【0015】
更に図10に示すように中央から直角に屋根(17B) が分岐した構造のものがある。この場合には屋根(17)と分岐屋根(17B) との間に本谷部(17C) が形成される。この場合においても図11に示すように左右の屋根パネル(1,1) の断熱性板材(3,3) の断熱材(3A)の間に谷木(19)が嵌合された状態とし、該断熱材(3A)の上面即ち垂木(6) の上面と谷木(19)の左右天端面とを一致させる。その際左右の屋根パネル(1,1) の野地面材(2) と断熱性板材(3) の補強材(3B)の延出端は付合わせ状態とし、その上から逆笠形の水切り板(14A) を被着する。なお谷木(19)側面には、その両側の屋根パネル(1,1) の断熱性板材(3) の端面を密接させ、更に該断熱材(3A)の接合部下端は断熱シール材(10B) によってシールして、気密性を確保する。
【産業上の利用可能性】
【0016】
本発明においては、屋根下地構造の厚みを増大させることなく屋根断熱効果が向上し、そして胴縁や野地面板をもう一枚必要とすることなく、少ない部材で効率良く屋根の換気を図ることが出来るから、産業上利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1〜図11は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】断熱材および野地面材の部分斜視図
【図2】屋根パネルの横断面図
【図3】屋根パネルを屋根骨格上に被着した状態の部分横断面図
【図4】屋根パネルを屋根骨格上に被着した状態の部分縦断面図
【図5】棟部の横断面図(水切り板取付け部分)
【図6】棟部の横断面図(棟換気部材取付け部分)
【図7】棟換気部材の正面図
【図8】寄棟部を有する屋根の説明図
【図9】図8におけるA−A断面図
【図10】本谷部を有する屋根の説明図
【図11】図9におけるB−B断面図
【図12】従来例の屋根パネルを屋根上に被着した状態の部分横断面図
【符号の説明】
【0018】
1 屋根パネル
2 野地面材
3 断熱性板材
3A 断熱材
3B 補強材
4 通気路
5,5A 垂木嵌合溝(部)
6 垂木
8,9,10 シール材
17 屋根
18 隅木
19 谷木
20 壁断熱材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
板状多孔質体からなる断熱材の複数枚を垂木巾を介して配置し、隣接する該断熱材相互を細長の補強材を上側から差渡し貼着することによって連結し、該連結部分における断熱材相互の間に垂木嵌合部を形成した断熱性板材の複数枚を野地面材の下面に該補強材を介して接着し、該野地面材と該断熱材との間において、該補強材相互の間には該補強材の厚み分の通気路を形成したことを特徴とする屋根パネル。
【請求項2】
上記断熱板である多孔質体は、硬質繊維板、または上下両面にプラスチックフィルムが貼着されたポリスチレン発泡体、または上下両面にプラスチックフィルムが貼着されているウレタン樹脂発泡体、または上下両面にプラスチックフィルムが貼着されているフェノール樹脂発泡体、または吸湿防止フィルムで被覆されたガラス繊維板、または吸湿防止フィルムで被覆されたロックウール板である請求項1に記載の屋根パネル。
【請求項3】
請求項1または2に記載の屋根パネルを屋根骨格の垂木上に被着し、該垂木を該屋根パネルの断熱性板材の垂木嵌合溝に嵌合し、軒先と棟部とにおいて該屋根パネルの通気路を外気に開放したことを特徴とする通気性屋根下地構造。
【請求項4】
少なくとも該屋根パネル相互の接続部において、該屋根パネルの断熱性板材と垂木との接合面にはシール材が介在している請求項3に記載の通気性屋根下地構造。
【請求項5】
該垂木上に被着された屋根パネルの断熱性板材の下面は軒先部において壁断熱材の上端に当接させ、該屋根パネルの断熱性板材の下面と該壁断熱材の上端との間に形成される隙間にはシール材を充填し、棟部にあっては左右の屋根パネルの隙間には該屋根パネルの通気路を閉塞しないようにしてシール材を充填した請求項3または4に記載の通気性屋根下地構造。
【請求項6】
該シール材は軟質プラスチック発泡体または軟質繊維板からなる断熱性シール材である請求項4または5に記載の通気性屋根下地構造。
【請求項7】
構築される屋根に寄棟部または本谷部が存在する場合、この部分で対向する左右の屋根パネルを隅木または谷木を介して対向させ、該断熱性板材の断熱材上面を隅木または谷木の左右天面と一致せしめて隅木または谷木よって該断熱性板材の通気路が閉塞されないようにし、寄棟部にあっては該左右の断熱性板材の間に横通気路を設けて該横通気路を該屋根パネルの通気路に連通せしめた請求項3〜6のいずれか1項に記載の通気性屋根下地構造。
【請求項8】
該断熱性板材の断熱材の端面は隅木または谷木の側面にシール材を介して隙間のないようにして接合せしめた請求項7に記載の通気性屋根下地構造。

【図8】
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【図9】
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【図11】
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【図12】
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【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−202270(P2008−202270A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−37648(P2007−37648)
【出願日】平成19年2月19日(2007.2.19)
【出願人】(000104548)キッコーナ株式会社 (10)
【Fターム(参考)】