説明

平滑筋調節因子およびα2δサブユニットカルシウムチャネル調節因子を用いた、下部尿路障害を処置するための方法

正常な患者および脊髄損傷患者において、疼痛性および非疼痛性の下部尿路障害に関連する症状を処置および/または緩和するための、αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子、またはαδカルシウムチャネルサブユニットと相互作用する他の成分を、平滑筋調節効果を有する1種以上の化合物と組み合わせて使用する方法が提供される。本発明によれば、αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子としては、GABAアナログ(例えば、ギャバペンチンおよびプレギャバリン)、ギャバペンチンの縮合二環式もしくは三環式のアミノ酸アナログ、およびアミノ酸化合物が挙げられる。平滑筋調節効果を有する化合物としては、抗ムスカリン作用薬、β3アドレナリン作動性アゴニスト、ニューロキニンレセプターアンタゴニスト、ブラジキニンレセプターアンタゴニストおよび一酸化窒素供与体が挙げられる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
頻尿、尿意逼迫および夜間多尿からなる群より選択される少なくとも1つの症状を有することにより特徴付けられる下部尿路障害を処置するための方法であって、該方法は、このような投与を必要とする個体に、治療有効量の第1の成分を第2の成分と組み合わせて投与する工程を包含し、該第1の成分はαδサブユニットカルシウムチャネル調節因子であり、該第2の成分は、平滑筋調節因子である、方法。
【請求項2】
前記第1の成分および前記第2の成分が、単一の薬学的処方物内に含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の成分および前記第2の成分が、別個の薬学的処方物内に含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の成分および前記第2の成分が、同時に投与される、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の成分および前記第2の成分が、連続的に投与される、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子がGABAアナログである、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記GABAアナログが、ギャバペンチン、またはその酸、塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝産物、もしくは誘導体である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記GABAアナログが、プレギャバリン、またはその酸、塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝産物、もしくは誘導体である、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記平滑筋調節因子が、抗ムスカリン作用薬、β3アドレナリン作動性アゴニスト、鎮痙薬、ニューロキニンレセプターアンタゴニスト、ブラジキニンレセプターアンタゴニストおよび一酸化窒素供与体からなる群より選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記平滑筋調節因子が抗ムスカリン作用薬である、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記抗ムスカリン作用薬が、オキシブチニン、またはその酸、塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝産物、もしくは誘導体である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記抗ムスカリン作用薬が、トルテロジン、またはその酸、塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝産物、もしくは誘導体である、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記抗ムスカリン作用薬が、プロピベリン、またはその酸、塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝産物、もしくは誘導体である、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記抗ムスカリン作用薬が、ソリフェナシン一塩酸塩、またはその酸、塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝産物、もしくは誘導体である、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子が、ギャバペンチン、またはその酸、塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝産物、および誘導体であり、かつ、前記平滑筋調節因子が、オキシブチニン、またはその酸、塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝産物、および誘導体である、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子が、プレギャバリン、またはその酸、塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝産物、および誘導体であり、かつ、前記平滑筋調節因子が、オキシブチニン、またはその酸、塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝産物、および誘導体である、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記第1の成分および前記第2の成分が、必要に応じて投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記第1の成分および前記第2の成分が、下部尿路障害の症状の抑制が所望される活動の開始前に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記第1の成分および前記第2の成分が、前記症状の抑制が所望される活動の開始の約0〜約3時間前に投与される、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記第1の成分および前記第2の成分が、経口、経粘膜、舌下、口腔内、鼻腔内、経尿管、直腸、吸入、局所、経皮、非経口、くも膜下腔内、膣内、または膣周囲に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記第1の成分および前記第2の成分が、過活動膀胱、または良性前立腺肥大の刺激性もしくは閉塞性の症状を処置するために投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項22】
前記第1の成分および前記第2の成分が、頻尿を処置するために投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
前記第1の成分および前記第2の成分が、尿意逼迫を処置するために投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記第1の成分および前記第2の成分が、夜間多尿を処置するために投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記第1の成分の単回投与、または前記第2の成分の単回投与に関連する少なくとも1つの有害な副作用が、該第1の成分および該第2の成分の同時投与により減少される、請求項1に記載の方法。
【請求項26】
前記第1の成分および前記第2の成分が、過活動膀胱、または良性前立腺肥大の刺激性もしくは閉塞性の症状を処置するために投与される、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
頻尿、尿意逼迫および夜間多尿からなる群より選択される少なくとも1つの症状を有することにより特徴付けられる下部尿路障害を処置するための方法であって、該方法は、αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子および平滑筋調節因子から選択される少なくとも1つの成分の治療有効量を、このような投与を必要とする個体に投与する工程を包含する、方法。
【請求項28】
第1の成分を、第2の成分と組み合わせて含む薬学的組成物であって、該第1の成分は、αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子であり、該第2の成分は平滑筋調節因子であり、該第1の成分および該第2の成分が、頻尿、尿意逼迫および夜間多尿からなる群より選択される少なくとも1つの症状を有することにより特徴付けられる下部尿路障害を処置するために有効な量である、薬学的組成物。
【請求項29】
第1の成分を、第2の成分と組み合わせて含む薬学的組成物であって、該第1の成分は、ギャバペンチン、またはその薬学的に受容可能な酸、塩、エステル、アミド、プロドラッグもしくは活性代謝産物であり、該第2の成分はオキシブチニン、またはその薬学的に受容可能な酸、塩、エステル、アミド、プロドラッグもしくは活性代謝産物であり、該第1の成分および該第2の成分が、頻尿、尿意逼迫および夜間多尿からなる群より選択される少なくとも1つの症状を有することにより特徴付けられる下部尿路障害を処置するために有効な量である、薬学的組成物。
【請求項30】
前記第1の成分が、約50mg〜約2400mgの量で存在し、前記第2の成分が、約5mg以下の量で存在する、請求項29に記載の薬学的組成物。
【請求項31】
前記第1の成分が、約200mgの量である、請求項30に記載の薬学的組成物。
【請求項32】
前記第2の成分が、約2.5mgの量である、請求項30に記載の薬学的組成物。
【請求項33】
前記第2の成分が、約1.25mgの量である、請求項30に記載の薬学的組成物。
【請求項34】
第1の成分を、第2の成分と組み合わせて含む薬学的組成物であって、該第1の成分は、プレギャバリン、またはその薬学的に受容可能な酸、塩、エステル、アミド、プロドラッグもしくは活性代謝産物であり、該第2の成分はオキシブチニン、またはその薬学的に受容可能な酸、塩、エステル、アミド、プロドラッグもしくは活性代謝産物であり、該第1の成分および該第2の成分が、頻尿、尿意逼迫および夜間多尿からなる群より選択される少なくとも1つの症状を有することにより特徴付けられる下部尿路障害を処置するために有効な量である、薬学的組成物。
【請求項35】
頻尿、尿意逼迫および夜間多尿からなる群より選択される少なくとも1つの症状を有することにより特徴付けられる下部尿路障害の処置のための薬学的組成物であって、該組成物は、第1の成分を、第2の成分と組み合わせて含み、該第1の成分は、ギャバペンチン、またはその薬学的に受容可能な酸、塩、エステル、アミド、プロドラッグもしくは活性代謝産物であり、該第2の成分はオキシブチニン、またはその薬学的に受容可能な酸、塩、エステル、アミド、プロドラッグもしくは活性代謝産物であり、該第1の成分および該第2の成分が、それぞれ、その各々のED50値の比に基づいて、約1:1〜約800:1または約1:1〜約1:800の範囲で存在する、薬学的組成物。
【請求項36】
頻尿、尿意逼迫および夜間多尿からなる群より選択される少なくとも1つの症状を有することにより特徴付けられる下部尿路障害の処置のための組み合わせであって、該組み合わせは、第1の成分を、第2の成分と組み合わせて含み、該第1の成分は、ギャバペンチン、またはその薬学的に受容可能な酸、塩、エステル、アミド、プロドラッグもしくは活性代謝産物であり、該第2の成分はオキシブチニン、またはその薬学的に受容可能な酸、塩、エステル、アミド、プロドラッグもしくは活性代謝産物であり、該第1の成分および該第2の成分が、それぞれ、約1:1〜約800:1または約1:1〜約1:800の重量/重量比で存在する、組み合わせ。
【請求項37】
オキシブチニンを含む薬学的組成物であって、該オキシブチニンは、約2.5mg未満の量である、薬学的組成物。
【請求項38】
頻尿、尿意逼迫および夜間多尿からなる群より選択される少なくとも1つの症状を有することにより特徴付けられる下部尿路障害の処置において、患者が使用するための包装キットであって、該キットは、αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子および平滑筋調節因子から選択される少なくとも1つの成分;保存の間および投与前に該成分を収納する容器;ならびに該下部尿路障害を処置するための有効な様式で、平滑筋調節因子と共にαδサブユニットカルシウムチャネル調節因子の薬物投与を実行するための説明書を備える、キット。
【請求項39】
前記第1の成分および前記第2の成分が、同じ薬学的処方物内に含まれる、請求項38に記載の包装キット。
【請求項40】
前記第1の成分が、ギャバペンチン、またはその薬学的に受容可能な酸、塩、エステル、アミド、プロドラッグもしくは活性代謝産物であり、前記第2の成分が、オキシブチニン、またはその薬学的に受容可能な酸、塩、エステル、アミド、プロドラッグもしくは活性代謝産物である、請求項39に記載の包装キット。
【請求項41】
前記第1の成分および前記第2の成分が、別個の薬学的処方物内に含まれる、請求項38に記載の包装キット。
【請求項42】
前記説明書が、前記第1の成分および前記第2の成分の連続的または同時の薬物投与を実行するための指示を備える、請求項41に記載の包装キット。
【請求項43】
前記第1の成分が、ギャバペンチン、またはその薬学的に受容可能な酸、塩、エステル、アミド、プロドラッグもしくは活性代謝産物であり、前記第2の成分が、オキシブチニン、またはその薬学的に受容可能な酸、塩、エステル、アミド、プロドラッグもしくは活性代謝産物である、請求項42に記載の包装キット。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
頻尿、尿意逼迫および夜間多尿からなる群より選択される少なくとも1つの症状を有することにより特徴付けられる下部尿路障害を処置するための薬学的組成物であって、治療有効量のαδサブユニットカルシウムチャネル調節因子を平滑筋調節因子と組み合せて含み、該平滑筋調節因子は、抗ムスカリン作用薬、β3アドレナリン作動性アゴニスト、鎮痙薬、ニューロキニンレセプターアンタゴニスト、ブラジキニンレセプターアンタゴニストおよび一酸化窒素供与体からなる群より選択される、組成物
【請求項2】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子がGABAアナログである、請求項1に記載の薬学的組成物
【請求項3】
前記GABAアナログが、ギャバペンチン、またはその酸、塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝産物、もしくは誘導体である、請求項に記載の薬学的組成物
【請求項4】
前記GABAアナログが、プレギャバリン、またはその酸、塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝産物、もしくは誘導体である、請求項に記載の薬学的組成物
【請求項5】
前記平滑筋調節因子が抗ムスカリン作用薬である、請求項に記載の薬学的組成物
【請求項6】
前記抗ムスカリン作用薬が、オキシブチニン、またはその酸、塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝産物、もしくは誘導体である、請求項に記載の薬学的組成物
【請求項7】
前記抗ムスカリン作用薬が、トルテロジン、またはその酸、塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝産物、もしくは誘導体である、請求項に記載の薬学的組成物
【請求項8】
前記抗ムスカリン作用薬が、プロピベリン、またはその酸、塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝産物、もしくは誘導体である、請求項に記載の薬学的組成物
【請求項9】
前記抗ムスカリン作用薬が、ソリフェナシン一塩酸塩、またはその酸、塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝産物、もしくは誘導体である、請求項に記載の薬学的組成物
【請求項10】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子が、ギャバペンチン、またはその酸、塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝産物、および誘導体であり、かつ、前記平滑筋調節因子が、オキシブチニン、またはその酸、塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝産物、および誘導体である、請求項1に記載の薬学的組成物
【請求項11】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子が、プレギャバリン、またはその酸、塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝産物、および誘導体であり、かつ、前記平滑筋調節因子が、オキシブチニン、またはその酸、塩、エナンチオマー、アナログ、エステル、アミド、プロドラッグ、活性代謝産物、および誘導体である、請求項1に記載の薬学的組成物
【請求項12】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子および前記平滑筋調節因子が、必要に応じて投与するために処方される、請求項1に記載の薬学的組成物
【請求項13】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子および前記平滑筋調節因子が、下部尿路障害の症状の抑制が所望される活動の開始前に投与するために処方される、請求項1に記載の薬学的組成物
【請求項14】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子および前記平滑筋調節因子が、前記症状の抑制が所望される活動の開始の約0〜約3時間前に投与されるべきものである、請求項13に記載の薬学的組成物
【請求項15】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子および前記平滑筋調節因子が、経口、経粘膜、舌下、口腔内、鼻腔内、経尿管、直腸、吸入、局所、経皮、非経口、くも膜下腔内、膣内、または膣周囲に投与するために処方される、請求項1に記載の薬学的組成物
【請求項16】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子および前記平滑筋調節因子が、過活動膀胱、または良性前立腺肥大の刺激性もしくは閉塞性の症状処置ために処方される、請求項1に記載の薬学的組成物
【請求項17】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子および前記平滑筋調節因子が、頻尿処置ために処方される、請求項1に記載の薬学的組成物
【請求項18】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子および前記平滑筋調節因子が、尿意逼迫処置ために処方される、請求項1に記載の薬学的組成物
【請求項19】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子および前記平滑筋調節因子が、夜間多尿処置ために処方される、請求項1に記載の薬学的組成物
【請求項20】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子の単回投与、または前記平滑筋調節因子の単回投与に関連する少なくとも1つの有害な副作用が、請求項1に記載の薬学的組成物の投与と関連して減少される、請求項1に記載の薬学的組成物
【請求項21】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子および前記平滑筋調節因子が、過活動膀胱、または良性前立腺肥大の刺激性もしくは閉塞性の症状処置ために処方される、請求項20に記載の薬学的組成物
【請求項22】
頻尿、尿意逼迫および夜間多尿からなる群より選択される少なくとも1つの症状を有することにより特徴付けられる下部尿路障害を処置するための薬学的組成物であって、αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子および平滑筋調節因子から選択される少なくとも1つの成分の治療有効量を含有し、該平滑筋調節因子は、抗ムスカリン作用薬、β3アドレナリン作動性アゴニスト、鎮痙薬、ニューロキニンレセプターアンタゴニスト、ブラジキニンレセプターアンタゴニストおよび一酸化窒素供与体からなる群より選択される、組成物
【請求項23】
下部尿路障害の症状を処置するための薬学的組成物であって、以下:
(a)ギャバペンチンおよびプレギャバリンからなる群より選択されるαδサブユニットカルシウムチャネル調節因子;ならびに
(b)オキシブチニン、トルテロジン、プロピベリンおよびソリフェナシン一塩酸塩からなる群より選択される抗ムスカリン作用薬
を含み、該αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子および該抗ムスカリン作用薬は、下部尿路障害の症状を処置するために十分な治療有効量である、組成物。
【請求項24】
前記下部尿路障害の症状が、頻尿である、請求項23に記載の薬学的組成物。
【請求項25】
前記下部尿路障害の症状が、尿意逼迫である、請求項23に記載の薬学的組成物。
【請求項26】
前記下部尿路障害の症状が、夜間多尿である、請求項23に記載の薬学的組成物。
【請求項27】
前記下部尿路障害の症状が、失禁である、請求項23に記載の薬学的組成物。
【請求項28】
請求項23に記載の薬学的組成物であって、前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子の単回投与または前記抗ムスカリン作用薬の単回投与に関連する少なくとも1つの有害な副作用が、請求項23に記載の薬学的組成物の投与と関連して減少される、組成物。
【請求項29】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子が、ギャバペンチンであり、かつ、前記抗ムスカリン作用薬がオキシブチニンである、請求項23に記載の薬学的組成物。
【請求項30】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子がギャバペンチンであり、かつ、前記抗ムスカリン作用薬がトルテロジンである、請求項23に記載の薬学的組成物。
【請求項31】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子がギャバペンチンであり、かつ、前記抗ムスカリン作用薬がプロピベリンである、請求項23に記載の薬学的組成物。
【請求項32】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子がギャバペンチンであり、かつ、前記抗ムスカリン作用薬がソリフェナシン一塩酸塩である、請求項23に記載の薬学的組成物。
【請求項33】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子がプレギャバリンであり、かつ、前記抗ムスカリン作用薬がオキシブチニンである、請求項23に記載の薬学的組成物。
【請求項34】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子がプレギャバリンであり、かつ、前記抗ムスカリン作用薬がトルテロジンである、請求項23に記載の薬学的組成物。
【請求項35】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子がプレギャバリンであり、かつ、前記抗ムスカリン作用薬がプロピベリンである、請求項23に記載の薬学的組成物。
【請求項36】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子がギャバペンチンであり、かつ、前記抗ムスカリン作用薬がソリフェナシン一塩酸塩である、請求項23に記載の薬学的組成物。
【請求項37】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子が、約50mg〜約2400mgの量で存在し、前記抗ムスカリン作用薬が、約5mg以下の量で存在する、請求項23に記載の薬学的組成物。
【請求項38】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子が、約200mgの量である、請求項37に記載の薬学的組成物。
【請求項39】
前記抗ムスカリン作用薬が、約2.5mgの量である、請求項23に記載の薬学的組成物。
【請求項40】
前記抗ムスカリン作用薬が、約1.25mgの量である、請求項23に記載の薬学的組成物。
【請求項41】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子および前記平滑筋調節因子が、経口投与、経粘膜投与、舌下投与、口腔内投与、鼻腔内投与、経尿管投与、直腸投与、吸入投与、局所投与、経皮投与、非経口投与、くも膜下腔内投与、膣内投与、または膣周囲投与のために処方される、請求項23に記載の薬学的組成物。
【請求項42】
前記下部尿路障害の症状が、良性前立腺肥大または過活動膀胱に関連する、請求項23に記載の薬学的組成物。
【請求項43】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子および前記平滑筋調節因子が、それぞれ、その各々のED50値の比に基づいて、約1:1〜約800:1または約1:1〜約1:800ので存在する、請求項23に記載の薬学的組成物。
【請求項44】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子がギャバペンチンであり、かつ、前記抗ムスカリン作用薬がオキシブチニンである、請求項43に記載の薬学的組成物。
【請求項45】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子および前記平滑筋調節因子が、それぞれ、約1:1〜約800:1または約1:1〜約1:800の重量/重量比で存在する、請求項23に記載の薬学的組成物。
【請求項46】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子がギャバペンチンであり、かつ、前記抗ムスカリン作用薬がオキシブチニンである、請求項45に記載の薬学的組成物。
【請求項47】
患者が、頻尿、尿意逼迫および夜間多尿からなる群より選択される少なくとも1つの症状を有することにより特徴付けられる下部尿路障害の処置において使用するための包装キットであって、以下:
(a)αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子;
(b)抗ムスカリン作用薬、β3アドレナリン作動性アゴニストおよびブラジキニンレセプターアンタゴニストからなる群より選択される、平滑筋調節因子;
(c)保存の間および投与前に、該αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子および該平滑筋調節因子を収納する容器;ならびに
(d)該下部尿路障害の症状を処置するための有効な様式で、該αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子および該平滑筋調節因子の薬物投与を実行するための説明書
を備える、キット。
【請求項48】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子は、ギャバペンチンおよびプレギャバリンからなる群より選択され、かつ、前記平滑筋調節因子は、オキシブチニン、トルテロジン、プロピベリンおよびソリフェナシン一塩酸塩からなる群より選択される、請求項47に記載の包装キット。
【請求項49】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子および前記平滑筋調節因子が、同じ薬学的処方物内に含まれる、請求項47に記載の包装キット。
【請求項50】
前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子および前記平滑筋調節因子が、別個の薬学的処方物内に含まれる、請求項47に記載の包装キット。
【請求項51】
前記説明書が、前記αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子および前記平滑筋調節因子の連続的または同時の薬物投与を実行するための指示を備える、請求項47に記載の包装キット。
【請求項52】
下部尿路障害の症状の処置に使用するための包装キットであって、以下:
(a)ギャバペンチンおよびプレギャバリンからなる群より選択されるαδサブユニットカルシウムチャネル調節因子;
(b)保存の間および投与前に、該αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子を収納する容器;ならびに
該下部尿路障害の症状を処置するための有効な様式で、該αδサブユニットカルシウムチャネル調節因子を、オキシブチニン、トルテロジン、プロピベリンおよびソリフェナシン一塩酸塩からなる群より選択される抗ムスカリン作用薬と連続的または同時に薬物投与を実行するための説明書
を備える、キット。
【請求項53】
下部尿路障害の症状の処置に使用するための包装キットであって、以下:
(a)オキシブチニン、トルテロジン、プロピベリンおよびソリフェナシン一塩酸塩からなる群より選択される抗ムスカリン作用薬;
(b)保存の間および投与前に、該抗ムスカリン作用薬を収納する容器;ならびに
該下部尿路障害の症状を処置するための有効な様式で、該抗ムスカリン作用薬を、ギャバペンチンおよびプレギャバリンからなる群より選択されるαδサブユニットカルシウムチャネル調節因子と連続的または同時に薬物投与を実行するための説明書
を備える、キット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公表番号】特表2006−520799(P2006−520799A)
【公表日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−507421(P2006−507421)
【出願日】平成16年3月22日(2004.3.22)
【国際出願番号】PCT/US2004/008605
【国際公開番号】WO2004/084879
【国際公開日】平成16年10月7日(2004.10.7)
【出願人】(505352817)ダイノジェン ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (3)
【Fターム(参考)】