説明

広角ズームレンズ

【課題】高倍率ズーム比及び広視角を実現するとともに優れた結像品質を有するズームレンズシステムを提供する。
【解決手段】撮像対象物側から結像側に向かって、正の屈折力を有する第一レンズ群10、負の屈折力を有する第二レンズ群20、正の屈折力を有する第三レンズ群30、正の屈折力を有する第四レンズ群40が順に配置され、第一レンズ群10、第二レンズ群20、第三レンズ群30及び第四レンズ群40は、何れも光軸に沿って移動可能に設置され、以下の条件式を満足する。1.6<f3/fw<2.1ただし、f3は、第三レンズ群の有効焦点距離であり、fwは、広角ズームレンズの広角状態での有効焦点距離である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広角ズームレンズに関するものである。
【背景技術】
【0002】
高倍率ズーム比は、デジタルカメラにおける発展において重要である。しかし、高倍率ズーム比になると、ズームレンズの望遠状態(telephoto state)での球面収差を十分に補正することができず、広視角になると、広角レンズの広角状態(wide angle state)での球面収差を十分に補正することができない。そのため、高倍率ズーム比及び広視角を実現するとともに、優れた結像品質を有するズームレンズが望まれている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、高倍率ズーム比及び広視角を実現するとともに、優れた結像品質を有する広角ズームレンズを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記目的を達成するため、本発明に係る広角ズームレンズは、撮像対象物側から結像側に向かって、正の屈折力を有する第一レンズ群、負の屈折力を有する第二レンズ群、正の屈折力を有する第三レンズ群、正の屈折力を有する第四レンズ群が順に配置され、前記第一レンズ群、前記第二レンズ群、前記第三レンズ群及び前記第四レンズ群は、何れも光軸に沿って移動可能に設置され、以下の条件式を満足することを特徴とする。
1.6<f3/fw<2.1
ただし、f3は、前記第三レンズ群の有効焦点距離であり、fwは、前記広角ズームレンズの広角状態での有効焦点距離である。
【発明の効果】
【0005】
本発明の広角ズームレンズは、高倍率ズーム比及び広視角を実現するとともに優れた結像品質を有する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明の第一実施形態に係る広角ズームレンズの構造を示す図である。
【図2】図1に示す広角ズームレンズの広角状態での球面収差図である。
【図3】図1に示す広角ズームレンズの広角状態での像面湾曲図である。
【図4】図1に示す広角ズームレンズの広角状態での歪曲収差図である。
【図5】図1に示す広角ズームレンズの望遠状態での球面収差図である。
【図6】図1に示す広角ズームレンズの望遠状態での像面湾曲図である。
【図7】図1に示す広角ズームレンズの望遠状態での歪曲収差図である。
【図8】本発明の第二実施形態に係る広角ズームレンズの構造を示す図である。
【図9】図8に示す広角ズームレンズの広角状態での球面収差を示す図である。
【図10】図8に示す広角ズームレンズの広角状態での像面湾曲図である。
【図11】図8に示す広角ズームレンズの広角状態での歪曲収差図である。
【図12】図8に示す広角ズームレンズの望遠状態での球面収差図である。
【図13】図8に示す広角ズームレンズの望遠状態での像面湾曲図である。
【図14】図8に示す広角ズームレンズの望遠状態での歪曲収差図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
【0008】
図1は、本発明の第一実施形態に係る広角ズームレンズ100の構造を示す図である。前記広角ズームレンズ100の光軸に沿って、撮像対象物側から結像側に向かって、正の屈折力を有する第一レンズ群10、負の屈折力を有する第二レンズ群20、正の屈折力を有する第三レンズ群30、正の屈折力を有する第四レンズ群40が順番に配置されている。また、広角ズームレンズ100は、前記第二レンズ群20と前記第三レンズ群30との間に位置する絞り50と、前記第四レンズ群40の結像側に位置するイメージセンサー60と、前記第四レンズ群40と前記イメージセンサー60との間に位置するフィルター70とを有する。前記フィルター70は、前記イメージセンサー60の表面に貼り合わせている。前記第一レンズ群10、前記第二レンズ群20、前記第三レンズ群30及び前記第四レンズ群40は、何れもが前記広角ズームレンズ100の光軸に沿って移動可能に設置されて、ズーム機能を実現することができる。
【0009】
前記第一レンズ群10は、撮像対象物側から結像側に向かって負の屈折力を有する第一レンズ11及び正の屈折力を有する第二レンズ12を備える。前記第一レンズ11及び前記第二レンズ12は、何れも球面レンズである。前記第一レンズ11は、新月状であり、撮像対象物側に向かって突出する第一表面及び結像側に向かって凹む第二表面を備える。前記第二レンズ12は、新月状であり、撮像対象物側に向かって突出する第三表面及び結像側に向かって凹む第四表面を備える。前記第一レンズ11及び前記第二レンズ12は、前記第一レンズ11の第二表面と前記第二レンズ12の第三表面とが接着剤によって互いに接合されることで一体になって複合レンズを構成する。
【0010】
前記第二レンズ群20は、撮像対象物側から結像側に向かって負の屈折力を有する第三レンズ21、負の屈折力を有する第四レンズ22及び正の屈折力を有する第五レンズ23を備える。前記第三レンズ21、前記第四レンズ22及び前記第五レンズ23は、何れも球面レンズである。前記第三レンズ21は、新月状であり、撮像対象物側に向かって突出する第五表面及び結像側に向かって凹む第六表面を備える。前記第四レンズ22は、凹レンズであり、撮像対象物側に向かって凹む第七表面及び結像側に向かって凹む第八表面を備える。前記第五レンズ23は、凸レンズであり、撮像対象物側に向かって突出する第九表面及び結像側に向かって突出する第十表面を備える。
【0011】
前記第三レンズ群30は、撮像対象物側から結像側に向かって正の屈折力を有する第六レンズ31、正の屈折力を有する第七レンズ32、負の屈折力を有する第八レンズ33及び正の屈折力を有する第九レンズ34を備える。前記第六レンズ31は、非球面レンズであり、前記第七レンズ32、前記第八レンズ33及び前記第九レンズ34は、球面レンズである。前記第六レンズ31は、凸レンズであり、撮像対象物側に向かって突出する第十一表面及び結像側に向かって突出する第十二表面を備える。前記第七レンズ32は、新月状であり、撮像対象物側に向かって突出する第十三表面及び結像側に向かって凹む第十四表面を備える。前記第八レンズ33は、新月状であり、撮像対象物側に向かって突出する第十五表面及び結像側に向かって凹む第十六表面を備える。前記第九レンズ34は、新月状であり、撮像対象物側に向かって凹む第十七表面及び結像側に向かって突出する第十八表面を備える。前記第七レンズ32及び前記第八レンズ33は、前記第七レンズ32の第十四表面と前記第八レンズ33の第十五表面とが接着剤によって互いに接合されることで一体になって複合レンズを構成する。
【0012】
前記第四レンズ群40は、正の屈折力を有する第十レンズを備える。前記第十レンズは、球面レンズである。前記第十レンズは、凸レンズであり、撮像対象物側に向かって突出する第十九表面及び結像側に向かって突出する第二十表面を備える。
【0013】
前記フィルター70は、平板状であり、撮像対象物側に向かう第二十一表面及び結像側に向かう第二十二表面を備える。
【0014】
前記広角ズームレンズ100は、以下の条件式を満たしている。
【0015】
1.6<f3/fw<2.1……(1)
【0016】
f3は、前記第三レンズ群30の有効焦点距離であり、fwは、前記広角ズームレンズ100の広角状態での有効焦点距離である。前記条件式(1)は、前記広角ズームレンズ100の中間焦点距離状態(middle state)の光線の屈折角を減少させ、軸から離れた光線が生成させるコマ収差を抑制することによって、外周(circumference)での解像度を高め、且つ望遠状態の非点収差(astigmatism)及び軸色収差(axial chromatic aberration)を減少させる。
【0017】
前記ズームレンズシステム100は、以下の条件式も満たしている。
【0018】
1.55<V2/V1<1.95……(2)
【0019】
V1は、前記第一レンズ11のアッベ数(Abbe's number)であり、V2は、前記第二レンズ12のアッベ数である。前記条件式(2)を用いて、前記広角ズームレンズ100の広角状態の軸色収差及び望遠状態の横色収差を補正することができる。
【0020】
前記ズームレンズシステム100は、以下の条件式も満たしている。
【0021】
1.00<V7/V8<2.2……(3)
【0022】
V7は、前記第七レンズ32のアッベ数であり、V8は、前記第八レンズ33のアッベ数である。前記条件式(3)を用いて、前記広角ズームレンズ100の広角状態の横色収差と望遠状態の横色収差とを釣り合わせることができる。
【0023】
前記広角ズームレンズ100の各々の光学素子は、以下の表1〜表3の条件を満たす。f3=8.8mm;fw=4.589mm;f3/fw=1.918;V1=29.1;V2=47.5;V2/V1=1.632;V7=25.5;V8=21.2;V2/V1=1.203である。Rは、各々のレンズの光学表面の曲率半径であり、Dは、光軸に沿った隣り合う2つのレンズ表面間の距離であり、Ndは、対応するレンズのd光線に対する屈折率であり、Vdは、対応するレンズのd光線に対するアッベ数であり、fは、前記広角ズームレンズ100の有効焦点距離であり、D3は、前記広角ズームレンズ100の光軸に沿った前記第四表面から前記第五表面までの距離であり、D9は、前記広角ズームレンズ100の光軸に沿った前記第十表面から前記第十一表面までの距離であり、D17は、前記広角ズームレンズ100の光軸に沿った前記第十八表面から前記第十九表面までの距離であり、D19は、前記広角ズームレンズ100の光軸に沿った、前記第二十表面から前記第二十一表面までの距離である。
【0024】
【表1】

【0025】
【表2】

【0026】
【表3】

【0027】
レンズ表面の中心を原点とし、光軸がx軸とした場合、レンズ表面の非球面形状は以下の数式によって規定される。
【0028】
【数1】

【0029】
【数2】

は、光軸から非球面までの高さであり、kは、二次曲面係数であり、Aiは、非球面のi番目のオーダー(order)補正係数であり、cは、頂点曲率である。
【0030】
上記の表1〜表3の条件を満たす前記広角ズームレンズ100は、表4の条件を満たす。表4において、FNoは、F値(F number)であり、2ωは、前記広角ズームレンズ100の視野角である。
【0031】
【表4】

【0032】
図2〜図4はそれぞれ、前記広角ズームレンズ100の広角状態での球面収差、像面湾曲、及び歪曲収差を示す図である。図2に示したように、球面収差値は−0.20mm〜0.20mmの範囲である。図3に示したように、球欠的像面湾曲(S:Sagittal field curvature curve)及び子午的像面湾曲(T:Tangential field curvature curve)は、何れも−0.20mm〜0.20mmの範囲内で制御される。図4に示したように、歪曲収差は、−20%〜0の範囲内で制御される。前記広角ズームレンズ100の広角状態での球面収差、像面湾曲及び歪曲収差は、何れもより小さい範囲内に制御(修正)される。
【0033】
図5〜図7はそれぞれ、前記広角ズームレンズ100の望遠状態での球面収差、像面湾曲、及び歪曲収差を示す図である。図5に示したように、球面収差値は−0.20mm〜0.20mmの範囲である。図6に示したように、球欠的像面湾曲(S:Sagittal field curvature curve)及び子午的像面湾曲(T:Tangential field curvature curve)は、何れも−0.20mm〜0.20mmの範囲内で制御される。図7に示したように、歪曲収差は、0〜5%の範囲内で制御される。前記広角ズームレンズ100の望遠状態での球面収差、像面湾曲及び歪曲収差は、何れもより小さい範囲内に制御(修正)される。
【0034】
図8は、本発明の第二実施形態に係る広角ズームレンズ100aの構造を示す図である。前記第一実施形態に係る広角ズームレンズ100に比べて、本実施形態に係る広角ズームレンズ100aにおいて、第五レンズ23aは、新月状であり、撮像対象物側に向かって突出する第九表面及び結像側に向かって凹む第十表面を備える。第七レンズ32aは、凸レンズであり、撮像対象物側に向かって突出する第十三表面及び結像側に向かって突出する第十四表面を備える。第八レンズ33aは、凹レンズであり、撮像対象物側に向かって凹む第十五表面及び結像側に向かって凹む第十六表面を備える。
【0035】
前記広角ズームレンズ100aの各々の光学素子は、以下の表5〜表7の条件を満たす。f3=7.99mm;fw=4.59mm;f3/fw=1.741;V1=25.5;V2=47.5;V2/V1=1.863;V7=42.7;V8=21.2;V2/V1=2.014である。Rは、各々のレンズの光学表面の曲率半径であり、Dは、光軸に沿った隣り合う2つのレンズ表面間の距離であり、Ndは、対応するレンズのd光線に対する屈折率であり、Vdは、対応するレンズのd光線に対するアッベ数であり、fは、前記広角ズームレンズ100aの有効焦点距離であり、D3は、前記広角ズームレンズ100aの光軸に沿った前記第四表面から前記第五表面までの距離であり、D9は、前記広角ズームレンズ100aの光軸に沿った前記第十表面から前記第十一表面までの距離であり、D17は、前記広角ズームレンズ100aの光軸に沿った前記第十八表面から前記第十九表面までの距離であり、D19は、前記広角ズームレンズ100aの光軸に沿った前記第二十表面から前記第二十一表面までの距離である。
【0036】
【表5】

【0037】
【表6】

【0038】
【表7】

【0039】
レンズ表面の中心を原点とし、光軸をx軸とした場合、レンズ表面の非球面形状は以下の数式によって規定される。
【0040】
【数3】

【0041】
【数4】

は、光軸から非球面までの高さであり、kは、二次曲面係数であり、Aiは、非球面のi番目のオーダー(order)補正係数であり、cは、頂点曲率である。
【0042】
上記の表5〜表7の条件を満たす前記広角ズームレンズ100aは、表8の条件を満たす。表8において、FNoは、F値であり、2ωは、前記広角ズームレンズ100aの視野角である。
【0043】
【表8】

【0044】
図9〜図11はそれぞれ、前記広角ズームレンズ100aの広角状態での球面収差、像面湾曲、及び歪曲収差を示す図である。図9に示したように、球面収差値は−0.20mm〜0.20mmの範囲である。図10に示したように、球欠的像面湾曲(S:Sagittal field curvature curve)及び子午的像面湾曲(T:Tangential field curvature curve)は、何れも−0.20mm〜0.20mmの範囲内で制御される。図11に示したように、歪曲収差は、−20%〜0の範囲内で制御される。前記広角ズームレンズ100aの広角状態での球面収差、像面湾曲及び歪曲収差は、何れもより小さい範囲内に制御(修正)される。
【0045】
図12〜図14はそれぞれ、前記広角ズームレンズ100aの望遠状態での球面収差、像面湾曲、及び歪曲収差を示す図である。図12に示したように、球面収差値は−0.20mm〜0.20mmの範囲である。図13に示したように、球欠的像面湾曲(S:Sagittal field curvature curve)及び子午的像面湾曲(T:Tangential field curvature curve)は、何れも−0.20mm〜0.20mmの範囲内で制御される。図14に示したように、歪曲収差は、0〜5%の範囲内で制御される。前記広角ズームレンズ100aの望遠状態での球面収差、像面湾曲及び歪曲収差は、何れもより小さい範囲内に制御(修正)される。
【0046】
図2〜図7及び図9〜図14において、F光線の波長は486nmであり、d光線の波長は587nmであり、C光線の波長は656nmである。
【0047】
本発明の広角ズームレンズは、高倍率ズーム比及び広視角を実現するとともに優れた結像品質を有する。
【0048】
以上、本発明を実施例に基づいて具体的に説明したが、本発明は、上述の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能であることは勿論であって、本発明の保護範囲は、以下の特許請求の範囲から決まる。
【符号の説明】
【0049】
10 第一レンズ群
11 第一レンズ
12 第二レンズ
20 第二レンズ群
21 第三レンズ
22 第四レンズ
23,23a 第五レンズ
30 第三レンズ群
31 第六レンズ
32,32a 第七レンズ
33,33a 第八レンズ
34 第九レンズ
40 第四レンズ群
50 絞り
60 イメージセンサー
70 フィルター
100,100a 広角ズームレンズ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮像対象物側から結像側に向かって、正の屈折力を有する第一レンズ群と、負の屈折力を有する第二レンズ群と、正の屈折力を有する第三レンズ群と、正の屈折力を有する第四レンズ群とが順に配置され、
前記第一レンズ群、前記第二レンズ群、前記第三レンズ群及び前記第四レンズ群は、何れも光軸に沿って移動可能に設置され、以下の条件式を満足することを特徴とする広角ズームレンズ。
1.6<f3/fw<2.1
ただし、f3は、前記第三レンズ群の有効焦点距離であり、fwは、前記広角ズームレンズの広角状態での有効焦点距離である。
【請求項2】
前記第一レンズ群は、撮像対象物側から結像側に向かって負の屈折力を有する第一レンズ及び正の屈折力を有する第二レンズを備ることを特徴とする請求項1に記載の広角ズームレンズ。
【請求項3】
前記広角ズームレンズは、以下の条件式も満たすことを特徴とする請求項2に記載の広角ズームレンズ。
1.55<V2/V1<1.95
ただし、V1は、前記第一レンズのアッベ数であり、V2は、前記第二レンズのアッベ数であり、d光線の波長は587nmである。
【請求項4】
前記第一レンズ及び前記第二レンズは、前記第一レンズの結像側の表面と前記第二レンズの撮像対象物側の表面とが接着剤によって互いに接合されることで一体になって複合レンズを構成することを特徴とする請求項2に記載の広角ズームレンズ。
【請求項5】
前記第二レンズ群は、撮像対象物側から結像側に向かって負の屈折力を有する第三レンズ、負の屈折力を有する第四レンズ及び正の屈折力を有する第五レンズを備えることを特徴とする請求項1に記載の広角ズームレンズ。
【請求項6】
前記第三レンズ群は、撮像対象物側から結像側に向かって正の屈折力を有する第六レンズ、正の屈折力を有する第七レンズ、負の屈折力を有する第八レンズ及び正の屈折力を有する第九レンズを備えることを特徴とする請求項1に記載の広角ズームレンズ。
【請求項7】
前記広角ズームレンズは、以下の条件式も満たすことを特徴とする請求項6に記載の広角ズームレンズ。
1.00<V7/V8<2.2
ただし、V7は、前記第七レンズのアッベ数であり、V8は、前記第八レンズのアッベ数であり、d光線の波長は587nmである。
【請求項8】
前記第七レンズ及び前記第八レンズは、前記第七レンズの結像側の表面と前記第八レンズの撮像対象物側の表面とが接着剤によって互いに接合されることで一体になって複合レンズを構成することを特徴とする請求項6に記載の広角ズームレンズ。
【請求項9】
前記第六レンズは、非球面レンズであることを特徴とする請求項6に記載の広角ズームレンズ。
【請求項10】
前記広角ズームレンズは、前記第四レンズ群の結像側に位置するイメージセンサーをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の広角ズームレンズ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2012−141590(P2012−141590A)
【公開日】平成24年7月26日(2012.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−266632(P2011−266632)
【出願日】平成23年12月6日(2011.12.6)
【出願人】(503023069)鴻富錦精密工業(深▲セン▼)有限公司 (399)
【出願人】(500080546)鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司 (1,018)
【Fターム(参考)】