説明

情報処理装置

【課題】人体の動きに応じて情報処理装置を操作するときの操作性を改善する。
【解決手段】カメラ18は、操作者の人体の少なくとも一部の画像を取得し、取得した画像の画像データを生成する。第1特徴領域情報生成部122Aは、画像データから、人体の特徴部位を含む第1特徴領域を検出し、第1特徴領域を定義する第1特徴領域情報を生成する。第2特徴領域検出部122Bは、第1特徴領域情報に基づいて、仮想空間において、第1特徴領域に対応する第2特徴領域を定義する第2特徴領域情報を生成する。複数の操作コマンド生成部124Bは、仮想空間内の複数の部分空間に対応した操作コマンドを生成する。選択部124Aは、第2特徴領域情報に基づき、複数の操作コマンド生成部124Bの中から1つを選択する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の情報処理装置(例えば、携帯電話)として、タッチパネルやキーボード等の入力デバイスに加えて、静的加速度を検出する加速度センサが設けられた情報処理装置が知られている。このような情報処理装置では、加速度センサの出力に応じて、カーソルの移動又は3次元(以下「3D」という)画像の表示が制御される。
【0003】
また、加速度センサの欠点を補う技術として、特許文献1のユーザインタフェース装置が知られている。特許文献1のユーザインタフェース装置は、ユーザの顔画像を取得し、取得された顔画像をもとにユーザの顔の向きを推定し、推定された顔の向きに応じて所定の入力処理を実行する。
【0004】
しかしながら、一般に、ユーザの顔の向きは、左右方向の自由度は高いが、上下方向の自由度が低い。例えば、顔の向きを上方向に大きく向けると、ユーザの視野から画面が外れてしまう。即ち、顔の向きのみに応じて情報処理装置を操作する技術は、操作性が低い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−112360号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、人体の動きに応じて情報処理装置を操作するときの操作性を改善することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態の情報処理装置10は、カメラと、第1特徴領域情報生成部と、第2特徴領域検出部と、複数の操作コマンド生成部と、選択部と、を備える。カメラは、操作者の人体の少なくとも一部の画像を取得し、取得した画像の画像データを生成する。第1特徴領域情報生成部は、前記画像データから、前記人体の特徴部位を含む第1特徴領域を検出し、第1特徴領域を定義する第1特徴領域情報を生成する。第2特徴領域検出部は、前記第1特徴領域情報に基づいて、仮想空間において、第1特徴領域に対応する第2特徴領域を定義する第2特徴領域情報を生成する。複数の操作コマンド生成部は、仮想空間内の複数の部分空間に対応した操作コマンドを生成する。選択部は、第2特徴領域情報に基づき、前記複数の操作コマンド生成部の中から1つを選択する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】第1実施形態の情報処理装置10のブロック図。
【図2】第1実施形態の制御部12が実現する人体位置計測部122、UI制御部124、及びアプリケーション制御部126の説明図。
【図3】第1実施形態のアプリケーション制御のフローチャート。
【図4A】第1実施形態のユーザの画像の取得の説明図。
【図4B】第1実施形態の第1特徴領域の検出の説明図。
【図4C】第1実施形態の第2特徴領域の検出の説明図。
【図5】第1実施形態の操作コマンド生成部124Bの選択のフローチャート。
【図6】第1実施形態の操作コマンド生成部124Bの割り当ての一例を説明する図。
【図7A】第1実施形態の滞留時間の計算の説明図。
【図7B】第1実施形態の滞留時間の計算の説明図。
【図8】第1実施形態の選択テーブルのデータ構造を示す図。
【図9】第1実施形態の操作コマンドの生成の一例を説明する図。
【図10】第2実施形態の操作コマンドの生成の一例を説明する図。
【図11】第3実施形態の操作コマンドの生成の一例を説明する図。
【図12】第4実施形態の操作コマンドの生成の一例を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本実施形態について、図面を参照して説明する。
【0010】
(第1実施形態)
第1実施形態では、情報処理装置10の基本的機能について説明する。図1は、第1実施形態の情報処理装置10のブロック図である。第1実施形態の情報処理装置10は、制御部12と、記憶部14と、操作部16と、アプリケーション17と、カメラ18と、ディスプレイ19と、を備える。制御部12は、情報処理装置10の操作を制御する。記憶部14には、様々なデータが記憶される。操作部16は、アプリケーション17に対するユーザの指示を受け付ける。アプリケーション17は、情報処理装置10の機能を実現する。カメラ18は、画像(複数の静止画像、又は動画像)を取得する。ディスプレイ19は、画像データを表示する。ディスプレイ19に表示される画像データは、例えば、アプリケーション17の画像(メニュー画面の画像、テキスト画面の画像、平面図形の画像、3次元コンピュータグラフィックスのレンダリング画像、又は再生画像(静止画像又は動画像))である。
【0011】
制御部12は、例えばコンピュータプロセッサである。制御部12は、記憶部14に記憶された制御プログラムを実行することにより、人体位置計測部122、ユーザインタフェース(以下「UI」という)制御部124、及びアプリケーション制御部126としての機能を実現する。また、制御部12は、記憶部14に記憶されたアプリケーションプログラムを実行することにより、アプリケーション17を実現する。
【0012】
第1実施形態の制御部12が実現する機能について説明する。図2は、第1実施形態の制御部12が実現する人体位置計測部122、UI制御部124、及びアプリケーション制御部126の説明図である。
【0013】
人体位置計測部122は、第1特徴領域検出部122Aと、第2特徴領域検出部122Bと、から構成される。第1特徴領域検出部122Aは、カメラ18が取得した画像の画像データから、人体の特徴部位を含む第1特徴領域を検出する。第1特徴領域は、画像データの空間において画定される領域である。第2特徴領域検出部122Bは、第1特徴領域に対応する第2特徴領域を検出する。第2特徴領域は、画像データの空間とは異なる空間において画定される領域である。
【0014】
UI制御部124は、選択部124Aと、複数の操作コマンド生成部124Bと、を備える。図1では、一例として、3つの操作コマンド生成部124Bを示している。選択部124Aは、複数の操作コマンド生成部124Bの中から、特徴部位の動きに応じた操作コマンド生成部124B(1)〜124B(3)を選択する。選択された操作コマンド生成部124Bは、特徴部位の動きに応じた操作コマンドを生成し、生成した操作コマンドをアプリケーション制御部126へ出力する。
【0015】
アプリケーション制御部126は、選択された操作コマンド生成部124Bが出力した操作コマンドに基づいて、アプリケーション17を制御する。その結果、アプリケーション17は、ユーザの特徴部位の動きに応じた処理を実行する。
【0016】
第1実施形態の情報処理について説明する。図3は、第1実施形態のアプリケーション制御のフローチャートである。第1実施形態のアプリケーション制御は、ユーザの動きに応じてアプリケーション17を制御するための処理である。
【0017】
<S300> 第1特徴領域検出部122Aは、ユーザの画像を取得するように、カメラ18を制御する。カメラ18は、ユーザの画像を取得し、ユーザの画像を含む画像データを生成する。図4Aは、第1実施形態のユーザの画像の取得の説明図である。カメラ18は、図4Aに示すように、ユーザUの画像を取得し、ユーザUの画像を含む画像データIMGと、カメラパラメータCPと、を生成する。画像データIMGの画素数は、水平方向(A方向)にCwピクセルであり、垂直方向(B方向)にChピクセルである。カメラパラメータCPは、カメラ18の水平方向の水平視野角Cθaと、カメラ18の垂直方向の垂直視野角Cθbと、画像データIMGの画素数Cw×Chと、カメラ18が画像データIMGを取得した撮影時刻tと、を含む。
【0018】
<S302> 第1特徴領域検出部122Aは、S300で得られた画像データIMGから、ユーザUの体の特徴部位を含む第1特徴領域R1を検出し、第1特徴領域情報を生成する。第1特徴領域情報とは、第1特徴領域R1を定義する情報である。
【0019】
図4Bは、第1実施形態の第1特徴領域の検出の説明図である。第1特徴領域R1は、画像データIMGの画像空間ABにおいて、特徴部位を含む矩形領域である。第1特徴領域情報は、第1特徴領域R1の水平方向のサイズR1wと、垂直方向のサイズR1hと、中心Or1の座標(Or1a,Or1b)と、を含む。第1特徴領域情報のパラメータ(R1a,R1b,(Or1w,Or1h))の単位は、ピクセルである。
【0020】
例えば、第1特徴領域検出部122Aは、所定の特徴検出アルゴリズムを用いて、画像データIMG内の特徴部位(例えば、頭部)を検出し、テンプレートマッチング技術を用いて、特徴部位の、水平方向のサイズと、垂直方向のサイズと、中心の座標と、を第1特徴領域情報として生成する。より具体的には、第1特徴領域検出部122Aは、所定のテンプレート画像を移動させながら、テンプレート画像と画像データIMGが表す画像との相関値を計算し、最も高い相関値に対応する領域の水平方向のサイズと、垂直方向のサイズと、中心の座標と、を第1特徴領域情報として生成する。特徴検出アルゴリズムは、例えば、固有空間法、部分空間法、又はHaar like特徴量及びAdaboostアルゴリズムの組み合わせの何れかである。
【0021】
<S304> 第2特徴領域検出部122Bは、S302で生成した第1特徴領域情報に基づいて、第2特徴領域情報を生成する。第2特徴領域情報は、画像空間ABとは異なる仮想空間において、第1特徴領域R1に対応する第2特徴領域R2を定義する情報である。
【0022】
図4Cは、第1実施形態の第2特徴領域の検出の説明図である。第2特徴領域R2は、仮想空間XYZにおいて、第1特徴領域R1に対応する領域である。第2特徴領域情報は、第2特徴領域R2の中心Or2の座標(Or2x,Or2y,Or2z)を含む。第2特徴領域情報のパラメータ(Or2x,Or2y,Or2z)の単位は、ミリメートルである。
【0023】
例えば、第2特徴領域検出部122Bは、式1を用いて、第2特徴領域情報を生成する。式1において、Or1a及びOr1bはそれぞれ、第1特徴領域の中心Or1の水平方向(図4AのA方向)の座標及び垂直方向(図4AのB方向)の座標である。Uw及びUhはそれぞれ、ユーザUの特徴部位の水平方向の統計値及び垂直方向の統計値である。R1w及びR1hはそれぞれ、第1特徴領域の垂直方向のサイズ及び垂直方向のサイズである。Cwは、画像データIMGの水平方向の画素数である。Cθbは、カメラ18の垂直視野角である。例えば、特徴部位が頭部の場合には、Uwは、頭部の水平方向の統計値(157mm×0.85〜157mm×1.15)であり、Uhは、頭部の垂直方向の統計値(185mm×0.87〜185mm×1.13)である。
【数1】

【0024】
<S306> 選択部124Aは、第2特徴領域情報に基づいて、複数の操作コマンド生成部124B(1)〜124B(3)の中から1つを選択する。図5は、第1実施形態の操作コマンド生成部124Bの選択のフローチャートである。操作コマンド生成部124Bは、仮想空間XYZ内における中心Or2の動きに基づいて選択される。
【0025】
<S500> アプリケーション制御部126は、仮想空間XYZ内の複数の部分空間を、複数の操作コマンド生成部124Bのそれぞれに割り当て、割り当てた結果(複数の部分空間と複数の操作コマンド生成部124Bの関係)を、選択部124Aに通知する。図6は、第1実施形態の操作コマンド生成部124Bの割り当ての一例を説明する図である。アプリケーション制御部126は、カメラ18の位置に対応する点Cを中心としてカメラ18の垂直視野角Cθbで画定される仮想空間XYZ内の3個の部分空間PS1〜PS3を、それぞれ、複数の操作コマンド生成部124B(1)〜124B(3)に割り当てる。
【0026】
<S502> 選択部124Aは、複数の画像データIMGの撮影時刻を用いて、滞留時間Tを計算する。滞留時間Tは、第2特徴領域の中心Or2が、同一の部分空間PS1〜PS3の何れかに連続して滞留した時間である。図7A及び7Bは、第1実施形態の滞留時間の計算の説明図である。
【0027】
図7Aは、中心Or2が時刻t1〜t2の間(即ち、画像データIMG1が取得されてから画像データIMG2が取得されるまでの間)に、連続して部分空間PS1に存在している例である。図7Aに示すように時刻t1〜t2の間に、中心Or2が1つの部分空間PS1内で移動した場合、選択部124Aは、時刻t1からの経過時間をカウントする。この場合には、時刻t2における滞留時間Tは、カウントされた値t1−t2である。
【0028】
一方、図7Bは、時刻t1(即ち、画像データIMG1が取得されたとき)に部分空間PS1に存在していた中心Or2が、時刻t2(即ち、画像データIMG2が取得されたとき)に部分空間PS2に移動し、時刻t2〜t3の間(即ち、画像データIMG2が取得されて2から画像データIMG3が取得されるまでの間)に、中心Or2が連続して部分空間PS2に存在している例である。図7Bに示すように、時刻t1〜t2の間に、中心Or2が、部分空間PS1から部分空間PS2(即ち、対応する操作コマンドが異なる別の部分空間)に移動した場合、選択部124Aは、時刻t1からの経過時間をリセットし、時刻t2からの経過時間をカウントする。この場合には、時刻t2における滞留時間Tはゼロである。その後、時刻t2から時刻t3の間に、中心Or2が、1つの部分空間PS2内で移動した場合、選択部124Aは、時刻t2からの経過時間をカウントする。この場合には、時刻t3における滞留時間Tは、カウントされた値t3−t2である。
【0029】
<S504> 選択部124Aは、滞留時間Tと所定の第1時間閾値Th1とを比較する。第1時間閾値Th1は、例えば500msecである。滞留時間Tが第1時間閾値Th1より大きい場合には(S504−Y)、S506が実行される。滞留時間Tが第1時間閾値Th1以下の場合には(S504−N)、S502に戻る。S502及びS504で構成されるループは、滞留時間Tが第1時間閾値Th1を超えるまで繰り返される。
【0030】
<S506> 選択部124Aは、S500で通知された割り当て結果に基づいて選択テーブルを生成し、生成した選択テーブルを用いて、第2特徴領域の中心Or2が属する部分空間PSに対応する操作コマンド生成部124Bを選択する。図8は、第1実施形態の選択テーブルのデータ構造を示す図である。選択部124Aは、S500部分空間PS1〜PS3と、部分空間PS1〜PS3のそれぞれに対応する操作コマンド生成部124B(1)〜124(3)と、の関係を示す選択テーブルを生成する。例えば、選択部124Aは、第2特徴領域の中心Or2が、第1時間閾値Th1より大きい滞留時間Tだけ部分空間PS1に存在する場合には、選択テーブルにおいて部分空間PS1に対応する操作コマンド生成部124B(1)を選択する。S506が終了すると、図3のS308が実行される。
【0031】
<S308> S506で選択された操作コマンド生成部124Bは、第2特徴領域の中心Or2の動きに基づいて、操作コマンドを生成する。操作コマンド生成部124Bは、第2特徴領域の中心Or2の滞留時間Tと所定の第2時間閾値Th2との差に応じて、所定の操作コマンドを生成する。第2時間閾値Th2は、第1時間閾値Th1と等しくても良いし、異なっても良い。図9は、第1実施形態の操作コマンドの生成の一例を説明する図である。
【0032】
S506で操作コマンド生成部124B(1)が選択された場合には、操作コマンド生成部124B(1)は、滞留時間Tが第2時間閾値Th2より大きい場合には「YES」という操作コマンドを生成し、滞留時間Tが第2時間閾値Th2以下の場合には「未定」という操作コマンドを生成する。例えば、第2特徴領域の中心Or2が部分空間PS1に第2時間閾値Th2を超える時間だけ滞留するように、ユーザUが頭部を動かすと、「YES」という操作コマンドが生成される。
【0033】
S506で操作コマンド生成部124B(2)が選択された場合には、操作コマンド生成部124B(2)は、滞留時間Tが第2時間閾値Th2より大きい場合には「NO」という操作コマンドを生成し、滞留時間Tが第2時間閾値Th2以下の場合には「未定」という操作コマンドを生成する。例えば、第2特徴領域の中心Or2が部分空間PS2に第1時間閾値Th1及び第2時間閾値Th2を超える時間だけ滞留するように、ユーザUが頭部を動かすと、「NO」という操作コマンドが生成される。例えば、ユーザUが前のめりに頷くと、「YES」という操作コマンドが生成され、ユーザUが左右に首を振ると、「NO」という操作コマンドが生成され、ユーザUが頭部を動かし続けると、「未定」という操作コマンドが生成される。
【0034】
S506で操作コマンド生成部124B(3)が選択された場合には、操作コマンド生成部124B(3)は、滞留時間Tにかかわらず、「未定」という操作コマンドを生成する。例えば、第2特徴領域の中心Or2が部分空間PS3に位置するように、ユーザUが頭部を動かすと、「未定」という操作コマンドが生成される。
【0035】
<S310> アプリケーション制御部126は、S308で生成した操作コマンドをアプリケーション17へ出力する。これにより、ユーザUの特徴部位の動きに従って、アプリケーション17が制御される。
【0036】
第1実施形態によれば、人体の特徴部位の中心を仮想空間上に写像し、中心の動きと、仮想空間内の複数の部分空間の何れかに中心が滞留する滞留時間と、に基づいて、操作コマンドが生成される。これにより、人体の動きに応じて情報処理装置10を操作するときの操作性を改善できる。具体的には、ユーザUは、カメラ18で撮影される特徴部位を実空間上で動かすだけで、操作部16に触れることなく、アプリケーション17を操作できる。
【0037】
また、第1実施形態では、ユーザUの特徴部位の統計値Uw及びUhを用いて、仮想空間XYZにおける第2特徴領域の中心の座標を計算するので、複数のユーザUに対して同一の計算式(式1)を適用可能である。
【0038】
また、第1実施形態では、画像空間ABから仮想空間XYZに特徴部位が写像されるので、ユーザUは、静止した状態でも、連続的な操作コマンドを与えることができる。
【0039】
また、第1実施形態では、操作コマンドの生成のルールを部分空間PS毎に割り当てることができる。
【0040】
なお、第1実施形態では、2つの操作コマンド生成部124B(1)及び124B(2)の例について説明したが、操作コマンド生成部124Bの数は2つに限られない。また、説明を簡単にするために、平面的な(2次元の)複数の部分空間PSから構成される仮想空間XYZの例を示したが、仮想空間XYZは、立体的な(3次元の)複数の部分空間PSから構成されても良い。
【0041】
また、第1実施形態では、S304において、第1特徴領域検出部122Aは、矩形の第1特徴領域を検出する代わりに、他の形状の第1特徴領域を検出しても良い。第1特徴領域検出部122Aは、例えば、楕円の第1特徴領域を検出しても良い。この場合には、第1特徴領域検出部122Aは、ユーザUの特徴部位に外接する楕円の短軸長と、長軸長と、短軸の回転角と、中心の座標と、を第1特徴領域情報として生成する。
【0042】
また、第1実施形態では、S500において、アプリケーション制御部126は、三角形の仮想空間XYZの代わりに、球形、円錐、又は楕円等の任意の三次元形状の仮想空間XYZを用いても良い。
【0043】
(第2実施形態)
第2実施形態では、情報処理装置10の応用的機能の一例として、3次元コンピュータグラフィックスを描画するときの操作コマンドの生成について説明する。なお、第1実施形態と同様の説明は省略する。図10は、第2実施形態の操作コマンドの生成の一例を説明する図である。ユーザの画像の取得から操作コマンド生成部の選択までの工程と、アプリケーション制御の工程とは、第1実施形態と同様である。
【0044】
S506で操作コマンド生成部124B(1)が選択された場合には、操作コマンド生成部124B(1)は、滞留時間Tが第2時間閾値Th2より大きい場合には、視点パラメータPvを伴う「視点変更(Pv)」という操作コマンドを生成し、滞留時間Tが第2時間閾値Th2以下の場合には「未定」という操作コマンドを生成する。例えば、第2特徴領域の中心Or2が部分空間PS1に第2時間閾値Th2を超える時間だけ滞留するように、ユーザUが頭部を動かすと、ディスプレイ19に表示された3次元コンピュータグラフィックスの視点が、視点パラメータPvに応じて変化する。
【0045】
操作コマンド生成部124B(1)は、第2特徴領域の中心Or2の位置に基づいて、視点パラメータPvを生成する。視点パラメータPvは、3次元コンピュータグラフィックスの視点を画定する3つの視点角度θ,φ,rを含む。例えば、操作コマンド生成部124B(1)は、式2を用いて、視点パラメータPvを生成する。式2において、Or2x、Or2y、及びOr2zは、それぞれ、第2特徴領域の中心Or2のX座標、Y座標、及びZ座標であり、α、β、及びγは、所定の係数であり、δは、所定の定数である。例えば、ユーザUが頭部をカメラ18に近づけると、3次元コンピュータグラフィックスが拡大して表示され、ユーザUが頭部をカメラ18から遠ざけると、3次元コンピュータグラフィックスが縮小して表示される。
【数2】

【0046】
一方、S506で操作コマンド生成部124B(2)が選択された場合には、操作コマンド生成部124B(2)は、滞留時間Tが第2時間閾値Th2より大きい場合には、動作パラメータPmを伴う「動作(Pm)」という操作コマンドを生成し、滞留時間Tが第2時間閾値Th2以下の場合には「未定」という操作コマンドを生成する。例えば、第2特徴領域の中心Or2が部分空間PS1に第1時間閾値Th1及び第2時間閾値Th2を超える時間だけ滞留するように、ユーザUが頭部を動かすと、ディスプレイ19に表示された3次元コンピュータグラフィックスの少なくとも一部が、動作パラメータPmに応じて変化する。
【0047】
操作コマンド生成部124B(1)は、第2特徴領域の中心Or2の位置に基づいて、動作パラメータPmを生成する。動作パラメータPmは、3次元コンピュータグラフィックスの少なくとも一部の動作ベクトル(Pmx,Pmy,Pmz)を含む。例えば、操作コマンド生成部124B(1)は、式3を用いて、動作パラメータPmを生成する。式3において、Or2x、Or2y、及びOr2zは、それぞれ、第2特徴領域の中心Or2のX座標、Y座標、及びZ座標であり、CGx、CGy、及びCGzは、それぞれ、3次元コンピュータグラフィックスの少なくとも一部のX座標、Y座標、及びZ座標である。例えば、ユーザUが頭部を動かすと、3次元コンピュータグラフィックスの人形の眼球がユーザの頭部を追いかけるように動く。これにより、3次元コンピュータグラフィックスの人形がユーザを見つめ続けるような演出可能になる。
【数3】

【0048】
第2実施形態によれば、第2特徴領域の中心Or2の座標に所定の係数及び定数を適用することによって、3つの視点角度θ,φ,r又は3次元コンピュータグラフィックスの少なくとも一部の動作ベクトル(Pmx,Pmy,Pmz)が計算される。これにより、ユーザUは、特徴部位を動かすことによって、3次元コンピュータグラフィックスをより自然に操作できる。
【0049】
なお、第2実施形態では、操作コマンド生成部124B(2)が、3次元コンピュータグラフィックスの少なくとも一部の動作ベクトル(Pmx,Pmy,Pmz)を生成する代わりに、滞留時間Tに関わらず、「視点固定」という操作コマンドを生成しても良い。この場合には、第2特徴領域の中心Or2が部分空間PS2に第1時間閾値Th1を超える時間だけ滞留するように、ユーザUが頭部を動かすと、ディスプレイ19に表示された3次元コンピュータグラフィックスの視点が固定される。
【0050】
(第3実施形態)
第3実施形態では、情報処理装置10の応用的機能の一例として、電子書籍を閲覧するときの操作コマンドの生成について説明する。なお、第1及び第2実施形態と同様の説明は省略する。図11は、第3実施形態の操作コマンドの生成の一例を説明する図である。ユーザの画像の取得から操作コマンド生成部の選択までの工程と、アプリケーション制御の工程とは、第1実施形態と同様である。
【0051】
S506で操作コマンド生成部124B(1)が選択された場合には、操作コマンド生成部124B(1)は、滞留時間Tが第2時間閾値Th2より大きい場合には、第1ビューポートパラメータPvp1を伴う「ビューポート移動(Pvp1)」という操作コマンドを生成し、滞留時間Tが第2時間閾値Th2以下の場合には「未定」という操作コマンドを生成する。例えば、第2特徴領域の中心Or2が部分空間PS1に第1時間閾値Th1及び第2時間閾値Th2を超える時間だけ滞留するように、ユーザUが頭部を動かすと、ディスプレイ19に表示された電子書籍のビューポートが、第1ビューポートパラメータPvp1に応じて移動する。ビューポートとは、仮想的に広大な平面画像の一部を閲覧するときに、画面に表示すべき平面画像を画定する点である。
【0052】
操作コマンド生成部124B(1)は、第2特徴領域の中心Or2の位置に基づいて、第1ビューポートパラメータPvp1を生成する。第1ビューポートパラメータPvp1は、ビューポートの中心の座標の変量(ΔVx,ΔVy)と、ビューポートの範囲の変量(ΔVw)と、を含む。例えば、操作コマンド生成部124B(1)は、式4を用いて、第1ビューポートパラメータPvp1を生成する。式4において、Or2x、Or2y、及びOr2zは、それぞれ、第2特徴領域の中心Or2のX座標、Y座標、及びZ座標であり、α及びβは、所定の係数であり、γは、所定の定数である。式4では、ビューポートの中心の座標の変量(ΔVx,ΔVy)が第2特徴領域の中心Or2の座標(Or2x,Or2y,Or2z)の二乗で計算される。例えば、ユーザUが頭部を動かすと、中心から離れた場所ではビューポートが高速で移動し、中心に近い場所ではビューポートが低速で移動する。
【数4】

【0053】
一方、S506で操作コマンド生成部124B(2)が選択された場合には、操作コマンド生成部124B(2)は、滞留時間Tが第2時間閾値Th2より大きい場合には、「ビューポート移動(Pvp2)」という操作コマンドを生成し、滞留時間Tが第2時間閾値Th2以下の場合には「未定」という操作コマンドを生成する。例えば、第2特徴領域の中心Or2が部分空間PS2に第1時間閾値Th1及び第2時間閾値Th2を超える時間だけ滞留するように、ユーザUが頭部を動かすと、ディスプレイ19に表示された電子書籍のビューポートが、第2ビューポートパラメータPvp2に応じて移動する。
【0054】
操作コマンド生成部124B(2)は、第2特徴領域の中心Or2の位置に基づいて、第2ビューポートパラメータPvp2を生成する。第2ビューポートパラメータPvp2は、ビューポートの中心の座標の変量(ΔVx,ΔVy)と、ビューポートの範囲の変量(ΔVw)と、を含む。例えば、操作コマンド生成部124B(2)は、式5を用いて、第2ビューポートパラメータPvp2を生成する。式5において、Or2x、Or2y、及びOr2zは、それぞれ、第2特徴領域の中心Or2のX座標、Y座標、及びZ座標であり、α及びβは、所定の係数であり、γは、所定の定数である。式5では、ビューポートの中心の座標の変量(ΔVx,ΔVy)が第2特徴領域の中心Or2の座標(Or2x,Or2y,Or2z)の一乗で計算される。例えば、ユーザUが頭部を動かすと、中心からの距離に比例してビューポートが一定速度で移動する。
【数5】

【0055】
第3実施形態によれば、第2特徴領域の中心Or2の座標及び範囲に所定の係数及び定数を適用することによって、中心からの距離に応じた速度又は中心からの距離に依存しない一定速度で、電子書籍のビューポートを移動させることができる。特に、第2特徴領域の中心Or2が部分領域PS1にある場合には、中心から離れた場所ではビューポートを高速で移動させ、中心に近い場所ではビューポートを低速で移動させることができる。また、第2特徴領域の中心Or2が部分領域PS2にある場合には、ビューポートを安定的に移動させることができる。
【0056】
(第4実施形態)
第4実施形態では、情報処理装置10の応用的機能の一例として、マウスポインタを動かすときの操作コマンドの生成について説明する。なお、第1〜第3実施形態と同様の説明は省略する。図12は、第4実施形態の操作コマンドの生成の一例を説明する図である。ユーザの画像の取得から操作コマンド生成部の選択までの工程と、アプリケーション制御の工程とは、第1実施形態と同様である。
【0057】
S506で操作コマンド生成部124B(1)が選択された場合には、操作コマンド生成部124B(1)は、滞留時間Tが第2時間閾値Th2より大きい場合には、ポインタパラメータPpを伴う「ポインタ移動(Pp1)」という操作コマンドを生成し、滞留時間Tが第2時間閾値Th2以下の場合には「未定」という操作コマンドを生成する。例えば、第2特徴領域の中心Or2が部分空間PS1に第1時間閾値Th1及び第2時間閾値Th2を超える時間だけ滞留するように、ユーザUが頭部を動かすと、ディスプレイ19に表示されたマウスポインタが、ポインタパラメータPpに応じて移動する。
【0058】
操作コマンド生成部124B(1)は、第2特徴領域の中心Or2の位置に基づいて、ポインタパラメータPpを生成する。ポインタパラメータPpは、X方向及びY方向の変量(Δx,Δy)を含む。例えば、操作コマンド生成部124B(1)は、式6を用いて、ポインタパラメータPpを生成する。式6において、Or2x、Or2y、及びOr2zは、それぞれ、第2特徴領域の中心Or2のX座標、Y座標、及びZ座標であり、αは、所定の係数であり、βthは、所定の閾値である。式6では、マウスポインタの座標の変量(Δx,Δy)が第2特徴領域の中心Or2の座標(Or2x,Or2y)と閾値βthとの差に応じて決まる。例えば、ユーザUが頭部を動かすと、中心から離れるほどマウスポインタが加速し、中心に近づくほどマウスポインタが減速し、中心からの距離が所定範囲内になるとマウスポインタが静止する。
【数6】

【0059】
一方、S506で操作コマンド生成部124B(2)が選択された場合には、操作コマンド生成部124B(2)は、滞留時間Tが第2時間閾値Th2より大きい場合には、「停止」という操作コマンドを生成し、滞留時間Tが第2時間閾値Th2以下の場合には「未定」という操作コマンドを生成する。例えば、第2特徴領域の中心Or2が部分空間PS2に第1時間閾値Th1及び第2時間閾値Th2を超える時間だけ滞留するように、ユーザUが頭部を動かすと、マウスポインタが停止する。
【0060】
第4実施形態によれば、第2特徴領域の中心Or2の座標(Or2x,Or2y)と閾値βthとの関係に基づいてポインタパラメータPpを計算することによって、中心からの距離に応じて、マウスポインタを加速、減速又は停止させることができる。特に、閾値βthにより、ユーザの頭部Uと中心との間の距離が所定範囲内になったときの使用感を改善できる。
【0061】
(第5実施形態)
第5実施形態では、情報処理装置10の応用的機能の一例として、動画を再生するときの操作コマンドの生成について説明する。なお、第1〜第4実施形態と同様の説明は省略する。図13は、第5実施形態の操作コマンドの生成の一例を説明する図である。ユーザの画像の取得から操作コマンド生成部の選択までの工程と、アプリケーション制御の工程とは、第1実施形態と同様である。
【0062】
S506で操作コマンド生成部124B(1)が選択された場合には、操作コマンド生成部124B(1)は、滞留時間Tが第2時間閾値Th2より大きい場合には、「1倍速」という操作コマンドを生成し、滞留時間Tが第2時間閾値Th2以下の場合には「未定」という操作コマンドを生成する。例えば、第2特徴領域の中心Or2が部分空間PS1に第1時間閾値Th1及び第2時間閾値Th2を超える時間だけ滞留するように、ユーザUが頭部を動かすと、動画が1倍速で再生される。
【0063】
一方、S506で操作コマンド生成部124B(2)が選択された場合には、操作コマンド生成部124B(2)は、滞留時間Tが第2時間閾値Th2より大きい場合には、速度パラメータPsを伴う「再生速度変更(Ps)」という操作コマンドを生成し、滞留時間Tが第2時間閾値Th2以下の場合には「未定」という操作コマンドを生成する。例えば、第2特徴領域の中心Or2が部分空間PS2に第1時間閾値Th1及び第2時間閾値Th2を超える時間だけ滞留するように、ユーザUが頭部を動かすと、動画の再生速度が速度パラメータPsに応じて変化する。
【0064】
操作コマンド生成部124B(2)は、第2特徴領域の中心Or2の位置に基づいて、速度パラメータPsを生成する。例えば、操作コマンド生成部124B(2)は、式7を用いて、速度パラメータPsを生成する。式7において、Or2x及びOr2zは、それぞれ、第2特徴領域の中心Or2のX座標及びZ座標であり、α、β、γ及びδは、所定の定数である。式7では、速度パラメータPsが第2特徴領域の中心Or2の座標(Or2x,Or2y)に応じて決まる。例えば、ユーザUが、カメラ18から遠い位置で左右に頭部を動かすと、頭部の位置に応じて再生速度が変化し、カメラ18から近づくように頭部を動かすと再生速度が1倍速になる。
【数7】

【0065】
第5実施形態によれば、第2特徴領域の中心Or2の座標(Or2x,Or2z)に基づいて速度パラメータPsを計算することによって、中心からの距離に応じて、再生速度を制御できる。
【0066】
なお、第5実施形態は、動画の再生速度だけでなく、音楽の再生速度の制御にも適用可能である。
【0067】
本実施形態に係る情報処理装置10の少なくとも一部は、ハードウェアで構成しても良いし、ソフトウェアで構成しても良い。ソフトウェアで構成する場合には、情報処理装置10の少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させても良い。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でも良い。
【0068】
また、本実施形態に係る情報処理装置10の少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布しても良い。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布しても良い。
【0069】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化される。また、上述した実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明が形成可能である。例えば、上述した実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0070】
10 情報処理装置
12 制御部
122 人体位置計測部
122A 第1特徴領域検出部
122B 第2特徴領域検出部
124 UI制御部
124A 選択部
124B 操作コマンド生成部
126 アプリケーション制御部
14 記憶部
16 操作部
17 アプリケーション
18 カメラ
19 ディスプレイ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作者の人体の少なくとも一部の画像を取得し、取得した画像の画像データを生成するカメラと、
前記画像データから、前記人体の特徴部位を含む第1特徴領域を検出し、前記第1特徴領域を定義する第1特徴領域情報を生成する第1特徴領域検出部と、
前記第1特徴領域情報に基づいて、仮想空間において、第1特徴領域に対応する第2特徴領域を定義する第2特徴領域情報を生成する第2特徴領域検出部と、
前記仮想空間内の複数の部分空間に対応した操作コマンドを生成する複数の操作コマンド生成部と、 前記第2特徴領域情報に基づき、前記複数の操作コマンド生成部の中から1つを選択する選択部と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記第2特徴領域情報は、前記第2特徴領域の中心座標を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記選択部は、前記第2特徴領域の中心が属する部分空間と、前記第2特徴領域が前記部分空間に連続して滞留する滞留時間と、に基づいて、前記複数の操作コマンド生成部の中から1つを選択する、請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記選択部は、前記滞留時間と所定の時間閾値とを比較し、前記滞留時間が前記時間閾値より大きい場合に、前記複数の操作コマンド生成部の中から1つを選択する、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記カメラは、前記画像データを取得した撮影時刻を含むカメラパラメータをさらに生成し、
前記選択部は、2つの画像データの前記撮影時刻の差を、前記滞留時間として計算する、請求項3又は4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第1特徴領域検出部は、前記人体の特徴部位としての頭部を含む第1特徴領域を検出し、
前記第2特徴領域検出部は、前記頭部についての所定の値を用いて、前記第2特徴領域情報を生成する、請求項1乃至5の何れかに記載の情報処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2013−8235(P2013−8235A)
【公開日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−141029(P2011−141029)
【出願日】平成23年6月24日(2011.6.24)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】