説明

情報記録装置、情報記録方法、及び情報記録プログラム

【課題】ユーザが複数の情報記録装置を所有している場合、どの装置においてもコンテンツの構成を同一とし、ユーザの利便性を図ること。
【解決手段】コンテンツ管理情報を記録するHDD15と、I/F部19を介して外部機器と通信した際に、外部機器が有するコンテンツ管理情報を外部機器から取得し、当該取得されたコンテンツ管理情報とHDD15に記録されたコンテンツ管理情報とが一致するか否かを判別し、一致しないコンテンツ管理情報があると判別された場合に、当該一致しないコンテンツ管理情報に対応付けられた差分コンテンツ情報がHDD15に記録されているか否かを判別し、差分コンテンツ情報がHDD15に記録されていないと判別された場合、I/F部19を介して差分コンテンツ情報を外部機器から取得し、当該取得された差分コンテンツ情報をHDD15に記録させるシステムマイコン11と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報記録装置、情報記録方法、及び情報記録プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、楽曲情報や映像情報(以下、コンテンツ情報)を記録する情報記録装置の容量が増加している。情報記録装置の中には、例えば、数千曲のコンテンツ情報の記録が可能な装置も存在する。
【0003】
また、記録されるコンテンツ情報の例としては、ユーザが購入したCDのコンテンツ情報、又はユーザがオンラインで購入したコンテンツ情報などが挙げられる。
また、コンテンツ情報の利用形態の例としては、据置型の情報記録装置に蓄積されたコンテンツ情報を携帯型の情報記録装置、又は車載型の情報記録装置に記録して再生する利用形態などが挙げられる。
【0004】
また、外部機器から送信されてきたデータ内に、固有の識別コードと同一の識別コードが確認された場合にのみ、データの記録動作を可能とする技術も知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平10−040639号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の特許文献の技術では、外部機器からコンテンツ情報を記録する場合、ユーザは、記録するコンテンツ情報を指定する作業に手間を要していた。
例えば、いま、据置型の装置(外部機器)から携帯型の装置(情報記録装置)にコンテンツ情報を記録するとする。また、このとき、外部機器には膨大なコンテンツ情報が記録されているものとする。この場合、ユーザは、外部機器が有する膨大なコンテンツ情報の中から、情報記録装置へ記録するコンテンツ情報を指定する必要がある。また、外部機器が有するコンテンツ情報の中に以前記録したコンテンツ情報がある場合は、以前記録したコンテンツ情報を除いて記録する必要がある。さらに、外部機器が有するコンテンツ情報の中に著作権が保護されたコンテンツ情報がある場合は、著作権が保護されたコンテンツ情報を除いて記録する必要がある。
このため、ユーザが複数の情報記録装置を所有している場合、どの装置においてもコンテンツの構成を同一とし、ユーザの利便性を図る要請があった。
【0006】
本発明の課題は、ユーザが複数の情報記録装置を所有している場合、どの装置においてもコンテンツの構成を同一とし、ユーザの利便性を図ることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の情報記録装置は、
コンテンツ情報及び該コンテンツ情報を管理するためのコンテンツ管理情報を記録する記録部と、
外部機器と通信する通信部と、
前記通信部を介して前記外部機器と通信した際に、前記外部機器が有するコンテンツ管理情報を前記外部機器から取得し、当該取得されたコンテンツ管理情報と前記記録部に記録されたコンテンツ管理情報とが一致するか否かを判別する第1の判別部と、
前記第1の判別部により一致しないコンテンツ管理情報があると判別された場合に、当該一致しないコンテンツ管理情報に対応付けられた差分コンテンツ情報が前記記録部に記録されているか否かを判別する第2の判別部と、
前記第2の判別部により前記差分コンテンツ情報が前記記録部に記録されていないと判別された場合、前記通信部を介して前記差分コンテンツ情報を前記外部機器から取得し、当該取得された差分コンテンツ情報を前記記録部に記録させる制御部と、
を備える。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報記録装置において、
前記制御部は、
前記第2の判別部により前記差分コンテンツ情報が前記記録部に記録されていないと判別された場合、前記外部機器から取得したコンテンツ管理情報に含まれる著作権保護情報を参照して前記差分コンテンツ情報は著作権保護があるか否かを判別し、前記差分コンテンツ情報は著作権保護があると判別された場合、前記差分コンテンツ情報に対応するダミー情報を前記記録部に記録させる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の情報記録装置において、
前記制御部は、
前記第2の判別部により前記差分コンテンツ情報が前記記録部に記録されていると判別された場合、前記記録部に記録されたコンテンツ管理情報に含まれる著作権保護情報及び前記外部機器から取得したコンテンツ管理情報を参照して前記差分コンテンツ情報の各々は著作権保護があるか否かを判別し、前記記録部に記録されている差分コンテンツ情報が著作権保護あると判別され、前記外部機器に記録されている差分コンテンツ情報が著作権保護が無いと判別された場合、前記外部機器に記録された差分コンテンツ情報を前記記録部に記録されている差分コンテンツ情報に上書き記録させる。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の情報記録装置において、
前記制御部は、
前記第2の判別部により前記差分コンテンツ情報が前記記録部に記録されていると判別された場合、前記記録部に記録されている差分コンテンツ情報がダミー情報であるか否かの判別、及び前記外部機器から取得したコンテンツ管理情報に含まれる著作権保護情報を参照して前記差分コンテンツ情報は著作権保護があるか否かを判別し、前記記録部に記録されている差分コンテンツ情報がダミー情報であり、前記外部機器に記録されている差分コンテンツ情報は著作権保護が無いと判別された場合、前記外部機器に記録されている差分コンテンツ情報を前記記録部に既得されている差分コンテンツ情報のダミー情報に上書き記録させる。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の情報記録装置において、
前記制御部は、
前記第2の判別部により前記差分コンテンツ情報が前記記録部に記録されていると判別された場合、前記外部機器から取得したコンテンツ管理情報に含まれるフォルダ属性情報を参照して前記差分コンテンツ情報のフォルダ属性情報を変更する必要があるか否かを判別し、前記差分コンテンツ情報のフォルダ属性情報を変更する必要があると判別された場合、前記差分コンテンツ情報のフォルダ属性情報を前記外部機器から取得したフォルダ属性情報に整合させる。
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の情報記録装置において、
前記制御部は、
前記記録部に記録された差分コンテンツ情報に対応するコンテンツ管理情報を追記若しくは書換えを行う。
【0013】
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の情報記録装置において
前記記録部は、
前記コンテンツ情報の共有が許可された外部機器を識別する識別情報を記録し、
前記制御部は、
前記通信部を介して前記外部機器が有する固有情報を前記外部機器から取得し、当該取得された固有情報が前記記録部に記録された識別情報に含まれているかを判別し、当該固有情報が前記識別情報に含まれていると判別された場合に前記外部機器より前記コンテンツ管理情報を取得し、当該固有情報と前記識別情報とが一致しないと判別された場合に前記外部機器からの前記コンテンツ管理情報及び前記コンテンツ情報の取得を禁止する。
【0014】
請求項8に記載の発明の情報記録方法は、
外部機器と通信する通信部を介して当該外部機器と通信した際に、当該外部機器が有するコンテンツ管理情報を当該外部機器から取得し、当該取得されたコンテンツ管理情報と記録部に記録されたコンテンツ管理情報とが一致するか否かを判別する第1の判別工程と、
前記第1の判別工程により一致しないコンテンツ管理情報があると判別された場合に、当該一致しないコンテンツ管理情報に対応する差分コンテンツ情報が前記記録部に記録されているか否かを判別する第2の判別工程と、
前記第2の判別工程により前記差分コンテンツ情報が前記記録部に記録されていないと判別された場合、前記通信部を介して前記差分コンテンツ情報を前記外部機器から取得し、当該取得された差分コンテンツ情報を前記記録部に記録させる制御工程と、
を含む情報記録方法。
【0015】
請求項9に記載の発明の情報記録プログラムは、
コンピュータを
コンテンツ情報及び該コンテンツ情報を管理するためのコンテンツ管理情報を記録する記録部、
外部機器と通信する通信部、
前記通信部を介して前記外部機器と通信した際に、前記外部機器が有するコンテンツ管理情報を前記外部機器から取得し、当該取得されたコンテンツ管理情報と前記記録部に記録されたコンテンツ管理情報とが一致するか否かを判別する第1の判別部、
前記第1の判別部により一致しないコンテンツ管理情報があると判別された場合に、当該一致しないコンテンツ管理情報に対応する差分コンテンツ情報が前記記録部に記録されているか否かを判別する第2の判別部、
前記第2の判別部により前記差分コンテンツ情報が前記記録部に記録されていないと判別された場合、前記通信部を介して前記差分コンテンツ情報を前記外部機器から取得し、当該取得された差分コンテンツ情報を前記記録部に記録させる制御部、
として機能させる情報記録プログラム。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、ユーザが複数の情報記録装置を所有している場合、どの装置においてもコンテンツの構成を同一とし、ユーザの利便性を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0018】
先ず、図1を参照して情報記録装置1の装置構成について説明する。情報記録装置1は、外部機器2からコンテンツ情報を取得して記録する携帯型のオーディオ機器である。また、外部機器2は、据置型のオーディオ機器である。
情報記録装置1は、制御部、第1の判別部、第2の判別部としてのシステムマイコン11と、表示部12と、操作部13と、DSP(Digital Signal Processor)14と、記録部としてのHDD(Hard Disc Drive)15と、DAC(Digital analog converter)16と、アンプ部17と、出力部18と、通信部としてのI/F(インターフェース)部19と、を備えて構成される。
【0019】
システムマイコン11は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と(以上、図示省略)、を備える

【0020】
CPUは、各部を中央制御する。ROMは、情報を読み出し可能なメモリであり、特に、差分コンテンツ情報取得プログラムを記憶する。RAMは、格納する揮発性のメモリであり、各種プログラム及び各種データを展開するワークエリアを有する。
【0021】
システムマイコン11は、ROMに記憶されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムやRAMに記憶されたデータを読み出して当該RAMに展開し、RAMに展開されたプログラムやデータとCPUとの協働で、各種処理を実行する。
【0022】
システムマイコン11は、差分コンテンツ情報取得プログラムとの協働により、I/F部19を介して外部機器2と通信した際に、外部機器2が有するコンテンツ管理情報を外部機器2から取得する。外部機器2が有するコンテンツ情報を取得すると、システムマイコン11は、当該取得されたコンテンツ管理情報とHDD15に記録されたコンテンツ管理情報とが一致するか否かを判別する。そして、システムマイコン11は、一致しないコンテンツ管理情報があると判別された場合に、当該一致しないコンテンツ管理情報に対応付けられた差分コンテンツ情報がHDD15に記録されているか否かを判別する。そして、システムマイコン11は、差分コンテンツ情報がHDD15に記録されていないと判別された場合、I/F部19を介して差分コンテンツ情報を外部機器2から取得し、当該取得された差分コンテンツ情報をHDD15に記録させる。
ここで、コンテンツ管理情報とは、コンテンツ情報を管理するための情報のことをいう。コンテンツ管理情報は、例えば、フォルダ属性情報と、ファイル名情報と、著作権保護情報と、を含む。フォルダ属性情報、ファイル名情報、及び著作権保護情報については後述する。コンテンツ情報とは、楽曲情報、映像情報等のことをいう。一致しないコンテンツ情報に対応付けられた差分コンテンツ情報とは、一致しないコンテンツ情報に対応付けられた(紐付けられた)コンテンツ情報のことをいう。
【0023】
表示部12は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、システムマイコン11から入力される表示信号に基づいて、CD等の再生又は記録中に所要の表示動作を行う。例えば、再生中のトラック番号、動作状態(早送り、早戻し、録音等)、記録モード等を表示する。
【0024】
操作部13は、再生キー、停止キー、サーチキー等の各種入力キーを備え、その押下信号をシステムマイコン11に出力する。
【0025】
DSP14は、高速のマイクロプロセッサであり、システムマイコン11の指示により、CD等の楽曲情報に、MP3(MPEG-1 Audio Layer-3)方式やWMA(Windows Media(登録商標) Audio)への圧縮/伸張の処理、エラー訂正符号化の処理、EFM(Eight to Fourteen Modulation)変調処理等の各種デジタル信号処理を施す。
【0026】
HDD15は、磁気記憶媒体を備え、各種情報を読み出し及び書き込み可能に磁気記憶媒体に記憶(記録)する。
【0027】
DAC16は、DSP14において処理された所定のデジタル信号をアナログ信号に変換し、アンプ部17に出力する。アンプ部17は、DAC16より出力されたアナログ信号を増幅する。出力部18は、アンプ部17から出力されたアナログ信号を外部のヘッドホンやスピーカーに音として出力する。
【0028】
I/F部19は、ケーブル等を介して外部機器2と通信接続し、外部機器2と各種情報の送受信を行う。
【0029】
次に、図2を参照して、HDD15に記録される情報15Aの一例を説明する。図2に示すように、情報15Aは、固有情報としての自機ID(Identifier Number)と、識別情報としてのコンテンツ情報共有許可IDと、コンテンツ管理情報と、コンテンツ情報と、を含む。
【0030】
自機IDは、装置固有のIDである。コンテンツ情報共有許可IDは、情報記録装置1と本発明の機能によるコンテンツ情報の共有が許可された外部機器2のIDである。コンテンツ管理情報は、フォルダ属性情報と、ファイル名情報と、著作権保護情報と、を含む。フォルダ属性情報は、コンテンツ情報が格納されているフォルダの属性を示す情報である。ファイル名情報は、コンテンツ情報のファイル名を示す情報である。著作権保護情報は、コンテンツ情報がコピー可能であるか否かを示す情報である。
【0031】
次に、図3を参照して、後述する差分コンテンツ情報取得処理が実行される直前の情報記録装置1及び外部機器2が有するコンテンツ管理情報の一例を説明する。図3(A)に情報記録装置1のHDD15に記録されているコンテンツ管理情報の一例としてのコンテンツ管理情報テーブル150Aを示す。図3(B)に外部機器2の記録部(図示省略)に記録されているコンテンツ管理情報の一例としてのコンテンツ管理情報テーブル150Bを示す。コンテンツ管理情報テーブル150Aの各情報は、図2で説明したコンテンツ管理情報に該当する。
【0032】
次に図4を参照して、情報記録装置1が外部機器2と接続され、差分コンテンツ情報取得処理が実行された後の情報記録装置1及び外部機器2が有するコンテンツ管理情報の一例を説明する。情報記録装置1が外部機器2と接続されると、情報記録装置1は、外部機器2からコンテンツ管理情報を取得し、コンテンツ管理情報の比較を行う(すなわち、コンテンツ管理テーブル150Aとコンテンツ管理テーブル150Bとの比較を行う)。そして、当該比較後、一致しないコンテンツ管理情報の更新、取得、又は一致しないコンテンツ管理情報に紐付けられたコンテンツ情報の取得を行う。
【0033】
例えば、いま、コンテンツ管理テーブル150Aとコンテンツ管理テーブル150Bとの比較(以下、比較)により、同一のファイル名情報であり、且つ、フォルダ属性情報が一致しないコンテンツ管理情報があったとする。この場合、コンテンツ管理情報の更新方法について説明する(図4の(1)に該当)。
図3において、コンテンツ管理テーブル150A及び150Bの「rrrrr.mp3」を比較したとき、各々のコンテンツ管理テーブルにおけるファイル名情報と著作権保護情報は同一であるが、フォルダ属性情報がコンテンツ管理テーブル150Aにおいては、「¥AAA」でありコンテンツ管理テーブル150Bにおいては「¥AA」である。すなわち、両コンテンツ管理情報は、同一のファイル名情報であり、フォルダ属性情報が異なる。この場合、コンテンツ管理テーブル150Aの「rrrrr.mp3」のフォルダ属性情報は、外部機器2のフォルダ属性情報と同一のフォルダ属性情報に整合される。すなわち図4に示すように、コンテンツ管理テーブル150Aの「rrrrr.mp3」のフォルダ属性情報は「¥AAA」から「¥AA」に整合され、更新される。
【0034】
次に、比較により同一のファイル名情報であり、且つ、著作権保護情報が一致しないコンテンツ管理情報があった場合におけるコンテンツ管理情報に含まれる著作権保護情報の更新方法について説明する(図4の(2)に該当)。
図3において、コンテンツ管理テーブル150A及びコンテンツ管理テーブル150Bの「abcdefg.mp3」を比較したとき、各々のコンテンツ管理テーブルにおけるファイル名情報とフォルダ属性情報は同一であるが、著作権保護情報がコンテンツ管理テーブル150Aにおいては「あり」であり、コンテンツ管理テーブル150Bにおいては「なし」である。この状態は、例えば、ユーザがダウンロード購入したコンテンツ情報をHDD15に記録した後、同一のコンテンツ情報のCDをユーザが購入し、当該購入したCDのコンテンツ情報を圧縮して外部機器2に記録した場合を想定している。この場合、情報記録装置1は、外部機器2より「abcdefg.mp3」のコンテンツ情報を取得し、図4のようにコンテンツ管理テーブル150Aを更新する。このような更新により、コンテンツ情報を情報記録装置1以外のユーザが保有する機器(例えば、車載用のオーディオ機器等)に対しても記録することが可能となる。また、この場合は情報記録装置1に記録されていた著作権保護されている「abcdefg.mp3」に対して外部機器2に記録されているユーザが購入したCDより記録した「abcdefg.mp3」を上書きすることになるため、「上書きしますか?」などの表示を表示部12などに行い、ユーザが選択可能にしてもよい。
【0035】
次に、比較により一致しないコンテンツ管理情報があった場合におけるコンテンツ管理情報の取得方法について説明する(図4の(3)に該当)。
図3において、コンテンツ管理テーブル150A及び150Bの「wwwww.mp3」に対して比較したとき、外部機器2には記録されているが、情報記録装置1には該当するコンテンツ情報が記録されていないため、コンテンツ管理テーブル150Aには該当するコンテンツ管理情報は記録されていない。また、コンテンツ管理テーブル150Bにおいて「wwwww.mp3」の著作権保護情報は「あり」である。この場合は、外部機器2に記録されている「wwwww.mp3」のファイルは、情報記録装置1を含む他の機器にコピーすることはできないため、情報記録装置1は外部機器2よりコンテンツ管理情報のみを取得し、コンテンツ管理テーブル150Aにダミー情報として記録する。ダミー情報とは、ユーザがそのコンテンツを(ここでは外部機器2)保有しているにも拘わらず、(ここでは情報記録装置1)にコンテンツ情報を記録することができないコンテンツに対して、相互の情報を整合するために仮のコンテンツ情報として記録する情報である。例えば、ユーザがファイル名情報「wwwww.mp3」のファイルを情報記録装置1で再生指示した場合、「wwwww.mp3」のコンテンツ情報は実際には情報記録装置1には取得されておらず、ダミー情報が記録されている。このため、「wwwww.mp3」のコンテンツ情報を情報記録装置1で再生することはできない。この場合、情報記録装置1は表示部12に「保有コンテンツですが、***(外部機器2の機器名など)のみで再生可能です」などの表示を行ってよい。
【0036】
次に、比較により一致しないコンテンツ管理情報があった場合におけるコンテンツ管理情報、及びコンテンツ管理情報に紐付けられたコンテンツ情報の取得方法について説明する(図4の(4)に該当)。
図3において、コンテンツ管理テーブル150A及び150Bの「DDDDD.mp3」に対して比較したとき、外部機器2には記録されているが、情報記録装置1には該当するコンテンツ情報が記録されていない。また、コンテンツ管理テーブル150Bにおいて「DDDDD.mp3」の著作権保護情報は「なし」である。この場合、情報記録装置1は外部機器2より「DDDDD.mp3」のコンテンツ情報を取得し、図4のようにコンテンツ管理テーブル150Aを更新する。
【0037】
次に、比較により同一のファイル名情報であり、且つ一方のコンテンツ管理テーブルにおけるコンテンツ管理情報がダミー情報であった場合において説明する(図4の(5)に該当)。
図3において、コンテンツ管理テーブル150A及び150Bの「kkkkk.mp3」に対して比較したとき、外部機器2におけるコンテンツ管理情報はダミー情報ではないために外部機器2には「kkkkk.mp3」のコンテンツ情報が記録されており、情報記録装置1におけるコンテンツ管理情報はダミー情報であるために情報記録装置1には「kkkkk.mp3」のコンテンツ情報が記録されていない。この状態は、情報記録装置1と外部機器2を前回接続した際に、上記(3)の状態となり、その後ユーザが同一コンテンツをCDなどで購入し、外部機器2に記録した状態である。
この場合、情報記録装置1は、外部機器2より「kkkkk.mp3」のコンテンツ情報を取得し、図4のようにコンテンツ管理テーブル150Aを更新する。
【0038】
次に、図5及び図6を参照して、情報記録装置1のCPU11で実行される差分コンテンツ情報取得処理を説明する。差分コンテンツ情報取得処理は、差分コンテンツ情報を外部機器2から取得して、HDD15に記録させる処理である。
【0039】
例えば、ユーザにより操作部13を介して差分コンテンツ情報取得処理の実行指示の入力がされたこと等をトリガとして、ROM12から読み出されて適宜RAM13に展開された差分コンテンツ情報取得プログラムと、CPU11との協働により差分コンテンツ情報取得処理が実行される。
【0040】
先ず、外部機器2と接続されたか否かが判別される(ステップS11)。例えば、接続信号を外部機器2から受信したか否かに基づいて、外部機器2と接続されたか否かが判別される。外部機器2と接続されていないと判別された場合(ステップS11;NO)、ステップS11に移行される。外部機器2と接続されたと判別された場合(ステップS11;YES)、外部機器2がコンテンツ管理情報を有するか否かが判別される(ステップS12)。外部機器2がコンテンツ管理情報を有しないと判別された場合(ステップS12;NO)、差分コンテンツ情報取得処理は終了する。
【0041】
ステップS12において、外部機器2がコンテンツ管理情報を有すると判別された場合(ステップS12;YES)、外部機器2から外部機器IDが受信された後、外部機器IDが確認される(ステップS13)。ここで、外部機器IDとは、外部機器2が有する固有のIDのことをいう。外部機器IDは、固有情報に該当する。外部機器IDが確認されなかった場合(ステップS13;NO)、差分コンテンツ情報取得処理は終了する。外部機器IDが確認された場合(ステップS13;YES)、外部機器IDが登録されているか否かが判別される(ステップS14)。具体的には、外部機器IDがHDD15に記録されている複数のコンテンツ情報共有許可ID(図2参照)と一致するか否かが確認される。外部機器IDが登録されていないと判別された場合(ステップS14;NO)、差分コンテンツ情報取得処理は終了する。
【0042】
外部機器IDがHDD15に登録されていると判別された場合(ステップS14;YES)、外部機器2からコンテンツ管理情報が取得される(ステップS15)。そして、外部機器2から取得されたコンテンツ管理情報と、HDD15に記録されているコンテンツ管理情報とが比較される(ステップS16)。具体的には、図3で説明したコンテンツ管理情報テーブル150Aとコンテンツ管理情報テーブル150Bとが比較される。
【0043】
ステップS16の実行後、一致しないコンテンツ管理情報があるか否かが判別される(ステップS17)。例えば、図3のコンテンツ管理テーブル150A、150Bの例では、「ttttt.mp3」、「efghijk.mp3」、「FFFFF.mp3」以外のコンテンツ管理情報が一致しないコンテンツ管理情報に該当する。一致しないコンテンツ管理情報がないと判別された場合(ステップS17;NO)、差分コンテンツ情報取得処理は終了する。
【0044】
ステップS17において、一致しないコンテンツ管理情報があると判別された場合(ステップS17;YES)、一致しないコンテンツ管理情報の選択が行われる(ステップS18)。例えば、図3のコンテンツ管理テーブル150A、150Bの例では、「rrrrr.mp3」「abcdefg.mp3」「wwwww.mp3」「DDDDD.mp3」「kkkkk.mp3」のコンテンツ管理情報が一致しないため差分コンテンツ情報として選択される。
ステップS18の実行後、差分コンテンツ情報は、自機に記録されていないコンテンツ情報であるか否かが判別される(ステップS19)。自機に記録されていないコンテンツ情報とは、情報記録装置1のHDD15に記録されていない差分コンテンツ情報のことをいう。例えば、コンテンツ管理テーブル150Bの「wwwww.mp3」「DDDDD.mp3」「kkkkk.mp3」が自機に記録されていないコンテンツ情報に該当する。
【0045】
ステップS19において、差分コンテンツ情報は自機に記録されていないコンテンツ情報でないと判別された場合(ステップS19;NO)、フォルダ属性情報が異なるか否かが判別される(ステップS20)。フォルダ属性情報が異なるか否かを判別するとは、外部機器2から取得したコンテンツ管理情報に含まれるフォルダ属性情報が自機のコンテンツ管理情報に含まれるフォルダ属性情報と異なるために当該差分コンテンツ情報のフォルダ属性情報を変更する必要があるか否かを判別することをいう。本ステップは、例えば、図4(1)の場合に該当する。フォルダ属性情報が異なると判別された場合(ステップS20;YES)、フォルダ属性情報の整合が行われる(ステップS21)。
【0046】
ステップS20において、フォルダ属性情報の変更の必要がないと判別された場合(ステップS20;NO)、自機の著作権保護情報が「あり」で外部機器2の著作権保護情報が「なし」であるか否かが判別される(ステップS22)。自機の著作権保護情報が「あり」で外部機器2の著作権保護情報が「なし」と判別された場合(ステップS22;YES)、後述するステップS26に移行される。本ステップは図4(2)の場合に該当する。自機の著作権保護情報が「あり」で外部機器2の著作権保護情報が「なし」でないと判別された場合(ステップS22;NO)、自機のダミー情報に対応する外部機器2の著作権保護情報が更新されたか否かが判別される(ステップS23)。ここで、ダミー情報に対応する外部機器2の著作権保護情報とは、例えば、図3のコンテンツ管理テーブル150A「kkkkk.mp3」のダミー情報に対応するコンテンツ管理テーブル150B「kkkkk.mp3」の著作権保護情報のことをいう。本ステップは図4(5)の場合に該当する。
【0047】
ステップS23において、ダミー情報に対応する外部機器2の著作権保護情報が更新されていると判別された場合(ステップS23;YES)、後述するステップS26に移行される。ダミー情報に対応する外部機器2の著作権保護情報が更新されていないと判別された場合(ステップS23;NO)、後述するステップS27に移行される。
【0048】
ステップS19において、差分コンテンツ情報は自機に記録されていないコンテンツ情報であると判別された場合(ステップS19;YES)、差分コンテンツ情報は著作権保護有りか否かが判別される(ステップS24)。差分コンテンツ情報は著作権保護有りか否かとは、外部機器2から取得したコンテンツ管理情報に含まれる著作権保護情報を参照して当該差分コンテンツ情報は著作権保護があるか否かを判別することをいう。
【0049】
ステップS24において、差分コンテンツ情報は著作権保護無しと判別された場合(ステップS24;NO)、差分コンテンツ情報が取得される(ステップS26)。本ステップは、例えば、図4(4)の場合に該当する。また、ステップS24;YESを経て本ステップに至った場合、図4の(5)の場合に該当する。また、ステップS22;YESを経て本ステップに至った場合、図4の(2)の場合に該当し、ステップS23;YESを経て本ステップに至った場合、図4の(3)の場合に該当する。
【0050】
ステップS26の実行後、一致しないコンテンツ管理情報はまだあるか否かが判別される(ステップS27)。一致しないコンテンツ管理情報がまだあると判別された場合(ステップS27;YES)、ステップS18へ移行される。一致しないコンテンツ管理情報がないと判別された場合(ステップS27;NO)、コンテンツ管理情報がHDD15に記録又は更新され(ステップS28)、差分コンテンツ情報取得処理は終了する。
【0051】
ステップS24において、差分コンテンツ情報は著作権保護有りと判別された場合(ステップS24;YES)、差分コンテンツ情報に対応するダミー情報がコンテンツ管理情報として記録される(ステップS25)。本ステップは、例えば、図4(3)の場合に該当する。ステップS25の実行後、ステップS27へ移行される。
【0052】
以上、本実施の形態によれば、差分コンテンツ情報がHDD15に記録されていないと判別された場合、外部機器2から差分コンテンツ情報を取得し、当該取得された差分コンテンツ情報をHDD15に記録する。これにより、ユーザは、外部機器2からコンテンツ情報を取得する際、取得するコンテンツ情報を指定する作業の手間を解消することができるので、例えば、ユーザが複数の情報記録装置1を所有している場合、どの装置においてもコンテンツの構成を同一とし、ユーザの利便性を図ることができる。
【0053】
また、差分コンテンツ情報がHDD15に記録されていないと判別された場合、外部機器2から取得したコンテンツ管理情報をHDD15に記録させることができる。
【0054】
また、HDD15に記録されたコンテンツ管理情報のフォルダ属性情報を外部機器2から取得したフォルダ属性情報に整合させることができる。これにより、HDD15に記録されたフォルダ属性情報と外部機器2のフォルダ属性情報とが同一階層となるので、ユーザがコンテンツ情報の選択に戸惑うことを防ぐことができる。
【0055】
また、著作権保護されている差分コンテンツ情報は取得されず、代わりにダミー情報が取得される。これにより、ユーザは、著作権保護されている差分コンテンツ情報を指定する作業の手間を解消することができる。また、適法なコンテンツ情報の取得が可能となる。
【0056】
また、外部機器IDとコンテンツ情報共有許可IDとが一致するか否かの判別結果に基づいて、外部機器2とのコンテンツ管理情報の比較を行う。これにより、外部機器IDとコンテンツ情報共有許可IDとが一致しないと判別されると外部機器2とは本発明の機能によるコンテンツ情報の共有を禁止されるので、コンテンツ情報の拡散を防ぐことができる。
【0057】
また、HDD15に記録された複数のコンテンツ情報共有許可IDと外部機器IDとが一致しないと判別された場合、当該外部機器IDを有する外部機器2との本発明の機能によるコンテンツ情報の共有を禁止する。これにより、コンテンツ情報の拡散を防ぐことができる。
【0058】
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムの一例であり、これに限定されるものではない。
【0059】
例えば、上記実施の形態では、差分コンテンツ情報取得処理におけるステップS24において、著作権保護情報が「あり」(ステップS24;YES)の場合、ダミー情報をコンテンツ管理情報としてHDD18に記録することとしたがこれに限定されるものではない。例えば、ダミー情報を作成せずに、取得できなかったことを示す情報をコンテンツ管理情報に付加する構成としてもよい。その他、表示部12に取得できなかったことを示す情報を表示させることとしてもよい。例えば、「このコンテンツ情報は、再生できないが、※※装置に保存されている」等の情報を表示させることとしてもよい。
【0060】
また、差分コンテンツ情報取得処理におけるステップS24において、著作権保護有りか否かの判別は、コンテンツ管理情報に含まれる著作権保護情報を参照することにより判別することとしたがこれに限定されるものではない。例えば、差分コンテンツ情報を取得し、当該取得したコンテンツ情報のフレームヘッダに記録されている著作権保護情報を参照することとしてもよい。
【0061】
また、情報記録装置1及び外部機器2から削除したいコンテンツ情報があった場合、削除したいコンテンツ情報を情報記録装置1又は外部機器2内の削除フォルダに格納することとしてもよい。例えば、情報記録装置1のHDD15内の1つのフォルダに削除フォルダを設定すると、情報記録装置1が外部機器2と接続するだけで削除フォルダ内のファイルが削除される。これにより、ユーザは削除したいコンテンツ情報を削除する手間を解消することができる。
【0062】
その他、上記実施の形態における情報記録装置1の細部構成及び詳細動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明に係る情報記録装置の構成図である。
【図2】HDDに記録される情報の一例を示した図である。
【図3】(A)は、差分コンテンツ情報取得処理が実行される前における情報記録装置1のHDDに記録されるコンテンツ管理情報の一例を示した図である。(B)は、差分コンテンツ情報取得処理が実行される前における外部機器2が有するコンテンツ管理情報の一例を示した図である。
【図4】(A)は、差分コンテンツ情報取得処理が実行される前における情報記録装置のHDDに記録されるコンテンツ管理情報の一例を示した図である。(B)は、差分コンテンツ情報取得処理が実行された後における外部機器2が有するコンテンツ管理情報の一例を示した図である。
【図5】差分コンテンツ情報取得処理を示すフローチャートである。
【図6】差分コンテンツ情報取得処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0064】
1 情報記録装置
2 外部機器
11 システムマイコン
12 表示部
13 操作部
14 DSP
15 HDD
16 DAC
17 アンプ部
18 出力部
19 I/F部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツ情報及び該コンテンツ情報を管理するためのコンテンツ管理情報を記録する記録部と、
外部機器と通信する通信部と、
前記通信部を介して前記外部機器と通信した際に、前記外部機器が有するコンテンツ管理情報を前記外部機器から取得し、当該取得されたコンテンツ管理情報と前記記録部に記録されたコンテンツ管理情報とが一致するか否かを判別する第1の判別部と、
前記第1の判別部により一致しないコンテンツ管理情報があると判別された場合に、当該一致しないコンテンツ管理情報に対応付けられた差分コンテンツ情報が前記記録部に記録されているか否かを判別する第2の判別部と、
前記第2の判別部により前記差分コンテンツ情報が前記記録部に記録されていないと判別された場合、前記通信部を介して前記差分コンテンツ情報を前記外部機器から取得し、当該取得された差分コンテンツ情報を前記記録部に記録させる制御部と、
を備える情報記録装置。
【請求項2】
前記制御部は、
前記第2の判別部により前記差分コンテンツ情報が前記記録部に記録されていないと判別された場合、前記外部機器から取得したコンテンツ管理情報に含まれる著作権保護情報を参照して前記差分コンテンツ情報は著作権保護があるか否かを判別し、前記差分コンテンツ情報は著作権保護があると判別された場合、前記差分コンテンツ情報に対応するダミー情報を前記記録部に記録させる請求項1に記載の情報記録装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記第2の判別部により前記差分コンテンツ情報が前記記録部に記録されていると判別された場合、前記記録部に記録されたコンテンツ管理情報に含まれる著作権保護情報及び前記外部機器から取得したコンテンツ管理情報を参照して前記差分コンテンツ情報の各々は著作権保護があるか否かを判別し、前記記録部に記録されている差分コンテンツ情報が著作権保護があると判別され、前記外部機器に記録されている差分コンテンツ情報が著作権保護が無いと判別された場合、前記外部機器に記録された差分コンテンツ情報を前記記録部に記録されている差分コンテンツ情報に上書き記録させる請求項1に記載の情報記録装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記第2の判別部により前記差分コンテンツ情報が前記記録部に記録されていると判別された場合、前記記録部に記録されている差分コンテンツ情報がダミー情報であるか否かの判別、及び前記外部機器から取得したコンテンツ管理情報に含まれる著作権保護情報を参照して前記差分コンテンツ情報は著作権保護があるか否かを判別し、前記記録部に記録されている差分コンテンツ情報がダミー情報であり、前記外部機器に記録されている差分コンテンツ情報は著作権保護が無いと判別された場合、前記外部機器に記録されている差分コンテンツ情報を前記記録部に既得されている差分コンテンツ情報のダミー情報に上書き記録させる請求項1に記載の情報記録装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記第2の判別部により前記差分コンテンツ情報が前記記録部に記録されていると判別された場合、前記外部機器から取得したコンテンツ管理情報に含まれるフォルダ属性情報を参照して前記差分コンテンツ情報のフォルダ属性情報を変更する必要があるか否かを判別し、前記差分コンテンツ情報のフォルダ属性情報を変更する必要があると判別された場合、前記差分コンテンツ情報のフォルダ属性情報を前記外部機器から取得したフォルダ属性情報に整合させる請求項1に記載の情報記録装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記記録部に記録された差分コンテンツ情報に対応するコンテンツ管理情報を追記若しくは書換えを行う請求項1から5のいずれか一項に記載の情報記録装置。
【請求項7】
前記記録部は、
前記コンテンツ情報の共有が許可された外部機器を識別する識別情報を記録し、
前記制御部は、
前記通信部を介して前記外部機器が有する固有情報を前記外部機器から取得し、当該取得された固有情報が前記記録部に記録された識別情報に含まれているかを判別し、当該固有情報が前記識別情報に含まれていると判別された場合に前記外部機器より前記コンテンツ管理情報を取得し、当該固有情報と前記識別情報とが一致しないと判別された場合に前記外部機器からの前記コンテンツ管理情報及び前記コンテンツ情報の取得を禁止する請求項1から6のいずれか一項に記載の情報記録装置。
【請求項8】
外部機器と通信する通信部を介して当該外部機器と通信した際に、当該外部機器が有するコンテンツ管理情報を当該外部機器から取得し、当該取得されたコンテンツ管理情報と記録部に記録されたコンテンツ管理情報とが一致するか否かを判別する第1の判別工程と、
前記第1の判別工程により一致しないコンテンツ管理情報があると判別された場合に、当該一致しないコンテンツ管理情報に対応する差分コンテンツ情報が前記記録部に記録されているか否かを判別する第2の判別工程と、
前記第2の判別工程により前記差分コンテンツ情報が前記記録部に記録されていないと判別された場合、前記通信部を介して前記差分コンテンツ情報を前記外部機器から取得し、当該取得された差分コンテンツ情報を前記記録部に記録させる制御工程と、
を含む情報記録方法。
【請求項9】
コンピュータを
コンテンツ情報及び該コンテンツ情報を管理するためのコンテンツ管理情報を記録する記録部、
外部機器と通信する通信部、
前記通信部を介して前記外部機器と通信した際に、前記外部機器が有するコンテンツ管理情報を前記外部機器から取得し、当該取得されたコンテンツ管理情報と前記記録部に記録されたコンテンツ管理情報とが一致するか否かを判別する第1の判別部、
前記第1の判別部により一致しないコンテンツ管理情報があると判別された場合に、当該一致しないコンテンツ管理情報に対応する差分コンテンツ情報が前記記録部に記録されているか否かを判別する第2の判別部、
前記第2の判別部により前記差分コンテンツ情報が前記記録部に記録されていないと判別された場合、前記通信部を介して前記差分コンテンツ情報を前記外部機器から取得し、当該取得された差分コンテンツ情報を前記記録部に記録させる制御部、
として機能させる情報記録プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−70477(P2009−70477A)
【公開日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−237711(P2007−237711)
【出願日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【出願人】(000003595)株式会社ケンウッド (1,981)
【Fターム(参考)】