抗糖尿病薬および抗肥満症薬として有用な置換へテロ環誘導体、並びに方法
本発明は、抗糖尿病薬および抗肥満症として有用であって、そして構造式:
【化1】
で示される化合物(但し、糖尿病および肥満症を処置するのに有用な構造式(II)で示される具体的な化合物を除く)を提供する。上記式(I)中、mは、0、1または2であり;nは、0、1または2であり;Qは、CまたはNであり;Aは(CH2)x(式中、xは1〜5である)であるか、Aは鎖中のいずれかの場所にアルケニル結合またはアルキニル結合を含有する(CH2)x1(x1は1〜5である)であるか、あるいは、Aは−(CH2)x2−O−(CH2)x3−(式中、x2およびx3の少なくとも1つは0以外であるという条件で、x2は0〜5であり、そしてx3は0〜5である)であり;Bは、結合または(CH2)x(式中、x4は1〜5である)であり;Xは、CHまたはNであり;X2、X3、X4、X5およびX6の少なくとも1つはNであり;そしてX2、X3、X4、X5およびX6の少なくとも1つはCであるという条件で、X2は、C、N、OまたはSであり;X3は、C、N、OまたはSであり;X4は、C、N、OまたはSであり;X5は、C、N、OまたはSであり;X6は、C、N、OまたはSである。また、上記式(II)中、X2は、Nであり;X3は、Cであり;X4は、OまたはSであり;Zは、oまたは結合であり;R1は、Hまたは結合であり;R2は、H、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、アミノもしくは置換アミノ、またはシアノであり;R2a、R2bおよびR2cは同じかまたは異なってもよく、これらはH、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、アミノもしくは置換アミノ、またはシアノから選ばれ;そして、R3およびYは本明細書中に定義する通りである。
【化1】
で示される化合物(但し、糖尿病および肥満症を処置するのに有用な構造式(II)で示される具体的な化合物を除く)を提供する。上記式(I)中、mは、0、1または2であり;nは、0、1または2であり;Qは、CまたはNであり;Aは(CH2)x(式中、xは1〜5である)であるか、Aは鎖中のいずれかの場所にアルケニル結合またはアルキニル結合を含有する(CH2)x1(x1は1〜5である)であるか、あるいは、Aは−(CH2)x2−O−(CH2)x3−(式中、x2およびx3の少なくとも1つは0以外であるという条件で、x2は0〜5であり、そしてx3は0〜5である)であり;Bは、結合または(CH2)x(式中、x4は1〜5である)であり;Xは、CHまたはNであり;X2、X3、X4、X5およびX6の少なくとも1つはNであり;そしてX2、X3、X4、X5およびX6の少なくとも1つはCであるという条件で、X2は、C、N、OまたはSであり;X3は、C、N、OまたはSであり;X4は、C、N、OまたはSであり;X5は、C、N、OまたはSであり;X6は、C、N、OまたはSである。また、上記式(II)中、X2は、Nであり;X3は、Cであり;X4は、OまたはSであり;Zは、oまたは結合であり;R1は、Hまたは結合であり;R2は、H、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、アミノもしくは置換アミノ、またはシアノであり;R2a、R2bおよびR2cは同じかまたは異なってもよく、これらはH、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、アミノもしくは置換アミノ、またはシアノから選ばれ;そして、R3およびYは本明細書中に定義する通りである。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造式:
【化1】
で示される化合物、もしくはその全ての立体異性体、プロドラッグエステル、またはそれらの医薬的に許容し得る塩。
[式中、
mは、0、1または2であり;
nは、0、1または2であり;
Qは、CまたはNであり;
Aは、(CH2)x(式中、xは1〜5である)であるか、
Aは、鎖中のいずれかの場所にアルケニル結合またはアルキニル結合を含有する(CH2)x1(x1は1〜5である)であるか、あるいは
Aは、−(CH2)x2−O−(CH2)x3−(式中、x2およびx3の少なくとも1つは0以外であるという条件で、x2は0〜5であり、そしてx3は0〜5である)であり;
Bは、結合または(CH2)x(式中、x4は1〜5である)であり;
Xは、CHまたはNであり;
X2、X3、X4、X5およびX6の少なくとも1つはNであり;そしてX2、X3、X4、X5およびX6の少なくとも1つはCであるという条件で、
X2は、C、N、OまたはSであり;
X3は、C、N、OまたはSであり;
X4は、C、N、OまたはSであり;
X5は、C、N、OまたはSであり;
X6は、C、N、OまたはSであり;
R1は、Hまたはアルキルであり;
R2は、H、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、アミノもしくは置換アミノ、またはシアノであり;
R2a、R2bおよびR2cは同じかまたは異なってもよく、これらはH、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、アミノもしくは置換アミノ、またはシアノから選ばれ;
R3は、H、アルキル、アリールアルキル、アリールオキシカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アルキニルオキシカルボニル、アルケニルオキシカルボニル、アリールカルボニル、アルキルカルボニル、アリール、ヘテロアリール、シクロへテロアルキル、ヘテロアリールカルボニル、ヘテロアリール−ヘテロアリールアルキル、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、ヘテロアリールカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、ヘテロアリールオキシカルボニルアミノ、ヘテロアリール−ヘテロアリールカルボニル、アルキルスルホニル、アルケニルスルホニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、シクロへテロアルキルオキシカルボニル、ヘテロアリールアルキル、アミノカルボニル、置換アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、ヘテロアリールアルケニル、シクロへテロアルキル−ヘテロアリールアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルコキシアリールオキシカルボニル、アリールアルキルオキシカルボニル、アルキルアリールオキシカルボニル、アリールヘテロアリールアルキル、アリールアルキルアリールアルキル、アリールオキシアリールアルキル、ハロアルコキシアリールオキシカルボニル、アルコキシカルボニルアリールオキシカルボニル、アリールオキシアリールオキシカルボニル、アリールスルフィニルアリールカルボニル、アリールチオアリールカルボニル、アルコキシカルボニルアリールオキシカルボニル、アリールアルケニルオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシアリールアルキル、アリールオキシアリールカルボニル、アリールオキシアリールアルキルオキシカルボニル、アリールアルケニルオキシカルボニル、アリールアルキルカルボニル、アリールオキシアルキルオキシカルボニル、アリールアルキルスルホニル、アリールチオカルボニル、アリールアルケニルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アリールスルホニル、アルコキシアリールアルキル、ヘテロアリールアルコキシカルボニル、アリールヘテロアリールアルキル、アルコキシアリールカルボニル、アリールオキシヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルキルオキシアリールアルキル、アリールアリールアルキル、アリールアルケニルアリールアルキル、アリールアルコキシアリールアルキル、アリールカルボニルアリールアルキル、アルキルアリールオキシアリールアルキル、アリールアルコキシカルボニルヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアリールアルキル、アリールカルボニルヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールオキシアリールアルキル、アリールアルケニルヘテロアリールアルキル、アリールアミノアリールアルキル、アミノカルボニルアリールアリールアルキルから選ばれ;
Yは、CO2R4(式中、R4は、H、アルキルまたはプロドラッグエステルである)であるか、
Yは、C−連結1−テトラゾール、構造式P(O)(OR4a)R5(式中、R4aはHまたはプロドラッグエステルであり、R5はアルキルまたはアリールである)のホスフィン酸、または構造式P(O)(OR4a)2のホスホン酸であり;
(CH2)x、(CH2)x1、(CH2)x2、(CH2)x3、(CH2)x4、(CH2)m、および(CH2)nは、場合により1、2または3個の置換基で置換され得て;
但し、以下に示す具体的な構造式:
【化2】
(式中、X2はNであり;X3はCであり;X4はOまたはSであり;ZはOまたは結合である)
を除く]
【請求項2】
XはCHである、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
Aは−(CH2)X2−O−である、請求項1記載の化合物。
【請求項4】
QはCである、請求項1記載の化合物。
【請求項5】
Bは結合である、請求項1記載の化合物。
【請求項6】
【化3】
である、請求項1記載の化合物。
【請求項7】
R3は、アリールアルキルオキシカルボニル、アリールヘテロアリールアルキル、アリールオキシアリールアルキル、アリールアルキル、アリールオキシカルボニル、ハロアリールオキシカルボニル、アルコキシアリールオキシカルボニル、アルキルアリールオキシカルボニル、アリールオキシアリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシアリールアルキル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アリールオキシアリールカルボニル、アリールアルケニルオキシカルボニル、シクロアルキルアリールオキシカルボニル、アリールアルキルアリールカルボニル、ヘテロアリール−ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルオキシアリールオキシカルボニル、ヘテロアリール−ヘテロアリールカルボニル、アリールアルキルスルホニル、アリールアルケニルスルホニル、アルコキシアリールアルキル、アリールチオカルボニル、シクロへテロアルキルアルキルオキシカルボニル、シクロへテロアルキルオキシカルボニル、またはポリハロアルキルアリールオキシカルボニルであって、これらは場合により置換され得る、請求項1記載の化合物。
【請求項8】
構造式:
【化4】
である、請求項1記載の化合物。
【請求項9】
構造式:
【化5】
を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項10】
R2a、R2bおよびR2cは各々Hであり;R1はアルキルであり;x2は1〜3であり;R2はHであり;mは0であるか、または(CH2)mはCH2、CHOHもしくはCH−アルキルであり;XはCであり;X2、X3、X4、X5およびX6は、総計で1、2または3個の窒素であり;(CH2)nは結合またはCH2であり;そして、R3はアルコキシアリールオキシカルボニルである、請求項9記載の化合物。
【請求項11】
R1はCH3であって、R3はメチルオキシフェニルオキシカルボニルである、請求項10記載の化合物。
【請求項12】
【化6】
である、請求項1記載の化合物。
【請求項13】
構造式:
【化7】
を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項14】
請求項1記載の化合物および医薬的に許容し得る担体を含有する、医薬組成物。
【請求項15】
糖尿病、II型糖尿病および関連疾患(例えば、インスリン耐性、高血糖症、高インスリン血症、脂肪酸もしくはグリセロールの血中レベルの上昇、高脂血症、肥満症、高グリセリド血症、炎症、X症候群、糖尿病合併症、代謝異常症候群、アテローム硬化症、および関連疾患)を処置するための方法であって、処置の必要な患者に治療学的に有効な量の請求項1記載の化合物を投与することを含む、該方法。
【請求項16】
早期悪性病変、乳腺の上皮内導管癌、乳腺の小葉性癌、前悪性病変、乳部の繊維腺腫、前立腺上皮内腫瘍(PIN)、脂肪肉腫および様々な他の上皮性腫瘍(例えば、乳部、前立腺、大腸、卵巣、胃、および肺を含む)、過敏性大腸症候群、クローン病、胃潰瘍、骨粗しょう症、および増殖性疾患(例えば、乾癬)を処置するための方法であって、処置の必要な患者に治療学的に有効な量の請求項1記載の化合物を投与することを含む、該方法。
【請求項17】
請求項1記載の化合物、並びに脂質低下薬、脂質調節薬、抗糖尿病薬、抗肥満症薬、血圧降下薬、血小板凝集インヒビター、および/または抗骨粗しょう症薬を含有する、医薬的な組み合わせ。
【請求項18】
抗糖尿病薬は、ビグアナイド、スルホニル尿素、グルコシダーゼインヒビター、PPARγ作動薬、PPARα/γ二重作動薬、SGLT2インヒビター、DP4インヒビター、aP2インヒビター、インスリン抵抗改善薬、グルカゴン様ペプチド−1(GLP−1)、インスリンおよび/またはメグリチニドの1、2、3個またはそれ以上であり;
抗肥満薬は、ベータ3アドレナリン作動薬、リパーゼインヒビター、セロトニン(およびドーパミン)再取り込みインヒビター、甲状腺受容体作動薬、aP2インヒビター、カンナビノイド受容体−1拮抗薬および/または食欲低下薬であり;
脂質低下薬は、MTPインヒビター、HMG CoAレダクターゼインヒビター、スクアレン合成酵素インヒビター、フィブル酸誘導体、LDL受容体活性の上方調節因子、リポキシゲナーゼインヒビター、ファルネソイド受容体(FXR)作動薬、肝臓X受容体(LXR)作動薬、CETPインヒビター、またはACATインヒビターであり;
血圧降下薬は、ACEインヒビター、アンギオテンシンII受容体拮抗薬、NEP/ACEインヒビター、カルシウムチェンネルブロッカーおよび/またはβ−アドレナリン作動性ブロッカーである、
請求項17記載の組み合わせ。
【請求項19】
抗糖尿病薬は、メトホルミン、グリブリド、グリメピリド、グリピリド、グリピジド、クロルプロパミド、グリクラジド、アカルボース、ミグリトール、ピオグリタゾン、ロシグリタゾン、バラグリタゾン、インスリン、G1−262570、イサグリタゾン、JTT−501、NN−2344、L895645、YM−440、R−119702、AJ9677、レパグリニド、ナテグリニド、KAD1129、AR−HO39242、GW−409544、KRP297、AZ−242、AC2993、LY315902、P32/98、および/またはNVP−DPP−728Aのうちの1、2、3個またはそれ以上であり;
抗肥満薬は、オルリスタット、ATL−962、AJ9677、L750355、CP331648、シブトラミン、トピラメート、アキソキン、デキサアンフェタミン、フェンテルミン、フェニルプロパノールアミン、リモナバント(SR−141716)、および/またはマジンドールであり;
脂質低下薬は、プラバスタチン、ロバスタチン、シムバスタチン、アトルバスタチン、フルバスタチン、イタバスタチン、ビサスタチン、ロスバスタチン、ピタバスタチン、フェノフィブレート、ゲムフィブロジル、クロフィブレート、アバシミベ、エゼティミベ、TS−962、MD−700、コレスタゲル、ナイアシン、および/またはLY295427であり;
血圧低下薬は、ACEインヒビターであり、これは、カプトプリル、フォシノプリル、エナラプリル、リシノプリル、キナプリル、ベナゼプリル、フェンチアプリル、ラミプリル、またはモエキシプリルであり;
NEP/ACEインヒビターは、オマパトリラット、[S[(R*,R*)]−ヘキサヒドロ−6−[(2−メルカプト−1−オキソ−3−フェニルプロピル)アミノ]−2,2−ジメチル−7−オキソ−1H−アゼピン−1−酢酸(ゲモパトリラット)、またはCGS30440であり;
アンギオテンシンII受容体拮抗薬は、イルベサルタン、ロサルタン、テルミサルタン、バルサルタン、ベシル酸アムロジピン、プラゾシンHCl、ベラパミル、ニフェジピン、ナドロール、プロプラノロール、カルベジロール、またはクロニジン・HClであり;
血小板凝集インヒビターは、アスピリン、クロピドグレル、チクロピジン、ジピリダモール、またはイフェトロバンである、
請求項18記載の組み合わせ。
【請求項1】
構造式:
【化1】
で示される化合物、もしくはその全ての立体異性体、プロドラッグエステル、またはそれらの医薬的に許容し得る塩。
[式中、
mは、0、1または2であり;
nは、0、1または2であり;
Qは、CまたはNであり;
Aは、(CH2)x(式中、xは1〜5である)であるか、
Aは、鎖中のいずれかの場所にアルケニル結合またはアルキニル結合を含有する(CH2)x1(x1は1〜5である)であるか、あるいは
Aは、−(CH2)x2−O−(CH2)x3−(式中、x2およびx3の少なくとも1つは0以外であるという条件で、x2は0〜5であり、そしてx3は0〜5である)であり;
Bは、結合または(CH2)x(式中、x4は1〜5である)であり;
Xは、CHまたはNであり;
X2、X3、X4、X5およびX6の少なくとも1つはNであり;そしてX2、X3、X4、X5およびX6の少なくとも1つはCであるという条件で、
X2は、C、N、OまたはSであり;
X3は、C、N、OまたはSであり;
X4は、C、N、OまたはSであり;
X5は、C、N、OまたはSであり;
X6は、C、N、OまたはSであり;
R1は、Hまたはアルキルであり;
R2は、H、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、アミノもしくは置換アミノ、またはシアノであり;
R2a、R2bおよびR2cは同じかまたは異なってもよく、これらはH、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、アミノもしくは置換アミノ、またはシアノから選ばれ;
R3は、H、アルキル、アリールアルキル、アリールオキシカルボニル、アルキルオキシカルボニル、アルキニルオキシカルボニル、アルケニルオキシカルボニル、アリールカルボニル、アルキルカルボニル、アリール、ヘテロアリール、シクロへテロアルキル、ヘテロアリールカルボニル、ヘテロアリール−ヘテロアリールアルキル、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、ヘテロアリールカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、ヘテロアリールオキシカルボニルアミノ、ヘテロアリール−ヘテロアリールカルボニル、アルキルスルホニル、アルケニルスルホニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、シクロへテロアルキルオキシカルボニル、ヘテロアリールアルキル、アミノカルボニル、置換アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、ヘテロアリールアルケニル、シクロへテロアルキル−ヘテロアリールアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルコキシアリールオキシカルボニル、アリールアルキルオキシカルボニル、アルキルアリールオキシカルボニル、アリールヘテロアリールアルキル、アリールアルキルアリールアルキル、アリールオキシアリールアルキル、ハロアルコキシアリールオキシカルボニル、アルコキシカルボニルアリールオキシカルボニル、アリールオキシアリールオキシカルボニル、アリールスルフィニルアリールカルボニル、アリールチオアリールカルボニル、アルコキシカルボニルアリールオキシカルボニル、アリールアルケニルオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシアリールアルキル、アリールオキシアリールカルボニル、アリールオキシアリールアルキルオキシカルボニル、アリールアルケニルオキシカルボニル、アリールアルキルカルボニル、アリールオキシアルキルオキシカルボニル、アリールアルキルスルホニル、アリールチオカルボニル、アリールアルケニルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アリールスルホニル、アルコキシアリールアルキル、ヘテロアリールアルコキシカルボニル、アリールヘテロアリールアルキル、アルコキシアリールカルボニル、アリールオキシヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルキルオキシアリールアルキル、アリールアリールアルキル、アリールアルケニルアリールアルキル、アリールアルコキシアリールアルキル、アリールカルボニルアリールアルキル、アルキルアリールオキシアリールアルキル、アリールアルコキシカルボニルヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアリールアルキル、アリールカルボニルヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールオキシアリールアルキル、アリールアルケニルヘテロアリールアルキル、アリールアミノアリールアルキル、アミノカルボニルアリールアリールアルキルから選ばれ;
Yは、CO2R4(式中、R4は、H、アルキルまたはプロドラッグエステルである)であるか、
Yは、C−連結1−テトラゾール、構造式P(O)(OR4a)R5(式中、R4aはHまたはプロドラッグエステルであり、R5はアルキルまたはアリールである)のホスフィン酸、または構造式P(O)(OR4a)2のホスホン酸であり;
(CH2)x、(CH2)x1、(CH2)x2、(CH2)x3、(CH2)x4、(CH2)m、および(CH2)nは、場合により1、2または3個の置換基で置換され得て;
但し、以下に示す具体的な構造式:
【化2】
(式中、X2はNであり;X3はCであり;X4はOまたはSであり;ZはOまたは結合である)
を除く]
【請求項2】
XはCHである、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
Aは−(CH2)X2−O−である、請求項1記載の化合物。
【請求項4】
QはCである、請求項1記載の化合物。
【請求項5】
Bは結合である、請求項1記載の化合物。
【請求項6】
【化3】
である、請求項1記載の化合物。
【請求項7】
R3は、アリールアルキルオキシカルボニル、アリールヘテロアリールアルキル、アリールオキシアリールアルキル、アリールアルキル、アリールオキシカルボニル、ハロアリールオキシカルボニル、アルコキシアリールオキシカルボニル、アルキルアリールオキシカルボニル、アリールオキシアリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシアリールアルキル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アリールオキシアリールカルボニル、アリールアルケニルオキシカルボニル、シクロアルキルアリールオキシカルボニル、アリールアルキルアリールカルボニル、ヘテロアリール−ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルオキシアリールオキシカルボニル、ヘテロアリール−ヘテロアリールカルボニル、アリールアルキルスルホニル、アリールアルケニルスルホニル、アルコキシアリールアルキル、アリールチオカルボニル、シクロへテロアルキルアルキルオキシカルボニル、シクロへテロアルキルオキシカルボニル、またはポリハロアルキルアリールオキシカルボニルであって、これらは場合により置換され得る、請求項1記載の化合物。
【請求項8】
構造式:
【化4】
である、請求項1記載の化合物。
【請求項9】
構造式:
【化5】
を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項10】
R2a、R2bおよびR2cは各々Hであり;R1はアルキルであり;x2は1〜3であり;R2はHであり;mは0であるか、または(CH2)mはCH2、CHOHもしくはCH−アルキルであり;XはCであり;X2、X3、X4、X5およびX6は、総計で1、2または3個の窒素であり;(CH2)nは結合またはCH2であり;そして、R3はアルコキシアリールオキシカルボニルである、請求項9記載の化合物。
【請求項11】
R1はCH3であって、R3はメチルオキシフェニルオキシカルボニルである、請求項10記載の化合物。
【請求項12】
【化6】
である、請求項1記載の化合物。
【請求項13】
構造式:
【化7】
を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項14】
請求項1記載の化合物および医薬的に許容し得る担体を含有する、医薬組成物。
【請求項15】
糖尿病、II型糖尿病および関連疾患(例えば、インスリン耐性、高血糖症、高インスリン血症、脂肪酸もしくはグリセロールの血中レベルの上昇、高脂血症、肥満症、高グリセリド血症、炎症、X症候群、糖尿病合併症、代謝異常症候群、アテローム硬化症、および関連疾患)を処置するための方法であって、処置の必要な患者に治療学的に有効な量の請求項1記載の化合物を投与することを含む、該方法。
【請求項16】
早期悪性病変、乳腺の上皮内導管癌、乳腺の小葉性癌、前悪性病変、乳部の繊維腺腫、前立腺上皮内腫瘍(PIN)、脂肪肉腫および様々な他の上皮性腫瘍(例えば、乳部、前立腺、大腸、卵巣、胃、および肺を含む)、過敏性大腸症候群、クローン病、胃潰瘍、骨粗しょう症、および増殖性疾患(例えば、乾癬)を処置するための方法であって、処置の必要な患者に治療学的に有効な量の請求項1記載の化合物を投与することを含む、該方法。
【請求項17】
請求項1記載の化合物、並びに脂質低下薬、脂質調節薬、抗糖尿病薬、抗肥満症薬、血圧降下薬、血小板凝集インヒビター、および/または抗骨粗しょう症薬を含有する、医薬的な組み合わせ。
【請求項18】
抗糖尿病薬は、ビグアナイド、スルホニル尿素、グルコシダーゼインヒビター、PPARγ作動薬、PPARα/γ二重作動薬、SGLT2インヒビター、DP4インヒビター、aP2インヒビター、インスリン抵抗改善薬、グルカゴン様ペプチド−1(GLP−1)、インスリンおよび/またはメグリチニドの1、2、3個またはそれ以上であり;
抗肥満薬は、ベータ3アドレナリン作動薬、リパーゼインヒビター、セロトニン(およびドーパミン)再取り込みインヒビター、甲状腺受容体作動薬、aP2インヒビター、カンナビノイド受容体−1拮抗薬および/または食欲低下薬であり;
脂質低下薬は、MTPインヒビター、HMG CoAレダクターゼインヒビター、スクアレン合成酵素インヒビター、フィブル酸誘導体、LDL受容体活性の上方調節因子、リポキシゲナーゼインヒビター、ファルネソイド受容体(FXR)作動薬、肝臓X受容体(LXR)作動薬、CETPインヒビター、またはACATインヒビターであり;
血圧降下薬は、ACEインヒビター、アンギオテンシンII受容体拮抗薬、NEP/ACEインヒビター、カルシウムチェンネルブロッカーおよび/またはβ−アドレナリン作動性ブロッカーである、
請求項17記載の組み合わせ。
【請求項19】
抗糖尿病薬は、メトホルミン、グリブリド、グリメピリド、グリピリド、グリピジド、クロルプロパミド、グリクラジド、アカルボース、ミグリトール、ピオグリタゾン、ロシグリタゾン、バラグリタゾン、インスリン、G1−262570、イサグリタゾン、JTT−501、NN−2344、L895645、YM−440、R−119702、AJ9677、レパグリニド、ナテグリニド、KAD1129、AR−HO39242、GW−409544、KRP297、AZ−242、AC2993、LY315902、P32/98、および/またはNVP−DPP−728Aのうちの1、2、3個またはそれ以上であり;
抗肥満薬は、オルリスタット、ATL−962、AJ9677、L750355、CP331648、シブトラミン、トピラメート、アキソキン、デキサアンフェタミン、フェンテルミン、フェニルプロパノールアミン、リモナバント(SR−141716)、および/またはマジンドールであり;
脂質低下薬は、プラバスタチン、ロバスタチン、シムバスタチン、アトルバスタチン、フルバスタチン、イタバスタチン、ビサスタチン、ロスバスタチン、ピタバスタチン、フェノフィブレート、ゲムフィブロジル、クロフィブレート、アバシミベ、エゼティミベ、TS−962、MD−700、コレスタゲル、ナイアシン、および/またはLY295427であり;
血圧低下薬は、ACEインヒビターであり、これは、カプトプリル、フォシノプリル、エナラプリル、リシノプリル、キナプリル、ベナゼプリル、フェンチアプリル、ラミプリル、またはモエキシプリルであり;
NEP/ACEインヒビターは、オマパトリラット、[S[(R*,R*)]−ヘキサヒドロ−6−[(2−メルカプト−1−オキソ−3−フェニルプロピル)アミノ]−2,2−ジメチル−7−オキソ−1H−アゼピン−1−酢酸(ゲモパトリラット)、またはCGS30440であり;
アンギオテンシンII受容体拮抗薬は、イルベサルタン、ロサルタン、テルミサルタン、バルサルタン、ベシル酸アムロジピン、プラゾシンHCl、ベラパミル、ニフェジピン、ナドロール、プロプラノロール、カルベジロール、またはクロニジン・HClであり;
血小板凝集インヒビターは、アスピリン、クロピドグレル、チクロピジン、ジピリダモール、またはイフェトロバンである、
請求項18記載の組み合わせ。
【公表番号】特表2006−501187(P2006−501187A)
【公表日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−520018(P2004−520018)
【出願日】平成15年7月8日(2003.7.8)
【国際出願番号】PCT/US2003/021331
【国際公開番号】WO2004/004655
【国際公開日】平成16年1月15日(2004.1.15)
【出願人】(391015708)ブリストル−マイヤーズ スクイブ カンパニー (494)
【氏名又は名称原語表記】BRISTOL−MYERS SQUIBB COMPANY
【Fターム(参考)】
【公表日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成15年7月8日(2003.7.8)
【国際出願番号】PCT/US2003/021331
【国際公開番号】WO2004/004655
【国際公開日】平成16年1月15日(2004.1.15)
【出願人】(391015708)ブリストル−マイヤーズ スクイブ カンパニー (494)
【氏名又は名称原語表記】BRISTOL−MYERS SQUIBB COMPANY
【Fターム(参考)】
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