説明

押ボタンスイッチ装置

【課題】押ボタンにヒンジを一体に設けて構成の簡単化を図り、押ボタンの押圧される位置にかかわりなくヒンジにより安定して弾性支持する。
【解決手段】押ボタン部材18を、パネルの開口部内に配置される押ボタン14、押ボタン14を弾性支持する左右2個のS字状のヒンジ15,16、押ボタン14を囲むフレーム部17を一体成形して構成する。フレーム部17の上端部に、パネルの裏面の位置決めピンに嵌挿される位置決め孔20aを有する舌片部20を一体に設ける。スイッチを有する基板を、パネル裏面のねじボス部にねじ止めし、このとき、フレーム部17が、パネルと基板との間に挟持されて取付けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種の操作機器に設けられパネルの開口部内に押ボタンを配置して構成される押ボタンスイッチ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
各種の操作機器に設けられる押ボタンスイッチ装置にあっては、部品数を減らして、構成の簡単化や組付性の向上などを図るために、合成樹脂製の押ボタンに、該押ボタンを弾性支持するためのヒンジを一体に設ける(一体成形する)ようにした構成のものがある(例えば特許文献1参照)。
【0003】
具体例をあげると、図7及び図8に示すように、押ボタン部材1は、横長な矩形キャップ状をなす押ボタン2と、ばね性を有する細幅の薄板状のヒンジ3と、ねじ挿通孔4aを有する矩形状の取付部4とを合成樹脂により一体成形して構成されている。前記ヒンジ3は、側面ほぼL字状をなすように、押ボタン2の一方の長辺部の中央から外側に延び、前記押ボタン2の押圧操作により弾性変形可能な幅及び厚みに形成されている。更に、前記押ボタン2の裏面側(下面側)中央部には、スイッチ操作用の棒状の操作部2a(図8参照)が一体に設けられている。
【0004】
そして、図8に表裏反転して示すように、操作機器のパネル5には、前記押ボタン2が配置される横長な開口部(図示せず)が形成されていると共に、押ボタン部材1の取付用のねじボス部6や、基板の取付用のねじボス部7等が一体に設けられている。前記押ボタン部材1は、押ボタン2の上端部を開口部内に裏面側からはめ込んだ状態で、前記取付部4が、ねじ8によりねじボス部6にねじ止めされることにより取付けられる。尚、パネル5の裏面側には、図示しない基板がねじ止めされる。この基板には、前記操作部2aにより動作されるスイッチが実装されている。
【0005】
これにより、パネル5の表面側からユーザが押ボタン2を押圧操作することにより、押ボタン2がヒンジ3のばね力に抗して押込まれ、操作部2aによってスイッチが動作し、ユーザが押ボタン2の押圧操作力を解除すると、押ボタン2がヒンジ3のばね力によって元の位置に戻るようになる。
【特許文献1】特開平11−126539号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来の構成では、ヒンジ3が一方の長辺部の中央部から外側に延びる形態で設けられ、押ボタン2がヒンジ3(取付部4部分)を支点として押圧操作方向(上下方向)にのみ可動(揺動)する構成となっている。このため、押ボタン2の中央部(ヒンジ3に近い部分)が上下方向に押圧操作された場合には、ヒンジ3による良好なばね性が得られるものの、例えば押ボタン2の隅部が斜め方向に押圧操作された場合などに、ヒンジ3がその力を弾性的に受けることができず、押ボタン2が傾いた状態に変位してスイッチ動作に支障を来たすなど、押ボタン2を安定して弾性支持することができなくなる虞があった。
【0007】
尚、上記のような操作機器にあっては、パネル5のデザイン(意匠)上の要求から、パネル5の開口部と押ボタン2との間の隙間を極力小さくすることが望まれることがある。ところが、隙間を小さくした場合、上記構成の押ボタン部材1では、上記のように押ボタン2がヒンジ3を支点として回動する構成のため、押圧操作された押ボタン2が開口部の壁部に引掛かって元に戻らなくなる不都合が生ずる。また、上記構成の押ボタン部材1では、1箇所でねじ止めされているため、ねじ8の締付け時に全体が回動方向に動いて位置ずれを生ずる虞もあった。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、押ボタンにヒンジを一体に設けて構成の簡単化を図ることができるものにあって、押ボタンの押圧される位置にかかわりなくヒンジにより安定して弾性支持することができる押ボタンスイッチ装置を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の押ボタンスイッチ装置は、押ボタンを、該押ボタンに一体に設けられたS字状のヒンジにより押圧操作可能に弾性支持する構成としたものである(請求項1の発明)。ヒンジをS字状に構成することにより、押ボタンが様々な方向に動き得るものとなり、押ボタンに対する様々な方向に関する押圧力をヒンジにより弾性的に受けることができるので、押ボタンの押圧される位置にかかわりなく安定して弾性支持することができるようになる。
【0010】
このとき、前記S字状のヒンジを、押ボタンの両側の2箇所に設けるようにすれば(請求項2の発明)、押ボタンが両側で支持されることになり、押ボタンをより安定して弾性支持することができる。
【0011】
さらに、押ボタンの周囲を囲むフレーム部を、該押ボタン及びヒンジと一体に設け、このフレーム部が前記パネルに対して位置決めされる構成とすることができる(請求項3の発明)。これによれば、押ボタンの位置決めや取付を容易且つ確実に行うことができ、ひいては取付けの際に押ボタンがずれ動くといったことを未然に防止することができる。
【0012】
押ボタンにフレーム部を一体に設けたものにあっては、そのフレーム部が、パネルの裏面側に設けられるスイッチを有する基板と、パネルとの間に挟持される構成とすることができる(請求項4の発明)。これによれば、フレーム部ひいては押ボタンの取付構造の簡単化を図ることができ、また、フレーム部にパネルと基板との間の所定の間隔を維持するスペーサとしての機能も付与することができ、フレーム部によるパネルのうちの押ボタンの周囲部部分の補強効果も得られる。
【0013】
また、押ボタンが操作されていない通常時に、ヒンジがパネルの裏面に当接する構成とすることもできる(請求項5の発明)。これにより、ヒンジに、通常時における押ボタンの押圧操作方向に関しての位置決めの機能を付与することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明を具体化した一実施例について、図1ないし図5を参照しながら説明する。まず、図5は、操作機器(例えばセキュリティシステムのホームコントローラ)のパネル11(アッパケース)の、キー等の部品を組付ける前の外観を示している。このパネル11は、合成樹脂から下面が開放した薄型箱状に構成され、その右下(右手前)部分に、本実施例に係る押ボタンスイッチ装置12が設けられる。
【0015】
尚、以下の説明では、図5に示すように、パネル11の前面(表面)側を上向きとした方向で説明する。図示はしないが、前記パネル11の上面部には、各種の操作キーや表示装置などが取付けられる。また、パネル11内(裏面側)には、必要な電子部品が実装されて電子回路を構成する基板13(図4参照)が配設され、その状態でロアケースと結合されて操作機器とされる。
【0016】
本実施例に係る押ボタンスイッチ装置12は、前記パネル11の前面部右手前(右下)部分に形成された開口部11a(図5参照)内に、押ボタン14を配置すると共に、前記基板13上に、その押ボタン14が上下方向に押圧操作されることにより動作するタクトスイッチ等のメカスイッチ(図示せず)を実装して構成される。このとき、前記開口部11aは、横長な矩形状に形成され、押ボタン14の外形は、その開口部11aに対して僅かな隙間を存して嵌合するような横長矩形形状をなしている。また、通常時には、押ボタン14の上面(表面)は、パネル11の前面と面一となるように設けられている。
【0017】
さて、本実施例では、図1及び図2に示すように、前記押ボタン14は、この場合左右2個のヒンジ15,16及びフレーム部17が一体化された押ボタン部材18とされる。この押ボタン部材18は、合成樹脂例えばABS樹脂の成形品からなり、図1及び図2に示す構成を備える。
【0018】
即ち、前記押ボタン14は、下部外周部の全周に外側に若干量突出する鍔状部14aを一体に有する横長な矩形キャップ状をなしている。図2(b)や図3に示すように、この押ボタン14の裏面側(下面側)中央部には、断面が十字状をなし下方に延びるスイッチ操作用の棒状の操作部19が一体に設けられている。さらに、押ボタン14の下面側には、左右の辺部から下方に延びる脚部14b,14bが一体に形成されている。
【0019】
また、この押ボタン14の上面部のうち左端部寄り部分には、動作表示部が設けられるようになっている。詳しく図示はしないが、この動作表示部は、押ボタン14に形成された四角形の小孔14c部分の裏面側に、例えば導光部材を設けると共に、前記基板13上に、その導光部材に対応してLED等のランプを配設することにより構成される。
【0020】
前記フレーム部17は、図3及び図4にも示すように、高さ寸法がほぼ一定の薄い壁を枠状につなげるように構成され、その外形は、上から見てほぼ凸字状をなしている。このフレーム部17は、その手前側半部が、前記押ボタン14を囲むように位置される。また、このフレーム部17の上端縁部は、全体が面一(水平)となるように構成されると共に、前辺部の左右2箇所及び後部左側の3箇所に位置して、夫々、位置決め孔20aを有する舌片部20が水平方向に延びて一体に形成されている。さらに、図3に示すように、フレーム部17の下端縁部には、下方に凸となる複数個例えば合計4個の凸部17aが一体に形成されている。このとき、フレーム部17の高さ寸法(前記凸部17aを除く)は、前記パネル11の裏面と前記基板13との間の上下方向の隙間寸法に一致している。
【0021】
そして、図1及び図2に示すように、前記左側のヒンジ15は、前記押ボタン14の鍔状部14aの左辺部から、水平方向にほぼS字状に延びてフレーム部17の内壁部上部(手前側の辺部の左端部)につながるように設けられる。右側のヒンジ16は、押ボタン14の鍔状部14aの右辺部から、前記ヒンジ15と対称的にほぼS字状に水平方向に延びてフレーム部17の内壁部上部(右側の押ボタン14の後部側)につながるように設けられている。これらヒンジ15,16は、押ボタン14をフレーム部17に対し押圧操作可能に弾性支持できるような厚み(薄さ)や幅で形成されている。
【0022】
以上のように構成された押ボタン部材18に対して、図3に示すように、前記パネル11の裏面側には、前記各舌片部20の位置決め孔20aに対応した3個の位置決めピン21が一体に設けられている。押ボタン部材18は、パネル11の裏面側に対し、各位置決め孔20aを各位置決めピン21に嵌挿させるようにして位置決めされ、このとき、押ボタン14が開口部11aに僅かな隙間をもって嵌合すると共に、各舌片部20の上面及び押ボタン14の鍔状部14aがパネル11の裏面に当接するようになっている。
【0023】
一方、図示はしないが、前記基板13の上面には、前記フレーム部17の各凸部17aに対応して、位置決め穴(凹部)が形成されている。これにより、パネル11、押ボタン部材18、基板13の三者の位置合せがなされるようになっている。この場合、図4にも示すように、パネル11の裏面側の複数個所(フレーム部17の内側に位置する1個のみ図示)には、前記基板13の取付け用のねじボス部22が一体に設けられ、基板13は裏面側から、ねじ23により、前記ねじボス部22にねじ止めされるようになっている。
【0024】
これにて、前記押ボタン部材18は、フレーム部17が、パネル11と基板13との間に挟持されて取付けられるようになっている。このとき、前記押ボタン14は、パネル11の開口部11a内に、パネル11の表面側からの押圧操作が可能に配置される。また、押ボタン14に操作力が加えられていない通常時には、押ボタン14の鍔状部14aがパネル11の裏面に当接し、押ボタン14の上端面部がパネル11の表面とほぼ面一となるように配置されるようになっている。
【0025】
次に、上記構成の作用について述べる。上記構成においては、押ボタン14は左右2個のヒンジ15,16により開口部11a内で弾性支持されており、ユーザが手指で押ボタン14を押圧操作すると、ヒンジ15,16のばね力に抗して押ボタン14が弾性的に下方に没入するように変位し、操作部19を介して基板13上のスイッチが動作される。ユーザが手指の押圧力を解除すると、ヒンジ15,16のばね力によって押ボタン14は元の位置に戻される。
【0026】
このとき、ヒンジ15,16がS字状に構成されていることにより、押ボタン14が様々な方向に動き得るものとなり、押ボタン14に対する様々な方向に関する押圧力をヒンジ15,16により弾性的に受けることができる。従って、押ボタン14を安定して弾性支持することができ、押ボタン14の隅部が押圧操作された場合でも、確実にスイッチを動作させることができる。
【0027】
また、押ボタン14に上下方向以外の例えば斜め方向の押圧力が作用しても、操作力が解除されると押ボタン14は容易に元の状態に戻るようになり、パネル11の開口部11aの内壁面に引掛かって戻らなくなるといった不具合を防止することができる。特に左右のヒンジ15,16によって、押ボタン14が両側で支持されることになり、押ボタン14をより安定して弾性支持することができる。
【0028】
そして、本実施例では、フレーム部17を一体に有する押ボタン部材18として構成したことにより、次のような作用を呈する。即ち、フレーム部17に形成された複数個の位置決め孔20aを、パネル11に形成された位置決めピン21に嵌挿させることにより、パネル11に対する押ボタン部材18の位置決めを容易且つ確実に行うことができ、しかも、押ボタン部材18の組付時等におけるずれ動きを防止することができる。
【0029】
このとき、押ボタン14のパネル11(開口部11a)に対する位置合せも同時になされ、パネル11のデザイン(意匠)上の要求から、開口部11aと押ボタン14との間の隙間を極力小さくし、且つ押ボタン14の上端面部がパネル11の表面とほぼ面一となるように押ボタン14を配置することができる。これと共に、フレーム部17の複数個の凸部17aが、基板13の位置決め穴に嵌合することによって、フレーム部17(押ボタン部材18)と基板13との間の位置合せがなされ、ひいては、パネル11、押ボタン部材18、基板13の三者の位置合せが良好になされる。
【0030】
また、フレーム部17が基板13とパネル11との間に挟持される構成としたので、基板13をパネル11にねじ止めすることによって押ボタン部材18の取付けも併せてなされることになり、押ボタン部材18を単独でねじ止め等する必要がなくなり、取付構造及び取付作業の簡単化を図ることができる。フレーム部17が、パネル11と基板13との間の所定の間隔を維持するスペーサとしても機能するようになる。
【0031】
さらには、フレーム部17によるパネル11のうちの押ボタン14(開口部11a)の周囲部部分の補強効果も得られ、何かの拍子で開口部11aの周囲部分がユーザにより押圧された際にスイッチが動作してしまうといった誤動作を未然に防止することができ、また、フレーム部17により、パネル11や基板13の反りが矯正される効果も期待できる。一体の押ボタン部材18として構成したことにより、部品数の削減ひいては構成の簡単化が図られることは勿論である。
【0032】
このように本実施例の押ボタンスイッチ装置12によれば、押ボタン14にヒンジ15,16を一体に設けて構成の簡単化を図ることができるものにあって、ヒンジ15,16をS字状に構成したことにより、押ボタン14の押圧される位置にかかわりなくヒンジ15,16により安定して弾性支持することができるという優れた効果を得ることができる。また、特に本実施例では、フレーム部17を一体に有する押ボタン部材18として構成したことにより、位置合せや組付け作業の簡単化が図られ、パネル11の補強効果等も得ることができるものである。
【0033】
図6は、本発明の他の実施例に係る押ボタン部材31を示すものである。この実施例が上記実施例と異なる点は、押ボタン32を弾性支持するS字状の1個のヒンジ33を、押ボタン32の片側(図で左側)に一体に設けた点にある。また、押ボタン32の周囲を囲むフレーム部34が一体に設けられている。尚、ここでは、押ボタン32の裏面側に一体に設けられる棒状の操作部32a(ひいてはスイッチ)を、ヒンジ33とは反対側である押ボタン32の中心部からやや右側にずれた位置に配置するようにしている。
【0034】
このようなヒンジ33を一個のみ設けた構成においても、ヒンジ33をS字状に構成したことにより、押ボタン32に対する様々な方向に関する押圧力を弾性的に受けることができ、押ボタン32が様々な方向に動き得るものとなる。従って、この実施例によっても、押ボタン32にヒンジ33を一体に設けて構成の簡単化を図ることができるものにあって、押ボタン32の押圧される位置にかかわりなくヒンジ33により安定して弾性支持することができるものである。
【0035】
尚、上記実施例では、通常時に押ボタン14の鍔状部14aがパネル11の裏面に当接する構成としたが、通常時に、ヒンジ15,16がパネル11の裏面に当接する構成としても良い。これにより、ヒンジに、通常時における押ボタン14の押圧操作方向に関しての位置決めの機能を付加することができる。また、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、例えば押ボタンの形状としては、円形や楕円形状などであっても良く、また、フレーム部の形状や、位置決めのための構造、押ボタン部材の材質等についても様々な変更が可能である。
【0036】
その他、押ボタンにフレーム部を必ずしも一体に設けずとも良く、この場合ヒンジの端部側をねじ止め等によりパネルに直接的に取付ける構成とすることができる。また本発明は、例えばセキュリティシステムのホームコントローラに限らず、押ボタンスイッチからなる操作スイッチ部を有する操作機器全般に適用することができる等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、押ボタン部材の拡大斜視図
【図2】押ボタン部材の上面図(a)及び底面図(b)
【図3】パネルの裏面に押ボタン部材を配置した様子を示す裏面側からの斜視図
【図4】パネルの裏面側に基板を取付けた様子を示す裏面側からの斜視図
【図5】パネルの前面側からの斜視図
【図6】本発明の他の実施例を示す押ボタン部材の上面図
【図7】従来例を示すもので、押ボタン部材の斜視図
【図8】図3相当図
【符号の説明】
【0038】
図面中、11はパネル、11aは開口部、12は押ボタンスイッチ装置、13は基板、14,32は押ボタン、15,16,33はヒンジ、17,34はフレーム部、18,31は押ボタン部材を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パネルに設けられた開口部内に押ボタンを配置し、該押ボタンの押圧操作によりスイッチを動作させる押ボタンスイッチ装置において、
前記押ボタンは、該押ボタンに一体に設けられたS字状のヒンジにより押圧操作可能に弾性支持されていることを特徴とする押ボタンスイッチ装置。
【請求項2】
前記S字状のヒンジは、前記押ボタンの両側の2箇所に設けられていることを特徴とする請求項1記載の押ボタンスイッチ装置。
【請求項3】
前記押ボタンの周囲を囲むフレーム部が、該押ボタン及び前記ヒンジと一体に設けられており、このフレーム部が前記パネルに対して位置決めされる構成とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の押ボタンスイッチ装置。
【請求項4】
前記パネルの裏面側には、前記スイッチを有する基板が設けられており、前記フレーム部が、前記パネルと基板との間に挟持される構成とされていることを特徴とする請求項3記載の押ボタンスイッチ装置。
【請求項5】
前記押ボタンが操作されていない通常時には、前記ヒンジが前記パネルの裏面に当接する構成とされていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の押ボタンスイッチ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−130493(P2008−130493A)
【公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−317073(P2006−317073)
【出願日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【出願人】(501428545)株式会社デンソーウェーブ (1,155)
【Fターム(参考)】