説明

振動アクチュエータ、レンズ鏡筒および撮像装置

【課題】小型で効率的な交互送り振動アクチュエータを提供する。
【解決手段】移動対象に当接する先端部、および、移動対象に近接離間する縦方向に伸縮する電気機械変換素子をそれぞれ有する一対の縦駆動部と、一対の縦駆動部を縦方向に交差する横方向に並べて弾性的に支持する支持部と、一対の縦駆動部の間に挟まれ、横方向に伸縮する電気機械変換素子を有する横駆動部とを備える振動アクチュエータが提供される。横駆動部は、支持部により支持される一対の縦駆動部の支持位置に対して前記先端部と反対側で一対の縦駆動部に挟まれてもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動アクチュエータ、レンズ鏡筒および撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数の振動モードを同時に発生させて出力端に楕円運動を生じさせる超音波モータの振動アクチュエータが知られている(例えば特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】2006−304425号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、振動アクチュエータにおいて高出力を得るためには装置が大型化する。よって、より小型で効率的な振動アクチュエータが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、移動対象に当接する先端部、および、移動対象に近接離間する縦方向に伸縮する電気機械変換素子をそれぞれ有する一対の縦駆動部と、一対の縦駆動部を縦方向に交差する横方向に並べて弾性的に支持する支持部と、一対の縦駆動部の間に挟まれ、横方向に伸縮する電気機械変換素子を有する横駆動部とを備える振動アクチュエータが提供される。
【0006】
本発明の第2の形態においては、レンズと、レンズを長手方向に摺動自在に保持するガイドバーと、レンズおよびガイドバーの少なくとも一方を駆動する、上記振動アクチュエータとを備えたレンズ鏡筒が提供される。
【0007】
本発明の第3の形態においては、入射する光を電気信号に変換する撮像素子と、撮像素子を振動させる、振動アクチュエータとを備える撮像装置が提供される。
【0008】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】実施形態に係る振動アクチュエータ100の平面図である。
【図2】振動アクチュエータ100の斜視図である。
【図3】振動アクチュエータ100の動作を示す概念図である。
【図4】他の実施形態に係る振動アクチュエータ102の平面図である。
【図5】振動アクチュエータ100を備えた撮像装置400の構造を模式的に示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0011】
図1は、実施形態に係る振動アクチュエータ100の平面図であり、図2は、振動アクチュエータ100の斜視図である。振動アクチュエータ100は、移動対象10に当接して移動対象10を移動させる。振動アクチュエータ100は、略H字形状をなす。振動アクチュエータ100は、移動対象10に近接離間する縦方向に延伸し、互いに平行に配された右縦駆動部120および左縦駆動部130と、これら右縦駆動部120および左縦駆動部130を支持する支持部140と、右縦駆動部120と左縦駆動部130とに挟まれた横駆動部160とを備える。
【0012】
右縦駆動部120は、縦方向の順に、移動対象10に当接する先端部122、縦方向に伸縮する電気機械変換素子124、および、フレクチャー部126を有する。先端部122は、移動対象10に当接する部分であり、例えば耐磨耗樹脂により形成される。フレクチャー部126は、例えば金属により形成される。
【0013】
電気機械変換素子124は、外部からの電力により縦方向に伸縮する。電気機械変換素子124は、縦方向に複数の電気機械変換素子層を積層して構成されてもよい。複数の電気機械変換素子層のそれぞれは、圧電材料板と、圧電材料板の表面に形成された複数の電極とを含む。
【0014】
圧電材料板は、駆動電圧が印加された場合に厚さを増加させる圧電材料により形成されている。電気機械変換素子層は積層されているので、圧電材料板の厚さの増加が加算されて、電気機械変換素子124全体では縦方向の寸法が大きく変化する。
【0015】
圧電材料板は、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛、水晶、ニオブ酸リチウム、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、メタニオブ酸鉛、ポリフッ化ビニリデン、亜鉛ニオブ酸鉛、スカンジウムニオブ酸鉛等の圧電材料を含む。なお、多くの圧電材料は脆いので、りん青銅等の高弾性金属材料により形成して補強することが好ましい。また、圧電材料に駆動電圧を印加する場合に用いる電極は、ニッケル、金等の電極材料を、鍍金、スパッタ、蒸着、厚膜印刷等の方法で、圧電材料板の表面に直接に形成できる。
【0016】
左縦駆動部130は、先端部132、電気機械変換素子134およびフレクチャー部136を有する。左縦駆動部130の構成は右縦駆動部120の構成と同一なので、説明を省略する。
【0017】
支持部140は、右縦駆動部120および左縦駆動部130を上記縦方向に交差する横方向に並べて弾性的に支持する。支持部140は、振動アクチュエータ100を他の部材に固定する本体142と、右縦駆動部120および左縦駆動部130の揺動を許容する固定穴144と、右縦駆動部120および左縦駆動部130に機械的に接続しているフレクチャー部126とを有する。この場合に、支持部140は、右縦駆動部120のフレクチャー部126および左縦駆動部130のフレクチャー部136と一体的に形成されてもよい。さらに支持部140は、板バネ等の付勢部材からの付勢力を受けて、右縦駆動部120および左縦駆動部130を移動対象10に押し付ける与圧を与える。
【0018】
横駆動部160は、支持部140により支持される右縦駆動部120および左縦駆動部130の支持位置に対して先端部122と反対側、すなわちフレクチャー部126、136側で右縦駆動部120および左縦駆動部130に挟まれる。横駆動部160は、電気機械変換素子により形成される。電気機械変換素子の材料等については、電気機械変換素子124と同じなので説明を省略する。横駆動部160は外部からの電力により、横方向に伸縮する。横駆動部160が横方向に伸縮するのに伴って、右縦駆動部120フレクチャー部126と左縦駆動部130のフレクチャー部136とを近接、離間させる。
【0019】
図1に示すように、接続部148により支持される右縦駆動部120および左縦駆動部130の支持位置から先端部122、132までの距離L1は、当該支持位置から横駆動部160までの距離L2より大きい。また、右縦駆動部120および左縦駆動部130の電気機械変換素子124、134は、横駆動部160よりも先端部122、132に近く配される(すなわち、L3<L2)。
【0020】
支持部140は、右縦駆動部120および左縦駆動部130が横駆動部160に対して横駆動部160の圧縮方向に与圧を与えるように右縦駆動部120および左縦駆動部130を支持する。この場合に支持部140は、横駆動部160を挟まないで右縦駆動部120および左縦駆動部130を自由な状態にした場合に、フレクチャー部126とフレクチャー部136との間隔W1が、横駆動部160の横方向の長さW2よりも短くなるように、右縦駆動部120および左縦駆動部130を支持する。この状態からフレクチャー部126とフレクチャー部136との間隔を押し広げて横駆動部160を挟み込む。これにより、横駆動部160に対して圧縮方向の与圧を与えることができる。なお、横駆動部160はフレクチャー部126とフレクチャー部136との間に挟みこまれたままの状態で使用されてもよいし、それらの間に接着剤により接着された状態で使用されてもよい。
【0021】
図3は、振動アクチュエータ100の動作を示す概念図である。例えば、右縦駆動部120にはcosθ、左縦駆動部130には−cosθ、横駆動部160にはsinθの波形を有する電圧が供給される。振動アクチュエータ100は外部からの制御により(a)から(d)の状態を繰り返す。それにより、先端部122、132が楕円運動して移動対象10を移動させる。
【0022】
図3の(a)において、先端部122は縦に伸びており、先端部132は縦に縮んでおり、横駆動部160は自然長である。これにより、右縦駆動部120および左縦駆動部130は互いに平行であるが振動アクチュエータ100への距離に違いがある。(a)から(b)に移ると、先端部122は伸びて、先端部132は縮んで自然長に戻り、横駆動部160は横に伸びる。これにより、右縦駆動部120と左縦駆動部130とが先端部122と先端部132とが近接する。(b)から(c)に移ると、先端部122は縦に縮んでおり、先端部132は縦に伸びており、横駆動部160は自然長に戻る。これにより、右縦駆動部120および左縦駆動部130は互いに平行であるが振動アクチュエータ100への距離に(a)とは逆の違いがある。(c)から(d)に移ると、先端部122は縮んで、先端部132は伸びて自然長に戻り、横駆動部160は横に縮む。これにより、右縦駆動部120と左縦駆動部130とが先端部122と先端部132とが離間する。
【0023】
以上の通り(a)から(b)を繰り返すことにより、先端部122、132は同じ方向に回る楕円運動をする。この場合に、先端部122と先端部132とは回転の位相が半回転ずれて回る。これにより、移動対象10を交互に送るので、効率的に移動させることができる。さらに、くびれ146によってフレクチャー部126およびフレクチャー部136が当該くびれ146を中心として揺動することができる。さらに、支持部140は、フレクチャー部126、136が横駆動部160に対して横駆動部160の圧縮方向に与圧を与えるように右縦駆動部120および左縦駆動部130を支持するので、横駆動部160の変位を右縦駆動部120および左縦駆動部130に確実に伝達することができる。
【0024】
さらに、横駆動部160が右縦駆動部120および左縦駆動部130の支持位置に対して先端部122、132と反対側で右縦駆動部120および左縦駆動部130に挟まれることにより、横駆動部160による変位を拡大することができる。また、上記支持位置から先端部122、132までの距離は、支持位置から横駆動部160までの距離より大きいので、横駆動部160による変位をより拡大することができる。さらに、電気機械変換素子124、134は、横駆動部160よりも先端部122、132に近く配されるので、電気機械変換素子124、134の振動をより確実に電気機械変換素子124、134に伝達することができる。
【0025】
ここで、電気機械変換素子124、134および横駆動部160を三角関数の波形を有する電圧で駆動するが、この場合に、さらに振動数が2倍、3倍等の波形を重畳させてもよい。さらに三角関数に変えて、ノコギリ波等の他の波形で駆動してもよい。また、振動アクチュエータ100の共振周波数で駆動してもよいし、当該共振周波数とは異なる周波数で駆動してもよい。また、周波数は超音波領域であることが好ましいが、これに限られない。
【0026】
図4は、他の実施形態に係る振動アクチュエータ102の平面図である。図4の振動アクチュエータ102において振動アクチュエータ100と同じ構成には同じ参照番号を付し、説明を省略する。図4の振動アクチュエータ102は、支持位置に対して先端部122、132と反対側でフレクチャー部126、136に挟まれる他の横駆動部180をさらに備える。これにより、移動対象10を駆動する場合の反力に抗して駆動力をより確実に伝達することができる。
【0027】
図1から図4に示す実施形態において、振動アクチュエータ100、102は、移動対象10を直線移動させる。さらに、振動アクチュエータ100、102を複数設けるとともに移動対象10を軸支することにより、移動対象10を回転移動させてもよい。
【0028】
図5は、振動アクチュエータ100を備えた撮像装置400の構造を模式的に示す縦断面図である。撮像装置400は、レンズユニット410およびボディ460を含む。レンズユニット410は、マウント450を介して、ボディ460に対して着脱自在に装着される。レンズユニット410は、光学部材420、光学部材420を収容する鏡筒430、および、鏡筒430の内部に設けられて光学部材420を駆動する振動アクチュエータを備える。
【0029】
ボディ460は、メインミラー540、ペンタプリズム470、接眼系490を含む光学系を収容する。メインミラー540は、レンズユニット410を介して入射した入射光の光路上に傾斜して配置される待機位置と、入射光を避けて上昇する撮影位置(図中に点線で示す)との間を移動する。
【0030】
待機位置にあるメインミラー540は、入射光の大半を、上方に配置されたペンタプリズム470に導く。ペンタプリズム470は、入射光の鏡映を接眼系490に向かって出射するので、フォーカシングスクリーン472に形成された映像を接眼系490から正像として見ることができる。入射光の残りは、ペンタプリズム470により測光ユニット480に導かれる。測光ユニット480は、入射光の強度およびその分布等を測定する。なお、ペンタプリズム470および接眼系490の間には、ファインダ液晶494に形成された表示画像を、フォーカシングスクリーンからの映像に重ねるハーフミラー492が配置される。
【0031】
また、メインミラー540は、入射光の入射面に対する裏面にサブミラー542を有する。サブミラー542は、メインミラー540を透過した入射光の一部を、下方に配置された測距ユニット530に導く。これにより、メインミラー540が待機位置にある場合は、測距ユニット530が被写体までの距離を測定する。なお、メインミラー540が撮影位置に移動した場合は、サブミラー542も入射光の光路から退避する。
【0032】
更に、入射光に対してメインミラー540の後方には、シャッタ520、光学フィルタ510および撮像素子500が順次配置される。シャッタ520が開放される場合、その直前にメインミラー540が撮影位置に移動するので、入射光は直進して撮像素子500に入射される。これにより、入射光の形成する画像が電気信号に変換される。
【0033】
一方、レンズユニット410は、図中で左側にあたる入射端から鏡筒430内に順次配列された、フロントレンズ422、コンペンセータレンズ424、フォーカシングレンズ426およびメインレンズ428を含む光学系を有する。光学系は、鏡筒430に収容される。また、フォーカシングレンズ426およびメインレンズ428の間には、アイリスユニット440が配置される。
【0034】
更に、レンズユニット410は、鏡筒430の内部に、光軸方向に延伸するガイドバー432を備える。ガイドバー432にはメインレンズ428が摺動可能に支持されている。メインレンズ428には振動アクチュエータ100が固定され、その先端部124、134はガイドバー432に当接する。これにより、振動アクチュエータ100がガイドバー432に対して相対的に移動してメインレンズ428をガイドバー432に沿って移動させることができる。レンズユニット410は、さらに他の振動アクチュエータ100を備える。振動アクチュエータ100は、光軸方向について鏡筒430の中程にあって相対的に小径なフォーカシングレンズ426の下方に配置される。これにより、鏡筒430の径を拡大することなく、振動アクチュエータ100は鏡筒430内に収容される。振動アクチュエータ100は、図示を省いた輪列を介してフォーカシングレンズ426を光軸方向に前進または後退させる。
【0035】
上記のような撮像装置400において、レンズユニット410とボディ460とは電気的にも結合されている。従って、例えば、ボディ460側の測距ユニット530が検出した被写体までの距離の情報に応じて振動アクチュエータ100の回転を制御することにより、オートフォーカス機構を形成できる。また、測距ユニット530が振動アクチュエータ100の動作量を参照することにより、フォーカスエイド機構を形成することもできる。
【0036】
なお、振動アクチュエータ100によりフォーカシングレンズ426を移動させる場合について例示したが、アイリスユニット440の開閉、ズームレンズのバリエータレンズ、撮像素子500の手振れ防止機構等を振動アクチュエータ100で駆動できることはいうまでもない。この場合も、電気信号を介して測光ユニット480、ファインダ液晶494等と情報を参照し合うことにより、振動アクチュエータ100は、露出の自動化、シーンモードの実行、ブラケット撮影の実行等に寄与する。
【0037】
従って、振動アクチュエータ100は、例えば、撮影機、双眼鏡等の光学系において、合焦機構、ズーム機構、手振れ補正機構等の駆動に好適に使用できる。また、精密ステージ、より具体的には電子ビーム描画装置、検査装置用各種ステージ、バイオテクノロジ用セルインジェクタの移動機構、核磁気共鳴装置の移動ベッド等の動力源に使用されうるが、用途がこれらに限られないことはいうまでもない。
【0038】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0039】
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【符号の説明】
【0040】
10 移動対象
100 振動アクチュエータ
102 振動アクチュエータ
120 右縦駆動部
122 先端部
124 電気機械変換素子
126 フレクチャー部
130 左縦駆動部
132 先端部
134 電気機械変換素子
136 フレクチャー部
140 支持部
142 本体
144 固定穴
146 くびれ
148 接続部
160 横駆動部
180 横駆動部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動対象に当接する先端部、および、前記移動対象に近接離間する縦方向に伸縮する電気機械変換素子をそれぞれ有する一対の縦駆動部と、
前記一対の縦駆動部を前記縦方向に交差する横方向に並べて弾性的に支持する支持部と、
前記一対の縦駆動部の間に挟まれ、前記横方向に伸縮する電気機械変換素子を有する横駆動部と
を備える振動アクチュエータ。
【請求項2】
前記横駆動部は、前記支持部により支持される前記一対の縦駆動部の支持位置に対して前記先端部と反対側で前記一対の縦駆動部に挟まれる請求項1に記載の振動アクチュエータ。
【請求項3】
前記支持位置に対して前記先端部と反対側で前記一対の縦駆動部に挟まれる他の横駆動部をさらに備える請求項2に記載の振動アクチュエータ。
【請求項4】
前記支持部により支持される前記一対の縦駆動部の支持位置から前記先端部までの距離は、前記支持位置から前記横駆動部までの距離より大きい請求項1から3のいずれかに記載の振動アクチュエータ。
【請求項5】
前記支持部は、前記一対の縦駆動部が前記横駆動部に対して前記横駆動部の圧縮方向に与圧を与えるように前記一対の縦駆動部を支持する請求項1から4のいずれかに記載の振動アクチュエータ。
【請求項6】
前記一対の縦駆動部の前記電気機械変換素子は、前記横駆動部の前記電気機械変換素子よりも前記先端部に近く配される請求項1から5のいずれかに記載の振動アクチュエータ。
【請求項7】
レンズと、
前記レンズを長手方向に摺動自在に保持するガイドバーと、
前記レンズおよび前記ガイドバーの少なくとも一方を駆動する、請求項1から6のいずれかに記載された振動アクチュエータと
を備えたレンズ鏡筒。
【請求項8】
入射する光を電気信号に変換する撮像素子と、
前記撮像素子を振動させる、請求項1から6のいずれかに記載の振動アクチュエータと
を備える撮像装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−97697(P2011−97697A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−247800(P2009−247800)
【出願日】平成21年10月28日(2009.10.28)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】