説明

振幅制限増幅回路

【課題】前段の基本増幅段への入力信号波形が充分に急峻でない場合にも、デューティ変動補正効果が得られるようにする。
【解決手段】入力データ信号の平均値を生成する平均値検出回路と、該平均値検出回路の出力を一方の入力端子に接続した差動型振幅制限増幅器とを有する基本増幅段を前後2段縦続接続した振幅制限増幅回路において、前段の基本増幅段10の出力データ信号の立上り時間と立下り時間を鈍らせるための波形調整回路30,40を前記前段の基本増幅段10と後段の基本増幅段20との間に接続する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バーストデータ信号を受信して振幅制限増幅する回路に関するものである。
【背景技術】
【0002】
バーストデータ信号を受信して一定の振幅まで増幅する振幅制限増幅回路の高速、安定動作のためには、入力データ信号の直流レベルやその変動に自動的に追従する必要がある。このような回路として、特許文献1に記載のような回路が提案されている。図8はその概略を示したものである。以下にこの回路の動作について説明する。
【0003】
この構成では、第1の平均値検出回路11と第1の差動型振幅制限増幅器12からなる前段の基本増幅段10と、第2の平均値検出回路21と第2の差動型振幅制限増幅器22からなる後段の基本増幅段20の2組を用い、これら2組を縦続接続する。レベル自動追従とリセット信号不要化のために、第1および第2の平均値検出回路11,21は電位保持機能を持たない、ローパスフィルタで構成されている。
【0004】
データ信号は信号入力端子1から第1の差動型振幅制限増幅器12の正相入力端子13に入力される。同時に、このデータ信号は第1の平均値検出回路11にも入力され、平均電位が検出される。検出された平均電位は参照電位として第1の差動型振幅制限増幅器12の逆相入力端子14に入力される。このように、前段の基本増幅段10においては、平均電位はデータ信号と同位相の信号から生成される。
【0005】
後段の基本増幅段20でも同様に、第2の平均値検出回路21による平均電位の検出と、第2の差動型振幅制限増幅器22によるデータ信号の増幅が行なわれるが、後段における第2の平均値検出回路21の入力側は前段の第1の差動型振幅制限増幅器12の逆相出力端子16に接続されており、平均電圧は逆位相のデータ信号から生成される。
【0006】
上述のように第1および第2の平均値検出回路11,21は電位保持機能を持たず、また、その時定数は高速応答が可能な値に設定されるので、これによって検出された平均電圧は入力データ信号に応じてある程度変動し、長い同符号連続の場合ほど中間値からずれていく。このため、第1の差動型振幅制限増幅器12の正相入力端子13、逆相入力端子14への入力波形、第2の差動型振幅制限増幅器22の正相入力端子23、逆相入力端子24への入力波形は図9に示すようになり、第2の差動型振幅増幅器23の正相入力端子23での入力波形はデューティに変動が生じる。
【0007】
後段の基本増幅段20は、この変動を補正する役割を果たす。上述のように後段の基本増幅段20では平均値電圧は逆相データ信号から生成されるため、第2の平均値検出回路21の出力電位は前段の第1の平均値検出回路11の出力電位とは逆方向に変動する。これにより、前段の基本増幅段10で生じたデューティ変動は後段の基本増幅段20において補正される。
【特許文献1】特開2004−088525号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前項で説明した回路構成において、前段の基本増幅段10で生じたデューティ変動を後段の基本増幅段20で補正するためには、正相入力端子13での立上がり時間と正相入力端子23での立上がり時間がほぼ等しく、かつ正相入力端子13での立下がり時間と正相入力端子23での立下がり時間がほぼ等しい必要がある(以下では、入力(出力)データ信号の立上り時間をTr、立下り時間をTfと表記する)。
【0009】
なぜなら、例えば、逆相入力端子14の信号の平均値が正相入力端子13のデータ信号の幅が広い部分でクロスした場合、前段の基本増幅段10の出力の幅が広くなる方向にデューティが変化するが、これが後段の基本増幅段20で補正されるためには、逆相入力端子24の信号の平均値が正相入力端子23のデータ信号の幅の狭い部分でクロスしなければならない(図9参照)。
【0010】
しかし、図10に例示するように、正相入力端子23のデータ信号の立上り、立下りが急峻で、そのTr、Tfが正相入力端子13でのTr、Tfよりかなり小さくなった場合、正相入力端子23のデータ信号の幅の変化が小さくなり、データ信号のデューティの補正効果が非常に小さくなってしまう。
【0011】
一般的には前段の基本増幅段10の入力データ信号の立上りあるいは立下り波形は急峻とは限らない。しかし、このような波形が前段の第1の差動型振幅制限増幅器12により振幅制限されるまで増幅されると、立上がり、立下り波形は急峻になり、Tr,Tfが正相入力端子13と23で異なってしまう。その結果、データ信号のデューティ変動の補正が充分にできなくなってしまうという問題がある。
【0012】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、前段の基本増幅段への入力データ信号の波形が充分に急峻でない場合にも、デューティ変動補正効果が得られる振幅制限増幅回路を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明の振幅制限増幅回路は、入力データ信号の平均値を生成する平均値検出回路と、該平均値検出回路の出力を一方の入力端子に接続した差動型振幅制限増幅器とを有する基本増幅段を前後2段縦続接続した振幅制限増幅回路において、前段の基本増幅段の出力データ信号の立上り時間と立下り時間を鈍らせるための波形調整回路を前記前段の基本増幅段と後段の基本増幅段との間に接続したことを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1記載の振幅制限増幅回路において、前記前段の基本増幅段から前記後段の基本増幅段へのデータ信号通過側のみに、前記波形調整回路を接続したことを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、請求項1または2記載の振幅制限増幅回路において、前記波形調整回路として、前記前段の基本増幅段と前記後段の基本増幅段をつなぐ接続経路と固定電位との間に接続した固定容量素子を使用したことを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、請求項1または2記載の振幅制限増幅回路において、前記波形調整回路として、前記前段の基本増幅段と前記後段の基本増幅段の間に接続した抵抗と、該抵抗と前記後段の基本増幅段とをつなぐ接続経路と固定電位との間に接続した固定容量素子とからなるローパスフィルタを用いたことを特徴とする。
請求項5にかかる発明は、請求項1または2記載の振幅制限増幅回路において、前記波形調整回路として、前記前段の基本増幅段と前記後段の基本増幅段をつなぐ接続経路と固定電位との間に接続した可変容量素子を使用したことを特徴とする。
請求項6にかかる発明は、請求項5記載の振幅制限増幅回路において、前記前段の基本増幅段への入力データ信号の立上り時間・立下り時間を検出する立上り時間・立下り時間検出回路を設け、該立上り時間・立下り時間検出回路の検出出力を前記可変容量素子の容量値制御端子に接続したことを特徴とする。
請求項7にかかる発明は、請求項5記載の振幅制限増幅回路において、前記後段の基本増幅段の出力データ信号のデューティを検出するデューティ検出回路を設け、該デューティ検出回路の検出出力を前記可変容量素子の容量値制御端子に接続したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、波形調整回路を付加したことにより、後段の基本増幅段への入力データ信号の波形が鈍らせられるので、後段の基本増幅段への入力データ信号のTr、Tfを、前段の基本増幅段への入力データ信号のTr、Tfとほぼ同じにすることができ、前段の基本増幅段への入力波形の立上がり、立下りが急峻でない入力データ信号に対してもデューティ変動補正を行なうことができ、CDR(Clock Data Recovery)回路など、後続の回路のタイミングマージンを拡大することができる。また、立上り時間・立下り時間検出回路を設けて入力データ信号の立上り時間・立下り時間を検出することにより、いかなる入力データ信号波形に対しても最適なTr、Tfとなるように、波形調整回路を自動調整することが可能となる。また、デューティ検出回路を設けて出力データ信号のデューティを検出し波形調整回路を制御することにより、出力データ信号のデューティを最適なデユーティに自動調整することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施例について説明する。
【実施例1】
【0016】
図1は本発明の第1の実施例の振幅制限増幅回路の構成を示す図である。図8に示したものと同じものには同じ符号を付けた。本実施例は、図8で説明した構成に対して、前段の基本増幅段10と後段の基本増幅段20の間に、立上り・立下り時間を調整して後段の基本増幅段20の入力データ信号のTr、Tfを、前段の基本増幅段10の入力データ信号のTr、Tfとほぼ同じにするための波形調整回路30,40を接続したものである。
【0017】
前段の基本増幅段10において、信号入力端子1からの入力データ信号は、第1の平均値検出回路11と第1の差動型振幅制限増幅器12の正相入力端子13に入力される。第1の平均値検出回路11では入力データ信号の平均電位が検出され、検出された平均電位は第1の差動型振幅制限増幅器12の逆相入力端子14に参照電位として入力される。第1の差動型振幅制限増幅器12の正相出力端子15、逆相出力端子16のデータ信号は波形調整回路30,40により立上り・立下り時間が調整され、後段の基本増幅段20に入力される。
【0018】
後段の基本増幅段20においては、逆相の信号は第2の平均値検出回路21に入力され、正相の信号は第2の差動型振幅制限増幅器22の正相入力端子23に入力される。第2の平均値検出回路21で検出された平均電位は第2の差動型振幅制限増幅器22の逆相入力端子24に参照電位として入力される。
【0019】
図10に、上記した波形調整回路30,40がない場合の波形を示す。信号入力端子1における入力データ信号の波形があまり急峻でない場合、正相入力端子13での波形はTr、Tfが大きいが、このデータ信号が第1の差動型振幅制限増幅器12で振幅制限を受けるまで増幅されるため、正相入力端子23での入力波形は急峻になり、Tr、Tfは小さくなる。
【0020】
同符号連続時には第1の平均値検出回路11の出力は中間値からずれていく。第1の差動型振幅制限増幅器12の入力データ信号はTr、Tfが大きいので、出力データ信号のデューティには変動が生じる。第2の平均値検出回路21の出力は、逆相信号から作られるため、同符号連続時に第1の平均値検出回路11の出力とは逆方向に動く。しかし、上述のように、第1の差動型振幅制限増幅器12により振幅制限されるまで増幅されているので、Tr、Tfは小さくなっており、参照電位が逆方向に動いてもデューティ補正量は小さく、図10に正相出力端子25での波形として示す通り、デューティ変動が残ったままになる。
【0021】
図11に上記の波形調整回路30の入出力波形を示す。波形調整回路40の場合も同様である。第1の差動型振幅制限増幅器12の出力データ信号の波形を、波形調整回路30,40によりその立上がり、立下がりを鈍らせることで、第2の差動型振幅制限増幅器22への入力データ信号を第1の差動型振幅制限増幅器12への入力データ信号とほぼ等しいTr、Tfを持った波形にする。
【0022】
この結果、本実施例の第2の差動型振幅制限増幅器22の動作波形は図9とほぼ同様となり、第2の差動型振幅制限増幅器22に入力される参照電位とデータ信号はデューティが補正されるタイミングで交差し、第2の差動型振幅制限増幅器22の正相出力端子25、逆相出力端子26からは元のデューティに戻されたデータ信号を得ることができる。
【実施例2】
【0023】
図2は本発明の第2の実施例の振幅制限増幅回路の構成を示す図であり、前段の基本増幅段10と後段の基本増幅段20との間において、データ信号通過側のみに、波形調整回路30を付加した構成である。第2の差動型振幅制限増幅器22の逆相入力端子24への入力信号は、第2の平均値検出回路21によってほぼDC成分のみとなるので、図1における波形調整回路40が逆相入力端子24への入力信号に与える影響は少ない。そのため、本構成のように、第2の平均値検出回路21側の信号波形のTr,Tfを調整しない場合でもほぼ同様の効果を得ることができる。
【実施例3】
【0024】
図3は本発明の第3の実施例の振幅制限増幅回路の構成を示す図である。この構成は、第1の実施例における波形調整回路30,40を固定容量素子31,41で実現したものである。第1の差動型振幅制限増幅器12の出力抵抗と固定容量素子31,41で形成されるローパスフィルタにより、データ信号のTr、Tfが大きくなるよう変化する。なお、この固定容量素子を用いる方式は、実施例2で述べたデータ信号側だけに波形調整回路30を付加する方式にも適用できる。すなわち、図3における固定容量素子41を除いた構成であってもよい。
【実施例4】
【0025】
図4は本発明の第4の実施例の振幅制限増幅回路の構成を示す図である。この構成は、第1の実施例における波形調整回路30,40を固定容量素子31,41と抵抗素子32,42からなるローパスフィルタで実現したものである。このローパスフィルタにより、データ信号のTr、Tfが大きくなるように変化する。この構成においても、実施例2で述べたデータ信号側だけに波形調整回路30を付加する方式に適用可能である。すなわち、図3における固定容量素子41を除いた構成であってもよい。
【実施例5】
【0026】
図5は本発明の第5の実施例の振幅制限増幅回路の構成を示す図である。この構成は、第3の実施例における固定容量素子31,41を可変容量素子33,43に置き換えたものである。容量値制御端子2の電圧によりそれら可変容量素子33,43の容量値を変化できる。このように容量値を外部制御可能とすることで、可変容量素子33,43を入力波形に応じた最適な最適な容量値にすることができる。なお、この可変容量素子を用いる方式は、実施例2で述べたデータ信号側だけに波形調整回路30を付加する方式にも適用できる。すなわち、図3における固定容量素子41を除いた構成であってもよい。
【実施例6】
【0027】
図6は本発明の第6の実施例の振幅制限増幅回路の構成を示す図である。前段の基本増幅段10への入力データ信号のTr,Tfを検出し、その検出値に応じた可変容量調整電圧を出力する立上り時間・立下り時間検出回路50を設ける。この検出回路50として、例えば、入力データ信号をハイパスフィルタに通して微分することにより、信号の傾きを検出する構成が考えられる。検出回路50の出力を実施例5と同様の可変容量素子33,43の容量値制御端子2に接続することで、自動的に最適な容量値に調整される。
【実施例7】
【0028】
図7は本発明の第7の実施例の振幅制限増幅回路の構成を示す図である。ここでは、第2の差動型振幅制限増幅器22からの出力データ信号をデューティ検出回路60に入力する。デューティ検出回路60では入力されたデータ信号と基準クロックを比較する等の方法により出力データ信号のデューティを検出し、これをもとに前記可変容量素子33,43を調整するための電圧を生成し、容量値制御端子2に印加する。これにより、出力データ信号のデューティは最適な値(通常は1ビット分のハイデータとロウデータが同じ時間長)となるように自動的に調整される。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の第1の実施例の振幅制限増幅回路の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例の振幅制限増幅回路の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施例の振幅制限増幅回路の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第4の実施例の振幅制限増幅回路の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第5の実施例の振幅制限増幅回路の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第6の実施例の振幅制限増幅回路の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第7の実施例の振幅制限増幅回路の構成を示すブロック図である。
【図8】従来のレベル追従型の振幅制限増幅回路の構成を示すブロック図である。
【図9】図8の振幅制限増幅回路の正相入力端子23での信号の立上り、立下りが緩慢な場合の各部の信号の波形図である。
【図10】図8の振幅制限増幅回路の正相入力端子23での波形の立上り、立下りが急峻な場合の各部の信号の波形図である。
【図11】図1の振幅制限増幅回路の波形調整回路30の入力信号と出力信号の波形図である。
【符号の説明】
【0030】
1:信号入力端子
2:容量値制御端子
10:前段の基本増幅段、11:第1の平均値検出回路、12:第1の差動型振幅制限増幅器、13:正相入力端子、14:逆相入力端子、15:正相出力端子、16:逆相出力端子
20:前段の基本増幅段、21:第2の平均値検出回路、22:第2の差動型振幅制限増幅器、23:正相入力端子、24:逆相入力端子、25:正相出力端子、26:逆相出力端子
30,40:波形調整回路、31,41:固定容量素子、32,42:抵抗素子、33,43:可変容量素子
50:立上り・立下り時間検出回路
60:デューティ検出回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力データ信号の平均値を生成する平均値検出回路と、該平均値検出回路の出力を一方の入力端子に接続した差動型振幅制限増幅器とを有する基本増幅段を前後2段縦続接続した振幅制限増幅回路において、
前段の基本増幅段の出力データ信号の立上り時間と立下り時間を鈍らせるための波形調整回路を前記前段の基本増幅段と後段の基本増幅段との間に接続したことを特徴とする振幅制限増幅回路。
【請求項2】
請求項1記載の振幅制限増幅回路において、
前記前段の基本増幅段から前記後段の基本増幅段へのデータ信号通過側のみに、前記波形調整回路を接続したことを特徴とする振幅制限増幅回路。
【請求項3】
請求項1または2記載の振幅制限増幅回路において、
前記波形調整回路として、前記前段の基本増幅段と前記後段の基本増幅段をつなぐ接続経路と固定電位との間に接続した固定容量素子を使用したことを特徴とする振幅制限増幅回路。
【請求項4】
請求項1または2記載の振幅制限増幅回路において、
前記波形調整回路として、前記前段の基本増幅段と前記後段の基本増幅段の間に接続した抵抗と、該抵抗と前記後段の基本増幅段とをつなぐ接続経路と固定電位との間に接続した固定容量素子とからなるローパスフィルタを用いたことを特徴とする振幅制限増幅回路。
【請求項5】
請求項1または2記載の振幅制限増幅回路において、
前記波形調整回路として、前記前段の基本増幅段と前記後段の基本増幅段をつなぐ接続経路と固定電位との間に接続した可変容量素子を使用したことを特徴とする振幅制限増幅回路。
【請求項6】
請求項5記載の振幅制限増幅回路において、
前記前段の基本増幅段への入力データ信号の立上り時間・立下り時間を検出する立上り時間・立下り時間検出回路を設け、該立上り時間・立下り時間検出回路の検出出力を前記可変容量素子の容量値制御端子に接続したことを特徴とする振幅制限増幅回路。
【請求項7】
請求項5記載の振幅制限増幅回路において、
前記後段の基本増幅段の出力データ信号のデューティを検出するデューティ検出回路を設け、該デューティ検出回路の検出出力を前記可変容量素子の容量値制御端子に接続したことを特徴とする振幅制限増幅回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2008−263563(P2008−263563A)
【公開日】平成20年10月30日(2008.10.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−106649(P2007−106649)
【出願日】平成19年4月16日(2007.4.16)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】