説明

接着剤塗布装置

【課題】汚れが付着したり、この汚れの付着によるスクレーパあるいはきさげ部材の機能障害が生じるようなことを防止することが可能な接着剤塗布装置を提供すること。
【解決手段】軸中心線回りに回転駆動される少なくとも1つの接着剤塗布ローラと、少なくとも1つの接着剤塗布・分配手段3と、きさげ部材16を有しつつ収容部を備えた少なくとも1つのスクレーパ15とを備えて成るラベリング設備における接着剤塗布装置において、スクレーパ15及び/又はそのきさげ部材16を、接着剤塗布ローラに対して押圧される該きさげ部材16がスクレーパ15における他の部分よりも接着剤塗布ローラの回転方向に見た手前側に位置するよう少なくとも1つの弾性部材17のみによって支持するとともに、きさげ部材16を枠縁状に形成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の前提部分に基づく接着剤塗布装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
平坦な弓状部材又はレール状の部材を接着するための装置が特許文献1〜5に開示されている。これらすべての装置は、接着剤を塗布するために、バスタブ状の接着剤容器に入り込みつつ水平軸回りに回転する接着剤塗布ローラを備えている点で共通している。また、接着剤塗布ローラ上の過剰な接着剤を除去するため、これら従来の装置においてはスクレーパが備えられている。このスクレーパの一部は、単に板バネ状の弾性部材を介して各装置の架台で支持されている。しかし、このスクレーパの一部は、リンク部材によって装置の架台に連結された支持部材に固定されている。ラベル貼付設備における接着剤塗布装置としてのこのような従来の装置は、確実でもなく、また、好適なものでもない。
【0003】
例えば、ラベリング設備のようなラベリング装置に適用される接着剤塗布装置の実施形態も知られている。このような接着剤塗布装置は、通常、基本的に枠縁状の接着剤塗布・分配部材と、軸中心線回りに回転駆動されつつ接着剤塗布・分配部材を通過する接着剤塗布装置とで構成されている。このようなものにおいては、接着剤塗布ローラがまず第1の接着剤塗布を行い、これに続き、接着剤塗布ローラの回転方向に見た後方で均等な第2の接着剤塗布又は接着剤フィルムの形成がなされる。その後、直接的又は間接的にラベルパレットに接着剤を塗布することで、接着剤がこれを塗布されるべきラベルへ移転される。なお、ラベルパレットは、ラベルを次々にラベルマガジンから取り出すものである。
【0004】
スクレーパは、揺動可能であり、弾性手段によりたわむか、あるいはこの弾性手段によって生じる力によって、そのきさげ部材において接着剤塗布ローラの外周面に接触する。均等な接着剤フィルムを得るため、接着ドラムにおける少なくとも接着剤を塗布する領域における均等な接着剤フィルムを得るため、及びこの接着剤フィルムの厚さを調整するために、従来の接着剤塗布装置においては、弾性支持されたスクレーパを調整するための大規模な装置が設けられている。しかし、接着剤及び/又は接着剤と混ざった混入物によって、スクレーパの調整を行うための部材及び弾性支持を行う部材の汚れが避けられないものとなっている。そして、このような汚れによって、これら部材の機能が完全又は部分的に損なわれることになる。
【0005】
さらに、ラベリング装置に適用される接着剤塗布装置が知られており(特許文献6)、この接着剤塗布装置は、接着剤塗布ローラと、該接着剤塗布ローラの外周面上に第1の接着剤塗布を行う接着剤塗布・分配部材ラベリング装置と、接着剤塗布ローラに対して正確な間隔をおいて、必要な厚さの接着剤フィルムを形成しつつ、接着剤塗布ローラの回転方向に見て当該接着剤塗布装置の後方に位置する接着剤枠縁部材と、次回の接着剤塗布までの間に接着剤塗布ローラ上に残存している接着剤を除去するための、接着剤塗布ローラに接触しつつ板バネで形成されたスクレーパとを備えて構成されている。
【0006】
しかしながら、このような接着剤塗布装置においては、所望の接着剤フィルム厚さを得るにはきさげ部材を非常に正確に調整することが必要であり、接着剤塗布ローラ上に残存した不要物(例えば、乾燥した接着剤、残存する接着剤など)によって重大な機能障害が生じるおそれがある。また、接着剤塗布ローラは、その外周面に生じる摩耗による影響も受けるため、きさげ部材を必要な間隔の維持のためのきさげ部材の多大な時間を必要とする調整が不可欠である。
【0007】
さらに、長手方向にスリットを有するチューブ状の接着剤塗布部材を介して接着剤を接着剤塗布ローラへ塗布する接着剤塗布装置が知られている(特許文献7)。これには、第1の接着剤塗布後に接着剤フィルムを形成するためのスクレーパが設けられておらず、単に、ラベリング休止中に接着剤塗布部材を揺動することで接着剤塗布ローラ上に残存する接着剤を除去するへら状部材が設けられているのみである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】スイス国特許第40774号明細書
【特許文献2】米国特許第3795221号明細書
【特許文献3】米国特許第3659553号明細書
【特許文献4】米国特許第3735733号明細書
【特許文献5】米国特許第2946307号明細書
【特許文献6】独国実用新案第20220132号明細書
【特許文献7】東独国特許第145620号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は上記問題にかんがみてなされたもので、その目的とするところは、上記従来の技術における欠点をなくした接着剤塗布装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的は、請求項1記載の発明によって達成される。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る接着剤塗布装置においては、スクレーパあるいは接着剤塗布ローラに接触するきさげ部材が、少なくとも1つの弾性部材によって単に収容部で固定されているのみであり、リンク機構によって連結されていない。すなわち、固定された調整部材や、スクレーパを接着剤塗布ローラに押圧するための独立した弾性部材から成る弾性支持部材を完全になくすことが可能である。
【0012】
したがって、汚れが付着したり、この汚れの付着によるスクレーパあるいはきさげ部材の機能障害が生じるようなことを防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】ラベリング装置における接着剤塗布装置の枠縁状の接着剤塗布・分配手段を示す斜視図である。
【図2】接着剤塗布装置を示す平面図である。
【図3】図2における細部を拡大して示す図である。
【図4】スクレーパあるいはきさげ部材の調整位置I,IIにおける異なる調整形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0015】
図1には、容器2に対してラベルを貼付するラベリング装置(不図示)における接着剤塗布装置1の接着剤塗布ローラが示されている。
【0016】
通常、接着剤塗布装置1は、基本的に、縁枠状の接着剤塗布・分配手段3と、垂直方向に延びる軸中心線回りに回転駆動される接着剤塗布ローラ4とで構成されており、従来から知られているように、裏側に接着剤(例えば低温接着剤又は高温接着剤)を塗布され、かつ、ラベル搬送シリンダ5(例えばバキュームシリンダ)の周囲において保持されるラベル又は接着剤を塗布されるべきラベルパレットが接着剤塗布ローラ4を通過する。このとき、駆動手段によって、接着剤塗布ローラ4が矢印A方向に回転駆動される一方、ラベル搬送シリンダ5は矢印B方向へ回転駆動される。
【0017】
接着剤塗布・分配手段3は接着剤塗布ローラ4の軸と平行に延在する縁枠状のハウジング6を備えており、該ハウジング6には、その長手方向に沿って、凹状の接触面7が形成されている。そして、この接触面7において、接着剤塗布・分配手段3が円筒状の接着剤塗布ローラ4の軸中心線と同心の外周面に対して密に又はほぼ密に接触する。このとき、接触面7は、接着剤塗布・分配手段を接着剤塗布装置1又はラベリング装置の架台に支持する支持部材9の弾性部材8によって付勢されている。
【0018】
また、接触面7には外方へ開口した接着剤流出部10が設けられており、該接着剤流出部10は、複数の接着剤塗布・分配開口部11と、ハウジング6内に形成された接着剤流通路とを介して接続部12に接続されている。この接続部12は、接着剤塗布装置1の動作時において、接着剤用のポンプ(不図示)に接続されている。なお、溝状の接着剤流出部10は、接着剤塗布ローラ4の軸に平行に延在している。
【0019】
しかして、この接着剤流出部10により、接着剤塗布装置1の動作時において、図4において符号13で示すように、接着剤塗布ローラ4における接着剤流出部10を通過する部分に第1の接着剤塗布がなされる。また、ラベル貼付に必要である均等な第2の接着剤塗布を行うため、又は接着剤フィルム14(図4)を所定の厚さとするためにスクレーパ15が設けられており、該スクレーパ15は、接着剤塗布ローラ4の軸に平行又はほぼ平行なスクレーパの一部又は枠縁状のきさげ部材16を介して接着剤ローラ4の外周面に対し、すなわち接着剤ローラ4の回転方向Aへ接着剤流出部10に対して押圧される。
【0020】
図示の実施形態において、このスクレーパ15は、きさげ部材16と、ばね鋼で形成されたストリップ状の板バネ17とで構成されている。この板バネ17は、その長手方向の一端できさげ部材16を支持し、他端では、特にきさげ部材の位置を調整できるようハウジング6又は該ハウジング6に形成された締結面6.1に固定されている。このきさげ部材16は、例えば四角形断面となるよう形成されているとともに、特にその片面又はエッジ部が接着剤塗布ローラ4の外周面に接触するようになっている。
【0021】
板バネ17は、上記調整可能な固定ができるよう、きさげ部材16の反対側の端部において、該端部に対して開口する複数の凹部18と、各凹部18に設けられたネジ穴に螺合する締結ボルト19と、ストリップ20とを備えている。したがって、板バネ17は、きさげ部材16の反対側の端部において、ストリップ20と締結面6.1の間で締結されることにより支持されている。すなわち、締結面6.1、締結ボルト19及びストリップ20は、調整可能な固定部又は締結部21を形成している。
【0022】
締結部21を形成するハウジング6側の締結面6.1は、接着剤塗布ローラ4の外周面を該接着剤塗布ローラ4の軸と平行な線を切断する平面E内に設けられている。さらに、この平面Eと接着剤塗布ローラ4のAで示す回転方向の該接着剤塗布ローラ4との交線のなす角度が90°より小さい角度αとなっている。また、締結面6.1と接着剤塗布ローラ4のAで示す回転方向の該接着剤塗布ローラ4との交線も存在する。
【0023】
きさげ部材16は、板バネ17により発生する押圧力をもって接着剤塗布ローラ4の外周面に接触する。このとき、この板バネ17は、その接着剤塗布ローラ4とは反対側あるいはハウジング6側において、板バネ17の長手方向に延びる少なくとも1つの軸に対して凹状に湾曲している。また、特に図2〜図4に示すように、板バネ17の締結部21は、接着剤塗布ローラ4の符号Aで示す回転方向へ見て、きさげ部材16の後方に位置するよう設定されている。
【0024】
締結部21は、きさげ部材16の長手側面が接着剤塗布ローラ4の軸にできる限り正確に平行となるよう単にスクレーパ15の調整を可能にするだけのものではなく、図4における矢印Cで示すように、スクレーパ15又はそのきさげ部材16が接着剤塗布ローラ4と接触する範囲の調整も可能にするものである。そして、このような調整により、きさげ部材16を接着剤塗布ローラ4に対して押圧する板バネ17による押圧力をきさげ部材16と締結部21の間の間隔を変化させることで可変に設定することができ、また、きさげ部材16における接着剤塗布ローラ4の外周面と線状に接触する範囲も可変に設定することが可能である。
【0025】
図4には、スクレーパ15の2つの調整箇所I,IIが示されている。第1の調整箇所Iでは、きさげ部材16が、接着剤塗布ローラ4の回転方向A方向に見て後方にあるその線状接触域16.1の近傍において板バネ17に結合されている。そして、この第1の調整箇所Iを設けることにより、線状接触域16.1における接着剤塗布ローラ4の回転方向Aに見た手前側の部分と接着剤塗布ローラ4の外周面との間に、接着剤塗布ローラ4の回転方向Aとは逆側に開口する間隙22が形成される。この間隙22により、接着剤塗布部13において供給する接着剤の量を比較的大きくしてきさげ部材16の下部へ至らしめることができ、接着剤フィルム14の厚さをより大きくすることが可能である。
【0026】
また、第2の調整箇所IIにおいては、きさげ部材16がその線状接触域16.2において接着剤塗布ローラ4の外周面に接触するため、接着剤塗布ローラ4の回転方向Aに見た後方側で、きさげ部材16と接着剤塗布ローラ4の外周面との間に間隙23が形成される。そして、この第2の調整箇所IIを通過する接着剤は、比較的少ない量の接着剤がきさげ部材16の下部へ至らしめられ、非常に薄い接着剤フィルム14が形成される。このように、両調整箇所I,IIの間でスクレーパ15を調整することにより、所望の接着剤フィルム厚さを達成することが可能である。
【0027】
ところで、きさげ部材16は、接着剤塗布ローラ4の外周面が正確に円筒状に形成されていない場合でも、該外周面に最適に当接するよう、十分な弾性を有するよう形成されている。このきさげ部材16の材料として、例えば、きさげ部材としての機能を果たすことができる程度の弾性及び強度を有する真鍮などが考えられる。
【0028】
また、図1に示すように、板バネ17を、そのきさげ部材16を支持する側において複数の凹部24及びウェブ25,26でくし状に形成することが可能である。これにより、接着剤塗布ローラ4上において、凹部24を覆うきさげ部材16のできる限り均一な接触がなされる。
【0029】
接着剤塗布ローラ4上に残存した接着剤を除去するため、接着剤塗布ローラ4の回転方向Aに見た接着剤塗布・分配手段3の手前側に接着剤塗布ローラ4に接触する更なるスクレーパ27が設けられている。
【0030】
上記実施の形態における利点は、主に、スクレーパ15あるいはそのきさげ部材16が、このスクレーパ15あるいはそのきさげ部材16を接着剤塗布ローラ4の外周面に対して押圧する板バネ17を介して接着剤塗布・分配手段3に直接支持されている点にある。すなわち、スクレーパ15と、該スクレーパ15を支持する例えば接着剤塗布・分配手段3、スクレーパ15を接着剤塗布ローラ4に対して押圧する弾性部材などのような機能要素との間でリンク状の結合がなされることによる欠点、特に汚れによる機能障害を完全に防止することが可能である。
【0031】
上記説明においては、締結部21を特にハウジング6に設けられた締結面6.1によって形成していたが、締結部21自体を調整可能にすることも可能である。すなわち、上記平面Eと接着剤塗布ローラ4の外周面とのなす角度αを変化させることに伴いきさげ部材16を接着剤塗布ローラ4の外周面に押圧する力を変化させることが可能である。
【符号の説明】
【0032】
1 接着剤塗布装置
2 容器
3 接着剤塗布・分配手段
4 接着剤塗布ローラ
5 ラベル搬送シリンダ
6 ハウジング
6.1 締結面
7 接触面
8 弾性部材
9 支持部材
10 接着剤流出部
11 接着剤塗布・分配開口部
12 接続部
13 接着剤塗布部
14 接着剤フィルム
15 スクレーパ
16 きさげ部材
16.1 線状接触域
16.2 線状接触域
17 板バネ
18 凹部
19 締結ボルト
20 ストリップ
21 締結部
22 間隙
23 間隙
24 凹部
25 ウェブ
26 ウェブ
27 スクレーパ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
その軸中心線回りに回転駆動される少なくとも1つの接着剤塗布ローラ(4)と、
接着剤流出部(10)を通過する前記接着剤塗布ローラ(4)の外周面に対して接着剤塗布を行う少なくとも1つの接着剤塗布・分配手段(3)と、
前記接着剤塗布において塗布された接着剤で均等な接着剤フィルムを形成するために、少なくとも1つの弾性部材による押圧力によって、前記接着剤塗布ローラ(4)の回転方向(A)に見た前記接着剤流出部(10)の後方における該接着剤塗布ローラ(4)の外周面に対して押圧されつつ接触するきさげ部材(16)を有する、収容部を備えた少なくとも1つのスクレーパ(15)と
を備えて成るラベリング設備における接着剤塗布装置において、
前記スクレーパ(15)及び/又はその前記きさげ部材(16)を、前記接着剤塗布ローラ(4)に対して押圧される該きさげ部材(16)が前記スクレーパ(15)における他の部分よりも前記接着剤塗布ローラ(4)の回転方向(A)に見た手前側に位置するよう少なくとも1つの前記弾性部材(17)のみによって支持するとともに、前記きさげ部材(16)を枠縁状に形成したことを特徴とする接着剤塗布装置。
【請求項2】
前記きさげ部材(16)の断面を四角形状に形成するとともに、その片面又はエッジ部を前記接着剤塗布ローラ(4)の外周面に接触させたことを特徴とする請求項1記載の接着剤塗布装置。
【請求項3】
前記弾性部材(17)を板バネ状に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の接着剤塗布装置。
【請求項4】
前記収容部を前記接着剤塗布・分配手段(3)に設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の接着剤塗布装置。
【請求項5】
前記収容部を、前記接着剤塗布ローラ(4)の軸中心線に平行であり、かつ、前記接着剤塗布ローラ(4)の外周面と交わる平面(E)内に配置された締結面(6.1)を有する締結部(21)として形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の接着剤塗布装置。
【請求項6】
前記平面(E)を、前記接着剤塗布ローラ(4)の外周面に対する該接着剤塗布ローラ(4)の回転方向(A)後方側への角度が90°より小さくなるよう設定したことを特徴とする請求項5記載の接着剤塗布装置。
【請求項7】
前記スクレーパ(15)又は前記きさげ部材(16)を前記接着剤塗布ローラ(4)及び/又は前記接着剤塗布・分配手段(3)に対して調整することができるよう前記収容部を形成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の接着剤塗布装置。
【請求項8】
少なくとも1つの前記弾性部材(17)を前記収容部に固定したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の接着剤塗布装置。
【請求項9】
少なくとも1つの前記弾性部材(17)を、前記スクレーパ(15)における前記きさげ部材(16)を備える部分として形成したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の接着剤塗布装置。
【請求項10】
少なくとも1つの前記弾性部材(17)を板バネで形成するとともに、該板バネの一端、特に長手方向の一端に前記きさげ部材(16)を設け、他端を前記収容部で固定したことを特徴とする請求項9記載の接着剤塗布装置。
【請求項11】
前記きさげ部材(16)を、少なくとも1つの前記板バネと一体に形成するか、又は前記板バネと一体に結合させたことを特徴とする請求項10記載の接着剤塗布装置。
【請求項12】
前記きさげ部材(16)を枠縁状に形成したことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の接着剤塗布装置。
【請求項13】
少なくとも1つの前記板バネにおける前記きさげ部材(16)を支持する端部を、複数の凹部(24)とこれら凹部の間のウェブ(26)を設けつつくし状に形成したことを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の接着剤塗布装置。
【請求項14】
前記きさげ部材(16)を弾性変形可能に形成したことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の接着剤塗布装置。
【請求項15】
前記きさげ部材(16)を真鍮で形成したことを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の接着剤塗布装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2010−507538(P2010−507538A)
【公表日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−533724(P2009−533724)
【出願日】平成19年10月24日(2007.10.24)
【国際出願番号】PCT/EP2007/009215
【国際公開番号】WO2008/049592
【国際公開日】平成20年5月2日(2008.5.2)
【出願人】(598125028)カーハーエス・アクチエンゲゼルシヤフト (125)
【Fターム(参考)】