説明

接続装置

【課題】ケーブルの誤接続防止機能を備える接続ケーブルや接続装置を提供する。
【解決手段】少なくとも2つのノード相互間を接続する接続装置において、2つのノード間に複数の信号伝送路を形成するケーブルと、ケーブルの両端部にそれぞれ設けられて該ケーブルの接続先のノードを表示する2つの接続ノード表示部と、各ノードに設けられて接続ノード表示部にノードを表す駆動信号を供給する表示制御部と、を備え、上記信号伝送路は一対の信号線と接地線とを含み、上記接続ノード表示部の一方は信号線の一方と接地線との間に接続される表示素子を含み、上記接続ノード表示部の他方は信号線の他方と接地線との間に接続される表示素子を含み、上記表示制御部は、複数の信号伝送路のうち予めノードに割り当てられた識別情報に対応する信号伝送路の一対の信号線に駆動信号を供給する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気機器相互間を接続する接続装置の改良に関する。特に、複数の電気機器相互間をケーブルで接続する場合に、ケーブルの誤接続を防止し得るようにしたケーブルの誤接続防止機能を備える接続装置に関する。
【背景技術】
【0002】
複数のホストコンピュータ、複数の外部記憶装置、通信装置、周辺装置等をネットワークやネットワークスイッチを介して接続したコンピュータシステムが提供されている。これ等の装置(ユニット)相互間は複数のケーブルで接続されるが、装置相互間が離間するとケーブルの接続元と接続先の確認が面倒になる。また、ケーブルは数本から数十本まとめて包縛されるともあり、接続ルートを手探りで確認することが困難となる場合がある。
【0003】
このような装置間のケーブル接続の便宜を図るために、例えば、特開2003−28909号公報、特開2007−178174号公報に記載の発明では接続ケーブルの両端にそれぞれ発光体を設けて点灯させ、接続ケーブルの両端の認識を容易に行えるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−28909号公報
【特許文献2】特開2007−178174号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1、2に記載の発明の構成ではコネクタ部に発光体(例えば、LED)が設けられるために、明るくなってケーブルのコネクタ部が見やすくなるが、接続先自体の誤りを防止することはできない。例えば、ディスクアレイのような同種構造のものが複数ある場合にケーブルの接続先(ユニットあるいはノード)自体を誤る可能性がある。
【0006】
また、ケーブルに発光体が設けられている場合、データを伝送するための信号線に加えて発光体を駆動する信号線が必要になるのでケーブル内の信号線の数が増大する。また、特別に製造したケーブルが必要となる。これはケーブルのコストを上昇させる。上述した特許文献に記載の発明では、このような場合にまで対応できない。
【0007】
よって、本発明はケーブルを接続したノードやユニットをケーブル側で判別することができるようにし、ケーブルの誤接続を防止し得るようにした接続装置を提供することを目的とする。
また、本発明はケーブルの誤接続を防止し得る接続装置を安価に提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の装置は、少なくとも2つのノード相互間を接続する接続装置において、上記2つのノード間に複数の信号伝送路を形成するケーブルと、上記ケーブルの両端部にそれぞれ設けられて該ケーブルの接続先ノードを表示する2つの接続ノード表示部と、を備え、上記信号伝送路は一対の信号線と接地線とを含み、上記接続ノード表示部の一方は上記信号線の一方と上記接地線との間に接続される表示素子を含み、上記接続ノード表示部の他方は上記信号線の他方と上記接地線との間に接続される表示素子を含む。
【0009】
かかる構成とすることによって、接続先のノード(ユニット)の番号などのノードの情報をケーブルの端部に表示することが可能な接続ケーブルや接続装置を得ることができる。それにより、作業者はケーブルの端部で接続元ノードと接続先ノードを同時に確認でき、ケーブルの誤接続を回避することができる。
【0010】
ここで、ノードとは、ネットワークを構成する一つ一つの要素のことであり、通信ネットワークやコンピュータシステムにおける、コンピュータ、ハブ、記憶装置、ルータなどケーブルで接続される各種のユニットが含まれる。
【0011】
誤接続した場合は、接続すべきノードの表示素子が点灯しない。また、誤接続した場合は誤接続したノードの番号の表示素子が点灯する。それにより、ケーブル接続の正誤を目視でき、ケーブル接続の確認作業の労力を減らすことができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ケーブルをノードに接続すると、ケーブルの一端又は両端に設けられた接続ノード表示部に接続したノードが表示され、あるいは接続ノードに対応した表示がなされる。作業者はケーブルの一端側で接続元と接続先のノード(ユニット)を視認できるため、ケーブルの誤接続を回避することが容易となる。また、差動信号を伝送する信号線と接地線間に表示素子を配置する構成としたので表示素子を駆動するための信号線を増やす必要がなく都合がよい。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の接続装置に使用される接続ケーブルの例を説明する説明図である。
【図2】本発明の接続装置の構成例を示す説明図である。
【図3】LED搭載部に設けられた表示素子を駆動するスイッチの動作例を説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の実施形態においては、ノード相互間を接続するケーブルの両端部にそれぞれ表示部が設けられている。ケーブルのコネクタが一方のノードに接続されるとこのノードからの信号によって2つの表示部に当該ノードを表す表示がなされる。ケーブルの他方のコネクタが他方のノードに接続されると他方のノードからの信号によって2つの表示部に更に他方のノードを表す表示がなされる。それにより、いずれのケーブル端側でも接続した2つのノードを同時に知ることができ、ケーブル接続の正誤を直ちに判断することができる。
【0015】
ケーブルは、例えば、差動信号を伝送する2つの信号線と、接地線と、2つの表示素子とを一組(1レーン)としたものを複数組(複数レーン)備える。表示素子は1つのレーンの両端部にそれぞれ配置される。ケーブルの接続先のノードには表示駆動回路が設けられ、各ノードには予めいずれのレーンの表示素子を駆動するか割り当てがなされている。ケーブルをノードに接続すると、駆動回路から該当するレーンの表示素子を駆動する信号が供給される。ケーブルの両端で表示素子が点灯されることによって実際にケーブルに接続されたノードの番号が判る。また、2つの信号線と接地線を表示素子の駆動に利用することによって表示素子の駆動用の信号配線を追加する必要がないので都合がよい。
【0016】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の接続装置における接続ケーブル部分を示している。同図において、1,1はケーブル3の両端にそれぞれ設けられてケーブル内部の信号線と所定ノードの電気回路とを接続するコネクタ部、21及び22はコネクタ部1,1とケーブル3との間にそれぞれ設けられたLED搭載部(接続ノード表示部に相当する)である。ケーブル3の左端側に設けられたLED搭載部21は発光素子であるLED(発光ダイオード)41〜44を備えており、後述の一方のノードによるレーンの選択に対応していずれかが発光する。また、ケーブル3の右端側に設けられたLED搭載部22は発光素子であるLED45〜48を備えており、他方のノードによるレーンの選択に対応して発光する。
【0017】
特に示さないが、ケーブル3の長さは、離間して配置される電気回路相互間の距離に対応して適宜に設定、あるいは選択される。また、この実施例では、ケーブル3内に信号線が4組(4レーン)設けられており、LED搭載部21及び22にはこれに対応して4つのLEDがぞれぞれ設けられているが、ケーブル内の信号線の数及びLEDの数は任意に選定することができる。例えば、10レーンの接続ケーブルの場合はLED搭載部21及び22にはそれぞれ10個ののLEDが配置される。
【0018】
図2は、上述した4レーン相当の接続ケーブルを含む接続装置の回路構成を示している。同図において図1と対応する部分には同一符号を付し、かかる部分の説明は省略する。
図2において、61〜68はスイッチ、vt0〜vt3は電気回路51側の直流電源、vr0〜vr3は電気回路52側の直流電源である。これ等は表示制御部に相当する。スイッチ61〜64は電気回路51側のノード番号(ノードを識別する情報)を設定する。スイッチ65〜68は電気回路52側のノード番号を設定する。スイッチ61〜64、スイッチ65〜68は、例えば、ディップスイッチで構成することができる。
【0019】
接続ケーブルは接続先や接続元の電気回路51及び52の相互間を接続している。電気回路51及び52は、例えば、信号処理装置や記憶装置などのインタフェース部に相当する。電気回路51及び52にはそれぞれケーブル3に設けられたLEDを駆動制御するLED制御回路(表示制御部)が設けられている。
【0020】
図2に示すように、ケーブル3は電気回路51及び52相互間を接続している。電気回路51の出力部は差動増幅器(差動回路)によって構成されている。電気回路52の入力部は差動増幅器(差動回路)によって構成される。ケーブル3は、複数の単位信号伝送路を含んでおり、図示の例では、レーン0〜3の4つのレーンで構成されている。
【0021】
各レーン(単位信号伝送路)は、電気回路51及び52相互間を接続して差動信号(例えば、データ信号)を伝送する差動伝送路(平衡伝送線路)と、この差動伝送路をシールドする接地線とで構成される。差動伝送路は電気回路51の正側出力を電気回路52の正側入力に伝送する第1のデータ信号線と、電気回路51の負側出力を電気回路52の負側入力に伝送する第2のデータ信号線とからなる一対のデータ信号線で構成されている。
【0022】
LED搭載部21,22に搭載されているLED41〜44,45〜48は、各レーンのケーブルの両端側にそれぞれ設けられている。左端側のLED41〜44は、アノードを差動回路の負側出力を伝送するデータ信号線に、カソードを接地線に接続する。右端側のLED45〜48は、アノードを差動回路の正側出力を伝送するデータ信号線に、カソードを接地線に接続する。
【0023】
具体例で示すと、図2のレーン0において、LED41のアノードはレーン0の負側出力のデータ信号線に、カソードは接地線に接続する。ケーブル3をはさんで反対側にあるLED45のアノードはレーン0の正側出力のデータ信号線に、カソードは接地線に接続する。
【0024】
電気回路51の出力側の各レーンにはLED制御回路が設けられている。例えば、レーン0のLED制御回路は、直流電圧源vt0、一端が直流電圧源vt0に接続されるスイッチ61、スイッチ61の他端と第1のデータ線との間に接続される第1のプルアップ抵抗、スイッチ61の他端と第2のデータ線との間に接続される第2のプルアップ抵抗、差動増幅器の正側出力と第1のデータ信号線との間に直列に挿入される第1のキャパシタ、差動増幅器の負側出力と第2のデータ信号線との間に直列に挿入される第2のキャパシタ等を含んでいる。
【0025】
ここで、直流電圧源vt0、スイッチ61、第1及び第2のプルアップ抵抗は、表示制御部に相当する。第1及び第2のキャパシタは、電気回路51の差動増幅器の差動出力を第1及び第2のデータ信号線に送出すると共に直流電圧vt0が差動増幅器に流入することを防止する。第1及び第2のキャパシタは信号選択回路に相当する。電気回路51の出力側の各レーン(1〜3)も同様に構成される。
【0026】
ケーブル3の反対側の電気回路52の入力側の各レーンにもLED制御回路が設けられている。例えば、レーン0のLED制御回路は、直流電圧源vr0、一端が直流電圧源vr0に接続されるスイッチ65、スイッチ65の他端と第1のデータ線との間に接続される第3のプルアップ抵抗、スイッチ65の他端と第2のデータ線との間に接続される第4のプルアップ抵抗、第1及び第2のデータ信号線からの差動出力を電気回路52の差動増幅器の入力端に送出すると共に直流電圧vt0が差動増幅器に流入することを阻止する第3及び第4のキャパシタ等によって構成される。直流電圧源vr0、スイッチ65、第1及び第2のプルアップ抵抗は、表示制御部に相当する。第3及び第4のキャパシタは、信号選択回路に相当する。電気回路52の入力側の各レーン(1〜3)も同様に構成される。
【0027】
図3は、電気回路51側に設けられたスイッチ61〜64、電気回路52に設けられたスイッチ65〜68の動作を説明するものである。同図のスイッチ番号SW0〜3は、それぞれスイッチ61〜64及び65〜68に対応している。同図に示されるように、スイッチ61〜64は各電気回路に割り当てられたノード番号(0〜3)に対応して1つだけONとなる(選択的動作)ように設定される。スイッチ65〜68も他の電気回路に割り当てられたノード番号(0〜3)対応して1つだけONとなる(選択的動作)ように設定される。
【0028】
次に、接続装置の全体的な動作について図2を参照して説明する。
まず、電気回路51及び52内のスイッチ61〜68が全て閉じた場合(ON状態)、各LED制御回路の直流電圧源vt0〜vt3,vr0〜vr3から駆動電圧(駆動信号)が供給される。それにより、プルアップ抵抗によって各レーンの第1のデータ信号線(正側差動線)及び第2のデータ信号線(負側差動線)の電位が所定電位にプルアップされる。それにより、電気回路51及び52に接続しているケーブルのLED41〜49に順方向に電流が流れ、LED41〜49は点灯する。
【0029】
逆に、スイッチ61〜68が全て開いた場合(OFF状態)、LED制御回路の直流電圧源vt0〜vt3,vr0〜vr3からの駆動電圧の供給が遮断される。それにより、各レーンの第1のデータ信号線(正側差動線)及び第2データ信号線(負側差動線)のいずれもプルアップされないため、LED41〜49には順方向電流が流れず、LED41〜49は消灯する。
【0030】
次に、スイッチ61〜64、65〜68が排他的動作をする場合の接続例として、ノード0が割り当てられた電気回路51とノード2が割り当てられた電気回路52とをケーブルで接続する場合について説明する。
【0031】
電気回路51側にケーブルのコネクタ部1を接続する。図3に示すように、ノード0が割り当てられた電気回路51はSW0(スイッチ61)のみがONになっている。これにより、電気回路51にケーブルのコネクタ部1を接続すると、LED搭載部21では、レーン0のLED41のみが点灯し、LED42〜44は消灯したままになる。
【0032】
ケーブル3の反対側(右側)のLED搭載部22でも、レーン0のLED45のみが点灯し、LED46〜48は消灯したままである。これにより、ケーブルのどちら側からも、レーン0のLEDのみが点灯しているので、ノード0の電気回路にケーブルが接続されていることが分かる。
【0033】
次に、ノード2が割り当てられた電気回路52にケーブルの反対側のコネクタ部1を接続する。図3に示すように、ノード2はSW2のみがON(電気回路52のスイッチ67がON)になっているので、LED搭載部21及び22では、直前に接続したレーン0のLED41、45と、レーン2のLED43、47が点灯する。LED42、44、46、48は消灯したままになる。これにより、ケーブルのどちら側からも、ノード0の電気回路51とノード2の電気回路52が正しく接続されたことが示される。
【0034】
次に、ノード0の電気回路51とノード2の電気回路52とをケーブルで接続すべき場合に、ケーブルをノード2の電気回路52ではなく誤ってノード1が割り当てられた他の電気回路52に接続した場合を考える。
【0035】
ノード1の電気回路52は図3に従いSW1(スイッチ66に相当)のみがONである。このため、レーン0のLED41、45と、レーン1のLED42、46が点灯し、LED43、44、47、48が消灯したままになる。LED41と45が点灯しているので、ケーブルがノード0の電気回路に接続されていることが判る。また、LED42と46が点灯しているので、ケーブルがノード1の電気回路に接続していることがケーブルのどちら側からも認識できる。これにより、ケーブルの誤接続が判り、ノード1の電気回路(ユニット)のそばに作業者がいれば、ケーブルをたどってどちらが間違いかを探す必要なく、その場ですぐノード1の電気回路からノード2の電気回路にケーブルの接続を修正することが出来る。
【0036】
なお、上記実施例では、ケーブルの両端部にLED搭載部21及び22を設けたが、いずれか一方端のみにLED搭載部を設けることとしてもケーブルが接続されたノードを確認することができる。それにより、より低コストで誤接続を防止することが可能である。
【0037】
以上説明したように、実施例によれば、信号伝送線、接地線、表示素子を含む接続ケーブルを使用することによって、ケーブルの端部にケーブル接続先のノードを表示することが可能となるので、誤接続を回避することが可能となる。また、差動信号伝送線、接地線、表示素子を使用することによって表示素子を駆動する信号線を別途追加する必要がないので具合がよい。
【0038】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
【0039】
(付記1)少なくとも2つのノード相互間を接続する接続装置であって、前記2つのノード間に複数の信号伝送路を形成するケーブルと、前記ケーブルの両端部にそれぞれ設けられて該ケーブルの接続先ノードを表示する2つの接続ノード表示部と、を備え、前記信号伝送路は一対の信号線と接地線とを含み、前記接続ノード表示部の一方は前記信号線の一方と前記接地線との間に接続される表示素子を含み、前記接続ノード表示部の他方は前記信号線の他方と前記接地線との間に接続される表示素子を含む、接続装置。
【0040】
(付記2)少なくとも2つのノード相互間を接続する接続装置であって、前記2つのノード間に複数の信号伝送路を形成するケーブルと、前記ケーブルの両端部にそれぞれ設けられて該ケーブルの接続先のノードを表示する2つの接続ノード表示部と、各ノードに設けられて前記接続ノード表示部にノードを表す駆動信号を供給する表示制御部と、を備え、前記信号伝送路は一対の信号線と接地線とを含み、前記接続ノード表示部の一方は前記信号線の一方と前記接地線との間に接続される表示素子を含み、前記接続ノード表示部の他方は前記信号線の他方と前記接地線との間に接続される表示素子を含み、前記表示制御部は、前記複数の信号伝送路のうち予めノードに割り当てられた識別情報に対応する信号伝送路の一対の信号線に前記駆動信号を供給する、接続装置。
【0041】
(付記3)前記表示制御部は前記ノードの識別情報に対応してオンオフが設定されるスイッチを含み、このスイッチによって前記駆動信号が供給される信号伝送路が設定される、付記2に記載の接続装置。
【0042】
(付記4)前記表示素子はLEDである、付記1乃至付記3のいずれかに記載の接続装置。
【0043】
(付記5)少なくとも2つのノード相互間を接続する接続装置であって、前記2つのノード間に複数の信号伝送路を形成するケーブルと、前記ケーブルの一端部に設けられて該ケーブルの接続先ノードを表示する接続ノード表示部と、を備え、前記信号伝送路は一対の信号線と接地線とを含み、前記接続ノード表示部は前記信号線の一方と前記接地線との間に接続される表示素子を含む、接続装置。
【0044】
(付記6)少なくとも2つのノード相互間を接続する接続装置であって、前記2つのノード間に複数の信号伝送路を形成するケーブルと、前記ケーブルの一端部に設けられて該ケーブルの接続先のノードを表示する接続ノード表示部と、各ノードに設けられて前記接続ノード表示部にノードを表す駆動信号を供給する表示制御部と、を備え、前記信号伝送路は一対の信号線と接地線とを含み、前記接続ノード表示部は前記信号線の一方と前記接地線との間に接続される表示素子を含み、前記表示制御部は、前記複数の信号伝送路のうち予めノードに割り当てられた識別情報に対応する信号伝送路の一方の信号線に前記駆動信号を供給する、接続装置。
【0045】
(付記7)前記表示制御部は前記ノードの識別情報に対応してオンオフが設定されるスイッチを含み、このスイッチによって前記駆動信号が供給される信号伝送路が設定される、付記6に記載の接続装置。
【0046】
(付記8)前記表示素子はLEDである、付記5乃至付記7のいずれかに記載の接続装置。
【符号の説明】
【0047】
1 コネクタ部、3 ケーブル、21,22 LED搭載部、41〜48 LED、61〜68 スイッチ、Vt0〜Vt3,Vr0〜Vr3 直流電圧源

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2つのノード相互間を接続する接続装置であって、
前記2つのノード間に複数の信号伝送路を形成するケーブルと、
前記ケーブルの両端部にそれぞれ設けられて該ケーブルの接続先ノードを表示する2つの接続ノード表示部と、を備え、
前記信号伝送路は一対の信号線と接地線とを含み、
前記接続ノード表示部の一方は前記信号線の一方と前記接地線との間に接続される表示素子を含み、前記接続ノード表示部の他方は前記信号線の他方と前記接地線との間に接続される表示素子を含む、
接続装置。
【請求項2】
少なくとも2つのノード相互間を接続する接続装置であって、
前記2つのノード間に複数の信号伝送路を形成するケーブルと、
前記ケーブルの両端部にそれぞれ設けられて該ケーブルの接続先のノードを表示する2つの接続ノード表示部と、
各ノードに設けられて前記接続ノード表示部にノードを表す駆動信号を供給する表示制御部と、を備え、
前記信号伝送路は一対の信号線と接地線とを含み、
前記接続ノード表示部の一方は前記信号線の一方と前記接地線との間に接続される表示素子を含み、前記接続ノード表示部の他方は前記信号線の他方と前記接地線との間に接続される表示素子を含み、
前記表示制御部は、前記複数の信号伝送路のうち予めノードに割り当てられた識別情報に対応する信号伝送路の一対の信号線に前記駆動信号を供給する、
接続装置。
【請求項3】
前記表示制御部は前記ノードの識別情報に対応してオンオフが設定されるスイッチを含み、このスイッチによって前記駆動信号が供給される信号伝送路が設定される、請求項2に記載の接続装置。
【請求項4】
前記表示素子はLEDである、請求項1乃至3のいずれかに記載の接続装置。
【請求項5】
少なくとも2つのノード相互間を接続する接続装置であって、
前記2つのノード間に複数の信号伝送路を形成するケーブルと、
前記ケーブルの一端部に設けられて該ケーブルの接続先ノードを表示する接続ノード表示部と、を備え、
前記信号伝送路は一対の信号線と接地線とを含み、
前記接続ノード表示部は前記信号線の一方と前記接地線との間に接続される表示素子を含む、
接続装置。
【請求項6】
少なくとも2つのノード相互間を接続する接続装置であって、
前記2つのノード間に複数の信号伝送路を形成するケーブルと、
前記ケーブルの一端部に設けられて該ケーブルの接続先のノードを表示する接続ノード表示部と、
各ノードに設けられて前記接続ノード表示部にノードを表す駆動信号を供給する表示制御部と、を備え、
前記信号伝送路は一対の信号線と接地線とを含み、
前記接続ノード表示部は前記信号線の一方と前記接地線との間に接続される表示素子を含み、
前記表示制御部は、前記複数の信号伝送路のうち予めノードに割り当てられた識別情報に対応する信号伝送路の一方の信号線に前記駆動信号を供給する、
接続装置。
【請求項7】
前記表示制御部は前記ノードの識別情報に対応してオンオフが設定されるスイッチを含み、このスイッチによって前記駆動信号が供給される信号伝送路が設定される、請求項6に記載の接続装置。
【請求項8】
前記表示素子はLEDである、請求項5乃至7のいずれかに記載の接続装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−192597(P2011−192597A)
【公開日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−59385(P2010−59385)
【出願日】平成22年3月16日(2010.3.16)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】