説明

揮発性脂肪相を含む化粧品組成物

本発明は、生理学的に許容可能な媒体中に、少なくとも1の非環状揮発性シリコーンオイルを含む揮発性シリコーン脂肪相を含む組成物であり、かつ、揮発性シリコーン脂肪相の全重量に対して0から5%の環状揮発性シリコーンオイルを含む組成物であって、上記揮発性シリコーン脂肪相が、30分後に蒸発している揮発性シリコーンオイルの質量が2mg/cm2から9mg/cm2であるという蒸発特性を有する組成物に関するものである。
人間のケラチン類のためのメイクアップ及びケアのための使用。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、揮発性シリコーンオイルを含む化粧品組成物に関する。本発明は、人間のケラチン物質類のための非治療目的のケア又はメイクアッププロセスに関するものであって、上記組成物のケラチン物質類への適用を含むものである。
【背景技術】
【0002】
揮発性シリコーンオイル類は、良好な化粧特性、特に皮膚に接触する際の快い触感のために化粧品組成物に広く用いられている。これらのオイル類は、ケラチン物質類への適用の後、迅速に蒸発する。しかし、それらの蒸発の速度は、速すぎるべきでなく、使用者に化粧品のケラチン物質類への適用、とりわけ均一な適用を許容するものであるべきである。
【0003】
最も広く用いられる揮発性シリコーンオイル類は、環状シリコーン類で4から6のシロキサン基(一般にD4、D5、及びD6として知られる)を含み、かつ、メチル基のみを含むものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、揮発性オイル類を含む組成物の処方の為の代替物、揮発性オイル類、特に、化粧品組成物において通常使用される成分と適合する揮発性オイル類を提供することである。
【0005】
本発明者らは、この様な組成物は、1以上の特定の揮発性シリコーンオイル(類)であって、揮発性脂肪相に特定の蒸発特性を与えるものを使用することにより得られることを発見した。
【課題を解決するための手段】
【0006】
とりわけ、本発明の1つの主題は、生理学的に許容可能な媒体中に、揮発性シリコーン脂肪相を含む組成物であって、この揮発性シリコーン脂肪相が、少なくとも1の非環状揮発性シリコーンオイルと、揮発性シリコーン脂肪相の全重量に対して0から5重量%の環状揮発性シリコーンオイルを含み、本揮発性シリコーン脂肪相が、30分後に蒸発している揮発性シリコーンオイルの質量が2mg/cm2から9mg/cm2であるという蒸発特性を有する組成物である。
【0007】
本発明の主題は、また、生理学的に許容可能な媒体中に、揮発性脂肪層を含む組成物であって、この揮発性脂肪層が、21mN/m未満、好ましくは20mN/m未満の表面張力を有する少なくとも1の非環状揮発性オイルと、揮発性脂肪相の全重量に対して0から5重量%の環状揮発性シリコーンオイルを含み、本揮発性脂肪相が、30分後に蒸発している非環状揮発性オイルの質量が2mg/cm2から9mg/cm2であるという蒸発特性を有する組成物である。
【0008】
本発明の主題は、また、上述の通り、ケラチン物質類のための美容的メイクアップ方法又は非治療目的のためのトリートメント方法に関するものであって、上で定義した組成物のケラチン物質類への適用を含むものである。
【0009】
用語「揮発性オイル」とは、皮膚に接触した状態で室温及び大気圧において1時間未満で揮発しうるオイル(又は非水性媒体)を意味する。揮発性オイルとは、室温で液体であって、特に室温及び大気圧において0でない蒸気圧を有し、とりわけ0.13Paから40000Pa(10−3から300mgHg)の範囲の蒸気圧を有し、好ましくは、1.3Paから13000Pa(0.01から100mmHg)の範囲、さらに好ましくは1.3Paから1300Pa(0.01から10mmHg)の範囲の蒸気圧を有するものをいう。
【0010】
本発明に係る組成物は、生理学的に許容可能な媒体、特に化粧品として、又は皮膚科学的に許容可能な媒体、すなわち、皮膚、粘膜、毛髪、まつげ、眉毛、及び爪等のケラチン物質類と適合性のある媒体を含む。
【0011】
本発明に係る組成物は揮発性シリコーン脂肪相を含み、この揮発性シリコーン脂肪相は、少なくとも1の非環状揮発性シリコーンオイルと、揮発性シリコーン脂肪相の全重量に対して0から5%の環状揮発性シリコーンオイルとを含む組成物であって、上記揮発性シリコーン脂肪相が、30分後に蒸発している揮発性シリコーンオイルの質量が2mg/cm2から9mg/cm2の範囲、好ましくは2mg/cm2から8mg/cm2の範囲、さらに好ましくは2mg/cm2から7mg/cm2の範囲、より好ましくは2.3mg/cm2から6mg/cm2の範囲にあり、さらにより好ましくは3mg/cm2から5.5mg/cm2の範囲、とりわけ3mg/cm2から4.7mg/cm2の範囲にあるという蒸発特性を有する組成物である。
【0012】
上記オイルの蒸発の速度は、以下に示されるプロトコルに基づき測定される。
【0013】
さらに、本発明のもう一つの実施態様によると、本発明に係る組成物は揮発性脂肪相を含み、この揮発性脂肪相は、21mN/m未満、好ましくは20mN/m未満の表面張力を有する少なくとも1の非環状揮発性オイルと、揮発性脂肪相の全重量に対して0から5%の環状揮発性シリコーンオイルとを含む組成物であって、上記揮発性脂肪相が、30分後に蒸発している非環状揮発性オイルの質量が2mg/cm2から9mg/cm2の範囲、好ましくは2mg/cm2から8mg/cm2の範囲、さらに好ましくは2mg/cm2から7mg/cm2の範囲、より好ましくは2.3mg/cm2から6mg/cm2の範囲にあり、さらにより好ましくは3mg/cm2から5.5mg/cm2の範囲、とりわけ3mg/cm2から4.7mg/cm2の範囲にある蒸発特性を有する組成物である。
【0014】
この様な非環状揮発性オイルは、特に、非環状揮発性シリコーンオイル類から選ばれる。
【0015】
揮発性オイル類の表面張力は、以下に説明するプロトコルに基づき測定される。
【0016】
非環状揮発性シリコーンオイル類は、直鎖状又は分岐状又は揮発性シリコーンオイル類より選ばれる。
【0017】
非環状揮発性シリコーンオイルは、以下のものより選ばれる:
−化学式(I)の非環状直鎖状シリコーン類

SiO−(RSiO)−SiR (I)

[式中、Rは、同一又は異なってよく、1から10の炭素原子、好ましくは1から6の炭素原子を含む飽和又は不飽和の炭化水素系の基であり、一以上のフッ素原子又は一以上の水酸基により任意選択で置換されているもの;又は水酸基を表し、
置換基群Rの一つは、場合によっては、フェニル基であり、nは0から8の範囲の整数、好ましくは2から6、より好ましくは3から5の範囲の整数であり、上記化学式(I)のシリコーン化合物は、18以下の炭素原子を含む。];
−以下の化学式(II)又は(III)の分岐状シリコーン類

SiO−[(RSiO)RSiO]−(RSiO)−SiR (II)

[RSiO]Si (III)

[式中、Rは、同一又は異なってよく、1から10の炭素原子を含む飽和又は不飽和の炭化水素系の基であり、一以上のフッ素原子又は一以上の水酸基により任意選択で置換されているもの;又は水酸基を表し、
置換基群Rの一つは、場合によってはフェニル基であり、xは0から8の整数であり、化学式(II)又は(III)のシリコーン化合物は、18以下の炭素原子を含む。]
【0018】
好ましくは、(I)、(II)及び(III)の化合物においては、炭素原子の数とケイ素原子の数の比は2.25と4.33の間である。有利なものとしては、(I)、(II)及び(III)の化合物は、17以下の炭素原子、好ましくは16以下の炭素原子、最も好ましくは15以下の炭素原子を含む。
【0019】
化学式(I)から(III)のシリコーン類は、シリコーン化合物類の合成のための公知の方法に基づき調製されてもよい。
【0020】
揮発性シリコーン自体が、揮発性脂肪相のために上で規定した蒸発特性を有するものである場合、組成物中の唯一の揮発性シリコーンオイルとして存在してもよい、また、特に、上記組成物の全揮発相を構成してもよい。
【0021】
揮発性シリコーンが、それ自体で揮発性脂肪相のために上で規定した蒸発特性を有しないものである場合、上で規定した蒸発特性を有する、別の揮発性シリコーン類との混合物として使用され、揮発性シリコーン類の混合物が上記の蒸発特性を有するようにする。本発明の化合物は、揮発性直鎖状シリコーン類の混合物、特に、二つの揮発性直鎖状シリコーン類を含んでもよい。
【0022】
本発明について用いられてもよい非環状揮発性シリコーン類の例は、以下に挙げられる;これらのシリコーン類は、単独で、または、混合物として、上述の蒸発特性を有する様に用いられる。
【0023】
化学式(I)のシリコーン類として、挙げられるものとしては、以下のものがある:
a)以下のジシロキサン類:
ヘキサメチルジシロキサン (表面張力 = 15.9mN/m)、特に、ダウコーニング社によりDC 200 Fluid 0.65 cstの商品名で販売されているもの;
1,3-ジ-tert-ブチル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン;
1,3-ジプロピル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン;
ヘプチルペンタメチルジシロキサン;
1,1,1-トリエチル-3,3,3-トリメチルジシロキサン;
ヘキサエチルジシロキサン;
1,1,3,3-テトラメチル-1,3-ビス (2-メチルプロピル) ジシロキサン;
ペンタメチルオクチルジシロキサン;
1,1,1-トリメチル-3,3,3-トリス(1-メチルエチル) ジシロキサン;
1-ブチル-3-エチル-1,1,3-トリメチル-3-プロピルジシロキサン;
ペンタメチルペンチルジシロキサン;
1-ブチル-1,1,3,3-テトラメチル-3-(1-メチルエチル) ジシロキサン;
1,1,3,3-テトラメチル-1,3-ビス (1-メチルプロピル)ジシロキサン;
1,1,3-トリエチル-1,3,3-トリプロピルジシロキサン;
(3,3-ジメチルブチル)ペンタメチルジシロキサン;
(3-メチルブチル)ペンタメチルジシロキサン;
(3-メチルペンチル) ペンタメチルジシロキサン;
1,1,1-トリエチル-3,3-ジメチル-3-プロピルジシロキサン;
1-(1,1-ジメチルエチル)-1,1,3,3,3-ペンタメチルジシロキサン;
1,1,1-トリメチル-3,3,3-トリプロピルジシロキサン;
1,3-ジメチル-1,1,3,3-テトラキス(1-メチルエチル) ジシロキサン;
1,1-ジブチル-1,3,3,3-テトラメチルジシロキサン;
1,1,3,3-テトラメチル-1,3-ビス (1-メチルエチル)ジシロキサン;
1,1,1,3-テトラメチル-3,3-ビス (1-メチルエチル) ジシロキサン;
1,1,1,3-テトラメチル-3,3-ジプロピルジシロキサン;
1,1,3,3-テトラメチル-1,3-ビス (3-メチルブチル)ジシロキサン;
ブチルペンタメチルジシロキサン;
ペンタエチルメチルジシロキサン;
1,1,3,3-テトラメチル-1,3-ジペンチルジシロキサン;
1,3-ジメチル-1,1,3,3-テトラプロピルジシロキサン;
1,1,1,3-テトラエチル-3,3-ジメチルジシロキサン;
1,1,1-トリエチル-3,3,3-トリプロピルジシロキサン;
1,3-ジブチル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン;
ヘキシルペンタメチルジシロキサン;
【0024】
b)以下のトリジシロキサン類;
オクタメチルトリシロキサン(表面張力=17.4mN/m),特に、ダウコーニング社によりDC 200 Fluid 1 cstの商品名で販売されているもの;
3-ペンチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン;
1-ヘキシル-1,1,3,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン;
1,1,1,3,3,5,5-ヘプタメチル-5-オクチルトリシロキサン;
1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-オクチルトリシロキサン, 特に、OSI社によりSilsoft 034の商品名で販売されているもの;
1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-ヘキシルトリシロキサン (表面張力 = 20.5 mN/m), 特に、ダウコーニング社によりDC 2-1731の商品名で販売されているもの;
1,1,3,3,5,5-ヘキサメチル-1,5-ジプロピルトリシロキサン;
3-(1-エチルブチル)-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン;
1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-(1-メチルペンチル) トリシロキサン;
1,5-ジエチル-1,1,3,3,5,5-ヘキサメチルトリシロキサン;
1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-(1-メチルプロピル) トリシロキサン;
3-(1,1-ジメチルエチル)-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン;
1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3,3-ビス (1-メチルエチル) トリシロキサン;
1,1,1,3,3,5,5-ヘキサメチル-1,5-ビス (1-メチルプロピル) トリシロキサン;
1,5-ビス(1,1-ジメチルエチル)-1,1,3,3,5,5-ヘキサメチルトリシロキサン;
3-(3,3-ジメチルブチル)-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン;
1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-(3-メチルブチル) トリシロキサン;
1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-(3-メチルペンチル)トリシロキサン;
1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-(2-メチルプロピル) トリシロキサン;
1-ブチル-1,1,3,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン;
1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-プロピルトリシロキサン;
3-イソヘキシル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン;
1,3,5-トリエチル-1,1,3,5,5-ペンタメチルトリシロキサン;
3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン;
3-tert-ペンチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン;
1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3,3-ジプロピルトリシロキサン;
3,3-ジエチル-1,1,1,5,5,5-ヘキサメチルトリシロキサン;
1,5-ジブチル-1,1,3,3,5,5-ヘキサメチルトリシロキサン;
1,1,1,5,5,5-ヘキサエチル-3,3-ジメチルトリシロキサン;
3,3-ジブチル-1,1,1,5,5,5-ヘキサメチルトリシロキサン;
3-エチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン;
3-ヘプチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン;
1-エチル-1,1,3,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン;
【0025】
c)次のテトラシロキサン類:
デカメチルテトラシロキサン(表面張力 = 18 mN/m), 特に、ダウコーニング社によりDC 200 Fluid 1.5 cstの商品名で販売されているもの;
1,1,3,3,5,5,7,7-オクタメチル-1,7-ジプロピルテトラシロキサン;
1,1,1,3,3,5,7,7,7-ノナメチル-5-(1-メチルエチル)テトラシロキサン;
1-ブチル-1,1,3,3,5,5,7,7,7-ノナメチルテトラシロキサン;
3,5-ジエチル-1,1,1,3,5,7,7,7-オクタメチルテトラシロキサン;
1,3,5,7-テトラエチル-1,1,3,5,7,7-ヘキサメチルテトラシロキサン;
3,3,5,5-テトラエチル-1,1,1,7,7,7-ヘキサメチルテトラシロキサン;
1,1,1,3,3,5,5,7,7-ノナメチル-7-フェニルテトラシロキサン;
3,3-ジエチル-1,1,1,5,5,7,7,7-オクタメチルテトラシロキサン;
1,1,1,3,3,5,7,7,7-ノナメチル-5-フェニルテトラシロキサン;
【0026】
d) 次のペンタシロキサン類:
ドデカメチルペンタシロキサン (表面張力= 18.7 mN/m),特に、商品名DC 200 Fluid 2 cst としてダウコーニング社により販売されているもの;
1,1,3,3,5,5,7,7,9,9-デカメチル-1,9-ジプロピルペンタシロキサン;
3,3,5,5,7,7-ヘキサエチル-1,1,1,9, 9,9-ヘキサメチルペンタシロキサン;
1,1,1,3,3,5,7,7,9,9,9-ウンデカメチル-5-フェニルペンタシロキサン;
1-ブチル-1,1,3,3,5,5,7,7,9,9,9-ウンデカメチルペンタシロキサン;
3,3-ジエチル-1,1,1,5,5,7,7,9,9,9-デカメチルペンタシロキサン;
1,3,5,7,9-ペンタエチル-1,1,3,5,7,9 9-ヘプタメチルペンタシロキサン;
3,5,7-トリエチル-1,1,1,3,5,7,9,9,9-ノナメチルペンタシロキサン;
1,1,1-トリエチル-3, 3,5,5,7,7,9,9,9-ノナメチルペンタシロキサン;
【0027】
e) 次の ヘキサシロキサン類:
1-ブチル-1,1,3,3,5,5,7,7,9,9,11,11,11-トリデカメチルヘキサシロキサン;
3,5,7,9-テトラエチル-1,1,1,3,5,7,9,11,11,11-デカメチルヘキサシロキサン;
テトラデカメチルヘキサシロキサン;
【0028】
f)ヘキサデカメチルヘプタシロキサン;
g)オクタデカメチルオクタシロキサン。
【0029】
化学式 (II) のシリコーン類として挙げられるものとしては、以下のものがある:
a) 次のテトラシロキサン類:
2-[3,3,3-トリメチル-1,1-ビス[(トリメチルシリル)オキシ]ジシロキサニル]エチル;
1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3-(2-メチルプロピル)-3-[(トリ-メチルシリル)オキシ]トリシロキサン;
3-(1,1-ジメチルエチル)-1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3-[(トリ-メチルシリル)オキシ]トリシロキサン;
3-ブチル-1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3-[(トリメチルシリル)オキシ]トリシロキサン;
1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3-プロピル-3-[(トリメチルシリル)-オキシ]トリシロキサン;
3-エチル-1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3-[(トリメチルシリル)-オキシ]トリシロキサン;
1,1,1-トリエチル-3,5,5,5-テトラメチル-3-(トリメチルシロキシ)-トリシロキサン;
3-メチル-1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3-[(トリメチルシリル)オキシ]-トリシロキサン;
3-[(ジメチルフェニルシリル)オキシ]-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-トリシロキサン;
1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3-(2-メチルペンチル)-3-[(トリ-メチルシリル)オキシ]トリシロキサン;
1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3-(4-メチルペンチル)-3-[(トリ-メチルシリル)オキシ]トリシロキサン;
3-ヘキシル-1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3-[(トリメチルシリル)オキシ]トリシロキサン;
1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-[(トリメチルシリル)オキシ]トリシロキサン;
【0030】
b) 次のペンタシロキサン類:
1,1,1,3,5,5,7,7,7-ノナメチル-3-(トリメチルシロキシ)テトラシロキサン;
1,1,1,3,3,7,7,7-オクタメチル-5-フェニル-5-[(トリメチルシリル)オキシ]テトラシロキサン;
【0031】
c) 次のヘプタシロキサン類:
1,1,1,3,5,5,7,7,9,9,11,11,11-トリデカメチル-3-[(トリメチルシリル) オキシ]ヘキサシロキサン。
化学式(III)のシリコーン類として挙げられるものとしては、以下のものがある:1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3,3-ビス(トリメチルシロキシ)トリシロキサン。
【0032】
以下のものより選択される他の揮発性シリコーン類を使用することも可能である:
a) 次の テトラシロキサン類:
2,2,8,8-テトラメチル-5-[(ペンタメチルジシロキサニル)メチル]-3,7-ジオキサ-2,8-ジシラノナン;
2,2,5,8,8-ペンタメチル-5-[(トリメチルシリル)メトキシ]-4,6-ジオキサ-2,5,8-トリシラノナン;
1,3-ジメチル-1,3-ビス[(トリメチルシリル)メチル]-1,3-ジシロキサンジオール;
3-エチル-1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3-[3-(トリメチルシロキシ)プロピル]トリシロキサン;
1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3-フェニル-3-[(トリメチルシリル)オキシ]トリシロキサン (Dow 556 Fluid);
【0033】
b) 次の ペンタシロキサン類:
2,2,7,7,9,9,11,11,16,16-デカメチル-3,8,10,15-テトラオキサ-2,7,9,11,16-ペンタシラヘプタデカン;
テトラキス[(トリメチルシリル)メチル] のケイ酸エステル;
【0034】
c)次のヘキサシロキサン類:
3,5-ジエチル-1,1,1,7,7,7-ヘキサメチル-3,5-ビス[(トリメチルシリル)オキシ]テトラシロキサン;
1,1,1,3,5,7,7,7-オクタメチル-3,5-ビス[(トリメチルシリル)オキシ]テトラシロキサン;
【0035】
d) ヘプタシロキサン:
1,1,1,3,7,7,7-ヘプタメチル-3,5,5-トリス[(トリメチルシリル)オキシ]テトラシロキサン;
【0036】
e) 次の オクタシロキサン類:
1,1,1,3,5,5,9,9,9-ノナメチル-3,7,7-トリス[(トリメチルシリル) オキシ]ペンタシロキサン;
1,1,1,3,5,7,9,9,9-ノナメチル-3,5,7-トリス[(トリメチルシリル) オキシ]ペンタシロキサン;
1,1,1,7,7,7-ヘキサメチル-3,3,5,5-テトラキス[(トリメチルシリル) オキシ]テトラシロキサン。
【0037】
使用されることが好ましい揮発性シリコーンオイル類は、以下のものを含む:
デカメチルテトラシロキサン;
ドデカメチルペンタシロキサン;
3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン;
1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-ヘキシルトリシロキサン;
及びこれらの混合物。
【0038】
本発明に係る組成物の揮発性脂肪相は、好ましくはドデカメチルペンタシロキサン及びデカメチルテトラシロキサンの混合物を、特に、ドデカメチルペンタシロキサン/デカメチルテトラシロキサン重量比が5/95から90/10の範囲で、好ましくは 20/80 から 90/10の範囲で、好ましくは30/70から90/10の範囲で、好ましくは45/55から85/15の範囲で、好ましくは50/50から80/20の範囲で、好ましくは55/45から80/20の範囲で、好ましくは60/40から80/20の範囲で、好ましくは60/40 から 75/25の範囲で, 好ましくは60/40から70/30の範囲で含む。
【0039】
また、本発明に係る組成物の主題は、生理学的に許容可能な媒体中に、ドデカメチルペンタシロキサン及びデカメチルテトラシロキサンの混合物を、ドデカメチルペンタシロキサン/デカメチルテトラシロキサン重量比が5/95から90/10の範囲で、好ましくは 20/80 から 90/10の範囲で、好ましくは30/70から90/10の範囲で、好ましくは45/55から85/15の範囲で、好ましくは50/50から80/20の範囲で、好ましくは55/45から80/20の範囲で、好ましくは60/40から80/20の範囲で、好ましくは60/40 から 75/25の範囲で, 好ましくは60/40から70/30の範囲で含む混合物である。
【0040】
有利なものとしては、組成物の揮発性シリコーン脂肪相が、本質的に、又は、単独で、上述したドデカメチルペンタシロキサン及びドデカメチルテトラシロキサンの混合物から形成されるものであってもよい。
【0041】
本発明の別の実施態様によると、上記揮発性脂肪相は、ドデカメチルペンタシロキサン及び3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサンの混合物を、特にドデカメチルペンタシロキサン/3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン重量比が75/25から50/50の範囲で、好ましくは70/30から55/45の範囲で、より好ましくは65/35から55/45の範囲で含む。
【0042】
この様に、本発明の主題は、生理学的に許容可能な媒体に、揮発性シリコーン脂肪相を含み、この揮発性シリコーン脂肪相がドデカメチルペンタシロキサン及び3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサンの混合物を、ドデカメチルペンタシロキサン/3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサンの重量比が75/25から50/50の範囲で, 好ましくは70/30から55/45の範囲で、さらに好ましくは65/35から55/45の範囲で含む組成物でもある。
【0043】
有利なものとしては、 上記組成物の揮発性シリコーン脂肪相は、本質的に、又は、単独で、上述したドデカメチルペンタシロキサン及び3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサンの混合物から形成される。
【0044】
本発明に係る別の実施態様によると、揮発性脂肪相は、デカメチルテトラシロキサン及び1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-ヘキシルトリシロキサンの混合物を、特に、デカメチルテトラシロキサン/1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-ヘキシルトリシロキサン重量比が、25/75から45/55の範囲で, 好ましくは30/70から40/60の範囲で、より好ましくは35/65 から 40/60の範囲で含む。
【0045】
この様に、本発明の主題は、生理学的に許容可能な媒体に、デカメチルテトラシロキサン及び1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-ヘキシルトリシロキサンの混合物を含む揮発性シリコーン脂肪相を、デカメチルテトラシロキサン/1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-ヘキシルトリシロキサン重量比が、25/75から45/55の範囲で、好ましくは、30/70から40/60の範囲で、より好ましくは35/65から40/60の範囲で含む組成物でもある。
【0046】
有利なものとしては、 上記組成物の揮発性シリコーン脂肪相は、本質的に、又は、単独で、上述のデカメチルテトラシロキサン及び1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-ヘキシルトリシロキサンの混合物により形成される。
【0047】
本発明に係る別の実施態様によると、揮発性脂肪相は、3-ヘキシル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン及び3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサンの混合物を、特に3-ヘキシル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン/3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン重量比が、45/55から70/30の範囲で、好ましくは50/50から65/35の範囲で、より好ましくは55/45から60/40の範囲で含む。
【0048】
この様に、本発明の主題は、生理学的に許容可能な媒体に、3-ヘキシル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン及び3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサンの混合物を含む揮発性シリコーン脂肪相を、3-ヘキシル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン/3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン重量比が、45/55から70/30の範囲で、好ましくは、50/50から65/35の範囲で、より好ましくは55/45から60/40の範囲で含む組成物でもある。
【0049】
有利なものとしては、上記組成物の揮発性シリコーン脂肪相は、本質的に、又は、単独で、上述の3-ヘキシル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン及び3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサンの混合物により形成される。
【0050】
本発明によると、本発明に係る組成物の揮発性シリコーン脂肪相は、揮発性シリコーン脂肪相の全重量に対して、0から5重量%、好ましくは 0から1重量%の揮発性環状シリコーンオイルを含む。
【0051】
上記非環状揮発性シリコーンオイルは、単独又は混合物として、全組成物の全重量に対して、1から80重量%で、好ましくは1から65重量%で、さらに好ましくは1から50重量%で存在していてもよい。
【0052】
本発明に係る組成物は、また、揮発性非シリコーンオイル、特に揮発性炭化水素オイル類、又はフッ素オイル類から選ばれるものを含んでもよい。
【0053】
用語「炭化水素系オイル」は、炭素原子及び水素原子により、さらに場合によっては、酸素及び窒素により本質的に形成され、又はからなるものであり、ケイ素又はフッ素原子を含まないものをいう。アルコール、エステル、エーテル、カルボン酸、アミン及び/又はアミド基を含んでもよい。
【0054】
揮発性炭化水素系オイルは、8から16の炭素原子を含む揮発性炭化水素系オイル及びそれらの混合物より選ばれてもよく、特に、C−C16の分岐状のアルカン類、例えば、C−C16イソアルカン類(イソパラフィン類としても知られるもの)、イソドデカン、イソデカン、イソヘキサデカン、及び、例えば、商標名「Isopars」又は「Permethyls」で販売されているオイル類、C−C16の分岐状のエステル類、例えば、イソへキシルネオペンタノエート、及びこれらの混合物;イソドデカンが好ましくは用いられる。
【0055】
揮発性非シリコーンオイルは、上記組成物の全重量に対して、0.1から50重量%の範囲、好ましくは0.1から40重量%、及びさらに好ましくは0.1から30重量%の含有量で存在してよい。
【0056】
本発明に係る組成物は、少なくとも1の非揮発性オイルを含んでもよい。
【0057】
非揮発性オイル類として言及されるものとしては、直鎖状又は分岐状の炭化水素等の天然又は合成由来の炭化水素系オイル類、例えば、液体パラフィン又はそれらの誘導体、液体石油ゼリー、ポリデセン類、日本油脂社によりParleamの商標名で販売されるものやその他の水添ポリイソブテン、合成又は植物由来のスクワレン;ミンクオイル、タートルオイル、又はパーヒドロスクワレン等の動物由来のオイル;グリセロールの脂肪酸エステルからなる高いトリグリセリド量を有する植物由来の炭化水素系のオイル類であって、その脂肪酸類は、様々な長さの鎖長を有し、これらの鎖は、直線又は分岐を有し、及び、飽和又は不飽和であるもの、特に4から22の炭素原子の脂肪酸トリグリセリド類、例えば、へプタン酸又はオクタン酸トリグリセリド、及びカプリン/カプリル酸トリグリセリド、又は代替的には、ヒドロキシル化されたトリグリセリド、例えば、スウィートアーモンドオイル、ビューティーリーフオイル、パームオイル、グレープシードオイル、セサミオイル、アララ油、ナタネ油、ヒマワリ油、コットンオイル、アプリコットオイル、カストールオイル、アルファルファオイル、野菜油、黒スグリ油、マカダミアオイル、ムスクローズオイル、ヘイゼルナッツオイル、アボガドオイル、ホホバオイル、オリーブオイル、穀物(トウモロコシ、小麦、大麦、又はライ麦)種油、又はカリテ(karite) バター;脂肪酸エステル類、特に4から22の炭素原子を有するもの、とりわけ、オクタン酸、へプタン酸、ラノリン酸、オレイン酸、ラウリン酸、ステアリン酸のエステル類、例えば、プロピレングリコールジオクタノエート、プロピレングリコールモノイソステアレート、ポリグリセリル−2 ジイソステアレート、又は、ネオペンチルグリコールジへプタノエートが挙げられる。
【0058】
化学式RCOORの合成エステル類、式中Rは直鎖状又は分岐状の7から40の炭素原子を含む高級脂肪酸残基であり、Rは分岐状の3から40の炭素原子を含む炭化水素鎖を表す。
例えば、プルセリン油(セトステアリルオクタノエート)、イソノニルイソノナエート、C12からC15のアルキルベンゾエート、2−エチルヘキシルパルミテート、2−オクチルドデシルステアレート、2−オクチルドデシルエルケート、イソステアリルイソステアレート、2−オクチルドデシルベンゾエート、アルキル又はポリアルキルオクタノエート類、デカノエート類又はリシノレート類、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、ブチルステアレート、ヘキシルラウレート、ジイソプロピルアジペート、2−エチルヘキシルパルミテート、2−ヘキシルデシルラウレート、2−オクチルデシルパルミテート、2−オクチルドデシルミリステート、2−ジエチルヘキシルサクシネート、ジイソステアリルマレート又はイソデシルネオペンタノエート;ヒドロキシル化されたエステル類、例えば、イソステアリルラクテート、オクチルヒドロキシステアレート、オクチルドデシルヒドロキシステアレート、ジイソステアリルマレート、トリイソセチルシトレート、グリセリルトリイソステアレート又はジグリセリルトリイソステアレート;ジエチレングリコールジイソノナノエート;ペンタエリスリトールエステル類;芳香族酸類及び4から22の炭素原子を含むアルコール類のエステル類、特にトリデシルトリメリテート;オレイン酸、リノール酸、リノレン酸又はイソステアリン酸等のC−C26の高級脂肪酸類;オレイルアルコール、リノレイルアルコール、リノレニルアルコール、イソステアリルアルコール又はオクチルドデカノール等のC−C26の高級脂肪族アルコール類;少なくとも7個の炭素原子を含む合成エステル類;室温で液体であり、直鎖状の、ポリジメチルシロキサン(PDMS)等のシリコーンオイルであって、任意にフェニル化されているもの、例えばフェニルトリメチコン類、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン類、ジフェニルジメチコン類、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン類、液体2−フェニルエチルトリメチルシロキシシリケート類、任意に脂肪族、及び/又は、芳香族基、例えば、アルキル、アルコキシ又はフェニル基であって、ペンダント状となっている、及び/又は、シリコーン鎖の端部にあるものであって、これらの基は、2から24の炭素原子を含み、任意にフッ素化されているものにより置換されているもの、又は、水酸基、チオール基、及び/又は、アミン基により置換されているもの;脂肪酸類、脂肪族アルコール類、又はポリオキシアルキレン類によって修飾されているポリシロキサン類、例えば、ジメチコンコポリオール類、又はアルキルメチコンコポリオール類;液体フッ素化シリコーン類;及びこれらの混合物。
【0059】
非揮発性オイルは、組成物の全重量に対して、0.1から60重量%の範囲、好ましくは0.5から50%の範囲、より好ましくは1から40%の範囲で存在してもよい。
【0060】
本発明に係る組成物は、水を含む少なくとも1の水相を含んでもよい。水は、ヤグルマギクの水等の芳香蒸留水、及び/又は、ヴィテル(Vittel)の水、ルーカス(
Lucas) の水(Eau de Lucas)、ラ ロシェ ポセイ(La Roche Posay)の水等のミネラルウォーター、及び/又は、涌き水であってもよい。
【0061】
水相は、水と混和性(25℃において)の有機溶媒を含んでもよい。例としては、エタノール等の第一級アルコール及びイソプロパノール、グリセロール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール等のグリコール類、グリコールエーテル類、モノ−、ジ−又はトリプロピレングリコールのCからCのアルキルエーテル類、及びこれらの混合物が挙げられる。
【0062】
本組成物は、無水組成物、すなわち、2重量%以下の水しかを含まないもの、又は、0.5重量%未満の水しか含まないものでさえあってもよく、特に無水のものであってもよく、この水とは、組成物の調製中に加えられる水ではなく、混入される成分によってもたらされる残留水である。
【0063】
本組成物は他の化粧品用又は皮膚科用に共通に用いられている成分を含んでもよく、本成分は、特にポリマー類、とりわけフィルム形成ポリマー類及び固定ポリマー類;界面活性剤類;毛髪コンディショナー類;染料類;真珠光沢剤類;不透明化剤類;有機溶媒類;香料類;増粘化剤類;ゲル化剤;ワックス;ペースト状製品;毛髪染料;シリコーン樹脂;シリコーンガム;保存料;抗酸化剤;化粧用活性剤;サンスクリーン類;pH安定化剤;ビタミン類;湿潤化剤;制汗剤;消臭剤;自己日焼け化合物類;及びこれらの混合物から選択されうる。
【0064】
言うまでもなく、当該技術分野の当業者は、本発明に係る上記組成物の有利な効果が実質的に又は不利に影響されない様にこの又はこれらの任意の化合物(類)、及び/又は、これらの量を選択するよう注意を払うものとする。
【0065】
上記組成物は、通常化粧品用又は皮膚科組成物に用いられている親油性染料、親水性染料、色素、及び真珠光沢剤、並びにこれらの混合物を有利なものとして含んでよい。これらの染料類は、上記組成物の全重量に対して、一般に0.01から40%、好ましくは1から35%、より好ましくは5から25%の比率で存在する。
【0066】
本発明に係る組成物は、液体、ペースト状、若しくは固体状の形態、又は、ムース又はスプレー状の形態であってもよい。エマルジョン又は無水組成物であってもよい。
【0067】
本発明に係る組成物は、皮膚(顔面、身体、頭皮又は唇)等の人間のケラチン物質、粘膜(瞼の内側の端)、毛髪、爪、睫又は眉毛のメークアップ、ケア、又はクレンジング用に用いられてもよい。
【0068】
上記組成物は、身体又は顔面のためのケア用組成物;身体又は顔面のためのクレンジング組成物、例えばシャワージェル、浴用ジェル又はメイクアップリムーバー;身体又は顔面のためのメイクアップ組成物、例えば、ファンデーション、リップスティック、リップケア製品、マニキュア、ネールケア製品、マスカラ又はアイライナー;香料組成物;ヘアダイ組成物又はパーマヘアリシェイプ用組成物等の毛髪組成物;日焼け止め組成物;消臭組成物;シャンプー、洗い流す若しくは洗い流さないコンディショナー、毛髪の染色、漂白、パーマ、又はリラックスの前後、又はパーマ、若しくはリラックスの操作の二つの工程の間に用いられる洗い流す組成物等のヘアケア又はヘアクレンジング組成物;ヘアスタイルの保持の為の毛髪組成物、例えばスタイリングラッカー、ゲル、又はスプレー等として、特に応用される。
【0069】
本発明の特定の実施態様によると、組成物が、ドデカメチルペンタシロキサン及びデカメチルテトラシロキサンをドデカメチルペンタシロキサン/デカメチルテトラシロキサンを50/50の重量比で含む場合には、組成物は、メイクアップ除去用組成物ではないことが有利である。
【0070】
本発明に係る製品を製造する方法は、従来化粧品の分野で用いられている方法と全く異なることはなく、完全に当業者にとって親しみのあるものである。
【0071】
本発明は以下の実施例において詳細に説明される。
【0072】
[オイルの揮発速度の測定:]
試験される15gのオイル又はオイル類の混合物を、結晶皿(半径:7cm)の上に置く。この皿を、温度(25℃)及び湿度(50%相対湿度)が規定された約0.3mの室内に設置された秤の上に置く。換気扇(Papst-Motoren社によるもの, 参照8550N、回転速度2700rpm)による換気を溶媒を含む結晶皿の垂直の上方に設置した状態で、攪拌なしにこの液体が自由に蒸発することができるようにし、風向計を結晶皿に相対する位置であって、結晶皿の底から20cmの位置に置く。結晶皿に残っているオイルの質量を定期的に測定する。蒸発速度を単位面積(cm)及び時間(分)当たりの蒸発するオイルについてmgの単位で表す。
【0073】
[揮発性オイルの表面張力の測定:]
表面張力を「懸滴」法により決定する。Fibro社(スウェーデン)により販売されるFibro DAT 1100 張力計を使用し、25±1℃において測定がなされる。内径200μm、外形1.5mmのテフロン(登録商標)製カヌーラの出口に、揮発性オイルの滴を張力計により制御されるシリンジを用いて形成し、水平の位置に保つ。
滴の体積は、1から10μlの間、好ましくは5から10μlの間である。この懸滴を、測定機器の組み込まれたカメラを用いて観察し、その形を、ラプラス式の解像法を用いたFibro DAT 1100張力計のソフトウェアでパラメータ化する。結果はmN/mで与えられる。
【0074】
[実施例1]
以下の組成を有する油中水型(W/O)エマルジョン形式のファンデーションを調製した。
セチルジメチコンコポリオール (Abil EM 90 Goldschimdt社によるもの) 3g
イソステアリルジグリセリルスクシネート (Imwitor 780K Condea社によるもの) 0.6g
デカメチルテトラシロキサン (DC 200 Fluid 1.5 cst ダウコーニング社によるもの) 6.48g
ドデカメチルペンタシロキサン (DC 200 Fluid 2 cst ダウコーニング社によるもの) 12.02g
イソドデカン 7.1g
色素の混合物(疎水性酸化鉄及び酸化チタン類) 10g
ベントン 1.6g
ポリアミド粉末 (Dupont de Nemours社によるNylon-12) 8g
硫酸マグネシウム 0.7g
保存料 0.45g
香料 0.5g
水 100g迄適量
【0075】
[実施例2]
以下の組成を有する水中油型(O/W)ファンデーションを調製した。
デカメチルテトラシロキサン (DC 200 Fluid 1.5 cst ダウコーニング社によるもの) 3.3g
ドデカメチルペンタシロキサン (DC 200 Fluid 2 cst ダウコーニング社によるもの) 7.7g
水素化ポリイソブテン (Paleam,NOF社によるもの) 5g
2−エチルヘキシル パルミテート 11g
グリセリル イソステアレート 4g
ステアリン酸 2g
トリエタノールアミン 1g
ポリアミド粉末 (Nylon-12 Dupont de Nomours社によるもの) 5g
色素の混合物(疎水性酸化鉄及び酸化チタン類) 10g
カルボキシメチルセルロース 0.2g
プロピレングリコール 5g
グリセロール 2g
香料 0.5g
保存料 0.4g
水 100g迄適量
【0076】
[実施例3]
以下の組成を有するリップスティックを調製した。
ポリエチレンワックス(Performalene 655,New Phase Technoligies社によるもの) 20g
デカメチルテトラシロキサン (DC 200 Fluid 1.5 cst ダウコーニング社によるもの) 18.2g
ドデカメチルペンタシロキサン (DC 200 Fluid 2 cst ダウコーニング社によるもの) 4g
シクロペンタジメチルシロキサン (DC 245 Fluid 2 cst ダウコーニング社によるもの)6g
イソドデカン 51.8g
DC 赤 No. 7 カルシウム レーキ (顔料) 6g
【0077】
[実施例4]
以下の組成を有するケアクリームを調製した。
(脂肪相):
グリセリルモノステアレート及びポリエチレングリコールステアレート100EO混合物(50/50重量比)(Arlacel 165 ICI社による) 2.5g
−ステアリルアルコール 0.5g
−ステアリン酸 1g
−水添ポリイソブテン (Parleam, NOF社による) 9g
−デカメチルテトラシロキサン (DC 200 Fluid 1.5 cst ダウコーニング社によるもの) 2.1g
(水相):
−トリエタノールアミン 0.03g
−架橋されたポリアクリル酸(Carbopol 980) 1g
−保存料 0.3g
−水 100g迄適量
【0078】
[実施例5]
以下の組成を有するメイクアップリムーバーを調製した。
イソプロピルパルミテート 8g
デカメチルテトラシロキサン (DC 200 Fluid 1.5 cst ダウコーニング社によるもの) 2.8g
ドデカメチルペンタシロキサン (DC 200 Fluid 2 cst ダウコーニング社によるもの) 5.2g
ステアリルアルコール 8g
スクロース ステアレート 2g
ステアリン酸 0.3g
水酸化ナトリウム 0.06g
グリセロール 5g
カーボポール 0.2g
水 100gまで適量

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生理学的に許容可能な媒体中に、揮発性シリコーン脂肪相を含む組成物であって、この揮発性シリコーン脂肪相が、少なくとも1の非環状揮発性シリコーンオイルと、揮発性シリコーン脂肪相の全重量に対して0から5重量%の環状揮発性シリコーンオイルを含み、前記揮発性シリコーン脂肪相が、30分後に蒸発している揮発性シリコーンオイルの質量が2mg/cm2から9mg/cm2の範囲であるという蒸発特性を有する組成物。
【請求項2】
前記揮発性シリコーン脂肪相が、30分後に蒸発している揮発性シリコーンオイルの質量が2mg/cm2から8mg/cm2の範囲、及び、好ましくは2mg/cm2から7mg/cm2の範囲にあるという蒸発特性を有することを特徴とする請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記揮発性シリコーン脂肪相が、30分後に蒸発している揮発性シリコーンオイルの質量が2.3mg/cm2から6mg/cm2の範囲にあり、好ましくは3mg/cm2から5.5mg/cm2の範囲、及び、とりわけ3mg/cm2から4.7mg/cm2の範囲にあるという蒸発特性を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
生理学的に許容可能な媒体中に、揮発性脂肪相を含む組成物であって、この揮発性脂肪相が、21mN/m未満、好ましくは20mN/m未満の表面張力を有する少なくとも1の非環状揮発性オイルと、揮発性シリコーン脂肪相の全重量に対して0から5重量%の環状揮発性シリコーンオイルを含み、前記揮発性脂肪相が、30分後に蒸発している非環状揮発性オイルの質量が2mg/cm2から9mg/cm2の範囲にあるという蒸発特性を有する組成物。
【請求項5】
前記非環状揮発性オイルが、非環状揮発性シリコーンオイルであることを特徴とする請求項4記載の組成物。
【請求項6】
前記非環状揮発性シリコーンオイルが、下記の化学式(I)のシリコーン類より選ばれることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の組成物。:

SiO−(RSiO)−SiR (I)

[式中、Rは、同一又は異なってよく、1から10の炭素原子、好ましくは1から6の炭素原子を含む飽和又は不飽和の炭化水素系の基であり、一以上のフッ素原子又は一以上の水酸基により任意選択で置換されているもの;又は水酸基を表し、
置換基群Rの一つは、場合によっては、フェニル基であり、nは0から8の範囲の整数、好ましくは2から6、より好ましくは3から5の範囲の整数であり、前記化学式(I)のシリコーン化合物は、18以下の炭素原子、好ましくは17以下の炭素原子、より好ましくは16以下の炭素原子、最も好ましくは15以下の炭素原子を含む。]
【請求項7】
前記非環状揮発性シリコーンオイルが、下記の化学式(II)のシリコーン類より選ばれることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の組成物。

SiO−[(RSiO)RSiO]−(RSiO)−SiR (II)

[式中、Rは、同一又は異なってよく、1から10の炭素原子を含む飽和又は不飽和の炭化水素系の基であり、一以上のフッ素原子又は一以上の水酸基により任意選択で置換されているもの;又は水酸基を表し、
置換基群Rの一つは、場合によってはフェニル基であり、xは0から8の整数であり、前記化学式(II)のシリコーン化合物は、18以下の炭素原子、好ましくは17以下の炭素原子、より好ましくは16以下の炭素原子、最も好ましくは15以下の炭素原子を含む。]
【請求項8】
前記非環状揮発性シリコーンオイルが、下記の化学式(III)のシリコーン類より選ばれることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の組成物。

[RSiO]Si (III)

[式中、Rは、同一又は異なってよく、1から10の炭素原子を含む飽和又は不飽和の炭化水素系の基であり、一以上のフッ素原子又は一以上の水酸基により任意選択で置換されているもの;又は水酸基を表し、
置換基群Rの一つは、場合によってはフェニル基であり、
xは0から8の整数であり、前記化学式(III)のシリコーン化合物は、18以下の炭素原子、好ましくは17以下の炭素原子、より好ましくは16以下の炭素原子、最も好ましくは15以下の炭素原子を含む。]
【請求項9】
前記化学式(I)、(II)及び(III)の化合物において、炭素原子の数とケイ素原子の数の比は2.25と4.33の間であることを特徴とする請求項6から8のいずれか一項記載の組成物。
【請求項10】
前記化学式(I)のシリコーン類は、以下のものから選ばれることを特徴とする、請求項6記載の組成物:
ヘキサメチルジシロキサン;
1,3-ジ-tert-ブチル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン;
1,3-ジプロピル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン;
ヘプチルペンタメチルジシロキサン;
1,1,1-トリエチル-3,3,3-トリメチルジシロキサン;
ヘキサエチルジシロキサン;
1,1,3,3-テトラメチル-1,3-ビス (2-メチルプロピル) ジシロキサン;
ペンタメチルオクチルジシロキサン;
1,1,1-トリメチル-3,3,3-トリス(1-メチルエチル) ジシロキサン;
1-ブチル-3-エチル-1,1,3-トリメチル-3-プロピルジシロキサン;
ペンタメチルペンチルジシロキサン;
1-ブチル-1,1,3,3-テトラメチル-3-(1-メチルエチル) ジシロキサン;
1,1,3,3-テトラメチル-1,3-ビス (1-メチルプロピル)ジシロキサン;
1,1,3-トリエチル-1,3,3-トリプロピルジシロキサン;
(3,3-ジメチルブチル)ペンタメチルジシロキサン;
(3-メチルブチル)ペンタメチルジシロキサン;
(3-メチルペンチル) ペンタメチルジシロキサン;
1,1,1-トリエチル-3,3-ジメチル-3-プロピルジシロキサン;
1-(1,1-ジメチルエチル)-1,1,3,3,3-ペンタメチルジシロキサン;
1,1,1-トリメチル-3,3,3-トリプロピルジシロキサン;
1,3-ジメチル-1,1,3,3-テトラキス(1-メチルエチル) ジシロキサン;
1,1-ジブチル-1,3,3,3-テトラメチルジシロキサン;
1,1,3,3-テトラメチル-1,3-ビス (1-メチルエチル)ジシロキサン;
1,1,1,3-テトラメチル-3,3-ビス (1-メチルエチル) ジシロキサン;
1,1,1,3-テトラメチル-3,3-ジプロピルジシロキサン;
1,1,3,3-テトラメチル-1,3-ビス(3-メチルブチル)ジシロキサン;
ブチルペンタメチルジシロキサン;
ペンタエチルメチルジシロキサン;
1,1,3,3-テトラメチル-1,3-ジペンチルジシロキサン;
1,3-ジメチル-1,1,3,3-テトラプロピルジシロキサン;
1,1,1,3-テトラエチル-3,3-ジメチルジシロキサン;
1,1,1-トリエチル-3,3,3-トリプロピルジシロキサン;
1,3-ジブチル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン;
ヘキシルペンタメチルジシロキサン;
オクタメチルトリシロキサン;
1-ヘキシル-1,1,3,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン;
1,1,1,3,3,5,5-ヘプタメチル-5-オクチルトリシロキサン;
1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-オクチルトリシロキサン;
1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-ヘキシルトリシロキサン;
1,1,3,3,5,5-ヘキサメチル-1,5-ジプロピルトリシロキサン;
3-(1-エチルブチル)-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン;
1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-(1-メチルペンチル) トリシロキサン;
1,5-ジエチル-1,1,3,3,5,5-ヘキサメチルトリシロキサン;
1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-(1-メチルプロピル) トリシロキサン;
3-(1,1-ジメチルエチル)-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン;
1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3,3-ビス (1-メチルエチル) トリシロキサン;
1,1,1,3,3,5,5-ヘキサメチル-1,5-ビス (1-メチルプロピル) トリシロキサン;
1,5-ビス(1,1-ジメチルエチル)-1,1,3,3,5,5-ヘキサメチル-トリシロキサン;
3-(3,3-ジメチルブチル)-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-トリシロキサン;
1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-(3-メチルブチル) トリシロキサン;
1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-(3-メチルペンチル)トリシロキサン;
1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-(2-メチルプロピル) トリシロキサン;
1-ブチル-1,1,3,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン;
1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-プロピルトリシロキサン;
3-イソヘキシル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン;
1,3,5-トリエチル-1,1,3,5,5-ペンタメチルトリシロキサン;
3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン;
3-tert-ペンチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン;
1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3,3-ジプロピルトリシロキサン;
3,3-ジエチル-1,1,1,5,5,5-ヘキサメチルトリシロキサン;
1,5-ジブチル-1,1,3,3,5,5-ヘキサメチルトリシロキサン;
1,1,1,5,5,5-ヘキサエチル-3,3-ジメチルトリシロキサン;
3,3-ジブチル-1,1,1,5,5,5-ヘキサメチルトリシロキサン;
3-エチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン;
3-ヘプチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン;
1-エチル-1,1,3,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン;
デカメチルテトラシロキサン;
1,1,3,3,5,5,7,7-オクタメチル-1,7-ジプロピルテトラシロキサン;
1,1,1,3,3,5,7,7,7-ノナメチル-5-(1-メチルエチル)テトラシロキサン;
1-ブチル-1,1,3,3,5,5,7,7,7-ノナメチルテトラシロキサン;
3,5-ジエチル-1,1,1,3,5,7,7,7-オクタメチルテトラシロキサン;
1,3,5,7-テトラエチル-1,1,3,5,7,7-ヘキサメチルテトラシロキサン;
3,3,5,5-テトラエチル-1,1,1,7,7,7-ヘキサメチルテトラシロキサン;
1,1,1,3,3,5,5,7,7-ノナメチル-7-フェニルテトラシロキサン;
3,3-ジエチル-1,1,1,5,5,7,7,7-オクタメチルテトラシロキサン;
1,1,1,3,3,5,7,7,7-ノナメチル-5-フェニルテトラシロキサン;
ドデカメチルペンタシロキサン;
1,1,3,3,5,5,7,7,9,9-デカメチル-1,9-ジプロピルペンタシロキサン;
3,3,5,5,7,7-ヘキサエチル-1,1,1,9,9,9-ヘキサメチルペンタシロキサン;
1,1,1,3,3,5,7,7,9,9,9-ウンデカメチル-5-フェニルペンタシロキサン;
1-ブチル-1,1,3,3,5,5,7,7,9,9,9-ウンデカメチルペンタシロキサン;
3,3-ジエチル-1,1,1,5,5,7,7,9,9,9-デカメチルペンタシロキサン;
1,3,5,7,9-ペンタエチル-1,1,3,5,7,9 9-ヘプタメチルペンタシロキサン;
3,5,7-トリエチル-1,1,1,3,5,7,9,9,9-ノナメチルペンタシロキサン;
1,1,1-トリエチル-3, 3,5,5,7,7,9,9,9-ノナメチルペンタシロキサン;
1-ブチル-1,1,3,3,5,5,7,7,9,9,11,11,11-トリデカメチルヘキサシロキサン;
3,5,7,9-テトラエチル-1,1,1,3,5,7,9,11,11,11-デカメチルヘキサシロキサン;
テトラデカメチルヘキサシロキサン;
ヘキサデカメチルヘプタシロキサン;
オクタデカメチルオクタシロキサン。
【請求項11】
前記化学式(II)のシリコーン類は、以下のものから選ばれることを特徴とする請求項7記載の組成物:
2-[3,3,3-トリメチル-1,1-ビス[(トリメチルシリル)オキシ]ジシロキサニル]エチル;
1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3-(2-メチルプロピル)-3-[(トリメチルシリル)オキシ]トリシロキサン;
3-(1,1-ジメチルエチル)-1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3-[(トリ-メチルシリル)オキシ]トリシロキサン;
3-ブチル-1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3-[(トリメチルシリル)オキシ]トリシロキサン;
1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3-プロピル-3-[(トリメチルシリル)オキシ]トリシロキサン;
3-エチル-1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3-[(トリメチルシリル)オキシ]トリシロキサン;
1,1,1-トリエチル-3,5,5,5-テトラメチル-3-(トリメチルシロキシ)トリシロキサン;
3-メチル-1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3-[(トリメチルシリル)オキシ]トリシロキサン;
3-[(ジメチルフェニルシリル)オキシ]-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン;
1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3-(2-メチルペンチル)-3-[(トリメチルシリル)オキシ]トリシロキサン;
1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3-(4-メチルペンチル)-3-[(トリメチルシリル)オキシ]トリシロキサン;
3-ヘキシル-1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3-[(トリメチルシリル)オキシ]トリシロキサン;
1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-[(トリメチルシリル)オキシ]トリシロキサン;
1,1,1,3,5,5,7,7,7-ノナメチル-3-(トリメチルシロキシ)テトラシロキサン;
1,1,1,3,3,7,7,7-オクタメチル-5-フェニル-5-[(トリメチルシリル)オキシ]テトラシロキサン;
1,1,1,3,5,5,7,7,9,9,11,11,11-トリデカメチル-3-[(トリ-メチルシリル) オキシ]ヘキサシロキサン。
【請求項12】
前記化学式(III)のシリコーンが1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3,3-ビス(トリメチルシロキシ)トリシロキサンであることを特徴とする請求項8記載の組成物。
【請求項13】
前記揮発性シリコーンオイルが、以下のものより選ばれることを特徴とする請求項1から3、及び5のいずれか一項記載の組成物:
2,2,8,8-テトラメチル-5-[(ペンタメチルジシロキサニル)メチル]-3,7-ジオキサ-2,8-ジシラノナン;
2,2,5,8,8-ペンタメチル-5-[(トリメチルシリル)メトキシ]-4,6-ジオキサ-2,5,8-トリシラノナン;
1,3-ジメチル-1,3-ビス[(トリメチルシリル)メチル]-1,3-ジシロキサンジオール;
3-エチル-1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3-[3-(トリメチルシロキシ)プロピル]トリシロキサン;
1,1,1,5,5,5-ヘキサメチル-3-フェニル-3-[(トリメチルシリル)オキシ]トリシロキサン;
2,2,7,7,9,9,11,11,16,16-デカメチル-3,8,10,15-テトラオキサ-2,7,9,11,16-ペンタシラヘプタデカン;
シリシック酸エステルのテトラキス[(トリメチルシリル)メチル];
3,5-ジエチル-1,1,1,7,7,7-ヘキサメチル-3,5-ビス[(トリメチルシリル)オキシ]テトラシロキサン;
1,1,1,3,5,7,7,7-オクタメチル-3,5-ビス[(トリメチルシリル)オキシ]テトラシロキサン;
1,1,1,3,7,7,7-ヘプタメチル-3,5,5-トリス[(トリメチルシリル)オキシ]テトラシロキサン;
1,1,1,3,5,5,9,9,9-ノナメチル-3,7,7-トリス[(トリメチルシリル)オキシ]ペンタシロキサン;
1,1,1,3,5,7,9,9,9-ノナメチル-3,5,7-トリス[(トリメチルシリル)オキシ]ペンタシロキサン;
1,1,1,7,7,7-ヘキサメチル-3,3,5,5-テトラキス[(トリメチルシリル)オキシ]テトラシロキサン。
【請求項14】
前記揮発性シリコーンオイルは、以下のものから選ばれることを特徴とする請求項1から3、及び、5から11のいずれか一項記載の組成物:
デカメチルテトラシロキサン;
ドデカメチルペンタシロキサン;
3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン;
1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-ヘキシルトリシロキサン;
及びこれらの混合物。
【請求項15】
前記揮発性シリコーン脂肪相は、ドデカメチルペンタシロキサン及びデカメチルテトラシロキサンの混合物を含むことを特徴とする請求項1から14のいずれか一項記載の組成物。
【請求項16】
前記ドデカメチルペンタシロキサン及びデカメチルテトラシロキサンは、ドデカメチルペンタシロキサン/デカメチルテトラシロキサン重量比が5/95から90/10の範囲、好ましくは 20/80 から 90/10の範囲、好ましくは30/70から90/10の範囲、好ましくは45/55から85/15の範囲、好ましくは50/50から80/20の範囲、好ましくは55/45から80/20の範囲、好ましくは60/40から80/20の範囲、好ましくは60/40 から 75/25の範囲, 好ましくは60/40から70/30の範囲で存在することを特徴とする請求項15記載の組成物。
【請求項17】
生理学的に許容可能な媒体中に、ドデカメチルペンタシロキサン及びデカメチルテトラシロキサンの混合物を、ドデカメチルペンタシロキサン/デカメチルテトラシロキサン重量比が5/95から90/10の範囲で、好ましくは 20/80から90/10の範囲で、好ましくは30/70から90/10の範囲で、好ましくは45/55から85/15の範囲で、好ましくは50/50から80/20の範囲で、好ましくは55/45から80/20の範囲で、好ましくは60/40から80/20の範囲で、好ましくは60/40から75/25の範囲で、好ましくは60/40から70/30の範囲で含む揮発性シリコーン脂肪相を含むことを特徴とする組成物。
【請求項18】
前記ドデカメチルペンタシロキサン/デカメチルテトラシロキサン重量比が60/40から75/25の範囲、好ましくは60/40から70/30の範囲であることを特徴とする請求項17記載の組成物。
【請求項19】
前記揮発性脂肪相は、ドデカメチルペンタシロキサン及び3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサンの混合物を含むことを特徴とする請求項1から14のいずれか一項記載の組成物。
【請求項20】
前記ドデカメチルペンタシロキサン及び前記3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサンが、ドデカメチルペンタシロキサン/3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン重量比が75/25から50/50の範囲で、好ましくは70/30から55/45の範囲で、より好ましくは65/35から55/45の範囲で存在することを特徴とする請求項19記載の組成物。
【請求項21】
生理学的に許容可能な媒体中に、ドデカメチルペンタシロキサン及び3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサンの混合物を、ドデカメチルペンタシロキサン/3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン重量比が75/25から50/50の範囲で含む揮発性シリコーン脂肪相を含む組成物。
【請求項22】
前記ドデカメチルペンタシロキサン/3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン重量比が、70/30から55/45の範囲で、好ましくは65/35から55/45の範囲であることを特徴とする請求項21記載の組成物。
【請求項23】
前記揮発性脂肪相は、デカメチルテトラシロキサン及び1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-ヘキシルトリシロキサンの混合物を含むことを特徴とする請求項1から14のいずれか一項記載の組成物。
【請求項24】
前記デカメチルテトラシロキサン及び前記1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-ヘキシルトリシロキサンが、デカメチルテトラシロキサン/1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-ヘキシルトリシロキサン重量比が、25/75から45/55の範囲で、好ましくは30/70から40/60の範囲で、より好ましくは35/65 から 40/60の範囲で存在することを特徴とする請求項23記載の組成物。
【請求項25】
生理学的に許容可能な媒体中に、デカメチルテトラシロキサン及び1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-ヘキシルトリシロキサンの混合物を、デカメチルテトラシロキサン/1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-ヘキシルトリシロキサン重量比が25/75から45/55の範囲で含む揮発性シリコーン脂肪相を含む組成物。
【請求項26】
前記デカメチルテトラシロキサン/1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-ヘキシルトリシロキサン重量比が、30/70から40/60の範囲、好ましくは35/65から40/60の範囲であることを特徴とする請求項25記載の組成物。
【請求項27】
前記揮発性シリコーン脂肪相は、3-ヘキシル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン及び3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサンの混合物を含むことを特徴とする請求項1から14のいずれか一項記載の組成物。
【請求項28】
前記3-ヘキシル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン及び前記3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサンが、3-ヘキシル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン/3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン重量比が、45/55 から 70/30の範囲で、好ましくは50/50から65/35の範囲で、より好ましくは55/45から60/40の範囲で存在することを特徴とする請求項27記載の組成物。
【請求項29】
生理学的に許容可能な媒体中に、3-ヘキシル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン及び3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサンの混合物を、3-ヘキシル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン/3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン重量比が、45/55から70/30の範囲で含む揮発性シリコーン脂肪相を含む組成物。
【請求項30】
3-ヘキシル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン/3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン重量比が、50/50から65/35の範囲、好ましくは55/45から60/40の範囲であることを特徴とする請求項29記載の組成物。
【請求項31】
前記揮発性シリコーン脂肪相は、前記揮発性シリコーン脂肪相の全重量に対して、0から1重量%の環状揮発性シリコーンオイルを含むことを特徴とする請求項1から30のいずれか一項記載の組成物。
【請求項32】
前記非環状揮発性シリコーンオイルは、単独又は混合物として、全組成物の全重量に対して、1から80重量%の範囲、好ましくは1から65重量%の範囲、より好ましくは1から50重量%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項1から31のいずれか一項記載の組成物。
【請求項33】
前記ドデカメチルペンタシロキサン及び前記デカメチルテトラシロキサンは、全組成物の全重量に対して、1から80重量%の範囲で、好ましくは1から65重量の範囲%で、さらに好ましくは1から50重量%の範囲で存在することを特徴とする請求項15から18のいずれか一項記載の組成物。
【請求項34】
前記ドデカメチルペンタシロキサン及び前記3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサンは、全組成物の全重量に対して、1から80重量%の範囲で、好ましくは1から65重量%の範囲で、より好ましくは1から50重量%の範囲で存在することを特徴とする請求項19から22のいずれか一項記載の組成物。
【請求項35】
前記デカメチルテトラシロキサン及び前記1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチル-3-ヘキシルトリシロキサンは、全組成物の全重量に対して、1から80重量%の範囲で、好ましくは1から65重量%の範囲で、より好ましくは1から50重量%の範囲で存在することを特徴とする請求項23から26のいずれか一項記載の組成物。
【請求項36】
前記3-ヘキシル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン及び前記3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサンは、全組成物の全重量に対して、1から80重量%の範囲で、好ましくは1から65重量%の範囲で、より好ましくは1から50重量%の範囲で存在することを特徴とする請求項27から30のいずれか一項記載の組成物。
【請求項37】
揮発性非シリコーンオイルを含むことを特徴とする請求項1から36のいずれか一項記載の組成物。
【請求項38】
前記揮発性非シリコーンオイルは、揮発性炭化水素系オイルであることを特徴とする請求項37記載の組成物。
【請求項39】
前記炭化水素系揮発性オイルは、イソドデカン、イソデカン、イソヘキサデカン、及び、イソへキシルネオペンタノエート、及びこれらの混合物から選ばれることを特徴とする請求項38記載の組成物。
【請求項40】
前記揮発性非シリコーンオイルは、前記組成物の全重量に対して、0.1から50重量%の範囲、好ましくは0.1から40重量%の範囲、より好ましくは0.1から30重量%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項37から39のいずれか一項記載の組成物。
【請求項41】
非揮発性オイルを含むことを特徴とする請求項1から40のいずれか一項記載の組成物。
【請求項42】
前記非揮発性オイルは、組成物の全重量に対して、0.1から60重量%の範囲、好ましくは0.5から50%の範囲、より好ましくは1から40%の範囲で存在することを特徴とする請求項41記載の組成物。
【請求項43】
フィルム形成ポリマー類及び固定ポリマー類;界面活性剤類;毛髪コンディショナー類;染料類;真珠光沢剤類;不透明化剤類;有機溶媒類;香料類;増粘化剤類;ゲル化剤;ワックス;ペースト状製品;毛髪染料;シリコーン樹脂;シリコーンガム;保存料;抗酸化剤;化粧用活性剤;サンスクリーン類;pH安定化剤;ビタミン類;湿潤化剤;制汗剤;消臭剤;自己日焼け化合物類;及びこれらの混合物から選ばれる化粧品用又は皮膚科用の成分を含むことを特徴とする請求項1から42のいずれか一項記載の組成物。
【請求項44】
身体又は顔面のためのケア用組成物;身体又は顔面のためのクレンジング組成物、例えばシャワージェル、浴用ジェル又はメイクアップリムーバー;身体又は顔面のためのメイクアップ組成物、例えば、ファンデーション、リップスティック、リップケア製品、マニキュア、ネールケア製品、マスカラ又はアイライナー;香料組成物;ヘアダイ組成物又はパーマヘアリシェイプ用組成物等の毛髪組成物;日焼け止め組成物;消臭組成物;シャンプー、洗い流す若しくは洗い流さないコンディショナー、毛髪の染色、漂白、パーマ、又はリラックスの前後、又はパーマ、若しくはリラックスの操作の二つの工程の間に用いられる洗い流す組成物等のヘアケア若しくはヘアクレンジング組成物;ヘアスタイルの保持の為の毛髪組成物、例えばスタイリングラッカー、ゲル、又はスプレー等の形態であることを特徴とする請求項1から43のいずれか一項記載の組成物。
【請求項45】
請求項1から44のいずれか一項記載の組成物のケラチン物質類への適用を含む、ケラチン物質類のための化粧品用用メイクアップ方法又は非治療目的のためのケア方法。

【公表番号】特表2006−522066(P2006−522066A)
【公表日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−505315(P2006−505315)
【出願日】平成16年4月2日(2004.4.2)
【国際出願番号】PCT/EP2004/004523
【国際公開番号】WO2004/087077
【国際公開日】平成16年10月14日(2004.10.14)
【出願人】(391023932)ロレアル (950)
【Fターム(参考)】