説明

携帯端末装置

【課題】グループテレビ電話発信時に複数の発信先を選定する操作を効率的に行う携帯端末装置を提供する。
【解決手段】テレビ電話通信を行う発信先に関する少なくとも電話番号を含む発信先情報を入力する入力手段と、入力された複数の発信先情報をグループとして記憶する記憶手段61と、記憶手段61に記憶された複数のグループの中から一のグループを検索する検索手段62と、既にテレビ電話通信の発信先として設定された後に、当該設定された発信先の発信先情報に基づいて、検索手段62により記憶手段61に記憶された複数のグループの中から検索を行い、その検索されたグループの発信先情報に対応する発信先をテレビ電話通信の発信先として設定する設定手段と、設定手段によって設定されたテレビ電話通信の発信先の発信先情報に基づいてテレビ電話通信を行う通信手段とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末装置に係り、特に複数の携帯端末装置で同時にテレビ電話通信を行うテレビ電話機能を備えた携帯端末装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯電話機などの携帯端末装置を用いてテレビ電話通信を行うことが可能となっている(特許文献1参照)。携帯電話機によってテレビ電話通信を行う際には、音声電話通信と同様に、発信側の携帯電話機から着信側の携帯電話機に対して発信処理が行われ、着信側の携帯電話機にこの発信処理による着信信号が受信されて、発信側の携帯電話機と着信側の携帯電話機との間でテレビ電話通信の接続が確立される。
【0003】
発信側の携帯電話機が着信側の携帯電話機に対し発信処理を行う手段として、携帯電話機の発信先入力画面で直接発信先の電話番号を入力する手段がある。
【0004】
また、携帯電話機はアドレス帳機能を備えており、ユーザの操作に応じて例えばリスト状に表示されたアドレス帳の登録先の中から所望の発信先情報を選択することにより発信処理を行う手段がある。
【特許文献1】特開2005−354274号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
今日、テレビ電話通信を行う形態として、発信側と着信側の一対一で行うもののみならず、複数の発信先情報を入力または選択することで接続を確立し、同時通信が可能なグループテレビ電話機能がある。
【0006】
このグループテレビ電話機能を利用して複数の発信先に発信処理を行う場合には、上述したように発信先情報入力画面で直接発信先の電話番号を入力するか、アドレス帳機能を利用して所望の発信先情報の選択を行う操作が必要になる。例えば、最大5つの携帯電話機と同時通信が可能な場合、ユーザは発信先情報入力画面で発信先情報を入力する操作を4回繰り返す必要がある。また、アドレス帳機能を利用する場合には、リスト上に表示されたアドレス帳の登録先の中から所望の発信先情報を選択する操作を4回繰り返す必要がある。
【0007】
このため、グループテレビ電話を行うメンバが、家族同士、仲のよい友達同士、サークルのメンバ同士など、おおむね固定されている場合であっても、発信側であるユーザはその都度発信先情報を入力または選択する操作を行う必要があり、グループテレビ電話発信時における操作は煩雑なものであった。
【0008】
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、グループテレビ電話発信時に必要な発信先情報を選定する操作を効率的に行う携帯端末装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る携帯端末装置は、上述した課題を解決するために、テレビ電話通信を行う発信先に関する少なくとも電話番号を含む発信先情報を入力する入力手段と、前記入力手段により入力された複数の前記発信先情報をグループとして記憶する記憶手段と、前記記憶手段により記憶されたグループが選択されたことに基づいて、当該グループに関連付けられた複数の発信先情報に対応する複数の発信先をテレビ電話通信の発信先として設定する設定手段と、前記設定手段によって設定されたテレビ電話通信の発信先の発信先情報に基づいてテレビ電話通信を行う通信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る携帯端末装置は、テレビ電話通信を行う発信先に関する少なくとも電話番号を含む発信先情報を入力する入力手段と、前記入力手段により入力された複数の前記発信先情報をグループとして記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された複数のグループの中から一のグループを検索する検索手段と、既にテレビ電話通信の発信先として設定された後に、当該設定された発信先の情報に基づいて、前記検索手段により前記記憶手段に記憶された複数のグループの中から検索を行い、その検索されたグループの前記発信先情報に対応する発信先をテレビ電話通信の発信先として設定する設定手段と、前記設定手段によって設定されたテレビ電話通信の発信先の発信先情報に基づいてテレビ電話通信を行う通信手段と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る携帯端末装置は、複数の携帯端末装置で通信を行うテレビ電話発信時に必要な発信先情報を選定する操作を効率的に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明に係る携帯端末装置の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0013】
図1は、本発明に係る携帯端末装置の一例である折りたたみ式の携帯電話機1の外観の構成を表す。なお、図1(A)は、携帯電話機1を約180度に開いた開状態のときの正面から見た外観の構成を表しており、図1(B)は、携帯電話機1を開状態としたときの側面から見た外観の構成を表している。
【0014】
図1(A)および(B)に示されるように、携帯電話機1は、中央のヒンジ部11を境に第1の筐体12と第2の筐体13とがヒンジ結合されており、ヒンジ部11を介して矢印X方向に折り畳み可能に形成される。携帯電話機1の内部の所定の位置には、送受信用のアンテナ(後述する図3のアンテナ31)が設けられており、内蔵されたアンテナを介して基地局(図示せず)との間で電波を送受信する。
【0015】
第1の筐体12には、その表面に「0」から「9」の数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終話・電源キー、クリアキー、およびメニューキーなどの操作キー14が設けられており、操作キー14を用いて各種指示を入力することができる。
【0016】
第1の筐体12には、操作キー14として上部に十字キーと確定キーが設けられており、ユーザが十字キーを上下左右方向に操作することにより例えばカーソルを上下左右方向に移動させることができる。また、確定キーを押下することにより、種々の機能を確定することができる。確定キーには、メインディスプレイ17の下部に設けられた確定キー機能表示部17cに表示される処理も割り当てられる。
【0017】
さらに、第1の筐体12には、第1ソフトキー14aおよび第2ソフトキー14bが十字キーと確定キーの上部にそれぞれ設けられている。第1の筐体12の側面には、携帯電話機1の操作を行うサイドキー16が設けられている。第1ソフトキー14a、第2ソフトキー14bおよびサイドキー16は、第1の筐体12の内部方向に押下されることによって、それぞれ所定の処理が割り当てられている。特に第1ソフトキー14aおよび第2ソフトキー14bは、メインディスプレイ17の下部に設けられたソフトキー機能表示部17a、17bに表示される処理が割り当てられる。
【0018】
第1の筐体12には、操作キー14の下部にマイクロフォン15が設けられており、マイクロフォン15によって通話時のユーザの音声を集音する。
【0019】
なお、第1の筐体12は、背面側に図示しないバッテリパックが挿着されており、終話・電源キーがオン状態になると、バッテリパックから各回路部に対して電力が供給されて動作可能な状態に起動する。
【0020】
一方、第2の筐体13には、その正面にメインディスプレイ17が設けられており、電波の受信状態、電池残量の他、電子メールの内容、簡易ホームページなどを表示することができる。本実施形態においては、主にテレビ電話発信前の発信先情報選択画面や、テレビ電話通話中のグループメンバの追加画面などが表示される。なお、メインディスプレイ17は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(ElectroLuminescence Display)、無機ELディスプレイ(inorganic electroLuminescence Display)により構成されるディスプレイである。
【0021】
また、メインディスプレイ17の上部の所定の位置にはレシーバ(受話器)18が設けられており、これにより、ユーザは音声通話することが可能である。なお、携帯電話機1の所定の位置には、レシーバ18以外の音声出力部としてのスピーカ(図示せず)も設けられている。テレビ電話通話時には、このスピーカから通話相手の音声が出力される。
【0022】
第1の筐体13の上部には、内部CCDカメラ19が設けられており、所望の撮影対象を撮影することができる。本実施形態では、テレビ電話通信時に内部CCDカメラ19でユーザなどを撮像した撮像データが通信先の携帯電話機に送信される。
【0023】
図2は、本発明に係る携帯電話機の一例である折りたたみ式携帯電話機1の他の外観の構成を表している。図2の携帯電話機1は、図1の携帯電話機1の状態から矢印X方向に回動させた閉状態であり、この状態を第1の筐体12と第2の筐体13とがほぼ重なり合う状態とする。なお、図2(A)は、携帯電話機1が閉状態のときの正面から見た外観の構成を表しており、図2(B)は、携帯電話機1が閉状態のときの側面から見た外観の構成を表している。
【0024】
第2の筐体13の上部には、外部CCDカメラ20が設けられており、これにより、所望の撮影対象を撮影することができる。本実施形態では、内部CCDカメラ19と同様に、テレビ電話通信時に外部CCDカメラ20で撮像した撮像データが通信先の携帯電話機に送信される。
【0025】
外部CCDカメラ20の下部には、例えばLCDで構成されるサブディスプレイ21が設けられており、現在のアンテナの感度のレベルを示すアンテナピクト、携帯電話機1の現在の電池残量を示す電池ピクト、現在の時刻などが表示される。
【0026】
図3は、本実施形態における携帯電話機1の内部の構成を表している。
【0027】
図示せぬ基地局から送信されてきた無線信号は、アンテナ31で受信された後、アンテナ共用器(DUP)32を介して受信回路(RX)33に入力される。受信回路33は、受信された無線信号を周波数シンセサイザ(SYN)34から出力された局部発振信号とミキシングして中間周波数信号に周波数変換(ダウンコンバート)する。そして、受信回路33は、このダウンコンバートされた中間周波数信号を直交復調して受信ベースバンド信号を出力する。
【0028】
受信回路33からの受信ベースバンド信号は、CDMA信号処理部36に入力される。CDMA信号処理部36は、図示せぬRAKE受信機を備える。このRAKE受信機では、受信ベースバンド信号に含まれる複数のパスがそれぞれの拡散符号(すなわち、拡散された受信信号の拡散符号と同一の拡散符号)で逆拡散処理される。そして、この逆拡散処理された各パスの信号は、位相が調停された後、コヒーレントRake合成される。Rake合成後のデータ系列は、デインタリーブおよびチャネル復号(誤り訂正復号)が行われた後、2値のデータ判定が行われる。これにより、所定の伝送フォーマットの受信パケットデータが得られる。この受信パケットデータは、圧縮伸張処理部37に入力される。
【0029】
圧縮伸張処理部37は、DSP(Digital Signal Processor)などにより構成され、CDMA信号処理部36から出力された受信パケットデータを図示せぬ多重分離部によりメディアごとに分離し、分離されたメディアごとに対してそれぞれ復号処理を行う。
【0030】
例えば、圧縮伸張処理部37のビデオコーデックにて復号されたディジタル動画像信号は、制御部41に入力される。制御部41は、圧縮伸張処理部37から出力されたディジタル動画像信号に基づく動画像を、図示せぬビデオRAM(例えばVRAMなど)を介してメインディスプレイ17に表示させる。なお、制御部41は、受信された動画像データだけでなく、内部CCDカメラ19や外部CCDカメラ20により撮像された動画像データに関しても、図示せぬビデオRAMを介してメインディスプレイ17に表示させることも可能である。
【0031】
圧縮伸張処理部37は、制御部41から出力されたディジタル動画像信号を圧縮符号化する。そして、圧縮伸張処理部37は、動画像データを図示せぬ多重分離部で所定の伝送フォーマットに従って多重化した後にパケット化し、パケット化後の送信パケットデータをCDMA信号処理部36に出力する。
【0032】
CDMA信号処理部36は、圧縮伸張処理部37から出力された送信パケットデータに対し、送信チャネルに割り当てられた拡散符号を用いてスペクトラム拡散処理を施し、スペクトラム拡散処理後の出力信号を送信回路(TX)35に出力する。送信回路35は、スペクトラム拡散処理後の信号をQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)方式などのディジタル変調方式を使用して変調する。送信回路35は、ディジタル変調後の送信信号を、周波数シンセサイザ34から発生される局部発振信号と合成して無線信号に周波数変換(アップコンバート)する。そして、送信回路35は、制御部41により指示される送信電力レベルとなるように、このアップコンバートにより生成された無線信号を高周波増幅する。この高周波増幅された無線信号は、アンテナ共用器32を介してアンテナ31に供給され、このアンテナ31から図示せぬ基地局に向けて送信される。
【0033】
携帯電話機1は、外部メモリインタフェース45を備えている。この外部メモリインタフェース45は、メモリカード46を着脱することが可能なスロットを備えている。メモリカード46は、NAND型フラッシュメモリカードやNOR型フラッシュメモリカードなどに代表されるフラッシュメモリカードの一種であり、10ピン端子を介して画像や音声、音楽等の各種データの書き込み及び読み出しが可能となっている。
【0034】
さらに、携帯電話機1には、現在の正確な時刻を測定する時計回路(タイマ)49が設けられている。
【0035】
制御部41は、CPU(central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)などからなり、CPUは、ROMに記憶されているプログラムまたは記憶部42からRAMにロードされた各種のアプリケーションプログラムに従って各種の処理を実行するとともに、種々の制御信号を生成し、各部に供給することにより携帯電話機1を統括的に制御する。RAMは、CPUが各種の処理を実行する上において必要なデータなどを適宜記憶する。本実施形態においては、テレビ電話通信の発信先を設定する設定手段、および設定手段により設定された発信先の発信先情報に基づいてテレビ電話通信を行う通信手段として機能する。
【0036】
記憶部42は、例えば、電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリ素子やHDD(Hard Disc Drive)などからなり、制御部41のCPUにより実行される種々のアプリケーションプログラムや種々のデータ群を格納している。電源回路44は、バッテリ43の出力を基に所定の動作電源電圧Vccを生成して各回路部に供給する。
【0037】
本実施形態における携帯電話機1は、電話モードとして、マイクロフォン15とレシーバ18を使用して電話通信を行う音声電話モードと、マイクロフォン15とスピーカおよび内部CCDカメラ19や外部CCDカメラ20とメインディスプレイ17を使用して電話通信を行うテレビ電話モードとを備えている。
【0038】
このテレビ電話モードには、複数の携帯電話機との同時通信が可能な機能(以下、グループテレビ電話という。)が備えられている。例えば、最大5つの携帯電話機などとグループテレビ電話通信を行うことができる場合、発信側としての携帯電話機1は、発信先の携帯電話機の電話番号を4つ別々に入力して発信処理を行う必要がある。
【0039】
発信先情報を入力する機能として、数字キーを介して直接発信先の電話番号を入力する機能がある。また、携帯電話機1はアドレス帳機能を備えており、このアドレス帳に登録された電話番号の中から所望の電話番号を選択することにより発信処理を行う機能がある。
【0040】
従来は、上述した機能のいずれかを用いて発信先情報を一つずつ入力または選択していた。グループテレビ電話機能を利用する際に上述した機能を用いると、5つの携帯電話機でグループテレビ電話通信を行う場合には発信先情報の入力または選択操作を4回行わなければならなかった。このため、グループテレビ電話を行う携帯電話機数が増えれば増えるほど操作は煩雑化し、グループテレビ電話通信を開始するまでに非常に時間や手間のかかるものであった。
【0041】
これに対し、本実施形態における携帯電話機1は、グループテレビ電話機能を利用する際に、グループ登録機能を備えることで発信処理を効率的に行うことができる。
【0042】
図4は、グループテレビ電話発信時および通信時において、効率よくグループテレビ電話の発信処理を行うためのグループ登録機能を説明する機能ブロック図である。本実施形態においては、グループテレビ電話機能を用いて最大5つの携帯電話機間で同時に通信が可能であり、他の4箇所の発信先に対して同時に発信可能な例を適用して説明する。なお、グループテレビ電話機能を用いて同時に通信が可能な携帯電話機は、5つに限らず他の数であってもよい。
【0043】
グループ登録部60は、複数の発信先情報を一のグループのグループメンバとして登録を行う。グループ登録部60は、入力部としての操作キー14を介してグループ登録を希望する発信先の電話番号などの発信先情報の入力を受け付ける。発信先情報の入力は、アドレス帳や発着信履歴から発信先情報を選択することで電話番号を入力したり、数字キーを介して直接電話番号やメンバ名を入力できるようになっている。グループメンバの発信先情報は、一グループにつき最大4つまで登録が可能であり、このグループメンバは適宜追加、削除、訂正などの編集を行うことができるようになっている。グループは複数登録することができ、各グループには「大学友達」、「バイト友達」、「家族」などの任意の名称が付される。登録または編集が行われたグループは、グループデータベース(DB)61に記憶される。
【0044】
グループデータベース(DB)61は、グループ登録部60によって登録または編集が行われたグループ化されたグループメンバの情報を記憶する記憶手段として機能する。グループDB61に記憶されたグループメンバの情報は、適宜参照することができる。
【0045】
グループ検索部62は、検索手段として機能し、入力部から少なくとも1箇所の発信先の名称や電話番号などの情報の入力を受け付けた場合、またはテレビ電話通信中の通信先情報を取得した場合、この発信先または通信先がグループメンバとして含まれるグループをグループDB61から検索する。また、入力部から複数箇所の発信先または通信先の情報の入力を受け付けた場合には、全ての発信先または通信先がグループメンバとして含まれるグループを検索する。検索結果は、表示部としてのメインディスプレイ17に出力される。なお、入力を受け付けた一以上の発信先または通信先が含まれるグループがグループDB61に存在しない場合、グループ検索部62は、該当するグループがない旨を通知手段としてのポップアップを利用してメインディスプレイ17に出力する。
【0046】
任意の複数の発信先情報を一のグループのグループメンバとして登録するグループ登録処理について説明する。グループ登録処理は、所望の発信先に関する発信先情報をあらかじめグループメンバとして登録する際に実行される。グループ化された複数の発信先情報は、グループテレビ電話発信時において利用され、簡易な操作で複数の発信先に対して同時に発信することができる。
【0047】
図5は、グループ登録処理の流れを説明するフローチャートである。図6は、グループ登録処理を行う画面の一例を示す図である。
【0048】
ステップS1において、グループ登録部60は、操作キー14を介してグループ登録処理を行う指示を受け付けたか否かの判定を行う。グループ登録部60は、グループ登録処理を行う指示を受け付けていないと判定した場合、指示を受け付けるまで処理は待機する。
【0049】
グループ登録部60はグループ登録処理を行う指示を受け付けたと判定した場合、ステップS2において、グループ登録画面をメインディスプレイ17に表示する。図6(A)は、グループ登録画面の一例である。グループ登録画面では、すでに登録されたグループや、新規に登録可能なグループの一覧が表示される。グループ登録部60は、ソフトキー機能表示部17bに表示されている「サブメニュー」起動処理が割り当てられている第2ソフトキー14bが押下されると、サブメニュー70を表示する。このサブメニュー70には、「1.グループ登録」処理、「2.フォルダ名編集」処理、「3.削除」処理などが選択可能に表示される。
【0050】
ステップS3において、グループ登録部60は、グループテレビ電話のグループメンバの追加指示を受け付けた後、メンバ追加画面を表示する。グループメンバの追加指示は、図6(A)に示すサブメニュー70のうち、「1.グループ登録」処理が選択されることで受け付ける。グループ登録部60は、グループメンバの追加指示を受け付けると、図6(B)に示すグループメンバ追加画面を表示する。
【0051】
ステップS4において、グループ登録部60は、入力部としての操作キー14を介してグループメンバの入力を受け付ける。グループメンバの入力は、アドレス帳や発着信履歴にリスト化された情報から選択することで入力を受け付ける方法や、操作キー14の数字キーから電話番号などを受け付ける方法がある。
【0052】
具体的には、グループ登録部60は、第2ソフトキー14bの押下によりメンバの入力(追加)の指示を受け付けると、図6(B)に示すサブメニューを表示する。サブメニュー70には、グループメンバの入力を受け付ける方法が表示される。グループ登録部60は「1.アドレス帳」の選択を受け付けた場合、アドレス帳から追加を希望するメンバの電話番号のなどの発信先情報の選択を受け付ける。グループ登録部60は、「2.発着信履歴」の選択を受け付けた場合、発着信履歴の中から追加を希望するメンバの電話番号などの発信先情報の選択を受け付ける。グループ登録部60は、「3.直接入力」の選択を受け付けた場合、操作キー14の数字キーからメンバのメンバ名や電話番号などの発信先情報の入力を受け付ける。
【0053】
グループ登録部60は、入力を受け付けたグループメンバとしての発信先の名称を、図6(B)のように“AAAA”、“BBBB”、“CCCC”、“DDDD”として一覧で表示する。
【0054】
ステップS5において、グループ登録部60は、グループ化して入力または選択を受け付けたグループメンバの発信先情報を登録するためグループDB61に記憶する。グループDB61に記憶されたグループメンバに関する情報は、必要に応じて適宜参照できる。 なお、図6(A)のグループ登録画面において表示されるサブメニュー70において、グループ登録部60は「2.フォルダ名編集」の選択を受け付けた場合、選択されているグループ名の編集を受け付ける。また、グループ登録部60は「3.削除」の選択を受け付けた場合、選択されているグループをグループDB61から削除する。以上でグループ登録処理の説明を終了する。
【0055】
次に、グループ登録機能を利用してグループテレビ電話を発信する発信処理について説明する。図7は、グループテレビ電話発信処理の流れを説明するフローチャートである。図8は、グループテレビ電話発信処理を行う画面の一例を示す図である。
【0056】
ステップS11において、制御部41は、あらかじめグループとして登録された複数の発信先情報を用いてグループテレビ電話発信処理を行う指示を受け付けたか否かの判定を行う。制御部41は、あらかじめグループとして登録された複数の発信先情報を用いてグループテレビ電話発信処理を行う指示を受け付けていないと判定した場合、指示を受け付けるまで処理は待機する。
【0057】
制御部41はあらかじめグループとして登録された複数の発信先情報を用いてグループテレビ電話発信処理を行う指示を受け付けたと判定した場合、ステップS12において、グループDB61に記憶されたグループに関する情報を読み出し、図8(A)のように一覧として表示する。
【0058】
ステップS13において、制御部41は、一覧として表示されたグループの中から一のグループを選択する指示を受け付けると、グループDB61に記憶されたグループの中から選択されたグループの発信者情報を読み込みグループメンバ一覧として図8(B)のように表示する。
【0059】
ステップS14において、制御部41は、グループテレビ電話発信指示を受け付けた後、グループメンバ全員をグループテレビ電話の発信先として設定し、同時にグループテレビ電話発信処理を行う。具体的には、図8(B)のように、ソフトキー機能表示部17aで「発信」処理が割り当てられた第1ソフトキー14aが押下された場合に、制御部41はグループのグループメンバを発信者として、グループDB61から読み込んだ発信者情報に対しグループテレビ電話の発信処理を行う。
【0060】
なお、ステップS13において選択を受け付けたグループのグループメンバとしての発信先が、最大可能発信数の4つに満たない場合には、図8(B)のように確定キー機能表示部17cで「追加」処理が割り当てられた確定キーが押下されると、さらにグループテレビ電話の発信先情報を追加することができる。また、追加のみならず表示された一部のメンバを削除できるようにしてもよい。以上でグループ登録機能を利用したグループテレビ電話発信処理の説明は終了する。
【0061】
次に、グループテレビ電話発信前およびグループテレビ電話通信中におけるグループ検索処理について説明する。グループ検索処理はグループテレビ電話の発信先情報を選択する操作を行う場合に実行され、グループDB61に記憶されたグループの中から所望のグループを検索する際に簡易な操作で発信先情報を選択することができる。
【0062】
図9は、グループテレビ電話発信前に実行されるグループ検索処理の流れを説明するフローチャートである。図10は、グループテレビ電話発信前におけるグループ検索画面の一例を示す図である。
【0063】
ステップS21において、制御部41は、音声電話モード、およびグループテレビ電話機能を含むテレビ電話モードを利用した通信を希望する発信先の発信先情報の入力を受け付けたか否かの判定を行う。発信先情報の入力は、入力手段としてのアドレス帳、発着信履歴などを利用して受け付ける。制御部41は、通信を希望する発信先の発信先情報の入力を受け付けていないと判定した場合、指示を受け付けるまで処理は待機する。
【0064】
制御部41は、通信を希望する発信先の発信先情報の入力を受け付けたと判定した場合、ステップS22において、発信先情報入力受付ステップS21で入力を受け付けた発信先情報に基づく発信先に対する発信が、テレビ電話モードのグループテレビ電話機能を利用した発信が選択されたか否かの判定を行う。制御部41は、グループテレビ電話機能を利用した発信の選択ではなく、音声通話モードまたは一の発信先に対するテレビ電話モードを利用した発信の選択を受け付けた場合、音声通話モードまたは一の発信先に対するテレビ電話モードを利用して、入力された発信先情報に基づく発信者に対して発信を行う。
【0065】
一方、制御部41はグループテレビ電話機能を利用した発信の選択を受け付けた場合、ステップS23において、図10(A)に示すグループテレビ電話メンバ表示画面を表示し、グループテレビ電話を行う発信先の発信先情報の追加の入力を受け付ける。グループテレビ電話メンバ表示画面では、発信先情報入力受付ステップS21で入力を受け付けた発信先情報に基づく発信先、例えば“AAAA”をグループテレビ電話の発信先として表示する。制御部41は、確定キー機能表示部17cで「追加」の処理が割り当てられた確定キーが押下された場合に発信先の追加指示を受け付け、図10(B)に示すメンバ選択メニュー画面を表示する。
【0066】
メンバ選択メニュー画面では、追加されるグループテレビ電話の発信先情報を入力する種々の機能が表示される。例えば、アドレス帳、発着信履歴、送受信メール履歴から所望の発信先情報を入力することによる追加や、直接入力により電話番号を入力することによる追加する機能が選択肢として表示される。なお、図10(A)に示すグループテレビ電話メンバ表示画面において、ソフトキー機能表示部17aで「発信」処理が割り当てられた第1ソフトキー14aが押下された場合には、制御部41はその時点で入力されている発信先にテレビ電話を利用した発信を行う。図10(A)の例では“AAAA”のみにテレビ電話の発信を行う。
【0067】
ステップS24において、メンバ選択メニューから「1.登録グループ」による発信先情報の追加指示を受け付けた場合、グループ検索部62は、発信先情報入力受付ステップS21において入力を受け付けた発信先情報、および図10(B)に示すメンバ選択メニュー画面において追加入力を受け付けた発信先情報に基づき、グループ検索処理を実行する。例えば、グループ検索部62は、発信先情報入力受付ステップS21において入力を受け付けた発信先である“AAAA”の発信先情報がグループメンバとして含まれるグループをグループDB61に記憶されたグループの中から検索する。
【0068】
ステップS25において、グループ検索部62は、グループ検索ステップS24で取得した検索結果に、発信先情報入力受付ステップS21において入力を受け付けた発信先情報、および図10(B)に示すメンバ選択メニュー画面において追加入力を受け付けた発信先情報が含まれるグループが存在するか否かの判定を行う。例えば、グループ検索部62は、取得した検索結果に“AAAA”が含まれるグループが存在するか否かの判定を行う。
【0069】
グループ検索部62は、取得した検索結果に発信先情報入力受付ステップS21において入力を受け付けた発信先情報、および図10(B)に示すメンバ選択メニュー画面において追加入力を受け付けた発信先情報が含まれるグループが存在すると判定した場合、ステップS26において、検索結果として全ての該当するグループをメインディスプレイ17に表示する。図10(C)は、“AAAA”がグループメンバとして含まれるグループが「大学友達」および「会社」であった場合の検索結果表示画面を表す。
【0070】
また、検索結果表示画面において、例えばグループテレビ電話の発信を希望するグループとして「大学友達」が選択された場合、グループ検索部62は図10(D)のように「大学友達」グループのグループメンバである“AAAA”、“BBBB”、“CCCC”、“DDDD”を一覧で表示する。
【0071】
さらに、ソフトキー機能表示部17aで「発信」処理が割り当てられた第1ソフトキー14aが押下されると、制御部41はこれらのグループメンバ全員をグループテレビ電話の発信先として設定し、グループテレビ電話の発信処理を行う。なお、グループメンバとしての発信先が最大発信数の4つに満たない場合には、確定キー機能表示部17cで「追加」処理が割り当てられた確定キーが押下されると、さらにグループテレビ電話の発信先情報を追加することができる。
【0072】
一方、判定ステップS25において、グループDB61に記憶されたグループの中に発信先情報入力受付ステップS21において入力を受け付けた発信先情報、および図10(B)に示すメンバ選択メニュー画面において追加入力を受け付けた発信先情報が含まれるグループが存在しないと判定された場合、グループ検索部62は、該当するグループがない旨を通知する。通知は、例えば図10(E)のようにポップアップ17dを表示することで行う。以上でグループテレビ電話発信前に実行されるグループ検索処理の説明を終了する。
【0073】
このグループ検索処理は、テレビ電話モードを利用した通信時においても利用可能である。通信時におけるグループ検索処理は、通信が確立されている携帯電話機などが同時通話が可能な最大数に達していない場合、通信中の複数の通信先に関する通信先情報(発信先情報)がグループメンバとして含まれるグループを検索することにより、さらにグループテレビ電話のメンバを追加する場合に実行される。
【0074】
グループテレビ電話通信中におけるグループ検索処理について説明する。図11は、グループテレビ電話通信中に実行されるグループ検索処理の流れを説明するフローチャートである。図12は、グループテレビ電話通信中におけるグループ検索画面の一例を示す図である。
【0075】
ステップS31において、制御部41は、少なくとも1の通信先と通信が確立されている場合に、あらかじめグループ化され登録された発信先情報の中からグループ検索処理を行う指示を受け付けたか否かの判定を行う。グループ検索部62は、グループ検索処理を行う指示を受け付けていないと判定した場合、指示を受け付けるまで処理は待機する。グループ検索処理を行う指示は、図12(A)に示すテレビ電話モードによる通信時において、確定キー機能表示部17cで「追加」処理が割り当てられた確定キーが押下されることにより受け付ける。
【0076】
グループ検索部62はグループ検索処理を行う指示を受け付けたと判定した場合、ステップS32において、現在通信中である通信先の電話番号などの通信先情報を取得する。
【0077】
ステップS33において、グループ検索部62は、通信先情報取得ステップS32において取得した通信先である、例えば“EEEE”に関する通信先情報が発信先情報として含まれるグループをグループDB61に記憶されたグループの中から検索する。
【0078】
ステップS34において、グループ検索部62は、グループ検索ステップS33で取得した検索結果に、通信先情報取得ステップS32において取得した通信先情報が発信者情報として含まれるグループが存在するか否かの判定を行う。検索結果に通信先情報取得ステップS32において取得した通信先情報が含まれるグループが存在すると判定した場合、ステップS35において、グループ検索部62は検索結果として通信先情報取得ステップS32において取得した通信先情報が含まれる全ての該当するグループを表示する。図12(B)は、“EEEE”に関する通信先情報が発信先情報として含まれるグループが「会社」であった場合の検索結果表示画面を表す。
【0079】
また、検索結果表示画面において表示された「会社」が選択された場合、グループ検索部62は図10(C)のように「会社」グループのグループメンバである“EEEE”、“FFFF”、“GGGG”、“HHHH”を一覧で表示する。
【0080】
さらに、ソフトキー機能表示部17aで「発信」処理が割り当てられた第1ソフトキー14aが押下されると、制御部41は現在通信中の“EEEE”以外のグループメンバをグループテレビ電話の発信先として設定し、さらに同時にグループテレビ電話の発信処理を行う。なお、グループメンバとしての発信先が最大発信先の4つに満たない場合には、確定キー機能表示部17cで「追加」処理が割り当てられた確定キーが押下されると、さらにグループテレビ電話の発信先情報を追加することができる。
【0081】
一方、判定ステップS34において、検索結果に通信先情報取得ステップS32において取得した通信先情報が含まれるグループが、グループDB61に記憶されたグループの中に存在しないと判定された場合、グループ検索部62は、該当するグループがない旨を通知する。通知は、例えば図10(E)のようにポップアップ17dを表示することで行う。以上でグループテレビ電話発信前におけるグループ検索処理の説明を終了する。
【0082】
なお、現在通信中の“EEEE”をグループメンバに含むグループの検索は、グループテレビ電話発信前に実行されるグループ検索処理と同様に、図10(B)に示すメンバ選択メニュー画面を表示し、メンバ選択メニューから「1.登録グループ」を選択する指示を受け付けた後に行うようにしてもよい。
【0083】
以上でグループテレビ電話通信中におけるグループ検索処理の説明を終了する。
【0084】
この携帯電話機1によれば、グループテレビ電話の発信先情報をグループ化してあらかじめ登録するため、複数の発信先情報を選択する煩雑な操作を低減することができ、発信先情報を効率よく選択することができる。また、選択または入力された発信先に関する発信先情報がグループメンバとして含まれるグループをグループ検索機能を利用して容易に検索できるため、グループ登録機能利用時の操作性を向上させることができる。
【0085】
さらにテレビ電話モードを利用した通信中においても、グループ化して登録された情報を元に、現在通信中の発信先に関する発信先情報がグループメンバとして含まれるグループおよび他のグループメンバに関する発信先情報を検索し、追加して発信することができるため、グループテレビ電話の利便性をさらに向上させることができる。
【0086】
なお、本発明は、携帯電話機1以外にも、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、携帯型ゲーム機、携帯型音楽再生機、携帯型動画再生機、その他の携帯端末装置にも適用することができる。
【0087】
また、本発明の実施形態において説明した一連の処理は、ソフトウェアにより実行させることもできるが、ハードウェアにより実行させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0088】
【図1】本発明に係る携帯端末装置の一例である携帯電話機の外観の構成図。
【図2】本発明に係る携帯端末装置の一例である携帯電話機の他の外観の構成図。
【図3】本発明に係る携帯端末装置の一例である携帯電話機の内部の構成を示すブロック図。
【図4】本実施形態におけるグループ登録機能を説明する機能ブロック図。
【図5】グループ登録処理の流れを説明するフローチャート。
【図6】グループ登録処理を行う画面の一例を示す図であり、(A)はグループ登録画面を示す図、(B)はグループメンバ追加画面を示す図。
【図7】グループテレビ電話発信処理の流れを説明するフローチャート。
【図8】グループ登録機能を利用して発信処理を行う画面の一例を示す図であり、(A)はグループ情報の一覧を表示した図、(B)は選択されたグループのメンバ一覧を表示した図。
【図9】発信前グループ検索処理の流れを説明するフローチャート。
【図10】グループテレビ電話発信前におけるグループ検索画面の一例を示す図であり、(A)はメンバ表示画面を示す図、(B)はメンバ選択メニュー画面を示す図、(C)は検索結果表示画面を示す図、(D)は選択されたグループのメンバ一覧を表示した図、(E)はポップアップ表示を説明する図。
【図11】通信中グループ検索処理の流れを説明するフローチャート。
【図12】テレビ電話通話時におけるグループ検索画面の一例を示す図であり、(A)は通話時の画面を示す図、(B)は検索結果表示画面を示す図、(C)は選択されたグループのメンバ一覧を表示した図。
【符号の説明】
【0089】
1 携帯電話機
14 操作キー
14a 第1ソフトキー
14b 第2ソフトキー
17 メインディスプレイ
17a、17b ソフトキー機能表示部
17c 確定キー機能表示部
17d ポップアップ
20 CCDカメラ
41 制御部
42 記憶部
60 グループ登録部
61 グループデータベース(DB)
62 グループ検索部
70 サブメニュー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テレビ電話通信を行う発信先に関する少なくとも電話番号を含む発信先情報を入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された複数の前記発信先情報をグループとして記憶する記憶手段と、
前記記憶手段により記憶されたグループが選択されたことに基づいて、当該グループに関連付けられた複数の発信先情報に対応する複数の発信先をテレビ電話通信の発信先として設定する設定手段と、
前記設定手段によって設定されたテレビ電話通信の発信先の発信先情報に基づいてテレビ電話通信を行う通信手段と、
を備えたことを特徴とする携帯端末装置。
【請求項2】
テレビ電話通信を行う発信先に関する少なくとも電話番号を含む発信先情報を入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された複数の前記発信先情報をグループとして記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された複数のグループの中から一のグループを検索する検索手段と、
既にテレビ電話通信の発信先として設定された後に、当該設定された発信先の発信先情報に基づいて、前記検索手段により前記記憶手段に記憶された複数のグループの中から検索を行い、その検索されたグループの前記発信先情報に対応する発信先をテレビ電話通信の発信先として設定する設定手段と、
前記設定手段によって設定されたテレビ電話通信の発信先の発信先情報に基づいてテレビ電話通信を行う通信手段と、
を備えたことを特徴とする携帯端末装置。
【請求項3】
前記検索手段は、前記入力手段により入力された前記発信先情報が含まれる前記グループを、前記記憶手段により記憶されたグループの中から検索し、
前記設定手段は、前記検索手段により検索されたグループの前記発信先情報に対応する発信先をテレビ電話通信の発信先として設定することを特徴とする請求項2記載の携帯端末装置。
【請求項4】
前記通信手段により、すでに一以上の通信先と通信が確立されている場合に、
前記検索手段は、すでに通信が確立されている少なくとも一の通信先に対応する前記発信先情報が含まれるグループを、前記記憶手段により記憶されたグループの中から検索し、
前記設定手段は、前記検索手段により検索されたグループの前記発信先情報に対応する発信先のうち、すでに通信が確立されている発信先以外の発信先を追加することを特徴とする請求項2記載の携帯端末装置。
【請求項5】
前記検索手段により前記記憶手段に記憶されたグループを検索した結果が、該当する前記グループが存在しない旨の結果であった場合、該当する前記グループが存在しない旨の通知を行う通知手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の携帯端末装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2009−188928(P2009−188928A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−29407(P2008−29407)
【出願日】平成20年2月8日(2008.2.8)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】