説明

携帯電話システム

【課題】音声対話システムを携帯電話に組み込んだ場合、携帯電話が大きくなり、持ち運びに不便で、しかも、落下させた際や水没させた際に損傷が大きい。これらに鑑み、小型で付加価値が高く、高機能なユーザーインターフェースを有する携帯電話システムを提供する。
【解決手段】音声対話システムを構成するマイク17、スピーカ21、音声認識ボード55、対話処理部71のうち、マイク17、スピーカ21が被対話体(携帯電話11または可動ユニット15A)に備えられ、音声認識ボード55、対話処理部71がサーバ13に備えられるようにし、被対話体とサーバ13との間を有線または無線で接続した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、産官学を挙げて音声対話装置の開発、製品化が行われている。発明者は、音声対話装置を携帯電話に組み込んだ携帯電話システムを開発中である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、従来の音声対話装置は、小型化が進んでいるが、携帯電話に組み込むと非常に大きな携帯電話になってしまい、実用上、不便である。
【0004】
また、従来の携帯電話に音声対話装置を組み込んだものを持ち歩く場合、常に、落下事故や水没事故で故障する可能性が指摘される。また、上記音声対話装置は、非常に高価であり、上記のような事故が発生して故障すると、修理に多額の費用が発生する問題点がある。
【0005】
また、単に、携帯電話と、音声対話装置と組み合わせただけでは、音声対話を行う携帯電話という位置付けに過ぎず、より付加価値の高い、より高機能な携帯電話システムを提供することができなかった。さらに、従来の携帯電話は、音声対話装置と組み合わせただけでは、より高度なユーザインターフェースを実現できない問題点があった。
【0006】
本発明は上記点に鑑み、小型に構成できる携帯電話システムを提供することを第1の目的とする。
【0007】
また、本発明は上記点に鑑み、事故が発生した場合に、損傷を少なくする携帯電話システムを提供することを第2の目的とする。
【0008】
また、本発明は上記点に鑑み、付加価値の高い、高機能な携帯電話システムを提供することを第3の目的とする。
【0009】
また、本発明は上記点に鑑み、高度なユーザインターフェースを実現できる音声対話可能な携帯電話または携帯電話システムを提供することを第4の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、人の音声を音声信号に変換する音声変換手段および所定の発音信号を振動に変えて発音する発音手段を備えた被対話体と、
被対話体とは別体に設けられて被対話体に有線及び無線のいずれかで接続されたサーバ用コンピュータと、
を備えており、
サーバ用コンピュータが、音声変換手段により変換された音声信号を処理して人の音声を認識する音声認識手段と、音声認識手段により認識された音声に対応する音声を決定し所定の発音信号を出力する対話制御手段とを備えていることを特徴とする。
【0011】
これによれば、音声認識手段、対話制御手段がサーバ用コンピュータに備えられるので、被対話体を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、高価な音声認識手段、対話制御手段が故障することがない。さらに、被対話体とサーバ用コンピュータとが無線で接続されている場合には、有線で接続されている場合のように、有線の長さに制約されることなく、被対話体を移動することができる。
【0012】
請求項2に記載の発明では、所定の発音信号を振動に変えて発音する発音手段を備えた被対話体と、
被対話体とは別体に設けられて被対話体に有線及び無線のいずれかで接続されたサーバ用コンピュータと、
被対話体およびサーバ用コンピュータとは別体に設けられて被対話体およびサーバ用コンピュータのいずれかに有線及び無線のいずれかで接続されて人の音声を音声信号に変換する音声変換手段と、
を備えており、
サーバ用コンピュータが、音声変換手段により変換された音声信号を処理して人の音声を認識する音声認識手段と、音声認識手段により認識された音声に対応する音声を決定し所定の発音信号を出力する対話制御手段とを備えていることを特徴とする。
【0013】
これによれば、音声変換手段が、被対話体およびサーバ用コンピュータとは別体に設けられるので、人が被対話体に近づかなくとも、音声を音声変換手段に入力することができる。また、音声変換装置を持ち歩くことがないので、被対話体を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、音声変換手段が故障することがない。
【0014】
請求項3に記載の発明では、人の音声を音声信号に変換する音声変換手段および所定の発音信号を振動に変えて発音する発音手段を備えた被対話体と、
被対話体とは別体に設けられて被対話体に有線及び無線のいずれかで接続されたサーバ用コンピュータと、
を備えており、
音声変換手段により変換された音声信号を処理して人の言葉を認識する音声認識手段、音声認識手段により認識された言葉に対応する言葉を決定し所定の発音信号を出力する対話制御手段の両手段のうち、どちらか一方が被対話体に備えられており、他方がサーバ用コンピュータに備えられていることを特徴とする。
【0015】
これによれば、音声認識手段が被対話体に備えられ、対話制御手段がサーバ用コンピュータに備えられている場合には、被対話体を落下させた場合に、あるいは水たまりに水没させた場合に、高価な対話制御手段が故障することがない。また、対話制御手段が被対話体に備えられ、音声認識手段がサーバ用コンピュータに備えられている場合には、被対話体を落下させた場合に、あるいは水たまりに水没させた場合に、高価な音声認識手段が故障することがない。また、被対話体とサーバ用コンピュータとが無線で接続される場合には、有線で接続されている場合のように、有線の長さに制約されることなく、被対話体を移動することができる。
【0016】
請求項4に記載の発明では、所定の発音信号を振動に変えて発音する発音手段を備えた被対話体と、
被対話体とは別体に設けられて被対話体に有線及び無線のいずれかで接続されたサーバ用コンピュータと、
被対話体およびサーバ用コンピュータとは別体に設けられて被対話体およびサーバ用コンピュータのいずれかに有線及び無線のいずれかで接続されて人の音声を音声信号に変換する音声変換手段と、
を備えており、
音声変換手段により変換された音声信号を処理して人の音声を認識する音声認識手段、音声認識手段により認識された音声に対応する音声を決定し所定の発音信号を出力する対話制御手段の両手段のうち、どちらか一方が被対話体に備えられており、他方がサーバ用コンピュータに備えられていることを特徴とする。
【0017】
これによれば、音声変換手段が被対話体およびサーバ用コンピュータとは別体に設けられるので、人が被対話体に近づかなくとも、音声を音声変換手段に入力することができる。また、音声変換装置を持ち歩くことがないので、被対話体を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、音声変換手段が故障することがない。
【0018】
なお、請求項1乃至請求項4のいずれか1つによれば、音声変換手段、発音手段、音声認識手段、対話制御手段のすべてが被対話体に搭載される場合に比べると、被対話体を小さく、軽くすることができ、被対話体の持ち運びを容易にすることができる。
【0019】
請求項5に記載の発明では、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の携帯電話システムにおいて、さらに所定の発音情報を記憶自在な発音情報記憶部が被対話体およびサーバ用コンピュータのいずれかに搭載されており、
所定の発音情報が発音情報記憶部に記憶されており、
人が音声変換手段を介して所定の発音情報を要求した場合、人が音声変換手段を介して所定の発音情報を許可した場合、所定の発音情報を用いて被対話体が自ら発音する場合のいずれかに、発音情報記憶部から所定の発音情報を読み出して、発音手段から発音することを特徴とする。
【0020】
これによれば、人が被対話体と単に音声対話するだけではなく、人が音声変換手段を介して所定の発音情報を要求した場合、人が音声変換手段を介して所定の発音情報を許可した場合、所定の発音情報を用いて被対話体が自ら発音する場合のいずれかに、所定の発音情報を得ることができる高機能な携帯電話システムを提供することができる。また、人が所定の発音情報を要求した場合、所定の発音情報を用いて被対話体が自ら発音する場合に、所定の発音情報を読み出して、発音手段から発音する高度なユーザインターフェースを提供できる。さらに、発音情報記憶部がサーバ用コンピュータに搭載されている場合には、被対話体を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、発音情報記憶部に記憶された発音情報を損傷させることがない。
【0021】
請求項6に記載の発明では、請求項5において、発音情報記憶部がインターネットに接続自在に構成されており、
発音情報がインターネット上の所定の記憶場所からダウンロード自在であることを特徴とする。
【0022】
これによれば、所定の発音情報をインターネット上からダウンロードできる高機能な携帯電話システムを提供できる。また、所定の発音情報をインターネット上からダウンロードできるので、発音情報記憶部に記憶された所定の発音情報が損傷しても、直ぐに所定の発音情報を復旧することができる。
【0023】
請求項7に記載の発明のように、請求項1乃至請求項6のいずれか1つにおいて、被対話体が、1つ以上の可動部と、
1つ以上の可動部をそれぞれ可動するモータと、
モータをそれぞれ駆動する駆動部と、
駆動部に可動部の動作を司令する指令信号を出力するコントローラと、
を備えていてもよい。
【0024】
これによれば、可動部の動作を司令する指令信号を、コントローラから駆動部に出力し、この指令信号に基づいてモータを駆動することで、可動部を可動することができる。上記のように、被対話体に可動部、モータ、駆動部、コントローラが備えられた携帯電話システムであってもよい。
【0025】
請求項8に記載の発明では、請求項1乃至請求項6のいずれか1つにおいて、被対話体が、1つ以上の可動部と、
1つ以上の可動部をそれぞれ可動するモータと、
モータをそれぞれ駆動する駆動部と、
を備えており、
サーバ用コンピュータが、駆動部に動作の指令信号を出力するコントローラを備えていることを特徴とする。
【0026】
これによれば、可動部の動作を司令する指令信号を、サーバ用コンピュータに備えられたコントローラから、被対話体に備えられた駆動部に出力し、この指令信号に基づいてモータを駆動することで、可動部を可動することができる。
【0027】
上記のように、コントローラがサーバ用コンピュータに備えられているので、被対話体を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、高価なコントローラが故障することがない。
【0028】
請求項9に記載の発明では、請求項1乃至請求項6のいずれか1つにおいて、被対話体が、1つ以上の可動部と、
1つ以上の可動部をそれぞれ可動するモータと、
を備えており、
サーバ用コンピュータが、モータをそれぞれ駆動する駆動部と、駆動部に動作の指令信号を出力するコントローラとを備えていることを特徴とする。
【0029】
これによれば、可動部の動作を司令する指令信号を、サーバ用コンピュータに備えられたコントローラから駆動部に出力し、この指令信号に基づいて、被対話体に備えられたモータを駆動することで、可動部を可動することができる。
【0030】
駆動部、コントローラがサーバ用コンピュータに備えられるので、被対話体を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、高価な駆動部、コントローラが故障することがない。
【0031】
請求項10に記載の発明では、請求項1乃至請求項6のいずれか1つにおいて、被対話体およびサーバ用コンピュータとは別体に設けられて被対話体およびサーバ用コンピュータの少なくとも1つに有線及び無線のいずれかで接続されて可動する可動ユニットを備えており、
可動ユニットが、1つ以上の可動部と、
1つ以上の可動部をそれぞれ可動するモータと、
モータをそれぞれ駆動する駆動部と、
駆動部に可動部の動作を司令する指令信号を出力するコントローラと、
を備えていることを特徴とする。
【0032】
これによれば、可動ユニットが被対話体およびサーバ用コンピュータとは別体に設けられ、被対話体と有線及び無線のいずれかで接続されて可動することができる。
【0033】
上記のように、可動部、モータ、駆動部、コントローラが被対話体と別体に備えられているので、被対話体を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、高価な可動部、モータ、駆動部、コントローラが故障することがない。
【0034】
請求項11に記載の発明では、請求項1乃至請求項6のいずれか1つにおいて、被対話体およびサーバ用コンピュータとは別体に設けられて被対話体およびサーバ用コンピュータの少なくとも1つに有線及び無線のいずれかで接続された可動ユニットを備えており、
可動ユニットが、1つ以上の可動部と、
1つ以上の可動部をそれぞれ駆動するモータと、
モータをそれぞれ駆動する駆動部と、
を備えており、
被対話体およびサーバ用コンピュータのいずれかが、駆動部に動作の指令信号を出力するコントローラを備えていることを特徴とする。
【0035】
これによれば、可動部の動作を司令する指令信号を、被対話体およびサーバ用コンピュータのいずれかに備えられたコントローラから駆動部に出力し、この指令信号に基づいて、可動ユニットに備えられたモータを駆動することで、可動部を可動することができる。
【0036】
可動部、モータ、駆動部が被対話体と別体に備えられているので、被対話体を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、高価な可動部、モータ、駆動部が故障することがない。
【0037】
請求項12に記載の発明では、請求項1乃至請求項6のいずれか1つにおいて、被対話体とは別体に設けられて被対話体およびサーバ用コンピュータの少なくとも1つに有線及び無線のいずれかで接続された可動ユニットを備えており、
可動ユニットが、1つ以上の可動部と、
1つ以上の可動部をそれぞれ可動するモータと、
を備えており、
モータをそれぞれ駆動する駆動部が、被対話体およびサーバ用コンピュータのいずれかに備えられており、
駆動部に動作の指令信号を出力するコントローラが、被対話体およびサーバ用コンピュータのいずれかに備えられていることを特徴とする。
【0038】
これによれば、少なくとも可動部、モータが可動ユニットに備えられているので、被対話体を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、高価な可動部、モータが故障することがない。
【0039】
なお、請求項8乃至請求項12のいずれかによれば、可動部、モータ、駆動部、コントローラのすべてが被対話体に備えられる場合に比べると、被対話体を小さく、軽くすることができ、被対話体の持ち運びを容易にすることができる。
【0040】
請求項13に記載の発明のように、請求項10乃至請求項12のいずれか1つにおいて、被対話体と可動ユニットが取り付け自在、取り外し自在に構成されていてもよい。
【0041】
これによれば、可動ユニットを被対話体に取り付けることができるので、被対話体が可動ユニットと別体に構成される場合と、被対話体が可動ユニットと一体に構成される場合の2つの構成を使い分けて使用することができる。
【0042】
請求項14に記載の発明では、請求項1乃至請求項9のいずれか1つに記載の携帯電話システムにおいて、さらに所定の画像を表示する画像表示手段が被対話体と一体および別体のいずれかに設けられており、
所定の画像情報が予め記憶された画像情報記憶部が被対話体およびサーバ用コンピュータのいずれかに搭載されており、
人が音声変換手段を介して所定の画像情報を要求した場合、人が音声変換手段を介して所定の画像情報を許可した場合、所定の画像情報を用いて被対話体が自ら所定の画像を表示する場合のいずれかに、画像情報記憶部から所定の画像情報を読み出して、画像表示手段に表示することを特徴とする。
【0043】
これによれば、画像表示手段が被対話体と別体に設けられている場合には、被対話体を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、画像表示手段を損傷させることがない。また、画像情報記憶部がサーバ用コンピュータに搭載されている場合には、被対話体を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、画像情報記憶部の画像情報を損傷させることがない。なお、画像情報記憶部が被対話体に搭載されていてもよく、画像表示手段が被対話体と一体に設けられていてもよい。
【0044】
請求項15に記載の発明では、請求項10乃至請求項13のいずれか1つに記載の携帯電話システムにおいて、さらに所定の画像を表示する画像表示手段が被対話体および可動ユニットのいずれかに設けられて、被対話体、サーバ用コンピュータ、可動ユニットの少なくとも1つに有線及び無線のいずれかで接続されており、
所定の画像情報が予め記憶された画像情報記憶部が、被対話体、サーバ用コンピュータ、可動ユニットのいずれかに搭載されており、
人が音声変換手段を介して所定の画像情報を要求した場合、人が音声変換手段を介して所定の画像情報を許可した場合、所定の画像情報を用いて被対話体が自ら所定の画像を表示する場合のいずれかに、画像情報記憶部から所定の画像情報を読み出して、画像表示手段に表示することを特徴とする。
【0045】
これによれば、画像表示手段がサーバ用コンピュータ、可動ユニットのいずれかに搭載されている場合には、被対話体を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、高価な画像表示手段を損傷させることがない。また、画像情報記憶部がサーバ用コンピュータ、可動ユニットのいずれかに搭載されている場合には、被対話体を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、画像情報記憶部の画像情報を損傷させることがない。なお、画像表示手段が被対話体に設けられていてもよく、画像情報記憶部が被対話体に設けられていてもよい。
【0046】
請求項16に記載の発明では、請求項10乃至請求項13のいずれか1つに記載の携帯電話システムにおいて、さらに所定の画像を表示する画像表示手段が被対話体および可動ユニットのいずれとも別体に設けられ、被対話体、サーバ用コンピュータ、可動ユニットの少なくとも1つに有線及び無線のいずれかで接続されており、
所定の画像情報が予め記憶された画像情報記憶部が、被対話体、サーバ用コンピュータ、可動ユニットのいずれかに搭載されており、
人が音声変換手段を介して所定の画像情報を要求した場合、人が音声変換手段を介して所定の画像情報を許可した場合、所定の画像情報を用いて被対話体が自ら所定の画像を表示する場合のいずれかに、画像情報記憶部から所定の画像情報を読み出して、画像表示手段に表示することを特徴とする。
【0047】
これによれば、所定の画像を表示する画像表示手段が被対話体および可動ユニットのいずれとも別体に設けられているので、被対話体を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、画像情報記憶部の画像情報を損傷させることがない。
【0048】
なお、請求項14、請求項15、請求項16のいずれか1つによれば、人が音声変換手段を介して所定の画像情報を要求した場合、人が音声変換手段を介して所定の画像情報を許可した場合、所定の画像情報を用いて被対話体が自ら所定の画像を表示する場合のいずれかに、所定の画像情報を得ることができる高機能な携帯電話システムを提供できる。また、人が音声変換手段を介して所定の画像情報を要求した場合、人が音声変換手段を介して所定の画像情報を許可した場合、所定の画像情報を用いて被対話体が自ら所定の画像を表示する場合のいずれかに、所定の画像情報を画像情報記憶部から得て、画像表示手段に表示する高度なユーザインターフェースを実現することができる。
【0049】
請求項17に記載の発明では、請求項14乃至請求項16のいずれか1つにおいて、画像情報記憶部がインターネットに接続自在に構成されており、
画像情報がインターネット上の所定の記憶場所からダウンロード自在であることを特徴とする。
【0050】
これによれば、所定の画像情報をインターネット上からダウンロードできる高機能な携帯電話システムを提供できる。また、所定の画像情報をインターネット上からダウンロードできるので、画像情報記憶部に記憶された所定の画像情報が損傷しても、直ぐに所定の画像情報を復旧することができる。
【0051】
請求項18に記載の発明のように、請求項1乃至請求項9、請求項14のいずれか1つにおいて、人を含む所定の対象物を撮像自在な撮像手段が被対話体と一体および別体のいずれかに構成されており、
撮像手段により撮像された撮像データから所定の対象物を認識する画像認識手段が被対
話体およびサーバ用コンピュータのいずれかに搭載されていてもよい。
【0052】
これによれば、撮像手段により撮像された撮像データから所定の対象物を認識することができる。上記のように、撮像手段が被対話体と一体および別体のいずれかに構成されていてもよい。また、撮像手段を備えた高機能な携帯電話システムを提供できる。
【0053】
請求項19に記載の発明では、請求項10乃至請求項13、請求項15、請求項16のいずれか1つにおいて、人を含む所定の対象物を撮像自在な撮像手段が被対話体および可動ユニットのいずれかに設けられて、被対話体、サーバ用コンピュータ、可動ユニットの少なくとも1つに有線及び無線のいずれかで接続されており、
撮像手段により撮像された撮像データから所定の対象物を認識する画像認識手段が被対話体、サーバ用コンピュータ、可動ユニットの少なくとも1つに搭載されていることを特徴とする。
【0054】
これによれば、撮像手段により撮像された撮像データから人を含む所定の対象物を認識することができる。撮像手段が可動ユニットに設けられている場合には、被対話体を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、高価な撮像手段を損傷させることがない。また、画像認識手段がサーバ用コンピュータ、可動ユニットに搭載されている場合には、高価な画像認識手段を損傷させることがない。なお、撮像手段が被対話体に設けられていてもよく、画像認識手段が被対話体に搭載されていてもよい。
【0055】
請求項20に記載の発明では、請求項10乃至請求項13、請求項15、請求項16のいずれか1つにおいて、人を含む所定の対象物を撮像自在な撮像手段が被対話体および可動ユニットのいずれかとも別体に設けられて、被対話体、サーバ用コンピュータ、可動ユニットの少なくとも1つに有線及び無線のいずれかで接続されており、
撮像手段により撮像された撮像データから所定の対象物を認識する画像認識手段が被対話体、サーバ用コンピュータ、可動ユニットの少なくとも1つに搭載されていることを特徴とする。
【0056】
これによれば、撮像手段により撮像された撮像データから人を含む所定の対象物を認識することができる。上記のように、撮像手段が被対話体と一体および別体のいずれかに構成されていてもよい。また、撮像手段を備えた高機能な携帯電話システムを提供できる。
【0057】
請求項21に記載の発明では、請求項7乃至請求項20のいずれか1つにおいて、人と対話を行う場合、所定の説明を行う場合の少なくとも1つにおいて、可動部が所定のコミュニケーション動作をするように、コントローラが駆動部に指令信号を出力することを特徴とする。
【0058】
これによれば、可動部が設けられていない携帯電話システムに比べて、ミュニケーション動作をして、臨場感を持って発音する高度な携帯電話システムを提供できる。また、動部が設けられていない携帯電話システムに比べて、ミュニケーション動作をして、臨場感を持って発音する高度なユーザインターフェースを実現することができる。
【0059】
請求項22に記載の発明では、請求項10乃至請求項13、請求項請求項15のいずれか1つにおいて、可動部が所定の装置を操作する位置に配置されており、
人の音声が所定の装置を操作する命令である場合、人の音声が所定の装置を操作する許可である場合、所定の操作入力手段により所定の装置を操作する場合、所定の装置を操作する自動実行プログラムが実行される場合に、所定の装置を操作するように、コントローラが駆動部に指令信号を出力することを特徴とする。
【0060】
これによれば、コントローラが駆動部に指令信号を出力して、可動部が所定の装置を操作する高度な携帯電話システムを提供できる。
【0061】
請求項23に記載の発明では、請求項18乃至請求項20のいずれか1つにおいて、撮像手段が、人を含む所定の対象物を撮像し、画像認識手段が所定の対象物を認識した結果に基づいて、人と所定のコミュニケーション動作をするように、コントローラが駆動部に指令信号を出力することを特徴とする。
【0062】
これによれば、人を含む所定の対象物を撮像し、画像認識手段が所定の対象物を認識した結果に基づいてコミュニケーション動作をし、臨場感を持って発音する高度な携帯電話システムを提供できる。また、人を含む所定の対象物を撮像し、画像認識手段が所定の対象物を認識した結果に基づいてコミュニケーション動作をし、臨場感を持って発音する高度なユーザインターフェースを実現することができる。
【0063】
請求項24に記載の発明では、請求項18乃至請求項20のいずれか1つにおいて、撮像手段が、人を含む所定の対象物を撮像し、画像認識手段が所定の対象物を認識した結果に基づいて、複数の発音データから少なくとも1つを選択し、発音手段を介して人に対して発音することを特徴とする。
【0064】
これによれば、撮像手段、画像認識手段により人を含む所定の対象物を認識して、人と音声対話をする高度な携帯電話システムを提供できる。また、画像認識手段により人を含む所定の対象物を認識して、人と音声対話をする高度なユーザインターフェースを実現することができる。
【0065】
請求項25に記載の発明では、請求項18乃至請求項20のいずれか1つにおいて、 撮像手段が、所定の装置の操作手段を撮像し、
人の音声が所定の装置を操作する命令である場合、人の音声が所定の装置を操作する許可である場合、所定の操作入力手段により所定の装置を操作する場合、所定の装置を操作する自動実行プログラムが実行される場合に、画像認識手段が操作手段の位置を認識した結果に基づいて、可動部及び被対話体が、手段の操作位置に可動し、所定の装置を操作するように、コントローラが駆動部に指令信号を出力することを特徴とする。
【0066】
これによれば、可動部及び被対話体が、手段の操作位置に可動し、所定の装置を操作する高度な携帯電話システムを提供できる。また、人の音声が所定の装置を操作する命令である場合、人の音声が所定の装置を操作する許可である場合、所定の操作入力手段により所定の装置を操作する場合に、可動部及び被対話体が、手段の操作位置に可動し、所定の装置を操作する高度なユーザインターフェースを実現することができる。
【0067】
請求項26に記載の発明では、請求項18乃至請求項20のいずれか1つにおいて、撮像手段が、テーブルゲームの進行状況を撮像し、画像認識手段が、テーブルゲームの進行状況を画像認識するように構成されており、
画像認識手段により認識された進行状況から可動部の次の動作を決定する動作決定手段を備えており、
可動部が、動作決定手段により決定された次の動作を実行するように、コントローラが駆動部に指令信号を出力することを特徴とする。
【0068】
これによれば、撮像手段、画像認識手段によりテーブルゲームの進行状況を撮像、画像認識し、動作決定手段により可動部の次の動作を決定し、可動部が、動作決定手段により決定された次の動作を実行する高度な携帯電話システムを提供できる。
【0069】
請求項27に記載の発明では、請求項18乃至請求項20のいずれか1つにおいて、コントローラから駆動部に指令信号を出力して可動部を可動させ、人を含む所定の対象物を探し出すことを特徴とする。
【0070】
これによれば、所定の対象物を探し出す高度な携帯電話システムを提供できる。
【0071】
請求項28に記載の発明では、請求項18乃至請求項20のいずれか1つにおいて、画像認識手段により認識された所定の対象物を撮像手段が追跡する追跡プログラムが被対話体およびサーバ用コンピュータのいずれかに搭載されており、
撮像手段が人を含む所定の対象物を追跡するように、コントローラから駆動部に指令信号を出力し、可動部を可動させることを特徴とする。
【0072】
これによれば、撮像手段が人を含む所定の対象物を追跡するように可動部を可動できるので、人を含む所定の対象物が移動しても、人を含む所定の対象物を追跡して認識をする高度な携帯電話システムを提供できる。
【0073】
請求項29に記載の発明では、請求項1乃至請求項28のいずれか1つの携帯電話システムにおいて、さらに作動信号によって作動する作動手段を具えた作動体の作動手段に、作動信号を出力する作動信号出力手段が被対話体およびサーバ用コンピュータの少なくとも1つに搭載されており、
作動手段と作動信号出力手段との間が無線および有線のいずれか1つにより接続されていることを特徴とする。
【0074】
これによれば、可動ユニットを用いずに、作動信号出力手段から出力された作動信号により、直接、作動体の作動手段を作動させる高度な携帯電話システムを提供できる。
【0075】
請求項30に記載の発明では、請求項1乃至請求項29のいずれか1つにおいて、被対話体が人形、ぬいぐるみ、玩具のいずれか1つで構成されていることを特徴とする。
【0076】
これによれば、人と、人形、ぬいぐるみ、玩具のいずれか1つとが音声対話を行う高度な携帯電話システムを提供できる。また、上述した請求項1乃至請求項30のいずれか1つの手段の後に説明した作用、効果の「被対話体」を「人形」、「ぬいぐるみ」、「玩具」のいずれかに置き換えた効果を得ることができる。また、被対話体が人形、ぬいぐるみ、玩具のいずれか1つで構成されているので、親しみがわきやすい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0077】
(第1実施形態)
最初に、以下の説明で用いる用語について説明する。人の音声とは、人が発する音である。発音とは、携帯電話システムから人に発する音である。
【0078】
以下具体的に説明する。図1は携帯電話システム100の外観図を、図2は可動携帯電話体300の外観図を、図3は携帯電話システム100のブロック図を、図4は、可動ユニット15Bの正面断面図を示す。図1に示すように、第1実施形態における携帯電話システム100は、携帯電話11、サーバ13、可動ユニット15A、可動ユニット15Bを備えている。サーバ13は、本発明のサーバ用コンピュータを構成する。
【0079】
携帯電話11は、図2に示すように、可動ユニット15Aに取り付け自在、取り外し自在に構成されており、図3に示すように、マイク17、音声出力ボード19、スピーカ21、音声信号変調送信手段23、発音信号受信復調手段25を備えている。なお、第1実施形態では、携帯電話11および可動ユニット15Aからなるものを可動携帯電話体300と称するものとする。携帯電話11、可動ユニット15Aは、後述するサーバ13と有線または無線により接続されており、後述するように、指令信号、音声信号、発音信号等を送受信することができるように構成されている。上記無線は、インターネット回線、電話回線を用いたものであってもよい。上記可動携帯電話体300は、本発明の被対話体を構成する。
【0080】
マイク17は、人の音声を音声信号に変換して出力する。上記マイク17は、本発明の音声変換手段を構成する。
【0081】
音声出力ボード19は、発音信号受信復調手段25で受信、復調された発音信号を所定の電圧に変換して出力する。
【0082】
スピーカ21は、音声出力ボード19から出力された電圧を音に変換して発音する。上記スピーカ21は、本発明の発音手段を構成する。
【0083】
音声信号変調送信手段23は、マイク17により変換された音声信号を電波、光波、超音波のいずれかに変調してサーバ13に搭載された音声信号受信復調手段63に送信する。
【0084】
発音信号受信復調手段25は、サーバ13に搭載された発音信号変調送信手段65から送信された電波、光波、超音波のいずれかを受信し、所定の発音信号に復調する。
【0085】
また、可動ユニット15Aは、図3に示すように、駆動部27、上腕用モータ29、下腕用モータ31、ハンド用モータ33、走行用モータ35、旋回用モータ37、上腕部39、下腕部41、ハンド43、走行部45、旋回部47、CCDカメラ49、指令信号受信復調手段51、撮像信号変調送信手段53、図示しない制御装置、図示しない電源を備えている。
【0086】
駆動部27は、後述するコントローラ59の指令信号に基づいて、コントローラ59の指令信号通りに、上腕用モータ29、下腕用モータ31、ハンド用モータ33、走行用モータ35、旋回用モータ37を駆動する。
【0087】
上腕用モータ29、下腕用モータ31、ハンド用モータ33、走行用モータ35、旋回用モータ37は、それぞれ、上腕部39、下腕部41、ハンド43、走行部45、旋回部47を可動する。
【0088】
上腕部39、下腕部41、ハンド43、走行部45、旋回部47は、それぞれ、上腕用モータ29、下腕用モータ31、ハンド用モータ33、走行用モータ35、旋回用モータ37の図示しない駆動軸に取り付けられており、上記駆動軸を駆動することで可動することができる。上記上腕部39、下腕部41、ハンド43、走行部45、旋回部47は、人と対話を行う場合、所定の説明を行う場合、所定のコミュニケーション動作をすることができる。上記コミュニケーション動作は、コントローラ59が駆動部27に、所定のコミュニケーション動作をする指令信号を出力することで行われる。所定のコミュニケーション動作は、後述する動作決定部73で決定される。上記上腕部39、下腕部41、ハンド43、走行部45、旋回部47は、本発明の可動部を構成する。
【0089】
また、上腕部39、下腕部41、ハンド43、走行部45、旋回部47は、協調して、図1に示す所定の装置200を操作することがきる。上記所定の装置200の操作は、最初に、人がマイク17、図示しないキーボード、マウス、ペン式入力装置等を介して所定の装置200を操作するように指示、または命令、許可する。次に、CCDカメラ49で、所定の装置200の操作手段200aを撮像し、画像認識手段で操作手段200aを画像認識する。次に、走行用モータ35を駆動して走行部45を可動させ、携帯電話11が取り付けられた可動ユニット15Aを、操作手段200aを操作する位置に移動させる。次に、所定の装置200の操作をするプログラムに基づいてコントローラ59が駆動部27に、所定の装置200の操作をする指令信号を出力する。上記指令信号が出力されると、上腕部39、下腕部41、ハンド43、走行部45、旋回部47は、協調して、所定の装置200を操作する。なお、CCDカメラ49、画像認識手段を用いずとも操作が可能である場合には、上記CCDカメラ49、画像認識手段を用いずともよい。可動ユニット15Aは、上記構成に限るものではなく、例えば、走行部45に替えて、歩行手段であってもよい。また、走行部45を備えていなくともよく、さらに複雑な可動機構を設けてもよい。
【0090】
CCDカメラ49は、携帯電話11の周りを撮像するもので、CCDイメージセンサ49a、信号処理部49bから構成されている。上記CCDイメージセンサ49a、信号処理部49bは、旋回部47に搭載されている。そして、上記旋回用モータ37が駆動することで、旋回部47が旋回を行い、携帯電話11の周りを撮像する。なお、第1実施形態では、信号処理部49bは携帯電話11に搭載されているが、サーバ13に搭載されていてもよい。上記CCDイメージセンサ49aは本発明の撮像手段を構成する。
【0091】
CCDイメージセンサ49aは、人を含む所定の対象物から発した光をレンズなどの光学系によって撮像素子の受光平面に結合させ、その像の光による明暗を電荷の量に光電変換し、それを順次読み出して電気信号に変換するものであって、可動ユニット15Aの周囲を撮像し、電気信号に変換している。
【0092】
また、信号処理部49bは、CCDイメージセンサ49aによって変換された電気信号を所定の撮像信号に処理する。上記信号処理部49bで認識された認識信号は、撮像信号変調送信手段53により、電波、光波、超音波のいずれかに変調され、サーバ13に設けられた撮像信号受信復調手段67により、所定の認識信号に復調される。そして、サーバ13の画像認識手段で所定の処理がなされる。
【0093】
上記画像認識手段では、可動ユニット15Aの周囲を撮像した撮像信号から人を含む所定の対象物の特徴点を抽出し、認識を行っている。CPUボード57のCPUは上記画像認識手段で認識された結果に基づいて、対話処理部71、動作決定部73を制御する。なお、CCDイメージセンサ49aで撮像され、信号処理部49bで処理された画像は、後述する画像モニタ79aにより表示することができる。
【0094】
なお、信号処理部49bが、サーバ13側に設けられた場合は、CCDイメージセンサ49aに撮像された撮像データを撮像信号変調送信手段53により、電波、光波、超音波のいずれかに変調し、サーバ13に設けられた撮像信号受信復調手段67により、所定の撮像データに復調して信号処理部49bに送信するようにしてもよい。
【0095】
指令信号受信復調手段51は、サーバ13に搭載された指令信号変調送信手段61から送信された電波、光波、超音波のいずれかを受信し、所定の指令信号に復調する。
【0096】
音声信号変調送信手段23は、マイク17から出力された音声信号を電波、光波、超音波のいずれかに変調し、音声信号受信復調手段63に送信する。
【0097】
発音信号受信復調手段25は、発音信号変調送信手段65から送信された電波、光波、超音波のいずれかを受信し、所定の発音信号に復調する。
【0098】
撮像信号変調送信手段53は、CCDカメラ49の信号処理部49bから出力された撮像信号を電波、光波、超音波のいずれかに変調し、撮像信号受信復調手段67に送信する。
【0099】
次に、サーバ13について説明する。上記サーバ13は、音声認識ボード55、CPUボード57、コントローラ59、指令信号変調送信手段61、音声信号受信復調手段63、発音信号変調送信手段65、撮像信号受信復調手段67、画像信号変調送信手段69が搭載されており、図示しない電源から電気が供給されている。
【0100】
音声認識ボード55は、図3に示すように、音響分析部を備えており、マイク17から入力された相手の音声を分析し、音響的特徴を抽出している。そして、音声認識エンジンで上記音響分析部で抽出された音響的特徴と、音素を単位とした音声特徴量パターンの分布の統計モデルである音響モデルとの比較照合を行うことで音声を認識し、その結果をCPUボード57に出力している。なお、第1実施形態では、音響モデルに加えて、単語間の接続関係を規定する言語モデルを備えており、連続した単語や、接頭語、接続詞を含めた文章を認識することができる。上記音声認識ボード55は、本発明の音声認識手段を構成する。
【0101】
CPUボード57には、CPUの他にRAMおよびROMからなるメモリが搭載されており、上記メモリに対話処理プログラム、動作決定プログラム、発音情報、画像情報が記憶されている。なお、以下の説明では、対話処理プログラムおよび上記対話処理プログラムが記憶される所定のメモリ領域を対話処理部71、動作決定プログラムおよび上記動作決定プログラムが記憶される所定のメモリ領域を動作決定部73、発音情報およびを発音情報が記憶される所定のメモリ領域を発音情報記憶部75、画像情報およびを画像情報が記憶される所定のメモリ領域を画像情報記憶部77と称するものとする。
【0102】
コントローラ59は、上述した上腕部39、下腕部41、ハンド43、走行部45、旋回部47が動作決定部73によって決定された動作となるように、駆動部27に動作の指令信号を出す。
【0103】
指令信号変調送信手段61は、コントローラ59から送信された動作信号を、電波、光波、超音波のいずれかに変調し、指令信号受信復調手段51に送信をする。
【0104】
音声信号受信復調手段63は、音声信号変調送信手段23によって電波、光波、超音波のいずれかに変調された音声信号を受信し、所定の音声信号に復調する。
【0105】
発音信号変調送信手段65は、発音信号を波、光波、超音波のいずれかに変調し、発音信号受信復調手段25に送信する。
【0106】
撮像信号受信復調手段67は、撮像信号変調送信手段53から出力された電波、光波、超音波のいずれかを受信し、所定の撮像信号に復調する。
【0107】
画像信号変調送信手段69は、画像信号を電波、光波、超音波のいずれかに変調し、画像情報受信復調手段81に送信する。
【0108】
対話処理部71は、音声認識ボード55により認識された音声に基づいて、相手に対して応答する音声を決定する。上記対話処理部71で決定された発音は、発音信号変調送信手段65、発音信号受信復調手段25を経由し、音声出力ボード19で所定の電圧に変換され、スピーカ21で発音される。なお、上記対話処理部71は携帯電話システム100自らが発音する機能も有している。上記対話処理部71は、本発明の対話制御手段を構成する。
【0109】
動作決定部73は、上記CCDカメラ49で人を含む所定の対象物を認識した際、対話の際、あるいは可動ユニット15Aが自ら発音する際、可動ユニット15Aがコミュニケーションを行う際、所定の装置を操作する際の動作を決定する。
【0110】
発音情報記憶部75は、所定の音声情報を記憶する。人がマイク17、図示しないキーボード、マウス、ペン式入力装置等を介して所定の発音情報を要求した場合、人がマイク17、図示しないキーボード、マウス、ペン式入力装置等を介して所定の発音情報を許可した場合、所定の発音情報を用いて可動ユニット15Aが自ら発音する場合に、発音情報記憶部75から所定の発音情報を読み出して、スピーカ21から発音する。
【0111】
画像情報記憶部77は、所定の画像情報を記憶する。人がマイク17、図示しないキーボード、マウス、ペン式入力装置等を介して所定の画像情報を要求した場合、人がマイク17、図示しないキーボード、マウス、ペン式入力装置等を介して所定の画像情報を許可した場合、所定の画像情報を用いて可動ユニット15Aが自ら発音する場合に、画像情報記憶部77から所定の画像情報を読み出して、画像モニタ79aに表示する。
【0112】
また、上記携帯電話11および上記サーバ13とは別体に、画像表示装置79が設けられている。画像表示装置79は、画像を表示する画像モニタ79aと、画像信号変調送信手段69から送信された電波、光波、超音波のいずれかを受信して所定の画像情報に復調する画像情報受信復調手段81とが設けられている。上記画像モニタ79aは、本発明の画像表示手段を構成する。
【0113】
上記発音情報とは、発音により人に伝達する情報であって、言葉、音楽、所定の音を含む。また、画像情報とは、人に対して表示する情報であって、静止画像、動画像、文字、所定の光を含む。
【0114】
なお、発音情報記憶部75、画像情報記憶部77は、CPUボード57の外側に配置してもよく、携帯電話11に配置してもよい。
【0115】
また、画像モニタ79aには、人の眉毛、目、口を真似て表情を表示するようにしてもよい。上記表情とは、例えば、普通の表情、笑った表情、泣いた表情、怒った表情等などで、対話処理部71で決定された対話内容に基づいて、図示しない表情決定部により表情を決定する。
【0116】
なお、上述したサーバ13は、図示しないインターネットに接続自在に構成されており、上述した発音情報、画像情報を、インターネット上の所定の記憶場所からダウンロードできるように構成されている。
【0117】
次に、可動ユニット15Bについて説明する。可動ユニット15Bは、図1に示すように、無線により、所定の装置201の操作手段201aをオン/オフするもので、第1実施形態では、駆動部83、ソレノイド85、プッシャ87、指令信号受信復調手段89を備えており、図示しない電源から電気が供給されている。上記駆動部83は、図3に示すように、指令信号受信復調手段89で受信復調された動作の指令信号を受信すると、ソレノイド85に通電し、プッシャ87を可動する。
【0118】
なお、可動ユニット15Bは、上記構成に限るものではなく、種々の形態が考えられる。例えば、可動ユニット15Aと同様に、複数の可動部と、複数の可動部をそれぞれ可動するモータが搭載されていてもよく、上記複数の可動部、上記モータに加え、モータを駆動する駆動部が搭載されていてもよい。
【0119】
ここで、携帯電話システム100の対話動作について説明する。人が携帯電話11に発声すると、周囲音とともに、その音声が携帯電話11に搭載されたマイク17で音声信号に変換される。そして、変換された音声信号が、音声信号変調送信手段23、音声信号受信復調手段63を経由して音声認識ボード55に送信される。上記音声認識ボード55では、マイク17から入力された相手の音声を分析し、音響的特徴を抽出、音声認識エンジンで上記音響分析部で抽出された音響的特徴と、音素を単位とした音声特徴量パターンの分布の統計モデルである音響モデルとの比較照合を行うことで音声を認識し、その結果をCPUボード57に出力する。
【0120】
その際、あるいは、その前後、CCDカメラ49は、旋回して人を捜すことができる。可動ユニット15Aに備えられた旋回用モータ37および上記旋回用モータ37に搭載されたCCDカメラ49が旋回して人を捜すように、コントローラ59が駆動部27に動作の指令信号を出力する。そして、CCDカメラ49が携帯電話11の周囲を撮像し、CCDイメージセンサ49aによって変換された電気信号から人を含む所定の対象物の特徴点を抽出して認識を行う。そして、上記人が移動すると、人を追跡するように旋回用モータ37および上記旋回用モータ37に搭載されたCCDカメラ49が旋回する。
【0121】
次に、対話処理部71は、音声認識ボード55により認識された音声に基づいて、相手に対して応答する音声を決定する。上記対話処理部71で決定された音声は、発音信号変調送信手段65、発音信号受信復調手段25を経由し、音声出力ボード19で所定の電圧に変換され、スピーカ21で発音される。その際、上記対話処理部71で決定された音声の内容に応じて、動作決定部73で動作を決定し、人に対してコミュニケーション動作をするように、コントローラ59が駆動部27に動作の指令信号を出力する。
【0122】
また、人が携帯電話11に発声する内容が、人がマイク17、図示しないキーボード、マウス、ペン式入力装置等を介して所定の発音情報を要求した場合、人がマイク17、図示しないキーボード、マウス、ペン式入力装置等を介して所定の発音情報を許可した場合、所定の発音情報を用いて携帯電話11が自ら発音する場合のいずれかには、発音情報記憶部75から所定の発音情報を読み出して、発音手段から発音する。
【0123】
また、人が携帯電話11に発声する内容が、人がマイク17、図示しないキーボード、マウス、ペン式入力装置等を介して所定の画像情報を要求した場合、人がマイク17、図示しないキーボード、マウス、ペン式入力装置等を介して所定の画像情報を許可した場合、所定の画像情報を用いて画像モニタ79aに画像情報を表示する場合には、画像情報記憶部77から所定の画像情報を読み出して、画像モニタ79aに表示する。
【0124】
また、人が携帯電話11に発声する内容が、人の音声が所定の装置200を操作する命令である場合、人の音声が所定の装置200を操作する許可である場合、所定の操作入力手段により所定の装置200を操作する場合、所定の装置200を操作する自動実行プログラムが実行される場合、CCDカメラ49が、所定の装置200の操作手段200aを撮像し、画像認識手段が操作手段200aの位置を認識する。そして、走行部45が操作手段200aを操作する位置に可動し、上腕部39、下腕部41、ハンド43、走行部45が所定の装置200を操作するように、コントローラ59が駆動部27に指令信号を出力する。
【0125】
また、人が携帯電話11に発声する内容が、人の音声が所定の装置201を操作する命令である場合、人の音声が所定の装置201を操作する許可である場合、所定の操作入力手段により所定の装置201を操作する場合、所定の装置201を操作する自動実行プログラムが実行される場合、所定の装置201を操作するように、コントローラ59が指令信号を出力し、信号変調送信手段61、指令信号受信復調手段89、駆動部83を経由し、ソレノイド85を作動させる。
【0126】
また、画像モニタ79aに、人の眉毛、目、口を真似て表情を表示するよう設定されている場合には、対話処理部71で決定された対話内容に基づいて、図示しない表情決定部で表情を決定し、画像モニタ79a用に、普通の表情、笑った表情、泣いた表情、怒った表情等などを表示する。
【0127】
上記構成によれば、マイク17、スピーカ21を備えた可動ユニット15Aと、サーバ13との間が有線及び無線のいずれかで接続されて、人が可動ユニット15A(または可動携帯電話体300)と音声対話を行うことができる。また、各可動部39、41、43、45、47の動作を司令する指令信号を、サーバ13に備えられたコントローラ59から、可動ユニット15Aに備えられた駆動部27に出力し、この指令信号に基づいて各モータ29、31、33、35、37を駆動することで、各可動部39、41、43、45、47を可動することができる。なお、携帯電話11が、可動ユニット15Aに取り付けられている場合、見かけ上、携帯電話11と音声対話をしているように構成される。
【0128】
また、上記構成によれば、携帯電話11が可動ユニット15Aから取り外し可能に構成されているので、携帯電話11単独で持ち歩くことができる。また、携帯電話11が可動ユニット15Aと一体に構成されている場合に比較して、携帯電話11を小さく、軽くすることができ、携帯電話11の持ち運びを容易にすることができる。
【0129】
また、上記構成によれば、音声認識ボード55、対話処理部71がサーバ13に備えられるので、マイク17、スピーカ21、音声認識ボード55、対話処理部71が携帯電話11(または可動ユニット15A、または可動携帯電話体300)に搭載される場合に比べると、携帯電話11を小さく、軽くすることができ、携帯電話11(または可動ユニット15A、または可動携帯電話体300)の持ち運びを容易にすることができる。
【0130】
また、音声認識ボード55、対話処理部71がサーバ13に備えられるので、携帯電話11(または可動ユニット15A、または可動携帯電話体300)を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、高価な音声認識ボード55、対話処理部71が故障することがない。
【0131】
また、上記構成によれば、コントローラ59がサーバ13に備えられるので、コントローラ59が携帯電話11(または可動ユニット15A、または可動携帯電話体300)に備えられる場合に比べると、携帯電話11(または可動ユニット15A、または可動携帯電話体300)を小さく、軽くすることができる。
【0132】
また、コントローラ59がサーバ13に備えられるので、携帯電話11(または可動ユニット15A、または可動携帯電話体300)を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、高価なコントローラ59が故障することがない。
【0133】
また、上記構成によれば、発音情報記憶部75、画像情報記憶部77がサーバ13に備えられるので、発音情報記憶部75、画像情報記憶部77が携帯電話11(または可動携帯電話体300)に備えられる場合に比べると、携帯電話11(または可動ユニット15Aまたは可動携帯電話体300)を小さく、軽くすることができ、携帯電話11の持ち運びを容易にすることができる。
【0134】
また、発音情報記憶部75、画像情報記憶部77がサーバ13に備えられるので、携帯電話11(または可動ユニット15Aまたは可動携帯電話体300)を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、高価な発音情報記憶部75、画像情報記憶部77が故障することがない。
【0135】
また、上記構成によれば、画像表示装置79が、携帯電話11(または可動ユニット15A、または可動携帯電話体300)およびサーバ13のいずれとも別体で構成されているので、画像表示装置79が携帯電話11(または可動ユニット15A、または可動携帯電話体300)に備えられる場合に比べると、携帯電話11(または可動ユニット15A、または可動携帯電話体300)を小さく、軽くすることができ、携帯電話11(または可動携帯電話体300)の持ち運びを容易にすることができる。
【0136】
また、画像表示装置79が、携帯電話11(または可動ユニット15A、または可動携帯電話体300)、サーバ13のいずれとも別体で構成されているので、携帯電話11(または可動携帯電話体300)を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、高価な画像表示装置79が故障することがない。
【0137】
また、上記構成によれば、携帯電話11、サーバ13、可動ユニット15Aとが無線で接続されているので、有線の長さに制約されることなく、携帯電話11(または可動ユニット15A、または可動携帯電話体300)を移動することができる。
【0138】
また、上記構成によれば、人が所定の発音情報を要求した場合、人がマイク17、図示しないキーボード、マウス、ペン式入力装置等を介して所定の発音情報を許可した場合、所定の発音情報を用いて可動ユニット15A(または可動携帯電話体300)が自ら発音する場合のいずれかに、所定の発音情報を得ることができる高機能な携帯電話システムを提供することができる。また、人が所定の発音情報を要求した場合、人がマイク17、図示しないキーボード、マウス、ペン式入力装置等を介して所定の発音情報を許可した場合、所定の発音情報を用いて可動ユニット15A(または可動携帯電話体300)が自ら発音する場合のいずれかに、所定の発音情報を読み出して、スピーカ21から発音する高度なユーザインターフェースを提供できる。さらに、発音情報記憶部がサーバ13に搭載されているので、携帯電話11(または、可動ユニット15A、または可動携帯電話体300)を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、発音情報記憶部75に記憶された発音情報を損傷させることがない。
【0139】
また、上記構成によれば、人が所定の画像情報を要求した場合、人がマイク17、図示しないキーボード、マウス、ペン式入力装置等を介して所定の画像情報を許可した場合、所定の画像情報を用いて可動ユニット15A(または可動携帯電話体300)が自ら所定の画像を表示する場合のいずれかに、所定の画像情報を得ることができる高機能な携帯電話システムを提供することができる。また、人が所定の画像情報を要求した場合、人がマイク17、図示しないキーボード、マウス、ペン式入力装置等を介して所定の画像情報を許可した場合、所定の画像情報を用いて可動ユニット15A(または可動携帯電話体300)が自ら所定の画像を表示する場合のいずれかに、所定の画像情報を得ることができる高機能ユーザインターフェースを実現することができる。
【0140】
また、上記構成によれば、CCDカメラ49aが人を含む所定の対象物を撮像し、画像認識手段が所定の対象物を認識した結果に基づいてコミュニケーション動作をし、臨場感を持って発音する高度な携帯電話システムを提供できる。また、人を含む所定の対象物を撮像し、画像認識手段が所定の対象物を認識した結果に基づいてコミュニケーション動作をし、臨場感を持って発音する高度なユーザインターフェースを実現することができる。
【0141】
また、上記構成によれば、CCDイメージセンサ49a、画像認識手段により人を含む所定の対象物を認識して、人と音声対話をする高度な携帯電話システムを提供できる。また、CCDイメージセンサ49a、画像認識手段により人を含む所定の対象物を認識して、人と音声対話をする高度なユーザインターフェースを実現することができる。
【0142】
また、上記構成によれば、人の音声が所定の装置200を操作する指示、命令である場合、人の音声が所定の装置を操作する許可である場合、図示しないキーボード、マウス、ペン式入力装置等により所定の装置200を操作する場合に、可動ユニット15A(または可動携帯電話体300)が、所定の装置200の操作位置に可動し、所定の装置200を操作する高度な携帯電話システムを提供できる。また、人の音声が所定の装置200を操作する指示、命令である場合、人の音声が所定の装置200を操作する許可である場合、所定の操作入力手段により所定の装置200を操作する場合に、各可動部39、41、43、45、47および携帯電話11および可動ユニット15Aが、所定の装置200の操作位置に可動し、所定の装置200を操作する高度なユーザインターフェースを実現することができる。
【0143】
また、上記構成によれば、可動ユニット15Bが無線により所定の装置201を操作する高度な携帯電話システムを提供できる。
【0144】
また、所定の発音情報、画像情報がインターネット上の所定の記憶場所からダウンロード自在であるので、所定の発音情報、画像情報をインターネット上からダウンロードできる高機能な携帯電話システムを提供できる。また、所定の発音情報、画像情報をインターネット上からダウンロードできるので、発音情報記憶部75に記憶された所定の発音情報、画像情報記憶部77に記憶された所定の画像情報が損傷しても、直ぐに、所定の発音情報、所定の画像情報を復旧することができる。
【0145】
また、上記構成によれば、携帯電話11、可動ユニット15Aが、サーバ13とインターネット、電話回線によっても接続可能であるので、例えば家庭内の限定された領域で使用するだけでなく、家庭を遠く離れた領域に、携帯電話11のみ移動させて使用することができる。
【0146】
(第2実施形態)
第2実施形態および第2実施形態以降の説明では、第1実施形態の説明で用いた図1乃至図4を元に、図1乃至図4で用いた番号を用いて説明する。上記第1実施形態では、可動携帯電話体300が本発明の被対話体を構成していたが、携帯電話11が本発明の被対話体を構成してもよい。また、図5に示すように、携帯電話11および可動ユニット15Aが一体に構成されたものが本発明の被対話体を構成してもよい。また、携帯電話11に直接、可動部分(各可動部39、41、43、45、47、各モータ29、31、33、35、37)が設けられてもよい。なお、上記可動部分の構成は、これに限るものではない。
【0147】
(第3実施形態)
第1実施携帯では、マイク17、スピーカ21が携帯電話11に備えられたが、可動ユニット15Aに備えられてもよい。また、マイク17、スピーカ21は、携帯電話11の通話に使用するマイク、スピーカを用いてもよい。その場合、携帯電話11の通信回線を用いて、直接サーバ13と信号の送受信を行うようにしてもよい。
【0148】
(第4実施形態)
第1実施形態では、音声認識ボード55、対話処理部71がサーバ13に備えられたが、音声認識ボード55、対話処理部71のどちらか一方が可動ユニット15Aに設けられ、他方がサーバ13に設けられてもよい。また、音声認識ボード55、対話処理部71のどちらか一方が携帯電話11に設けられ、他方がサーバ13に設けられてもよい。
【0149】
音声認識ボード55が可動ユニット15Aに備えられ、対話処理部71がサーバ13に備えられている場合、対話処理部71が可動ユニット15Aに備えられ、音声認識ボード55がサーバ13に備えられている場合には、携帯電話11を落下させた場合に、あるいは水たまりに水没させた場合に、高価な音声認識ボード55、対話処理部71が故障することがない。また、音声認識ボード55、対話処理部71の両方が携帯電話11に備えられている場合に比べて、携帯電話11を小さくすることができ、持ち運びを容易にする。
【0150】
また、音声認識ボード55が携帯電話11に備えられ、対話処理部71がサーバ13に備えられている場合には、携帯電話11を落下させた場合に、高価な対話処理部71が故障することがない。また、対話処理部71が携帯電話11に備えられ、音声認識ボード55がサーバ13に備えられている場合には、携帯電話11を落下させた場合に、高価な音声認識ボード55が故障することがない。また、音声認識ボード55、対話処理部71の両方が携帯電話11に備えられている場合に比べて、携帯電話11を小さくすることができ、持ち運びを容易にする。
【0151】
なお、音声認識ボード55、対話処理部71の両方が、携帯電話11に備えられてもよく、音声認識ボード55、対話処理部71の両方が、可動ユニット15Aに備えられてもよい。対話処理部71の両方が、可動ユニット15Aに備えられた場合には、携帯電話11を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、音声認識ボード55、対話処理部71の両方を損傷させることがない。
【0152】
(第5実施形態)
第1実施形態、第2実施形態では、マイク17が、携帯電話11に設けられたが、マイク17を携帯電話11と別体に構成し、図示しないヘッドマイクに搭載するようにしてもよい。上記ヘッドマイクは、マイクを人の口元に配置する装置である。
【0153】
上記構成によれば、人が携帯電話11に近づかなくとも、音声をマイク17に入力することができ、これにより、音声の認識率を向上させることができる。一般に、音声認識ボード55で人の音声を認識する場合、周囲音、雑音等により、人の音声の認識率が低下することが知られている。このためマイク17を複数個配置する、あるいは音響部分析部の手前にノイズ除去フィルタを配置する、などして音声の認識率を向上させる方法が考えられている。本実施形態は、上記の他に、音声の認識率を向上させるようにしたものである。
【0154】
また、上記構成によれば、マイク17を、携帯電話11に設けなくともよいので、携帯電話11にマイク17を設けた場合に比べて、携帯電話11(または可動ユニット15A、または可動携帯電話体300)を小さく、軽くすることができ、携帯電話11(または可動ユニット15A、または可動携帯電話体300)の持ち運びを容易にすることができる。また、ヘッドマイクを使用することにより、音声認識ボード55に音声信号が入力される際の雑音を小さくすることができる。
【0155】
(第6実施形態)
第1実施形態では、発音情報記憶部75がサーバ13に備えられたが、発音情報記憶部75が携帯電話11、可動ユニット15Aのいずれかに備えられていてもよい。発音情報記憶部75が可動ユニット15Aに備えられている場合には、携帯電話11を落下させた場合に、あるいは水たまりに水没させた場合に、発音情報記憶部75が故障することがない。また、上述のように、発音情報記憶部75が携帯電話11に備えられていてもよい。
【0156】
さらに、発音情報記憶部75が可動ユニット15Aに搭載されている場合には、携帯電話11(または可動ユニット15A)を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、発音情報記憶部75に記憶された発音情報を損傷させることがない。
【0157】
(第7実施形態)
第1実施形態では、可動ユニット15Aに、駆動部27、各モータ29、31、33、35、37、各可動部39、41、43、45、47が備えられたが、携帯電話11に、駆動部27、各モータ29、31、33、35、37、各可動部39、41、43、45、47が備えられてもよい。その場合、コントローラ59が、携帯電話11に備えられてもよく、サーバ13に備えられていてもよい。
【0158】
コントローラ59が、サーバ13に備えられている場合、各可動部39、41、43、45、47、各モータ29、31、33、35、37、駆動部27、コントローラ59のすべてが携帯電話11に備えられる場合に比べて、携帯電話11を小さく、軽くすることができ、携帯電話11の持ち運びを容易にすることができる。
【0159】
(第8実施形態)
第1実施形態では、可動ユニット15Aに、駆動部27、各モータ29、31、33、35、37、各可動部39、41、43、45、47が備えられ、サーバ13にコントローラ59が備えられたが、可動ユニット15Aに替えて、携帯電話11に、駆動部27、各モータ29、31、33、35、37、各可動部39、41、43、45、47が備えられ、サーバ13にコントローラ59が備えられてもよい。
【0160】
上記構成によれば、コントローラ59がサーバ13に備えられているので、携帯電話11を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、高価なコントローラ59が故障することがない。
【0161】
(第9実施形態)
可動ユニット15Aに、各モータ29、31、33、35、37、各可動部39、41、43、45、47が備えられ、サーバ13に駆動部27、コントローラ59が備えられてもよい。また、携帯電話11に、各モータ29、31、33、35、37、各可動部39、41、43、45、47が備えられ、サーバ13に駆動部27、コントローラ59が備えられてもよい。
【0162】
上記構成によれば、駆動部27、コントローラ59がサーバ13に備えらるので、可動ユニット15A(または携帯電話11)を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、高価な駆動部27、コントローラ59が故障することがない。
【0163】
(第10実施形態)
可動ユニット15Aが、携帯電話11、サーバ13と別体に設けられて、駆動部27、各モータ29、31、33、35、37、各可動部39、41、43、45、47、コントローラ59を備えていてもよい。
【0164】
上記構成によれば、可動ユニット15Aが、携帯電話11、サーバ13と別体に設けられているので、携帯電話11を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、駆動部27、各モータ29、31、33、35、37、各可動部39、41、43、45、47、コントローラ59を備えた可動ユニット15Aが故障することがない。
【0165】
(第11実施形態)
可動ユニット15Aが、携帯電話11、サーバ13と別体に設けられて、駆動部27、各モータ29、31、33、35、37、各可動部39、41、43、45、47を備えており、携帯電話11、サーバ13のいずれかが、コントローラ59を備えていてもよい。
【0166】
上記構成によれば、可動ユニット15Aが、携帯電話11、サーバ13と別体に設けられて、駆動部27、各モータ29、31、33、35、37、各可動部39、41、43、45、47を備えており、携帯電話11が、コントローラ59を備えている場合は、携帯電話11を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、駆動部27、各モータ29、31、33、35、37、各可動部39、41、43、45、47が故障することがない。また、可動ユニット15Aが、携帯電話11、サーバ13と別体に設けられて、駆動部27、各モータ29、31、33、35、37、各可動部39、41、43、45、47を備えており、サーバ13が、コントローラ59を備えている場合は、携帯電話11を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、駆動部27、各モータ29、31、33、35、37、各可動部39、41、43、45、47、コントローラ59が故障することがない。
【0167】
(第12実施形態)
可動ユニット15Aが、携帯電話11、サーバ13と別体に設けられて、各モータ29、31、33、35、37、各可動部39、41、43、45、47を備えており、駆動部27が携帯電話11およびサーバ13のいずれかに備えられており、コントローラ59が携帯電話11およびサーバ13のいずれかに備えられていてもよい。
【0168】
上記構成によれば、各モータ29、31、33、35、37、各可動部39、41、43、45、47が可動ユニット15Aに備えられているので、携帯電話11を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、高価な各可動部39、41、43、45、47、各モータ29、31、33、35、37が故障することがない。また、駆動部27、コントローラ59のいずれかがサーバ13に備えられている場合には、携帯電話11を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、サーバ13に備えられた駆動部27、コントローラ59のいずれかが故障することがない。
【0169】
なお、第8実施形態乃至第12実施形態によれば、駆動部27、各モータ29、31、33、35、37、各可動部39、41、43、45、47、コントローラ59のすべてが携帯電話11に備えられる場合に比べると、携帯電話11を小さく、軽くすることができ、携帯電話11の持ち運びを容易にすることができる。
【0170】
(第13実施形態)
第1実施携帯では、画像モニタ79aが携帯電話11、サーバ13、可動ユニット15Aのいずれとも別体に構成されたが、画像モニタ79aが携帯電話11、サーバ13、可動ユニット15Aのいずれかに備えられていてもよい。また、画像モニタ79aは、上記画像モニタ79aに替えて、携帯電話に備えられている画像モニタを用いてもよい。その場合、携帯電話の通信回線を用いて、直接サーバ13と信号の送受信を行うようにしてもよい。第1実施形態と同様に、人がマイク17、図示しないキーボード、マウス、ペン式入力装置等を介して所定の画像情報を要求した場合、人がマイク17、図示しないキーボード、マウス、ペン式入力装置等を介して所定の画像情報を許可した場合、所定の画像情報を用いて携帯電話11、サーバ13、可動ユニット15Aのいずれかに所定の画像を表示する。
【0171】
上記構成によれば、画像モニタ79aがサーバ13、可動ユニット15Aのいずれかに備えられている場合には、携帯電話11を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、画像モニタ79aを損傷させることがない。なお、上述のように、画像モニタ79aが携帯電話11に搭載されていてもよく、画像モニタ79aは、携帯電話11に備えられている画像モニタを用いてもよい。
【0172】
(第14実施形態)
第1実施形態では画像情報記憶部77がサーバ13に搭載されたが、画像情報記憶部77が携帯電話11、可動ユニット15Aのいずれかに搭載されていてもよい。第1実施形態と同様に、人がマイク17、図示しないキーボード、マウス、ペン式入力装置等を介して所定の画像情報を要求した場合、人がマイク17、図示しないキーボード、マウス、ペン式入力装置等を介して所定の画像情報を許可した場合、所定の画像情報を用いて携帯電話11が自ら所定の画像を表示する場合に、画像情報記憶部77から所定の画像情報を読み出して、画像モニタ79aに表示する。また、上記画像情報は、第1実施形態と同様に、インターネット上の所定の記憶場所からダウンロード自在に構成されてもよい。
【0173】
上記構成によれば、画像情報記憶部77が携帯電話11に搭載されている場合には、携帯電話11を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、画像情報記憶部77を損傷させることがない。
【0174】
また、人がマイク17を介して所定の画像情報を要求した場合、人がマイク17、図示しないキーボード、マウス、ペン式入力装置等を介して所定の画像情報を許可した場合、所定の画像情報を用いて携帯電話11、可動ユニット15Aのいずれかが自ら所定の画像を表示する場合のいずれかに、所定の画像情報を得ることができる高機能な携帯電話システムを提供できる。また、人人がマイク17、図示しないキーボード、マウス、ペン式入力装置等を介して所定の画像情報を要求した場合、人がマイク17を介して所定の画像情報を許可した場合、所定の画像情報を用いて携帯電話11、可動ユニット15Aのいずれかが自ら所定の画像を表示する場合のいずれかに、所定の画像情報を画像情報記憶部77から得て、画像モニタ79aに表示する高度なユーザインターフェースを実現することができる。
【0175】
また、所定の画像情報がインターネット上の所定の記憶場所からダウンロード自在であるので、所定の画像情報をインターネット上からダウンロードできる高機能な携帯電話システムを提供できる。また、所定の画像情報をインターネット上からダウンロードできるので、画像情報記憶部77に記憶された所定の画像情報が損傷しても、直ぐに所定の画像情報を復旧することができる。
【0176】
(第15実施形態)
第1実施形態では、画像認識手段がサーバ13に搭載されていたが、画像認識手段が携帯電話11、可動ユニット15Aのいずれかに搭載されてもよい。
【0177】
(第16実施形態)
第1実施形態では、CCDイメージセンサ49aが、可動ユニット15Aに設けられたが、携帯電話11に設けられてもよい。また、CCDイメージセンサ49aが、携帯電話11、可動ユニット15Aと別体に構成されていてもよい。また、CCDイメージセンサ49aに替えて、携帯電話11に予め設けられた撮像手段を用いてもよい。
【0178】
CCDイメージセンサ49aが、携帯電話11、可動ユニット15Aと別体に構成されている場合、携帯電話11、可動ユニット15Aの配置場所に制約されることなく、所定の対象物を撮像することができる。
【0179】
なお、CCDイメージセンサ49aが、可動ユニット15Bに設けられていてもよい。上記構成によれば、可動ユニット15Bの周囲を撮像することができる。
【0180】
(第17実施形態)
第1実施携帯では、可動ユニット15Aに設けられた各可動部39、41、43、45、47が所定のコミュニケーション動作をするように、コントローラ59が駆動部27に指令信号を出力したが、各可動部39、41、43、45、47が携帯電話11に設けられて所定のコミュニケーション動作をするように、コントローラ59が駆動部27に指令信号を出力するようにしてもよい。
【0181】
(第18実施形態)
第1実施形態では、携帯電話システム100が、携帯電話11、サーバ13、可動ユニット15A、可動ユニット15Bを備えていたが、携帯電話システム100が、可動ユニット15A、可動ユニット15Bを備えていなくともよい。その場合、コントローラ59、指令信号変調送信手段61は、サーバ13に備えられなくてもよい。
【0182】
上記構成によれば、携帯電話11が、音声認識ボード55、対話処理部71と別体に構成されているので、携帯電話11を飛躍的に小型化することができる。また、携帯電話11を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、高価な音声認識ボード55、対話処理部71が故障することがない。
【0183】
(第19実施形態)
第1実施形態では、駆動部27が可動ユニット15Aに備えられていたが、駆動部27がサーバ13に備えられていてもよい。
【0184】
上記構成によれば、駆動部27、コントローラ59がサーバ13に備えられるので、携帯電話11(または可動ユニット15A、または可動携帯電話体300)を落下させた場合、あるいは水たまりに水没させた場合でも、高価な駆動部27、コントローラ59が故障することがない。
【0185】
また、各可動部39、41、43、45、47、各モータ29、31、33、35、37、駆動部27、コントローラ59のすべてが携帯電話11(または可動ユニット15A、または可動携帯電話体300)に備えられる場合に比べると、携帯電話11(または可動ユニット15A、または可動携帯電話体300)を小さく、軽くすることができ、携帯電話11(または可動ユニット15A、または可動携帯電話体300)の持ち運びを容易にすることができる。
【0186】
(第20実施形態)
第1実施形態では、可動ユニット15Aに駆動部27、各モータ29、31、33、35、37、各可動部39、41、43、45、47が備えられ、サーバ13にコントローラ59が備えられたが、これに替わり、可動ユニット15Bに駆動部27、各モータ29、31、33、35、37、各可動部39、41、43、45、47が備えられ、サーバ13にコントローラ59が備えられていてもよい。また、可動ユニット15Bに各モータ29、31、33、35、37、各可動部39、41、43、45、47が備えられ、サーバ13に駆動部27、コントローラ59が備えられていてもよい。
【0187】
(第21実施形態)
上記実施形態で説明した可動ユニット15A、可動ユニット15B、携帯電話11に備えられた各可動部39、41、43、45、47が可動して、テーブルゲームを行うようにしてもよい。
【0188】
テーブルゲームを行う場合、次のように動作する。最初に、CCDカメラ49が、テーブルゲームの進行状況を撮像し、画像モニタ79aが、テーブルゲームの進行状況を画像認識する。次に、動作決定部73で、画像認識手段により認識された進行状況から各可動部39、41、43、45、47の次の動作を決定する。次に、各可動部39、41、43、45、47が、動作決定部73により決定された次の動作を実行するように、コントローラ59が駆動部17に指令信号を出力する。
【0189】
上記構成によれば、CCDカメラ49、画像モニタ79aによりテーブルゲームの進行状況を撮像、画像認識して、ゲームを進行する高度な携帯電話システムを提供できる。
【0190】
(第22実施形態)
各可動部39、41、43、45、47のいずれかにCCDイメージセンサ49aを搭載し、コントローラ59から駆動部27に指令信号を出力して各可動部39、41、43、45、47を可動させ、人を含む所定の対象物を探し出してもよい。
【0191】
上記構成によれば、人を含む所定の対象物を探し出す高度な携帯電話システムを提供できる。
【0192】
(第23実施形態)
第1実施形態では、所定の装置200に操作手段200aが、所定の装置201に操作手段201aが設けられており、可動ユニット15A、可動ユニット15Bを用いて所定の装置200、所定の装置201を作動させたが、所定の装置200、所定の装置201が、所定の作動信号によって作動するように構成されており、携帯電話11、サーバ13、可動ユニット15A、可動ユニット15Bのいずれかから上記作動信号を送信して、所定の装置200、所定の装置201を作動させてもよい。上記所定の作動信号は、無線および有線のいずれかで送信される。
【0193】
上記構成によれば、可動ユニット15A、可動ユニット15Bを用いずに、所定の作動信号により、直接、所定の装置200、所定の装置201を作動させる高度な携帯電話システムを提供できる。
【0194】
(第24実施形態)
携帯電話11が人形、ぬいぐるみ、玩具のいずれか1つで構成されていてもよい。
【0195】
上記構成によれば、人と、人形、ぬいぐるみ、玩具のいずれか1つとが音声対話を行う高度な携帯電話システムを提供できる。また、携帯電話11が人形、ぬいぐるみ、玩具のいずれか1つで構成されているので、親しみがわきやすい。
【0196】
(その他の実施形態)
上述した可動ユニット15A、可動ユニット15Bの構成は、上述したものに限らない。例えば、所定の装置200の操作手段200aの操作に必要な構成であってもよく、所定のゲーム機の操作に必要な構成であってもよい。また、可動部が、顔部、目部、口部、頭部、腕部、脚部、尻部のいずれかで構成されていてもよい。また、上述した各可動部39、41、43、45、47は、その一部、例えば、上腕部39、下腕部41のみでもよい。
【0197】
また、音声認識ボード55に替えて音声対話用プログラムを用いて音声対話の処理をしてもよい。
【0198】
また、サーバ13がインターネット回線の他に、電話回線、家庭用LANを含むローカルネットワーク回線に接続されていてもよい。また、携帯電話11がインターネット回線、電話回線、家庭用LANを含むローカルネットワーク回線に接続されていてもよい。また、上記インターネット回線、電話回線、家庭用LANを含むローカルネットワーク回線に、携帯電話11と、サーバ13とを中継するアクセスポイント、中継自在なコンピュータ、電話のいずれかが接続されており、上記携帯電話11が上記アクセスポイント、中継自在なコンピュータ、電話のいずれかを中継点として上記サーバ13に接続されてもよい。
【0199】
また、携帯電話11およびサーバ13のいずれかに、携帯電話11が発音する際の感情パラメータを記憶する感情パラメータ記憶部が備えられており、スピーカ21から発音する際にパラメータを参照し、顔の表情および口形状のうち、パラメータに応じた顔の表情および口形状を選択し、画像表示部に表示するようにしてもよい。上記構成によれば、人と対話を行う場合、所定の説明を行う場合、顔部、目部、口部、頭部、腕部、脚部、尻部のいずれかを可動させて、臨場感を持って発音する高度な携帯電話システムを提供できる。また、顔部、目部、口部、頭部、腕部、脚部、尻部のいずれかを可動させて、臨場感を持って発音する高度なユーザインターフェースを実現することができる。
【0200】
また、発音情報記憶部75、画像情報記憶部77に記憶される発音情報、画像情報は、光学ディスクドライブ、ブルーレイディスクドライブ、USBメモリ等を介し、所定の記憶媒体から供給されたものであってもよい。
【0201】
なお、音声認識を行う音声認識部(第1実施形態では、音声認識ボード55)、制御部(第1実施携帯では、CPUボード57)のハード構成、記憶部(第1実施携帯では、CPUボード57のRAMおよびROMからなるメモリ)、対話処理部(第1実施形態では、対話処理部71)等のハード構成は、上記各実施形態で説明した機能を満足するものであれば、上記のものに限らない。例えば、CPUボード57と別体にハードディスクを設け、上記ハードディスクに発音情報、画像情報を記憶するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0202】
【図1】本発明の第1実施形態による携帯電話システムの外観図である。
【図2】本発明の第1実施形態による可動携帯電話体の外観図である。
【図3】本発明の第1実施形態による携帯電話システムのブロック図である。
【図4】本発明の第1実施形態による可動ユニット(15B)の正面断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態による携帯電話システムのブロック図である。
【符号の説明】
【0203】
100…携帯電話システム
200…所定の装置
200a…操作手段
201…所定の装置
201a…操作手段
300…可動携帯電話体(被対話体)
11…携帯電話(被対話体)
13…サーバ(サーバ用コンピュータ)
15A…可動ユニット(被対話体)
15B…可動ユニット
17…マイク(音声変換手段)
19…音声出力ボード
21…スピーカ(発音手段)
23…音声信号変調送信手段
25…発音信号受信復調手段
27…駆動部
29…上腕用モータ
31…下腕用モータ
33…ハンド用モータ
35…走行用モータ
37…旋回用モータ
39…上腕部(可動部)
41…下腕部(可動部)
43…ハンド(可動部)
45…走行部(可動部)
47…旋回部(可動部)
49…CCDカメラ
49a…CCDイメージセンサ(撮像手段)
49b…信号処理部
51…指令信号受信復調手段
53…撮像信号変調送信手段
55…音声認識ボード(音声認識手段)
57…CPUボード
59…コントローラ
61…指令信号変調送信手段
63…音声信号受信復調手段
65…発音信号変調送信手段
67…撮像信号受信復調段
69…画像信号変調送信手段
71…対話処理部(対話制御手段)
73…動作決定部
75…発音情報記憶部
77…画像情報記憶部
79…画像表示装置
79a…画像モニタ(画像表示手段)
81…画像情報受信復調手段
83…駆動部
85…ソレノイド
87…プッシャ
89…指令信号受信復調手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
人の音声を音声信号に変換する音声変換手段および所定の発音信号を振動に変えて発音する発音手段を備えた被対話体と、
前記被対話体とは別体に設けられて前記被対話体に有線及び無線のいずれかで接続されたサーバ用コンピュータと、
を備えており、
前記サーバ用コンピュータが、前記音声変換手段により変換された音声信号を処理して人の音声を認識する音声認識手段と、前記音声認識手段により認識された音声に対応する音声を決定し前記所定の発音信号を出力する対話制御手段とを備えていることを特徴とする携帯電話システム。
【請求項2】
所定の発音信号を振動に変えて発音する発音手段を備えた被対話体と、
前記被対話体とは別体に設けられて前記被対話体に有線及び無線のいずれかで接続されたサーバ用コンピュータと、
前記被対話体および前記サーバ用コンピュータとは別体に設けられて前記被対話体および前記サーバ用コンピュータのいずれかに有線及び無線のいずれかで接続されて人の音声を音声信号に変換する音声変換手段と、
を備えており、
前記サーバ用コンピュータが、前記音声変換手段により変換された音声信号を処理して人の音声を認識する音声認識手段と、前記音声認識手段により認識された音声に対応する音声を決定し前記所定の発音信号を出力する対話制御手段とを備えていることを特徴とする携帯電話システム。
【請求項3】
人の音声を音声信号に変換する音声変換手段および所定の発音信号を振動に変えて発音する発音手段を備えた被対話体と、
前記被対話体とは別体に設けられて前記被対話体に有線及び無線のいずれかで接続されたサーバ用コンピュータと、
を備えており、
前記音声変換手段により変換された音声信号を処理して人の言葉を認識する音声認識手段、前記音声認識手段により認識された言葉に対応する言葉を決定し前記所定の発音信号を出力する対話制御手段の両手段のうち、どちらか一方が前記被対話体に備えられており、他方が前記サーバ用コンピュータに備えられていることを特徴とする携帯電話システム。
【請求項4】
所定の発音信号を振動に変えて発音する発音手段を備えた被対話体と、
前記被対話体とは別体に設けられて前記被対話体に有線及び無線のいずれかで接続されたサーバ用コンピュータと、
前記被対話体および前記サーバ用コンピュータとは別体に設けられて前記被対話体および前記サーバ用コンピュータのいずれかに有線及び無線のいずれかで接続されて人の音声を音声信号に変換する音声変換手段と、
を備えており、
前記音声変換手段により変換された音声信号を処理して人の音声を認識する音声認識手段、前記音声認識手段により認識された音声に対応する音声を決定し前記所定の発音信号を出力する対話制御手段の両手段のうち、どちらか一方が前記被対話体に備えられており、他方が前記サーバ用コンピュータに備えられていることを特徴とする携帯電話システム。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の携帯電話システムにおいて、さらに所定の発音情報を記憶自在な発音情報記憶部が前記被対話体および前記サーバ用コンピュータのいずれかに搭載されており、
前記所定の発音情報が前記発音情報記憶部に記憶されており、
前記人が前記音声変換手段を介して前記所定の発音情報を要求した場合、前記人が前記音声変換手段を介して前記所定の発音情報を許可した場合、前記所定の発音情報を用いて前記被対話体が自ら発音する場合のいずれかに、前記発音情報記憶部から前記所定の発音情報を読み出して、前記発音手段から発音することを特徴とする携帯電話システム。
【請求項6】
前記発音情報記憶部がインターネットに接続自在に構成されており、
前記発音情報が前記インターネット上の所定の記憶場所からダウンロード自在であることを特徴とする請求項5に記載の携帯電話システム。
【請求項7】
前記被対話体が、1つ以上の可動部と、
前記1つ以上の可動部をそれぞれ可動するモータと、
前記モータをそれぞれ駆動する駆動部と、
前記駆動部に前記可動部の動作を司令する指令信号を出力するコントローラと、
を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の携帯電話システム。
【請求項8】
前記被対話体が、1つ以上の可動部と、
前記1つ以上の可動部をそれぞれ可動するモータと、
前記モータをそれぞれ駆動する駆動部と、
を備えており、
前記サーバ用コンピュータが、前記駆動部に動作の指令信号を出力するコントローラを備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の携帯電話システム。
【請求項9】
前記被対話体が、1つ以上の可動部と、
前記1つ以上の可動部をそれぞれ可動するモータと、
を備えており、
前記サーバ用コンピュータが、前記モータをそれぞれ駆動する駆動部と、前記駆動部に動作の指令信号を出力するコントローラとを備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の携帯電話システム。
【請求項10】
前記被対話体および前記サーバ用コンピュータとは別体に設けられて前記被対話体および前記サーバ用コンピュータの少なくとも1つに有線及び無線のいずれかで接続されて可動する可動ユニットを備えており、
前記可動ユニットが、1つ以上の可動部と、
前記1つ以上の可動部をそれぞれ可動するモータと、
前記モータをそれぞれ駆動する駆動部と、
前記駆動部に前記可動部の動作を司令する指令信号を出力するコントローラと、
を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の携帯電話システム。
【請求項11】
前記被対話体および前記サーバ用コンピュータとは別体に設けられて前記被対話体および前記サーバ用コンピュータの少なくとも1つに有線及び無線のいずれかで接続された可動ユニットを備えており、
前記可動ユニットが、1つ以上の可動部と、
前記1つ以上の可動部をそれぞれ駆動するモータと、
前記モータをそれぞれ駆動する駆動部と、
を備えており、
前記被対話体および前記サーバ用コンピュータのいずれかが、前記駆動部に動作の指令信号を出力するコントローラを備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の携帯電話システム。
【請求項12】
前記被対話体とは別体に設けられて前記被対話体および前記サーバ用コンピュータの少なくとも1つに有線及び無線のいずれかで接続された可動ユニットを備えており、
前記可動ユニットが、1つ以上の可動部と、
前記1つ以上の可動部をそれぞれ可動するモータと、
を備えており、
前記モータをそれぞれ駆動する駆動部が、前記被対話体および前記サーバ用コンピュータのいずれかに備えられており、
前記駆動部に動作の指令信号を出力するコントローラが、前記被対話体および前記サーバ用コンピュータのいずれかに備えられていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の携帯電話システム。
【請求項13】
前記被対話体と前記可動ユニットが取付自在に構成されていることを特徴とする請求項10乃至請求項12のいずれか1つに記載の携帯電話システム。
【請求項14】
請求項1乃至請求項9のいずれか1つに記載の携帯電話システムにおいて、さらに所定の画像を表示する画像表示手段が前記被対話体と一体および別体のいずれかに設けられており、
前記所定の画像情報が予め記憶された画像情報記憶部が前記被対話体および前記サーバ用コンピュータのいずれかに搭載されており、
前記人が前記音声変換手段を介して前記所定の画像情報を要求した場合、前記人が前記音声変換手段を介して前記所定の画像情報を許可した場合、前記所定の画像情報を用いて前記被対話体が自ら前記所定の画像を表示する場合のいずれかに、前記画像情報記憶部から前記所定の画像情報を読み出して、前記画像表示手段に表示することを特徴とする携帯電話システム。
【請求項15】
請求項10乃至請求項13のいずれか1つに記載の携帯電話システムにおいて、さらに所定の画像を表示する画像表示手段が前記被対話体および前記可動ユニットのいずれかに設けられて、前記被対話体、前記サーバ用コンピュータ、前記可動ユニットの少なくとも1つに有線及び無線のいずれかで接続されており、
前記所定の画像情報が予め記憶された画像情報記憶部が、前記被対話体、前記サーバ用コンピュータ、前記可動ユニットのいずれかに搭載されており、
前記人が前記音声変換手段を介して前記所定の画像情報を要求した場合、前記人が前記音声変換手段を介して前記所定の画像情報を許可した場合、前記所定の画像情報を用いて前記被対話体が自ら前記所定の画像を表示する場合のいずれかに、前記画像情報記憶部から前記所定の画像情報を読み出して、前記画像表示手段に表示することを特徴とする携帯電話システム。
【請求項16】
請求項10乃至請求項13のいずれか1つに記載の携帯電話システムにおいて、さらに所定の画像を表示する画像表示手段が前記被対話体および前記可動ユニットのいずれとも別体に設けられ、前記被対話体、前記サーバ用コンピュータ、前記可動ユニットの少なくとも1つに有線及び無線のいずれかで接続されており、
前記所定の画像情報が予め記憶された画像情報記憶部が、前記被対話体、前記サーバ用コンピュータ、前記可動ユニットのいずれかに搭載されており、
前記人が前記音声変換手段を介して前記所定の画像情報を要求した場合、前記人が前記音声変換手段を介して前記所定の画像情報を許可した場合、前記所定の画像情報を用いて前記被対話体が自ら前記所定の画像を表示する場合のいずれかに、前記画像情報記憶部から前記所定の画像情報を読み出して、前記画像表示手段に表示することを特徴とする携帯電話システム。
【請求項17】
前記画像情報記憶部がインターネットに接続自在に構成されており、
前記画像情報が前記インターネット上の所定の記憶場所からダウンロード自在であることを特徴とする請求項14乃至請求項16のいずれか1つに記載の携帯電話システム。
【請求項18】
前記人を含む所定の対象物を撮像自在な撮像手段が前記被対話体と一体および別体のいずれかに構成されており、
前記撮像手段により撮像された撮像データから前記所定の対象物を認識する画像認識手段が前記被対話体および前記サーバ用コンピュータのいずれかに搭載されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9、請求項14のいずれか1つに記載の携帯電話システム。
【請求項19】
前記人を含む所定の対象物を撮像自在な撮像手段が前記被対話体および前記可動ユニットのいずれかに設けられて、前記被対話体、前記サーバ用コンピュータ、前記可動ユニットの少なくとも1つに有線及び無線のいずれかで接続されており、
前記撮像手段により撮像された撮像データから前記所定の対象物を認識する画像認識手段が前記被対話体、前記サーバ用コンピュータ、前記可動ユニットの少なくとも1つに搭載されていることを特徴とする請求項10乃至請求項13、請求項15、請求項16のいずれか1つに記載の携帯電話システム。
【請求項20】
前記人を含む所定の対象物を撮像自在な撮像手段が前記被対話体および前記可動ユニットのいずれかとも別体に設けられて、前記被対話体、前記サーバ用コンピュータ、前記可動ユニットの少なくとも1つに有線及び無線のいずれかで接続されており、
前記撮像手段により撮像された撮像データから前記所定の対象物を認識する画像認識手段が前記被対話体、前記サーバ用コンピュータ、前記可動ユニットの少なくとも1つに搭載されていることを特徴とする請求項10乃至請求項13、請求項15、請求項16のいずれか1つに記載の携帯電話システム。
【請求項21】
前記人と対話を行う場合、所定の説明を行う場合の少なくとも1つにおいて、前記可動部が所定のコミュニケーション動作をするように、前記コントローラが前記駆動部に前記指令信号を出力することを特徴とする請求項7乃至請求項20のいずれか1つに記載の携帯電話システム。
【請求項22】
前記可動部が所定の装置を操作する位置に配置されており、
前記人の音声が所定の装置を操作する命令である場合、前記人の音声が所定の装置を操作する許可である場合、所定の操作入力手段により所定の装置を操作する場合、所定の装置を操作する自動実行プログラムが実行される場合に、前記所定の装置を操作するように、前記コントローラが前記駆動部に前記指令信号を出力することを特徴とする請求項10乃至請求項13、請求項請求項15のいずれか1つに記載の携帯電話システム。
【請求項23】
前記撮像手段が、前記人を含む所定の対象物を撮像し、前記画像認識手段が前記所定の対象物を認識した結果に基づいて、前記人と所定のコミュニケーション動作をするように、前記コントローラが前記駆動部に前記指令信号を出力することを特徴とする請求項18乃至請求項20のいずれか1つに記載の携帯電話システム。
【請求項24】
前記撮像手段が、前記人を含む所定の対象物を撮像し、前記画像認識手段が前記所定の対象物を認識した結果に基づいて、複数の前記発音データから少なくとも1つを選択し、前記発音手段を介して前記人に対して発音することを特徴とする請求項18乃至請求項20のいずれか1つに記載の携帯電話システム。
【請求項25】
前記撮像手段が、前記所定の装置の操作手段を撮像し、
前記人の音声が所定の装置を操作する命令である場合、前記人の音声が所定の装置を操作する許可である場合、所定の操作入力手段により所定の装置を操作する場合、所定の装置を操作する自動実行プログラムが実行される場合に、前記画像認識手段が前記操作手段の位置を認識した結果に基づいて、前記可動部及び前記被対話体が、前記手段の操作位置に可動し、前記所定の装置を操作するように、前記コントローラが前記駆動部に前記指令信号を出力することを特徴とする請求項18乃至請求項20のいずれか1つに記載の携帯電話システム。
【請求項26】
前記撮像手段が、テーブルゲームの進行状況を撮像し、前記画像認識手段が、テーブルゲームの進行状況を画像認識するように構成されており、
前記画像認識手段により認識された前記進行状況から前記可動部の次の動作を決定する動作決定手段を備えており、
前記可動部が、前記動作決定手段により決定された次の動作を実行するように、前記コントローラが前記駆動部に前記指令信号を出力することを特徴とする請求項18乃至請求項20のいずれか1つに記載の携帯電話システム。
【請求項27】
前記コントローラから前記駆動部に前記指令信号を出力して前記可動部を可動させ、前記人を含む所定の対象物を探し出すことを特徴とする請求項18乃至請求項20のいずれか1つに記載の携帯電話システム。
【請求項28】
前記画像認識手段により認識された前記所定の対象物を前記撮像手段が追跡する追跡プログラムが前記被対話体および前記サーバ用コンピュータのいずれかに搭載されており、
前記撮像手段が前記人を含む所定の対象物を追跡するように、前記コントローラから前記駆動部に前記指令信号を出力し、前記可動部を可動させることを特徴とする請求項18乃至請求項20のいずれか1つに記載の携帯電話システム。
【請求項29】
前記請求項1乃至請求項28のいずれか1つの携帯電話システムにおいて、さらに作動信号によって作動する作動手段を具えた作動体の前記作動手段に、前記作動信号を出力する作動信号出力手段が前記被対話体および前記サーバ用コンピュータの少なくとも1つに搭載されており、
前記作動手段と前記作動信号出力手段との間が無線および有線のいずれか1つにより接続されていることを特徴とする携帯電話システム。
【請求項30】
前記被対話体が人形、ぬいぐるみ、玩具のいずれか1つで構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項29のいずれか1つに記載の携帯電話システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−152237(P2010−152237A)
【公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−332496(P2008−332496)
【出願日】平成20年12月26日(2008.12.26)
【出願人】(306009592)
【Fターム(参考)】