説明

携帯電話機

【課題】大きな数字を表示し、お年寄りが容易に操作でき、また、発着信状態や履歴が確認できるシンプルでコスト削減可能な携帯電話機を提供する。
【解決手段】携帯電話機100は、マトリクス型の表示部110に電話番号を構成する数字又はダイヤル記号(“*”,“#”等)が順次、所定時間間隔で表示されるように制御する表示制御部115と、表示部110に所定時間間隔で順次表示される数字及びダイヤル記号を選択するときに押し下げられるダイヤル選択ボタン121を備えている。ユーザが入力したい数字等が、マトリクス型表示部110に表示されたときに、ダイヤル選択ボタン121を押し下げ操作するとマトリクス型表示部110に表示された数字等が入力される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機、特に携帯電話機の操作を簡単にしてシニア層などにとって使い勝手の良いシンプルで低コストな携帯電話機に関する。
【背景技術】
【0002】
図10は、従来のシンプルな携帯電話機(以下、シンプルフォンと表記)の外観を示した図で、シンプルフォン10には、スピーカ1、マイク2、数字及びダイヤル記号(“*”,“#”等)を入力するためのダイヤル入力ボタン3、発信操作,応答操作のために使用される開始ボタン4、通話を終了するために使用される終了ボタン5が配置されている。これらダイヤル入力ボタン3,開始ボタン4,終了ボタン5は、主に半透過性の樹脂で構成され、この樹脂製ボタンの内側にはLEDが配設され、ボタン操作時にこのLEDが照光する。ユーザは、発信先の電話番号をダイヤル入力ボタン3を押し下げて入力し、入力が終了した時点で、開始ボタンを押し下げると発呼処理が実行される。
【0003】
図10に示したようにシンプルフォンにおいては、機能を省略しており、また、製造コストを削減するため、特に液晶等の表示デバイスが備わっていない。そのため、シンプルフォンのユーザは、ダイヤルの入力状態、発信者の電話番号、発着信の状態、発着信履歴等を視覚で確認することができなかった。
【0004】
また、仮に表示デバイスを備えたとしても、その表示領域は狭く、電話番号が確認できる程度の表示領域(例えば1行11桁)しか確保されていないため、表示される文字が小さく、特に視力の低下が目立つお年寄りなどのシンプルフォンのユーザにとっては、ダイヤルの入力状態等を視覚で確認することが困難であった。
【0005】
そこで、ダイヤルの入力状態等を、操作ボタンを利用して確認することができる携帯電話機が提案されており、その一例として、特開2001−76570号公報(特許文献1)には電話番号の入力が終了すると、入力した数字に対応するキーボタンの照光表示部を順次点灯することにより、入力した数字を確認したり、また、着信時も発呼者の電話番号を同様にして確認できる携帯電話機が記載されている。
【特許文献1】特開2001−76570号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1に記載された携帯電話機のキーボタンに表示される数字・記号は視力の低下が目立つお年寄りにとって必ずしも十分な大きさとはいえない。そのため、前記携帯電話機を用いて電話をかける場合、複数のキーボタンの数字の一つ一つを確認しながら操作するのは、視力の低下が目立つお年寄りにとっては大変使い勝手が悪いという問題があった。
【0007】
また、液晶画面が設けられていても、液晶画面に表示された小さな文字を視認することはお年寄りには困難であり、また、電話番号の確認のために大画面の液晶表示装置を設けるのは低コスト化に反するという問題があった。
【0008】
また、シンプルフォンを含めた一般の携帯電話機は、通常10以上のキーボタンから構成されるために部品点数が多く、操作のつどに必要なキーボタンを選択しなければならずお年寄りにとっては複雑な操作を強いることになるという問題があった。
【0009】
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、液晶表示装置等を設けなくても、大きな数字を表示し、お年寄りが容易に操作でき、また、発着信状態や履歴が確認できるシンプルで低コストな携帯電話機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
第1の技術手段は、一つのボタンに少なくとも電話番号を構成する複数の数字を含むダイヤル記号を表示する表示部と、前記表示部に前記ダイヤル記号が順次、所定時間間隔で表示されるように制御する表示制御部を有し、前記ダイヤル記号が前記表示部に表示されている間に、前記ボタンを押し下げ操作することにより、前記表示部に表示されたダイヤル記号を入力するダイヤル選択ボタンを設けたことを特徴とする。
【0011】
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記数字の表示は、マトリクス表示又はセグメント表示により表示することを特徴とする。
【0012】
第3の技術手段は、第1又は2の技術手段において、前記表示制御部は、入力操作が終了した後、入力したダイヤル記号を前記表示部に順次表示することを特徴とする。
【0013】
第4の技術手段は、第1〜3の何れか1の技術手段において、前記表示制御部は、着信があった場合、発呼者の電話番号を構成する数字又はダイヤル記号を前記表示部に順次表示することを特徴とする。
【0014】
第5の技術手段は、第1〜4の何れか1の技術手段において、前記表示制御部は、発呼者又は着信者の電話番号の履歴を前記表示部に表示することを特徴とする。
【0015】
第6の技術手段は、第1〜5の何れか1の技術手段において、通話の際の操作対象ボタンが、前記ダイヤル選択ボタンと、発着信及び通話を開始したいときに押し下げる発着信通話開始ボタンと、発着信及び通話を終了したいときに押し下げる発着信通話終了ボタンの3つのボタンのみであること特徴とする。
【0016】
第7の技術手段は、第1〜6の何れか1の技術手段において、前記表示部は、表示するダイヤル記号を形成する、マトリクス又はセグメントの構成要素を構成する複数の区画部を光不透過性の樹脂素材の壁で仕切って形成し、各前記区画部にLEDを配設し、上から光透過性の高い樹脂素材で一体に覆うことを特徴とする。
【0017】
第8の技術手段は、第7の技術手段において、前記LEDは、3色以上の発光が可能であることを特徴とする。
【0018】
第9の技術手段は、第7又は8の技術手段において、前記ダイヤル記号の表示時間の経過と共に、前記LEDの発光を明るくしていくことを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明は、上記のような技術手段を採用したことにより、液晶表示装置等を設けなくても、大きな数字を表示し、お年寄りが容易に操作でき、さらに、発着信状態や履歴を確認することができる。また、生産コストも削減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
(実施例1)
図1は、本発明による携帯電話機(シンプルフォン)の外観を示した概略図である。
100は本発明による携帯電話機、101はスピーカ、102はマイク、120は本発明が適用されるシンプル操作選択ボタン構成部で、該シンプル操作選択ボタン構成部は表示部110に所定時間間隔で順次表示される数字及びダイヤル記号(“*”,“#”等)を選択するときに押し下げられるダイヤル選択ボタン121、電話発呼処理,電話着呼に対する応答処理又は通話処理を開始するときに押し下げられる発着信通話開始ボタン122、電話発呼又は通話を終了し待ち受け状態にするときに押し下げられる発着信通話終了ボタン123から構成される。ユーザは、後述するようにこれら3つのボタンを操作することにより発呼操作,応答操作を実行する。
【0021】
このように、3つのボタンのみで発呼操作,応答操作を実行できるため、多数のボタンを押すことなく携帯電話を容易に操作することができる。また、液晶表示装置を省略でき部品点数も少なくなるので製造コスト及び製造工程を削減することができる。
【0022】
図2は、選択ボタン121の表示部110を上部から俯瞰した図である。
図中、111は、光不透過性の樹脂であり、この光不透過性の樹脂111により5列5行のマトリクスで計25のマスが形成される。なお、この光不透過性の樹脂111の上部は、光透過性の高いプラスチック素材で被われている(図5参照)。
112は、3色以上を発色できるLEDであり、LED112がマトリクスの各マスに配設され、LED112を点灯させることにより数字またはダイヤル記号がマトリクス型の表示部110に表示される(図3参照)。
【0023】
図2に示したように、マスを光不透過性の樹脂で仕切ることにより形成することで、マスに配置されているLEDが発する光が隣接するマスに漏れない。また、上部が、光透過性の高いプラスチック樹脂で覆われているため、数字及びダイヤル記号が明瞭に表示部に表示される。
【0024】
図3は、表示部に表示される数字及びダイヤル記号の一例を説明するための図である。図3(0)〜(9)は、表示部110に表示される数字“0”〜“9”を示した図で、図3(*),(#)は、表示部110に表示されるダイヤル記号“*”,“#”を示した図である。
【0025】
図3に示したように、数字及びダイヤル記号が表示部110に所定時間間隔で順次表示され、ユーザが入力したい数字等が表示部110に表示されたときに、ダイヤル選択ボタン121を押し下げると、表示されていた数字等が入力される。
【0026】
このように、表示部110の全体に大きく数字及びダイヤル記号が表示されるため、視力の低下している人でも数字等を容易に視認することができる。
【0027】
図4は、表示部とダイヤル選択ボタンからなるダイヤル選択部を上部から俯瞰した図である。図示したように、表示部110とダイヤル選択ボタン121は一体化してダイヤル選択部130を構成する。なお、線Vは、図5において説明する断面線である。
【0028】
ユーザが発着信通話開始ボタン122を押し下げると、図3に示した数字及びダイヤル記号が表示部110に所定時間間隔で順次表示され、ダイヤル選択ボタン121を押し下げることで、表示された数字等が入力される。
【0029】
このように、表示部とダイヤル選択ボタンとが一体化しているため、数字及びダイヤル記号を容易に入力することができる。また、一体化したことにより部品点数が少なくなるため製造コスト及び製造工程を削減することができる。
【0030】
図5は、図4に図示した線Vにおける本発明による携帯電話機の筐体断面図である。
図中、113は前述したように表示部110の上部を覆う光透過性の高いプラスチック素材等から構成される覆板、114はLEDの点灯消灯及び照度等を制御するための制御回路等を搭載した制御基板、140は携帯電話機の筐体である。
【0031】
図5(A)は、ユーザがダイヤル選択ボタンを押し下げる前の筐体断面図、図5(B)は、ユーザがダイヤル選択ボタンを押し下げたときの筐体断面図である。
【0032】
図5(A),(B)に示したように、表示部110と一体化したダイヤル選択ボタン121を押し下げることにより、表示部110に表示された数字及びダイヤル記号が入力される。
【0033】
図6は、本発明による携帯電話機の実施例を説明するための要部概略構成を示すブロック図である。図中、100は本発明による携帯電話機で、115は数字及びダイヤル記号が順次、所定時間間隔で表示部110に表示されるように表示制御を行う表示制御部、120はダイヤル選択ボタン121,発着信通話開始ボタン122,発着信通話終了ボタン123から構成されるシンプル操作選択ボタン構成部、101,102はスピーカ,マイク、103は発呼,着呼,通話処理を行う通信部、104は上記各機能ブロックを制御するCPU、105は制御情報等を記憶するメモリである。
【0034】
本発明により導入された表示制御部115は、ユーザによって発着信通話開始ボタン122が押し下げられた後、所定時間間隔で数字及びダイヤル記号が表示部110に順次表示されるように表示制御を行う。なお、表示される数字等の色,発光強度も制御する。また、前述したようにユーザがダイヤル選択ボタン121を押し下げるとボタンを押し下げたときに表示されていた数字等が入力されるが、この後、再度“0”から順次数字等を表示部110に表示するように表示制御を行ってもよいし、入力された数字等の続きから順次数字等を表示部110に表示するように表示制御を行ってもよい。
【0035】
また、表示制御部115は、ユーザによる電話番号の入力操作が終了して、発信操作(再度、発着信通話開始ボタン122を押し下げる)が実行された後に、入力した数字等が表示部110に表示されるように表示制御を行う。また、表示制御部115は、着信があった場合、発呼者の電話番号を構成する数字等が表示部110に表示されるように表示制御を行う。また、発呼者又は着信者の電話番号の履歴が表示部110に表示されるように表示制御を行う。
【0036】
本発明により導入されたダイヤル選択ボタン121は、入力すべき数字及びダイヤル記号が順次表示され、ユーザが入力したい数字・記号が表示部110に表示されたときに押し下げられるボタンである。この押し下げ操作により所望の数字等を入力することができる。
【0037】
図7は、本発明による携帯電話機を用いて発呼先の電話番号を入力し、入力した電話番号が表示部に表示される処理を説明するためのフロー図である。
ユーザが相手と通話するために発着信通話開始ボタン122を押し下げると(ステップS1)、表示部110に数字及びダイヤル記号(0〜9,*,#)が図3に示したように所定時間間隔で順次表示され(ステップS2)、入力したい数字等が表示されたときに、図5(A),(B)に図示したようにユーザがダイヤル選択ボタン121を押し下げると(ステップS3:YES)、表示された文字が入力される(ステップS4)。
例えば、発呼先の電話番号が“*123”の場合、表示部110に“*”(図3(*))が表示されたときに、ユーザがダイヤル選択ボタン121を押し下げると、“*”が入力される。次に、“1”(図3(1))が表示されたときにダイヤル選択ボタン121を押し下げると、“1”が入力される。このような操作を、発呼先の電話番号の入力が終了するまで繰り返すことにより発信先の電話番号を入力することができる。
【0038】
上述した操作によって、発呼先の電話番号の入力が終了し、発着信通話開始ボタン122を押下すると(ステップS5:YES)、通信部103にて発呼処理が実行される(ステップS6)。また、この発呼処理と並行して、表示部110に入力した電話番号を構成する数字及びダイヤル記号が所定時間間隔で順次表示される(ステップS7)。そして、相手先が該発呼に対して応答すると通話処理が実行される(ステップS8)。なお、これらのボタンを押し下げない場合(ステップS3,S5:NO)、ステップS2に戻り、数字等を表示部110に所定時間間隔で順次表示する。
【0039】
次に、着信時に表示部110に表示される電話番号の表示例について説明する。
相手からの発呼により実行される着信処理(着信アラームの鳴動等)と並行して、相手の電話番号が表示部110に表示される。相手の電話番号が例えば、“090−1234−5678*#”の場合、図3に示した(0),(9),(0),(1),(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(*),(#)が表示部110に所定時間間隔で順次表示される。
【0040】
なお、電話番号入力時、発呼後、着呼時に表示部110に表示される数字及びダイヤル記号の色を変化させてもよい。例えば、電話番号入力時に表示される数字等の色を赤にしたり、発呼後(着呼時)に表示される数字等の色を青(黄色)に変化させてもよい。
【0041】
このように、処理に応じて数字等の色を変化させることで、表示される数字等が見やすくなる。
【0042】
また、表示部110に表示される数字及びダイヤル記号の明るさを時間経過に応じて変化させてもよい。
図8は、表示部の明度の変化を示したグラフである。図8では、ダイヤル選択ボタン,発着信通話開始ボタン,発着信通話終了ボタンのいずれかが押し下げられ、数字等が表示部110に表示されてからの経過時間に応じて表示部の明度が大きくなっている(LEDの発光が明るくなる)。
【0043】
例えば、ダイヤル選択ボタン121が押し下げられ、数字及びダイヤル記号が表示部110に表示されてから2秒が経過するまでは明度A、2秒から5秒の間は明度B、5秒以後は明度Cで表示部110に数字等が表示される。なお、明度A,B,Cは、A<B<Cの関係を満たす。
【0044】
また、ダイヤル選択ボタン121が押し下げられる度に0秒から計時してもよいし、ダイヤル選択ボタン121が再度押し下げられても0秒から計時せず、計時処理を続けてもよい。
【0045】
このように、経過時間に応じて表示部の明度を変化させることで、表示部に表示される数字等が見やすくなる。
【0046】
(実施例2)
図9は、表示部及びダイヤル選択ボタンを上部から俯瞰した他の図である。
図中、110はセグメント型の表示部、110a(110b)は“*”(“#”)を表示するための照光窓部、121は前述したダイヤル選択ボタンである。
実施例1の表示部110は、数字及びダイヤル記号をマトリクス表示により表示したが、実施例2では、数字をセグメント型表示部110に表示し、セグメント型表示部110の左右に設けられた照光窓部110aに“*”を、照光窓部110bに“#”を表示する。
【0047】
このように、セグメント型表示部に数字を、照光窓部にダイヤル記号を表示することで使用するLEDの数を減らすことができるため、製造工程及び製造費用を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明による携帯電話機の外観を示した概略図である。
【図2】表示部を上部から俯瞰した図である。
【図3】表示部に表示される数字及びダイヤル記号の一例を説明するための図である。
【図4】表示部とダイヤル選択ボタンからなるダイヤル選択部を上部から俯瞰した図である。
【図5】図4に図示した線Vにおける本発明による携帯電話機の筐体断面図である。
【図6】本発明による携帯電話機の実施例を説明するための要部概略構成を示すブロック図である。
【図7】本発明による携帯電話機を用いて発呼先の電話番号を入力し、入力した電話番号が表示部に表示される処理を説明するためのフロー図である。
【図8】表示部の明度の変化を示したグラフである。
【図9】表示部及びダイヤル選択ボタンを上部から俯瞰した他の図である。
【図10】従来のシンプルな携帯電話機の外観を示した図である。
【符号の説明】
【0049】
1…スピーカ、2…マイク、3…ダイヤル入力ボタン、4…開始ボタン、5…終了ボタン、10…シンプルフォン、100…本発明による携帯電話機、101…スピーカ、102…マイク、103…通信部、104…CPU、105…メモリ、110…表示部、110a…“*”表示用照光窓部、110b…“#”表示用照光窓部、111…光不透過性の樹脂、112…LED、113…覆板、114…制御基板、115…表示制御部、120…シンプル操作選択ボタン構成部、121…ダイヤル選択ボタン、122…発着信通話開始ボタン、123…発着信通話終了ボタン、130…ダイヤル選択部、140…携帯電話機の筐体。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一つのボタンに少なくとも電話番号を構成する複数の数字を含むダイヤル記号を表示する表示部と、
前記表示部に前記ダイヤル記号が順次、所定時間間隔で表示されるように制御する表示制御部を有し、
前記ダイヤル記号が前記表示部に表示されている間に、前記ボタンを押し下げ操作することにより、前記表示部に表示されたダイヤル記号を入力するダイヤル選択ボタンを設けたことを特徴とする携帯電話機。
【請求項2】
前記数字の表示は、マトリクス表示又はセグメント表示により表示することを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。
【請求項3】
前記表示制御部は、入力操作が終了した後、入力したダイヤル記号を前記表示部に順次表示することを特徴とする請求項1または2に記載の携帯電話機。
【請求項4】
前記表示制御部は、着信があった場合、発呼者の電話番号を構成する数字又はダイヤル記号を前記表示部に順次表示することを特徴とする請求項1〜3の何れか1に記載の携帯電話機。
【請求項5】
前記表示制御部は、発呼者又は着信者の電話番号の履歴を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載の携帯電話機。
【請求項6】
通話の際の操作対象ボタンが、前記ダイヤル選択ボタンと、
発着信及び通話を開始したいときに押し下げる発着信通話開始ボタンと、
発着信及び通話を終了したいときに押し下げる発着信通話終了ボタンの3つのボタンのみであること特徴とする請求項1〜5の何れか1に記載の携帯電話機。
【請求項7】
前記表示部は、表示するダイヤル記号を形成する、マトリクス又はセグメントの構成要素を構成する複数の区画部を光不透過性の樹脂素材の壁で仕切って形成し、
各前記区画部にLEDを配設し、上から光透過性の高い樹脂素材で一体に覆うことを特徴とする請求項1〜6の何れか1に記載の携帯電話機。
【請求項8】
前記LEDは、3色以上の発光が可能であることを特徴とする請求項7に記載の携帯電話機。
【請求項9】
前記ダイヤル記号の表示時間の経過と共に、前記LEDの発光を明るくしていくことを特徴とする請求項7又は8に記載の携帯電話機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−306220(P2007−306220A)
【公開日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−131571(P2006−131571)
【出願日】平成18年5月10日(2006.5.10)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】