説明

操作入力装置

【課題】画面上の項目ボタンを選択決定操作する際にその操作を簡単に行うことができる操作入力装置を提供する。
【解決手段】車両に、各種画面を表示するディスプレイ4と、このディスプレイ4から離れた位置にある遠隔入力デバイス8を設ける。遠隔入力デバイス8のパッド操作面10に指を置くと、各々のタッチ操作位置P,P…に機能スイッチ17,17…が割り与えられるとともに、ディスプレイ4の画面には、これらタッチ操作位置P,P…に応じた画面一に各機能スイッチ17,17…に対応した項目ボタン5,5…が割り付け表示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示画面に表示された各種選択ボタンを選択決定操作する際に使用する操作入力装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、多くの車両には、カーナビゲーション装置やエアーコンディショナー装置等の車載機器の操作系の一種として、ディスプレイの画面上に表示された各種項目ボタンやアイコン等を指でタッチ操作することで入力操作を行うタッチパネル式操作入力装置が搭載されている。このようなタッチパネル式操作入力装置の一例は、例えば特許文献1等に開示されている。この種の車載用のタッチパネル式操作入力装置は、ディスプレイが例えば車内のセンタークラスター位置に取り付けられ、ディスプレイ一面に敷設した静電容量センサ等の検出センサでタッチ操作を検出するものが広く普及している。
【特許文献1】特開2006−347478号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、この種のタッチパネル式操作入力装置は、運転席に着座するドライバーと助手席に着座するパッセンジャーとの両者が操作するものである。よって、ディスプレイにおける項目ボタンの表示位置によっては、ドライバー及びパッセンジャーのうち一方はタッチ操作し易くても、他方はタッチ操作し難い状況が生じ得ることも考えられる。例えば、ディスプレイの画面左端に表示される項目ボタンは、ドライバー側からは近くに位置することから、ドライバーはこの項目ボタンをタッチ操作し易いが、この項目ボタンはパッセンジャーからは遠くに位置することになるので、パッセンジャーにとってはタッチ操作がし難い。
【0004】
本発明の目的は、画面上の項目ボタンを選択決定操作する際にその操作を簡単に行うことができる操作入力装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記問題点を解決するために、本発明では、表示画面に選択ボタンを表示し、その中から特定の選択ボタンが選択操作されて当該選択後に決定操作が行われることで入力操作が実施される操作入力装置において、前記選択ボタンを指定する際に操作者が指で触れる操作箇所として用いられ、前記操作者が接触操作を行ったか否かの接触操作有無を検出する接触操作検出手段と、前記接触操作検出手段の検出結果に基づき、前記接触操作検出手段の操作面において前記操作者が接触操作した箇所を、前記選択ボタンの決定操作用の機能スイッチとして割り当てる割当手段と、同じく前記接触操作検出手段の検出結果に基づき、前記操作者が行った前記接触操作に応じた前記表示画面の画面位置に前記選択ボタンを割り付け表示する割付手段とを備えたことを要旨とする。
【0006】
この構成によれば、操作者が接触操作検出手段の操作面を指等で接触操作した際、その接触操作位置に機能スイッチが割り当てられ、表示画面には、その接触位置に応じた画面位置に、各機能スイッチに対応する選択ボタンが割り付け表示される。そして、例えば操作面を用いて決定操作が行われると、その時に選択状態にある機能スイッチ(即ち、選択ボタン)が実行状態に移行する。従って、本構成においては、表示画面に表示された選択ボタンの中の1つを選択決定操作するに際し、スイッチやボタン等に指を合わせる位置合わせ操作が不要となることから、選択ボタンの選択決定操作を簡単に行うことが可能となる。
【0007】
本発明では、前記接触操作検出手段は、前記表示画面とは別部品でしかも当該表示画面から離れた箇所に配置される遠隔入力デバイスであることを要旨とする。
この構成によれば、遠隔入力デバイスを手元の位置に配置しておけば、表示画面の選択ボタンの選択決定操作を手元の位置で行うことが可能となり、更なる高い操作性確保に効果が高い。
【0008】
本発明では、前記接触操作有無検出との間で前記接触操作検出手段を共用し、前記操作面に前記機能スイッチを割り当てる時よりも当該操作面が深く押し込まれて前記接触操作検出手段の検出値が決定操作閾値以上となった際に、その時に押下操作された前記機能スイッチが決定操作されたと判別する決定操作判別手段を備えたことを要旨とする。
【0009】
この構成によれば、接触操作検出手段は接触操作有無検出と決定操作有無検出との両方で共用されることになるので、これら各々の検出系として別々の検出部品を用意する必要がなくなり、部品点数削減や構造簡素化等の効果を得ることが可能となる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、画面上の項目ボタンを選択決定操作する際にその操作を簡単に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した操作入力装置の一実施形態を図1〜図9に従って説明する。
図1に示すように、車両1には、エアーコンディショナー装置、オーディオ装置、カーナビゲーション装置等の各種車載機器の操作系として操作スイッチ装置2が設けられている。本例の操作スイッチ装置2は、ボタン選択操作時における視認性や操作性の向上を目的としてグラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface:GUI)が使用されている。この種のGUI式の操作スイッチ装置2は、センタークラスター3に設けたディスプレイ4に項目ボタン5やアイコン6等をグラフィック表示し、ディスプレイ4から離れたセンターコンソール7に位置する遠隔入力デバイス8を用い、ディスプレイ4上の項目ボタン5やアイコン6等を選択決定操作することで入力操作が行われる。
【0012】
図1に示すように、遠隔入力デバイス8は、その表面に指等を置いて操作するパッド操作式のポインティングデバイスであって、ディスプレイ4と電気配線(図示略)を通じて接続されている。遠隔入力デバイス8の操作パッド9の表面には、図2に示すように、伸縮機能を持つ樹脂材から成るカバー材9aがデバイス表面一帯に亘って取り付けられている。遠隔入力デバイス8は、このカバー材9aの表面がパッド操作面10として用いられ、カバー材9aは伸縮性を持つことから、パッド操作面10に指を置いた際にその接触位置から更に奥に深く押し込む操作が可能となっている。なお、ディスプレイ4が表示画面に相当し、項目ボタン5及びアイコン6が選択ボタンを構成する。また、遠隔入力デバイス8が接触操作検出手段に相当し、パッド操作面10が操作面に相当する。
【0013】
カバー材9aの下部には、図2に示すように、検出面積が例えば1ミリ平方メートルの大きさを持つ複数の感圧センサ(感圧素子)11,11…が、パッド操作面10の全域に亘り敷設されている。感圧センサ11,11…は、操作者がパッド操作面10を触れていることを検出するセンサであって、1つひとつが検出単位として機能してその検出値を出力電圧Vで出力可能である。感圧センサ11,11…は、その時々に自身に付加される圧力の大きさに応じた値の出力電圧Vを出力し、操作者がパッド操作面10のどの位置をタッチ操作してその箇所を更に強く押下操作したのかを検出する。
【0014】
図3に示すように、操作スイッチ装置2には、この操作スイッチ装置2のコントロールユニットとして機能するスイッチコントローラ12が設けられている。スイッチコントローラ12は、このスイッチコントローラ12を統括制御するCPU13と、各種制御プログラムやデータが格納されたROM14と、プログラム実行時の作業領域であるRAM15とから成り、ROM14に格納された制御プログラムに基づき動作する。スイッチコントローラ12は、その入力側が遠隔入力デバイス8内のA/D変換回路16を介して感圧センサ11,11…に接続され、出力側がディスプレイ4に接続されている。なお、スイッチコントローラ12が割当手段、割付手段及び決定操作判別手段を構成する。
【0015】
スイッチコントローラ12は、感圧センサ11,11…から取得する出力電圧Vを基に、操作者によるパッド操作面10のタッチ操作の操作有無と、操作者によるそのタッチ操作位置でのパッド操作面10の押下操作の操作有無とを判別する。また、スイッチコントローラ12は、ディスプレイ4に表示される各種画面の表示制御を行うとともに、感圧センサ11,11…から取得する出力電圧Vに基づき、操作者による遠隔入力デバイス8のその時々の操作状態に応じた画面がディスプレイ4に表示されるように、ディスプレイ4の表示画面の切り換え制御も行う。
【0016】
スイッチコントローラ12は、操作者が遠隔入力デバイス8のパッド操作面10をタッチ操作してディスプレイ4のどの画面位置を選択操作しているのかを検出する際、感圧センサ11,11…からの出力電圧Vを用いてこれを絶対位置検出で行う。絶対位置検出とは、遠隔入力デバイス8上のX−Y座標系のパッド操作位置とディスプレイ4上のX−Y座標系の画面選択座標位置とが、互いに一義的に対応する位置検出手法であって、操作パッド9のパッド操作面10の座標位置とディスプレイ4の表示画面の座標位置とが相似の対応関係をとる検出手法である。
【0017】
また、スイッチコントローラ12は、感圧センサ11,11…から取得する出力電圧Vと、タッチ操作有無の判別基準となる第1閾値Vaとを逐次比較し、出力電圧Vが第1閾値Va以上となると、この領域をタッチ操作領域Eとして取り込む。そして、スイッチコントローラ12は、このようにして導出したタッチ操作領域Eのうち、最も高い電圧値を出力する感圧センサ11が位置する箇所をタッチ操作位置Pとして認識し、このタッチ操作位置Pを機能スイッチ17として割り当てる。なお、ここで言うスイッチ割り当てとは、複数存在する感圧センサ11,11…のうちの特定のものをスイッチコントローラ12が機能スイッチ17として認識する処理の事を言う。
【0018】
更に、スイッチコントローラ12は、操作者が遠隔入力デバイス8のパッド操作面10をタッチ操作したことを検出した際、そのタッチ操作位置Pに応じたディスプレイ4の画面位置、即ち図3に示すディスプレイ4の画面座標位置Rxを中心座標として、項目ボタン5やアイコン6等を絶対位置検出に則って割り付け表示する。スイッチコントローラ12は、パッド操作面10が複数本の指でタッチ操作されたことを検出した場合、各々の操作指に応じたディスプレイ4の画面位置に項目ボタン5やアイコン6等を割り付け表示する。例えば、人差し指、中指、薬指、小指の計4本でパッド操作面10をタッチ操作した際には、これら各指に対応してディスプレイ4の画面に4つの項目ボタン5(アイコン6)が割り当てられる。
【0019】
スイッチコントローラ12は、パッド操作面10がタッチ操作されたことを検出してパッド操作面10に機能スイッチ17を割り付けた後、操作者がそのタッチ操作位置Pで指を更に深く押し込んでタッチ操作位置の出力電圧Vが更に高くなってこれが第2閾値Vb(>第1閾値Va)以上となったことを検出すると、この操作検出を以て機能スイッチ17(項目ボタン5、アイコン6)が決定操作されたと認識する。スイッチコントローラ12は、機能スイッチ17が決定操作された事を検出すると、その時の決定操作対象となる項目ボタン5やアイコン6に応じた次画面にディスプレイ表示を切り換えたり、或いはその項目ボタン5やアイコン6に応じた機能を車両1に実行させたりするなどの処理を行う。
【0020】
次に、本例の操作スイッチ装置2の動作を説明する。
例えば、運転席に乗り込んだ運転者によってステアリングホイール近傍のイグニッションスイッチがOFF位置からACC位置やON位置に操作されると、操作スイッチ装置2が起動状態となる。このとき、スイッチコントローラ12は、ディスプレイ4に初期画面として図4に示すようなメニュー画面18を表示する。メニュー画面18には、選択対象となる複数の項目ボタン5,5…がディスプレイ4の画面下部位置に左右方向に並んで割り付け表示され、本例においては画面左側から順にTELボタン5a、VICS(Vehicle Information and Communication System)ボタン5b、オーディオボタン5c、音量設定ボタン5d、エアコンボタン5e、車両情報ボタン5f、メンテナンスボタン5g、案内中止ボタン5hが表示されている。
【0021】
ここで、メニュー画面18の中の項目ボタン5を選択決定操作する場合、操作者はまず遠隔入力デバイス8のパッド操作面10に指を置く動作を行う。例えば、図5に示すように、操作者が1本の指でパッド操作面10に触れた場合を考えると、この時のスイッチコントローラ12は、操作者によるパッド操作面10のタッチ操作を感圧センサ11,11…で検出し、感圧センサ11,11…から取得する出力電圧Vが第1閾値Va以上となる領域をタッチ操作領域Eとして認識する。そして、スイッチコントローラ12は、このタッチ操作領域Eのうち最も高い電圧値を出力する感圧センサ11が位置する箇所をタッチ操作位置Pとして認識し、このタッチ操作位置Pに機能スイッチ17を割り当てる。
【0022】
また、スイッチコントローラ12は、操作者がパッド操作面10に指を置いた際、その時のタッチ操作検出とともに、この時のタッチ操作位置Pに応じたディスプレイ4の画面位置に項目ボタン5を絶対位置検出に則って割り付け表示する。このボタン表示においては、メニュー画面18の画面下部位置に並んで割り付け表示された複数の項目ボタン5,5…の中から、特定の1つの項目ボタンがタッチ操作位置Pに応じたディスプレイ4の画面座標位置Rxに動く動作をとって、ディスプレイ4における項目ボタン5の表示割り付けが行われる。
【0023】
ところで、図6に示すように、場合によっては操作者が複数(図6では左手の5本の指)の指でパッド操作面10に触れる動作を行うことがある。このとき、パッド操作面10においてはこれら5本の指が触れた箇所で感圧センサ11,11…の出力電圧Vが第1閾値Va以上の値をとることになるので、この時のスイッチコントローラ12は、5本の指がタッチ操作している各々のタッチ操作領域E,E…ごとにタッチ操作位置P,P…を導出する。そして、スイッチコントローラ12は、パッド操作面10でタッチ操作位置Pとして認識したこれら5座標位置を、パッド操作面10上の機能スイッチ17,17…として割り当てる。
【0024】
スイッチコントローラ12は、パッド操作面10に割り当てる機能スイッチ17,17…、即ちディスプレイ4に表示されている各種項目ボタン5,5…について選択決定回数、即ちボタン使用回数を逐次計測していることから、パッド操作面10に複数の機能スイッチ17,17…を割り当てる際、親指を飛ばして人差し指側(即ち、操作者から2番目に近い側)から順に使用頻度の高い機能スイッチ17をパッド操作面10に順に割り当てる。例えば、図6に示す例の場合、パッド操作面10には、人差し指位置にオーディオスイッチ17aが割り当てられ、中指位置に車両情報スイッチ17bが割り当てられ、薬指位置に音量設定スイッチ17cが割り当てられ、小指位置に案内中止スイッチ17dが割り当てられる。
【0025】
また、スイッチコントローラ12は、パッド操作面10に複数のスイッチ17a,17b…を割り当てる際、パッド操作面10の親指位置(即ち、操作者に最も近い位置)に、パッド操作面10上に割り当てた各スイッチ機能を入れ替える際に操作する送りスイッチ17eを割り当てる。この送りスイッチ17eは、スイッチ割り当て状態にある機能スイッチ17群を、ディスプレイ4には項目ボタン5,5…として表示はあるものの、その時に割り当て状態にない他の機能スイッチ17群に入れ替える際に操作するスイッチであって、機能スイッチ17群の一括入れ替えが可能である。
【0026】
ところで、スイッチコントローラ12は、操作パッド9のパッド操作面10のパッド座標位置をX−Y座標系で認識可能であることから、複数の指でのタッチ操作を検出した際には、X座標値が大きいものから順に親指、人差し指…として認識する。なお、タッチ操作位置がどの指であるかを割り当てる場合、これは必ずしもX座標値が大きいものから順に親指、人差し指…と割り当てることに限らず、例えばY座標位値が大きいものから順に割り当ててもよいし、或いはX座標及びY座標を複合的に見ることにより割り当ててもよい。
【0027】
パッド操作面10がこれら5本の指で触れられた際、スイッチコントローラ12は、親指(送りスイッチ機能)以外の人差し指、中指、薬指及び小指の4本に割り当てたスイッチ機能について、これら各指のタッチ操作位置P,P…に対応するディスプレイ4の画面座標位置に、これら4つ機能に対応する項目ボタン5,5…を割り付け表示する。即ち、図6に示すように、ディスプレイ4の表示画面には、人差し指と対応する画面位置にオーディオボタン5cが割り付け表示され、中指と対応する画面位置に車両情報ボタン5fが割り付け表示され、薬指と対応する画面位置に音量設定ボタン5dが割り付け表示され、小指と対応する画面位置に案内中止ボタン5hが割り付け表示される。
【0028】
また、ディスプレイ4の画面に複数の項目ボタン5,5…をタッチ操作位置P,P…に対応して割り付け表示する際も、メニュー画面18の画面下部位置に並んで割り付け表示された複数の項目ボタン5の中から、各操作指に対応する項目ボタン5,5…がタッチ操作位置Pに対応する画面座標位置Rxに動く動作をとって、その画面座標位置Rxを中心位置として各項目ボタン5,5…が割り付け表示される。なお、ディスプレイ4には送りスイッチ17eの表示用ボタンとして送りボタンを表示していないが、この種のボタンをディスプレイ4に表示してもよい。
【0029】
更に、スイッチコントローラ12は、タッチ操作状態にある親指でパッド操作面10がその位置からトレース操作(撫でる操作)されたことを検出すると、その時のトレース方向に応じて、パッド操作面10に割り当てた機能スイッチ17,17…のスイッチ機能をトレース方向に沿って入れ替える。例えば、図7(b)に示す状態から親指が−Y方向(画面下方向)に1回トレース操作されると、図7(c)に示すようにスイッチ機能が時計回り方向に1つずつ移動して設定され、逆に図7(c)に示す状態から親指が+Y方向(画面上方向)に1回トレース操作されると、図7(a)に示すようにスイッチ機能が反時計回り方向に1つずつ移動して設定される。
【0030】
なお、トレース操作の検出は、スイッチコントローラ12はパッド操作面10のX−Y座標位置を認識していることから、親指が+Y方向にトレース操作されたのか或いは−Y方向にトレース操作されたのかは、Y座標位置の変化量を見ることによって行われる。なお、トレース操作検出は、必ずしもY座標方向の移動量を見ることにより行うことに限らず、例えばX座標位置の変化量を見たり、或いはX座標位置の変化量とY座標位置の変化量とを複合的に見ることにより行ってもよい。
【0031】
ここで、操作者がパッド操作面10に指を置いている際に場合によっては指がパッド操作面10上でずれることも考えられるが、これに対応すべく本例のスイッチコントローラ12は、図8に示すように、移動する指を機能スイッチ17が追いかけるように、指の接触位置に合わせて機能スイッチ17の割当位置を逐次変更する。即ち、スイッチコントローラ12は、感圧センサ11,11…が出力する各々の出力電圧Vを見て操作者によるタッチ操作位置Pを常に監視していることから、パッド操作面10上のタッチ操作位置Pが変化した際には、移動後のタッチ操作位置に機能スイッチ17を割り当てるように動作する。また、スイッチコントローラ12は、機能スイッチ17の割当位置を変えることに伴って、ディスプレイ4の項目ボタン5の表示位置も、その時々の指のタッチ操作位置Pに応じた画面位置に切り換え表示する。
【0032】
また、スイッチコントローラ12は、感圧センサ11から取得する出力電圧Vが第2閾値Vb以上となったことを把握すると、その電圧値を持つ感圧センサ11に割り当てられた機能スイッチ17(項目ボタン5)が決定操作されたと認識し、その機能スイッチ17に応じた機能を車両1に実行させる。なお、この時にスイッチコントローラ12が行う実行機能としては、例えば決定操作された機能スイッチ17を他のコントロールユニットに実行させたり、或いはディスプレイ4の表示画面をその時の決定機能に応じた画面に切り替え表示したりする機能がある。
【0033】
パッド操作面10に割り当てた機能スイッチ17,17…を他のスイッチに入れ替える際には、親指でパッド操作面10を深く押下操作して、この親指に割り当てられる送りスイッチ17eを決定操作する。このとき、スイッチコントローラ12は、パッド操作面10に割り当てていた機能スイッチ17,17…の機能を、画面に表示されている項目ボタン5の中で選択状態にない項目ボタン群の各機能に入れ替えて割り当てる。即ち、図9に示す状態で送りスイッチ17eが決定操作されると、同図に示すように、それまで選択状態ではなかったTELスイッチ17f、VICSスイッチ17g、エアコンスイッチ17h、メンテナンススイッチ17iが、使用頻度の高い順に人差し指側から順にパッド操作面10に割り当てられる。
【0034】
スイッチコントローラ12は、送りスイッチ17eの操作で機能スイッチ17,17…のスイッチ機能を入れ替える際、この機能入れ替えと同時に、ディスプレイ4に表示されている項目ボタン5についても表示位置を入れ替える。即ち、スイッチコントローラ12は、送りスイッチ17eが決定操作されたことを検出すると、それまで表示状態にあった項目ボタン5群を元の表示位置に戻し、それまでボタン割り付けされていた画面位置に、画面下部に並ぶ項目ボタン5群をディスプレイ4に入れ替え表示する。図9に示す例の場合、ディスプレイ4には、人差し指側から順にTELボタン5a、VICSボタン5b、エアコンボタン5e、メンテナンスボタン5gが割り付け表示される。
【0035】
従って、本例においては、遠隔入力デバイス8のパッド操作面10に操作者が指を置いた際には、そのタッチ操作位置P,P…に機能スイッチ17,17…が指ごとに割り当てられ、操作者の目視対象となるディスプレイ4には、その時のタッチ操作位置P,P…に対応したディスプレイ4の画面座標位置Rx,Rx…に項目ボタン5,5…が移動して割り付け表示される。よって、ディスプレイ4に表示された項目ボタン5を遠隔入力デバイス8で選択決定操作する際には、遠隔入力デバイス8のパッド操作面10に指を置けば、その位置状態で項目ボタン5の選択決定操作を行うことが可能であるので、例えば項目ボタン5の表示位置に指を位置合わせする動作が不要となることから、簡単に項目ボタン5の選択決定操作を行うことが可能となる。
【0036】
また、ディスプレイ4の項目ボタン5の特定の1つを選択して決定する際は、パッド操作面10に指を置いてその位置で指を深く押すという一連の操作でボタン選択決定操作が行われる。このため、項目ボタン5の決定操作を行うに際しては、例えば項目ボタン5の選択した後に他の配置箇所に割り当てられている決定系スイッチを操作すべくボタン選択後に指を他位置に動かす動作が不要となるので、決定操作の際に指位置が動いてスムーズに決定操作ができないというエンターブレも生じ難い。
【0037】
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)遠隔入力デバイス8のパッド操作面10に指を置けば、そのタッチ操作位置P,P…に機能スイッチ17,17…が割り当てられるので、項目ボタン5の選択決定に際しては指を特定ボタンに位置合わせする動作が不要となることから、項目ボタン5の選択決定操作を簡単に行うことができる。また、パッド操作面10のタッチ操作時、ディスプレイ4に表示された項目ボタン5,5…は、その時のタッチ操作位置P,P…に応じた画面座標位置Rx,Rx…に移動して割り付け表示されるので、パッド操作面10上の指位置とディスプレイ4上の項目ボタン5との位置が対応することになり、項目ボタン5を選択決定する際には自身がどの項目ボタン5を決定するのかを視覚的に認識できることから、これは項目ボタン5の選択決定操作の操作性確保に効果が高い。
【0038】
(2)この種の操作スイッチ装置2を車両1に採用した場合、この操作スイッチ装置2は運転席に着座するドライバーと助手席に着座するパッセンジャーとの両方が操作することになるが、この場合は操作者がドライバーであっても或いはパッセンジャーであっても、各々に応じた機能スイッチ17,17…が割り当てられることになるので、一方がボタン操作し易いが他方はボタン操作し難くなるという状況が生じ難くなり、双方ともに簡単な操作で項目ボタン5の選択決定操作を行うことができる。
【0039】
(3)ディスプレイ4と遠隔入力デバイス8とが分離しているこの種のGUI式の操作スイッチ装置2では、例えば車内のセンターコンソール等の手元位置に遠隔入力デバイス8が配置される。このため、操作者がドライバーやパッセンジャーであっても、これら操作者は手元位置で遠隔入力デバイス8を操作でき、例えば手を延ばすなどの手間を要せず遠隔入力デバイス8を操作することができる。
【0040】
(4)遠隔入力デバイス8のパッド操作面10がタッチ操作されたか否かは、パッド操作面10に敷設された感圧センサ11,11…の検出値を見ることにより行い、ボタン決定操作であるパッド操作面10の押下操作も、同様にこの感圧センサ11,11…の検出値を見ることで行っている。このように、パッド操作面10のタッチ操作有無検出と、パッド操作面10を押し込むことによる決定操作有無検出とが、同一の感圧センサ11,11…を用いて行えば、これら検出系で各々異なるセンサを用意する必要がなくなり、遠隔入力デバイス8(操作スイッチ装置2)に要する部品点数の削減や、或いは遠隔入力デバイス8(操作スイッチ装置2)の構造の簡素化等を図ることができる。
【0041】
(5)パッド操作面10に割り当てられる機能スイッチ17,17…の1つとして送りスイッチ17eを割り当てるので、例えば項目ボタン5,5…の総数が多く一度のタッチ操作では指に全ての機能スイッチ17,17…が割り当てられない場合であっても、送りスイッチ17eを操作することによって機能スイッチ17,17…の全てを各指に割り当てることができる。
【0042】
(6)パッド操作面10を親指でタッチ操作した後にその指をパッド操作面10に沿ってスクロール移動させた際には、その時に各指に割り付けられている機能スイッチ17,17がそのスクロール方向に沿って1つずつ順にずれて移動して割り当てられる。このため、パッド操作面10に割り当てられた各機能スイッチ17,17…のスイッチ機能を1つずつ横に順にずらす方法でスイッチ機能を入れ替えることができ、特定の指に所望の機能スイッチ17を割り当てる際にその操作を行い易くすることができる。
【0043】
(7)パッド操作面10をタッチ操作した後に指が動いてタッチ操作位置P,P…が位置変化しても、この時の機能スイッチ17,17…は、移動する指を追いかけるべくタッチ操作位置P,P…に追従して割り当てられる。従って、パッド操作面10をタッチ操作した後に指が動いても、指と機能スイッチ17,17…とが位置ずれすることが無くなり、問題なく機能スイッチ17,17…を決定操作することができる。
【0044】
(8)操作者がパッド操作面10を複数の指でタッチ操作した際には、パッド操作面10には、複数存在する機能スイッチ17,17…の中から使用頻度の高いスイッチが選別されてタッチ操作位置P,P…に割り当てられる。このため、例えばパッド操作面10に機能スイッチ17,17…を割り当てた後に機能スイッチ17,17…のスイッチ機能を入れ替えるような動作を必要とする状況が生じ難くなるので、使い勝手がよく利便性が高い操作スイッチ装置2とすることができる。
【0045】
(9)パッド操作面10に使用頻度の高い機能スイッチ17,17…を割り当てる際、人差し指側から順に使用頻度の高い機能スイッチ17を順に割り当てる。このため、操作者がパッド操作面10で機能スイッチ17を決定操作するに際しては、最も使い易い指である人差し指で、最も使用頻度の高いスイッチを操作することが可能となるので、操作スイッチ装置2の使い勝手や利便性の更なる向上に寄与する。
【0046】
なお、実施形態はこれまでの構成に限定されず、以下の態様に変更してもよい。
・ パッド操作面10が操作者によりタッチ操作されたか否かのタッチ操作有無検出と、そのタッチ操作後に操作者がパッド操作面10を強く押して決定操作されたか否かの決定操作有無検出とは、必ずしも同一の感圧センサ11,11…の出力を用いて判定する処理に限定されない。例えば、図10に示すように、パッド操作面10の端縁位置に赤外線センサ41を配置し、操作者がパッド操作面10をタッチ操作する際には赤外線Cが指で遮断されることから、この赤外線遮断検出を以て操作者によるパッド操作面10のタッチ操作位置P,P…を検出する。
【0047】
また、この場合の決定操作検出は、上下動可能とした四角平板形状の操作パッド9の四隅に感圧センサ42a,42b,42c,42dを各々配置し、これら感圧センサ42a,42b,42c,42dから得られる検出値を用いて特定の一点位置の押下操作を検出することにより行う。この場合、各感圧センサ42a,42b,42c,42dの各々のX−Y座標位置をPa(Xa,Ya)、Pb(Xb,Yb)、Pc(Xc,Yc)、Pd(Xd,Yd)とし、各感圧センサ42a,42b,42c,42dに加わる荷重をそれぞれfa,fb,fc,fdとすると、操作者が操作パッド9に荷重Fをかけた際のその荷重点Pkの座標位置(X,Y)は次式により求まる。
X=(Xa・fa+Xb・fb+Xc・fc+Xd・fd)/(fa+fb+fc+fd)
Y=(Ya・fa+Yb・fb+Yc・fc+Yd・fd)/(fa+fb+fc+fd)
スイッチコントローラ12は、感圧センサ42a〜42dからの検出値を用いてパッド操作面10にかかる荷重、即ち荷重点Pkの座標位置(X,Y)を逐次監視し、荷重点Pkを導出した際には、この荷重点Pkがどのタッチ操作位置P,P…に一致するかのかを照らし合わせる。そして、スイッチコントローラ12は、複数のタッチ操作位置P,P…の中で荷重点Pkが一致するものを、操作者が決定操作した項目ボタン5として認識し、その項目ボタン5に割り振られた機能を車両1に実行させる。なお、この場合のタッチ操作有無検出は、必ずしも感圧センサ42a〜42dに限らず、例えば静電容量センサ等の他のセンサを使用してもよい。
【0048】
・ ディスプレイ4に表示された項目ボタン5,5…は、初期段階において画面下部位置に羅列表示され、操作者がパッド操作面10をタッチ操作すると、そのタッチ操作位置P,P…に応じた画面位置に移動して、特定の画面位置に割り付けられる表示形体に限定されない。即ち、初期段階のディスプレイ4には項目ボタン5,5…は表示されておらず、操作者がパッド操作面10をタッチ操作したタイミングで、ディスプレイ4の特定の画面位置に項目ボタン5,5…が画面上に出現して割り当て表示されるものでもよい。
【0049】
・ トレース操作を見る指は、必ずしも親指に限らず、例えば人差し指や中指等の親指以外の指を用いてもよい。
・ 遠隔入力デバイス8に必ずしもカバー材9aを設ける必要はなく、カバー材9aを省略して、感圧センサ11が直に露出する構造を採用してもよい。
【0050】
・ 操作者がパッド操作面10に指を置いて決定操作を完了するまでの一連の操作形体は、操作者がパッド操作面10に指を置いてその位置でパッド操作面10を強く押して決定操作する操作形体に限定されない。例えば、親指を決定スイッチとして割り当てておき、例えば操作者がパッド操作面10を5本の指でタッチ操作すると、親指が決定スイッチとして割り当てられ、他の4本の指は画面上の項目ボタン5,5…に対応したスイッチ機能が割り当てられる。そして、人差し指から小指の中の1つを強く押下操作すると、その操作指に割り当てられた機能スイッチ17が選択状態となり、その状態で親指によりパッド操作面10がタッチ操作されると決定操作が実行される。
【0051】
・ 操作スイッチ装置2は、ディスプレイ4と遠隔入力デバイス8とが別部品として離れた位置にあるものに限定されず、例えばディスプレイ4の表示画面を操作面として用いるタッチパネル式でもよい。
【0052】
・ 操作スイッチ装置2の一機能として、パッド操作面10のどのタッチ操作位置Pにどのスイッチ機能を割り当てるのかをユーザ側で設定することを可能とするカスタマイズ機能を設けてもよい。
【0053】
・ 操作スイッチ装置2は、必ずしも車両1に採用されることに限定されず、例えば電化製品や住宅等の他の機器や装置に搭載してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
【0054】
(1)請求項1〜3のいずれかにおいて、前記割当手段は、前記操作面に割り当てた前記機能スイッチの1つを、その時に割当状態にある前記機能スイッチを他の機能スイッチに入れ替える際に操作される送りスイッチとして割り当てる。この構成によれば、操作面に割り当てた機能スイッチを他の機能スイッチ機能に入れ替えることが可能となり、操作面に割り当てるスイッチ数をトータルとして増やすことが可能となる。
【0055】
(2)請求項1〜3及び前記技術的思想(1)のいずれかにおいて、前記割当手段は、前記接触操作検出手段の検出値から前記操作面がスクロール操作されたことを検出すると、当該操作面に割り当てられた前記機能スイッチを、割り当ての有り無しに拘わらず全機能スイッチ群の中で、その時のスクロール方向に応じて1つずつ機能をずらして割り当て、前記割付手段は、当該機能スイッチの割り当て変更に伴って、前記表示画面に表示された前記項目ボタンの表示状態を、当該割り当て変更に応じた表示に切り換える。この構成によれば、操作スイッチ装置に登録されている全機能スイッチ機能の中から、スクロール操作によって特定のものを選択割り当てすることが可能となる。
【0056】
(3)請求項1〜3及び前記技術的思想(1),(2)のいずれかにおいて、前記割当手段は、前記接触操作検出手段の検出値を基に、前記操作面上の接触操作位置が移動した際には、その動きに追従して移動後の前記接触位置に前記機能スイッチを割り当て、前記割付手段は、前記表示画面に表示された前記項目ボタンの表示状態を、当該追従後の割り当てに応じた表示に切り換える。この構成によれば、操作面上で接触位置が動いたとしても、接触位置と機能スイッチ位置と位置ずれすることが無くなり、問題なく機能スイッチを決定操作することが可能となる。
【0057】
(4)請求項1〜3及び前記技術的思想(1)〜(3)のいずれか一項において、前記割当手段は、複数存在する前記機能スイッチの中でその使用回数を計測し、前記操作面に前記機能スイッチを割り当てる際には、複数の前記機能スイッチの中から使用頻度の高い前記機能スイッチを前記操作面に割り当てる。この構成によれば、操作面には使用頻度の高い機能スイッチ群が生成されることになるので、使い勝手がよく利便性が高いものとなる。
【0058】
(5)請求項1〜3及び前記技術的思想(1)〜(4)のいずれか一項において、前記割当手段は、前記操作面に使用頻度の高い前記機能スイッチを割り当てる際、使い易い指の位置から順に使用頻度の高い前記機能スイッチを割り付ける。この構成によれば、操作者が操作面上で機能スイッチを決定操作するに際しては、使い易い指で機能スイッチを操作できる回数が増えることになり、使い勝手や利便性の更なる向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】一実施形態における車内の外観をイメージした斜視図。
【図2】遠隔入力デバイスの操作パッドの構成を示す斜視図。
【図3】操作スイッチ装置の概略構成を示す構成図。
【図4】ディスプレイに表示されるメニュー画面の画面図。
【図5】操作パッドを1本の指でタッチ操作した際の動作説明図。
【図6】操作パッドを複数本の指でタッチ操作した際の動作説明図。
【図7】(a)〜(c)は操作パッドを指でトレース操作した際の動作説明図。
【図8】パッド上で動いたタッチ操作位置を機能スイッチが追従する際の動作説明図。
【図9】操作パッド上で送りスイッチ操作された際の動作説明図。
【図10】別例における他の操作スイッチ装置の概略構成を示す構成図。
【符号の説明】
【0060】
4…表示画面としてのディスプレイ、5…選択ボタンを構成する項目ボタン、6…選択ボタンを構成するアイコン、8…接触操作検出手段としての遠隔入力デバイス、10…操作面としてのパッド操作面、12…割当手段、割付手段及び決定操作判別手段を構成するスイッチコントローラ、17…機能スイッチ、Vb…閾値としての第2閾値。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示画面に選択ボタンを表示し、その中から特定の選択ボタンが選択操作されて当該選択後に決定操作が行われることで入力操作が実施される操作入力装置において、
前記選択ボタンを指定する際に操作者が指で触れる操作箇所として用いられ、前記操作者が接触操作を行ったか否かの接触操作有無を検出する接触操作検出手段と、
前記接触操作検出手段の検出結果に基づき、前記接触操作検出手段の操作面において前記操作者が接触操作した箇所を、前記選択ボタンの決定操作用の機能スイッチとして割り当てる割当手段と、
同じく前記接触操作検出手段の検出結果に基づき、前記操作者が行った前記接触操作に応じた前記表示画面の画面位置に前記選択ボタンを割り付け表示する割付手段と
を備えたことを特徴とする操作入力装置。
【請求項2】
前記接触操作検出手段は、前記表示画面とは別部品でしかも当該表示画面から離れた箇所に配置される遠隔入力デバイスであることを特徴とする請求項1に記載の操作入力装置。
【請求項3】
前記接触操作有無検出との間で前記接触操作検出手段を共用し、前記操作面に前記機能スイッチを割り当てる時よりも当該操作面が深く押し込まれて前記接触操作検出手段の検出値が決定操作閾値以上となった際に、その時に押下操作された前記機能スイッチが決定操作されたと判別する決定操作判別手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の操作入力装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−217548(P2008−217548A)
【公開日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−55576(P2007−55576)
【出願日】平成19年3月6日(2007.3.6)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000003551)株式会社東海理化電機製作所 (3,198)
【Fターム(参考)】