新生物疾患、自己免疫疾患および炎症性疾患を処置する方法
癌および自己免疫疾患および炎症性疾患を治療する方法が提供される。本発明は、非悪性エフェクタ細胞またはエフェクタ細胞に特異的に結合する因子を用いて、癌または自己免疫疾患または炎症性疾患を有する患者を治療する方法に関する。本発明はまた、白血病または関連障害などの癌の再発を予防または遅延する方法に関する。本発明はさらに、自己免疫疾患または炎症性疾患に関連する炎症および組織損傷を減少させるための方法に関する。本発明はさらに、癌もしくは自己免疫疾患もしくは炎症性疾患を有する患者を治療するため、および/または患者における白血病の再発を予防もしくは遅延させるための薬学的組成物を提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
関与している非悪性エフェクタ細胞を有するCD33陰性癌を有する患者を治療する方法であって、有効レジメンのCD33結合因子を該患者に投与する工程を包含し、それによって、該癌の進行を減少させるか、または腫瘍負荷を減少させる、方法。
【請求項2】
癌関連悪液質を有する患者を治療する方法であって、有効レジメンのCD33結合因子を該患者に投与する工程を包含し、それによって、該癌関連悪液質の少なくとも1つの症状を減少させる、方法。
【請求項3】
前記患者がCD33陰性癌を有する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記CD33結合因子がCD33に特異的に結合する抗体であり、前記癌が、CD33陰性急性リンパ性白血病、CD33陰性慢性リンパ性白血病、赤血球性白血病、および巨核芽球性白血病からなる群より選択される非血液学的悪性疾患または血液学的悪性疾患、ならびに他のCD33陰性血液学的悪性疾患である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記CD33結合因子が、前記患者において、関与する非悪性エフェクタ細胞の数を減らし、および/または1つ以上の炎症性サイトカイン、ケモカイン、もしくは成長因子のレベルを低下させる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記1つ以上の炎症性サイトカイン、ケモカイン、または成長因子が、インターロイキン−1β(IL−1β)、腫瘍壊死因子−α(TNF−α)、インターロイキン−6(IL−6)、インターロイキン−8(IL−8)、インターフェロン−γ(IFN−γ)、血管内皮増殖因子(VEGF)、白血病抑制因子(LIF)、単球化学誘導タンパク質−1(MCP−1)、RANTES、インターロイキン−10(IL−10)、インターロイキン−12(IL−12)、マトリックスメタロプロテイナーゼ2(MMP2)、IP−10、および/またはマクロファージ炎症タンパク質1α(MIP1α)である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記患者における1つ以上の炎症性サイトカイン、ケモカイン、または成長因子のレベルをモニタリングする工程をさらに包含する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記1つ以上の炎症性サイトカイン、ケモカイン、または成長因子が、インターロイキン−1β(IL−1β)、腫瘍壊死因子−α(TNF−α)、インターロイキン−6(IL−6)、インターロイキン−8(IL−8)、インターフェロン−γ(IFN−γ)、血管内皮増殖因子(VEGF)、白血病抑制因子(LIF)、単球化学誘導タンパク質−1(MCP−1)、RANTES、インターロイキン−10(IL−10)、インターロイキン−12(IL−12)、マトリックスメタロプロテイナーゼ2(MMP2)、IP−10、および/またはマクロファージ炎症タンパク質1α(MIP1α)である、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記患者における関与している非悪性エフェクタ細胞の数をモニタリングする工程をさらに包含する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記投与に対して応答性である癌関連悪液質の程度をモニタリングする工程をさらに包含する、請求項7〜9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記モニタリング工程に基づいてCD33結合因子の投薬量を調整する工程をさらに包含する、請求項7〜10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記非悪性エフェクタ細胞が、単球、マクロファージ、樹状細胞、および/または好中球である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記マクロファージが腫瘍関連マクロファージである、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記CD33結合因子を、前記癌に対して有効である少なくとも1つの治療剤と組み合わせて投与する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記治療剤が、化学療法剤、放射線治療剤、治療抗体、アンチセンスもしくはsiRNA薬剤、小分子薬剤、またはペプチド薬剤である、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記治療剤が化学療法剤である、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記化学療法剤が、ベルケード(登録商標)(ボルテゾニブ)、レブリミド(登録商標)(レナリドマイド)、ビダザ(登録商標)(アザシチジン)、またはシタラビンである、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記CD33結合因子が、CD33に特異的に結合する非結合体化抗体である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
前記抗体がヒト化またはキメラM195抗体である、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記抗体が、CD33への特異的結合についてM195抗体と競合する、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記抗体を、2.5〜約12mg/kgの用量で前記患者に静脈内投与する、請求項18に記載の方法。
【請求項22】
非血液学的悪性疾患の進行を遅延させる方法であって:
非血液学的悪性疾患を有する患者に有効レジメンのCD33結合因子を投与する工程、およびそれによって、該非血液学的悪性疾患の進行を遅延させる工程
を包含する方法。
【請求項23】
血液学的悪性疾患の再発を予防または遅延させる方法であって:
該血液学的悪性疾患からの寛解にある患者に有効レジメンのCD33結合因子を投与し、それによって、該血液学的悪性疾患の再発を遅延または予防する方法。
【請求項24】
前記患者は前記悪性疾患の検出可能な細胞を有さない、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記CD33結合因子がCD33に特異的に結合する抗体であり、前記血液学的悪性疾患が急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、胸腺白血病(thymoid leukemia)、骨髄異形成症候群、骨髄増殖性障害、不応性貧血、前白血病症候群、リンパ性白血病、および未分化白血病からなる群より選択される、請求項23〜24のいずれか1項に記載の方法。
【請求項26】
前記抗体が非結合体化抗体である、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記抗体がヒト化またはキメラM195抗体である、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記抗体がCD33への特異的結合についてM195抗体と競合する、請求項25に記載の方法。
【請求項29】
前記抗体を2.5〜約12mg/kgの用量で前記患者に静脈内投与する、請求項26に記載の方法。
【請求項30】
前記血液学的悪性疾患からの寛解にある患者が骨髄移植を受けていない、請求項23〜24のいずれか1項に記載の方法。
【請求項31】
前記血液学的悪性疾患からの寛解にある患者が骨髄移植を受けている、請求項23〜24のいずれか1項に記載の方法。
【請求項32】
前記骨髄移植が自系骨髄移植である、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記骨髄移植が同種異系骨髄移植である、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
関与する非悪性エフェクタ細胞を有する、自己免疫疾患または炎症性疾患を有する患者を治療する方法であって、有効レジメンのCD33結合因子を該患者に投与し、それによって、該疾患の少なくとも1つの症状を減少させる方法。
【請求項35】
前記CD33結合因子が、CD33に特異的に結合する非結合体化抗体である、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記CD33結合因子が、前記患者における、関与する非悪性エフェクタ細胞の数を減らし、および/または1つ以上の炎症性サイトカイン、ケモカイン、または成長因子のレベルを低下させる、請求項34に記載の方法。
【請求項37】
前記1つ以上の炎症性サイトカイン、ケモカイン、または成長因子が、インターロイキン−1β(IL−1β)、腫瘍壊死因子−α(TNF−α)、インターロイキン−6(IL−6)、インターロイキン−8(IL−8)、インターフェロン−γ(IFN−γ)、血管内皮増殖因子(VEGF)、白血病抑制因子(LIF)、単球化学誘導タンパク質−1(MCP−1)、RANTES、インターロイキン−10(IL−10)、インターロイキン−12(IL−12)、マトリックスメタロプロテイナーゼ2(MMP2)、IP−10、および/またはマクロファージ炎症タンパク質1α(MIP1α)である、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記患者における1つ以上の炎症性サイトカイン、ケモカイン、または成長因子のレベルをモニタリングする工程をさらに包含する、請求項34に記載の方法。
【請求項39】
前記1つ以上の炎症性サイトカイン、ケモカイン、または成長因子が、インターロイキン−1β(IL−1β)、腫瘍壊死因子−α(TNF−α)、インターロイキン−6(IL−6)、インターロイキン−8(IL−8)、インターフェロン−γ(IFN−γ)、血管内皮増殖因子(VEGF)、白血病抑制因子(LIF)、単球化学誘導タンパク質−1(MCP−1)、RANTES、インターロイキン−10(IL−10)、インターロイキン−12(IL−12)、マトリックスメタロプロテイナーゼ2(MMP2)、IP−10、および/またはマクロファージ炎症タンパク質1α(MIP1α)である、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記患者における関与している非悪性エフェクタ細胞の数をモニタリングする工程をさらに包含する、請求項34に記載の方法。
【請求項41】
前記モニタリング工程に基づいてCD33結合因子の投薬量を調整する工程をさらに包含する、請求項38〜40のいずれか1項に記載の方法。
【請求項42】
前記非悪性エフェクタ細胞が、単球、マクロファージ、樹状細胞、および/または好中球である、請求項40に記載の方法。
【請求項43】
前記CD33結合因子を、前記自己免疫疾患または炎症性疾患に対して有効である少なくとも1つの治療剤と組み合わせて投与する、請求項34に記載の方法。
【請求項44】
前記抗体がヒト化またはキメラM195抗体である、請求項35に記載の方法。
【請求項45】
前記抗体がCD33への特異的結合についてM195抗体と競合する、請求項35に記載の方法。
【請求項46】
前記抗体を2.5〜約12mg/kgの用量で前記患者に静脈内投与する、請求項35に記載の方法。
【請求項47】
前記自己免疫疾患または炎症性疾患が、炎症性腸疾患、乾癬、アトピー性皮膚炎、乾癬性関節炎、関節リウマチ、またはアトピー性皮膚炎である、請求項34に記載の方法。
【請求項48】
CD33陽性血液学的悪性疾患を有する患者を治療する方法であって:
該CD33陽性血液学的悪性疾患を有する患者に有効レジメンのCD33結合因子および低用量シタラビンレジメンを投与する工程を包含する方法。
【請求項49】
前記CD33陽性悪性疾患が急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、白血病、骨髄異形成症候群、骨髄増殖性障害、不応性貧血、前白血病症候群、リンパ性白血病、または未分化白血病である、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記悪性疾患が急性骨髄性白血病である、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記CD33結合因子がCD33に特異的に結合する非結合体化抗体である、請求項48に記載の方法。
【請求項52】
前記抗体がヒト化またはキメラM195抗体である、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記抗体がCD33への特異的結合についてM195抗体と競合する、請求項51に記載の方法。
【請求項54】
前記抗体を2.5〜約12mg/kgの用量で前記患者に静脈内投与する、請求項51に記載の方法。
【請求項55】
前記抗体を、毎週、2週間に1回、3週間に1回、または毎月、前記患者に静脈内投与する、請求項51に記載の方法。
【請求項56】
前記患者が少なくとも60歳の年齢である、請求項48に記載の方法。
【請求項57】
骨髄性白血病を有する患者を治療する方法であって、約1.5〜12mg/kgの用量のヒト化M195抗体を該患者に投与し、それによって、該白血病の進行を阻害する工程を包含する方法。
【請求項58】
前記抗体を、約1〜3ヶ月の期間にわたって毎週の間隔で投与する、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記抗体を、1〜6ヶ月の期間にわたって2週間に1回の間隔で投与する工程をさらに包含する、請求項58に記載の方法。
【請求項1】
関与している非悪性エフェクタ細胞を有するCD33陰性癌を有する患者を治療する方法であって、有効レジメンのCD33結合因子を該患者に投与する工程を包含し、それによって、該癌の進行を減少させるか、または腫瘍負荷を減少させる、方法。
【請求項2】
癌関連悪液質を有する患者を治療する方法であって、有効レジメンのCD33結合因子を該患者に投与する工程を包含し、それによって、該癌関連悪液質の少なくとも1つの症状を減少させる、方法。
【請求項3】
前記患者がCD33陰性癌を有する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記CD33結合因子がCD33に特異的に結合する抗体であり、前記癌が、CD33陰性急性リンパ性白血病、CD33陰性慢性リンパ性白血病、赤血球性白血病、および巨核芽球性白血病からなる群より選択される非血液学的悪性疾患または血液学的悪性疾患、ならびに他のCD33陰性血液学的悪性疾患である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記CD33結合因子が、前記患者において、関与する非悪性エフェクタ細胞の数を減らし、および/または1つ以上の炎症性サイトカイン、ケモカイン、もしくは成長因子のレベルを低下させる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記1つ以上の炎症性サイトカイン、ケモカイン、または成長因子が、インターロイキン−1β(IL−1β)、腫瘍壊死因子−α(TNF−α)、インターロイキン−6(IL−6)、インターロイキン−8(IL−8)、インターフェロン−γ(IFN−γ)、血管内皮増殖因子(VEGF)、白血病抑制因子(LIF)、単球化学誘導タンパク質−1(MCP−1)、RANTES、インターロイキン−10(IL−10)、インターロイキン−12(IL−12)、マトリックスメタロプロテイナーゼ2(MMP2)、IP−10、および/またはマクロファージ炎症タンパク質1α(MIP1α)である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記患者における1つ以上の炎症性サイトカイン、ケモカイン、または成長因子のレベルをモニタリングする工程をさらに包含する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記1つ以上の炎症性サイトカイン、ケモカイン、または成長因子が、インターロイキン−1β(IL−1β)、腫瘍壊死因子−α(TNF−α)、インターロイキン−6(IL−6)、インターロイキン−8(IL−8)、インターフェロン−γ(IFN−γ)、血管内皮増殖因子(VEGF)、白血病抑制因子(LIF)、単球化学誘導タンパク質−1(MCP−1)、RANTES、インターロイキン−10(IL−10)、インターロイキン−12(IL−12)、マトリックスメタロプロテイナーゼ2(MMP2)、IP−10、および/またはマクロファージ炎症タンパク質1α(MIP1α)である、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記患者における関与している非悪性エフェクタ細胞の数をモニタリングする工程をさらに包含する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記投与に対して応答性である癌関連悪液質の程度をモニタリングする工程をさらに包含する、請求項7〜9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記モニタリング工程に基づいてCD33結合因子の投薬量を調整する工程をさらに包含する、請求項7〜10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記非悪性エフェクタ細胞が、単球、マクロファージ、樹状細胞、および/または好中球である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記マクロファージが腫瘍関連マクロファージである、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記CD33結合因子を、前記癌に対して有効である少なくとも1つの治療剤と組み合わせて投与する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記治療剤が、化学療法剤、放射線治療剤、治療抗体、アンチセンスもしくはsiRNA薬剤、小分子薬剤、またはペプチド薬剤である、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記治療剤が化学療法剤である、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記化学療法剤が、ベルケード(登録商標)(ボルテゾニブ)、レブリミド(登録商標)(レナリドマイド)、ビダザ(登録商標)(アザシチジン)、またはシタラビンである、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記CD33結合因子が、CD33に特異的に結合する非結合体化抗体である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
前記抗体がヒト化またはキメラM195抗体である、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記抗体が、CD33への特異的結合についてM195抗体と競合する、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記抗体を、2.5〜約12mg/kgの用量で前記患者に静脈内投与する、請求項18に記載の方法。
【請求項22】
非血液学的悪性疾患の進行を遅延させる方法であって:
非血液学的悪性疾患を有する患者に有効レジメンのCD33結合因子を投与する工程、およびそれによって、該非血液学的悪性疾患の進行を遅延させる工程
を包含する方法。
【請求項23】
血液学的悪性疾患の再発を予防または遅延させる方法であって:
該血液学的悪性疾患からの寛解にある患者に有効レジメンのCD33結合因子を投与し、それによって、該血液学的悪性疾患の再発を遅延または予防する方法。
【請求項24】
前記患者は前記悪性疾患の検出可能な細胞を有さない、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記CD33結合因子がCD33に特異的に結合する抗体であり、前記血液学的悪性疾患が急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、胸腺白血病(thymoid leukemia)、骨髄異形成症候群、骨髄増殖性障害、不応性貧血、前白血病症候群、リンパ性白血病、および未分化白血病からなる群より選択される、請求項23〜24のいずれか1項に記載の方法。
【請求項26】
前記抗体が非結合体化抗体である、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記抗体がヒト化またはキメラM195抗体である、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記抗体がCD33への特異的結合についてM195抗体と競合する、請求項25に記載の方法。
【請求項29】
前記抗体を2.5〜約12mg/kgの用量で前記患者に静脈内投与する、請求項26に記載の方法。
【請求項30】
前記血液学的悪性疾患からの寛解にある患者が骨髄移植を受けていない、請求項23〜24のいずれか1項に記載の方法。
【請求項31】
前記血液学的悪性疾患からの寛解にある患者が骨髄移植を受けている、請求項23〜24のいずれか1項に記載の方法。
【請求項32】
前記骨髄移植が自系骨髄移植である、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記骨髄移植が同種異系骨髄移植である、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
関与する非悪性エフェクタ細胞を有する、自己免疫疾患または炎症性疾患を有する患者を治療する方法であって、有効レジメンのCD33結合因子を該患者に投与し、それによって、該疾患の少なくとも1つの症状を減少させる方法。
【請求項35】
前記CD33結合因子が、CD33に特異的に結合する非結合体化抗体である、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記CD33結合因子が、前記患者における、関与する非悪性エフェクタ細胞の数を減らし、および/または1つ以上の炎症性サイトカイン、ケモカイン、または成長因子のレベルを低下させる、請求項34に記載の方法。
【請求項37】
前記1つ以上の炎症性サイトカイン、ケモカイン、または成長因子が、インターロイキン−1β(IL−1β)、腫瘍壊死因子−α(TNF−α)、インターロイキン−6(IL−6)、インターロイキン−8(IL−8)、インターフェロン−γ(IFN−γ)、血管内皮増殖因子(VEGF)、白血病抑制因子(LIF)、単球化学誘導タンパク質−1(MCP−1)、RANTES、インターロイキン−10(IL−10)、インターロイキン−12(IL−12)、マトリックスメタロプロテイナーゼ2(MMP2)、IP−10、および/またはマクロファージ炎症タンパク質1α(MIP1α)である、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記患者における1つ以上の炎症性サイトカイン、ケモカイン、または成長因子のレベルをモニタリングする工程をさらに包含する、請求項34に記載の方法。
【請求項39】
前記1つ以上の炎症性サイトカイン、ケモカイン、または成長因子が、インターロイキン−1β(IL−1β)、腫瘍壊死因子−α(TNF−α)、インターロイキン−6(IL−6)、インターロイキン−8(IL−8)、インターフェロン−γ(IFN−γ)、血管内皮増殖因子(VEGF)、白血病抑制因子(LIF)、単球化学誘導タンパク質−1(MCP−1)、RANTES、インターロイキン−10(IL−10)、インターロイキン−12(IL−12)、マトリックスメタロプロテイナーゼ2(MMP2)、IP−10、および/またはマクロファージ炎症タンパク質1α(MIP1α)である、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記患者における関与している非悪性エフェクタ細胞の数をモニタリングする工程をさらに包含する、請求項34に記載の方法。
【請求項41】
前記モニタリング工程に基づいてCD33結合因子の投薬量を調整する工程をさらに包含する、請求項38〜40のいずれか1項に記載の方法。
【請求項42】
前記非悪性エフェクタ細胞が、単球、マクロファージ、樹状細胞、および/または好中球である、請求項40に記載の方法。
【請求項43】
前記CD33結合因子を、前記自己免疫疾患または炎症性疾患に対して有効である少なくとも1つの治療剤と組み合わせて投与する、請求項34に記載の方法。
【請求項44】
前記抗体がヒト化またはキメラM195抗体である、請求項35に記載の方法。
【請求項45】
前記抗体がCD33への特異的結合についてM195抗体と競合する、請求項35に記載の方法。
【請求項46】
前記抗体を2.5〜約12mg/kgの用量で前記患者に静脈内投与する、請求項35に記載の方法。
【請求項47】
前記自己免疫疾患または炎症性疾患が、炎症性腸疾患、乾癬、アトピー性皮膚炎、乾癬性関節炎、関節リウマチ、またはアトピー性皮膚炎である、請求項34に記載の方法。
【請求項48】
CD33陽性血液学的悪性疾患を有する患者を治療する方法であって:
該CD33陽性血液学的悪性疾患を有する患者に有効レジメンのCD33結合因子および低用量シタラビンレジメンを投与する工程を包含する方法。
【請求項49】
前記CD33陽性悪性疾患が急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、白血病、骨髄異形成症候群、骨髄増殖性障害、不応性貧血、前白血病症候群、リンパ性白血病、または未分化白血病である、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記悪性疾患が急性骨髄性白血病である、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記CD33結合因子がCD33に特異的に結合する非結合体化抗体である、請求項48に記載の方法。
【請求項52】
前記抗体がヒト化またはキメラM195抗体である、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記抗体がCD33への特異的結合についてM195抗体と競合する、請求項51に記載の方法。
【請求項54】
前記抗体を2.5〜約12mg/kgの用量で前記患者に静脈内投与する、請求項51に記載の方法。
【請求項55】
前記抗体を、毎週、2週間に1回、3週間に1回、または毎月、前記患者に静脈内投与する、請求項51に記載の方法。
【請求項56】
前記患者が少なくとも60歳の年齢である、請求項48に記載の方法。
【請求項57】
骨髄性白血病を有する患者を治療する方法であって、約1.5〜12mg/kgの用量のヒト化M195抗体を該患者に投与し、それによって、該白血病の進行を阻害する工程を包含する方法。
【請求項58】
前記抗体を、約1〜3ヶ月の期間にわたって毎週の間隔で投与する、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記抗体を、1〜6ヶ月の期間にわたって2週間に1回の間隔で投与する工程をさらに包含する、請求項58に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【公表番号】特表2010−509234(P2010−509234A)
【公表日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−535486(P2009−535486)
【出願日】平成19年11月2日(2007.11.2)
【国際出願番号】PCT/US2007/083508
【国際公開番号】WO2008/058021
【国際公開日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【出願人】(505314468)シアトル ジェネティックス, インコーポレイテッド (19)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年11月2日(2007.11.2)
【国際出願番号】PCT/US2007/083508
【国際公開番号】WO2008/058021
【国際公開日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【出願人】(505314468)シアトル ジェネティックス, インコーポレイテッド (19)
【Fターム(参考)】
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