説明

材料保護剤としてのシクロペンタ[c]イソオキサゾール−3−アミン

置換基R及びRは明細書に記載された意味を表す式(I)の新規の2−オキシアミノ−1−シクロペンテン−1−ニトリルは、微生物による被害及び破壊から工業材料を保護するために特に適している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規シクロペンタ[c]イソオキサゾール−3−アミン、その製造方法、不所望な微生物を駆除するためのその使用並びにシクロペンタ[c]イソオキサゾール−3−アミンと他の作用物質との新規混合物に関する。
【0002】
極めて僅かなシクロペンタ[c]イソオキサゾール−3−アミンが文献(G. Gerali et al.著, Farmaco Edizione Scientifica 1969, 24, 1105-1114参照)から公知であるが、材料を破壊する生物に対するその作用は記載されていない。
【0003】
意外にも優れた殺菌作用を有する新規シクロペンタ[c]イソオキサゾール−3−アミンが見出された。新規のシクロペンタ[c]イソオキサゾール−3−アミンは単独で又は相互の混合物の形で、その殺菌作用及び殺真菌作用に基づき、工業材料中又は工業材料上の微生物の駆除のために特に適している。
【0004】
本発明の対象は、一般式(I)
【0005】
【化1】

[式中、
Aは、基
【0006】
【化2】

を表し、
その際、
及びRは、相互に無関係に、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ又は、それぞれ場合により置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロサイクリル、−COR、−CONR、−CSNR又は−SOを表し、
その際、
〜Rは、相互に無関係に、それぞれ場合により置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール及びヘテロサイクリルを表し、
及び
及びRは、相互に無関係に、水素、又はそれぞれ場合により置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール及びヘテロサイクリルを表す]のシクロペンタ[c]イソオキサゾール−3−アミン並びにその塩及び酸付加化合物である。
【0007】
置換基R〜Rの定義において、飽和又は不飽和の炭化水素基、例えばアルキル、アルケニル又はアルキニルは、ヘテロ原子と結合した形、例えばアルコキシ、ハロゲンアルコキシ、ハロゲンアルキルチオ又はアルキルチオの形でも、並びに複合した概念で、例えばアルキルアミノ又はジアルキルアミノの形でも、それぞれ直鎖又は分枝鎖で、非置換又は1箇所〜数箇所同じ又は異なる置換基で置換されてもいる。
【0008】
前記のアルキルアミノ及びジアルキルアミノ置換基において、アルキル基はそれぞれ同じ又は異なることができる。
【0009】
アリールは、芳香族の単環式又は多環式の、非置換又は1箇所〜数箇所同じ又は異なる置換基で置換された炭化水素環、例えばフェニル、ナフチル、アントラニル、フェナントラニル、有利にフェニル又はナフチル、特にフェニルを表す。
【0010】
ハロゲンアルキル、ハロゲンアルコキシ及びハロゲンアルキルチオの概念においては、それぞれ同じ又は異なるハロゲン原子が含有されていてもよい。ハロゲンは、一般にフッ素、塩素、臭素、特にフッ素又は塩素を表す。
【0011】
ヘテロサイクリルは、飽和及び不飽和の、並びに芳香族の環状化合物であり、少なくとも1つの環構成員がヘテロ原子、つまり炭素とは異なる原子であり、これは非置換であるか又は1箇所〜数箇所同じ又は異なる置換基で置換されている。この環が複数のヘテロ原子を含有する場合、これらのヘテロ原子は同じ又は異なることができる。ヘテロ原子は、有利に酸素、窒素又は硫黄である。場合により、この環状化合物は、他の炭素環又は複素環、縮合環又は橋かけ環と共に、多環式の環系を形成する。多環式の環系は、複素環又は縮合炭素環を介して結合されていてもよい。単環式又は二環式の環系、特に単環式又は二環式の芳香族環系が有利である。有利な複素環式基は、ピリジル、ピリミジル、チエニル、フリル及びピリルである。
【0012】
有利なのは
及びRは、相互に無関係に、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ又はそれぞれ場合により置換されたC〜C−アルキル、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、フェニル又はヘテロサイクリルを表すか、又は基−COR、−CONR、−CSNR又は−SOを表し、
その際、
〜Rは、相互に無関係に、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ又はそれぞれ場合により置換されたC〜C−アルキル、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、フェニル又はヘテロサイクリルを表し、及び
及びRは、相互に無関係に、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ又はそれぞれ場合により置換されたC〜C−アルキル、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、フェニル又はヘテロサイクリルを表す式(I)の化合物である。
【0013】
特に有利なのは
及びRは、相互に無関係に、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ又はC〜C−アルキル、C〜C−アルケニル又はC〜C−アルキニル(これらはそれぞれ場合により1箇所又は数箇所同じ又は異なり、ハロゲン、ニトロ、シアノ、フェニル、C〜C−アルコキシ、1〜9個の同じ又は異なるハロゲン原子を有するC〜C−ハロゲンアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1〜9個の同じ又は異なるハロゲン原子を有するC〜C−ハロゲンアルキルチオ、C〜C−アシル、C〜C−アシルオキシ、C〜C−アルコキシカルボニル、アミノ、C〜C−アルキルアミノ、ジ−C〜C−アルキルアミノ、フェニルアミノ又はジフェニルアミノにより置換されている)を表すか、
又はフェニル(これは場合により1箇所又は数箇所同じ又は異なり、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C〜C−アルキル、1〜6個の同じ又は異なるハロゲン原子を有するC〜C−ハロゲンアルキル、C〜C−アルコキシ、1〜6個の同じ又は異なるハロゲン原子を有するC〜C−ハロゲンアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1〜6個の同じ又は異なるハロゲン原子を有するC〜C−アルキルチオ、アミノ、C〜C−アルキルアミノ、ジ−C〜C−アルキルアミノ、フェニルアミノ又はジフェニルアミノにより置換されている)を表すか、
又はヘテロサイクリル(これは場合により1箇所又は数箇所同じ又は異なり、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C〜C−アルキル、1〜6個の同じ又は異なるハロゲン原子を有するC〜C−ハロゲンアルキル、C〜C−アルコキシ、1〜6個の同じ又は異なるハロゲン原子を有するC〜C−ハロゲンアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1〜6個の同じ又は異なるハロゲン原子を有するC〜C−アルキルチオ、アミノ、C〜C−アルキルアミノ、ジ−C〜C−アルキルアミノにより置換されている)を表すか、
又は−COR、−CONR、−SCNR、−SOを表し、
その際、
〜Rは、相互に無関係に、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ又はC〜C−アルキル、C〜C−アルケニル又はC〜C−アルキニル(これらはそれぞれ場合により1箇所又は数箇所同じ又は異なり、ハロゲン、ニトロ、シアノ、フェニル、C〜C−アルコキシ、1〜9個の同じ又は異なるハロゲン原子を有するC〜C−ハロゲンアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1〜9個の同じ又は異なるハロゲン原子を有するC〜C−ハロゲンアルキルチオ、C〜C−アシル、C〜C−アシルオキシ、C〜C−アルコキシカルボニル、アミノ、C〜C−アルキルアミノ、ジ−C〜C−アルキルアミノ、フェニルアミノ又はジフェニルアミノにより置換されている)を表すか、
又はフェニル(これは場合により1箇所又は数箇所同じ又は異なり、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C〜C−アルキル、1〜6個の同じ又は異なるハロゲン原子を有するC〜C−ハロゲンアルキル、C〜C−アルコキシ、1〜6個の同じ又は異なるハロゲン原子を有するC〜C−ハロゲンアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1〜6個の同じ又は異なるハロゲン原子を有するC〜C−ハロゲンアルキルチオ、アミノ、C〜C−アルキルアミノ又はジ−C〜C−アルキルアミノにより置換されている)を表すか、
又はヘテロサイクリル(これは場合により1箇所又は数箇所同じ又は異なり、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C〜C−アルキル、1〜6個の同じ又は異なるハロゲン原子を有するC〜C−ハロゲンアルキル、C〜C−アルコキシ、1〜6個の同じ又は異なるハロゲン原子を有するC〜C−ハロゲンアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1〜6個の同じ又は異なるハロゲン原子を有するC〜C−ハロゲンアルキルチオ、アミノ、C〜C−アルキルアミノ又はジ−C〜C−アルキルアミノにより置換されている)を表し、
及び
及びRは、相互に無関係に、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ又はC〜C−アルキル、C〜C−アルケニル又はC〜C−アルキニル(これらはそれぞれ場合により1箇所又は数箇所同じ又は異なり、ハロゲン、ニトロ、シアノ、フェニル、C〜C−アルコキシ、1〜9個の同じ又は異なるハロゲン原子を有するC〜C−ハロゲンアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1〜9個の同じ又は異なるハロゲン原子を有するC〜C−ハロゲンアルキルチオ、C〜C−アシル、C〜C−アシルオキシ、C〜C−アルコキシカルボニル又はアミノ、C〜C−アルキルアミノ、ジ−C〜C−アルキルアミノ、フェニルアミノ又はジフェニルアミノにより置換されている)を表すか、
又はフェニル(これは場合により1箇所又は数箇所同じ又は異なり、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C〜C−アルキル、1〜6個の同じ又は異なるハロゲン原子を有するC〜C−ハロゲンアルキル、C〜C−アルコキシ、1〜6個の同じ又は異なるハロゲン原子を有するC〜C−ハロゲンアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1〜6個の同じ又は異なるハロゲン原子を有するC〜C−ハロゲンアルキルチオ、アミノ、C〜C−アルキルアミノ又はジ−C〜C−アルキルアミノにより置換されている)を表すか、
又はヘテロサイクリル(これは場合により1箇所又は数箇所同じ又は異なり、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C〜C−アルキル、1〜6個の同じ又は異なるハロゲン原子を有するC〜C−ハロゲンアルキル、C〜C−アルコキシ、1〜6個の同じ又は異なるハロゲン原子を有するC〜C−ハロゲンアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1〜6個の同じ又は異なるハロゲン原子を有するC〜C−ハロゲンアルキルチオ、アミノ、C〜C−アルキルアミノ又はジ−C〜C−アルキルアミノにより置換されている)を表す式(I)の化合物である。
【0014】
特に有利なのは
及びRは、相互に無関係に、水素、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロを表すか又はC〜C−アルキル、C〜C−アルケニル又はC〜C−アルキニル(これらはそれぞれ場合により1箇所〜4箇所、同じ又は異なり、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、フェニル、C〜C−アルコキシ、1〜7個の同じ又は異なるフッ素原子、塩素原子又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲンアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1〜7個の同じ又は異なるフッ素原子、塩素原子又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲンアルキルチオ、C〜C−アシル、C〜C−アシルオキシ、C〜C−アルコキシカルボニル、アミノ、C〜C−アルキルアミノ、ジ−C〜C−アルキルアミノ、フェニルアミノ又はジフェニルアミノにより置換されている)を表すか、
又はフェニル(これは場合により1箇所又は4箇所同じ又は異なり、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、C〜C−アルキル、1〜4個の同じ又は異なるフッ素原子、塩素原子又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲンアルキル、C〜C−アルコキシ、1〜4個の同じ又は異なるフッ素原子、塩素原子又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲンアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1〜4個の同じ又は異なるフッ素原子、塩素原子又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲンアルキルチオ、アミノ、C〜C−アルキルアミノ又はジ−C〜C−アルキルアミノにより置換されている)を表すか、
又はヘテロサイクリル(これは場合により1箇所又は4箇所同じ又は異なり、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、C〜C−アルキル、1〜4個の同じ又は異なるフッ素原子、塩素原子又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲンアルキル、C〜C−アルコキシ、1〜4個の同じ又は異なるフッ素原子、塩素原子又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲンアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1〜4個の同じ又は異なるフッ素原子、塩素原子又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲンアルキルチオ、アミノ、C〜C−アルキルアミノ又はジ−C〜C−アルキルアミノにより置換されている)を表すか、
又は−COR、−CONR、−SCNR又は−SOを表し、
その際、
〜Rは、相互に無関係に、水素、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロを表すか又はC〜C−アルキル、C〜C−アルケニル又はC〜C−アルキニル(これらはそれぞれ場合により1箇所〜4箇所、同じ又は異なり、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、フェニル、C〜C−アルコキシ、1〜7個の同じ又は異なるフッ素原子、塩素原子又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲンアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1〜7個の同じ又は異なるフッ素原子、塩素原子又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲンアルキルチオ、C〜C−アシル、C〜C−アシルオキシ、C〜C−アルコキシカルボニル、アミノ、C〜C−アルキルアミノ、ジ−C〜C−アルキルアミノ、フェニルアミノ又はジフェニルアミノにより置換されている)を表すか、
又はフェニル(これは場合により1箇所又は4箇所同じ又は異なり、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、C〜C−アルキル、1〜4個の同じ又は異なるフッ素原子、塩素原子又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲンアルキル、C〜C−アルコキシ、1〜4個の同じ又は異なるフッ素原子、塩素原子又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲンアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1〜4個の同じ又は異なるフッ素原子、塩素原子又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲンアルキルチオ、アミノ、C〜C−アルキルアミノ又はジ−C〜C−アルキルアミノにより置換されている)を表すか、
又はヘテロサイクリル(これは場合により1箇所又は4箇所同じ又は異なり、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、C〜C−アルキル、1〜4個の同じ又は異なるフッ素原子、塩素原子又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲンアルキル、C〜C−アルコキシ、1〜4個の同じ又は異なるフッ素原子、塩素原子又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲンアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1〜4個の同じ又は異なるフッ素原子、塩素原子又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲンアルキルチオ、アミノ、C〜C−アルキルアミノ又はジ−C〜C−アルキルアミノにより置換されている)を表し、
及び
及びRは、相互に無関係に、水素、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロを表すか又はC〜C−アルキル、C〜C−アルケニル又はC〜C−アルキニル(これらはそれぞれ場合により1箇所〜4箇所、同じ又は異なり、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、フェニル、C〜C−アルコキシ、1〜7個の同じ又は異なるフッ素原子、塩素原子又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲンアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1〜7個の同じ又は異なるフッ素原子、塩素原子又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲンアルキルチオ、C〜C−アシル、C〜C−アシルオキシ、C〜C−アルコキシカルボニル、アミノ、C〜C−アルキルアミノ、ジ−C〜C−アルキルアミノ、フェニルアミノ又はジフェニルアミノにより置換されている)を表すか、
又はフェニル(これは場合により1箇所又は4箇所同じ又は異なり、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、C〜C−アルキル、1〜4個の同じ又は異なるフッ素原子、塩素原子又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲンアルキル、C〜C−アルコキシ、1〜4個の同じ又は異なるフッ素原子、塩素原子又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲンアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1〜4個の同じ又は異なるフッ素原子、塩素原子又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲンアルキルチオ、アミノ、C〜C−アルキルアミノ又はジ−C〜C−アルキルアミノにより置換されている)を表すか、
又はヘテロサイクリル(これは場合により1箇所又は4箇所同じ又は異なり、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、C〜C−アルキル、1〜4個の同じ又は異なるフッ素原子、塩素原子又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲンアルキル、C〜C−アルコキシ、1〜4個の同じ又は異なるフッ素原子、塩素原子又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲンアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1〜4個の同じ又は異なるフッ素原子、塩素原子又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲンアルキルチオ、アミノ、C〜C−アルキルアミノ又はジ−C〜C−アルキルアミノにより置換されている)を表す式(I)の化合物である。
【0015】
更に特に有利なのは
及びRは、相互に無関係に、水素を表すか、又はC〜C−アルキル、C〜C−アルケニル又はC〜C−アルキニル(これらは、それぞれ場合により1箇所〜3箇所、同じ又は異なり、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ又はフェニルにより置換されている)を表すか、
又はフェニル(これは場合により1箇所〜2箇所同じ又は異なり、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、C〜C−アルキル、1〜3個の同じ又は異なるフッ素原子、又は塩素原子を有するハロゲンメチル、アミノ、モノメチルアミノ、又はジメチルアミノにより置換されている)を表すか、
又はヘテロサイクリル(これは場合により1箇所〜2箇所同じ又は異なり、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、C〜C−アルキル、1〜3個の同じ又は異なるフッ素原子、又は塩素原子を有するC−ハロゲンアルキル、アミノ、モノメチルアミノ、又はジメチルアミノにより置換されている)を表すか、
又は−COR、−CONR、−SCNR又は−SOを表し、
その際、
〜Rは、相互に無関係に、水素を表すか、又はC〜C−アルキル、C〜C−アルケニル又はC〜C−アルキニル(これらは、それぞれ場合により1箇所〜3箇所、同じ又は異なり、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ又はフェニルにより置換されている)を表すか、
又はフェニル(これは場合により1箇所〜2箇所同じ又は異なり、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、C〜C−アルキル、1〜3個の同じ又は異なるフッ素原子、又は塩素原子を有するハロゲンメチル、メトキシ、アミノ、モノメチルアミノ、又はジメチルアミノにより置換されている)を表すか、
又はヘテロサイクリル(これは場合により1箇所〜2箇所同じ又は異なり、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、C〜C−アルキル、1〜3個の同じ又は異なるフッ素原子、又は塩素原子を有するハロゲンメチル、アミノ、モノメチルアミノ、又はジメチルアミノにより置換されている)を表し、
及び
及びRは、相互に無関係に、水素を表すか、又はC〜C−アルキル、C〜C−アルケニル又はC〜C−アルキニル(これらは、それぞれ場合により1箇所〜3箇所、同じ又は異なり、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ又はフェニルにより置換されている)を表すか、
又はフェニル(これは場合により1箇所〜2箇所同じ又は異なり、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メトキシ、C〜C−アルキル、1〜3個の同じ又は異なるフッ素原子、又は塩素原子を有するハロゲンメチル、アミノ、モノメチルアミノ、又はジメチルアミノにより置換されている)を表すか、
又はヘテロサイクリル(これは場合により1箇所〜2箇所同じ又は異なり、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、C〜C−アルキル、1〜3個の同じ又は異なるフッ素原子、又は塩素原子を有するハロゲンメチル、アミノ、モノメチルアミノ、又はジメチルアミノにより置換されている)を表す式(I)の化合物である。
【0016】
殊に有利なのは
及びRは、相互に無関係に、水素、又はC〜C−アルキルを表すか、
又は−COR、−CONR、−SCNR又は−SOを表し、
その際、
は、C〜C−アルキル(これは場合により1箇所〜3箇所、同じ又は異なり、フッ素又は塩素により置換されている)を表すか、
又はフェニル(これは場合によりフッ素、塩素、メチル、1〜3個の同じ又は異なるフッ素原子又は塩素原子を有するハロゲンメチルにより置換されている)を表すか、
又は2−フリル又は2−チエニル(これらはそれぞれ場合によりメチル、フッ素又は塩素により置換されている)を表し、
その際、
は、フェニル(これは場合により1箇所〜2箇所、フッ素、塩素、メチル、1〜3個の同じ又は異なるフッ素原子又は塩素原子を有するハロゲンメチルにより置換されている)を表し、
は、C〜C−アルキルを表すか、又はフェニル(これは場合によりフッ素、塩素、メチル、1〜3個の同じ又は異なるフッ素原子又は塩素原子を有するハロゲンメチルにより置換されている)を表し、
は、C〜C−アルキル(これは場合により1箇所〜3箇所、同じ又は異なり、フッ素又は塩素により置換されている)を表すか、又はフェニル(これは場合によりフッ素、塩素、メチル、メトキシ、1〜3個の同じ又は異なるフッ素原子又は塩素原子を有するハロゲンメチルにより置換されている)を表すか、又は2−フリル又は2−チエニル(これらはそれぞれ場合により、メチル、フッ素又は塩素により置換されている)を表し、
及び
及びRは、相互に無関係に、水素原子を表すか、又はC〜C−アルキル(これは場合により1箇所〜3箇所、同じ又は異なり、フッ素又は塩素により置換されている)を表すか、
又はフェニル(これは場合により1箇所〜2箇所、フッ素、塩素、メチル、メトキシ、1〜3個の同じ又は異なるフッ素原子又は塩素原子を有するハロゲンメチルにより置換されている)を表すか、
又はフリル、チエニル、ピリジル(これらは場合により1箇所〜2箇所、同じ又は異なり、フッ素、塩素、メチル、1〜3個の同じ又は異なるフッ素原子又は塩素原子を有するハロゲンメチルにより置換されている)を表す次の式(I)の化合物である。
【0017】
基のそれぞれの組み合わせ、もしくは有利な、及び特に有利な、及び殊に有利な組み合わせにおいて、これらの基について個々に記載された基の定義は、それぞれ記載された組み合わせとは無関係に、任意に他の組み合わせの基の定義に置き換えることができる。更に、各有利な範囲からなる基の定義も当てはめることができる。
【0018】
Aは、基
【0019】
【化3】

を表し、
及びR及びRは水素を表す一般式(I)の化合物は、ヒドロキシルアミン又はその塩を、2−アミノ−1−シクロペンテン−1−カルボニトリルと、場合により希釈剤の存在でかつ場合により触媒量又は化学量論的量の塩基の存在で反応させることにより製造できる。
【0020】
場合により添加された希釈剤として、水並びに全ての常用の有機溶剤が挙げられる。これには、有利に、アルコール、例えばエタノール又はプロパノール、炭化水素、例えばトルエン、キシレン又はヘキサン、塩素化された炭化水素、クロロベンゼン、塩化メチレン又はクロロホルム、ケトン、例えばアセトン又はブタノン、エーテル、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、メチル−tert−ブチルエーテル、ジメトキシエタン又はジオキサン、ニトリル、例えばアセトニトリル、アミド、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチルピロリドン、スルホキシド、例えばジメチルスルホキシド、スルホン、例えばスルホラン、例えばエステル、例えば酢酸エチルエステル又は酢酸メチルエステルが属する。
【0021】
この反応温度は、この製造方法の場合に広い温度範囲で可変である。一般に、−30℃〜+150℃、有利に0℃〜+110℃で作業する。
【0022】
2−アミノ−1−シクロペンテン−1−カルボニトリルの製造は、既に文献から公知である(Q. E. Thompson., J Am. Chem. Soc. 1958, 80, 5483-5487参照)。
【0023】
Aが、基
【0024】
【化4】

を表し、
及び
及びRは、相互に無関係に、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ又は、それぞれ場合により置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロサイクリル、−COR、−CONR、−CSNR又は−SOを表し、
その際、
〜Rは、相互に無関係に、それぞれ場合により置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール及びヘテロサイクリルを表し、
及び
及びRは、相互に無関係に、水素、又はそれぞれ場合により置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール及びヘテロサイクリルを表す一般式(I)の化合物は、Aが、基
【0025】
【化5】

を表し、及び
及びRは水素を表す次の一般式の化合物を
a) 一般式(II)
【0026】
【化6】

[式中、Rは上記の意味を表す]のカルボン酸無水物と、
場合により希釈剤の存在で、かつ場合により触媒量又は化学量論的量の塩基の存在で反応させるか、
又は
b) 一般式(III)
【0027】
【化7】

[式中、Rは前記の意味を表し、XはCl及びBrを表す]のカルボン酸ハロゲン化物と、
場合により希釈剤の存在で、かつ場合により触媒量又は化学量論的量の塩基の存在で反応させるか、
又は
c) 一般式(IV)
【0028】
【化8】

[式中、Rは上記の意味を表す]のイソシアナートと、
場合により希釈剤の存在で、かつ場合により触媒量又は化学量論的量の塩基の存在で反応させるか、
又は
d) 一般式(V)
【0029】
【化9】

[式中、Rは上記の意味を表す]のイソチオシアナートと、
場合により希釈剤の存在で、かつ場合により触媒量又は化学量論的量の塩基の存在で反応させるか、
又は
e) 一般式(VI)
【0030】
【化10】

[式中、Rは上記の意味を表す]のスルホン酸クロリドと、
場合により希釈剤の存在で、かつ場合により触媒量又は化学量論的量の塩基の存在で反応させることにより製造することができる。
【0031】
場合により添加された希釈剤として、水並びに全ての常用の有機溶剤が挙げられる。これには、有利に、アルコール、例えばエタノール又はプロパノール、炭化水素、例えばトルエン、キシレン又はヘキサン、塩素化された炭化水素、クロロベンゼン、塩化メチレン又はクロロホルム、ケトン、例えばアセトン又はブタノン、エーテル、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、メチル−tert−ブチルエーテル、ジメトキシエタン又はジオキサン、ニトリル、例えばアセトニトリル、アミド、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチルピロリドン、スルホキシド、例えばジメチルスルホキシド、スルホン、例えばスルホラン、例えばエステル、例えば酢酸エチルエステル又は酢酸メチルエステルが属する。
【0032】
この反応温度は、この製造方法の場合に広い温度範囲で可変である。一般に、−30℃〜+150℃、有利に0℃〜+110℃で作業する。
【0033】
Aが、
【0034】
【化11】

を表し、
その際、R及びRは上記の意味を表す一般式(I)の化合物は、
Aが、
【0035】
【化12】

を表し、
及びR及びRは水素を表す一般式(I)の化合物を、一般式(VII)
【0036】
【化13】

[式中、R及びRは上記の意味を表す]のアルデヒド又はケトンと、
場合により希釈剤の存在で、かつ場合により触媒量又は化学量論的量の塩基の存在で反応させることにより製造することができる。
【0037】
場合により添加された希釈剤として、水並びに全ての常用の有機溶剤が挙げられる。これには、有利に、アルコール、例えばエタノール又はプロパノール、炭化水素、例えばトルエン、キシレン又はヘキサン、塩素化された炭化水素、クロロベンゼン、塩化メチレン又はクロロホルム、ケトン、例えばアセトン又はブタノン、エーテル、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、メチル−tert−ブチルエーテル、ジメトキシエタン又はジオキサン、ニトリル、例えばアセトニトリル、アミド、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチルピロリドン、スルホキシド、例えばジメチルスルホキシド、スルホン、例えばスルホラン、例えばエステル、例えば酢酸エチルエステル又は酢酸メチルエステルが属する。
【0038】
この反応温度は、この製造方法の場合に広い温度範囲で可変である。一般に、−30℃〜+150℃、有利に0℃〜+110℃で作業する。
【0039】
一般式(I)及び(II)の本発明による化合物は、強い殺菌作用を示し、かつ不所望な微生物、例えば、真菌及び細菌の駆除、農薬及び材料保護に使用することができる。
【0040】
材料保護においては、本発明による物質は、不所望な微生物による被害及び破壊に対する工業材料の保護のために使用される。工業材料とは、本願明細書において、工業において使用するために準備されている生きていない材料であると解釈される。例えば、本発明による作用物質により微生物による変化又は破壊から保護すべき工業材料は、接着剤、にかわ、紙及び厚紙、繊維、皮革、木材、塗料及びプラスチック製品、冷却潤滑剤、及び微生物により被害を受けるか又は破壊されかねない他の材料であることができる。保護すべき材料の範囲内に、微生物の増殖により害を及ぼされかねない製造装置の一部、例えば冷却水循環路も挙げられる。本発明の範囲内で、工業材料として、有利に接着剤、にかわ、紙及び厚紙、皮革、木材、塗料、冷却潤滑剤、熱伝達液体が挙げられる。
【0041】
工業材料を分解又は変化させかねない微生物として、例えば細菌、真菌、酵母、藻類及びスライム状生物が挙げられる。有利に、本発明による作用物質は、真菌、特に糸状菌、木材変色性及び木材破壊性の真菌(Basiidiomyceten)並びにスライム状生物及び細菌に対して有効である。
【0042】
例えば次の属の微生物が挙げられる:
アルテルナリア属、例えばAlternaria tenuis、
アスペルギルス属、例えばAspergillus niger、
カエトミウム属、例えばChaetomium globosum、
コニオポラ属、例えばConiophora puetana、
レンチヌス属、例えばLentinus tigrinus、
ペニシリウム属、例えばPenicillium glaucum、
ポリポルス属、例えばPolyporus versicolor、
オーレオバシジウム属、例えばAureobasidium pullulans、
スクレロポーマ属、例えばSclerophoma pityophila、
トリコデルマ属、例えばTrichoderma viride、
エシェリキア属、例えばEscherichia coli、
シュードモナス属、例えばPseudomonas aeruginosa、
スタフィロコッカス属、例えばStaphylococcus aureus。
【0043】
本発明による化合物(I)は単独で又は相互の任意の混合物の形で工業材料の保護のために使用することができる。
【0044】
更に、本発明による化合物又はその混合物は、そのそれぞれの生理学的及び/又は化学的特性に依存して、通常の調製物、例えば溶液、エマルション、懸濁液、粉末、フォーム、ペースト、顆粒、エアロゾル及びポリマー物質中での微細なカプセル化物に移行させることができる。
【0045】
この調製物は、公知のように、例えば個々の作用物質を増量剤、例えば液状の溶剤、加圧下で液状のガス及び/又は固体の担持剤と、場合により界面活性剤、つまり乳化剤及び/又は分散剤及び/又は発泡剤の使用下で混合することにより製造することができる。増量剤として水を利用する場合には、例えば有機溶剤を補助溶剤として使用することもできる。液状の溶剤として、主に次のものが挙げられる:芳香族化合物、例えば、キシレン、トルエン、アルキルナフタレン、塩素化芳香族化合物、又は塩素化脂肪族炭化水素、例えばクロロベンゼン、クロロエチレン又は塩化メチレン、脂肪族炭化水素、例えばシクロヘキサン又はパラフィン、例えば石油留分、アルコール、例えばブタノール又はグリコール並びにこれらのエーテル及びエステル、ケトン、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン又はシクロヘキサノン、著しく極性の溶剤、例えばジメチルホルムアミド及びジメチルスルホキシド、並びに水。液化されたガス状の増量剤又は担持剤とは、常温かつ常圧でガス状の液体であり、例えばエアゾール噴射ガス、例えばハロゲン炭化水素並びにブタン、プロパン、窒素及び二酸化炭素である。固体の担持剤として次のものが挙げられる:例えば、天然の岩石粉末、例えばカオリン、礬土、タルク、チョーク、石英、アタパルジャイト、モンモリロナイト又はケイソウ土及び合成の岩石粉末、例えば高分散性ケイ酸、酸化アルミニウム及びケイ酸塩。顆粒物のための固体の担持剤として次のものが挙げられる:例えば、粉砕しかつ分級された天然の岩石、例えばカルサイト、大理石、軽石、海泡石、ドロマイト並びに無機及び有機粉末からの合成の顆粒物並びに有機材料、例えばおが屑、ココナッツ殻、トウモロコシの穂軸及びたばこの茎からなる顆粒物。乳化剤及び/又は発泡剤として次のものが挙げられる:例えば、非イオン性及びアニオン性乳化剤、例えばポリオキシエチレン−脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン−脂肪アルコールエーテル、例えば、アルキルアリールポリグリコールエーテル、アルキルスルホナート、アルキルスルファート、アリールスルホナート並びにタンパク質加水分解物。分散剤として次のものが挙げられる:例えば、リグニン−亜硫酸塩廃液及びメチルセルロース。
【0046】
この調製物中には、定着剤、例えばカルボキシメチルセルロース、天然及び合成の粉末状、粒状又はラテックス状のポリマー、例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテート並びに天然のリン脂質、例えばケファリン及びレシチン、及び合成のリン脂質を使用することができる。他の添加物は、鉱物性及び植物性の油であることができる。
【0047】
着色剤、例えば無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チタン、フェロシアンブルー及び有機染料、例えばアリザリン染料、アゾ染料及び金属フタロシアニン染料及び微量栄養素、例えば鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデン及び亜鉛の塩を使用することができる。
【0048】
この調製剤は、一般に作用物質又は作用物質混合物を0.1〜95質量%、有利に2〜75質量%含有する。
【0049】
本発明の対象は、更に、少なくとも1種の溶剤又は希釈剤並びに場合により加工助剤及び場合により他の殺菌作用物質を含有する本発明による化合物をベースとする殺菌剤である。
【0050】
式(I)及び(II)の作用物質もしくは前記の作用物質から製造可能な薬剤、中間体又は一般的な調製物の作用及び作用スペクトルは、場合により他の殺菌作用物質、殺真菌剤、殺菌剤、除草剤、殺虫剤又は作用スペクトルを広げるための又は特別な効果を達成するための、例えば昆虫からの付加的な保護のための他の作用物質を添加した場合に高めることができる。この混合物は、本発明による化合物よりも広い作用スペクトルを有することができる。
【0051】
多くの場合に相乗効果が得られる、つまり混合物の作用は個々の成分の作用よりもより大きくなる。特に有利な混合パートナーは、次の化合物である:
トリアゾール、例えば:
アザコナゾール、アゾシクロチン、ビテルタノール、ブロムコナゾール、シプロコナゾール、ジクロブトラゾール、ジフェノコナゾール、ジニコナゾール、エポキシコナゾール、エタコナゾール、フェンブコナゾール、フェンクロラゾール、フェンエタニル、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルトリアフォル、フルコナゾール、ヘキサコナゾール、イミベンコナゾール、イプコナゾール、イソゾフォス、ミクロブタニル、メトコナゾール、パクロブタゾール、ペンコナゾール、プロピオコナゾール、プロチオコナゾール、シメオコナゾール、(±)−シス−1−(4−クロロ−フェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−シクロヘプタノール、2−(1−tert−ブチル)−1−(2−クロロフェニル)−3−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−プロパン−2−オール、テブコナゾール、テトラコナゾール、トリアジメフォン、トリアジメノール、トリアペンテノール、トリフルミゾール、トリチコナゾール、ウニコナゾール並びにこれらの金属塩及び酸付加物;
イミダゾール、例えば:
クロトリマゾール、ビフォナゾール、クリンバゾール、エコナゾール、フェナパミル、イマザリル、イソコナゾール、ケトコナゾール、ロンバゾール、ミコナゾール、フェフラゾアート、プロクロラズ、トリフルミゾール、チアゾルカル、1−イミダゾリル−1−(4′−クロロフェノキシ)−3,3−ジメチルブタン−2−オン並びにその金属塩及び酸付加物;
ピリジン及びピリミジン、例えば:アンシミドール、ブチオバート、フェナリモール、メパニピリン、ヌアリモール、ピロキシフル、トリアミロール;
コハク酸デヒドロゲナーゼ阻害剤、例えば:
ベノダニル、カルボキシム、カルボキシムスルホキシド、シクラフルラミド、フェンフラム、フルタニル、フルカルバニル、フルメシクロキシ、メベニル、メプロニル、メトフロキサム、メトスルフォバックス、ニコビフェン、ピロカルボリド、オキシカルボキシン、シルラン、シードバックス;
ナフタリン誘導体、例えば:
テルビナフィン、ナフチフィン、ブテナフィン、3−クロロ−7−(2−アザ−2,7,7−トリメチル−オクト−3−エン−5−イン);
スルフェナミド、例えば:
ジクロロフルアニド、トリルフルアニド、フォルペット、フルオロフォルペット;カプタン、カプトフォール;
ベンズイミダゾール、例えば:
カルベンダジム、ベノミル、フベリダゾール、チアベンダゾール又はそれらの塩;
モルホリン誘導体、例えば:
アルジモルフ、ジメトモルフ、ドデモルフ、ファリモルフ、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、トリデモルフ、トリモルファミド及びこのアリールスルホン酸塩、例えばp−トルエンスルホン酸及びp−ドデシルフェニルスルホン酸;
ベンゾチアゾール、例えば:
2−メルカプトベンゾチアゾール;
ベンゾチオフェンジオキシド、例えば:
ベンゾ[b]チオフェン−S,S−ジオキシド−カルボン酸シクロヘキシルアミド;
ベンズアミド、例えば:
2,6−ジクロロ−N−(4−トリフルオロメチルベンジル)−ベンズアミド、テクロフタラム;
ホウ素化合物、例えば:
ホウ酸、ホウ酸エステル、硼砂;
ホルムアルデヒド及びホルムアルデヒドを脱離する化合物、例えば:
ベンジルアルコールモノ−(ポリ)−ヘミホルマール、n−ブタノール−ヘミホルマール、ダゾメット、エチレン−グリコール−ヘミホルマール、ヘキサ−ヒドロ−S−トリアジン、ヘキサメチレンテトラミン、N−ヒドロキシ−メチル−N′−メチルチオ尿素、N−メチロールクロロアセトアミド、オキサゾリジン、パラホルムアルデヒド、タウロリン、テトラヒドロ−1,3−オキサジン、N−(2−ヒドロキシプロピル)−アミン−メタノール、テトラメチロール−アセチレン−二尿素;
イソチアゾリノン、例えば:
N−メチルイソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−N−メチルイソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−N−オクチルイソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−N−オクチルイソチアゾリノン、N−オクチル−イソチアゾリン−3−オン、4,5−トリメチレン−イソチアゾリノン、4,5−ベンズイソチアゾリノン;
アルデヒド、例えば:
シンナムアルデヒド、ホルムアルデヒド、グルタルジアルデヒド、β−ブロモシンナムアルデヒド、o−フタルジアルデヒド;
チオシアナート、例えば:
チオシアナトメチルチオベンゾチアゾール、メチレンビスチオシアナート;
4級化アンモニウム化合物及びグアニジン、例えば:
ベンズアルコニウムクロリド、ベンジルジメチルテトラデシルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルドデシルアンモニウムクロリド、ジクロロベンジルジメチルアルキルアンモニウムクロリド、ジデシルジメチルアンモニウムクロリド、ジオクチルジメチルアンモニウムクロリド、N−ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロリド、1−ヘキサデシルピリジニウムクロリド、イミノクタジン−トリス−(アルベシラート);
ヨウ素誘導体、例えば:
ジヨードメチル−p−トリルスルホン、3−ヨード−2−プロピニル−アルコール、4−クロロフェニル−3−ヨードプロパルギルホルマール、3−ブロモ−2,3−ジヨード−2−プロペニルエチルカルバマート、2,3,3−トリヨードアリルアルコール、3−ブロモ−2,3−ジヨード−2−プロペニルアルコール、3−ヨード−2−プロピニル−n−ブチルカルバマート、3−ヨード−2−プロピニル−N−ヘキシルカルバマート、3−ヨード−2−プロピニル−シクロヘキシルカルバマート、3−ヨード−2−プロピニル−フェニルカルバマート;
フェノール、例えば:
トリブロモフェノール、テトラクロロフェノール、3−メチル−4−クロロフェノール、3,5−ジメチル−4−クロロフェノール、ジクロロフェン、2−ベンジル−4−クロロフェノール、トリクロサン、ジクロサン、ヘキサクロロフェン、p−ヒドロキシ安息香酸エステル、o−フェニルフェノール、m−フェニルフェノール、p−フェニルフェノール、4−(2−tert−ブチル−4−メチル−フェノキシ)フェノール、4−(2−イソプロピル−4−メチル−フェノキシ)フェノール、4−(2,4−ジメチル−フェノキシ)フェノール及びこれらのアルカリ金属塩及びアルカリ土類金属塩;
活性ハロゲン基を有する殺菌剤:
ブロノポール、ブロニドックス、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール、2−ブロモ−4′−ヒドロキシ−アセトフェノン、1−ブロモ−3−クロロ−4,4,5,5−テトラメチル−2−イミダゾリジノン、β−ブロモ−β−ニトロスチレン、クロロアセトアミド、クロラミン T、1,3−ジブロモ−4,4,5,5−テトラメチル−2−イミダゾリジノン、ジクロラミン T、3,4−ジクロロ−(3H)−1,2−ジチオール−3−オン、2,2−ジブロモ−3−ニトリル−プロピオンアミド、1,2−ジブロモ−2,4−ジシアノブタン、ハラン、ハラゾン、ムコ塩素酸、フェニル−(2−クロロシアン−ビニル)スルホン、フェニル−(1,2−ジクロロ−2−シアンビニル)スルホン、トリクロロイソシアヌル酸;
ピリジン、例えば:
1−ヒドロキシ−2−ピリジンチオン(及びそのCu、Na、Fe、Mn、Zn塩)、テトラクロロ−4−メチルスルホニルピリジン、ピリメタノール、メパニピリム、ジピリチオン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4,4−トリメチルペンチル)−2(1H)−ピリジン;
メトキシアクリラート又は類似物、例えば:
アゾキシストロビン、ジモキシストロビン、フルオィサストロビン、クレソキシム−メチル、メトミノストロビン、オリザストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、トリフロキシストロビン、2,4−ジヒドロ−5−メトキシ−2−メチル−4−[2−[[[[1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチリデン]アミノ]オキシ]メチル]フェニル]−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン(CAS−No.185336−79−2);
金属セッケン、例えば:
金属のスズ、銅及び亜鉛と、高級の脂肪酸、樹脂酸、ナフテン酸及びリン酸との塩、例えばスズ、銅、亜鉛のナフテン酸塩、オクタン酸塩、2−エチルヘキサン酸塩、オレイン酸塩、リン酸塩、安息香酸塩;
金属塩、例えば:
金属のスズ、銅、亜鉛の塩、並びにクロム酸塩及び二クロム酸塩、例えば炭酸水素銅、二クロム酸ナトリウム、二クロム酸カリウム、クロム酸カリウム、硫酸銅、塩化銅、ホウ酸銅、フルオロケイ酸亜鉛、フルオロケイ酸銅;
酸化物、例えば:
金属のスズ、銅及び亜鉛の酸化物、例えば酸化トリブチルスズ、CuO、CuO、ZnO;
酸化剤、例えば:
過酸化水素、過酢酸、過硫酸カリウム;
ジチオカルバマート、例えば:
クフラネブ、フェルバン、カリウム−N−ヒドロキシメチル−N′−メチル−ジチオカルバマート、Na−又はK−ジメチルジチオカルバマート、マクロゼブ、マネブ、メタム、メチラム、チラム、ジネブ、ジラム;
ニトリル、例えば:
2,4,5,6−テトラクロロイソフタロジニトリル、二ナトリウム−シアノ−ジチオイミドカルバマート;
キノリン、例えば:
8−ヒドロキシキノリン及びそのCu塩;
その他の殺真菌剤及び殺菌剤、例えば:
ベトザキシン、5−ヒドロキシ−2(5H)フラノン;4,5−ベンゾジチアゾリノン、4,5−トリメチレンジチアゾリノン、N−(2−p−クロロベンゾイルエチル)ヘキサアミニウムクロリド、2−オキソ−2−(4−ヒドロキシフェニル)アセトヒドロキシム酸クロリド、トリス−N−(シクロヘキシルジアゼニウムジオキシ)−アルミニウム、N−(シクロ−ヘキシルジアゼニウムジオキシ)トリブチルスズ、もしくはK塩、ビス−N−(シクロヘキシルジアゼニウムジオキシ)銅、イプロバリカルブ、フェンヘキサミド、スピロキサミン、カルプロパミド、ジフルメトリン、キノキシフェン、ファモキサドン、ポリオキソリム、アシベンゾラル−S−メチル、フラメトピル、チフルザミド、メタラキシル−M、ベンチアバリカルブ、メトラフェノン、シフルフェナミド、チアジニル、茶油、フェノキシエタノール、Ag、Zn又はCu含有ゼオライト、単独又はポリマー材料中に封入。
【0052】
更に特に有利には、アザコナゾール、ブロムコナゾール、シプロコナゾール、ジクロロブトラゾール、ジニコナゾール、ヘキサコナゾール、メタコナゾール、フェンコナゾール、プロピオコナゾール、テブコナゾール、ジクロロフルアニド、トリルフルアニド、フルオロフォルペット、メトフロキサム、カルボキシン、ベンゾ[b]チオフェン−S,S−ジオキシド−カルボン酸シクロヘキシルアミド、フェンピクロニル、4−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−4−イル)−1H−ピロール−3−カルボニトリル、ブテナフィン、イマザリル、N−メチル−イソチアゾリン−3−オン、ジクロロ−N−メチル−イソチアゾリン−3−オン、N−オクチルイソチアゾリン−3−オン、ジクロロ−N−オクチルイソチアゾリノン、メルカプトベンチアゾール、チオシアナトメチルチオベンゾチアゾール、ベンゾイソチアゾリノン、N−(2−ヒドロキシプロピル)−アミノ−メタノール、ベンジルアルコール−(ヘミ)−ホルマール、N−メチロールクロロアセトアミド、N−(2−ヒドロキシプロピル)−アミン−メタノール、グルタルアルデヒド、オマジン、ジメチルジカルボナート、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール及び/又は3−ヨード−2−プロピニル−n−ブチルカルバマート、ベトキサジン、o−フタルジアルデヒドとの混合物である。
【0053】
更に、前記の殺真菌剤及び殺菌剤の他の作用物質を有する良好に作用する混合物も製造される:
殺虫剤/殺ダニ剤/殺線虫剤:
アバメクチン、アセファート、アセタミプリド、アセトプロール、アクリナトリン、アラニカルブ、アルジカルブ、アルドキシカルブ、アルドリン、アレトリン、アルファ−シペルメトリン、アミドフルメト、アミトラズ、アベルメクチン、アザジラクチン、アジンフォスA、アジンフォスM、アゾシクロチン、
バチルスチューリゲンシス、バルトリン、4−ブロモ−2−(4−クロロフェニル)−1−(エトキシメチル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピロール−3−カルボニトリル、ベンジオカルブ、ベンフラカルブ、ベンスルタップ、ベータ−シフルトリン、ビフェントリン、ビオレスメトリン、ビオアレトリン、ビストリフルロン、ブロモホスA、ブロモホスM、ブフェンカルブ、ブプロフェジン、ブタチオホス、ブトカルボキシン、ブトキシカルボキシム、
カズサホス、カルバリル、カルボフラン、カルボフェノチオン、カルボスルファン、カルタップ、キノメチオナート、クロエトカルブ、4−クロロ−2−(2−クロロ−2−メチルプロピル)−5−[(6−ヨード−3−ピリジニル)−メトキシ]−3(2H)−ピリダジノン(CAS-RN:120955-77-3)、クロルダン、クロルエトキシフォス、クロルフェナピル、クロルフェンビンホス、クロロフルアズロン、クロルメホス、N−[(6−クロロ−3−ピリジニル)−メチル]−N′−シアノ−N−メチル−エタンイミドアミド、クロルピクリン、クロルピリホスA、クロルピリホスM、シス−レスメトリン、クロシトリン、クロチアゾベン、シポフェノトリン、クロフェンテジン、クマホス、シアノホス、シクロプロトリン、シフルトリン、シハロトリン、シヘキサチン、シペルメトリン、シロマジン、
デカメトリン、デルタメトリン、デメトンM、デメトンS、デメトン−S−メチル、ジアフェンチウロン、ジアリホス、ジアジノン、1,2−ジベンゾイル−(1,1−ジメチル)−ヒドラジン、DNOC、ジクロフェンチオン、ジクロルボス、ジクリホス、ジクロトホス、ジフェチアロン、ジフルベンズロン、ジメトアート、3,5−ジメチルフェニル−メチルカルバマート、ジメチル−(フェニル)−シリル−メチル−3−フェノキシベンジルエーテル、ジメチル−(4−エトキシフェニル)−シリルメチル−3−フェノキシベンジルエーテル、ジメチルビンホス、ジオキサチオン、ジスルホトン、
エフルシランナト、エマメクチン、エンペントリン、エンドスルファン、EPN、エスフェンバレラート、チオフェンカルブ、エチオン、エトフェンプロキス、エトリンホス、エトキサゾール、エトベンザニド、
フェナミホス、フェナザキン、フェンブタチノキシド、フェンフルトリン、フェニトロチオン、フェノブカルブ、フェノチオカルブ、フェノキシカルブ、フェンプロパトリン、フェンピラド、フェンピロキシマート、フェンスルホチオン、フェンチオン、フェンバレラート、フィプロニル、フロニカミド、フルアクリピリム、フルアズロン、フルシクロキスロン、フルシトリナート、フルフェネリム、フルフェノキスロン、フルピラゾホス、フルフェンジン、フルメトリン、フルフェンプロキス、フルバリナート、ホノホス、ホルメタナート、ホルモチオン、ホスメチラン、ホスチアザート、フブフェンプロキス、フラチオカルブ、
ハロフェノシド、HCH(CAS RN:58-89-9)、ヘプテノホス、ヘキサフルムロン、ヘキシチアゾキス、ヒドラメチルノン、ヒドロプレン、
イミダクロプリド、イミプロトリン、インドキシカルブ、ヨードフェンホス、イプリノメクチン、イプロベンホス、イサゾホス、イソアミドホス、イソフェンホース、イソプロカルブ、イソプロチオラン、イソキサチオン、イベルメクチン、
カデドリン
ラムダ−シハロトリン、ルフェヌロン、
マラチオン、メカルバム、メルビンホス、ムスルフェンホス、メタアルデヒド、メタクリホス、メタミドホス、メチダチオン、メチオカルブ、メトミル、メタルカルブ、ミルベメクチン、モノクロトホス、モキシエクチン、
ナイエド、NI 125、ニコチン、ニテンピラム、ノビフルムロン、
オメトエート、オキサミル、オキシデメトンM、オキシデプロホス、
パラチオンA、パラチオンM、ペンフルロン、ペルメトリン、2−(4−フェノキシフェノキシ)−エチル−エチルカルバマート、フェントエート、ホラート、ホサロン、ホスメト、ホスフアミドン、ホキシム、ピリミカルブ、ピリミホスM、ピリミホスA、プラレトリン、プロフェノホス、プロムカルブ、プロパホス、プロポキスル、プロチオホス、プロトエート、ピメトロジン、ピラクロホス、ピリダフェンチオン、ピレスメトリン、ピレトルム、ピリダベン、ピリダリル、ピリミジフェン、ピリプロキシフェン、ピリチオバク−ナトリウム、
キナルホス、
レスメトリン、ロテノン、
サリチオン、セブホス、シラフルオフェン、スピノサド、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スルホテップ、スルプロホス、
タウ−フルバリネート、タロイルス、テブフェノジド、テブフェンピラド、テブピリンホス、テフルベンズロン、テフルトリン、テメホス、テルバム、テルブホス、テトラクロルビンホス、テトラメトリン、テトラメタカルブ、チアクロプリド、チアフェノキス、チアメトキサム、チアプロニル、チオジカルブ、チオファノキス、チアゾホス、チオシクラム、チオメトン、チオナジン、ツリンギエンシン、トラロメトリン、トランスフルトリン、トリアラテン、トリアゾホス、トリアザマト、トリアズロン、トリクロルホン、トリフルムロン、トリメタカルブ、
ブアミドチオン、キシリルカルブ、ゼタメトリン;
軟体動物駆除剤:
フェンチンアセタト、メタアルデヒド、メチオカルブ、ニクロサミド;
除草剤及び除藻剤:
アセトクロル、アシフルオルフェン、アクロニフェン、アクロレイン、アラクロル、アロキシジム、アメトリン、アミドスルフロン、アミトロール、アンモニウム スルファマート、アニロホス、アスラム、アトラジン、アザフェニジン、アジプトロトリン、アジムスルフロン、
ベナゾリン、ベンフルラリン、ベンフレザート、ベンスルフロン、ベンスルフィド、ベンタゾン、ベンゾフェンカプ、ベンズチアズロン、ビフェノキス、ビスピリバック、ビスピリバック−ナトリウム、ボラックス、ブロマシル、ブロモブチド、ブロモフェノキシム、ブロモキシニル、ブタクロル、ブタミホス、ブトラリン、ブチラート、ビアラホス、ベンゾイル−プロプ、ブロモブチド、ブトロキシジム、
カルベタミド、カルフェントラゾン−エチル、カルフェンストロール、クロメトキシフェン、クロランベン、クロルブロムロン、クロルフルレノール、クロリダゾン、クロリムロン、クロルニトロフェン、クロロ酢酸、クロランスラム−メチル、シニドン−エチル、クロロトルロン、クロロキスロン、クロルプロファム、クロルスルフロン、クロルタール、クロルチアミド、シンメチリン、シノフルスロン、クレホキシジム、クレトジム、クロマゾン、クロメプロプ、クロピラリド、シアナミド、シアナズム、シアナジン、シクロエート、シクロキシジム、クロロキシニル、クロジナホプ−プロパルギル、クミルロン、クロメトキシフェン、シハロホップ、シハロホップ−ブチル、クロピラスルロン、シクロスルファムロン、
ジクロスラム、ジクロルプロプ、ジクロルプロプ−P、ジクロホップ、ジエタチル、ジフェノキスロン、ジフェンゾクアート、ジフルフェニカン、ジフルフェンゾピル、ジメフロン、ジメピペレート、ジメタクロル、ジメチピン、ジニトラミン、ジノセブ、ジノセブ アセタート、ジノテルブ、ジフェンアミド、ジプロペトリン、ジクアト、ジチオピル、ジズロン、DNOC、DSMA、2,4−D、ダイムロン、ダラポン、ダゾメト、2,4−DB、デスムジファム、デスメトリン、ジカンバ、ジクロベニル、ジメタミド、ジチオピル、ジメタメトリン、
エグリナジン、エンドタール、EPTC、エスプロカルブ、エタルフルラリン、エチジムロン、エトフメザート、エトベンザニド、エトキシフェン、エタメトスルフロン、エトキシスルフロン、
フェノキサプロプ、フェノキサプロプ−P、フェヌロン、フランプロプ、フランプロプ−M、フラザスルフロン、フルアジホップ、フルアジホップ−P、フェナクロル、フルクロラリン、フルフェンアセト フルメツロン、フルオロクグリコフェン、フルオロニトロフェン、フルプロパナート、フルレノール、フルリドン、フルロクロリドン、フルロキシピル、ホメサフェン、ホサミン、ホサメチン、フラムプロプ−イソプロピル−L、フルフェンピル、フルミクロラク−ペンチル、フルミプロピン、フルミオキスジム、フルルタモン、フルミオキスジム、フルピルスルフロン−メチル、フルチアセト−メチル、
グリホスファート、グルホシナート−アンモニウム
ハロキシホップ、ヘキサジノン、
イマザメタベンズ、イソプロツロン、イソキサベン、イソキサピリホップ、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、イオキシニル、イソプロパリン、イマゾスルフロン、イマゾモキス、イソキサフルトール、イマザピック、
ケトスピラドクス、
ラクトフェン、レナシル、リヌロン、
MCPA、MCPA−ヒドラジド、MCPA−チオエチル、MCPB、メコプロプ、メコプロプ−P、メフェナセト、メフルイジド、メソスルフロン、メタム、メタミホップ、メタミトロン、メタザクロル、メタベンズチアズロン、メタゾール、メトロプトリン、メチルジムロン、メチルイソチオシアナート、メトブロムロン、メトキスロン、メトリブジン、メトスルフロン、モリネート、モナリド、モノリヌロン、MSMA、メトラクロル、メトスラム、メトベンズロン、
ナプロアニリド、ナプロパミド、ナプタラム、ネブロン、ニコスルフロン、ノルフルラゾン、塩素酸ナトリウム、
オキサジアゾン、オキシフルオルフェン、オキシスルフロン、オルベンカルブ、オリザリン、オキサジアルギル、
プロピズアミド、プロスルホカルブ、ピラゾレート、ピラゾールスルフロン、ピラゾキシフェン、ピリベンゾオキシム、ピリブチカルブ、ピリデート、パラクアート、ペブレート、ペンジメタリン、ペンタクロロフェノール、ペントキサゾン、ペンタノクロル、石油、フェンムジファム、ピクロラム、ピペロホス、プレチラクロル、プリミスルフロン、プロジアミン、プロホキシジム、プロメチン、プロパクロル、プロパニル、プロパキザフォブ、プロパジン、プロファム、プロプイソクロル、ピリミノバック−メチル、ペラルゴン酸、ピリチオバック、ピラフルフェン−エチル、
キンメラク、キノクロアミン、キザロホップ、キザロホップ−P、キンクロラック、
リムスルフロン
セトキシジム、シフロン、シマジン、シメトリン、スルホスルフロン、スルホメツロン、スルフェントラゾン、スルコトリオン、スルホサート、
茶油、TCA、TCA−ナトリウム、テブタム、テブチウロン、テルバシル、テルブメトン、テルブチルラジン、テルブトリン、チアザフルオロン、チフェンスルフロン、チオベンカルブ、チオカルバジル、トラルコキシジム、トリアラート、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリクロピル、トリジファン、トリエタジン、トリフラリン、チクロル、チジアジミン、チアゾピル、トリフルスルフロン、
ベルノレート。
【0054】
この作用物質組合物中の作用物質の質量比は、比較的大きな範囲で可変である。
【0055】
有利に、この作用物質組合物は、作用物質を0.1〜99.9%、殊に1〜75%、特に有利に5〜50%まで含有し、その際、この残りは1種または数種の前記の混合相手により100%に補充される。
【0056】
工業材料の保護のために使用される殺菌剤又は濃縮物は、作用物質もしくは作用物質組合物を、0.01〜95質量%、殊に0.1〜60質量%の濃度で含有する。
【0057】
使用すべき作用物質もしくは作用物質組合物の適用濃度は、駆除すべき微生物の種類及び発生並びに保護すべき材料の組成に依存する。この最適な使用量は、一連の試験により決定することができる。一般に、この適用濃度は、保護すべき材料に対して、0.001〜5質量%、有利に0.05〜1.0質量%の範囲内にある。
【0058】
本発明による作用物質もしくは薬剤は、有利に、今まで提供可能な殺菌剤に有効に置き換えることができる。前記作用物質もしくは薬剤は良好な安定性を示し、有利に広い作用スペクトルを有する。
【0059】
実施例
実施例1
エタノール250ml中の2−アミノ−1−シクロペンテン−1−カルボニトリル54.07g(0.5mol)の溶液を、ヒドロキシルアミンヒドロクロリド34.75g(0.5mol)と混合し、1時間加熱沸騰させた。生じた沈殿物を濾別し、濾液を濃縮後にイソプロパノール60mlと水240mlとからなる混合物に収容した。40℃に加熱し、この温度で50%の苛性ソーダ液0.05molを滴加した。引き続き、なお30分間60℃で後撹拌し、次いで10℃に冷却し、生じた固体を濾別した。水で洗浄しかつ乾燥した後、式
【0060】
【化14】

の5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[c]イソオキサゾール−3−アミン51.4g(理論値の82%)が白色固体として得られた。Fp=135℃。
【0061】
実施例2
5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[c]イソオキサゾール−3−アミン5.70g(0.046mol)、オルトギ酸トリメチルエステル7.31g(0.069mol)及び1滴の濃硫酸からなる混合物を110℃で2時間撹拌し、引き続きなお30分間170℃に加熱した。冷却後に、残留物を10%の塩酸40mlと混合し、3時間加熱沸騰させた。この混合物を次に0℃に冷却し、20%の苛性ソーダ液でアルカリ性に調節した(pH=12)。この得られた反応混合物を、その後に酢酸エチルエステルで抽出し、抽出物をその後に真空中で濃縮した。
引き続きシリカゲルのカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=10/1)により、式:
【0062】
【化15】

のN−メチル−5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[c]イソオキサゾール−3−アミン0.13g(理論値の2%)が白色固体として得られた。Fp=52℃。
【0063】
実施例3
トルエン30ml中の5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[c]イソオキサゾール−3−アミン1.24g(0.01mol)からなる溶液を、ピバル酸無水物1.9g(0.01mol)と混合し、80℃で18時間撹拌した。真空中で溶剤を除去し、引き続きシリカゲルのカラムクロマトグラフィー処理(トルエン/酢酸エチル=10/1)の後、式:
【0064】
【化16】

のN−(5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[c]イソオキサゾール−3−イル)−2,2−ジメチルプロパンアミド0.28g(理論値の13%)が淡黄色固体として得られた。Fp=113℃。
【0065】
実施例4
トルエン30ml中の5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[c]イソオキサゾール−3−アミン1.24g(0.01mol)からなる溶液を、吉草酸無水物1.89g(0.01mol)と混合し、80℃で14時間撹拌した。真空中で溶剤を除去し、引き続きシリカゲルのカラムクロマトグラフィー処理(トルエン/酢酸エチル=10/1)の後、式:
【0066】
【化17】

のN−(5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[c]イソオキサゾール−3−イル)−N−ペンタノイルペンタンアミド1.34g(理論値の46%)が黄色油状物として得られた。n26=1.4760。
【0067】
実施例5
THF25ml中の5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[c]イソオキサゾール−3−アミン1.24g(0.01mol)からなる溶液を、フェニルイソシアナート1.19g(0.01mol)及びDMAP0.12g(0.001mol)と混合し、66℃で5時間撹拌した。真空中で溶剤を除去し、引き続きシリカゲルのカラムクロマトグラフィー処理(トルエン/酢酸エチル=10/1)の後、式:
【0068】
【化18】

のN−(5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[c]イソオキサゾール−3−イル)−N′−フェニル尿素0.60g(理論値の23%)が明黄色固体として得られた。Fp=202℃。
【0069】
実施例6
THF25ml中の5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[c]イソオキサゾール−3−アミン1.24g(0.01mol)からなる溶液を、ブチルイソシアナート1.29g(0.01mol)と混合し、66℃で17時間撹拌した。真空中で溶剤を除去し、引き続きシリカゲルのカラムクロマトグラフィー処理(トルエン/酢酸エチル=8/1)の後、式:
【0070】
【化19】

N−ブチル−N′−(5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[c]イソオキサゾール−3−イル)チオ尿素0.20g(理論値の4%)が明黄色固体として得られた。Fp=93℃。
【0071】
実施例7
THF15ml中に4℃で水素化ナトリウム0.23g(0.006mol)(油中60%)を装入し、引き続き5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[c]イソオキサゾール−3−アミン0.70g(0.006mol)を添加した。0℃で5分間後攪拌した後、次いでベンゼンスルホン酸クロリド1.00g(0.006mol)を添加した。室温で4時間後に、溶剤を真空中で除去し、残留物を引き続きシリカゲルクロマトグラフィーにかけた(トルエン/酢酸エチル=10/1)。式
【0072】
【化20】

のN−(5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[c]イソオキサゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド0.25g(理論値の16%)が白色固体として得られた。Fp=132℃。
【0073】
実施例8
DMF20ml中に0℃で水素化ナトリウム0.32g(0.008mol)(油中60%)を装入し、引き続き5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[c]イソオキサゾール−3−アミン1.00g(0.008mol)を添加した。0℃で5分間後攪拌した後、次いでベンズアルデヒド0.86g(0.008mol)を添加した。室温で3時間後に、溶剤を真空中で除去し、残留物を引き続きシリカゲルクロマトグラフィーにかけた(トルエン/酢酸エチル=10/1)。トルエンから主フラクションを晶析させた後、式:
【0074】
【化21】

のN−(5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[c]イソオキサゾール−3−イル)−N−(フェニルメチリデン)アミン0.13g(理論値の7%)がオレンジ色の固体として得られた。Fp=166℃。
【0075】
例1〜8と同様にもしくは試験の記載における一般的記載に従って、表1に記載した化合物が得られた。
【0076】
表1
【0077】
【表1】

【0078】
【表2】

【0079】
【表3】

【0080】
実施例34
【0081】
【化22】

【0082】
5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[c]イソオキサゾール−3−アミン0.50g(4.0mmol)及びジイソプロピルエチルアミン0.78g(6.0mmol)をTHF15ml中に溶かした。次いで、生じたクロロギ酸(4.0mmol)をゆっくりと滴加した。わずかに発熱。透明な溶液が生じた。白色固体の沈殿及びRTで一晩中攪拌した後に濃縮した。11:1のヘキサン/酢酸エチルに溶かし、シリカゲルのカラムで(20分)処理した。黄色油状物が生じた。収率は約43%。
【0083】
屈折率:1.4753(29℃);Rf−値:0.71(1:1ヘキサン/酢酸エチル)。
【0084】
実施例35
【0085】
【化23】

【0086】
実施例34と同様。無色油状物が生じた。収率は約15%。
【0087】
屈折率:1.471(29℃);Rf−値:0.62(1:1ヘキサン/酢酸エチル)。
【0088】
実施例36
【0089】
【化24】

【0090】
実施例34と同様。濃縮し、8:1ヘキサン/酢酸エチル中に溶かし、同じ比でカラムで処理(30分)。無色油状物が生じ、この油状物は後に白色固体に晶析した。収率は約21%。Fp:106℃;Rf−値:0.65(1:1ヘキサン/酢酸エチル)。
【0091】
実施例37
【0092】
【化25】

【0093】
実施例34と同様。4時間後にこの反応は良好に完了した。濃縮し、8:1ヘキサン/酢酸エチル中に溶かし、同じ比でカラムで処理(30分)。無色油状物が生じた。収率は約40%。屈折率:1.465(29℃);Rf−値:0.67(1:1ヘキサン/酢酸エチル)。
【0094】
実施例38
【0095】
【化26】

【0096】
実施例34と同様。DCは4時間後にこの反応は良好に完了したことを示した。濃縮し、8:1ヘキサン/酢酸エチル中に溶かし、同じ比でカラムで処理(30分)。無色油状物が生じた。収率は約33%。屈折率:1.4632(22℃);Rf−値:0.64(1:1ヘキサン/酢酸エチル)。
【0097】
実施例39
【0098】
【化27】

【0099】
実施例34と同様。4時間後にこの反応は完了した。濃縮し、8:1ヘキサン/酢酸エチル中に溶かし、同じ比でカラムで処理(30分)。無色油状物が生じた。収率は約39%。屈折率:1.4775(23℃);Rf−値:0.72(1:1ヘキサン/酢酸エチル)。
【0100】
実施例40
【0101】
【化28】

【0102】
実施例38と同様。濃縮し、8:1ヘキサン/酢酸エチル中に溶かし、同じ比でカラムで処理(30分)。無色油状物が生じた。収率は約18%。
【0103】
H NMR(400MHz、CDCl)7.35(m,8H)、7.28(m,2H)、5.32(s,2H)、5.20(s,2H)、3.06(m,2H)、3.61(m,2H)、2.00(m,2H)ppm;Rf−値:0.62(1:1ヘキサン/酢酸エチル)。
【0104】
実施例41
【0105】
【化29】

【0106】
実施例38と同様。8:1ヘキサン/酢酸エチル中に溶かし、同じ比でカラムで処理(30分)。無色油状物が生じた。収率約30%。
【0107】
H NMR(400MHz、CDCl)4.59(m,2H)、4.47(m,2H)、3.78(m,2H)、3.71(m,2H)、3.08(m,2H)、2.63(m,2H)、2.03(m,2H)ppm;Rf−値:0.54(1:1ヘキサン/酢酸エチル)。
【0108】
実施例42
【0109】
【化30】

【0110】
実施例38と同様。8:1ヘキサン/酢酸エチル中に溶かし、同じ比でカラムで処理(30分)。オレンジ色の粘性の油状物が生じた。収率約27%。屈折率:1.4544(29℃);Rf−値:0.58(1:1ヘキサン/酢酸エチル)。
【0111】
実施例43
【0112】
【化31】

【0113】
実施例38と同様。8:1ヘキサン/酢酸エチル中に溶かし、同じ比でカラムで処理(30分)。ほとんど無色油状物が生じた。収率は約42%。屈折率:1.4996(23℃);Rf−値:0.61(1:1ヘキサン/酢酸エチル)。
【0114】
適用例A
細菌に対する作用の検出のために、本発明による作用物質の最小阻害濃度(MIC)を測定した:規定ランディ寒天を本発明による作用物質と、0.1mg/ml〜5000mg/mlの濃度で混合した。寒天の凝固の後に、表2中に記載された試験生物の純粋培養でコンタミネーションした。28℃及び60〜70%の相対湿度で3日間貯蔵した後に、MICを測定した。このMICは、使用した微生物種による成長が行われない作用物質の最低濃度である。この測定されたMIC値は、次の表2中に記載した。
【0115】
表2 式(I)の本発明による化合物の最小阻害濃度(ppm)
【0116】
【表4】

【0117】
適用例B
真菌に対する作用の検出のために、本発明による作用物質の最小阻害濃度(MIC)を測定した:
麦芽抽出物を使用して製造した寒天を、本発明による作用物質と0.1mg/l〜5000mg/lの濃度で混合した。寒天の凝固の後に、表3中に記載された試験生物の純粋培養でコンタミネーションした。28℃及び60〜70%の相対湿度で2週間貯蔵した後に、MICを測定した。このMICは、使用した微生物種による成長が行われない作用物質の最低濃度である。この測定されたMIC値は、次の表3中に記載した。
【0118】
表3 式(I)の本発明による化合物の最小阻害濃度(ppm)
【0119】
【表5】

【0120】
適用例C
(殺真菌作用の実施例)
適用例Bと同様に、本発明による作用物質の最小阻害濃度(MIC)を測定した。試験された化合物は、真菌、例えばフザリウム ソラニ(Fusarium solani)、ゲオトリクム カンジドゥム(Geotrichum candidum)及びロドトルラ ルブラ(Rhodotorula rubra)に対して<500ppmの最小阻害濃度を示した。
【0121】
表4
【0122】
【表6】

【0123】
適用例D
(殺菌作用の実施例)
適用例Aと同様に、本発明による作用物質の最小阻害濃度(MIC)を測定した。試験された化合物は、化学的に規定培地上でも、天然培地上でもシュードモナス アエルギノサ(Pseudomonas aeruginosa)NCいB6749に対して</=100ppmの最小阻害濃度を示した。
【0124】
表5
【0125】
【表7】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】

[式中、
Aは、基
【化2】

を表し、
その際、
及びRは、相互に無関係に、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ又は、それぞれ場合により置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロサイクリル、−COR、−CONR、−CSNR又は−SOを表し、
その際、
〜Rは、相互に無関係に、それぞれ場合により置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール及びヘテロサイクリルを表し、
及び
及びRは、相互に無関係に、水素、又はそれぞれ場合により置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール及びヘテロサイクリルを表す]の化合物、並びにその塩及び酸付加化合物。
【請求項2】
及びRは、相互に無関係に、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ又はそれぞれ場合により置換されたC〜C−アルキル、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、フェニル又はヘテロサイクリルを表すか、又は基−COR、−CONR、−CSNR又は−SOを表し、
その際、
〜Rは、相互に無関係に、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ又はそれぞれ場合により置換されたC〜C−アルキル、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、フェニル又はヘテロサイクリルを表し、及び
及びRは、相互に無関係に、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ又はそれぞれ場合により置換されたC〜C−アルキル、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、フェニル又はヘテロサイクリルを表すことを特徴とする、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
Aが、基
【化3】

を表し、
及びRは水素を表す請求項1記載の式(I)の化合物の製造方法において、ヒドロキシルアミン又はその塩を、2−アミノ−1−シクロペンテン−1−カルボニトリルと、場合により希釈剤の存在でかつ場合により触媒量又は化学量論的量の塩基の存在で反応させることを特徴とする、請求項1記載の式(I)の化合物の製造方法。
【請求項4】
Aは、基
【化4】

を表し、
及び
及びRは、相互に無関係に、ハロゲン、シアノ、ニトロ又は、それぞれ場合により置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロサイクリル、−COR、−CONR、−CSNR又は−SOを表し、
及び
〜Rは請求項1に記載された意味を表す請求項1記載の式(I)の化合物の製造方法において、
Aが、基
【化5】

を表し、及び
及びRは水素を表す一般式(I)の化合物を、
a) 一般式(II)
【化6】

[式中、
は請求項1に記載された意味を表す]のカルボン酸無水物と、
又は
b) 一般式(III)
【化7】

[式中、
は請求項1記載の意味を表し、XはCl及びBrを表す]のカルボン酸ハロゲン化物と、
又は
c) 一般式(IV)
【化8】

[式中、
は請求項1に記載された意味を表す]のイソシアナートと、
又は
d) 一般式(V)
【化9】

[式中、
は請求項1に記載された意味を表す]のイソチオシアナートと、
又は
e) 一般式(VI)
【化10】

[式中、
は請求項1に記載された意味を表す]のスルホン酸クロリドと、
場合により希釈剤の存在で、かつ場合により触媒量又は化学量論的量の塩基の存在で反応させることを特徴とする請求項1記載の式(I)の化合物の製造方法。
【請求項5】
Aが、
【化11】

を表し、
及び
及びRは請求項1に記載された意味を表す請求項1記載の式(I)の化合物の製造方法において、
Aが、
【化12】

を表し、
及びR及びRは水素を表す一般式(I)の化合物を、一般式(VII)
【化13】

[式中、
及びRは請求項1に記載された意味を表す]のアルデヒド又はケトンと
場合により希釈剤の存在で、かつ場合により触媒量又は化学量論的量の塩基の存在で反応させることを特徴とする、請求項1記載の式(I)の化合物の製造方法。
【請求項6】
請求項1及び2記載のいずれか1項記載の少なくとも1種の化合物及び少なくとも1種の溶剤又は希釈剤並びに場合により加工助剤及び場合により他の殺菌作用の化合物を含有する殺菌剤。
【請求項7】
一連の殺真菌剤、殺菌剤、除草剤及び/又は殺虫剤からなる少なくとも1種の他の殺菌作用の化合物を含有することを特徴とする、請求項6記載の殺菌剤。
【請求項8】
工業材料の保護のための殺菌剤としての、請求項1及び2のいずれか1項記載の化合物の使用。
【請求項9】
工業材料が、接着剤、にかわ、紙、厚紙、皮革、木材、木材加工材、塗料、冷媒及び熱伝達液体であることを特徴とする、請求項8記載の使用。
【請求項10】
請求項1及び2のいずれか1項記載の少なくとも1種の化合物を微生物に又はその生活空間に作用させる特徴とする、微生物による被害及び破壊から工業材料を保護する方法。
【請求項11】
請求項1及び2のいずれか1項記載の少なくとも1種の化合物を含有する工業材料。

【公表番号】特表2006−515289(P2006−515289A)
【公表日】平成18年5月25日(2006.5.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−556168(P2004−556168)
【出願日】平成15年11月22日(2003.11.22)
【国際出願番号】PCT/EP2003/013140
【国際公開番号】WO2004/050644
【国際公開日】平成16年6月17日(2004.6.17)
【出願人】(504419760)ランクセス ドイチュラント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (58)
【氏名又は名称原語表記】Lanxess Deutschland GmbH
【住所又は居所原語表記】D−51369 Leverkusen、 Germany
【Fターム(参考)】