説明

機能拡張装置

【課題】 近年、MEAP-Lite等のインテリジェンスを持つオプション機器が開発されるなど、その高機能さゆえにオプション機器の消費電力が増大している。しかしながら低速SFPなど電源能力の乏しい製品では、電源容量の制限から複数のオプションスロットを設定ができないという課題が存在する。また、オプション機器の装着数に応じて均等に供給電力を分配し、オプション機器側では供給電力に合うように動作周波数を下げて動作することで前記課題に対する提案がなされているが、高性能を要求されるオプションへの供給電力が小さくなった場合に性能が著しく低下するという課題が残っている。
【解決手段】 本体側に電力供給情報保持手段を持つ。拡張機器側には、周波数-消費電力対応情報保持手段と周波数切り替え手段と性能情報保持手段を持つ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、拡張機器を搭載可能な装置に関し、特に前記装置から拡張機器に供給する電力の活用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
印刷装置などの電源部は、最小限のマージンでパフォーマンスと低コストの両立を実現させるべく設計されており、該装置に取り付けられる拡張機器の電源容量もその設計範囲内に収められている。
【0003】
拡張機器も近年高性能化、細分化が進み、搭載される機能により消費電力の差が大きくなっている。また、通常、拡張機器が取り付け可能な印刷装置などの電源供給側となる本体(以下本体)の機種は単一ではなく複数の機種であり、低速機から高速機までカバーされる。本体の印字速度の差は本体側の電源部の差になって現れたり、拡張機器用I/F部のクロック周波数の差になって現れたりする。
【0004】
拡張機器の機能の差と、本体側の電源部やI/Fクロックの差を吸収し、拡張機器としてはより多くの本体機種との接続を可能とし、本体としてはより多くの拡張機器を接続可能とすることがユーザーの選択肢を広げられ、本体を含めた装置全体の商品としての訴求力の向上に繋がる。
【0005】
従来、多くの拡張機器と多くの本体機種の接続を可能にする方法として、本体側CPUが拡張機器の種類などの情報を取得し、拡張機器へ供給するクロック周波数や電圧を調整するというものであった。(例えば特許文献1参照)
【特許文献1】特開平5-150872号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本体からの電圧調整の場合、拡張機器側に搭載されているすべての素子が電圧調整幅に適合していなければならないが、通常、動作による変化や、温度による変化などで電圧もある範囲で振れるため、電源容量も小さい本体は電源容量の大きい本体に比べ、同じ拡張機器が接続されても電圧の振れ幅が大きくなり、拡張機器のすべての素子が適切に動作可能となる範囲は極限られ、十分な電力調整が実現できなかった。
【0007】
また、本体からの供給クロック周波数の調整では、拡張機器と本体との通信速度も変化することになるが、機種によっては拡張機器内部のクロック周波数だけを調整すれば電力調整可能な場合にも本体−拡張機器間の通信速度をも低い側に調整しなければならず、電力調整とパフォーマンスの両立が十分ではなかった。
【0008】
さらに、これらはより低コストを目指す本体側に電圧調整手段やクロック切り替え手段などコストアップになるものを搭載させる形式であった。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本体側に拡張機器へ供給可能な電力を示す電力供給情報保持手段を持ち、拡張機器側に該機器の動作周波数と消費電力の対応を示す周波数-消費電力対応情報保持手段と前記電力供給情報保持手段から得られた本体側の拡張機器へ供給可能な電力情報と前記周波数-消費電力対応情報保持手段に格納されている該機器の動作周波数と消費電力の対応に合わせて該機器の動作周波数を切り替える周波数切り替え手段を具備する。
【発明の効果】
【0010】
本体の電源容量の制限から拡張機器のオプション設定ができなかった場合でも、本体のコストアップとなるような機構を設けることなく、拡張機器の動作周波数を変化させ消費電力を調整することで、拡張機器をオプション設定可能とすることができる。これは、ユーザーにとって、装置の選択肢が増えることになり、商品の訴求力向上も実現している。
【0011】
また、第二の実施例のようにユーザー設定で設定可能範囲内の電力に設定とした場合は、ユーザーの好みに合わせた周波数設定にすることも可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
次に、本発明の詳細を実施例の記述に従って説明する。
【実施例1】
【0013】
図1は、本発明の実施例1の構成説明図である。
【0014】
1は、本発明の実施例1の印刷装置本体である。
【0015】
2は、CPUで、印刷装置1を統括的に制御する。
【0016】
3は、CPUバスであり、BUS コントローラ4に接続され、ROM/RAM、各種IOなどを制御するためのコントロール信号、アドレス、データ信号が接続されている。コントロール信号には、リードライトの方向やバースト、キャッシュ操作のみではなく、割り込みやパワーマネージメントなど必要なサイドバンド信号も含む。
【0017】
4は、BUS コントローラ(以下BUS C4)で、CPUからのリードライトの入力に合わせてROM/RAM、IOへのアクセス信号を制御し、IOなどからの割り込みやパワーマネージメント制御などにも対応する。また、印刷用の画像処理や圧縮伸張回転、さらには暗号化・複合化などの処理を含んでいても良い。ここでは、それらも含む。
【0018】
5は、ROMで、CPU2が本装置を制御するためのプログラムの一部またはすべてを格納するもので、ここでは一部を格納するものとする。このROM5は、書き換え可能であっても不可能であってもどちらでも良く、CPU2のためのプログラムが格納できれば良い。
【0019】
6は、ROM I/FでBUS C4とROM5を接続し、CPU2からのリードライトコマンドに合わせてROM5からデータをリードしたり、書き換え可能な部分に関しては書き換えたりする。
【0020】
7は、RAMで、CPU2が装置を制御する上で、ワーク領域として使っても良いし、スタックとして使っても、また、ROM5のプログラムをロードしてRAM7から動作する形態をとっても良く、CPU2が制御するメモリであれば良い。
【0021】
8は、RAM I/FでBUS C4とRAM7を接続し、CPUからのリードライトコマンドに合わせてRAMからデータをリードしたり、RAMへデータをライトしたりする。
【0022】
9は、NVRAM C I/FでNVRAM C10とBUS C4を接続し、CPUからのリードライトコマンドに合わせてNVRAM12へのリードライトを行なうためのコマンド通信が可能である。
【0023】
10は、NVRAM コントローラで(以下NVRAM C10)NVRAM12へのリードライト動作を制御する。
【0024】
11は、NVRAM C10とNVRAM12を接続するI/Fである。
【0025】
12は、NVRAMで、CPU2が制御して印刷装置の各種設定情報などを格納するもので、電源OFF/ONでも情報を保持できる。
【0026】
13は、BUS C4とHDD C14を接続するI/Fである。
【0027】
14は、HDDコントローラで(以下HDD C14)、HDD16にCPUからのリードライトコマンドを伝達し、HDD16へのデータの格納や読み出しを制御する。またDMAなどの付加機能を持たせ、より高速なデータ転送を行なう機能があっても良い。ここではDMA機能があるとする。
【0028】
15は、HDD C14とHDD16を接続するI/Fである。
【0029】
16は、HDDであり、HDD C14からのデータを格納したり、HDD C14へデータを送信したりする。また、格納されるデータはプログラムの一部や、印刷データなど何でも良い。
【0030】
17は、BUS C4と印刷部 C18を接続するI/Fである。
【0031】
18は、印刷部コントローラで(以下印刷部 C18)BUS C4からの印刷データ送信や印刷用コマンドステータスの送信を行い、印刷部20から印刷出力を得る事ができる。また、印刷用の画像処理や圧縮伸張回転、さらには暗号化・複合化などの処理を含んでいても良い。ここでは、BUS C4に含んでいるため、含まないとする。
【0032】
21は、BUS C4と拡張I/F Cを接続するI/Fである。
【0033】
22は、拡張I/Fコントローラで(以下拡張I/F C22)、拡張ボード101と接続できCPU2と拡張ボード101の通信を可能とする。
【0034】
23は、電力供給情報保持手段で、印刷装置1の電力供給能力を拡張ボードに通知するための情報を保持している。電力供給情報保持手段23はROM5、NVRAM12、HDD16のいずれかで構成してよく、本体のコストアップ無しに電力供給情報を保持できれば何でも良い。ここではROM5で構成した。
【0035】
24は、拡張I/Fで印刷装置1の拡張I/F C22と拡張ボード101の拡張I/F C109とを接続する。
【0036】
101は、本発明の実施例1の拡張ボードで、拡張I/F24を介して印刷装置1と接続され、本体の拡張機能であるUSB HOST機能や、LANの機能を実現する。
【0037】
102は、拡張ボード101のCPUで、拡張ボード101を統括的に制御する。
【0038】
103は、CPU102とBUS C104を接続するI/Fで、ROM/RAM、各種IOなどを制御するためのコントロール信号、アドレス、データ信号が接続されている。コントロール信号には、リードライトの方向やバースト、キャッシュ操作のみではなく、割り込みやパワーマネージメントなど必要なサイドバンド信号も含む。
【0039】
104は、BUS コントローラ(以下BUS C104)で、CPU102からのリードライトの入力に合わせてROM/RAM、IOへのアクセス信号を制御し、IOなどからの割り込みやパワーマネージメント制御などにも対応する。また、印刷用の画像処理や圧縮伸張回転、さらには暗号化・複合化などの処理を含んでいても良い。ここでは、それらも含む。
【0040】
105は、ROMで、CPU102が本装置を制御するためのプログラムの一部またはすべてを格納するもので、ここでは一部を格納するものとする。このROM105は、書き換え可能であっても不可能であってもどちらでも良く、CPU102のためのプログラムが格納できれば良い。
【0041】
106は、ROM I/FでBUS C104とROM105を接続し、CPU102からのリードライトコマンドに合わせてROM105からデータをリードしたり、書き換え可能な部分に関しては書き換えたりする。
【0042】
107は、RAMで、CPU102が装置を制御する上で、ワーク領域として使っても良いし、スタックとして使っても、また、ROM105のプログラムをロードしてRAM107から動作する形態をとっても良く、CPU102が制御するメモリであれば良い。
【0043】
108は、RAM I/FでBUS C104とRAM107を接続し、CPU102からのリードライトコマンドに合わせてRAM107からデータをリードしたり、RAM107へデータをライトしたりする。
【0044】
109は、拡張I/Fコントローラで印刷装置1からの通信内容を拡張バス110を介してBUS C104やUSB HOST C115へ伝達し、BUS C104やUSB HOST C115からの通信内容を拡張I/F24を介して印刷装置1に伝達する。また、NVRAM I/F111を介してNVRAM C112に接続され、NVRAMへのリードライトも行なうことができる。拡張I/F24と拡張バス110のクロックが非同期でも動作するものである。
【0045】
110は、拡張バスで拡張I/F C109とBUS C104とUSB HOST C115を接続する。
【0046】
111は、拡張I/F C109とNVRAM C112を接続するI/Fである。
【0047】
112は、NVRAM コントローラで(以下NVRAM C112)、NVRAM114へのリードライト動作を制御する。
【0048】
113は、NVRAM C112とNVRAM114を接続するI/Fである。
【0049】
114は、NVRAMで、NVRAM C112の制御で、拡張ボードの各種設定情報などを格納するもので、電源OFF/ONでも情報を保持できる。また、印刷装置1からの設定に対しても情報保持可能に構成されている。
【0050】
115は、USB HOSTコントローラでUSB HOST I/F117を制御し、拡張バス110を介して各種USBデバイスの制御をCPU102で行なうことを可能とている。
【0051】
116は、USB HOST C115とUSB HOST I/F117を接続するI/Fである。
【0052】
117は、USB HOST I/Fで各種USBデバイスと接続しCPU102の制御でUSBデバイスを動作させることができる。
【0053】
118は、BUS C104とLANC119を接続するI/Fである。
【0054】
119は、LANコントローラで(以下LANC119)、10BT/100BT/GigaなどのLAN機能をPHY121,LAN123を制御して実現する。
【0055】
120は、LANC119とPHY121を接続するI/Fである。
【0056】
121は、PHYでLAN123を介してLAN信号の送受信を行なう。
【0057】
122は、PHY120とLAN123を接続するI/Fである。
【0058】
123は、LANのI/F部で、LANC119,PHY121の制御の元でネットワーク機能を実現する。
【0059】
124は、周波数切り替え手段で、CPU102からの設定により、拡張ボードの周波数を変えることができる。
【0060】
125は、周波数−消費電力対応情報で、拡張ボード101の周波数と消費電力の関係を対応付けて保持するものであり、CPU102の制御で印刷装置1の電力供給情報保持手段23からの情報に合わせ、周波数切り替え手段124を印刷装置1が供給できる電力の中で動作する設定を選択するための情報である。
【0061】
ここで、周波数切り替え手段124の構成を詳細に記す。
【0062】
CPU102は、動作クロックをPLLによる逓倍で作り、動作している。この低倍率を外部端子とROMからリードされる1ビットの値で設定している。外部端子は3本あり、ROMからリードした1ビットと合わせ、合計4ビットで設定される。
【0063】
CPU102は、動作クロックの設定をLowアクティブのリセット信号の立ち上がり時の設定ピンの状態とROMからリードされる1ビットの値で行なう。
【0064】
ROM内の1ビットはCPUがROMの一部を書き換えることで、変更する。この場合は、リブートが必要となる。
【0065】
外部端子については、周波数切り替え手段124の中にラッチを設け、リセット中に設定された値に変化するものとする。
【0066】
これもCPUが設定の変化を反映させるのにリブートが必要である。
【0067】
したがって、周波数切り替え手段124は、外部端子設定用のラッチとブート時の周波数設定に関わる一ビットの設定を行なうプログラムで構成される。
【0068】
また、この周波数切り替え手段は、本実施例の方式に限定するものではなく、拡張側のCPU102の制御下で本体の電力供給能力に合わせて、周波数設定を可変にできれば何でも良い。
【0069】
以下に、印刷装置1が比較的低速な機種であった場合の周波数設定動作を説明する。
【0070】
図2のフローで示すように、電源ON時、拡張ボード101は、低周波数で立ち上がる。
【0071】
周波数切り替え手段124のラッチは、001で、ROM105の中のブート時の周波数情報用ビットは、0である。
【0072】
周波数−消費電力対応情報は、以下のとおりである。
【0073】
【表1】

【0074】
ラッチ部の外部端子3bitとROMの1bitで、CPUの動作周波数とROM/RAMのバス周波数と拡張バス周波数と、USB HOST I/Fの動作周波数、LANの通信ポート周波数などを可変としている。
【0075】
よって、2.2Wの消費電力となる周波数で立ち上がる。
【0076】
CPU102は、拡張I/F23を介して、印刷装置1の電力供給情報保持手段23の電力供給情報を取得する。
【0077】
拡張I/F C109は、拡張I/F24と拡張バス110のクロックが非同期でも動作するため、拡張ボード101からの通信が遅くても電力供給情報の取得ができる。
【0078】
CPU102は取得した電力供給情報を周波数―消費電力対応情報125に対比させ印刷装置1が供給可能な電力で動作できる最大周波数を認識する。電力供給情報は、2.5Wであった。CPU102は周波数切り替え手段124の外部端子ラッチ部には、切り替えをせず、ROMの周波数用の1ビットに1を書き込み、リブートする。
【0079】
リブートは、不図示のリセットICのリセット入力端子にアクティブな信号を入れて行なう。ただし、リブートの方法をこれに限定するものではなく、周波数の切り替えのできるリブートが行えれば、専用のASICでリブート用のリセット信号を出力するしくみを持たせてもいいし、印刷装置1からリセット入力を行なわせても何でも良い。
【0080】
リブート時のリセット信号が立ち上がると外部端子のラッチは001でかわらないが、ROMの1ビットは0から1に変化している。このため、拡張バスの動作周波数が66MHzとなって立ち上がる。印刷装置1との通信は最初の状態よりも早くなる。
【0081】
次に、印刷装置1が高速機だった場合の周波数の設定動作を説明する。
【0082】
最初の立ち上がり時は、低速機のときと同じで、ラッチが001でROMが0で立ち上がる。印刷装置1からの電力供給情報を取得すると4.5Wであった。周波数−消費電力対応情報125より、全項目を最大周波数に設定しても拡張ボードの消費電力が印刷装置1の供給電力を上回らないため、CPU102は、周波数切り替え手段124のラッチ部を111に設定し、ROM105の1ビットを1にして、リブートする。
【0083】
リセット信号の立ち上がりで、ラッチ部111、ROMからの1ビットが1を読み込み、CPU動作周波数266 MHz、ROM/RAMのバス周波数66 MHz、拡張バス周波数66MHz、USB HOST I/Fの動作周波数480 MHz、LANの通信ポート周波数1Gで立ち上がる。
以上説明したように、本体側の印刷装置には、コストアップとなる機構を持たせることなく、本体の供給電力に合わせた拡張ボードの周波数設定が実現できた。
【実施例2】
【0084】
図3は、第二の実施例の構成説明図である。
【0085】
第一の実施例と同じものは第一の実施例と同じ番号である。番号の異なる部分を説明する。
【0086】
201は、本発明の第二の実施例の拡張機器である。
【0087】
204は、BUS Cで拡張I/F C209、周波数切り替え手段224を内蔵している。
【0088】
209は、拡張I/F Cで印刷装置1と拡張I/F24を介して通信可能となっている。
【0089】
210は、USB HOST CとBUS C204のI/Fである。
【0090】
211は、ユーザー入力情報保持手段で、拡張機器の周波数をユーザーが設定した場合、その設定情報を保持する。入力は印刷装置1を経由して行なわれても良いし、不図示のパネルから行なわれても良いし、LAN123を経由して行なわれても何でも良い。ここではそのすべてで入力可能とする。
【0091】
224は、周波数切り替え手段で、BUS C204に内蔵されている。
【0092】
実施例2の周波数決定動作を以下に説明する。
【0093】
拡張機器201は、低速動作で起動し、印刷装置1からの電力供給情報を取得する。さらにユーザー入力情報が格納されていないか確認する。
【0094】
確認は、ユーザー入力情報保持手段211の中のあるビットで示しても良いし、ROM・RAM・NVRAMのどこかのビットで示してもよく、CPU102が確認できればなんでも良い。ここでは、ユーザー入力情報保持手段211の中のビットで示すことにする。
【0095】
確認の結果、入力されていなければ、実施例1と同じ動作で周波数を決定し、リブートしてその設定周波数で立ち上がる。
【0096】
入力されていれば、入力されている設定情報が印刷装置1から入手した電力情報に収まる周波数か判断し、収まらなければ電力情報にあわせ、収まる場合は、ユーザー設定に合わせて周波数切り替え手段を設定し、リブートして、新たな周波数設定で立ち上がる。
【図面の簡単な説明】
【0097】
【図1】本発明の実施例1の構成説明図
【図2】本発明の実施例1のフローチャート
【図3】本発明の実施例2の構成説明図
【符号の説明】
【0098】
1 印刷装置
2 CPU
3 CPUバス
4 BUS C
5 ROM
6 ROMバス
7 RAM
8 RAMバス
9 NVRAM Cバス
10 NVRAM C
11 NVRAMバス
12 NVRAM
13 HDD Cバス
14 HDD C
15 HDDバス
16 HDD
17 印刷部 Cバス
18 印刷部C
19 印刷部バス
20 印刷部
21 拡張I/F Cバス
22 拡張I/F C
23 電力情報保持手段
24 拡張I/F
101 拡張ボード
102 CPU
103 CPUバス
104 BUS C
105 ROM
106 ROMバス
107 RAM
108 RAMバス
109 拡張I/F C
110 拡張バス
111 NVRAM Cバス
112 NVRAM C
113 NVRAMバス
114 NVRAM
115 USB HOST C
116 USB HOST I/Fバス
117 USB HOST I/F
118 LANCバス
119 LANC
120 PHYバス
121 PHY
122 LANバス
123 LAN
124 周波数切り替え手段
125 周波数―消費電力対応情報
201 第二の実施例の拡張機器
204 BUS C
209 拡張I/F C
210 USB HOST Cバス
211 ユーザー入力情報保持手段
224 周波数切り替え手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
消費電力情報保持手段と周波数切り替え手段を持ち、電源供給元の接続装置から電力供給情報を取得し、取得した電力供給情報と前記消費電力情報から動作周波数を決定し、周波数を切り替えることを特徴とする機能拡張装置。
【請求項2】
消費電力情報保持手段に周波数との対応を持たせ、電源供給元の接続装置からの電力供給情報に対応して切り替える周波数の算出を簡略化した請求項1に記載の機能拡張装置。
【請求項3】
拡張機器の動作周波数だけでなく機能の限定も行なう請求項1に記載の機能拡張装置。
【請求項4】
電源供給元の接続装置が印刷装置である請求項1に記載の機能拡張装置。
【請求項5】
拡張機器の動作周波数だけでなく機能に関わるプログラムの変更も行なう請求項1に記載の機能拡張装置。
【請求項6】
電源投入時は低速で起動する請求項1に記載の機能拡張装置。
【請求項7】
動作周波数を変えたら変えた値を保持する請求項1に記載の機能拡張装置。
【請求項8】
動作周波数の変更にユーザーからの入力も加味する請求項1に記載の機能拡張装置。
【請求項9】
動作周波数の変更にユーザーからの入力が設定可能範囲外のときエラー通知をする請求項8に記載の機能拡張装置。
【請求項10】
動作周波数の変更にユーザーからの入力が設定可能範囲外のとき一番近い設定可能な周波数にする請求項8に記載の機能拡張装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−98863(P2009−98863A)
【公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−269133(P2007−269133)
【出願日】平成19年10月16日(2007.10.16)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】