説明

比例電磁弁

【課題】流量特性を改善しつつ、完全閉止を実現すること。
【解決手段】比例電磁弁1において、弁座8を固定オリフィス9と可動オリフィス10の二重構造とするとともに、弁体3としてプランジャ16の先端面中央にニードル17を形成し、プランジャ16の先端面周縁にプランジャシール18を設けることによって、弁閉時にはニードル17が可動オリフィス10を弁孔13内に押し込んだ後にプランジャシール18が固定オリフィス9の座面に密着するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばチラーの温度制御や給湯器の火力調節、あるいは油圧機器の油圧調節などに使用される比例電磁弁に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の比例電磁弁は、弁閉時にコイルばねの付勢力でプランジャが弁座に着座して弁を閉じ、弁開時にはソレノイドコイルに駆動電流が供給され、励磁したコアの吸引力でプランジャが弁座から離れて弁を開くようになっている。ところが、一般的な構造の比例電磁弁では、プランジャの先端が平面になっており、プランジャと弁座との間で平面間の距離によって流量を調整しているため、流量特性の直線性が悪く、曲がった特性になるという欠点がある。そのため、流体の流量や圧力、温度等を正確に制御しにくいという問題があった。
【0003】
一方、上記のような欠点を改善するために、プランジャをニードル形状にした比例電磁弁が開発されている。この比例電磁弁は、弁座に設けたオリフィス内にニードルを移動させ、絞られた隙間を調整することによって流量を制御するようになっている。このようないわゆるニードルバルブはピンポイントで孔を絞るため、流量特性が良好であり、流体の粘度が温度等によって変化しても流量への影響が少ない。また、開閉時にニードルが開閉方向に対して直交する方向にずれた場合であっても、流量への影響が少ないので再現性が良い。しかし、ニードルとオリフィスとの部分的な接触によって弁を閉じる構造であるため、完全な閉止が難しく、しかもニードルが直接オリフィスに接触するとニードルが傷付いて変形し、流量特性が変化してしまう。
【0004】
さらに、下記の特許文献1には、プランジャをニードル形状にするだけでなく、オリフィスをテーパ形状にした比例電磁弁が開示されている。この比例電磁弁によれば、ニードルの根元にOリングを装着し、テーパ状のオリフィスにOリングを密着させることによって、完全閉止することは可能である。ところが、ニードルとテーパ状のオリフィスの組み合わせにより、オリフィスの孔を絞り込む部分の面積が幅を持った帯状に広がるので、流体の粘度の影響を受けて流量の変化が生じやすい。また、テーパ状の孔をニードル全体で絞っているため、ニードルの位置が開閉方向に対して直交する方向にずれた場合、隙間の面積が同じでもニードル全体で流体の圧力を損失していることから、通過する流量が変化して再現性が悪くなる。
【0005】
このように、通常のニードル形状の比例電磁弁は再現性が良い反面、完全閉止が困難であり、これに対して特許文献1の比例電磁弁のようにオリフィスをテーパ形状にした場合には、完全閉止が可能になる反面、再現性が悪くなるという問題があった。
【0006】
【特許文献1】特開2004−185268号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明はこのような相反する問題を同時に解決するためになされたものであり、その目的とするところは、面形状のプランジャの欠点である曲がった流量特性を改善するとともに、ニードル形状であっても完全閉止が可能な比例電磁弁を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明は、流体通路内の弁座に着座した弁体を電磁力で駆動し、その電磁力に比例した弁開度で流体の流量又は圧力を制御する比例電磁弁であって、上記弁座は、固定オリフィスと、固定オリフィスの内周面に沿って往復可能に設けられた可動オリフィスとから構成されるとともに、上記弁体は、プランジャと、プランジャの先端面中央部から突出したニードルと、プランジャの先端面周縁部に設けられたプランジャシールとから構成され、弁閉時において、上記ニードルが上記可動オリフィスを弁孔内に押し込んだ後、上記プランジャシールが上記固定オリフィスの座面に密着することを特徴とする。このような構成によれば、ニードルと可動オリフィスの組み合わせによりピンポイントで弁孔を絞り込むことができるので、流量特性の直線性が向上する。また、プランジャシールが固定オリフィスの座面に密着することで完全閉止が可能になる。
【0009】
また、上記の構成からなる比例電磁弁において、上記可動オリフィスの外周面に形成された鍔部が上記固定オリフィスの内周面に形成された段部に係合して抜け止めされているとよい。このような構成によると、動作時に可動オリフィスが固定オリフィスから外れてしまうことがなく、確実な動作が保証される。
【0010】
さらに、上記の構成からなる比例電磁弁において、上記可動オリフィスが上記ニードルと同等の硬さかそれよりも柔らかい材料で構成されていることが好ましい。その理由は、可動オリフィスとの接触時にニードルの変形及び摩耗を防ぎ、ニードルの変形による流量特性の変化を無くすためである。
【発明の効果】
【0011】
上記の構成から明らかなように、本発明の比例電磁弁にあっては、弁座を二重オリフィス構造とし、弁体にニードル形状を採用したことによって、弁閉時にはニードルと可動オリフィスが線接触することになり、流量特性の直線性が大幅に向上する。また、プランジャシールと固定オリフィスとが面接触するため、ニードル形状であっても完全閉止することが可能である。したがって、流体の流量や圧力あるいは温度等を正確に制御することができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の一実施形態について、添付した図面を参照しながら説明する。図1は本発明の比例電磁弁の構造を示す全体断面図、図2は同比例電磁弁の全開時の状態を示す全体断面図、図3は同比例電磁弁の全閉時の状態を示す全体断面図、図4は同比例電磁弁の閉時の動作を示す部分断面図、図5は従来の比例電磁弁と本発明の比例電磁弁の特性を比較したグラフ図である。
【0013】
(1)構成について
まず、図1に基づいて、本発明の比例電磁弁の構成を説明する。
【0014】
図1に示すように、この比例電磁弁1は、流体通路内に設けられた弁体を電磁力で駆動し、その電磁力に比例した弁開度で流体の流量又は圧力を制御するものであり、ボディ2と、弁体3と、駆動機構4を備えて大略構成されている。
【0015】
ボディ2はSUS304等のステンレス鋼からなり、その一側面に導入ポート5が開口され、他側面に排出ポート6が開口されており、内部には導入ポート5から排出ポート6へと連通する流体通路7が設けられている。また、流体通路7の途中には弁座8が設けられており、この弁座8に設けたオリフィスを弁体3で開閉することにより、流体通路7が所定の開度で連通し、又は完全に遮断される。
【0016】
弁座8は、固定オリフィス9と、可動オリフィス10とからなる二重オリフィス構造を採用している。固定オリフィス9はボディ2と一体成形された環状凸部を有しており、その内周面に段部9aが形成されている。これに対し、可動オリフィス10は弁体3と同等の硬さかそれよりも柔らかい材料、例えばPPS(ポリフェニレンサルファイド)やPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等の合成樹脂で構成され、ストレートの孔を有する円盤状に形成されており、円盤の外周面には鍔部10aが形成されている。固定オリフィス9と可動オリフィス10の角部にはそれぞれR加工が施されているが、これは弁体3との接触時の摩耗による特性変化を防ぐためである。なお、可動オリフィス10は非磁性体であればその素材は特に限定されない。
【0017】
そして、可動オリフィス10は短尺コイルばね11で弁開方向(図において上方向)に常時付勢されており、このコイルばねは弁座8にねじ込み固定された円筒形のストッパ12で支持されている。また、可動オリフィス10の鍔部10aは固定オリフィス9の段部9aに係合している。これにより、可動オリフィス10は弁孔13の内部で抜け止めされるとともに、固定オリフィス9の内周面に沿って往復可能に設置される。なお、可動オリフィス10と短尺コイルばね11とストッパ12はユニット化した一部品としてボディ2の底面開口部から挿入され、挿入後の開口部はOリング14を嵌めたキャップ15で塞がれる。
【0018】
弁体3は、プランジャ16と、ニードル17と、プランジャシール18とから構成されている。プランジャ16は電磁ステンレス等の磁性体からなり、ガイドチューブ19に沿って昇降自在に設置される。また、ニードル17はプランジャ16の先端面中央部から突出し、先端に向かって先細りのテーパ形状となるように一体成形されている。さらに、プランジャシール18はフッ素ゴム等の弾性材を環状に形成したものであり、プランジャ16の先端面周縁部に焼き付けて固定されている。
【0019】
プランジャ16の外周面にはウェアリング20が嵌められているが、このリングはガイドチューブ19内でのプランジャ16のガタツキを吸収し、かつ、動きをスムーズにするためのものである。また、プランジャ16の内部には軸心方向に連通路21が形成されており、連通路21の一端がプランジャ16の上面に開口し、他端がプランジャ16の側面に開口している。これにより、プランジャ16の上昇時、プランジャ16の上部の隙間に溜まった流体は、連通路21を通って流体通路7へと逃げるようになっている。
【0020】
駆動機構4は、ソレノイドコイル22と、コア23と、長尺コイルばね24とから構成されている。ソレノイドコイル22はリード線に接続されたコイル25をボビン26の外周に巻装してなる電磁石であり、鉄等の磁性体からなるコイルケース27に収容されている。また、コア23は電磁ステンレス等の磁性体からなる円筒形の部品であり、ソレノイドコイル22の内部に挿入され、コイルケース27とガイドチューブ19に挟まれてワッシャ28を嵌めたロックナット29で締め付け固定されている。さらに、コア23の中心には長尺コイルばね24が挿入されており、このコイルばねはプランジャ16の上面に装着され、プランジャ16を弁閉方向(図において下方向)に常時付勢している。
【0021】
コア23の底面には黄銅やSUS316等の非磁性体で構成されたスペーサ30が設けられているが、このスペーサ30は全開時にプランジャ16がコア23に完全に張り付くのを防ぎ、弁閉時にプランジャ16を離れやすくするためのものである。なお、上記の各部品のバラツキによる流量特性のバラツキを抑えるため、調整ねじ31によって長尺コイルばね24の高さ調整(荷重調整)を行うことができる。
【0022】
(2)動作について
次に、図2〜4に基づいて、本発明の比例電磁弁の動作を説明する。
【0023】
図2は比例電磁弁の全開時の状態を示すものであり、外部の制御装置からリード線を介してソレノイドコイル22に駆動電流が供給されると、磁性体であるコイルケース27、コア23及びプランジャ16を流れる磁路が形成され、コア23とプランジャ16との間に駆動電流に比例した電磁吸引力が発生する。この吸引力によりプランジャ16がコア23へと引き寄せられ、プランジャ16は長尺コイルばね24を圧縮しながらガイドチューブ19に沿って上昇し、コア23の吸引力と長尺コイルばね24の付勢力とが釣り合った位置で停止する。
【0024】
そして、図のようにプランジャ16が上昇してスペーサ30に接触する一方、プランジャ16の先端にあるニードル17が弁座8から離れ、弁孔13が開いた状態になる。これにより流体通路7が弁孔13を介して連通するので、導入ポート5から導入された流体は矢印で示すようにストッパ12、短尺コイルばね11、可動オリフィス10の順にその中心部の孔を通過し、最終的に排出ポート6から排出される。また、弁開時にプランジャ16が上昇すると、プランジャ16とコア23との間に追い詰められた流体は、矢印で示すようにプランジャ16の内部の連通路21を抜けて流体通路7へと逃げ、同じく排出ポート6から排出される。
【0025】
なお、弁孔13の開口量はプランジャ16の停止位置によって変わるが、プランジャ16はコア23の吸引力となる磁束密度によって移動量が決まり、磁束密度はソレノイドコイル22に流れる駆動電流の電流値に比例する。したがって、この比例電磁弁1はソレノイドコイル22に供給される駆動電流値に比例して弁開度が調節され、これにより流体通路7を通過する流体の流量又は圧力を制御するようになっている。
【0026】
一方、図3は比例電磁弁1の全閉時の状態を示すものであり、全閉時には、弁体3が弁座8に着座することにより弁孔13が閉じた状態になる。ここで、本発明の比例電磁弁1の特徴は、全閉時において以下の通り完全閉止することが可能な点にある。
【0027】
図4は弁閉時の状態を段階的に示したものであり、ソレノイドコイル22への駆動電流の供給を停止すると、コア23とプランジャ16との間に生じていた電磁吸引力がなくなる。このため、図4(a)に示すように、プランジャ16が長尺コイルばね24の付勢力によって押し下げられ、ガイドチューブ19に沿って下降する。ここで、全開時にプランジャ16は非磁性体のスペーサ30を介してコア23に吸着されているので、閉弁開始時にプランジャ16がスペーサ30から離れやすく応答性が良くなる。
【0028】
また、プランジャ16がさらに下降すると、図4(b)に示すように、プランジャ16が外側の固定オリフィス9に接触する前に、先端のニードル17が内側の可動オリフィス10に接触する。ここで、可動オリフィス10はニードル17よりも柔らかい合成樹脂で構成されており、また角部にR加工が施されているので、接触してもニードル17を傷付けることはない。よって、ニードル17の変形による特性変化が起こらず、長期に亘り正確な流量制御を行える。
【0029】
そして、プランジャ16がさらに下降すると、図4(c)に示すように、ニードル17が可動オリフィス10を弁孔13内に押し込むことにより、短尺コイルばね11が圧縮され、プランジャ16が弁座8に着座して停止する。このとき、プランジャシール18が固定オリフィス9の座面に密着し、弁孔13が完全に閉じた状態になる。これにより、流体通路7が遮断され、導入ポート5から導入された流体は矢印で示すように排出ポート6への通過を阻止される。なお、弁を再度開いたときには、短尺コイルばね11が弾性復帰して可動オリフィス10を押し上げることにより、可動オリフィス10の鍔部10aが固定オリフィス9の段部9aに当接するまで上昇し、図2に示した元の位置で停止する。
【0030】
また、図示していないが、可動オリフィス10と固定オリフィス9との間の摺動隙間からの流体漏れを防ぐため、シール手段を設けてあっても良い。例えば、可動オリフィス10の鍔部10a外周にOリングを嵌めてシールする構成や、可動オリフィス10の底面と短尺コイルばね11との間にダイヤフラムシールを介在させる構成などが考えられる。このような構成を採用することにより、ニードル17が可動オリフィス10に接触してからプランジャシール18が固定オリフィス9に密着するまでの間の流体漏れを無くし、流量変化を防ぐことができる。
【0031】
(3)作用効果について
最後に、図5に基づいて、本発明の比例電磁弁の作用効果を説明する。
【0032】
図5(a)は従来の面形状の弁体を用いた比例電磁弁の流量特性を示し、図5(b)は本発明のニードル形状の弁体を用いた比例電磁弁の流量特性を示したものである。
【0033】
まず従来の面形状の弁体の場合には、図5(a)のように開弁開始直後と全閉直前の低開弁領域(Aで示す領域)での立ち上がりが遅く、応答性が悪いことがわかる。これは弁体と弁座が平面接触し、両者の平面間の距離で流量を調整しているためである。また、駆動電流に対する流量特性は、弁開時と弁閉時のいずれにおいても緩やかな曲線になる。
【0034】
それに対して、本発明のニードル形状の弁体の場合には、弁体と弁座が線接触し、絞られた隙間で流量を調整するため、図5(b)のように開弁開始直後と全閉直前の低開弁領域(Bで示す領域)での立ち上がりが速く、応答性に優れている。また、流量特性は、弁開時と弁閉時のいずれにおいても、駆動電流に対して流量が正比例に近い直線性を示すようになる。したがって、本発明のようにニードル形状の弁体によれば、流量特性がほぼ直線性を有しているので、再現性が良く、流体の流量や圧力あるいは温度等の正確な制御を行うことができる。
【0035】
以上詳細に説明したように、本発明の比例電磁弁によれば、弁座を二重オリフィス構造とし、弁体にニードル形状を採用したことによって、流量特性の直線性を向上させることができるとともに、ニードル形状であっても完全閉止することが可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の比例電磁弁の構造を示す全体断面図。
【図2】同比例電磁弁の全開時の状態を示す全体断面図。
【図3】同比例電磁弁の全閉時の状態を示す全体断面図。
【図4】同比例電磁弁の閉時の動作を示す部分断面図。
【図5】従来の比例電磁弁と本発明の比例電磁弁の流量特性を比較したグラフ図。
【符号の説明】
【0037】
1…比例電磁弁
2…ボディ
3…弁体
4…駆動機構
5…導入ポート
6…排出ポート
7…流体通路
8…弁座
9…固定オリフィス
10…可動オリフィス
11…短尺コイルばね
12…ストッパ
13…弁孔
14…Oリング
15…キャップ
16…プランジャ
17…ニードル
18…プランジャシール
19…ガイドチューブ
20…ウェアリング
21…連通路
22…ソレノイドコイル
23…コア
24…長尺コイルばね
25…コイル
26…ボビン
27…コイルケース
28…ワッシャ
29…ロックナット
30…スペーサ
31…調整ねじ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体通路内の弁座に着座した弁体を電磁力で駆動し、その電磁力に比例した弁開度で流体の流量又は圧力を制御する比例電磁弁であって、
上記弁座は、固定オリフィスと、固定オリフィスの内周面に沿って往復可能に設けられた可動オリフィスとから構成されるとともに、
上記弁体は、プランジャと、プランジャの先端面中央部から突出したニードルと、プランジャの先端面周縁部に設けられたプランジャシールとから構成され、
弁閉時において、上記ニードルが上記可動オリフィスを弁孔内に押し込んだ後、上記プランジャシールが上記固定オリフィスの座面に密着する
ことを特徴とする比例電磁弁。
【請求項2】
上記可動オリフィスの外周面に形成された鍔部が上記固定オリフィスの内周面に形成された段部に係合して抜け止めされていることを特徴とする請求項1に記載の比例電磁弁。
【請求項3】
上記可動オリフィスが上記ニードルと同等の硬さかそれよりも柔らかい材料で構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の比例電磁弁。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−97568(P2009−97568A)
【公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−267888(P2007−267888)
【出願日】平成19年10月15日(2007.10.15)
【特許番号】特許第4190020号(P4190020)
【特許公報発行日】平成20年12月3日(2008.12.3)
【出願人】(390039837)東フロコーポレーション株式会社 (17)
【Fターム(参考)】