説明

治療化合物としての、イミダゾ[4,5−B]ピリジン−2−オンおよびオキサゾロ[4,5−B]ピリジン−2−オン化合物ならびにそれらの類似体

本発明は、とりわけ、RAF(例えば、B-RAF)活性を阻害し、細胞増殖を阻害し、癌などを治療する、ある特定のイミダゾ[4,5-b]ピリジン-2-オンおよびオキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-オン化合物およびその類似体、そしてさらに特に式(I):
【化1】


[式中、Jは独立して-O-または-NRN1-であり;RN1は、もし存在すれば、独立して-Hまたは置換基であり;RN2は独立して-Hまたは置換基であり;Yは独立して-CH=または-N=であり;Qは独立して-(CH2)j-M-(CH2)k-(式中jは独立して0、1または2であり;kは独立して0、1、または2であり;j+kは0、1、または2であり;Mは独立して-O-、-S-、-NH-、-NMe-、または-CH2-である)であり;RP1、RP2、RP3、およびRP4はそれぞれ独立して-Hまたは置換基であり;そしてさらにRP1およびRP2は一緒になって-CH=CH-CH=CH-であってもよく;Lは独立して2、3、または4リンカー部分の鎖により形成されるリンカー基であり;各リンカー部分は独立して-CH2--NRN-、-C(=X)-、または-S(=O)2-であり;正確に1つのリンカー部分は-NRN-であるか、または:正確に2つのリンカー部分は-NRN-であり;正確に1つのリンカー部分は-C(=X)-でありかつどのリンカー部分も-S(=O)2-でないか;または:正確に1つのリンカー部分は-S(=O)2-でありかつどのリンカー部分も-C(=X)-でなく;どの2つの隣接するリンカー部分も-NRN-でなく;Xは独立して=Oまたは=Sであり;RNはそれぞれ独立して-Hまたは置換基であり;Aは独立して:C6-14カルボアリール、C5-14ヘテロアリール、C3-12カルボシクリル、C3-12ヘテロシクリルであり;かつ独立して無置換であるかまたは置換されている]で表される化合物;ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和化合物、アミド、エステル、エーテル、N-オキシド、化学的に保護された形態、およびプロドラッグに関する。本発明はまた、かかる化合物を含む医薬組成物、ならびにかかる化合物および組成物の、RAF(例えば、B-RAF)活性を阻害するための、レセプターチロシンキナーゼ(RTK)活性を阻害するための、細胞増殖を阻害するための、およびRAF、RTKの阻害などにより改善される疾患および症状、癌(例えば、大腸癌、黒色腫)などの増殖性症状などの治療におけるin vitroおよびin vivoでの使用にも関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
次式:
【化1】

[式中、
Jは独立して-O-または-NRN1-であり;
RN1は、もし存在すれば、独立して-Hであるかまたは
脂肪族飽和C1-5アルキル、
脂肪族C2-5アルケニル、
脂肪族C2-5アルキニル、
飽和C3-6シクロアルキル、
C3-6シクロアルケニル;
C6カルボアリール;
C5-6ヘテロアリール;
C5-6ヘテロシクリル;
から選択される基であり、かつ独立して無置換であるかまたは置換され;
RN2は独立して-Hであるかまたは
脂肪族飽和C1-5アルキル,
脂肪族C2-5アルケニル、
脂肪族C2-5アルキニル、
飽和C3-6シクロアルキル、
C3-6シクロアルケニル;
C6カルボアリール;
C5-6ヘテロアリール;
C5-6ヘテロシクリル;
から選択される基であり、かつ独立して無置換であるかまたは置換され;
Yは独立して-CH=または-N=であり;
Qは独立して-(CH2)j-M-(CH2)k-
(式中、
jは独立して0、1または2であり;
kは独立して0、1または2であり;
j+kは0、1、または2であり;
Mは独立して-O-、-S-、-NH-、-NMe-、または-CH2-である)
であり;
RP1、RP2、RP3、およびRP4はそれぞれ独立して-Hであるかまたは、
脂肪族飽和C1-5アルキル;
脂肪族C2-5アルケニル;
脂肪族C2-5アルキニル;
飽和C3-6シクロアルキル;
C3-6シクロアルケニル;
脂肪族飽和C1-5ハロアルキル;
-C(=O)OR1(式中、R1は-H、C5-12アリール-C1-7アルキル、C5-12アリール、C3-12ヘテロシクリル、またはC1-7アルキルである);
-OR2および-SR2(式中、R2は-H、C5-12アリール-C1-7アルキル、C5-12アリール、C3-12ヘテロシクリル、またはC1-7アルキルである);
-C(=O)NR3R4(式中、R3およびR4はそれぞれ独立して-H;またはC5-12アリール-C1-7アルキル、C5-12アリール、C3-12ヘテロシクリル、もしくはC1-7アルキルであるか;またはR3およびR4はそれらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7個の環原子を有する環を形成する);
-NR5R6(式中、R5およびR6はそれぞれ独立して-H;またはC5-12アリール-C1-7アルキル、C5-12アリール、C3-12ヘテロシクリル、もしくはC1-7アルキルであるか;またはR5およびR6はそれらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7個の環原子を有する環を形成する);
-NR7C(=O)R8(式中、R7は-HまたはC1-3アルキルであり;R8はC5-12アリール-C1-7アルキル、C5-12アリール、C3-12ヘテロシクリル、またはC1-7アルキルである);
-S(=O)R9または-S(=O)2R9(式中、R9はC1-7アルキル、C5-12アリール、またはC5-12アリール-C1-7アルキルである);
-F、-Cl、-Br、または-I;
-CN;
から選択される基であり、
そしてさらにRP1およびRP2は一緒になって-CH=CH-CH=CH-であってもよく;
ここで、C1-5アルキル、C2-5アルケニル、C2-5アルキニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルケニル、C5-12アリール-C1-7アルキル、C5-12アリール、C3-12ヘテロシクリル、およびC1-7アルキルはそれぞれ独立して無置換であるかまたは置換され;
Lは独立して:
2、3、または4つのリンカー部分の鎖により形成される1つのリンカー基であり;
それぞれのリンカー部分は独立して-CH2--NRN-、-C(=X)-、または-S(=O)2-であり;
正確に1つのリンカー部分は-NRN-であるか、または:
正確に2つのリンカー部分は-NRN-であり;
正確に1つのリンカー部分は-C(=X)-でありかつどのリンカー部分も-S(=O)2-でないか;または:
正確に1つのリンカー部分は-S(=O)2-でありかつどのリンカー部分も-C(=X)-でなく;
どの2つの隣接リンカー部分も-NRN-でなく;
Xは独立して=Oまたは=Sであり;
RNはそれぞれ独立して-H、飽和脂肪族C1-3アルキル、または脂肪族C2-3アルケニルであり;
Aは独立して:
C6-14カルボアリール、
C5-14ヘテロアリール、
C3-12カルボシクリル、
C3-12ヘテロシクリルであり;かつ独立して無置換であるかまたは置換されている]
で表される化合物、ならびに、その製薬上許容される塩、溶媒和化合物、アミド、エステル、エーテル、N-オキシド、化学的に保護された形態、およびプロドラッグ。
【請求項2】
次式:
【化2】

[式中、
Jは独立して-O-または-NRN1-であり;
RN1は、もし存在すれば、独立して-Hであるかまたは
脂肪族飽和C1-5アルキル、
脂肪族C2-5アルケニル、
脂肪族C2-5アルキニル、
飽和C3-6シクロアルキル、
C3-6シクロアルケニル;
C6カルボアリール;
C5-6ヘテロアリール;
C5-6ヘテロシクリル;
から選択される基であり、かつ独立して無置換であるかまたは置換され;
Yは独立して-CH=または-N=であり;
Qは独立して-(CH2)j-M-(CH2)k-
(式中、
jは独立して0、1または2であり;
kは独立して0、1または2であり;
j+kは0、1、または2であり;
Mは独立して-O-、-S-、-NH-、-NMe-、または-CH2-である)
であり;
RP1、RP2、RP3、およびRP4はそれぞれ独立して-Hであるかまたは、
脂肪族飽和C1-5アルキル;
脂肪族C2-5アルケニル;
脂肪族C2-5アルキニル;
飽和C3-6シクロアルキル;
C3-6シクロアルケニル;
脂肪族飽和C1-5ハロアルキル;
-C(=O)OR1(式中、R1は-H、C5-12アリール-C1-7アルキル、C5-12アリール、C3-12ヘテロシクリル、またはC1-7アルキルである);
-OR2(式中、R2は-H、C5-12アリール-C1-7アルキル、C5-12アリール、C3-12ヘテロシクリル、またはC1-7アルキルである);
-C(=O)NR3R4(式中、R3およびR4はそれぞれ独立して-H;またはC5-12アリール-C1-7アルキル、C5-12アリール、C3-12ヘテロシクリル、もしくはC1-7アルキルであるか;またはR3およびR4はそれらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7個の環原子を有する環を形成する);
-NR5R6(式中、R5およびR6はそれぞれ独立して-H;またはC5-12アリール-C1-7アルキル、C5-12アリール、C3-12ヘテロシクリル、もしくはC1-7アルキルであるか;またはR5およびR6はそれらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7個の環原子を有する環を形成する);
-NR7C(=O)R8(式中、R7は-HまたはC1-3アルキルであり;R8はC5-12アリール-C1-7アルキル、C5-12アリール、C3-12ヘテロシクリル、またはC1-7アルキルである);
-F、-Cl、-Br、または-I;
-CN;
から選択される基であり、
そしてさらにRP1およびRP2は一緒になって-CH=CH-CH=CH-であってもよく;
ここで、C1-5アルキル、C2-5アルケニル、C2-5アルキニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルケニル、C5-12アリール-C1-7アルキル、C5-12アリール、C3-12ヘテロシクリル、およびC1-7アルキルはそれぞれ独立して無置換であるかまたは置換され;
Lは独立して:
2、3、または4つのリンカー部分の鎖により形成される1つのリンカー基であり;
それぞれのリンカー部分は独立して-CH2--NRN-、-C(=X)-、または-S(=O)2-であり;
正確に1つのリンカー部分は-NRN-であるか、または:
正確に2つのリンカー部分は-NRN-であり;
正確に1つのリンカー部分は-C(=X)-でありかつどのリンカー部分も-S(=O)2-でないか;または:
正確に1つのリンカー部分は-S(=O)2-でありかつどのリンカー部分も-C(=X)-でなく;
どの2つの隣接リンカー部分も-NRN-でなく;
Xは独立して=Oまたは=Sであり;
RNはそれぞれ独立して-H、飽和脂肪族C1-3アルキル、または脂肪族C2-3アルケニルであり;
Aは独立して:
C6-14カルボアリール、
C5-14ヘテロアリール、
C3-12カルボシクリル、
C3-12ヘテロシクリルであり;かつ独立して無置換であるかまたは置換されている]
で表される化合物、ならびに、その製薬上許容される塩、溶媒和化合物、アミド、エステル、エーテル、N-オキシド、化学的に保護された形態、およびプロドラッグ
【請求項3】
Yが独立して-CH=である、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
Yが独立して-N=である、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項5】
Jが独立して-O-である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項6】
Jが独立して-NRN1-である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
Mが-O-、-S-、-NH-、または-NMe-である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項8】
Mが-O-または-S-である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項9】
Mが-O-である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
Mが-S-である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
jが独立して0または1であり、そしてkが独立して0または1である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項12】
Qが-O-、-S-、-NH-、または-NMe-である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項13】
Qが-O-または-S-である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項14】
Qが-O-である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項15】
Qが-S-である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項16】
Lが独立して:
2、3、または4つのリンカー部分の鎖により形成される1つのリンカー基であり;
それぞれのリンカー部分は独立して-CH2--NRN-、または-C(=X)-であり;
正確に1つのリンカー部分は-NRN-であるか、または:
正確に2つのリンカー部分は-NRN-であり;
正確に1つのリンカー部分は-C(=X)-であり;
どの2つの隣接リンカー部分も-NRN-でない、
請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項17】
Lが基-NRN-C(=X)-または-C(=X)-NRN-を含む、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
Lが基-NRN-C(=X)-NRN-を含む、請求項16に記載の化合物。
【請求項19】
基A-Lが独立して、
A-NRN-C(=X)-NRN-(「尿素/チオ尿素」)、
A-CH2-NRN-C(=X)-NRN-、
A-NRN-C(=X)-NRN-CH2-、
A-NRN-C(=X)-(「フォワードアミド/チオアミド」)、
A-CH2-NRN-C(=X)-、
A-NRN-C(=X)-CH2-、
A-CH2-NRN-C(=X)-CH2-、
A-CH2-CH2-NRN-C(=X)-、
A-NRN-C(=X)-CH2-CH2-、
A-NRN-C(=X)-CH2-NRN-(「フォワードアミド/チオアミドアミン」)、
A-NRN-CH2-NRN-C(=X)-、
A-C(=X)-NRN-(「リバースアミド/チオアミド」)、
A-CH2-C(=X)-NRN-、
A-C(=X)-NRN-CH2-、
A-CH2-C(=X)-NRN-CH2-、
A-CH2-CH2-C(=X)-NRN-、
A-C(=X)-NRN-CH2-CH2-、
A-NRN-CH2-C(=X)-NRN-(「リバースアミド/チオアミドアミン」)、
A-C(=X)-NRN-CH2-NRN-、
A-C(=X)-CH2-NRN-、
A-C(=X)-CH2-NRN-CH2-、
A-C(=X)-CH2-CH2-NRN-、
A-CH2-C(=X)-CH2-NRN-、
A-NRN-CH2-C(=X)-、
A-NRN-CH2-C(=X)-CH2-、
A-NRN-CH2-CH2-C(=X)-、
A-CH2-NRN-CH2-C(=X)-
から選択される、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項20】
基A-Lが独立して、
A-NRN-C(=X)-NRN-、
A-CH2-NRN-C(=X)-NRN-、
A-NRN-C(=X)-、
A-C(=X)-NRN-、
A-NRN-CH2-C(=X)-NRN-、
A-CH2-NRN-C(=X)-
から選択される、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項21】
基A-Lが独立して、
A-NRN-C(=X)-NRN-(「尿素/チオ尿素」)、
A-CH2-NRN-C(=X)-NRN-、
A-NRN-C(=X)-NRN-CH2-
から選択される、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項22】
基A-Lが独立してA-NRN-C(=X)-NRN-である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項23】
Xが=Oである、請求項1〜22のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項24】
Xが=Sである、請求項1〜22のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項25】
基A-Lが独立してA-NRN-C(=O)-NRN-である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項26】
Lが独立して:
2、3、または4つのリンカー部分の鎖により形成される1つのリンカー基であり;
それぞれのリンカー部分は独立して-CH2--NRN-、または-S(=O)2-であり;
正確に1つのリンカー部分は-NRN-であるか、または:
正確に2つのリンカー部分は-NRN-であり;
正確に1つのリンカー部分は-S(=O)2-であり;
どの2つの隣接リンカー部分も-NRN-でない、
請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項27】
Lが基-NRN-S(=O)2-または-S(=O)2-NRN-を含む、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
Lが基-NRN-S(=O)2-NRN-を含む、請求項26に記載の化合物。
【請求項29】
基A-Lが独立して、
A-NRN-S(=O)2-NRN-(「スルファミド」)
A-NRN-S(=O)2-NRN-CH2-
A-CH2-NRN-S(=O)2-NRN-
A-NRN-S(=O)2-(「フォワードスルホンアミド」)
A-NRN-S(=O)2-CH2-
A-CH2-NRN-S(=O)2-
A-CH2-NRN-S(=O)2-CH2-
A-CH2-CH2-NRN-S(=O)2-
A-NRN-S(=O)2-CH2-CH2-
A-NRN-S(=O)2-CH2-NRN-(「フォワードスルホンアミドアミン」)
A-NRN-CH2-NRN-S(=O)2-
A-S(=O)2-NRN-(「リバーススルホンアミド」)
A-S(=O)2-NRN-CH2-
A-CH2-S(=O)2-NRN-
A-CH2-S(=O)2-NRN-CH2-
A-CH2-CH2-S(=O)2-NRN-
A-S(=O)2-NRN-CH2-CH2-
A-S(=O)2-NRN-CH2-NRN- (「リバーススルホンアミドアミン」)
A-NRN-CH2-S(=O)2-NRN-
から選択される、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項30】
基A-Lが独立して:
A-NRN-S(=O)2-NRN-、
A-NRN-S(=O)2-、
A-S(=O)2-NRN-、
A-CH2-NRN-S(=O)2-NRN-、
A-CH2-NRN-S(=O)2-
から選択される、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項31】
基RNがそれぞれ独立して-Hまたは-Meである、請求項1〜30のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項32】
基RNがそれぞれ独立して-Hである、請求項1〜30のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項33】
基A-Lが独立してA-NH-C(=X)-NH-である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項34】
基A-Lが独立してA-NH-C(=O)-NH-である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項35】
式:
【化3】

[式中、Jは独立して-O-または-NRN1-であり;
RN1は、もし存在すれば、独立して-Hであるかまたは
脂肪族飽和C1-5アルキル、
脂肪族C2-5アルケニル、
脂肪族C2-5アルキニル、
飽和C3-6シクロアルキル、
C3-6シクロアルケニル;
C6カルボアリール;
C5-6ヘテロアリール;
C5-6ヘテロシクリル;
から選択される基であり、かつ独立して無置換であるかまたは置換され;
RN2は独立して-Hであるかまたは
脂肪族飽和C1-5アルキル,
脂肪族C2-5アルケニル、
脂肪族C2-5アルキニル、
飽和C3-6シクロアルキル、
C3-6シクロアルケニル;
C6カルボアリール;
C5-6ヘテロアリール;
C5-6ヘテロシクリル;
から選択される基であり、かつ独立して無置換であるかまたは置換され;
Yは独立して-CH=であり;
Qは独立して-O-または-S-であり;
RP1、RP2、RP3、およびRP4はそれぞれ独立して-Hであるかまたは、
脂肪族飽和C1-5アルキル;
脂肪族C2-5アルケニル;
脂肪族C2-5アルキニル;
飽和C3-6シクロアルキル;
C3-6シクロアルケニル;
脂肪族飽和C1-5ハロアルキル;
-C(=O)OR1(式中、R1は-H、C5-12アリール-C1-7アルキル、C5-12アリール、C3-12ヘテロシクリル、またはC1-7アルキルである);
-OR2および-SR2(式中、R2は-H、C5-12アリール-C1-7アルキル、C5-12アリール、C3-12ヘテロシクリル、またはC1-7アルキルである);
-C(=O)NR3R4(式中、R3およびR4はそれぞれ独立して-H;またはC5-12アリール-C1-7アルキル、C5-12アリール、C3-12ヘテロシクリル、もしくはC1-7アルキルであるか;またはR3およびR4はそれらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7個の環原子を有する環を形成する);
-NR5R6(式中、R5およびR6はそれぞれ独立して-H;またはC5-12アリール-C1-7アルキル、C5-12アリール、C3-12ヘテロシクリル、もしくはC1-7アルキルであるか;またはR5およびR6はそれらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7個の環原子を有する環を形成する);
-NR7C(=O)R8(式中、R7は-HまたはC1-3アルキルであり;R8はC5-12アリール-C1-7アルキル、C5-12アリール、C3-12ヘテロシクリル、またはC1-7アルキルである);
-S(=O)R9または-S(=O)2R9(式中、R9はC1-7アルキル、C5-12アリール、またはC5-12アリール-C1-7アルキルである);
-F、-Cl、-Br、または-I;
-CN;
から選択される基であり、
そしてさらにRP1およびRP2は一緒になって-CH=CH-CH=CH-であってもよく;
ここで、C1-5アルキル、C2-5アルケニル、C2-5アルキニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルケニル、C5-12アリール-C1-7アルキル、C5-12アリール、C3-12ヘテロシクリル、およびC1-7アルキルはそれぞれ独立して無置換であるかまたは置換されている。
A-Lは独立してA-NRN-C(=X)-NRN-であり;
Xは独立して=Oまたは=Sであり;
RNはそれぞれ独立して-H、飽和脂肪族C1-3アルキル、または脂肪族C2-3アルケニルであり;
Aは独立して:
C6-14カルボアリール、
C5-14ヘテロアリール、
C3-12カルボシクリル、
C3-12ヘテロシクリルであり;かつ独立して無置換であるかまたは置換されている]
で表される化合物、ならびに、その製薬上許容される塩、溶媒和化合物、アミド、エステル、エーテル、N-オキシド、化学的に保護された形態、およびプロドラッグ
【請求項36】
Jが独立して-O-である、請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
Jが独立して-NRN1-である、請求項35に記載の化合物。
【請求項38】
Qが-O-である、請求項35〜37のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項39】
Qが-S-である、請求項35〜37のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項40】
基RNがそれぞれ独立して-Hまたは-Meである、請求項35〜39のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項41】
基A-Lが独立してA-NH-C(=X)-NH-である、請求項35〜39のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項42】
基A-Lが独立してA-NH-C(=O)-NH-である、請求項35〜39のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項43】
RN1は、もし存在すれば、独立して-Hであるかまたは
-Me、-Et、-nPr、-iPr、-nBu、-iBu、-sBu、-tBu;
-CH=CH2、-CH2-CH=CH2
-C≡CH、-CH2-C≡CH;
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル;
シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル;
フェニル;
ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、フラニル、チオフェニル,
ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、チアジアゾール;
ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル,
テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル;
から選択され、かつ独立して無置換であるかまたは置換された基である、請求項1〜42のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項44】
RN1は、もし存在すれば、独立して-Hまたは脂肪族飽和C1-3アルキル、および
脂肪族C2-3アルケニルから選択され、かつ独立して無置換であるかまたは置換された基である、請求項1〜42のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項45】
RN1は、もし存在すれば、独立して-Hであるかまたは
-Me、-Et、-nPr、-iPr、-nBu、-iBu、-sBu、-tBu;
-CH=CH2、-CH2-CH=CH2
から選択され、かつ独立して無置換であるかまたは置換された基である、請求項1〜42のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項46】
RN1の置換基は、もし存在すれば、(1)カルボン酸;(2)エステル;(3)アミドまたはチオアミド;(4)アシル;(5)ハロ;(6)シアノ;(7)ニトロ;(8)ヒドロキシ;(9)エーテル;(10)チオール;(11)チオエーテル;(12)アシルオキシ;(13)カルバマート;(14)アミノ;(15)アシルアミノまたはチオアシルアミノ;(16)アミノアシルアミノまたはアミノチオアシルアミノ;(17)スルホンアミノ;(18)スルホニル;(19)スルホナート;(20)スルホンアミド;(21)C5-20アリール-C1-7アルキル;(22)C5-20アリール;(23)C3-20ヘテロシクリル;(24)C1-7アルキル;(25)オキソ;(26)イミノ;(27)ヒドロキシイミノ;(28)ホスファートから選択される、請求項1〜45のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項47】
RN1上の置換基は、もし存在すれば、(3)アミドまたはチオアミド;(4)アシル;(8)ヒドロキシ;(9)エーテル;(14)アミノ;(18)スルホニル;(22)C5-20アリール;(23)C3-20ヘテロシクリルから選択される、請求項1〜45のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項48】
RN1は、もし存在すれば、独立して-Hまたは-(CH2)n-R(式中、nは独立して1、2、または3であり、そしてRは独立して-Hまたは置換基である)である、請求項1〜45のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項49】
RN1は、もし存在すれば、次の基:
【化4】

[式中、nは独立して1、2、または3であり、そしてRは独立して-HまたはC1-3アルキルである]から選択される、請求項1〜42のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項50】
RN1は、もし存在すれば、次の基:
【化5】

[式中、nは独立して1、2、または3である]から選択される、請求項1〜42のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項51】
RN1は、もし存在すれば、次の基:
【化6】

[式中、nは独立して1、2、または3でありかつmは独立して0、1、2、または3である]から選択される、請求項1〜42のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項52】
RN1は、もし存在すれば、無置換である、請求項1〜45のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項53】
RN1は、もし存在すれば、独立して-Hまたは-Meである、請求項1〜42のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項54】
RN1は、もし存在すれば、独立して-Meである、請求項1〜42のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項55】
RN1は、もし存在すれば、独立して-Hである、請求項1〜42のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項56】
RN2は、もし存在すれば、独立して-Hであるかまたは
脂肪族飽和C1-3アルキル、および
脂肪族C2-3アルケニルから選択され、かつ独立して無置換であるかまたは置換された基である、請求項1〜55のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項57】
RN2は、もし存在すれば、独立して-Hまたは-Meである、請求項1〜55のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項58】
RN2は、もし存在すれば、独立して-Meである、請求項1〜55のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項59】
RN2は、もし存在すれば、独立して-Hである、請求項1〜55のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項60】
RP1、RP2、RP3、およびRP4はそれぞれ独立して-Hであるか、または
-Me、-Et、-nPr、-iPr、-nBu、-iBu、-sBu、-tBu;
-CH=CH2、-CH2-CH=CH2
-C≡CH、-CH2-C≡CH;
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル;
シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル;
-CF3、-CH2CF3、-CF2CF3
-C(=O)OH、-C(=O)OMe、-C(=O)OEt;
-OH、-OMe、-OEt、-SH、-SMe、-SEt;
-C(=O)NH2、-C(=O)NHMe、-C(=O)NHEt、-C(=O)NMe2,
-C(=O)モルホリノ、-C(=O)ピペリジノ、-C(=O)ピペラジノ;
-NH2、-NHMe、-NMe2、-NHEt、-NEt2、モルホリノ、ピペリジノ、ピペラジノ;
-NHC(=O)Me、-NMeC(=O)Me、-NHC(=O)Et、-NMeC(=O)Et;
-F、-Cl、-Br、または -I;
-CNから選択される基であり、かつさらにRP1およびRP2は一緒になって-CH=CH-CH=CH-であってもよい、請求項1〜59のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項61】
RP1、RP2、RP3、およびRP4はそれぞれ独立して-Hであるかまたは、
脂肪族飽和C1-3アルキル、
脂肪族C2-3アルケニル、
脂肪族飽和C1-5ハロアルキル、
-S(=O)R9および-S(=O)2R9、(式中、R9は脂肪族飽和C1-3アルキルである);
-F、-Cl、
-SR2(式中、R2は脂肪族飽和C1-3アルキルである)
から選択される基である、請求項1〜59のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項62】
RP1、RP2、RP3、およびRP4は独立して-Hであるかまたは、
脂肪族飽和C1-3アルキル、
脂肪族C2-3アルケニル、
脂肪族飽和C1-5ハロアルキル、および
-F、-Cl
から選択される基である、請求項1〜59のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項63】
RP1、RP2、RP3、およびRP4はそれぞれ独立して-H、-Me、-S(=O)Me、-S(=O)2Me、-F、-Cl、または-SMeである、請求項1〜59のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項64】
RP1、RP2、RP3、およびRP4はそれぞれ独立して-H、-Me、-F、または-Clである、請求項1〜59のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項65】
RP1およびRP2はそれぞれ独立して-Hでなく、かつRP3およびRP4はそれぞれ独立して-Hである、請求項1〜64のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項66】
RP1、RP2、RP3、およびRP4は独立して-Hである、請求項1〜59のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項67】
RP1およびRP2は一緒になって-CH=CH-CH=CH-であり;そしてRP3およびRP4はそれぞれ独立して-Hである、請求項1〜59のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項68】
Aは独立してC6-14カルボアリールまたはC5-14ヘテロアリールであり、かつ独立して無置換であるかまたは置換されている、請求項1〜67のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項69】
Aは独立して単環式もしくは二環式C6-10カルボアリールまたは単環式もしくは二環式C5-10ヘテロアリールであり、かつ独立して無置換であるかまたは置換されている、請求項1〜67のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項70】
Aは独立して単環式C6カルボアリールまたは単環式C5-6ヘテロアリールであり、かつ独立して無置換であるかまたは置換されている、請求項1〜67のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項71】
Aは独立して、ベンゼン、ナフタレン、フルオレン、ピロール、ピリジン、フラン、チオフェン、オキサゾール、イソキサゾール、オキサジアゾール、チアゾール、イソチアゾール、チアジアゾール、イミダゾール、ピラゾール、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、テトラゾール、ベンゾフラン、クロマン、インドール、イソインドール、2,3-ジヒドロ-1H-インドール、ベンズイミダゾール、1,3-ジヒドロベンゾイミダゾール、ベンゾオキサゾール、ベンゾチオフラン、ベンゾチアゾール、ベンゾチアジアゾール、キノリン、イソキノリン、ピリドピリジン、キノキサリン、1,2,3,4-テトラヒドロキノキサリン、3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン、ベンゾジアゼピン、カルバゾール、アクリジンから誘導され;かつ独立して無置換であるかまたは置換されている、請求項1〜67のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項72】
Aは独立して、ベンゼン、ピロール、ピリジン、フラン、チオフェン、オキサゾール、イソキサゾール、チアジアゾール、オキサジアゾール、チアゾール、イソチアゾール、イミダゾール、ピラゾール、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、テトラゾールから誘導され;かつ独立して無置換であるかまたは置換されている、請求項1〜67のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項73】
Aは独立して、ベンゼン、ピリジン、チアジアゾール、チアゾール、ピラゾールから誘導され;かつ独立して無置換であるかまたは置換されている、請求項1〜67のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項74】
Aは独立してフェニルから誘導され;かつ独立して無置換であるかまたは置換されている、請求項1〜67のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項75】
Aは独立してピラゾリルから誘導され;かつ独立して無置換であるかまたは置換されている、請求項1〜67のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項76】
Aは独立して飽和C3-12シクロアルキル、C3-12シクロアルケニル、またはC3-12ヘテロシクリルから誘導され;かつ独立して無置換であるかまたは置換されている、請求項1〜67のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項77】
Aは独立して飽和C5-8シクロアルキル、C5-8シクロアルケニル、またはC5-8ヘテロシクリルから誘導され;かつ独立して無置換であるかまたは置換されている、請求項1〜67のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項78】
Aは独立して単環式飽和C5-8シクロアルキル、単環式C5-8シクロアルケニル、または単環式C5-8ヘテロシクリルから誘導され;かつ独立して無置換であるかまたは置換されている、請求項1〜67のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項79】
Aは独立してシクロペンタン、シクロヘキサン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ジオキサン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジンから誘導され;かつ独立して無置換であるかまたは置換されている、請求項1〜67のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項80】
A上の置換基は、もし存在すれば、独立して、(1)カルボン酸;(2)エステル;(3)アミドまたはチオアミド;(4)アシル;(5)ハロ;(6)シアノ;(7)ニトロ;(8)ヒドロキシ;(9)エーテル;(10)チオール;(11)チオエーテル;(12)アシルオキシ;(13)カルバマート;(14)アミノ;(15)アシルアミノまたはチオアシルアミノ;(16)アミノアシルアミノまたはアミノチオアシルアミノ;(17)スルホンアミノ;(18)スルホニル;(19)スルホナート;(20)スルホンアミド;(21)C5-20アリール-C1-7アルキル;(22)C5-20アリール;(23)C3-20ヘテロシクリル;(24)C1-7アルキル;(25)オキソ;(26)イミノ;(27)ヒドロキシイミノ;(28)ホスファートから選択される、請求項1〜79のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項81】
Aは無置換である、請求項1〜79のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項82】
式:
【化7】

で表される請求項1に記載の化合物、またはその製薬上許容される塩、溶媒和化合物、アミド、エステル、エーテル、N-オキシド、化学的に保護された形態、またはプロドラッグ。
【請求項83】
RP1、RP2、RP3、およびRP4はそれぞれ独立して-H、-Me、-F、-Cl、または-SMeである、請求項82に記載の化合物。
【請求項84】
式:
【化8】

で表される請求項1に記載の化合物、またはその製薬上許容される塩、溶媒和化合物、アミド、エステル、エーテル、N-オキシド、化学的に保護された形態、またはプロドラッグ。
【請求項85】
Aは独立してベンゼン、ピリジン、チアジアゾール、チアゾール、ピラゾールから誘導され;かつ独立して無置換であるかまたは置換されている、請求項82〜84のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項86】
Aは独立してフェニルであり、かつ独立して無置換であるかまたは置換されている、請求項82〜84のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項87】
Aは独立してピラゾリルであり、かつ独立して無置換であるかまたは置換されている、請求項82〜84のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項88】
RN1は独立して-Hまたは-Meである、請求項82〜87のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項89】
RN2は独立して-Hまたは-Meである、請求項82〜87のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項90】
300〜1000の分子量を有する、請求項1〜89のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項91】
請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物および製薬上許容される担体または希釈剤を含む組成物。
【請求項92】
細胞におけるRAF活性をin vitroまたはin vivoで阻害する方法であって、上記細胞を、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物の有効量と接触させるステップを含んでなる上記方法。
【請求項93】
細胞増殖をin vitroまたはin vivoで阻害する方法であって、上記細胞を、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物の有効量と接触させるステップを含んでなる上記方法。
【請求項94】
治療法として、ヒトまたは動物の身体を治療する方法に使用するための、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項95】
治療法として、RAFの阻害により改善されるヒトまたは動物の身体の疾患または症状を治療する方法に使用するための、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項96】
治療法として、ヒトまたは動物の身体の増殖性症状を治療する方法に使用するための、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項97】
RAFの阻害により改善される疾患または症状を治療するために使用する医薬品の製造における、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項98】
増殖性症状を治療するために使用する医薬品の製造における、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項99】
RAFの阻害により改善される疾患または症状を治療する方法であって、治療を必要とする患者に、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物の治療上有効な量を投与することを含んでなる上記方法。
【請求項100】
増殖性症状を治療する方法であって、治療を必要とする患者に、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物の治療上有効な量を投与することを含んでなる上記方法。

【公表番号】特表2008−517890(P2008−517890A)
【公表日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−537390(P2007−537390)
【出願日】平成17年10月21日(2005.10.21)
【国際出願番号】PCT/GB2005/004081
【国際公開番号】WO2006/043090
【国際公開日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【出願人】(598176569)キャンサー・リサーチ・テクノロジー・リミテッド (57)
【氏名又は名称原語表記】CANCER RESEARCH TECHNOLOGY LIMITED
【出願人】(504052958)ザ インスティチュート オブ キャンサー リサーチ,ロイヤル キャンサー ホスピタル (7)
【出願人】(504162110)アステックス、セラピューティックス、リミテッド (45)
【氏名又は名称原語表記】ASTEX THERAPEUTICS LIMITED
【Fターム(参考)】