説明

治療的送達のためのシクロデキストリンに基づく重合体

CDP−タキサン共役体に関する方法および組成物が本明細書に記載される。本発明により、対象における癌を治療する方法であって、前記対象は、癌を有し、抗癌剤を受けており、前記方法は、前記対象に、前記障害を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を投与して、それによって前記増殖性障害を治療することを含む、方法が提供される。本発明によってまた、CDP−タキサン共役体での治療のために対象を特定する方法であって、抗癌剤を受けている、癌を有する対象を特定することと、前記障害を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を対象に投与して、それによって前記癌を治療することと、を含む、方法もまた提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象における癌を治療する方法であって、前記対象は、癌を有し、抗癌剤を受けており、前記方法は、前記対象に、前記障害を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を投与して、それによって前記増殖性障害を治療することを含む、方法。
【請求項2】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記タキサンは、パクリタキセルでない、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記タキサンは、ドセタキセル、ラロタキセル、またはカバジタキセルである、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
【請求項5】
前記対象は、ヒトである、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
前記タキサンは、リンカーを介して前記CDPにカップリングされる、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
【請求項7】
前記CDP−タキサン共役体は、1つ以上の追加の化学療法剤と組み合わせて投与される、請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
【請求項8】
前記CDP−タキサン共役体は、静脈内投与によって投与される、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
【請求項9】
前記癌は、化学療法感受性、化学療法不応性、化学療法耐性、および/または再発性癌である、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
【請求項10】
CDP−タキサン共役体での治療のために対象を特定する方法であって、抗癌剤を受けている、癌を有する対象を特定することと、前記障害を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を対象に投与して、それによって前記癌を治療することと、を含む、方法。
【請求項11】
前記対象は、タキサンを受け、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
対象における化学療法感受性、化学療法不応性、化学療法耐性、および/または再発性癌を治療する方法であって、化学療法感受性、化学療法不応性、化学療法耐性、および/または再発性癌を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を対象に投与して、それによって前記化学療法感受性、前記化学療法不応性、前記化学療法耐性、および/または前記再発性癌を治療することを含む、方法。
【請求項13】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記タキサンは、パクリタキセルでない、請求項12または13に記載の方法。
【請求項15】
前記タキサンは、ドセタキセル、ラロタキセル、またはカバジタキセルである、請求項12〜14のいずれかに記載の方法。
【請求項16】
前記対象は、ヒトである、請求項12〜15のいずれかに記載の方法。
【請求項17】
前記タキサンは、リンカーを介して前記CDPにカップリングされる、請求項12〜16のいずれかに記載の方法。
【請求項18】
前記CDP−タキサン共役体は、1つ以上の追加の化学療法剤と組み合わせて投与される、請求項12〜17のいずれかに記載の方法。
【請求項19】
、前記癌は、アントラサイクリン、アルキル化剤、抗代謝剤、ビンカアルカロイド、トポイソメラーゼ阻害剤、タキサン、もしくは白金系薬剤のうちの1つ以上に不応性、それらのうちの1つ以上に耐性、および/またはそれらのうちの1つ以上での治療中もしくは後に再発する、請求項12〜18のいずれかに記載の方法。
【請求項20】
前記癌は、1つを超える化学療法剤に耐性である、請求項12〜19のいずれかに記載の方法。
【請求項21】
対象における転移性または局所進行性乳癌を治療する方法であって、前記癌を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を対象に投与して、それによって前記癌を治療することを含む、方法。
【請求項22】
前記対象は、タキサンを受け、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記乳癌は、エストロゲン受容体陽性乳癌;エストロゲン受容体陰性乳癌;HER−2陽性乳癌;HER−2陰性乳癌;プロゲステロン受容体陽性乳癌;プロゲステロン受容体陰性乳癌;エストロゲン受容体陰性、HER−2陰性、およびプロゲステロン受容体陰性乳癌または炎症性乳癌である、請求項21または22に記載の方法。
【請求項24】
前記CDP−タキサン共役体は、HER−2経路阻害剤、例えば、HER−2阻害剤またはHER−2受容体阻害剤と組み合わせて投与される、請求項21〜23のいずれかに記載の方法。
【請求項25】
前記CDP−タキサン共役体は、第2の化学療法剤と組み合わせて投与される、請求項21〜24のいずれかに記載の方法。
【請求項26】
対象における転移性または局所進行性乳癌を治療する方法であって、
転移性または局所進行性乳癌を有し、前記癌を効果的に治療しなかったか、または許容できない副作用を有した化学療法剤で治療されている対象を提供することと、
前記癌を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を対象に投与して、それによって前記癌を治療することと、を含む、方法。
【請求項27】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記対象は、化学療法不応性、化学療法耐性、および/または再発性癌を有し、請求項に記載の方法。、請求項26または27に記載の方法。
【請求項29】
前記対象は、化学療法感受性癌を有する、請求項26〜28のいずれかに記載の方法。
【請求項30】
前記癌は、アントラサイクリン、アルキル化剤、抗代謝剤、ビンカアルカロイド、トポイソメラーゼ阻害剤、タキサン、もしくは白金系薬剤のうちの1つ以上に不応性、それらのうちの1つ以上に耐性、および/またはそれらのうちの1つ以上での治療中もしくは後に再発する、請求項26〜29のいずれかに記載の方法。
【請求項31】
前記癌は、1つを超える化学療法剤に耐性である、請求項26〜30のいずれかに記載の方法。
【請求項32】
前記組成物は、ピリミジン類似体と組み合わせて投与される、請求項26〜31のいずれかに記載の方法。
【請求項33】
対象におけるホルモン不応性前立腺癌を治療する方法であって、前記癌を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を対象に投与して、それによって前記癌を治療することを含む、方法。
【請求項34】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記CDP−タキサン共役体は、プレドニゾンまたはエストラムスチンと組み合わせて投与される、請求項33または34に記載の方法。
【請求項36】
前記CDP−タキサン共役体は、アントラセンジオンおよびプレドニゾンと組み合わせて投与される、請求項33〜35のいずれかに記載の方法。
【請求項37】
対象におけるホルモン不応性前立腺癌を治療する方法であって、
ホルモン不応性前立腺癌を有し、前記癌を効果的に治療しなかった化学療法剤で治療されているか、または許容できない副作用を有した対象を提供することと、
前記癌を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を対象に投与して、それによって前記癌を治療することと、を含む、方法。
【請求項38】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記対象は、化学療法不応性、化学療法耐性、および/または再発性癌を有し、請求項に記載の方法。、請求項37または38に記載の方法。
【請求項40】
前記対象は、化学療法感受性癌を有する、請求項37〜39のいずれかに記載の方法。
【請求項41】
対象における転移性または進行性卵巣癌を治療する方法であって、前記癌を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を対象に投与して、それによって前記癌を治療することを含む、方法。
【請求項42】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記転移性または進行性卵巣癌は、腹膜癌または卵管癌である、請求項41または42に記載の方法。
【請求項44】
前記CDP−タキサン共役体は、白金系薬剤と組み合わせて投与される、請求項41〜43のいずれかに記載の方法。
【請求項45】
前記CDP−タキサン共役体は、アルキル化剤と組み合わせて投与される、請求項41〜44のいずれかに記載の方法。
【請求項46】
前記CDP−タキサン共役体は、白金系薬剤およびアルキル化剤と組み合わせて投与される、請求項41〜45のいずれかに記載の方法。
【請求項47】
対象における転移性または進行性卵巣癌を治療する方法であって、
進行性卵巣癌を有し、前記癌を効果的に治療しなかった化学療法剤で治療されているか、または許容できない副作用を有した対象を提供することと、
前記癌を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を対象に投与して、それによって前記癌を治療することと、を含む、方法。
【請求項48】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記転移性または進行性卵巣癌は、腹膜癌または卵管癌である、請求項47または48に記載の方法。
【請求項50】
前記対象は、化学療法不応性、化学療法耐性、および/または再発性癌を有し、請求項に記載の方法。、請求項47〜49のいずれかに記載の方法。
【請求項51】
前記対象は、化学療法感受性癌を有する、請求項47〜50のいずれかに記載の方法。
【請求項52】
前記対象は、前記癌を効果的に治療しなかった白金系薬剤で治療されている、請求項47〜51のいずれかに記載の方法。
【請求項53】
前記CDP−タキサン共役体は、ピリミジン類似体と組み合わせて投与される、請求項47〜52のいずれかに記載の方法。
【請求項54】
前記CDP−タキサン共役体は、カペシタビンおよびゲムシタビンと組み合わせて投与される、請求項47〜53のいずれかに記載の方法。
【請求項55】
対象における非小細胞肺癌を治療する方法であって、前記癌を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を対象に投与して、それによって前記癌を治療することを含む、方法。
【請求項56】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記非小細胞肺癌は、切除不能、局所進行性、または転移性非小細胞肺癌である、請求項55または56に記載の方法。
【請求項58】
前記CDP−タキサン共役体は、血管内皮(VEGF)経路阻害剤と組み合わせて投与される、請求項55〜57のいずれかに記載の方法。
【請求項59】
前記CDP−タキサン共役体は、上皮成長因子(EGF)経路阻害剤と組み合わせて投与される、請求項55〜58のいずれかに記載の方法。
【請求項60】
前記CDP−タキサン共役体は、放射線と組み合わせて投与される、請求項55〜59のいずれかに記載の方法。
【請求項61】
対象における切除不能、進行性、または転移性非小細胞肺癌を治療する方法であって、
切除不能、進行性、または転移性非小細胞肺癌を有し、前記癌を効果的に治療しなかった化学療法剤で治療されているか、または許容できない副作用を有した対象を提供することと、
前記癌を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を前記対象に投与して、それによって前記癌を治療することを含む、方法。
【請求項62】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
前記対象は、化学療法不応性、化学療法耐性、および/または再発性癌を有し、請求項61または62に記載の方法。
【請求項64】
前記対象は、化学療法感受性癌を有する、請求項61〜63のいずれかに記載の方法。
【請求項65】
前記対象は、前記癌を効果的に治療しなかった血管内皮成長因子(VEGF)経路阻害剤で治療されている、請求項61〜64のいずれかに記載の方法。
【請求項66】
前記対象は、前記癌を効果的に治療しなかった内皮成長因子(EGF)経路阻害剤で治療されている、請求項61〜65のいずれかに記載の方法。
【請求項67】
前記対象は、前記癌を効果的に治療しなかった白金系薬剤で治療されている、請求項61〜66のいずれかに記載の方法。
【請求項68】
対象における多発性骨髄腫を治療する方法であって、前記骨髄腫を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を含む組成物を対象に投与して、それによって前記骨髄腫を治療することを含む、方法。
【請求項69】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
前記CDP−タキサン共役体は、多発性骨髄腫に対する一次治療として投与される、請求項68または69に記載の方法。
【請求項71】
前記CDP−タキサン共役体は、デキサメタゾンと組み合わせて投与される、請求項68〜70のいずれかに記載の方法。
【請求項72】
前記CDP−タキサン共役体は、アントラサイクリン、サリドマイド、またはサリドマイド誘導体と組み合わせて投与される、請求項68〜71のいずれかに記載の方法。
【請求項73】
前記CDP−タキサン共役体は、プロテアソーム阻害剤およびデキサメタゾンと組み合わせて投与される、請求項68〜72のいずれかに記載の方法。
【請求項74】
前記対象が一次治療を受けた後、前記対象は、高用量治療をさらに施される、請求項68〜73のいずれかに記載の方法。
【請求項75】
前記一次治療の後、幹細胞が前記対象に移植される、請求項68〜74のいずれかに記載の方法。
【請求項76】
対象における多発性骨髄腫を治療する方法であって、
多発性骨髄腫を有し、前記骨髄腫を効果的に治療しなかった化学療法剤で治療されているか、または許容できない副作用を有した対象を提供することと、
前記骨髄腫を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を対象に投与して、それによって前記骨髄腫を治療することと、を含む、方法。
【請求項77】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項76に記載の方法。
【請求項78】
前記対象は、化学療法不応性骨髄腫、化学療法耐性骨髄腫、および/または再発性骨髄腫を有し、請求項76または77に記載の方法。
【請求項79】
前記対象は、化学療法感受性骨髄腫を有する、請求項76〜78のいずれかに記載の方法。
【請求項80】
前記対象は、前記骨髄腫を効果的に治療しなかったプロテオソーム阻害剤で治療されている、請求項76〜79のいずれかに記載の方法。
【請求項81】
前記対象は、前記癌を効果的に治療しなかったアントラサイクリンで治療されている、請求項76〜80のいずれかに記載の方法。
【請求項82】
前記対象は、前記骨髄腫を効果的に治療しなかったサリドマイドまたはサリドマイド誘導体で治療されている、請求項76〜81のいずれかに記載の方法。
【請求項83】
対象におけるAIDS関連カポジ肉腫を治療する方法であって、前記肉腫を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を対象に投与して、それによって前記肉腫を治療することを含む、方法。
【請求項84】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
前記CDP−タキサン共役体は、抗ウイルス剤と組み合わせて投与される、請求項83または84に記載の方法。
【請求項86】
前記CDP−タキサン共役体は、凍結手術と組み合わせて投与される、請求項83〜85のいずれかに記載の方法。
【請求項87】
対象、例えば、ヒトにおけるAIDS関連カポジ肉腫を治療する方法であって、
AIDS関連カポジ肉腫を有し、前記肉腫を効果的に治療しなかった化学療法剤で治療されているか、または許容できない副作用を有した対象を提供することと、
前記癌を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を対象に投与して、それによって前記癌を治療することと、を含む、方法。
【請求項88】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項87に記載の方法。
【請求項89】
前記対象は、化学療法不応性、化学療法耐性、および/または再発性肉腫を有する、請求項87または88に記載の方法。
【請求項90】
前記対象は、化学療法感受性肉腫を有する、請求項87〜89のいずれかに記載の方法。
【請求項91】
対象における胃癌を治療する方法であって、前記癌を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を対象に投与して、それによって前記癌を治療することを含む、方法。
【請求項92】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項91に記載の方法。
【請求項93】
前記胃癌は、食道胃接合部腺癌である、請求項91または92に記載の方法。
【請求項94】
前記CDP−タキサン共役体は、前記癌を除去するための外科手術前、外科手術後、または外科手術前および後に投与される、請求項91〜93のいずれかに記載の方法。
【請求項95】
対象における胃癌を治療する方法であって、
胃癌を有し、前記を効果的に治療しなかったか、または許容できない副作用を有した化学療法剤で治療されている対象を提供することと、
前記癌を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を対象に投与して、それによって前記癌を治療することと、を含む、方法。
【請求項96】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項95に記載の方法。
【請求項97】
前記胃癌は、食道胃接合部腺癌である、請求項95または96に記載の方法。
【請求項98】
前記対象は、切除不可能癌、化学療法不応性、化学療法耐性、および/または再発性癌を有する、請求項95〜97のいずれかに記載の方法。
【請求項99】
前記対象は、化学療法感受性癌を有する、請求項95〜98のいずれかに記載の方法。
【請求項100】
対象における軟部組織肉腫を治療する方法であって、前記肉腫を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を対象に投与して、それによって前記肉腫を治療することを含む、方法。
【請求項101】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項100に記載の方法。
【請求項102】
前記軟部組織肉腫は、切除不可能、進行性、転移性、または再発性軟部組織肉腫である、請求項100または101に記載の方法。
【請求項103】
前記軟部組織肉腫は、横紋筋肉腫、平滑筋肉腫、血管肉腫、リンパ管肉腫、滑膜肉腫、神経線維肉腫、脂肪肉腫、線維肉腫、悪性線維性組織球腫、および皮膚線維肉腫である、請求項100〜102のいずれかに記載の方法。
【請求項104】
前記CDP−タキサン共役体は、アントラサイクリンと組み合わせて投与される、請求項100〜103のいずれかに記載の方法。
【請求項105】
前記CDP−タキサン共役体は、アルキル化剤と組み合わせて投与される、請求項100〜104のいずれかに記載の方法。
【請求項106】
対象における軟部組織肉腫を治療する方法であって、
軟部組織肉腫を有し、前記肉腫を効果的に治療しなかったか、または許容できない副作用を有した化学療法剤で治療されている対象を提供することと、
前記肉腫を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を対象に投与して、それによって前記肉腫を治療することと、を含む、方法。
【請求項107】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項106に記載の方法。
【請求項108】
前記対象は、化学療法不応性、化学療法耐性、および/または再発性肉腫を有する、請求項106または107に記載の方法。
【請求項109】
前記対象は、化学療法感受性肉腫を有する、請求項106〜108のいずれかに記載の方法。
【請求項110】
前記肉腫は、タキサン、アントラサイクリン、ビンカアルカロイド、またはアルキル化剤のうちの1つ以上に不応性、それらのうちの1つ以上に耐性、および/またはそれらのうちの1つ以上での治療で再発する、請求項106〜109のいずれかに記載の方法。
【請求項111】
前記肉腫は、多剤耐性癌である、請求項106〜110のいずれかに記載の方法。
【請求項112】
前記軟部組織肉腫は、横紋筋肉腫、平滑筋肉腫、血管肉腫、リンパ管肉腫、滑膜肉腫、神経線維肉腫、脂肪肉腫、線維肉腫、悪性線維性組織球腫、および皮膚線維肉腫である、請求項106〜111のいずれかに記載の方法。
【請求項113】
対象における膵臓癌を治療する方法であって、前記癌を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を対象に投与して、それによって前記癌を治療することを含む、方法。
【請求項114】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項113に記載の方法。
【請求項115】
前記膵臓癌は、局所進行性、または転移性膵臓癌である、請求項113または114に記載の方法。
【請求項116】
前記CDP−タキサン共役体は、前記癌を除去するための外科手術後または外科手術前および後に投与される、請求項113〜115のいずれかに記載の方法。
【請求項117】
対象における膵臓癌を治療する方法であって、
膵臓癌を有し、前記を効果的に治療しなかったか、または許容できない副作用を有した化学療法剤で治療されている対象を提供することと、
前記癌を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を対象に投与して、それによって前記癌を治療することと、を含む、方法。
【請求項118】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項117に記載の方法。
【請求項119】
前記膵臓癌は、局所進行性、または転移性膵臓癌である、請求項117または118に記載の方法。
【請求項120】
前記対象は、切除不可能癌、化学療法不応性、化学療法耐性、および/または再発性癌を有する、請求項117〜119のいずれかに記載の方法。
【請求項121】
前記対象は、化学療法感受性癌を有する、請求項117〜120のいずれかに記載の方法。
【請求項122】
前記癌は、タキサン、アントラサイクリン、抗代謝剤、もしくは白金系薬剤のうちの1つ以上に不応性、それらのうちの1つ以上に耐性、および/またはそれらのうちの1つ以上での治療で再発する、請求項117〜121のいずれかに記載の方法。
【請求項123】
前記癌は、多剤耐性癌である、請求項117〜122のいずれかに記載の方法。
【請求項124】
対象における進行性または転移性結腸直腸癌を治療する方法であって、前記癌を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を含む組成物を対象に投与して、それによって前記癌を治療することを含む、方法。
【請求項125】
前記CDP−タキサン共役体は、抗代謝剤と組み合わせて投与される、請求項124に記載の方法。
【請求項126】
対象における進行性または転移性結腸直腸癌を治療する方法であって、
進行性または転移性結腸直腸癌を有し、前記癌を効果的に治療しなかった化学療法剤で治療されているか、または許容できない副作用を有した対象を提供することと、
前記癌を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を対象に投与して、それによって前記癌を治療することと、を含む、方法。
【請求項127】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項126に記載の方法。
【請求項128】
前記対象は、化学療法不応性癌、化学療法耐性癌、および/または再発性癌を有する、請求項126または127に記載の方法。
【請求項129】
前記対象は、化学療法感受性癌を有する、請求項126〜128のいずれかに記載の方法。
【請求項130】
前記対象は、前記癌を効果的に治療しなかった抗代謝剤、例えば、ピリミジン類似体で治療されている、請求項126〜129のいずれかに記載の方法。
【請求項131】
前記対象は、前記癌を効果的に治療しなかったピリミジン類似体で治療されている、請求項126〜130のいずれかに記載の方法。
【請求項132】
CDP−タキサン共役体での治療のために、癌を有する対象を特定する方法であって、
抗癌剤を受けており、標準値未満の好中球数を有する、癌を有する対象を特定することと、
前記対象をCDP−タキサン共役体での治療に好適であると特定することと、を含む、方法。
【請求項133】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項132に記載の方法。
【請求項134】
前記対象は、タキサンまたはプロテオソーム阻害剤を受けている、請求項132または33に記載の方法。
【請求項135】
前記方法は、前記障害を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を投与することをさらに含む、請求項132〜134のいずれかに記載の方法。
【請求項136】
前記標準値は、1500細胞/mm以下の好中球数である、請求項132〜135のいずれかに記載の方法。
【請求項137】
前記標準値は、抗癌剤を受ける前の好中球数に基づく、請求項132〜136のいずれかに記載の方法。
【請求項138】
癌を有する対象を治療する方法であって、
抗癌剤を受けており、標準値未満の好中球数を有する、癌を有する対象を選択することと、
前記癌を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を前記対象に投与して、それによって前記癌を治療することと、を含む、方法。
【請求項139】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項138に記載の方法。
【請求項140】
前記標準値は、1500細胞/mm以下の好中球数である、請求項138または139に記載の方法。
【請求項141】
前記標準値は、抗癌剤を受ける前の好中球数に基づく、請求項138〜140のいずれかに記載の方法。
【請求項142】
CDP−タキサン共役体での治療のために、癌を有する対象を選択するための方法であって、
増殖性障害を有する対象が、中程度から重度の好中球減少症を有するかどうかを決定することと、
前記対象が中程度から重度の好中球減少症を有するということに基づいて、CDP−タキサン共役体での治療のための対象を選択することと、を含む、方法。
【請求項143】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項142に記載の方法。
【請求項144】
前記対象は、抗癌剤での治療から、中程度から重度の好中球減少症を経験した、請求項142または143に記載の方法。
【請求項145】
前記対象は、発熱性好中球減少症の1つ以上の症状を有する、請求項142〜144のいずれかに記載の方法。
【請求項146】
中程度の好中球減少症についての前記標準値は、1000〜500細胞/mmの好中球数である、請求項142〜145のいずれかに記載の方法。
【請求項147】
癌を有する対象を治療するための方法であって、
中程度から重度の好中球減少症を有する、癌を有する対象を選択することと、
前記障害を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を前記対象に投与して、それによって前記増殖性障害を治療することと、を含む、方法。
【請求項148】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項147に記載の方法。
【請求項149】
前記対象は、抗癌剤での治療から、中程度から重度の好中球減少症を経験した、請求項147または148に記載の方法。
【請求項150】
前記対象は、発熱性好中球減少症の1つ以上の症状を有する、請求項147〜149のいずれかに記載の方法。
【請求項151】
中程度の好中球減少症についての前記標準値は、1000〜500細胞/mmの好中球数である、請求項147〜150のいずれかに記載の方法。
【請求項152】
CDP−タキサン共役体での治療のために、癌を有する対象を選択するための方法であって、
癌を有する対象が、抗癌剤での治療から、神経障害を経験したことがあるかどうかを決定することと、
前記対象が、抗癌剤での治療から、神経障害を経験したことがあることに基づいて、CDP−タキサン共役体での治療のための対象を選択することと、を含む、方法。
【請求項153】
前記抗癌剤は、タキサン、ビンカアルカロイド、アルキル化剤、白金系薬剤、またはエポチロンである、請求項152に記載の方法。
【請求項154】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項152または153に記載の方法。
【請求項155】
前記対象は、化学療法剤での治療から、中程度から重度の神経障害を経験した、請求項152〜154のいずれかに記載の方法。
【請求項156】
前記神経障害は、末梢神経障害である、請求項152〜155のいずれかに記載の方法。
【請求項157】
前記神経障害は、感覚神経障害、運動神経障害、または両方である、請求項152〜156のいずれかに記載の方法。
【請求項158】
癌を有する対象を治療するための方法であって、
抗癌剤での治療から、神経障害の1つ以上の症状を経験したことがある、癌を有する対象を選択することと、
前記障害を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を前記対象に投与して、それによって前記増殖性障害を治療することと、を含む、方法。
【請求項159】
前記抗癌剤は、タキサン、ビンカアルカロイド、アルキル化剤、白金系薬剤、またはエポチロンである、請求項158に記載の方法。
【請求項160】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項158または159に記載の方法。
【請求項161】
前記対象は、化学療法剤での治療から、中程度から重度の神経障害を経験した、請求項158〜160のいずれかに記載の方法。
【請求項162】
前記神経障害は、末梢神経障害である、請求項158〜161のいずれかに記載の方法。
【請求項163】
前記神経障害は、感覚神経障害、運動神経障害、または両方である、請求項158〜162のいずれかに記載の方法。
【請求項164】
前記対象は、2、3、4、または5周期の抗癌剤での治療の後に、神経障害を経験したことがある、請求項158〜163のいずれかに記載の方法。
【請求項165】
CDP−タキサン共役体での治療のために、癌を有する対象を選択するための方法であって、
癌を有する対象が、注入部位反応を経験したことがあるか、または抗癌剤での治療に対する過敏症を有するか、もしくは有する危険性があるかどうかを決定することと、
前記対象が、低減された注入部位反応を必要とするか、または前記対象が、抗癌剤での治療に対する過敏症を有するか、もしくは有する危険性があるということに基づいて、CDP−タキサン共役体での治療のための対象を選択することと、を含む、方法。
【請求項166】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項165に記載の方法。
【請求項167】
前記対象は、抗癌剤の注入中またはその12時間以内に注入部位反応を経験した、請求項165または166に記載の方法。
【請求項168】
前記注入部位反応は、抗癌剤での前記治療に関連するまたはそれによって引き起こされる前記反応と比較して低減される、請求項165〜167のいずれかに記載の方法。
【請求項169】
前記対象は、前記抗癌剤での過去の治療に対して注入部位反応の1つ以上の症状を示したことがある、請求項165〜168のいずれかに記載の方法。
【請求項170】
前記対象は、前記抗癌剤での過去の治療に対し、またはクレマフォール(Cremaphor)および/もしくはポリソルベートにより処方される治療に対し、過敏症の1つ以上の症状を示したことがある、請求項165〜169のいずれかに記載の方法。
【請求項171】
癌を有する対象を治療する方法であって、
抗癌剤での治療に対する注入部位反応を経験したことがあるか、または抗癌剤に対する過敏症を有するか、もしくは有する危険性がある、癌を有する対象を選択することと、
前記障害を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を前記対象に投与して、それによって前記癌を治療することと、を含む、方法。
【請求項172】
前記抗癌剤は、タキサンである、請求項171に記載の方法。
【請求項173】
前記対象は、前記抗癌剤での過去の治療に対して注入部位反応の1つ以上の症状を示したことがある、請求項171または172に記載の方法。
【請求項174】
前記対象は、前記抗癌剤での過去の治療またはクレマフォール(Cremaphor)および/もしくはポリソルベートにより処方される治療に対し、過敏症の1つ以上の症状を示したことがある、請求項171〜173のいずれかに記載の方法。
【請求項175】
癌を有する対象を治療する方法であって、
前記癌を治療するために有効な量で、ならびに抗ヒスタミン剤、制吐剤、コルチコステロイド、H1アンタゴニスト、およびH2アンタゴニストのうちの1つ以上の投与の不在下で、CDP−タキサン共役体を、癌を有する対象に投与して、それによって前記癌を治療することを含む、方法。
【請求項176】
前記CDP−タキサン共役体は、デキサメタゾンの投与の不在下で投与される、請求項175に記載の方法。
【請求項177】
癌を有する対象を治療する方法であって、
前記癌を治療するために有効な量で、およびコルチコステロイドと組み合わせて、CDP−タキサン共役体を、癌を有する対象に投与することであって、前記コルチコステロイドは、60mg、55mg、50mg、45mg、40mg、35mg、30mg未満の用量で投与されて、それによって前記癌を治療することを含む、方法。
【請求項178】
前記コルチコステロイドは、デキサメタゾンである、請求項177に記載の方法。
【請求項179】
癌を有する対象を治療する方法であって、
前記障害を治療するために有効な量で、ならびに抗ヒスタミン剤、制吐剤、コルチコステロイド、H1アンタゴニスト、および/またはH2アンタゴニストと組み合わせて、CDP−タキサン共役体を、癌を有する対象に投与することであって、前記コルチコステロイドは、20mg、15mg、10mg、5mg未満の用量で投与され、前記H1アンタゴニストは、50mg、45mg、30mg、20mg、15mg、10mg、5mg未満の用量で投与され、ならびに/または前記H2アンタゴニストは、300mg、275mg、250mg、225mg、200mg、175mg、150mg、125mg、100mg未満の用量で投与され、および/もしくは前記H2アンタゴニストは、50mg、45mg、40mg、35mg、30mg、25mg、20mg未満の用量で投与されて、それによって癌を治療することを含む、方法。
【請求項180】
CDP−タキサン共役体での治療のために、癌を有する対象を選択する方法であって、
癌を有する対象が、肝障害を有するか、または有する危険性があるかどうかを決定し、例えば、癌を有する対象におけるアラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)、および/またはビリルビンレベルを決定することと、
CDP−タキサン共役体での治療のために、肝障害を有する対象、例えば、正常値の上限(ULN)の1.5倍超のALTおよび/もしくはASTレベル、ならびに/または前記ULNの2倍超のビリルビンレベルを有する、対象を選択することと、を含む、方法。
【請求項181】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項180に記載の方法。
【請求項182】
癌を有する対象を治療する方法であって、
肝障害を有するか、または有する危険性がある、癌を有する対象、例えば、正常値の上限(ULN)の1.5倍超のアラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)および/もしくはアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)レベル、ならびに/または前記ULNの2倍超のビリルビンレベルを有する対象を選択することと、
前記障害を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を前記対象に投与して、それによって前記癌を治療することと、を含む、方法。
【請求項183】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項182に記載の方法。
【請求項184】
CDP−タキサン共役体での治療のために、癌を有する対象を選択する方法であって、
癌を有する対象が、肝障害を有するか、または有する危険性があるかどうかを決定し、例えば、前記癌を有する対象におけるアルカリホスファターゼ(ALP)、血清グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ(SGOT)、血清グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ(SGPT)、および/またはビリルビンレベルを決定することと、
CDP−タキサン共役体での治療のために、肝障害を有するか、または有する危険性がある対象、例えば、正常値の上限(ULN)の2.5倍超のALPレベル、正常値の上限(ULN)の1.5倍超のSGOTおよび/もしくはSGPTレベル、ならびに/または前記ULNを超えるビリルビンレベルを有する対象を選択することと、を含む、方法。
【請求項185】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項184に記載の方法。
【請求項186】
癌を有する対象を治療する方法であって、
肝障害を有するか、または有する危険性がある、癌を有する対象、例えば、正常値の上限(ULN)の2.5倍超のアルカリホスファターゼ(ALP)レベル、前記ULNの1.5倍超の血清グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ(SGOT)および/もしくは血清グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ(SGPT)レベル、ならびに/または前記ULNを超えるビリルビンレベルを有する対象を選択することと、
前記障害を治療するために有効な量で、CDP−タキサン共役体を前記対象に投与して、それによって前記癌を治療することと、を含む、方法。
【請求項187】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項186に記載の方法。
【請求項188】
CDP−タキサン共役体での治療のために、癌を有する対象を選択する方法であって、
癌を有する対象が、シトクロムP450アイソエンザイムおよび/またはCYP2C8阻害剤を現在投与されているか、または投与される予定であるかどうかを決定することと、
CDP−タキサン共役体での治療のために、シトクロムP450アイソエンザイムおよび/またはCYP2C8阻害剤を現在投与されているか、または投与される予定である、癌を有する対象を選択することと、を含む、方法。
【請求項189】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項188に記載の方法。
【請求項190】
前記対象は、化学療法治療と同日または化学療法治療前の1、2、3、4、5、6、もしくは7日以内に、シトクロムP450アイソエンザイム阻害剤を投与されている、請求項188または189に記載の方法。
【請求項191】
前記対象は、前記化学療法治療と同日にまたは化学療法治療後の1、2、3、4、5、6、もしくは7日以内に投与される予定である、請求項188〜190のいずれかに記載の方法。
【請求項192】
癌を有する対象を治療する方法であって、
シトクロムP450アイソエンザイム、および/またはCYP2C8阻害剤を現在投与されているか、または投与される予定である、癌を有する対象を選択することと、
本明細書に記載される用量で、CDP−タキサン共役体を前記対象に投与して、それによって前記障害を治療することと、を含む、方法。
【請求項193】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項192に記載の方法。
【請求項194】
CDP−タキサン共役体での治療のために、癌を有する対象を選択する方法であって、
増殖性障害を有する対象が、体液貯留および/または滲出を有するか、または有する危険性があるかどうかを決定することと、
CDP−タキサン共役体での治療のために、体液貯留を有するか、または有する危険性がある、癌を有する対象を選択することと、を含む、方法。
【請求項195】
。前記対象は、タキサンを受けている、請求項194に記載の方法。
【請求項196】
癌を有する対象を治療する方法であって、
体液貯留を有するか、または有する危険性がある、癌を有する対象を選択することと、
CDP−タキサン共役体を前記対象に投与して、それによって前記障害を治療することと、を含む、方法。
【請求項197】
前記対象は、体液貯留の浮腫および滲出の症状のうちの1つ以上を有する、請求項196に記載の方法。
【請求項198】
前記対象をCDP−タキサン共役体で治療する治療のために、癌を有する対象を選択する方法であって、
癌を有する対象が、抗癌剤での治療から、下痢に対する危険性があるか、またはそれを有するか、または下痢を経験したことがあるかどうかを決定することと、
前記対象をCDP−タキサン共役体で治療することによる治療のために、抗癌剤での治療から、下痢に対する危険性があるか、またはそれを有するか、または下痢を経験したことがある対象を選択することと、を含む、方法。
【請求項199】
前記対象は、タキサンを受けている、請求項199に記載の方法。
【請求項200】
次の式のCDP−タキサン共役体であって、
【化110】


式中、各Lは独立して、リンカーであるか、または存在せず、各Dは独立して、タキサン、そのプロドラッグ誘導体であるか、または存在せず、かつ式中、基

は、3.4kDa以下の分子量を有し、nは、少なくとも4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20であるが、前記重合体は、少なくとも1つのタキサンを含むことを条件とする、CDP−タキサン共役体。
【請求項201】
各Lは独立して、アミノ酸誘導体であるか、または存在しない、請求項200に記載のCDP−タキサン共役体。
【請求項202】
前記タキサンは、ドセタキセル、ラロタキセル、またはカバジタキセルである、請求項200または201に記載のCDP−タキサン共役体。
【請求項203】
前記タキサンは、パクリタキセルである、請求項200〜202のいずれかに記載のCDP−タキサン共役体。
【請求項204】
前記CDPに共役させられる前記タキサンは、前記CDPに共役させられるとき、前記CDPに共役させられないときよりも水溶性である、請求項200〜203のいずれかに記載のCDP−タキサン共役体。
【請求項205】
請求項200〜204のいずれかに記載のCDP−タキサン共役体を含む、組成物。
【請求項206】
請求項200〜204のいずれかに記載のCDP−タキサン共役体を含む、薬学的組成物。
【請求項207】
前記組成物は、CDP−タキサン共役体の集団、混合物、または複数体を含む、請求項205または206に記載の組成物。
【請求項208】
請求項200〜204のいずれかに記載のCDP−タキサン共役体を含む、剤形。
【請求項209】
請求項200〜204のいずれかに記載のCDP−タキサン共役体を含む、キット。

【図1】
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【図2−1】
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【図2−2】
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【図2−3】
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【図2−4】
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【図2−5】
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【公表番号】特表2013−511558(P2013−511558A)
【公表日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−540162(P2012−540162)
【出願日】平成22年11月23日(2010.11.23)
【国際出願番号】PCT/US2010/057913
【国際公開番号】WO2011/063421
【国際公開日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【出願人】(509331663)セルリアン・ファーマ・インコーポレイテッド (5)
【住所又は居所原語表記】840 Memorial Drive,5th floor,Cambridge,MA 02139
【Fターム(参考)】