説明

流体流量を調整するための装置

流体流量を調整する装置を開示する。該装置は、例示的な調整弁、例示的な自動調節または自己調節増幅弁を含み、下流要求が低い流体流量条件の間は、流体流量を維持し、下流要求が高い流体流量条件の間は、該調整弁の操作の正確性および安定性を維持する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、流体流量調整器、さらに具体的には、流体流量の安定性を改善するための自己調節流体増幅器を含む、流体流量装置に関する。
【背景技術】
【0002】
生産加工設備は、例えば、加工作業において、流体(例えば、気体、液体等)の流体流量を制御する等の多種多様の用途において調整弁を使用する。流体流量システムが、調整弁が、より高速な流速を提供することを必要とするまで、気体流量の調整は、調整弁が、気体の低流速を提供し、維持することを必要とする。しかしながら、低流速条件での、特定の型の調整弁の不安定性により、調整弁は、開口後、閉口する傾向があり得る。このオンオフ型の挙動は、低流速が常に維持されるように、流体流量システムにおいて、技術者が、流体流量制限を手動で開口する必要があり得る。しかしながら、これは、その後の増加する流体流量条件の間、調整弁の作業の正確性の低減を生じ得る。また、調整弁が、循環型流体流量要求に左右される場合、流量制限を調節することが可能な技術者を有することが必ずしも可能であるとは限らない。
【発明の概要】
【0003】
調整された流体流量システムの利得を調節するための装置は、調整弁の入口に関連する流体流量を受容し、弁機構に、および該調整弁の弁部材の片側に、調節された流体流量を提供するための流体増幅弁を含む。流体増幅弁は、増幅器の開口部に流量ピンを有し、該流量ピンは、該調整弁の該弁部材に接続される。該調整弁の出口での流体流量の変化は、該弁機構に、該調節された流体流量を調節させ、該弁部材および該流量ピンを同時に移動させ、該調整された流体流量システムの利得を変化させる。
【図面の簡単な説明】
【0004】
【図1】既知の流体流量システムの断面図である。
【0005】
【図2】例示的な調整弁および例示的な自己調節増幅弁を有する流体流量システムの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
一般に、本明細書に記載される例示的な装置および方法は、様々な種類の流体流量工程において、流体流量を調整するために利用され得る。さらに、本明細書に記載される実施例は、生産加工産業の製品流量の制御に関連して説明される一方、本明細書に記載される例は、さらに一般に、異なる目的の様々な工程制御作業に、適用され得る。
【0007】
図1は、調整弁20、制限器50、パイロット弁60、および流体フィルタ70を有する既知の流体流量システム10を図示する。調整弁20は、弁筐体21、入口22、出口24、負荷圧入口25、弁通路28での弁座26、および弁部材30を有する。弁部材30は、負荷圧チャンバ34に含まれる弾性部材32(例えば、バネ)によって、弁座26と接触するように付勢される。弾性部材32は、筐体21の接続金具33aに摺動可能に配置されるバネ力調節器33の端部35に係合する。
【0008】
また、流体流量システム10は、側路または流体接続部40も含む。流体接続部40は、流体フィルタ70に入口流圧を伝達する接続部分42、手動操作される制限器50に入口流圧を伝達する接続部分44、調整弁20の負荷圧入口25に減圧した入口流圧または負荷流圧を伝達する接続部分46、パイロット弁60に負荷流圧を伝達する接続部分47、およびパイロット弁60に、出口24で出口流圧を伝達する接続部分48を有する。
【0009】
パイロット弁60は、筐体61、排出口63から大気に放出されるチャンバ62a、およびダイヤフラム65を係合する手動で調節可能なバネ64を含む。弁部材モジュール68は、ダイヤフラム65に付設され、弁頭バネ69を係合する弁頭67aを有する摺動可能な弁部材67を有する。弁頭67aは、弁座61aで、流体流量を制御する。筐体61は、チャンバ62aの反対側のダイヤフラム65の片側に位置する筐体チャンバ62bに、接続部分48の出口流圧を連通する流体入口61bを含む。
【0010】
流体制限器50は、減圧した入口流圧または負荷流圧が、調整弁20の負荷圧入口25および負荷圧チャンバ34に接続部分46を介して伝達するように、接続部分42から受容した入口流体流量および流圧を低減または制限する。また、負荷流圧を、接続部分47によって、パイロット弁60の弁頭座61aにある弁頭67aに伝達する。一般に、弁頭67aは、負荷流圧が、接続部分48に弁頭座61aを流れ過ぎるように、弁頭座61aと係合されない。
【0011】
調整弁20の主要機能は、流体流量システム10において、流体流量に対する下流要求(即ち、図1の流量矢印Aの方向に流体流量要求がある下流要求)に、調整弁20を通して流体の流量を一致させることである。同時に、調整弁20は、流体流量システム10の出口24で、特定の限度内に流体流量圧を維持しなければならない。流体流量矢印Aの方向に流体流量に対する下流要求が一定である場合、弁頭67aは、パイロット弁60の弁座61aから切り離されるため、接続部分46、負荷圧入口25および負荷圧チャンバ34に伝達される、負荷圧は、調整弁20に弁部材30の位置を維持する。流体流量システム10において、流体流量に対する下流要求が変化する場合、出口24、接続部分48で、およびパイロット弁60のチャンバ62bにおいて、変化した圧力により、ダイヤフラム65を適宜反応させる。パイロット弁60の結果として生じる操作は、負荷圧チャンバ34に伝達された負荷圧の調節を再配置させ、その後、調整弁20の弁部材30の配置を維持させる。
【0012】
例えば、流体流量システム10において、流量矢印Aの方向に流体流量に対する下流要求の増加がある場合、接続部分48およびチャンバ62bの流圧は、ダイヤフラム65が若干下方に移動できるように減少し、弁頭67aが、下方に移動し、弁頭座61aから離れることになる。弁頭67aの下方移動は、接続部分44における流圧が、制限器50を通して流出することができるよりも速く、接続部分47のさらなる負荷圧が、接続部分48へ下流に流出することを可能にする。これは、弁通路28での流圧が、弁座26から離れるように弁部材30を付勢し、筐体出口24への流体流量を増加させるように、接続部分46、負荷圧入口25、および負荷圧チャンバ34における負荷圧を低減する。同様に、流体流量システム10において、流体流量に対する下流要求の低減により、パイロット弁60の接続部分48および筐体チャンバ62bの流圧を増加させ、弁頭座61aに向かって上方にダイヤフラム65を移動させる。ダイヤフラム65の上方移動は、弁頭座61aを通して流体流量を制限するように上方に弁頭67aを移動させ、それに対応して、負荷圧チャンバ34に伝達される負荷圧を増加させる。負荷圧チャンバ34での負荷圧の増加は、弁座26に向かって移動する弁部材30に、弁通路28を通して出口24への流体流量を低減させる。
【0013】
図1において、パイロット弁60および制限器50は、調整弁20の操作の感知度が変化するように機能する。流体流量システム10の下流流体流量の圧力の変化が、感知され、負荷流圧のより大きい変化に変換され得る場合、調整弁20は、流体流量に対する下流要求の変化に対してさらに感知度が高くなり得る。パイロット弁60は、下流流圧に対する負荷流圧の増幅を達成し、増幅の量は、利得またはパイロット利得と呼ばれる。したがって、下流流圧の変化あたりの負荷流圧の変化は、相当する位置に弁部材30を移動させ、調整弁20を通して流体流量を調整する。
【0014】
しかしながら、図1の流体流量システム10において、低い流体流量条件で、調整弁20は、不安定なオンオフの方法において操作する傾向がある(例えば、開口条件と閉口条件の間で、循環を制限するか、または振動し得る)。調整弁20が、弁座26を通して少量の流体流量を有する場合、調整弁20は、開口したままの状態の代わりに、閉口し、流体流量を停止し、比較的安定した量の流体流量を出口24に提供し得る。流体流量システム10のこの不安定なオンオフの操作を最小化するのを支援するために、技術者は、制限器50を手動で操作し、接続部分46に連通される入口流体流量の量を増加させるために少量で、パイロット利得の低減を達成し、かつ、固定された、または安定した開口位置に調整弁20の弁部材30を移動させることが可能である。しかしながら、パイロット利得のこの低減はまた、流体流量に対する下流要求の増加がある場合、調整弁20の操作の正確性を低減させる。言い換えれば、接続部分46に入口流体流量を増加させるための制限器50の調節は、流体流量システム10の初期操作において、さらなる安定性を提供するが、流体流量システム10の操作の正確性の全体的な低減も生じる。さらに、流体流量システム10を供用する際、技術者は、制限器50を手動で調節する必要がある。しかしながら、循環型流体流量要求を有する流体流量システムに関しては、流体流量要求が変更される際、技術者が、必ずしも、制限器50を調節することが可能であるとは限らない。
【0015】
図2は、例示的な調整弁220および例示的な自動調節または自己調節増幅弁180を有する流体流量システム200の断面図である。図1の流体流量システム10における構造デバイスと同一または類似している図2の流体流量システム200における構造デバイスは、100ずつ増量される同一の参照番号を有する。流体流量システム200は、パイロット弁160および流体フィルタ170を含む。例示的な調整弁220は、筐体221、入口222、出口224、負荷圧入口225、弁通路228での弁座226、および弁部材230を有する。弁部材230は、負荷圧チャンバ234に位置する弾性部材232によって弁座226と接触するように付勢される。弾性部材232は、筐体221の接続金具233aに摺動可能に配置されるバネ力調節器233の端部235に係合する。バネ力調節器233は、例示的な自己調節増幅弁180から延在する移動コネクタ187に接続されるか、または一体となるように、接続金具233aから延在する。バネ力調節器233および移動コネクタ187は共に、バネ力調節器233および増幅器の計測ピンもしくは流量ピン186が、変位される場合、同一の距離を移動するように、固定長の接続を提供する。
【0016】
また、流体流量システム200は、側路または流体接続部140も含む。流体接続部140は、流体フィルタ170に入口流圧を伝達する接続部分142、例示的な自己調節増幅弁180に入口流圧を伝達する接続部分144、例示的な調整弁220の負荷圧入口225に減圧した入口流圧または負荷流圧を伝達する接続部分146、パイロット弁160に負荷流圧を伝達する接続部分147、およびパイロット弁160に出口224での出口流圧を伝達する接続部分148を有する。
【0017】
図2のパイロット弁160は、図1において、上で説明されたパイロット弁60と同一であり、したがって、再度説明はしない。
【0018】
例示的な自己調節または自動調節増幅弁180は、増幅器のチャンバ185に位置する、増幅器の入口182、増幅器の出口183、増幅器の開口部184、および移動コネクタ187に接続される増幅器の流量ピン186を有する増幅器の筐体181を含む。増幅器の流量ピン186および増幅器の開口部184は、増幅器の入口182と増幅器の出口183との間の入口流圧を制限または限定する。移動コネクタ187は、接続金具233aから延在するバネ力調節器233に、増幅器の流量ピン186を接続する。
【0019】
例示的な自己調節増幅弁180は、接続部分142から受容し、かつ、例示的な調整弁220の負荷圧入口225および負荷圧チャンバ234に、接続部分146を介して負荷流圧として伝達される入口流圧を低減または限定する。また、負荷流圧を、接続部分147によって、パイロット弁160の弁頭座161aにある弁頭167aに伝達する。一般に、弁頭167aは、負荷流圧が、接続部分148に弁頭座161aを流れ過ぎるように、弁頭座161aと係合されない。
【0020】
調整弁220の主要機能は、流体流量システム200において、流体流量に対する下流要求(即ち、図2の流量矢印Aの方向に流体流量要求がある下流要求)に、調整弁220を通して流体の流量を一致させることである。同時に、調整弁220は、流体流量システム200の出口224で、特定の限定内に流体流量圧を維持しなければならない。流体流量矢印Aの方向に流体流量に対する下流要求が一定である場合、弁頭167aは、パイロット弁160の弁座161aから切り離されるため、接続部分146、負荷圧入口225および負荷圧チャンバ234に伝達される、負荷流圧は、調整弁220に弁部材230の位置を維持する。流体流量システム200において、流体流量に対する下流要求が変化する場合、出口224、接続部分248で、およびパイロット弁160のチャンバ162bにおいて、変化した圧力により、ダイヤフラム165が適宜反応する。パイロット弁160の結果として生じる操作は、負荷圧チャンバ234に伝達された負荷圧の調節を再配置させ、その後、調整弁220の弁部材230の配置を維持させる。
【0021】
例えば、流体流量システム200において、流量矢印Aの方向に流体流量に対する下流要求の増加がある場合、接続部分148およびチャンバ162bの流圧は、ダイヤフラム165が若干下方に移動できるように減少し、弁頭167aが、下方に移動し、弁頭座161aから離れることになる。弁頭167aの下方移動は、接続部分147のさらなる負荷流圧が、接続部分148に下流を流出することを可能にする。接続部分146および147の負荷流圧は、接続部分144における流圧が、増幅器の開口部184を通して移動または流出することができるよりも速く、下流に流出する。接続部分146、負荷圧入口225、および負荷圧チャンバ234の負荷流圧のこの減圧は、筐体出口224への流体流量を増加させるように、弁座226から離れるように弁部材230を付勢する、弁通路228での流圧を生じる。同様に、流体流量システム200において、流体流量に対する下流要求の低減により、パイロット弁160の接続部分148および筐体チャンバ162bの流圧を増加させ、弁頭座161aに向かって上方にダイヤフラム165を移動させる。ダイヤフラム165の上方移動は、弁頭座161aを通して流体流量を制限するように上方に弁頭167aを移動させ、それに対応して、負荷圧チャンバ234に伝達される負荷圧を増加させる。負荷圧チャンバ234での負荷流圧の増加は、弁座226に向かって移動する弁部材230に、弁通路228を通して筐体出口224への流体流量を低減させる。
【0022】
流体流量システム200において、低い流体流量条件で、例示的な調整弁220は、入口222と出口224との間の連続的な流体流量を可能にするように、正確に作動する。例示的な調整弁220が、出口224で少量の流体流量を有する際、弁部材230は、例示的な調整弁220の弁座226から短距離で分離される。接続部分148の流圧は、弁頭167aが、弁頭座161aで流体流量を制限するように、パイロット弁160のダイヤフラム165を上方に位置付ける。例示的な自己調節増幅弁180および例示的な調整弁220がなければ、弁頭座161aでの流体流量の制限は、接続部分146およびチャンバ234のより高い負荷流圧を生じ、弁部材230に、弁座226を係合させ、弁通路228での流体流量を停止させ得る。しかしながら、例示的な自己調節増幅弁180および例示的な調整弁220は、流体流量システム200の弁通路228で、安定した、連続的な流体流量を達成するように作動する。
【0023】
さらに具体的には、例示的な自己調節または自動調節増幅弁180は、下流流体流量条件の要求を変更する間、流体流量システム200の感知度または利得を自己調節する。低流体流量条件で、例示的な自己調節増幅弁180の移動コネクタ187および弁部材230に接続されたバネ力調節器233は、短距離だけ上方に移動する。移動コネクタ187に接続された増幅器の流量ピン186は、負荷流体流量の所定量を増幅器の出口183および接続部分146に流動することができるように、増幅器の開口部184に対して位置付けられる。負荷流体流量の所定量は、負荷流圧を減圧するには十分大きく、低パイロット利得を維持する。流体流量システム200は、低い流体流量条件で、低パイロット利得を達成する。したがって、弁部材230は、下流要求が低い流体流量の間、安定した、連続的な流体流量を提供するように、開口されたままである。
【0024】
流体流量システム200が、流量矢印Aの方向に流体流量に対する増加した下流要求を有する場合、接続部分148の流圧は、弁頭167aが、弁頭座161aで流体流量の増加を可能にするように、パイロット弁160のダイヤフラム165を下方に移動することができるように減少する。弁部材230が、弁通路228での流圧によって弁座226から離れて移動し得るように、接続部分147および146の負荷流圧を低減し、それによって、例示的な調整弁230を通して流体流量を増加させる。しかしながら、弁部材230の上方移動は、バネ力調節器233、移動コネクタ187、および例示的な自己調節増幅弁180の増幅器の流量ピン186を、上方に移動させ、増幅器の開口部184での流体流量を自動的に制限する。増幅器の筐体弁座184での流体流量の自動制限は、下流要求が増加する、または高い流体流量の間、流体流量システム200の利得を増加させる。
【0025】
例示的な自己調節増幅弁180および例示的な調整弁220は、流体流量システム200が、下流要求が低い流体流量条件で、低パイロット利得を達成し、下流要求が高い流体流量条件で、増加したパイロット利得を達成することを可能にする。したがって、例示的な調整弁220および例示的な自己調節増幅弁180の使用は、高い流体流量条件の間、流体流量システム200の操作上の正確性および安定性を維持する。さらに、低い流体流量条件で、あるいは循環型流体流量要求条件の変化で、操作のために流体流量システム200を調節することが可能な技術者を有する必要性が排除される。
【0026】
図2をさらに参照すると、例示的な自己調節増幅弁180は、例示的な調整弁220あるいはパイロット弁160のいずれかに包含される、または格納され得る。図2において、筐体221は、例示的な自己調節増幅弁180が、例示的な調整弁220の筐体221に包含されるように、破線の輪郭で示される拡張部221Aを含む。代替として、筐体161は、例示的な自己調節増幅弁180が、パイロット弁160の筐体161に包含されるように、破線および点線の輪郭で示される拡張部161Aを含み得る。また、接続部分146の全て、あるいは一部のいずれかは、調整弁220の拡張部221Aまたはパイロット弁160の拡張部161Aに包含され得る。
【0027】
特定の例示的な装置および方法を、本明細書に説明してきたが、本特許の対象範囲は、これに限定されない。反対に、本特許は、文言上、あるいは均等論下のいずれかで、添付の特許請求の範囲内に公平に含まれる、全ての方法、装置、および製造物を網羅する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
調整された流体流量システムの利得を調節するための装置であって、
調整弁の入口に関連する流体流量を受容し、弁機構に、および前記調整弁の弁部材の片側に、調節された流体流量を提供するための流体増幅弁であって、前記流体増幅弁は、増幅器の開口部に流量ピンを有し、前記流量ピンは、前記調整弁の前記弁部材に接続され、前記調整弁の出口での流体流量の変化は、前記弁機構に、前記調節された流体流量を調整させ、前記弁部材および前記流量ピンを同時に移動させ、前記調整された流体流量システムの利得を変化させる、流体増幅弁を備える、装置。
【請求項2】
前記調整弁は、ガスの流量を調整する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記流体増幅弁は、前記調整弁の一部である、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記流体増幅弁は、前記弁機構の一部である、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記流体増幅弁は、前記調整弁に接続される筐体を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記弁部材および前記流量ピンが、前記弁機構によって同時に移動する際、同量だけ移動する、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記弁部材および前記流量ピンは、固定長の移動コネクタによって接続される、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
流体流量を調整するための装置であって、
弁入口および弁出口と、弁通路にある筐体弁座と、片側で負荷流圧に供され、前記筐体弁座で流体流量を調整するように移動可能な弁部材と、を有する、制御弁と、
前記弁入口および前記弁出口と連通するための流体接続部と、
前記弁入口と関連する流体流量を受容するように、前記流体接続部に配置され、かつ、増幅器の開口部と、前記増幅器の開口部にあり、前記弁部材に接続される流量ピンと、前記負荷流圧を前記弁部材の片側に連通するための増幅器出口と、を含む、流体増幅器と、
前記増幅器出口から受容した負荷流圧を調整し、前記調整された負荷流圧を、前記弁出口へ連通するように、前記流体接続部に配置される弁機構であって、前記弁出口での流体流量の変化は、前記筐体弁座での流体流量を調整するように、弁機構に、前記弁部材に連通された前記調整された負荷流圧を変化させる、弁機構と、を備える、装置。
【請求項9】
前記制御弁は、ガスの流量を調整する調整弁である、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記流体増幅器は、前記制御弁の一部である、請求項8に記載の装置。
【請求項11】
前記流体増幅器は、前記弁機構の一部である、請求項8に記載の装置。
【請求項12】
前記流量ピンは、前記弁部材を係合するように延在する、請求項8に記載の装置。
【請求項13】
前記弁部材および前記流量ピンが、前記弁機構によって同時に移動する際、同量だけ移動する、請求項8に記載の装置。
【請求項14】
流体流量を調整するための装置であって、
前記流体流量を調整するための弁部材を有する制御弁と、
前記制御弁の入口と出口との間の流体流量を連通するための流体接続部と、
前記流体接続部に配置され、固定長の移動コネクタによって、前記弁部材へ接続される流量ピンを有する、増幅器弁であって、前記制御弁に負荷流体流量を提供する、増幅器弁と、
前記負荷流体流量を調整し、前記調整された負荷流体流量を前記出口に連通させる、弁機構であって、前記出口での流体流量の変化は、前記弁機構に、前記調整された負荷流体流量を変化させ、前記弁部材および前記流量ピンを同時に移動させ、前記出口で前記流体流量を提供する、弁機構と、を備える、装置。
【請求項15】
前記弁部材および前記流量ピンが、前記弁機構によって同時に移動する際、同量だけ移動する、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記増幅弁および前記制御弁は、筐体内に包含される、請求項14に記載の装置。
【請求項17】
前記増幅弁および前記弁機構は、筐体内に包含される、請求項14に記載の装置。
【請求項18】
前記増幅弁は、前記制御弁によって支持される、請求項14に記載の装置。
【請求項19】
前記同時移動は、前記出口で前記流体流量の量に従って前記弁機構の前記利得を調節するステップをさらに含む、請求項14に記載の装置。
【請求項20】
前記制御弁は、調整弁であり、前記固定長の移動コネクタは、自動調節増幅弁の少なくとも一部を提供する、請求項14に記載の装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公表番号】特表2011−529212(P2011−529212A)
【公表日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−510535(P2011−510535)
【出願日】平成21年4月21日(2009.4.21)
【国際出願番号】PCT/US2009/041244
【国際公開番号】WO2009/142861
【国際公開日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【出願人】(591055436)フィッシャー コントロールズ インターナショナル リミテッド ライアビリティー カンパニー (183)
【Fターム(参考)】