説明

煙草加工産業における機械用の表示操作ユニット

【課題】
効率的機械操作を可能とする表示操作ユニットと煙草加工産業における機械用の表示操作方法とを提供すること。
【解決手段】
この発明は多数の映像面表示体から成る図解的利用者インターフェイスを表示する映像面装置(10)とコンピュータプログラムによって図解的利用者インターフェイスを発生させるように設けられているコンピュータ(11)とを備え、実質的に全映像面表示体が少なくとも次の領域;機械及び製品又はそのいずれか一方を表示した表示操作要素により多数の異なった操作者により選択できる操作領域表示体を表示する操作者により操作できる操作領域(20)と、機械又は製品に関連した停止と警報メッセージを表示するメッセージ領域(21)とを有する煙草加工産業における機械用の表示操作ユニットに関する。この映像面表示体は機械及び製品又はそのいずれか一方の関連表示体及び製造モード又はそのいずれか一方に関する操作要素を包含する少なくとも一つの別の領域を有し、その別の領域の表示体が操作領域(20)のそれぞれに設定された操作領域表示体と無関係である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、多数の映像面表示体から成る図解的利用者インターフェイスを表示する映像面装置とコンピュータプログラムによって図解的利用者インターフェイスを発生させるように設けられているコンピュータとを備え、実質的に全映像面表示体が少なくとも次の領域;機械及び製品又はいずれか一方を表示した表示操作要素により多数の異なった操作者により選択できる操作領域表示体を表示する操作者により操作できる操作領域と、機械又は製品に関連した停止と警報メッセージを表示するメッセージ領域とを有する煙草加工産業における機械用の表示操作ユニットに関する。さらに、この発明は、対応する表示操作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
欧州特許出願公開第1207441号明細書(特許文献1)から知られた煙草製造機械用の表示操作ユニットでは、映像面は、表示、機械に関係する警報、停止や指示メッセージ並びに日付や時刻、交代番号や煙草銘柄(ブランド)のような一般的情報のために上メッセージ領域(図4)と下操作領域(図5−7)とに分割されている。操作者は図解的表示モジュールと本文に基づいた表示モジュールとの間の操作領域を選定できる。図解的表示モジュール(図7)には、多数の操作者が機械の選択可能な画像のナビゲーション区画41,42によって或いは機械の部品により表示される。この画像は機能に一致する機械部品を表示するアイコンを有する。アイコンの選択では、機械や製品に関連した表示要素と機械や製品に関連したパラメータを調整する操作要素を備える情報窓は鮮明にされる。さらに、表示要素43は機械の運転状態を表示するために設けられている。さらに、図解的表示モジュールと比較して異なった機能を備える別に配置された領域を有する操作者補助映像面構成が設けられている(図5,6)。これはわかりずらい、それによって機械操作はながったらしく且つより時間のかかっている;この状況下では確かに誤操作は生じない。
【0003】
国際特許出願公開第00/16647号明細書(特許文献2)から図解的利用者インターフェイスを使用する煙草製造機械用の表示操作ユニットが知られている。主映像面表示体(主メニュー、図32)と他の映像面表示体(図33,36)には、それぞれ個々に構成されたメッセージ領域420と操作ナビゲーション要素を備える操作領域とが設けられている。幾つかの映像面表示体(図34,35)には、メッセージ領域がない。これはそれぞれの領域の一定に変更する表示体のために不明瞭である。
【特許文献1】欧州特許出願公開第1207441号明細書
【特許文献2】国際特許出願公開第00/16647号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明の課題は、効率的機械操作を可能とする表示操作ユニットと煙草加工産業における機械用の表示操作方法とを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明の課題は、請求項1の特徴部分によって、特に、実質的に全体的な生産作動で表示できる映像面表示体は機械及び製品の関連表示体及び製造モード又はそれらのいずれかひとつに関する操作要素を包含する少なくとも一つの別の領域を有し、その別の領域の表示体が操作領域のそれぞれに設定された操作領域表示体と無関係であることによって解決される。操作領域において表示要素或いは操作要素の表示と配列は選定された操作領域表示体に応じて変更する間に、これら表示要素或いは操作要素の重要な要素はこの発明による別の領域にてそれぞれ操作領域と無関係に表示され、それ故に、操作者にとっていつも直接に意のままにできる。それ故に、操作者は表示要素或いは操作要素の表示体を得るためにそれぞれの操作領域表示体において変更するよう使用する。当該表示要素或いは操作要素の機械の生産作動を決定した一定自由裁量性は操作者取扱い易さやそのための効率を向上させる、というのは操作者はどんな操作領域表示体においてこの情報が発見できるかを注意する必要がないからである。
【0006】
請求された方法に関連して、この発明はこの課題を請求項20の適切な特徴部分によって解決する。
【0007】
この発明による「別の領域」の創作は 映像面大きさやメッセージ領域の大きさが与えられている際に操作領域は対応して縮小されなければならないことを意味する。これは、一つの操作領域表示体において同時にできるだけ多くの情報を呈示でき且つそれによって異なる操作領域表示体間の必要な変更の数をできるだけ僅かに保持するために、できるだけ大きな操作領域を準備する目標と基本的に矛盾する。けれども、全体的に、この発明による「別の領域」に基づいて意外にも、異なる操作領域表示体間の必要な変更の数が減少する。
【0008】
この発明のために、「実質的に全体的な」生産作動で表示できる全体的映像面表示体はそれぞれに操作領域、メッセージ領域や別の領域を有することは重要なことである。これは、基本的に図解的利用者表面を発生させるコンピュータプログラムによって機械の操作のために発生し得る映像面表示体である。一般に機械或いは製品に関連した映像面表示体が重要である。無論、通例の生産作動における操作効率の上昇のために十分であり、それで、「通例には生産作動を表示できる」映像面表示体が前記領域を有するときに、発明の結果のために十分である。さらに、これが「実質的に」全体的な映像面表示体に該当するときにそれは十分である、というのはこの発明の個々の或いは若干の僅かな映像面表示体が使用されるからである。けれども、特にこれは例外なしに全体的な通例には生産作動を表示できる映像面表示体に該当する。
【0009】
操作要素は例えば機械パラメータ(目標値)の調整或いは機械部品の制御を許容する最も広い意味における機械操作に関する、例えば入力領域或いはスイッチ面の形態の要素である。
【0010】
生産作動に該当する機械及び製品又はそのいずれかに関連した表示要素は、生産作動の経緯において変更する機械及び製品又はそのいずれかに関連した情報を表示する。この情報の表示は先行技術において適切な操作領域表示体の一定の呼出しを必要とする。「生産作動に該当する表示或いは操作要素」という特徴事項に基づいて、この発明は、機械又は製品に関連されていない(日付や時刻、交代数)或いは現在の生産作動において変更しない(煙草銘柄)、日付や時刻、交代数、煙草銘柄(ブランド)のような一般的情報の先行技術において公知の表示によって限定されている。機械又は製品に関連した要素は、ナビゲーションのような利用者表面自体に該当する要素によって限定されている。
【0011】
煙草加工産業の機械は、特にフィルタ煙草生産機械、フィルタ生産機械、煙草貯蔵システム、煙草包装機械、これら機械用の材料供給装置と別のこれら機械の付属した装置を含めた煙草生産機械を包含する。
【0012】
「映像面表示体」は映像面上に再生された一定の図解的表示体を意味する。そのために、「映像面マスク」という概念は一般に使用されている。この映像面表示体はその全体で単一の図解的利用者表面を形成する。一つの映像面表示体は操作者によって作動できる選択区画或いは入力区画を有するときには、この映像面表示体は操作者による各可能な選択や各可能な入力を包含する。言い換えると、一つの映像面表示体は例えば、操作者が一定値を入力区画に入力し、この値が表示されることによって他の映像面表示体とはほぼ別になる。映像面表示体は通常には区画、リスト、図解的符号などのような表示要素或いは入力要素の異なる配列或いは構成を相違している。
【0013】
一つの領域の下では、目的に適って、関連した或いは閉鎖された領域と理解すべきである。明瞭性のために、好ましくは、例えば立体的間隔或いは異なる色彩の構成による、点線のような図解的分離要素によって互いに分離できる。特に、領域の配列或いは映像面分割が操作者の異なった領域にて変更なしに与えられ、それによって操作者を超える単一操作が確保される。特に、それ故に、個々の領域が映像面上を移動できない。けれども、これは強制の場合ではない。この領域は、窓を配向された利用者表面では窓として利用される。この窓は個々の適合のために移動できる。要求された領域は特に永久に表示されている。
【0014】
操作可能な領域は、操作者が例えばタッチスクリーンのような入力手段により操作できる操作要素を有する。これは、例えばキーボードによって適切な入力区域内の図面の入力も包含する。操作できない領域では、表示体は入力装置による操作によって変更され得るか、或いは影響され得る。
【0015】
停止メッセージは機械停止によって表示される。機械停止が必要ないときには、警報メッセージはミス、事故、目標状態からの偏差、或いは材料欠乏(紙、煙草、インクなど)によって表示される。目的に適ってメッセージ表示がテキストによってメッセージ領域に行なわれる、というのは図解的符号は誤解され得るからである。さらに、メッセージ領域には例えば一定の作動状態に関連する指示メッセージが表示され得る。
【0016】
この発明は、特に表示操作ユニットでは有効であり、このユニットでは全体的に生産作動に該当する表示操作要素が図解的利用者表面に統合されている。これは特に閉鎖された機械にて行なわれるその機械に関連した動作或いは調整に関する。「実質的に」とは、例えば個別の「緊急遮断」操作要素或いは操作者権限付与装置のような追加的個々の表示要素或いは操作要素が設けられている。この種の高統合された表示操作ユニットでは、前記機械の操作は生産作動にて唯一期限によって行なわれる。まさにこの使用では、多数の表示可能な表示操作装置に基づいてこの発明の基礎になっている明快な表示体の問題が生じる。
【0017】
好ましい実施態様では、少なくとも一つの別の領域が機械を制御するよう操作できる操作要素を備える操作者によって操作できる制御領域を包含する。それによって機械を制御する重要な制御要素は操作者にとって何時も意のままにでき、操作領域表示に試行される必要がない。好ましくは、制御領域の構成、即ち制御機能に対する制御要素の配列と割出しは機械が停止するか、或いは運転するかに依存するので、運転の際には制御領域の構成は変更しない。
【0018】
好ましくは少なくとも一つの別の領域は、現実の生産に該当する、特に現実の生産品質に該当する測定値用の表示装置をもつ生産測定データ表示領域を有する。これは、特に、機械内のセンサーによって製品自体にて測定される測定値であるか、或いは製品寸法分析から得られ得る測定値である。これら測定値がいつも変更し得るので、その永久表示は特に利用者にとって利用でき、そして適切な操作領域表示体に対する繰り返し変換が著しいので、操作効率を上昇させる。
【0019】
異なった操作グループは異なった特権を備えており、或る操作領域表示体は操作者のみにより高い特権を入手できる。それ故に、好ましくは各操作領域表示体は、どの操作者が操作領域表示体上にその特権に基づいて該当したかを与える優先権を割り出されている。好ましくは、操作領域表示体に対する優先権の割出しは顧客により個々に構成できる。
【0020】
この発明の別の好ましい特徴と実施態様は、添付図面を参照しながらこの発明の従属請求項及び次の詳細な説明から明らかになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
煙草製品を製造する機械の表示操作ユニット12は映像面装置10とコンピュータ11を包含する。この映像面装置10は表示領域を備える接触感知映像面(タッチスクリーン)13並びに緊急遮断−操作装置14と操作者認可装置15を包含する。映像面大きさは好ましくは12インチ以上の領域である。表示操作ユニット10、11には、閉鎖的機械における習慣的生産作動で自由である機械12の実質的に全表示操作機能は統合されている。
【0022】
図2は、実質的に生産作動を表示できる全映像面表示体用の表示領域13の映像面分布を図示する。図2による表示は、好ましくは映像面の全作動面に一致するけれども、窓或いは多数の窓が重要である。この映像面は多数の矩形領域に分割されている。映像面の下部分には多数の異なった操作領域表示体を表示する操作領域20が設けられている。映像面の上三分の一には、操作者が最高の注意を払う領域に機械或いは製品に関連した停止や警報のメッセージを表示するメッセージ領域21が設けられている。
【0023】
請求項の意味における「別の領域」は機械12を制御する制御領域29並びに現実の生産作動に該当し、特に現実の加工された製品の品質を特徴とする測定量を表示する生産測定データ表示領域23を包含する。この生産測定データ表示領域23は好ましくは同様に例えばメッセージ領域の下で映像面の上三分の一に配置されている。
【0024】
操作領域にはグループの操作領域表示体を選択するグループ選択領域27、並びに異なった操作領域表示体間でナビゲーションし且つ利用者による一定操作領域表示体を選択するナビゲーション領域22が付属されている。上映像面縁には、多数の機械からのラインの場合に各機械用の区画を有する直線表示領域26が設けられている。
【0025】
図3は異なった領域における映像面の代用の分割を示す。この構成はより小さい映像面、例えば12インチの映像面の際に使用できる。別の図に図示された映像面表示体は図2に示された映像面分布に関連する。
【0026】
明瞭性のために且つ十分な数の表示操作要素を表示するために、別の領域或いは制御領域29と生産測定データ表示領域23は十分な大きさを有する。それ故に、別の領域29、23の面積は操作領域20の面積との割合で、好ましくは10%、さらに好ましくは少なくとも20%、さらに好ましくは少なくとも30%である;その適切な面積比は制御領域29のために好ましくは少なくとも10%、さらに好ましくは少なくとも15%、さらに好ましくは少なくとも20%である。生産測定データ表示領域23のために適切な面積比は好ましくは少なくとも5%、好ましくは少なくとも10%、さらに好ましくは少なくとも15%である。全映像面表示面13に関連して別の領域29、23の面積は好ましくは少なくとも5%、好ましくは少なくとも10%、さらに好ましくは少なくとも15%である。制御領域29の適切な面積比は好ましくは少なくとも4%、好ましくは少なくとも7%、好ましくは少なくとも10%である。生産測定データ表示領域23の適切な面積比は好ましくは少なくとも3%、好ましくは少なくとも6%、さらに好ましくは少なくとも8%である。操作領域20の面積は全映像面表示面13との割合で好ましくは25%、さらに好ましくは少なくとも35%、さらに好ましくは少なくとも45%である。
【0027】
図4乃至23には、実質的にそれぞれ選択された操作領域表示体を含めて区別する種々の映像面表示面が示されている。通常には、異なった映像面表示体が出来るだけ同時に構成されるか、或いは形成される。
【0028】
直線表示領域26は、操作者により−対応する操作ユニットによって操作できるラインの機械(ボビン積込み機、フィルタ製造機、煙草生産機、包装機など)のために対応する区画260,261,262,...を有する。それぞれの表示操作ユニットに付属されている機械区画は強調され得る。ラインの各機械には、それぞれ一つの固有の表示操作ユニットが付属され得る。区画260,261,262,...は特にそれぞれの機械がどんな状態に例えば作動中に、停止状態或いは準備状態にあるかの表示を用いられる。これは例えば色付き符号によって行われ得る。
【0029】
メッセージ領域21にはメッセージが列テキストの形態に表示されている。これは特に機械停止、例えば「手動停止」「SE紙引裂き」の際における停止メッセージである。このメッセージは一般に、機械の再始動が本来の停止理由に基づいて行われないように、長く表示される。さらに、メッセージ領域21には警報メッセージが表示され、近似未来に必要なボビン変更のための例えば「SEボビン」(図6参照)が表示される。さらに、メッセージ領域には、機械が対応する接続機械の作動準備を待つときに、例えば「機械がBOBを待つ」(図12参照)という指示メッセージも表示され得る。
【0030】
メッセージ領域21には初期メッセージ領域210が付属され得て(図15、16参照)、この領域では機械停止の際に本来の停止理由に対応する初期メッセージは機械の再始動が行われるまで、長く表示されている。メッセージ領域21には次のメッセージが初期メッセージに対して表示され得る。初期メッセージ領域210には、初期メッセージを基礎としている停止原因が除去されるか否かは例えば色付き符号化表示され得る。初期メッセージ領域210は次のメッセージの表示の際に一時的に表示される。それは他の領域に、例えば生産測定データ表示領域23に重なり得る。
【0031】
生産測定データ表示領域23には、表示要素230,231,232...,241が設けられ、生産品質を特徴とする測定データを表示する。表示要素230乃至235のデータは機械12内の対応する測定装置によって現実の加工製品自体において測定された。表示要素236乃至241のデータは現実の加工製品の傷物において測定された。それらは種々の廃物基準のために製品の廃物の相対的頻度を与える。さらに、生産測定データ表示領域23にはそのような生産に関連した測定データ用の表示要素242,243が設けられ、例えば分当たりの現実の加工煙草数が表示される。生産測定データはいつもオンライン或いは操作質問で、即ち特に対応する操作領域表示体における操作に対応する操作要素によって測定され得る。好ましくは、生産測定データ表示領域23は表示要素230,231,232...,241の選択或いは配列を含めて、例えば個々の顧客要望への適合を可能とするように、基本的に構成できる。それとは反対に、生産測定データ表示領域23は習慣的生産作動にて変更できない、なぜならば操作者は一定自由裁量性を同じ表示要素230,231,232...,241に期待し得るべきであるからである。
【0032】
生産測定データ表示領域23には、或いは他の領域には、日付や時刻、機械タイプ或いは煙草銘柄(ブランド)のような一般的、直接に生産に関連していない情報を表示する表示要素280,281,282が設けられ得る。
【0033】
制御領域29は、それぞれ一定機械制御機能を固定的に付属されている制御要素290,291,292,...,300から成り立つ。この際にそれぞれの機械制御機能はスイッチ面294の作動によって直接に或いは確認試問後に奏するけれども、対応する操作領域表示体の回り道によって奏しない。それ故に、この制御要素は操作領域20のナビゲーションキーではない。好ましくは、特に機械の手動停止(制御要素299)、機械の始動(制御要素300)、機械回転数の手動設定(制御要素295)、機械の空運転(制御要素294)、製品傷物の廃物コンベアのオン/オフスイッチ(制御要素296)と二次駆動手段のオン/オフスイッチ(制御要素298)が設けられている。起こり得る損傷にかかわらずあらゆる環境の下で機械が直ちに停止する緊急遮断とは違って、この制御要素299の作動によって機械の制御された始動が惹起される。スイッチ面294の作動は現行生産作動から機械の自動的空運転、即ち例えば銘柄変更のための全材料の取出し運転を奏する。この場合に、特に分配機への煙草供給は遮断される。制御領域29のスイッチ面の作動は操作領域表示体の変更を導き得る;けれども、これは絶対的に必要ではない。
【0034】
機械の停止状態では、好ましくは吸引ロッドコンベアをオンーオフ切り換えるスイッチ面290及びチッピング接着剤攪拌機をオンーオフ切り換えるスイッチ面297又はそのいずれか一方が設けられている。さらに、スイッチ面291乃至293は分配機VE,ロッド製造ユニットSEとフィルタ取付け機MAXのフードを開放するために設けられている;けれども、これは強制的に必要ではない。
【0035】
機械の運転の際も、停止の際も、好ましくは機械回転数を調整するスイッチ面295が設けられている。「手動回転数設定」スイッチ面295の作動によって機械回転数目標値用の表示区画243と図示されていない作動要素が自動的に作動される(図15を参照)。回転数設定実効値はいつも表示区画242に表示される。スイッチ面295の機能は機械が停止するか、或いは運転するかに依存している。機械が停止する場合には(図15を参照)、図示されていない作動要素の作動がまず最初に表示区画243に表示された目標値の調整を導く。スイッチ面300の作動による機械の運転上昇後に初めて、機械回転数が設定された目標値で運転する。機械の運転の場合に、図示されていない作動要素の回転が機械回転数の直接的上昇或いは下降を導き、この際にはそれぞれ現実の機械回転数が区画242に表示される。スイッチ面295の作動によって記載されたモードは再び消去でき、表示区画243は作動されない。
【0036】
制御要素290乃至300は、それぞれ付属した機械部品或いは機械作動の(運転)状態を、例えばフードを開放した(制御要素291乃至293)、運転中の機械部品(制御要素290,296乃至298)を表示し、作動が実施される(制御要素294,295)状態表示体290A乃至300Aが付属されている。これは図では黒く満たされた状態表示体によって図示されている。例えば通常の生産運転中には、状態表示体298Aは二次駆動手段が運転中であることを表示する(図4)。
【0037】
制御領域29の構成は機械が停止するか、或いは運転するかに依存している。機械が停止する場合には、スイッチ面290−293,297が作動できる;機械が運転する場合には、これらスイッチ面が機能を失うか(図8−10)、或いはそれに代わって表示されない。機械の停止の際に作動できるスイッチ面は、機械の運転のサイン例えば安全性の理由から事実に即しなかった、例えば機械カバーの開放(スイッチ面291−293)のような機能に関する。
【0038】
操作領域20には、異なった操作領域表示体40,41,50,60,61,62,...が表示されている。この際に、操作領域表示体は全操作領域を満たす画像である。図4乃至22には、機械の全表示可能な操作領域表示体の単に一部が表示されている。生産作動で表示できる全操作領域表示体の総数は通常には少なくとも30、好ましくは少なくとも60、さらに少なくとも100である。
【0039】
全表示可能な操作領域表示体は、操作者により永久に表示されたグループ選択領域27によって選択できる(主)グループに分類されている。この目的のためにグループ選択領域27にはグループ選択キー271,272,273,274が設けられている。それぞれに選択された主グループのグループキーは図解的に強調される(図にてそれぞれのグループ選択キーの枠取りによって示される)。各操作領域表示体には一つの或いは多数のグループが付属されている。操作領域表示体は一つのグループ内部に階段的に構成され、この際に各グループの階段の尖端にはそれぞれ一つの基礎操作領域表示体(40,50,65,66)がある。好ましくは各グループのために一つの映像面表示体は現実として記憶され得るので、あるグループから他のグループへ変換する際に他のグループの現実の映像面表示体が表示される。これは操作を容易とする、というのは、それぞれの現実の映像面表示体が詳細に行われる必要はない。例えば映像面表示体が一定事故を除去する診断のグループに表示され、操作者が対応する補助テーマを表示させるための補助のグループに変換されるならば、診断のグループに戻した後に再び前もって表示された映像面表示体が 一定障害を表示される。
【0040】
異なった操作領域表示体間にナビゲーションするために、永久に表示されたナビゲーション領域22が例えば操作領域20内部に設けられている。ナビゲーション領域22には永久に且つそれぞれの操作領域表示体と無関係に表示されたナビゲーションキー220,222,223が設けられている。このキー223は、現実の操作領域表示体の直前に表示された操作領域表示体へ捲られ、それは場合によっては主グループの変換と接続され得る。キー222はそれぞれの主グループの基礎操作領域表示体に基づいている。他の戻し板機能も記載した機能として可能である。
【0041】
キー220は項目251,...,258を備える「フライアウト」メニューの表示するように導く(図7参照)。項目251ー253は一定の操作領域表示体、図7の例では「銘柄設定VE」「銘柄設定SE」「銘柄設定MAX」の選択を許容する。これはサブメニュー310,320によって行われる。図7の例では、メニュー250における項目「工程」251の作動によって二つの項目311,312を備えるサブメニュー310が呼び出される。メニュー310における項目「銘柄設定」311の作動によって三つの項目321,322,323を備えるサブメニュー320が呼び出される。項目321,322,323の一つの作動によって対応する操作領域表示体の表示が操作領域に生じる。メニュー250の呼出しの際に自動的にサブメニューが表示され、そのサブメニューが現実の表示された操作領域表示体を導くことが企図されている。
【0042】
メニュー250の項目254乃至256は後ろに横たわっていて表示された操作領域表示体の選択を許容する。メニュー250の項目の操作者依存する構成も、即ち例えば操作者により個々に好まれた操作領域表示体(「お気人り」)が設けられ得る。メニュー250の表示は操作領域表示体の選択後に再び作動されない。
【0043】
ナビゲーション領域22には、さらに、ナビゲーションキー224,225,...,229が設けられ、それらの作動と数はそれぞれに選択された操作領域表示体に依存している。これらのキーはそれぞれ操作領域表示体自体にも含有し得る。
【0044】
選択区画221は、この場合にはそれぞれに質問図面を特徴とし表示要素或いは操作要素或いはその一部に付属されているコンテクスト補助選択区画460,461,...,470,...(図9参照)を表示するのに用いれる。コンテクスト補助選択区画460,461,...の作動は操作者用のそれぞれの部分に対する説明を備える対応するコンテクスト補助窓480を表示するようになる。実施例では、図9のコンテクスト補助選択区画464の作動は図10のコンテクスト補助選択区画480を表示するようになる。コンテクスト補助は基本的に全操作領域表示体で意のままになる(図6の質問図面を特徴としたコンテクスト補助選択区画と比較せよ)。
【0045】
グループ選択キー271によって選択できる主グループ「生産」は習慣的作動で好ましく選択された主グループであり、というのは、その主グループは生産に関連した表示操作要素を表示するように準備するからである。概観表示体40、即ち階段的最上操作領域表示体、グループ「生産」は製品、機械及び製品に関連した又はそれらのいずれかの表示要素或いは操作要素並びに場合によってはナビゲーションキーを包含する。表示要素は一般に、製品、機械及び製品に関連した又はそれらのいずれかの情報を表示するのに用いれる。生産作動に関連した操作要素にはそのようなその作動が生産作動の影響を許容し得る。
【0046】
基礎操作領域表示体40は生産に関連した機械調整用の表示操作要素410,411,412,..,417、現実の生産データ用の表示要素430,431,..,437及び製品に関連した操作領域表示体用の選択キー450,451,452又はそれらいずれか一方を包含する。従って、基礎操作領域表示体40は三つの下位領域、「工程」400,「生産データ」420と「品質」440に分割されている。
【0047】
表示操作要素410,411,412,..,417は現実値を決定する生産に関連した機械パラメータの表示並びに対応する目標値の表示に関する。この目標値は操作者により対応する入力区画への入力によって変更され得る。この目的のために、キーボード区画330は、例えば表示操作要素410,411,412,..,417の一つの軽い接触によって一時的に呼び出しできる。このキーボード区画330は、機械パラメータの名前の表示区画331、機械パラメータの最小値と最大値用の表示要素332、現実に与えられた値用の表示区画333並びに値の入力用の数字ブロック334を包含する。図5の例では、機械パラメータ「継目シーラー1の温度」の目標値は操作者によりタッチキーボード334によってキーボード区画330において変更され得る。他の入力可能性は考慮できる。
【0048】
表示要素430,431,..,434は現行生産を含めた量と時刻入力を表示するのに用いられる。表示要素435は時間にわたる生産量の図解的表示に用いられる。
【0049】
選択キー450,451,452の作動は実質的に現実の生産品質を制御するために対応する製品に関連した表示操作表示体を生じる。それ故に、操作領域に関連したナビゲーションキー450,451,452が重要である。このナビゲーションキー450,451,452はその代わりにナビゲーション領域22に配置されている。これは例えば図6における場合であり、そこでナビゲーションキー450,451,452の表示は下位領域「品質」440ではコンテクスト補助表示要素によって考慮されている。
【0050】
操作領域表示体40における選択区画452の作動は図8乃至10に示された対応する操作領域表示体41を表示するようになる。その表示体41内には異なった検査基準(「印刷マークを検査せよ」,「切断を検査せよ」など)は製品の画像460に基づいて表示され、操作者により選択され得る。さらに、対応するナイフを再び研ぐために制御スイッチ面461,462が設けられている。対応する表示制御領域463には、検査基準を基礎としているパラメータが変更され得る。図8,9には例えばフィルタに対する印刷マーク位置がキー「訂正+」464と「訂正−」465の作動によって変更され得る。
【0051】
グループ選択領域272によって選択される主グループ「診断」は停止機械、特に事故、生産作動の準備或いは、作動準備の作成及び機械保守又はそのいずれかとの関係における実質的に操作領域表示体に関する。
【0052】
主グループ「診断」の概観表示体50は一定機械部品の状態あるいは供給に関する表示要素を示すのに役立つ。その際に特に機械機能の表示要素が重要であり、機械がスイッチを入れられる前にその表示要素が作動準備されなければならない。図11の例には、下位領域510に図示された表示要素511乃至515は、対応する供給装置或いは接続機械がスイッチ入れられるか、或いは作動準備されることを表示する。下位領域520に図示された表示要素521乃至527は、図11の例にて、対応する機械部品が実質的に作動準備されていないことを表示する。それぞれに付属された表示操作区画521A乃至527Aには、所定操作者取扱いが必要である(例えば表示操作区画523Aを参照)ことが表示され得る。表示要素511乃至515,521乃至527に付属された全機械機能が作動準備されているならば、機械を始動するスイッチ面300が緑に図示されている。
【0053】
例えば主スイッチにより機械にスイッチを入れらた後に概観表示体50が自動的に表示されることが企図されている。スイッチ面560の作動によって必要なフードが開放され、この場合にはロッド製造ユニットSEとフィルタ取付け機MAXのフードが開放される。このフードの開放した状態は図12でこのフードを開放するために制御要素292,293に対する状態表示292A,293Aのマークによって表示される。印刷機構が準備されないので、操作者により付属された表示操作区画521Aが作動され得て、それによって操作領域表示体60を呼び出す(図13)。一般に、表示要素521乃至527に対してスイッチ面521A乃至527Aによって対応する操作領域表示体が呼び出され得て、その操作領域表示体は機械の部品の欠陥のある準備を作成する実施すべき動作を、特に機械の対応する部品の表示に基づいて表示する。図13の例では、これは、印刷機構の部品の状態と場合によっては指示を表示する表示要素601乃至606を備える印刷機構の画像600である。この場合には、表示要素601はインクが欠乏していることを表示する。操作者によるインクの充填後に、例えば図13のナビゲーションスイッチ面223の作動によって図11に図示された操作領域表示体50に対する戻しが行われ、しかしながら、表示要素521は「はい」によって印刷機構がもはや作動準備されていることを表示する。次に、操作者により表示要素523,524,525,526が作業され得る。例えば上張り接着剤の作動準備はスイッチ面297による上張り接着剤攪拌機のスイッチ入れによって製作される(表示525が「はい」に変更し;表示297Aは攪拌機がスイッチ入れられることを表示し、図14を参照)。その後に機械の作動準備は製作された、即ち機械の始動のために必要な条件が満たされ、制御要素300の色が機械を始動するために緑に変更する。操作者による制御要素300の作動後に、図14に示された操作領域表示体50が表示されている。ロッド製造ユニットSEとフィルタ取付け機MAXのフードが自動的に閉鎖され、それは対応する表示292A,293Aの消失をまねく。分配機VEとフィルタ取付け機MAXは自動的に充填され、それは対応する状態表示516A,517Aにより表示される(図14を参照)。それ故に、対応する表示要素513,514に付属されている分配機とフィルタ取付け機を手動充填するスイッチ面516,517は操作者により作動される必要はない。二次駆動手段は、スイッチ面298が作動されなければならないことなしに、自動的にスイッチ入れられる。状態表示298Aは、二次駆動手段がスイッチ入れられることを表示する。機械を始動する指示はメッセージ領域21において表示される。
【0054】
機械を始動するスイッチ面300の作動後に、外部ユニット、例えば他の機械がラインから作動準備されているか否かが検査される。機械の生産作動に必要な外部ユニットが作動準備されるべきでなかったら、機械が始動されなく、むしろ外部ユニットが作動準備されるまで静止状態(準備)におけるままである。図16の例では、機械はそのような待ち状態にある。すべての外部ユニットが作動準備されるならば、引き続いて機械の自動的始動が起こり得る。
【0055】
スイッチ面272によって呼び出しできる主グループ「診断」はさらに機械保守との関係において表示操作要素用の操作領域表示体61を包含する(図17を参照)。これは、例えばスイッチ面570の作動によって基礎操作領域表示体50に呼び出され得る(図12を参照)。さらに、これは、次の保守作用の満期までの時間間隔を表示する表示要素571を有し得る(図17の例では、表示要素571において「14分」が表示されるだろう)。この表示要素571は規則保守に関連する操作領域表示体を表示するために作動できる。操作領域表示体61の下位領域610には、表示要素が表示され、その表示要素は所定時間間隔(ここで75時間)内で処理すべき保守作用を表示する。下位領域611には、この時間間隔を実施すべき保守作用の表示要素が表示される。この表示は実施すべき作用の短い題名、それぞれの作用の満期までの時間期間613と所定作用が既に満期になったか否かの表示614を包含する。図17の例では、保守作用が現実に満期ではない。
【0056】
スイッチ面272によって呼び出しできる主グループ「診断」はさらに機械の事故との関係において、或いは停止メッセージ或いは警報メッセージによって、特に機械停止が行われるときに、表示操作要素用の事故操作領域表示体61を包含する。事故が発生すると、事故操作領域表示体が対応する事故メッセージを自動的に表示されることが企図され得る。この事故操作領域表示体は手動で呼び出しできる、例えばスイッチ面572を介して概観表示体50に呼び出しできる(図12を参照)。そこで、表示要素573が設けられ、現実のメッセージが存在するか否かを表示する。
【0057】
事故によって生じる各メッセージのために、図15、16に示された種類の別の事故操作領域表示体が設けられている。図15、16の例では、これは、ロッド製造ユニットSEにおけるロッド引裂きを表示する事故メッセージ「SEロッド引裂き」の操作領域表示体である。それぞれの事故メッセージは表示要素633に表示される。
【0058】
事故操作領域表示体63は全機械の概観表示体630並びに機械の事故に関連した部品の概略的表示体631を包含し、その部品は概観表示体630の矢印632によって機械内の割出しに対応して付属されている。下位領域640では、上領域641に対応する事故メッセージの全可能な原因を備えるリスト641が、好ましくはそれぞれの事故メッセージとの関係において原因発生の統計学的頻度に選定されて、包含されている。リスト641には、各原因は操作者により選定され得る。選定原因のために、下位領域640の下領域に、リスト642の形態で原因の除去に必要な作用が表示されている。
【0059】
機械停止によって生じる全事故メッセージは一つのメッセージリストの形態に統合され、そのメッセージリストは示されていない操作領域表示体625に表示され得る;これはナビゲーションスイッチ面625の作動によって事故操作領域表示体に呼び出され得る。各事故操作領域表示体に対して、ナビゲーションキー628,629によって事故操作領域表示体はメッセージリストにおける前や次のメッセージに対して呼び出され得る。さらに、ナビゲーションキー627によって事故操作領域表示体はそれぞれの事故に対する初期メッセージを呼び出され得る。
【0060】
スイッチ面273によって呼び出しできる主グループ「補助」は、対応する補助操作領域表示体に付属されている表示操作要素650を備える内容リストを与える概観操作領域表示体65(図18を参照)を包含する。補助操作領域表示体は例えばそれぞれの表示要素650の軽い接触によって呼び出され得る。この補助操作領域表示体は特に機械の操作者手帳の主題の順序で表示するのに用いられ、この場合にはそれぞれに一つの補助操作領域表示体は操作者手帳の主題に統一した部分を包含する。
【0061】
スイッチ面274によって呼び出しできる主グループ「構成」は、ナビゲーションスイッチ面660乃至663によって別の操作領域表示体への作用を許容する概観操作領域表示体66(図19)を包含する。機械保守に関連する操作領域表示体(例えば図17を参照)が設けられ得る(ナビゲーションスイッチ面660)。この機械保守に関連する操作領域表示体は主グループ「診断」によって呼び出され得る(図17における例えばスイッチ面570を参照)。さらに、例えば層時間が構成できる層管理に関連する操作領域表示体が設けられ得る(ナビゲーションスイッチ面661)。
【0062】
好ましくは、全調整可能な機械パラメータの目標値の調整を可能とする(図22,23)操作領域表示体67が設けられる。これは例えばナビゲーションスイッチ面662の作動によって操作領域表示体66に呼び出され得る。この操作領域表示体67は全調整可能な機械パラメータを備える検索リスト670を含有する。リスト670からパラメータが例えば軽い接触によって選定され得る。選定パラメータは、キーボード区画330と同様に構成される一つのキーボード区画671によって変更され得る。
【0063】
操作領域表示体67には、操作者によりパラメータ目標を選定する目標選定区画90と91が設けられ、その区画によって検索リスト670に表示されたパラメータが選定されたパラメータ目標に付属された所定パラメータに制限できる。目標選定区画90,91の各々はスイッチ面93を有し、そのスイッチ面の作動はそれぞれに付属された目標選定94を表示するようになる(図23には目標選定区画90に付属された目標選定94のみが示される)。各目標選定94はそれぞれ一つの多数のリスト区画940,941,942..を包含する。例えばリスト区画940,941,942..の軽い接触によってこのリスト区画に表示されたパラメータ目標は目標選定リスト94のそれぞれの目標選定区画940に採用され、それによって選定される。
【0064】
目標選定リスト94は異なった機械領域に関し、例えばパラメータ目標、944「全機械」,941「分配機」,942「ロッド製造ユニット」,943「フィルタ取付け機」を包含し、別のパラメータ目標、例えば「紙供給」,「印刷機構」を包含する。これらパラメータ目標の一つの選択によってそのパラメータのみが検索リスト670に表示され、この中味リストは選定された機械領域に関係する。パラメータ目標、944「全機械」は目標選定リストのすべての他のパラメータ目標を包含する。パラメータ目標「全機械」は経験した操作者に概観表示体を与えて、それ故に、追加的操作工程を処理しなければならない、或いは多数の段階的に構成された操作領域表示体によって作動しなければならないことなしに、対応するパラメータへの迅速な作用を与える。僅かに経験した利用者のために、検索リスト670に表示されたパラメータを例えば機械領域の選択によって目標選定リスト94に限定することは明らかである。
【0065】
目標選定区画91に付属された目標選定リストは所定パラメータタイプにおける中味リスト670に表示されたパラメータの制限に関する。
【0066】
上記によって目標選定リスト94の異なったパラメータ目標は検索リスト670に表示すべきパラメータのフィルタを意味する。目標選定区画90,91のパラメータ目標の選択を組合せることが可能であり、それは検索リスト670に表示されたパラメータのアンド制限を生じる。
【0067】
目標作用の選択後に、目標選定リスト94の表示は再び作動されないので、選定されたパラメータ目標を備える目標選定区画940のみが表示されたままである。好ましくは、常に目標選定リストのみが同じ時間に作動され得る。目標選定リスト94の一つが作動されるならば、それによって検索リスト670が部分的に覆われ得る(例えば図23に示された配列では)。それ故に、検索リスト670は少なくとも部分的に見えるままである。それによって操作者快適性は考慮されていない、というのは、目標選定リスト94の表示が選択後に再び作動されていない、次に検索リストは再びカバーされていない;検索リスト670はまた常に一部のみ且つ短時間のみにカバーされるからである。選択的に、目標選定区画90,91は、検索リスト670がそれぞれに作動された目標選定リスト94にも完全にカバーされないままであるように配置され得る(図23において例えば目標選定区画90の上部の目標選定リスト94の表示によって)。
【0068】
上記によって検索リスト670及び少なくとも一つの目標選定区画90,91はその操作領域表示体67に配置されている。それ故に、目標選定区画90,91も、検索リスト670も操作領域表示体67において少なくとも部分的に共通に或いは同時に利用者にとって見ることができる。検索リスト670の内容は、映像面表示体の可能な混乱する変換が行われることなしに、目標選定区画90,91に選択されたパラメータ目標に依存して変更する。パラメータ目標の選択後に、目標選定区画90,91が操作領域表示体67において視覚できるので、労力なしに他のパラメータ目標の新たな選択が行われ得る。この方法では、種々のパラメータ目標のために迅速且つ明瞭にそれぞれ実施すべきパラメータ或いは関連した調整に関する概観が得られ得る。好ましくは、検索リスト670と目標選定区画90,91の配列と構成は操作領域表示体67において実質的に変更されないので、操作者は操作領域表示体67を各場合に検索リスト670と目標選定区画90,91を含めて単一映像面表示体として確認する。
【0069】
図22,23との関係において記載された特徴事項は調整可能な機械パラメータに制限されていない。それらは難なく例えば機械作動と関係する作用に、特に所謂調整支援との関係において、作用検索リストの形態で、或いは後方に横たわれる時間間隔に生じたメッセージに、メッセージ検索リストの形態で伝達され得る。一般に、これら特徴事項は、一つの形態で統合できる大きなデータ量との関係において利用できる。請求請32乃至39の対象は場合によっては独立であり、即ち請求項1の上位概念にのみに限定された形態で要求できる。
【0070】
スイッチ面274によって呼び出しできる主グループ「構成」は、好ましくはさらに、機械交換の実施を許容する操作領域表示体を包含する。これら操作領域表示体は例えばスイッチ面663によって操作領域表示体66に呼び出され得る。
【0071】
主グループ「構成」は、好ましくはさらに、機械の試験作動に関連した操作領域表示体を包含する。例えば操作領域表示体66におけるスイッチ面663によって図20に示された試験作動用の操作領域表示体68が呼び出され得る。それらが機械の試験すべき部分用のスイッチ面と機械683,684,685のこれに付属された対応するマーク付き画像とを示す。それ故に、フィルタ取付け機,ロッド製造ユニットと分配機は個々に或いは共通に試験され得る。例えば操作領域表示体68におけるスイッチ面と機械681の作動によって図21に示されたフィルタ取付け機のテスト作動用の操作領域表示体69は個別(領域695)並びにロッド製造ユニットSEと分配機VEを組合せで(領域696)呼び出される。機械部品はそれぞれ材料と一緒に或いは材料なしに試験され得る(領域690)。スイッチ面691によって個別機械装置は別体にオンオフスイッチされるか、或いは調整され得る。領域692では、例えば現実の生産速度が調整され得る。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】表示操作ユニットと煙草製品を発生する機械とを備える配列の概略的表示を示す。
【図2】映像面分布の概略的表示を示す。
【図3】代用的映像面分布の概略的表示を示す。
【図4】図解的利用者表面の第一映像面表示体を示す。
【図5】図解的利用者表面の第一映像面表示体を示す。
【図6】図解的利用者表面の第一映像面表示体を示す。
【図7】図解的利用者表面の第一映像面表示体を示す。
【図8】図解的利用者表面の第二映像面表示体を示す。
【図9】図解的利用者表面の第二映像面表示体を示す。
【図10】図解的利用者表面の第二映像面表示体を示す。
【図11】図解的利用者表面の第二映像面表示体を示す。
【図12】図解的利用者表面の第二映像面表示体を示す。
【図13】図解的利用者表面の第四映像面表示体を示す。
【図14】図解的利用者表面の第三映像面表示体を示す。
【図15】図解的利用者表面の第五映像面表示体を示す。
【図16】図解的利用者表面の第五映像面表示体を示す。
【図17】図解的利用者表面の第六映像面表示体を示す。
【図18】図解的利用者表面の第七映像面表示体を示す。
【図19】図解的利用者表面の第八映像面表示体を示す。
【図20】図解的利用者表面の第八映像面表示体を示す。
【図21】図解的利用者表面の第九映像面表示体を示す。
【図22】図解的利用者表面の第十映像面表示体を示す。
【図23】図解的利用者表面の第十一映像面表示体を示す。
【符号の説明】
【0073】
10....映像面
11....コンピュータ
12....機械
13....表示領域
14....緊急遮断操作装置
15....操作者認可装置
20....操作領域
21....メッセージ領域
22....ナビゲーション領域
23....生産測定データ表示領域
26....ライン表示領域
27....グループ選択領域
29....制御領域
40....操作領域表示体
50....操作領域表示体
65....操作領域表示体
66....操作領域表示体
67....操作領域表示体
90,91...目標選定区画
94....目標選定リスト
670....検索リスト
VE....分配機
SE....ロッド製造ユニット
MAX....フィルタ取付け機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多数の映像面表示体から成る図解的利用者インターフェイスを表示する映像面装置(10)とコンピュータプログラムによって図解的利用者インターフェイスを発生させるように設けられているコンピュータ(11)とを備え、実質的に全映像面表示体が少なくとも次の領域;機械及び製品又はそのいずれか一方を表示した表示操作要素により多数の異なった操作者により選択できる操作領域表示体を表示する操作者により操作できる操作領域(20)と、機械又は製品に関連した停止と警報メッセージを表示するメッセージ領域(21)とを有する煙草加工産業における機械用の表示操作ユニットにおいて、映像面表示体は機械及び製品又はそのいずれか一方の関連表示体及び製造モード又はそのいずれか一方に関する操作要素を包含する少なくとも一つの別の領域を有し、その別の領域の表示体が操作領域(20)のそれぞれに設定された操作領域表示体と無関係であることを特徴とする表示操作ユニット。
【請求項2】
少なくとも一つの別の領域は、機械を制御するために操作できる操作要素(290,291,...,300)を備える操作者により操作できる一つの制御領域(29)を包含することを特徴とする請求項1に記載の表示操作ユニット。
【請求項3】
制御領域(29)は運転機械と停止機械の二つの構成を包含することを特徴とする請求項2に記載の表示操作ユニット。
【請求項4】
制御領域(29)は停止状態から機械全体(12)を自動的に始動する操作要素(300)を有することを特徴とする請求項2或いは3に記載の表示操作ユニット。
【請求項5】
機械全体を自動的に始動する操作要素(300)は必要な操作の機械を始動する要件に依存して準備表示体を有することを特徴とする請求項4に記載の表示操作ユニット。
【請求項6】
制御領域(29)は機械回転数を調整する操作要素(295)を有することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の表示操作ユニット。
【請求項7】
制御領域(29)は製品材料に関して機械を自動的に空運転させる操作要素(294)を有することを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載の表示操作ユニット。
【請求項8】
制御領域(29)は補助駆動手段をスイッチオンオフする操作要素(298)を有することを特徴とする請求項2乃至7のいずれか一項に記載の表示操作ユニット。
【請求項9】
操作要素(290,291,...,300)に適切な状態表示要素(290A,291A,...,300A)が付属されていることを特徴とする請求項2乃至8のいずれか一項に記載の表示操作ユニット。
【請求項10】
少なくとも一つの別の領域は、測定装置によって機械(12)に測定された生産測定データを表示する表示要素を備える生産測定データ表示領域(23)を包含することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の表示操作ユニット。
【請求項11】
生産測定データ表示領域(23)は映像面の上三分の一に配置されていることを特徴とする請求項10に記載の表示操作ユニット。
【請求項12】
生産測定データ表示領域(23)は個別に構成できることを特徴とする請求項10或いは11に記載の表示操作ユニット。
【請求項13】
操作領域(20),メッセージ領域(21)と各別の領域(23,29)はそれぞれ別の領域であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の表示操作ユニット。
【請求項14】
操作領域(20),メッセージ領域(21)と各別の領域(23,29)の配列は普通の製造運転において操作者に不変に予め決定されることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の表示操作ユニット。
【請求項15】
全操作領域表示体は多数のグループの操作領域表示体に付属されていることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の表示操作ユニット。
【請求項16】
各グループの操作領域表示体は基礎操作領域表示体(40;50;65;66)に付属されていることを特徴とする請求項15に記載の表示操作ユニット。
【請求項17】
操作領域表示体は一グループの内部に階級的に配置されていることを特徴とする請求項15或いは16に記載の表示操作ユニット。
【請求項18】
各グループには映像面表示体が現実として記憶できることを特徴とする請求項15乃至17のいずれか一項に記載の表示操作ユニット。
【請求項19】
操作領域(20)には、それぞれ一つのグループの操作領域表示体を表示するために操作できるグループ選択区画をもつグループ選択領域(27)が付属されていることを特徴とする請求項15乃至18のいずれか一項に記載の表示操作ユニット。
【請求項20】
グループ選択区画(271)には、一つのグループの実質的に機械の生産モードに関する操作領域表示体(40,41)が付属されていることを特徴とする請求項19に記載の表示操作ユニット。
【請求項21】
グループ選択区画(272)には、一つのグループの実質的に事故,機械保守及び機械運転開始又はそれらのいずれかに関する操作領域表示体(50,60,61,63)が付属されていることを特徴とする請求項19或いは20に記載の表示操作ユニット。
【請求項22】
グループ選択区画(273)には、操作者の手引書を主題の順序に表示する一つのグループの補助操作領域表示体(65)が付属されていることを特徴とする請求項19乃至21のいずれか一項に記載の表示操作ユニット。
【請求項23】
グループ選択区画(274)には、一つのグループの交代管理、パラメータ設定、銘柄変更、試験運転及び機械保守又はそれらのいずれかに関する操作領域表示体(66,67,68,69)が付属されていることを特徴とする請求項19乃至22のいずれか一項に記載の表示操作ユニット。
【請求項24】
メッセージ領域(21)には、機械停止の際に本来の停止理由に一致する初期メッセージを表示する初期メッセージ領域(210)が付属されていることを特徴とする請求項11乃至23のいずれか一項に記載の表示操作ユニット。
【請求項25】
実質的に各映像面表示体は適切な生産ラインの操作可能な機械用の表示要素(260,261,262,...)をもつライン表示領域(26)を有することを特徴とする請求項1乃至24のいずれか一項に記載の表示操作ユニット。
【請求項26】
操作領域(20)には、所望の操作領域表示体を呼出すように操作できるナビゲーション区画(220,221,222,...,229)をもつ照会に応じて瞬間的に表示可能なナビゲーション区画(22)が付属されていることを特徴とする請求項1乃至25のいずれか一項に記載の表示操作ユニット。
【請求項27】
操作領域(20)には、所望の操作領域表示体を呼出すように操作できるナビゲーション区画(251,252,...,311,312,321,323)をもつ照会に応じて瞬間的に表示可能なナビゲーション領域(250)が付属されていることを特徴とする請求項1乃至26のいずれか一項に記載の表示操作ユニット。
【請求項28】
ナビゲーション領域(250)のナビゲーション区画の少なくとも一部が優遇された操作領域表示体に個々に指定されていることを特徴とする請求項27に記載の表示操作ユニット。
【請求項29】
少なくとも一つの映像面表示体には表示或いは操作要素に付属された前後関係補助選択区画(460,461,...,470,..)が表示でき、その操作はそれぞれに対応する前後関係補助表示要素(480)の表示を導くことを特徴とする請求項1乃至28のいずれか一項に記載の表示操作ユニット。
【請求項30】
各操作領域表示体にはこの操作領域表示体上のアクセス権限を確定する操作優先が指定されていることを特徴とする請求項1乃至29のいずれか一項に記載の表示操作ユニット。
【請求項31】
操作領域表示体に対する操作優先の指定が個々に構成され得ることを特徴とする請求項30に記載の表示操作ユニット。
【請求項32】
操作者により調整できる全機械パラメータが一つの操作領域表示体(67)で表示できることを特徴とする請求項1乃至31のいずれか一項に記載の表示操作ユニット。
【請求項33】
操作者により調整できる全機械パラメータは一つの共通の索引リスト(670)の形態に表示されることを特徴とする請求項32に記載の表示操作ユニット。
【請求項34】
操作領域表示体(67)は多数の選択可能なパラメータ目標を備える少なくとも一つの目標選択区画(90)を包含し、操作領域表示体(67)に表示されたパラメータはそれぞれに選択されたパラメータ目標によって決定されることを特徴とする請求項32或いは33に記載の表示操作ユニット。
【請求項35】
目標選択区画(90)は異なったパラメータタイプとの関係でパラメータ目標を選択するために設けられていることを特徴とする請求項34に記載の表示操作ユニット。
【請求項36】
目標選択区画(91)は異なったパラメータタイプとの関係でパラメータ目標を選択するために設けられていることを特徴とする請求項34或いは35に記載の表示操作ユニット。
【請求項37】
操作領域表示体(67)に表示されたパラメータは適当な順序で配置されていることを特徴とする請求項32乃至36のいずれか一項に記載の表示操作ユニット。
【請求項38】
操作者により実施できて機械運転と関連した全作用は操作領域表示体に表示できることを特徴とする請求項1乃至37のいずれか一項に記載の表示操作ユニット。
【請求項39】
過去の時間間隔に発生した総てのメッセージは操作領域表示体に表示できることを特徴とする請求項1乃至38のいずれか一項に記載の表示操作ユニット。
【請求項40】
多数の映像面表示体から成る図解的利用者インターフェイスが製造されて映像面装置上に表示され、実質的に全映像面表示体には少なくとも次の領域が:即ち、機械及び/又は製品を表示した表示操作要素により多数の異なった操作者により選択できる操作領域表示体を表示する操作者により操作できる操作領域と;機械又は製品に関連した停止と警報メッセージを表示するメッセージ領域とが表示される、煙草加工産業における機械用の表示操作ユニットにおいて、映像面表示体は少なくとも一つの別の領域を有し、この別の領域には製造運転に関して機械及び製品又はそのいずれか一方を表示した表示及び操作要素又はそのいずれか一方の要素により表示され、この別の領域は操作領域のそれぞれに選定された操作領域表示体と無関係に表示されることを特徴とする表示操作ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公表番号】特表2007−515692(P2007−515692A)
【公表日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−509135(P2005−509135)
【出願日】平成15年8月30日(2003.8.30)
【国際出願番号】PCT/EP2003/009655
【国際公開番号】WO2005/031485
【国際公開日】平成17年4月7日(2005.4.7)
【出願人】(595112018)ハウニ・マシイネンバウ・アクチエンゲゼルシヤフト (123)
【Fターム(参考)】