物品仕分方法、仕分制御プログラムおよび仕分システム
【課題】本発明は、仕分け誤りを削減することができるとともに、作業効率を向上させることができる仕分システムを提供することを目的とする。
【解決手段】店舗ごとの分配部にそれぞれ通路表示器3を設け、商品にはLED付きのRF−IDタグ8を付け、商品の種類ごとに商品を入れて運ぶコンテナに無線式表示器5を付け、商品を分配する必要のある店舗に対応する通路表示器3のランプを点灯して分配の必要があることを知らせ、ある店舗への分配に際し、当該店舗に分配する必要のある商品に付いているRF−IDタグ8のLEDを点灯させるとともに、分配する必要のある商品の種類に対応する無線式表示器5に分配する数量を表示し、通路表示器3のRF−IDリーダで分配された商品に付けられたRF−IDタグ8の情報を読み取り、この情報により分配された数と分配が必要な数をチェックして一致しない場合は警告を発する。
【解決手段】店舗ごとの分配部にそれぞれ通路表示器3を設け、商品にはLED付きのRF−IDタグ8を付け、商品の種類ごとに商品を入れて運ぶコンテナに無線式表示器5を付け、商品を分配する必要のある店舗に対応する通路表示器3のランプを点灯して分配の必要があることを知らせ、ある店舗への分配に際し、当該店舗に分配する必要のある商品に付いているRF−IDタグ8のLEDを点灯させるとともに、分配する必要のある商品の種類に対応する無線式表示器5に分配する数量を表示し、通路表示器3のRF−IDリーダで分配された商品に付けられたRF−IDタグ8の情報を読み取り、この情報により分配された数と分配が必要な数をチェックして一致しない場合は警告を発する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を、分配先ごとに必要量を仕分ける作業を支援する仕分システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、スーパーマーケットやコンビニエンスストア向けの商品を、各店舗からの注文に応じて各種の商品を注文個数ずつ各店舗に仕分ける仕分け作業が行われている。
【0003】
このような仕分け作業においては、注文に無い商品を仕分けてしまったり、注文の数と異なる数の商品を仕分けてしまったりすることが問題となる。
【0004】
このような問題を解決するものとして、商品のバーコードをバーコードリーダに読み取らせ、読み取ったバーコードからこの商品の仕分け先を判断し、仕分けをする店舗に対応する間口にランプを点灯させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、ピッキングカートで商品のICタグの情報を読み取り、読み取った情報からこの商品が出荷する商品のリストに入っているか判断し、リストに無い商品であれば誤ピッキングとして通知するものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開2004−307112号公報
【特許文献2】特開2002−128230号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載のようなものにおいては、商品一つ一つについてバーコードを読み取らせなければならず、手間がかかるという問題があった。
【0007】
また、特許文献2に記載のようなものにおいては、バーコードを読み取らせるような手間は無いが、リストの商品を探さなければならず、やはり手間がかかっていた。
【0008】
そこで、本発明は、仕分け誤りを削減することができるとともに、作業効率を向上させることができる仕分システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決する発明は、RF−IDタグの識別情報と物品の種類の情報を書き込まれたRF−IDタグを付けられた物品を、分配先に対応した間口に必要量を分配する仕分けシステムにおいて、前記物品に付けられたRF−IDタグの情報を読み取り、それぞれの物品の分配先を決定し、分配先となる間口に分配する物品が有ることを表示し、各間口に設けられたRF−IDリーダにより該間口に分配された物品に付いているRF−IDタグの情報を読み取り、分配された物品の数量を計数し、分配の完了指示に応じて、分配された物品の数量と分配が必要な数量が一致しているかチェックするものである。
【0010】
この発明では、物品を分配する必要のある間口にそのことが表示され、分配された物品の数と分配が必要な数がチェックされる。
【0011】
ここで、前記RF−IDタグは、該RF−IDタグへの所定の情報の書込によって点灯制御されるLEDを有し、分配先となる間口に分配する物品に付けられたRF−IDタグの前記LEDを点灯させることとした。
【0012】
このようにすれば、RF−IDタグのLEDが点灯している物品を分配すればよく、仕分け誤りを削減することができるとともに、作業効率を向上させることができる。
【0013】
また、分配する物品を種類毎に収納した複数のコンテナそれぞれに対応した表示器を設け、分配先となる間口に分配する物品の数量を前記表示器に表示させることとした。
【0014】
このようにすれば、分配しなければならない物品がすぐ分かり、仕分け誤りを削減することができるとともに、作業効率を向上させることができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、物品を分配する必要のある間口にそのことを表示し、間口に分配された物品のRF−IDタグの情報を読み取って、この情報に基づいて分配された物品の数と分配が必要な数をチェックしているので、仕分け誤りを削減することができるとともに、作業効率を向上させることができる。
【0016】
また、RF−IDタグにLEDを付け、分配しなければならない物品のRF−IDタグのLEDを点灯させるようにすれば、分配しなければならない物品を容易に見分けることができ、仕分け誤りを削減することができるとともに、作業効率を向上させることができる。
【0017】
また、分配する物品を種類毎に収納した複数のコンテナそれぞれに対応した表示器を設け、分配しなければならない物品の数量を表示させるようにすれば、分配しなければならない物品とその数量を容易に見分けることができ、仕分け誤りを削減することができるとともに、作業効率を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明を図面を参照して説明する。
【0019】
図1は本発明の一実施形態の仕分システムを示す図である。
【0020】
図1において、本実施形態の仕分システムは、顧客からの受注データ等に基づいてホストシステム11が作成した各商品の各店舗への分配数を示した分配要求情報に基づいて各装置を制御して各店舗への各商品の分配数等を表示させたりする分配制御手段1と、商品の分配作業を行う通路に店舗ごとに設けられる通路表示器3を制御する通路表示制御手段2と、商品の種類ごとに設けられる分配する商品を入れて運ぶコンテナに付けられる無線式表示器5を制御する無線式表示器制御手段4と、個々の商品に付けられるRF−IDタグ8への書込および読出を行うRF−IDアンテナ7と、RF−IDアンテナ7を制御してRF−IDタグ8への書込および読出を制御するRF−IDアンテナコントローラ6とを備えている。
【0021】
通路表示器3は、RF−IDリーダ3aを有しており、通路表示器3に対応する店舗宛に分配された商品のRF−IDタグ8の情報を読み取るようになっている。
【0022】
RF−IDタグ8には発光ダイオード(LED、図示していない)が付けられており、書き込まれる情報に応じて点灯または消灯できるようになっている。
【0023】
図2は、本実施形態の仕分システムの作業場の構成例を示す図である。
【0024】
図2に示すように、本実施形態の仕分システムの作業場は、通路100の両側の床面に店舗毎に商品を分配する分配部9と通路表示器3が設けられている。図3は、図2の作業場の拡大図である。
【0025】
図4は、図2の作業場での通路表示器3の例を示す図である。図4に示すように、通路表示器3は、RF−IDリーダ3aの他に、通路表示器3を識別する表示器アドレスを表示する表示器アドレス表示部3bと、コンテナに入れられカートで運ばれてきた商品のなかに対応する店舗に分配する商品が有るかを表示する分配有り表示ランプ3cと、商品の分配が終了したことを示す完了スイッチ3dとを備えている。
【0026】
なお、図2の作業場の場合、通路表示器3が床面に設置されているので、完了スイッチ3dは、フットスイッチになっている。
【0027】
このような作業場の通路100を、商品を入れたコンテナを載せたカートで移動しながら、商品を分配先の店舗の分配部9に分配する。
【0028】
図5は、カート12に載せられたコンテナ13に付けられた無線式表示器5を示す図である。
【0029】
図6は、無線式表示器5の例を示す図である。図6に示すように、無線式表示器5は、無線式表示器5を識別する表示器アドレス表示部5aと、分配先の分配部9に対するコンテナ13内の商品の分配数を表示する分配数量表示部5bと、分配先の分配部9にコンテナ13内の商品を分配する必要があるかを示すランプと商品の分配が終了したことを示すスイッチを兼ねた分配要求ランプ兼完了スイッチ5cとを備えている。
【0030】
このような仕分システムの処理について説明する。図7は、本実施形態の仕分システムの処理を説明するためのフローチャートである。
【0031】
ホストシステム11では、顧客からの注文を受け付け、注文の商品の製造および出荷を依頼するとともに、各顧客からの注文を整理して、その日の各商品の各店舗への分配数を示した分配要求情報を作成する。
【0032】
分配制御手段1は、一日の初めにホストシステム11からその日の分配要求情報を取得し記憶しておく。
【0033】
図8は、分配要求情報の例を示す図である。商品アイテムごとに分配先(分配先に対応する表示器アドレスで示している)での要求数が設定されている。
【0034】
そして、製造された商品それぞれには、自身を識別する情報と商品の種類を識別する情報を書き込まれたRF−IDタグ8が取り付けられ出荷される。
【0035】
分配制御手段1は、入荷した分配する商品のRF−IDタグ8の情報を読み取り、RF−IDタグ8の識別情報と商品の種類を関連付けてタグ情報として記憶する(S11)。
【0036】
次いで、分配制御手段1は、ホストシステム11から取得した分配要求情報と商品アイテムごとの分配先への分配の済んだ数が設定されている分配実績情報とに基づいて、入荷した商品の分配先と分配先ごとの分配必要数を決め今回分配情報を作成する(S12)。
【0037】
図9は、今回分配情報の例を示す図である。入荷した商品アイテムごとに割り当てられた分配先への分配必要数が設定されている。
【0038】
そして、入荷した商品のアイテム(商品の種類)と無線式表示器5とを関連付け、対応する商品を入れたコンテナ13に無線式表示器5を取り付ける(S13)。
【0039】
次いで、分配制御手段1は、今回分配情報の分配先の表示器アドレス(図9では101から140)のうち、今回分配する商品について分配必要数が設定されている(0ではない)表示器アドレスを読み出して、この表示器アドレスに対応する通路表示器3の分配有り表示ランプ3cを通路表示制御手段2により点灯させる(S14)。
【0040】
次いで、分配制御手段1は、予め決められた分配順に従って、無線式表示器制御手段4により、分配順の表示器アドレスに対応する今回分配情報の分配必要数が設定されている(0ではない)アイテムに対応する無線式表示器5の分配要求ランプ兼完了スイッチ5cのランプを点灯させ、分配数量表示部5bに今回分配情報に設定されている分配必要数を表示させる(S15)。
【0041】
同時に、分配順の表示器アドレスに対応する今回分配情報の分配必要数が設定されているアイテムに付けられたRF−IDタグ8の識別情報を、タグ情報から今回分配情報に設定されている分配必要数の数量分抽出し、RF−IDアンテナコントローラ6により抽出した識別情報のRF−IDタグ8のLEDを点灯させる(S16)。
【0042】
作業者は、予め決められた分配順に従って、通路表示器3の分配有り表示ランプ3cが点灯している分配部9に、無線式表示器5の分配要求ランプ兼完了スイッチ5cのランプが点灯している商品のRF−IDタグ8のLEDが点灯しているものを、分配数量表示部5bに表示されている数量分分配する。
【0043】
このとき、通路表示器3のRF−IDリーダ3aは、分配部9に分配された商品に付いているRF−IDタグ8の情報を読み取り、分配制御手段1に送信する。
【0044】
分配制御手段1は、読み取られたRF−IDタグ8の情報の商品の種類に対応する商品の、通路表示器3に対応する店舗の分配数に1を加算する(S17)。
【0045】
そして、作業者は、無線式表示器5の分配数量表示部5bに表示されている数量分を分配したら分配要求ランプ兼完了スイッチ5cを押す。
【0046】
分配制御手段1は、分配要求ランプ兼完了スイッチ5cが押されたことを検知すると(S18)、分配順の表示器アドレスに対応する今回分配情報の当該無線式表示器5に対応する商品の分配必要数とRF−IDタグ8から読み取った情報に基づいて計数した分配数を比較し(S19)、一致していなければ分配要求ランプ兼完了スイッチ5cのランプにより警告表示をさせるとともに警告音を出力させる(S20)。一致していれば、分配要求ランプ兼完了スイッチ5cのランプを消灯させ、全ての無線式表示器5の分配要求ランプ兼完了スイッチ5cが押されたかを判定する(S21)。
【0047】
全ての無線式表示器5の分配要求ランプ兼完了スイッチ5cが押されていなければ、S17に戻って、RF−IDリーダ3aで読み取ったRF−IDタグ8の情報に基づいて分配数の計数を行う。
【0048】
全ての無線式表示器5の分配要求ランプ兼完了スイッチ5cが押されていれば、通路表示器3の完了スイッチ3dが押されたか判定する(S22)。
【0049】
作業者は、一つの店舗に対する、無線式表示器5の分配要求ランプ兼完了スイッチ5cのランプが点灯していて分配数量表示部5bに分配数が表示されている商品の分配が終了すると、通路表示器3の完了スイッチ3dを押す。
【0050】
分配制御手段1は、通路表示器3の完了スイッチ3dが押されたことを検知すると、当該通路表示器3の表示器アドレスに対応する今回分配情報の各商品の分配必要数とRF−IDタグ8から読み取った情報に基づいて計数した分配数を比較し(S23)、一致していなければ分配有り表示ランプ3cにより警告表示をさせるとともに警告音を出力させる(S24)。
【0051】
一致していれば、今回分配情報の今回分配する商品について分配必要数が設定されている全ての表示器アドレスに対応する店舗への分配が終了したか判定し(S25)、終了していれば処理を終了する。
【0052】
終了していなければ、無線式表示器5、分配を終了した通路表示器3の表示をリセットし、S15に戻り、無線式表示器5に分配順で次の表示器アドレスに対応する店舗に対する表示をさせる。
【0053】
このように本実施形態においては、通路表示器3のRF−IDリーダ3aで、分配された商品に付けられたRF−IDタグ8の商品の種類の情報を読み出し、商品の種類ごとに分配された数を計数し、完了スイッチが押されたときに分配しなければならない数と分配された数とを比較し、一致しなければ警告を発しているので、仕分誤りを削減させることができるとともに、作業効率を向上させることができる。
【0054】
また、商品の種類ごとに設けられた無線式表示器5に、当該商品を分配する必要があるかや当該商品の分配数を表示しているので、仕分誤りを削減させることができるとともに、作業効率を向上させることができる。
【0055】
また、各商品に付けられたRF−IDタグ8にLEDを設け、分配が必要な数量分の商品のRF−IDタグ8のLEDを点灯させているので、仕分誤りを削減させることができるとともに、作業効率を向上させることができる。
【0056】
図10は、本実施形態の仕分システムの作業場の他の構成例を示す図である。
【0057】
図10(a)に示すように、本構成例の作業場は、通路100の両側に棚14が設けられ、図10(b)に示すように、棚14の各段に店舗毎に商品を分配する分配部9と通路表示器3が設けられている。図11は、図10(b)の棚14の拡大図である。
【0058】
図12は、図10の作業場での通路表示器3の例を示す図である。図12に示すように、通路表示器3は、RF−IDリーダ3aの他に、通路表示器3を識別する表示器アドレスを表示する表示器アドレス表示部3bと、コンテナ13に入れられカート12で運ばれてきた商品のなかに対応する店舗に分配する商品が有るかを表示する分配有り表示ランプ3cと、商品の分配が終了したことを示す完了スイッチ3dとを備えている。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本発明の一実施形態の仕分システムを示す図であり、その全体構成図である。
【図2】本実施形態の作業場の構成例を示す図である。
【図3】本実施形態の作業場の拡大図である。
【図4】本実施形態の通路表示器の例を示す図である。
【図5】本実施形態の無線式表示器の取付例を示す図である。
【図6】本実施形態の無線式表示器の例を示す図である。
【図7】本実施の形態の仕分けシステムの処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】本実施形態の分配要求情報の例を示す図である。
【図9】本実施形態の今回分配情報の例を示す図である。
【図10】本実施形態の作業場の他の構成例を示す図である。
【図11】本実施形態の作業場の他の構成例の棚の拡大図である。
【図12】本実施形態の通路表示器の他の例を示す図である。
【符号の説明】
【0060】
1 分配制御手段
2 通路表示制御手段
3 通路表示器
3a RF−IDリーダ
3b 表示器アドレス表示部
3c 分配有り表示ランプ
3d 完了スイッチ
4 無線式表示器制御手段
5 無線式表示器
5a 表示器アドレス表示部
5b 分配数量表示部
5c 分配要求ランプ兼完了スイッチ
6 RF−IDアンテナコントローラ
7 RF−IDアンテナ
8 RF−IDタグ
9 分配部
11 ホストシステム
12 カート
13 コンテナ
14 棚
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を、分配先ごとに必要量を仕分ける作業を支援する仕分システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、スーパーマーケットやコンビニエンスストア向けの商品を、各店舗からの注文に応じて各種の商品を注文個数ずつ各店舗に仕分ける仕分け作業が行われている。
【0003】
このような仕分け作業においては、注文に無い商品を仕分けてしまったり、注文の数と異なる数の商品を仕分けてしまったりすることが問題となる。
【0004】
このような問題を解決するものとして、商品のバーコードをバーコードリーダに読み取らせ、読み取ったバーコードからこの商品の仕分け先を判断し、仕分けをする店舗に対応する間口にランプを点灯させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、ピッキングカートで商品のICタグの情報を読み取り、読み取った情報からこの商品が出荷する商品のリストに入っているか判断し、リストに無い商品であれば誤ピッキングとして通知するものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開2004−307112号公報
【特許文献2】特開2002−128230号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載のようなものにおいては、商品一つ一つについてバーコードを読み取らせなければならず、手間がかかるという問題があった。
【0007】
また、特許文献2に記載のようなものにおいては、バーコードを読み取らせるような手間は無いが、リストの商品を探さなければならず、やはり手間がかかっていた。
【0008】
そこで、本発明は、仕分け誤りを削減することができるとともに、作業効率を向上させることができる仕分システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決する発明は、RF−IDタグの識別情報と物品の種類の情報を書き込まれたRF−IDタグを付けられた物品を、分配先に対応した間口に必要量を分配する仕分けシステムにおいて、前記物品に付けられたRF−IDタグの情報を読み取り、それぞれの物品の分配先を決定し、分配先となる間口に分配する物品が有ることを表示し、各間口に設けられたRF−IDリーダにより該間口に分配された物品に付いているRF−IDタグの情報を読み取り、分配された物品の数量を計数し、分配の完了指示に応じて、分配された物品の数量と分配が必要な数量が一致しているかチェックするものである。
【0010】
この発明では、物品を分配する必要のある間口にそのことが表示され、分配された物品の数と分配が必要な数がチェックされる。
【0011】
ここで、前記RF−IDタグは、該RF−IDタグへの所定の情報の書込によって点灯制御されるLEDを有し、分配先となる間口に分配する物品に付けられたRF−IDタグの前記LEDを点灯させることとした。
【0012】
このようにすれば、RF−IDタグのLEDが点灯している物品を分配すればよく、仕分け誤りを削減することができるとともに、作業効率を向上させることができる。
【0013】
また、分配する物品を種類毎に収納した複数のコンテナそれぞれに対応した表示器を設け、分配先となる間口に分配する物品の数量を前記表示器に表示させることとした。
【0014】
このようにすれば、分配しなければならない物品がすぐ分かり、仕分け誤りを削減することができるとともに、作業効率を向上させることができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、物品を分配する必要のある間口にそのことを表示し、間口に分配された物品のRF−IDタグの情報を読み取って、この情報に基づいて分配された物品の数と分配が必要な数をチェックしているので、仕分け誤りを削減することができるとともに、作業効率を向上させることができる。
【0016】
また、RF−IDタグにLEDを付け、分配しなければならない物品のRF−IDタグのLEDを点灯させるようにすれば、分配しなければならない物品を容易に見分けることができ、仕分け誤りを削減することができるとともに、作業効率を向上させることができる。
【0017】
また、分配する物品を種類毎に収納した複数のコンテナそれぞれに対応した表示器を設け、分配しなければならない物品の数量を表示させるようにすれば、分配しなければならない物品とその数量を容易に見分けることができ、仕分け誤りを削減することができるとともに、作業効率を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明を図面を参照して説明する。
【0019】
図1は本発明の一実施形態の仕分システムを示す図である。
【0020】
図1において、本実施形態の仕分システムは、顧客からの受注データ等に基づいてホストシステム11が作成した各商品の各店舗への分配数を示した分配要求情報に基づいて各装置を制御して各店舗への各商品の分配数等を表示させたりする分配制御手段1と、商品の分配作業を行う通路に店舗ごとに設けられる通路表示器3を制御する通路表示制御手段2と、商品の種類ごとに設けられる分配する商品を入れて運ぶコンテナに付けられる無線式表示器5を制御する無線式表示器制御手段4と、個々の商品に付けられるRF−IDタグ8への書込および読出を行うRF−IDアンテナ7と、RF−IDアンテナ7を制御してRF−IDタグ8への書込および読出を制御するRF−IDアンテナコントローラ6とを備えている。
【0021】
通路表示器3は、RF−IDリーダ3aを有しており、通路表示器3に対応する店舗宛に分配された商品のRF−IDタグ8の情報を読み取るようになっている。
【0022】
RF−IDタグ8には発光ダイオード(LED、図示していない)が付けられており、書き込まれる情報に応じて点灯または消灯できるようになっている。
【0023】
図2は、本実施形態の仕分システムの作業場の構成例を示す図である。
【0024】
図2に示すように、本実施形態の仕分システムの作業場は、通路100の両側の床面に店舗毎に商品を分配する分配部9と通路表示器3が設けられている。図3は、図2の作業場の拡大図である。
【0025】
図4は、図2の作業場での通路表示器3の例を示す図である。図4に示すように、通路表示器3は、RF−IDリーダ3aの他に、通路表示器3を識別する表示器アドレスを表示する表示器アドレス表示部3bと、コンテナに入れられカートで運ばれてきた商品のなかに対応する店舗に分配する商品が有るかを表示する分配有り表示ランプ3cと、商品の分配が終了したことを示す完了スイッチ3dとを備えている。
【0026】
なお、図2の作業場の場合、通路表示器3が床面に設置されているので、完了スイッチ3dは、フットスイッチになっている。
【0027】
このような作業場の通路100を、商品を入れたコンテナを載せたカートで移動しながら、商品を分配先の店舗の分配部9に分配する。
【0028】
図5は、カート12に載せられたコンテナ13に付けられた無線式表示器5を示す図である。
【0029】
図6は、無線式表示器5の例を示す図である。図6に示すように、無線式表示器5は、無線式表示器5を識別する表示器アドレス表示部5aと、分配先の分配部9に対するコンテナ13内の商品の分配数を表示する分配数量表示部5bと、分配先の分配部9にコンテナ13内の商品を分配する必要があるかを示すランプと商品の分配が終了したことを示すスイッチを兼ねた分配要求ランプ兼完了スイッチ5cとを備えている。
【0030】
このような仕分システムの処理について説明する。図7は、本実施形態の仕分システムの処理を説明するためのフローチャートである。
【0031】
ホストシステム11では、顧客からの注文を受け付け、注文の商品の製造および出荷を依頼するとともに、各顧客からの注文を整理して、その日の各商品の各店舗への分配数を示した分配要求情報を作成する。
【0032】
分配制御手段1は、一日の初めにホストシステム11からその日の分配要求情報を取得し記憶しておく。
【0033】
図8は、分配要求情報の例を示す図である。商品アイテムごとに分配先(分配先に対応する表示器アドレスで示している)での要求数が設定されている。
【0034】
そして、製造された商品それぞれには、自身を識別する情報と商品の種類を識別する情報を書き込まれたRF−IDタグ8が取り付けられ出荷される。
【0035】
分配制御手段1は、入荷した分配する商品のRF−IDタグ8の情報を読み取り、RF−IDタグ8の識別情報と商品の種類を関連付けてタグ情報として記憶する(S11)。
【0036】
次いで、分配制御手段1は、ホストシステム11から取得した分配要求情報と商品アイテムごとの分配先への分配の済んだ数が設定されている分配実績情報とに基づいて、入荷した商品の分配先と分配先ごとの分配必要数を決め今回分配情報を作成する(S12)。
【0037】
図9は、今回分配情報の例を示す図である。入荷した商品アイテムごとに割り当てられた分配先への分配必要数が設定されている。
【0038】
そして、入荷した商品のアイテム(商品の種類)と無線式表示器5とを関連付け、対応する商品を入れたコンテナ13に無線式表示器5を取り付ける(S13)。
【0039】
次いで、分配制御手段1は、今回分配情報の分配先の表示器アドレス(図9では101から140)のうち、今回分配する商品について分配必要数が設定されている(0ではない)表示器アドレスを読み出して、この表示器アドレスに対応する通路表示器3の分配有り表示ランプ3cを通路表示制御手段2により点灯させる(S14)。
【0040】
次いで、分配制御手段1は、予め決められた分配順に従って、無線式表示器制御手段4により、分配順の表示器アドレスに対応する今回分配情報の分配必要数が設定されている(0ではない)アイテムに対応する無線式表示器5の分配要求ランプ兼完了スイッチ5cのランプを点灯させ、分配数量表示部5bに今回分配情報に設定されている分配必要数を表示させる(S15)。
【0041】
同時に、分配順の表示器アドレスに対応する今回分配情報の分配必要数が設定されているアイテムに付けられたRF−IDタグ8の識別情報を、タグ情報から今回分配情報に設定されている分配必要数の数量分抽出し、RF−IDアンテナコントローラ6により抽出した識別情報のRF−IDタグ8のLEDを点灯させる(S16)。
【0042】
作業者は、予め決められた分配順に従って、通路表示器3の分配有り表示ランプ3cが点灯している分配部9に、無線式表示器5の分配要求ランプ兼完了スイッチ5cのランプが点灯している商品のRF−IDタグ8のLEDが点灯しているものを、分配数量表示部5bに表示されている数量分分配する。
【0043】
このとき、通路表示器3のRF−IDリーダ3aは、分配部9に分配された商品に付いているRF−IDタグ8の情報を読み取り、分配制御手段1に送信する。
【0044】
分配制御手段1は、読み取られたRF−IDタグ8の情報の商品の種類に対応する商品の、通路表示器3に対応する店舗の分配数に1を加算する(S17)。
【0045】
そして、作業者は、無線式表示器5の分配数量表示部5bに表示されている数量分を分配したら分配要求ランプ兼完了スイッチ5cを押す。
【0046】
分配制御手段1は、分配要求ランプ兼完了スイッチ5cが押されたことを検知すると(S18)、分配順の表示器アドレスに対応する今回分配情報の当該無線式表示器5に対応する商品の分配必要数とRF−IDタグ8から読み取った情報に基づいて計数した分配数を比較し(S19)、一致していなければ分配要求ランプ兼完了スイッチ5cのランプにより警告表示をさせるとともに警告音を出力させる(S20)。一致していれば、分配要求ランプ兼完了スイッチ5cのランプを消灯させ、全ての無線式表示器5の分配要求ランプ兼完了スイッチ5cが押されたかを判定する(S21)。
【0047】
全ての無線式表示器5の分配要求ランプ兼完了スイッチ5cが押されていなければ、S17に戻って、RF−IDリーダ3aで読み取ったRF−IDタグ8の情報に基づいて分配数の計数を行う。
【0048】
全ての無線式表示器5の分配要求ランプ兼完了スイッチ5cが押されていれば、通路表示器3の完了スイッチ3dが押されたか判定する(S22)。
【0049】
作業者は、一つの店舗に対する、無線式表示器5の分配要求ランプ兼完了スイッチ5cのランプが点灯していて分配数量表示部5bに分配数が表示されている商品の分配が終了すると、通路表示器3の完了スイッチ3dを押す。
【0050】
分配制御手段1は、通路表示器3の完了スイッチ3dが押されたことを検知すると、当該通路表示器3の表示器アドレスに対応する今回分配情報の各商品の分配必要数とRF−IDタグ8から読み取った情報に基づいて計数した分配数を比較し(S23)、一致していなければ分配有り表示ランプ3cにより警告表示をさせるとともに警告音を出力させる(S24)。
【0051】
一致していれば、今回分配情報の今回分配する商品について分配必要数が設定されている全ての表示器アドレスに対応する店舗への分配が終了したか判定し(S25)、終了していれば処理を終了する。
【0052】
終了していなければ、無線式表示器5、分配を終了した通路表示器3の表示をリセットし、S15に戻り、無線式表示器5に分配順で次の表示器アドレスに対応する店舗に対する表示をさせる。
【0053】
このように本実施形態においては、通路表示器3のRF−IDリーダ3aで、分配された商品に付けられたRF−IDタグ8の商品の種類の情報を読み出し、商品の種類ごとに分配された数を計数し、完了スイッチが押されたときに分配しなければならない数と分配された数とを比較し、一致しなければ警告を発しているので、仕分誤りを削減させることができるとともに、作業効率を向上させることができる。
【0054】
また、商品の種類ごとに設けられた無線式表示器5に、当該商品を分配する必要があるかや当該商品の分配数を表示しているので、仕分誤りを削減させることができるとともに、作業効率を向上させることができる。
【0055】
また、各商品に付けられたRF−IDタグ8にLEDを設け、分配が必要な数量分の商品のRF−IDタグ8のLEDを点灯させているので、仕分誤りを削減させることができるとともに、作業効率を向上させることができる。
【0056】
図10は、本実施形態の仕分システムの作業場の他の構成例を示す図である。
【0057】
図10(a)に示すように、本構成例の作業場は、通路100の両側に棚14が設けられ、図10(b)に示すように、棚14の各段に店舗毎に商品を分配する分配部9と通路表示器3が設けられている。図11は、図10(b)の棚14の拡大図である。
【0058】
図12は、図10の作業場での通路表示器3の例を示す図である。図12に示すように、通路表示器3は、RF−IDリーダ3aの他に、通路表示器3を識別する表示器アドレスを表示する表示器アドレス表示部3bと、コンテナ13に入れられカート12で運ばれてきた商品のなかに対応する店舗に分配する商品が有るかを表示する分配有り表示ランプ3cと、商品の分配が終了したことを示す完了スイッチ3dとを備えている。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本発明の一実施形態の仕分システムを示す図であり、その全体構成図である。
【図2】本実施形態の作業場の構成例を示す図である。
【図3】本実施形態の作業場の拡大図である。
【図4】本実施形態の通路表示器の例を示す図である。
【図5】本実施形態の無線式表示器の取付例を示す図である。
【図6】本実施形態の無線式表示器の例を示す図である。
【図7】本実施の形態の仕分けシステムの処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】本実施形態の分配要求情報の例を示す図である。
【図9】本実施形態の今回分配情報の例を示す図である。
【図10】本実施形態の作業場の他の構成例を示す図である。
【図11】本実施形態の作業場の他の構成例の棚の拡大図である。
【図12】本実施形態の通路表示器の他の例を示す図である。
【符号の説明】
【0060】
1 分配制御手段
2 通路表示制御手段
3 通路表示器
3a RF−IDリーダ
3b 表示器アドレス表示部
3c 分配有り表示ランプ
3d 完了スイッチ
4 無線式表示器制御手段
5 無線式表示器
5a 表示器アドレス表示部
5b 分配数量表示部
5c 分配要求ランプ兼完了スイッチ
6 RF−IDアンテナコントローラ
7 RF−IDアンテナ
8 RF−IDタグ
9 分配部
11 ホストシステム
12 カート
13 コンテナ
14 棚
【特許請求の範囲】
【請求項1】
RF−IDタグの識別情報と物品の種類の情報を書き込まれたRF−IDタグを付けられた物品を、分配先に対応した間口に必要量を分配する仕分けシステムにおいて、
前記物品に付けられたRF−IDタグの情報を読み取り、それぞれの物品の分配先を決定するステップと、
分配先となる間口に分配する商品が有ることを表示するステップと、
各間口に設けられたRF−IDリーダにより該間口に分配された物品に付いているRF−IDタグの情報を読み取り、分配された物品の数量を計数するステップと、
分配の完了指示に応じて、分配された物品の数量と分配が必要な数量が一致しているかチェックするステップと、
を実行することを特徴とする物品仕分方法。
【請求項2】
前記RF−IDタグは、該RF−IDタグへの所定の情報の書込によって点灯制御されるLEDを有し、
分配先となる間口に分配する物品に付けられたRF−IDタグの前記LEDを点灯させるステップ、
を更に実行することを特徴とする請求項1に記載の物品仕分方法。
【請求項3】
分配する物品を種類毎に収納した複数のコンテナそれぞれに対応した表示器を設け、
分配先となる間口に分配する物品の数量を前記表示器に表示させるステップ、
を更に実行することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の物品仕分方法。
【請求項4】
RF−IDタグの識別情報と物品の種類の情報を書き込まれたRF−IDタグを付けられた物品を、分配先に対応した間口に必要量を分配する仕分けシステムにおいて、
コンピュータに、前記物品に付けられたRF−IDタグの情報を読み取り、それぞれの物品の分配先を決定するステップ、
分配先となる間口に分配する物品が有ることを表示するステップ、
各間口に設けられたRF−IDリーダにより該間口に分配された物品に付いているRF−IDタグの情報を読み取り、分配された物品の数量を計数するステップ、
分配の完了指示に応じて、分配された物品の数量と分配が必要な数量が一致しているかチェックするステップ、
を実行させる仕分制御プログラム。
【請求項5】
RF−IDタグの識別情報と物品の種類の情報を書き込まれたRF−IDタグを付けられた物品を、分配先に対応した間口に必要量を分配する仕分けシステムにおいて、
前記間口ごとに設けられ、該間口に分配する物品が有ることを表示する表示器と、
前記間口ごとに設けられ、該間口に分配された物品に付いているRF−IDタグの情報を読み取るRF−IDリーダと、
前記商品に付けられたRF−IDタグの情報を読み取り、それぞれの物品の分配先を決定し、前記RF−IDリーダにより読み取られた情報に基づき、分配された物品の数量を計数し、分配の完了指示に応じて、分配された物品の数量と分配が必要な数量が一致しているかチェックする分配制御手段と、
を備えることを特徴とする仕分システム。
【請求項1】
RF−IDタグの識別情報と物品の種類の情報を書き込まれたRF−IDタグを付けられた物品を、分配先に対応した間口に必要量を分配する仕分けシステムにおいて、
前記物品に付けられたRF−IDタグの情報を読み取り、それぞれの物品の分配先を決定するステップと、
分配先となる間口に分配する商品が有ることを表示するステップと、
各間口に設けられたRF−IDリーダにより該間口に分配された物品に付いているRF−IDタグの情報を読み取り、分配された物品の数量を計数するステップと、
分配の完了指示に応じて、分配された物品の数量と分配が必要な数量が一致しているかチェックするステップと、
を実行することを特徴とする物品仕分方法。
【請求項2】
前記RF−IDタグは、該RF−IDタグへの所定の情報の書込によって点灯制御されるLEDを有し、
分配先となる間口に分配する物品に付けられたRF−IDタグの前記LEDを点灯させるステップ、
を更に実行することを特徴とする請求項1に記載の物品仕分方法。
【請求項3】
分配する物品を種類毎に収納した複数のコンテナそれぞれに対応した表示器を設け、
分配先となる間口に分配する物品の数量を前記表示器に表示させるステップ、
を更に実行することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の物品仕分方法。
【請求項4】
RF−IDタグの識別情報と物品の種類の情報を書き込まれたRF−IDタグを付けられた物品を、分配先に対応した間口に必要量を分配する仕分けシステムにおいて、
コンピュータに、前記物品に付けられたRF−IDタグの情報を読み取り、それぞれの物品の分配先を決定するステップ、
分配先となる間口に分配する物品が有ることを表示するステップ、
各間口に設けられたRF−IDリーダにより該間口に分配された物品に付いているRF−IDタグの情報を読み取り、分配された物品の数量を計数するステップ、
分配の完了指示に応じて、分配された物品の数量と分配が必要な数量が一致しているかチェックするステップ、
を実行させる仕分制御プログラム。
【請求項5】
RF−IDタグの識別情報と物品の種類の情報を書き込まれたRF−IDタグを付けられた物品を、分配先に対応した間口に必要量を分配する仕分けシステムにおいて、
前記間口ごとに設けられ、該間口に分配する物品が有ることを表示する表示器と、
前記間口ごとに設けられ、該間口に分配された物品に付いているRF−IDタグの情報を読み取るRF−IDリーダと、
前記商品に付けられたRF−IDタグの情報を読み取り、それぞれの物品の分配先を決定し、前記RF−IDリーダにより読み取られた情報に基づき、分配された物品の数量を計数し、分配の完了指示に応じて、分配された物品の数量と分配が必要な数量が一致しているかチェックする分配制御手段と、
を備えることを特徴とする仕分システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2007−302459(P2007−302459A)
【公開日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−135008(P2006−135008)
【出願日】平成18年5月15日(2006.5.15)
【出願人】(000237156)株式会社エフ・エフ・シー (100)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年5月15日(2006.5.15)
【出願人】(000237156)株式会社エフ・エフ・シー (100)
【Fターム(参考)】
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