説明

画像化用の折畳式閉込み壁

引っ込み可能な閉込み壁(10)が、画像化続き部屋を2つの区画、即ち、「ホット」又は閉込み区画と「コールド」又は非閉込み区画とに分離する。壁(10)は、中央部分(14)と、引っ込み可能な周辺部分(16)とを含む。各引っ込み可能な部分(16)は、幾つかのパネル(26)で構成されている。パネル(26)間、パネル(26)と部屋壁(18)との間、パネル(26)と中央部分(14)との間には、壁(10)が展開されるときに壁内の継目でシールを形成するよう噛み合う実矧ぎシール(28)がある。展開配置と引っ込み配置との間の部分(16)の移行を容易化するために、案内ピン(32)が案内トラック(34)に沿って伝わる。中央部分(14)は、画像化続き部屋の非閉込み部分内に配置される診断画像化装置の画像化領域内に延びる管(12)を含む。被験者は、画像化手続きの準備中に管(12)内に挿入される。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、汚染閉込み技術に関する。具体的には、本出願は、一方の側が汚染され、他方の側が折畳式閉込み壁の使用を通じて汚染されない、解析画像化現場の形成に関し、それを具体的に参照して記載される。
【背景技術】
【0002】
費用及び全体的な床計画の故に、僅かの現場しか感染病の閉込み用に造成され得ない。伝染病の場合には、そのような現場は、所望の潜在的な患者収容力を処理し得ないか、或いは、伝染病の中心に十分に近い場所にあり得ない。そのような状況では、標準的な病院及び介護センタは、潜在的に大量の患者を収容することが求められるが、そのような施設は、そのような状況を処理するよう装備されておらず、或いは、準備されていない。急速に展開する生物学的伝染病がある場合には、そのような現場は時機に即して隔離領域を形成するよう準備される必要がある。
【0003】
バイオテロリズムに関する懸念、飛行機での旅行による接触感染の広がり、及び、類似事象が増大しており、近年に起こった変化の観点から今もなお発展している。生物学的伝染病の広がりは、世界の全ての部分にとっての懸念である。ワクチンや病気を処置する他の方法の研究する作業が研究センタで開始しているが、広範囲に及ぶ伝染病に対処する必要が依然として存在する。
【0004】
磁気共鳴(MR)スキャナ、ガンマカメラ、陽電子放射断層撮影(PET)スキャナ等のような医療画像化システムが、感染病を診断し且つ処置する過程で被験者を検査するために有利に使用される。しかしながら、医療画像化システムは高価且つ複雑であり、それらは隔離環境と直ちに適合しない。例えば、典型的な医療画像化器械は、除染中に典型的に使用される化学物質又は気体によって損傷されがちな構成部品を含む。医療画像化器械は、典型的には、バクテリア、ウイルス、プリオン等のような感染病原体を捕捉し且つ保持する高い可能性を有する材料及び構造も含む。隔離環境に配置される医療画像化機器の保守も問題である。
【0005】
生物学的伝染病に対処するよう隔離センタに変換される必要のあるセンタに加えて、組立て及び使用が容易である隔離センタ、例えば、一般研究を行うセンタを開発する一般的な必要もある。そのような環境では、生物学的閉込みは生死に関わるかもしれないし関わらないかもしれないが、全ての場合において、生物学的閉込みを画像化設備及び設備を操作し且つ保守する技術者から隔離することが望ましい。一部の場合には、行われている作業の性質に依存して、隔離条件へ並びに隔離条件から迅速に移行することが望ましい。
【0006】
上述された場合において、或いは、あらゆる他の診断的画像化設定において、異なる画像化構成のために画像化現場を適合し或いは再構成する必要がある。おそらく、より大きな画像化続き部屋(suite)は、移動式画像化装置を一時的に利用する、より小さな続き部屋に分割され得る。2つの隣接する画像化続き部屋が、患者を再配置せずに患者を物理療法(モダリティ)間で移動する共通の患者支持体を一時的に使用する、単一の多物理療法続き部屋に組み込まれ得る。他の動的な続き部屋構成も同様に確実に実現可能である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本出願は、上記問題及びその他を克服する新規で改良された移動可能で可撓性の隔壁を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
1つの特徴によれば、診断画像化続き部屋が提供される。画像化領域を備える診断画像化装置が、続き部屋(スイート)内に配置される。続き部屋は、第一及び第二の恒久的な壁を含む。展開可能な閉込み壁が、展開構造において、第一及び第二の恒久的な壁の間の距離にかかり、画像化続き部屋を潜在的な汚染区画と非汚染区画とに分離する。壁は汚染区画を密封式に非汚染区画から封止する。
【0009】
他の特徴によれば、壁を構築することによって隔離された画像化環境を創成する方法が提供される。複数のパネルが案内トラックに沿って恒久的な壁から中央部に拡張される。パネルと恒久的な壁との間の接合部が封止される。パネルと中央部分との間の接合部が封止される。パネル間の接合部が封止される。次に、パネルと案内トラックとの間の接合部が封止される。
【0010】
他の特徴によれば、画像化続き部屋のホット側を清浄な側から隔離するための展開可能な閉込み壁が提供される。孔が画像化装置の患者収容領域と整列された状態で、中央部分が画像化装置に隣接して取り付けられる。閉込み管が、画像化装置の患者収容領域を取り囲む中央部分と取外し可能に接続される。パネルが続き部屋の壁と中央部分との間に延在する展開構造と引っ込み構造との間で移動可能であるよう、複数の展開可能なパネルが互いに蝶番状に接続され、且つ、画像化続き部屋の天井及び床に沿って延在するトラック内に移動可能に収容されるよう構成される。続き部屋の汚染区画が非汚染区画から隔離されるよう、シールが、展開可能なパネル間、展開可能なパネルと中央部分との間、展開可能なパネルと恒久的な壁との間、展開可能なパネルと床及び天井との間、並びに、閉込み管と中央部分との間を封止する。
【0011】
1つの利点は、隔離された医療画像化能力を提供することにある。
【0012】
他の利点は、非隔離画像化続き部屋を隔離画像化続き部屋に変換することにある。
【0013】
他の利点は、隔離能力を有するよう画像化続き部屋をアップグレードし得ることにある。
【0014】
本発明の一層さらなる利点は、以下の詳細な記載を読み且つ理解した後、当業者に理解されるであろう。
【0015】
本発明は、様々な構成部品及び構成部品の配置の形態、並びに、様々なステップ及びステップの配置の形態を取り得る。図面は、好適実施態様を例証する目的のためだけであり、本発明を限定するよう解釈されてはならない。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本出願に従った拡張可能な壁を示す下降図である。
【図2】図1の壁の2つの壁セグメントの接合を示す詳細図である。
【図3】図1の壁の壁セグメントと中央壁セグメントとの間の接合を示す詳細図である。
【図4】図1の壁の壁セグメントと固定部屋壁との間の接合を示す詳細図である。
【図5】図1の壁の壁部分を示す斜視図である。
【図6】案内トラックと係合する図1の壁の2つの壁セグメントを示す下降図である。
【図7】展開配置にある図1の壁の一部を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1を参照すると、隔離された画像化領域を構築するために、折畳式閉込み壁10が配置されている。そのような適用において、壁10は、患者取扱い及び装填側を、画像化設備及び画像化技術者が駐在する画像化側から隔離する。閉込み管12が、閉込み壁10を通り、患者13が壁を通じて画像化設備による画像化のために画像化領域に輸送され得る。閉込み管12は、装填側にある患者13と画像化側にある画像化設備との間の隔離を維持する。
【0018】
図1に示される例示的な実施態様は、固定中央パネル14と、2つの折曲式又は折畳式壁部分15とを含む。そのような実施態様では、隔離画像化続き部屋が構築されるべきときには、2つの端部16が部屋壁18から延伸し、固定中央パネル14に密閉する。完全に拡張されるとき、壁部分16は、汚染され且つ隔離される「ホット側」、即ち、装填側と、汚染されない「コールド側」、即ち、画像化側とを定める。図2、3、及び、4は、例示的なヒンジと、シールを形成するよう付着する端部とを例証している。
【0019】
図2を参照すると、「ピアノヒンジ」24が、壁部分16の2つのパネル26を一体に保持している。2つの壁パネル26のみが壁部分を形成するよう示されているが、パネル26の大きさ、画像化続き部屋の大きさ、及び、同様のものに依存して、より多くのパネルが接続され得ることが理解されるべきである。壁パネル26は、好ましくは、非浸透性プラスチックであり、閉込み又は除染において典型的に使用される除染化学物質に対する耐性を有する。パネル26の構造のための例示的な材料は、環状オレフィン共重合体(COC)プラスチックを含む。パネル26は通常の使用からの破壊に耐えるのに十分な厚さであるが、壊れ易いと扱い難いとの間の均衡を達成するのに十分な薄さである。好ましくは、壁パネル26は、約3/8インチの厚さである。壁パネル26は、透明、半透明、或いは、不透明であり得る。ヒンジ24は、壁部分16がヒンジ24で折り曲げられることも可能にする。1つの壁パネル26が他の壁パネルと合う壁パネル26の両端には、多数の実矧ぎ嵌合いシール28がある。シール28は、好ましくは、高ジュロメータ封止ゴムから成る。壁パネル26が拡張されるとき、シール28の「歯」は、パネル26の間の閉込みシールを創成するよう噛み合う。
【0020】
図3を参照すると、可動パネル26と固定壁14との間の締付け組立体30は、中央壁14の端部にある類似の実矧ぎセクション31と噛み合う多数の実矧ぎシール28を含む。
【0021】
図4を今や参照すると、他の「ピアノヒンジ」型のヒンジ24が、折畳式壁部分16の端部と接続されており、それはそこで既存の存の部屋壁18に付着する。部屋壁に隣接する壁部分16の端部も、部屋壁18に取り付けられたゴム封止シート33と噛み合う実矧ぎ28を有する。壁が折り曲がり、配置時に封止壁を形成するのを可能にするために、他の種類のヒンジが使用され得ることが理解されるべきである。ヒンジ24は、気密封止を保証するために、1つ又はそれよりも多くのガスケットを含み得る。加えて、気密封止をさらに保証するために、泡又は液体密封剤(シーラント)がヒンジに塗布され得る。
【0022】
図5及び6を今や参照すると、パネル26の一方の端部に、組み合わされたヒンジ/案内トラック組立体32がある。ヒンジ/ピン32は、画像化続き部屋の床及び天井の両方にある案内トラック34に受け入れられる拡張端部を有する。案内トラック34は、壁10が迅速に展開されるのを可能にすると同時に、様々なシールの十分な噛合いを保証する。案内トラック34は、パネル26が開閉する緊密な公差経路を提供し、壁10が展開されるときの満足な封止を可能にする。壁パネル26に隣接する側にある案内トラック34の縁部は、壁10が展開されるときに、壁10の頂部及び底部も封止されるよう、ゴム封止シート36が取り付けられている。案内トラックシート36は、好ましくは、壁セグメント26の頂部及び底部の縁部に沿って走る縁部封止シート38と噛み合う。これらのシートの「歯」は、床と平行な、即ち、パネルの縁部にある歯の方向に対して効果的に90°の列内に走る。隣接するパネル26の接合部で、翼40が1つのパネル26の頂部(又は底部)縁部から隣接するパネル26の縁部を覆って延びている。翼40は、パネル26の頂部縁部及び底部縁部の接合部で完全なシールをもたらす。この機能は、図5中に最良に視覚化されている(図6中には示されていない)。壁の頂部及び底部も、閉込み壁10と既存の部屋の天井及び床のそれぞれとの間のシールを保証するために、ガスケット又は他の機能を含む。
【0023】
固定中央パネル14は、通常の画像化条件の間に配置され得る。固定中央パネル14は比較的薄く、標準的な画像化手続きに最小侵入的である。患者13は、画像化領域に入る前に、中央壁14内の対応する孔を通過するに過ぎない。さらに、固定中央壁14は、審美的に心地よくするよう、装飾され得るし或いは他の機能を含み得る。
【0024】
隔離画像化続き部屋を要求する状況では、取外し可能な閉込み管12は、固定中央壁上に配置されるフランジ42に迅速に取り付けられ得る。フランジ42と閉込み管12との間の接合部は、パネル26間のシール26に類似する実矧ぎ密封剤表面を含む。その場合には、壁端部16は、部屋壁18に隣接する折曲げ構造から拡張され、固定中央壁14に並びに互いに当接的に封止され得る。このようにして、画像化続き部屋のホット側20とコールド側22との間の隔離が構築される。しかしながら、隔離状況が必要とされないときには、管12は中央壁14から取り外され且つ傍らに置かれ得るし、パネル26は引っ込められ得る。
【0025】
中央壁部分14は固定される必要がないことが理解されるべきである。それは、他のパネル26のように、壁18から延伸し得るし、或いは、取り外し可能なピン、クランプ等で所定位置に固定され得る。そのような状況においては、閉込み管12が取り付けられる閉込み壁10内の開口は、画像化装置の画像化領域の中心と同心状に整列されなければならない。よって、固定壁14は開口、故に、管12の整列を保証するが、管12の適切な整列を保証するために、代替的な位置合わせ機構が導入され得る。正確な整列は要求されなくてもよいが、それが好ましいことも理解されるべきである。壁10も既存の壁18から外側に延伸する必要はないが、その代わりに、天井から降下し、床よりも高くあり得るし、手動で所定位置に設定されるパネル又はそれらの如何なる組み合わせをも含み得る。さらに他の壁の折畳み方法さえも使用され得る。例えば、壁10は一体成形であり、中央が一組のピン又は他の位置合わせ機構によって位置付けられ、次に、壁10の両端部は既存の側壁18に拡張し或いは延伸し得る。全てのそのような閉込み壁10の折畳み方法は例証的であるに過ぎないこと、並びに、当業者は壁を折畳み拡張する他の方法が存在し得ることを理解し認識するはずであることが理解されるべきである。
【0026】
図7を今や参照すると、閉込み壁10は、展開された配置、即ち、封止された配置で示されている。固定パネル14内の患者管12に隣接して、パッチパネル50がある。パッチパネル50は、ホット又は閉込み側に(磁気共鳴画像化設定におけるローカル受信コイルのような)画像化設備を有する必要があるならば、閉込み部分20と非閉込み部分22との間の電子インターフェースをもたらす。装置からのケーブルは、パッチパネル50に連結し、次に、(非閉込みがで)画像化装置の残部、画像化後プロセッサ又は同様部材に接続する。
【0027】
理解され得るように、閉込み壁10は、隔離が望ましいときにはいつでも、所定位置に迅速に移動され、次に、より標準的な画像化環境が望ましいときには、取り除かれ得る。閉込み壁10のために使用される材料は除染材料に対する耐性を有するべきであることが理解されるべきである。一部の実施態様では、壁は剛的又は半剛的なパネルを含むのに対し、他の実施態様では、壁又は壁の一部は、シース又は他の可撓性材料によって形成され得る。一部の実施態様では、壁又は壁の一部は、除染後に配置され、新しい閉込み壁又は壁パネルと交換され得る。
【0028】
本発明は好適実施態様を参照して記載された。前述の詳細な記載を読み且つ理解した後、変更及び代替が他者の心に浮かび得る。本発明は、それらが付属の請求項又はそれらの均等物の範囲内にある限り、全てのそのような変更及び代替を含むものとして理解されることが意図される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像化領域を備える診断画像化装置と、
第一及び第二の恒久的な壁と、
展開構造において、当該画像化続き部屋を潜在的な汚染区画と非汚染区画とに分離する前記第一及び第二の恒久的な壁の間の距離にかかる、展開可能な閉込み壁とを含み、該壁は、前記汚染区画を前記非汚染区画から封止する、
診断画像化続き部屋。
【請求項2】
少なくとも前記画像化装置のガントレが前記非汚染区画内に存在するのに対し、画像化されるべき被験者は当該画像化続き部屋の前記汚染区画内に完全に存在する、請求項1に記載の診断画像化続き部屋。
【請求項3】
前記壁は、前記汚染区画を、被験者が画像化されるよう挿入される前記診断画像化装置の前記画像化領域内に広げる閉込み管と適合する、請求項2に記載の診断画像化続き部屋。
【請求項4】
前記壁の中央部分が、前記閉込み管が取り外し可能に取り付けられるフランジを含む、請求項3に記載の診断画像化続き部屋。
【請求項5】
前記壁は、
前記画像化領域と実質的に整列される中央部分と、
前記第一の恒久的な壁に折り曲げ可能に取り付けられる少なくとも1つの展開可能な部分とをさらに含み、該展開可能な部分は、それが展開されるときに、前記中央部分と係合する、
請求項1に記載の診断画像化続き部屋。
【請求項6】
前記展開可能な部分の前記中央部分との係合を案内するために、前記展開可能な部分が取り外し可能に受け入れられる案内トラックをさらに含む、請求項1に記載の診断画像化続き部屋。
【請求項7】
前記拡張可能な部分は、前記トラックと係合する複数の案内ピンを含む、請求項6に記載の診断画像化続き部屋。
【請求項8】
前記展開可能な部分は、少なくとも2つの旋回的に接続されるパネルを含む、請求項5に記載の診断画像化続き部屋。
【請求項9】
前記少なくとも2つのパネルの1つは、前記パネルを前記中央部分に封止するためのクランプ組立体を含む、請求項8に記載の診断画像化続き部屋。
【請求項10】
各パネルは、封止表面を含み、前記パネルは、前記恒久的な壁、前記中央部分、及び、他のパネルの1つと係合する、請求項8に記載の診断画像化続き部屋。
【請求項11】
前記パネルは、前記壁と前記案内トラックとの間の接合部を封止するための縁部封止シートを含む、請求項8に記載の診断画像化続き部屋。
【請求項12】
前記案内トラックは、前記壁と前記案内トラックとの間の前記接合部の封止を促進するために前記パネルの前記縁部封止シートと係合する案内トラック封止シートを含む、請求項11に記載の診断画像化続き部屋。
【請求項13】
前記パネルの少なくとも1つは、当該続き部屋の床及び天井で前記パネルの間の接合部を封止するための翼を含む、請求項8に記載の診断画像化続き部屋。
【請求項14】
前記中央部分は、前記汚染区画と前記非汚染区画との間の電子インターフェースをもたらすパッチパネルを含む、請求項1に記載の診断画像化続き部屋。
【請求項15】
前記展開可能な壁は、
前記画像化装置に隣接して取り付けられる中央部分と、
前記画像化装置の患者収容画像化領域を取り囲む前記中央部分と取り外し可能に接続される閉込み管を収容するための前記中央部分内の孔と、
少なくとも前記中央部分から前記恒久的な壁まで天井及び床の少なくとも1つに沿って延在するトラックと、
引っ込み構造と前記パネルが各恒久的な壁から前記中央区画に延びる展開構造との間で移動するよう、互いに蝶番状に接続され且つ前記トラック内に移動可能に収容される複数の展開可能なパネルと、
当該続き部屋の前記汚染区画が前記非汚染区画から隔離されるよう、前記展開可能なパネルの間、前記展開可能なパネルと前記中央部分との間、前記展開可能なパネルと前記恒久的な壁との間、前記展開可能なパネルと前記床及び天井との間、並びに、前記閉込み管と前記中央部分との間を封止するシールとを含む、
請求項1に記載の診断画像化続き部屋。
【請求項16】
前記シールの少なくとも一部は、複数の交互し且つ噛み合う実矧ぎを含む、請求項15に記載の診断画像化続き部屋。
【請求項17】
壁を構築することによって隔離された画像化環境を創成する方法であって、
恒久的な壁から複数のパネルを拡張するステップと、
前記パネルと前記恒久的な壁との間の接合部を封止するステップと、
前記パネル間の接合部を封止するステップと、
前記パネルと前記案内トラックとの間の接合部を封止するステップとを含む、
方法。
【請求項18】
前記拡張するステップは、
中央部分と適合するよう前記複数のパネルを拡張するステップと、
前記パネルと前記中央部分との間の接合部を封止するステップとを含む、
請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記パネルは、案内トラックに沿って拡張される、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
閉込み管を診断画像化装置の画像化領域内に拡張するステップと、
前記閉込み管を前記壁の中央部分上のフランジに取り付けるステップと、
前記閉込み管と前記フランジとの間の接合部を封止するステップとを含む、
請求項17に記載の方法。
【請求項21】
前記封止するステップは、実矧ぎシールを互いに係合するステップを含む、請求項17に記載の方法。
【請求項22】
請求項17に記載の方法のステップを遂行する装置。
【請求項23】
画像化続き部屋のホット側を清浄な側から隔離するための展開可能な閉込み壁であって、
互いに蝶番状に接続され且つ前記画像化続き部屋の天井及び床に沿って延在するトラック内に移動可能に収容されるよう構成される複数の展開可能なパネルを含むことで、該パネルは、前記続き部屋の壁の間に延在する展開構造と引っ込み構造との間を移動可能であり、
前記続き部屋の前記汚染区画が前記非汚染区画から隔離されるよう、前記展開可能なパネルの間、前記展開可能なパネルと前記中央部分との間、前記展開可能なパネルと前記恒久的な壁との間、前記展開可能なパネルと前記床及び天井との間、並びに、前記閉込み管と前記中央部分との間を封止するシールを含む、
展開可能な閉込み壁。
【請求項24】
前記シールの少なくとも一部は、複数の交互し且つ噛み合う実矧ぎを含む、請求項23に記載の展開可能な閉込み壁。
【請求項25】
孔が画像化装置の患者収容領域と整列された状態で、該画像化装置に隣接して取り付け可能な中央部分と、
前記画像化装置の患者収容領域を取り囲む閉込み装置を収容するための前記中央部分内の孔とをさらに含む、
請求項23に記載の展開可能な閉込み壁。
【請求項26】
選択的に展開可能であり、且つ、バイオ閉込みシールをもたらす、部屋のホット側を前記部屋のコールド側から隔離するための閉込み壁。
【請求項27】
そこを通じて閉込み装置を位置付けるための当該壁内の孔をさらに含む、請求項26に記載の閉込み壁。
【請求項28】
閉込み壁を選択的に展開することによって閉込み画像化のための画像化続き部屋を構成する方法であって、前記壁は、一方の側から他方の側にバイオ閉込みをもたらす方法。
【請求項29】
前記閉込み壁を引っ込めることによって、前記画像化続き部屋を非バイオ閉込みの状態に再構成するステップをさらに含む、請求項28に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2010−505053(P2010−505053A)
【公表日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−530505(P2009−530505)
【出願日】平成19年8月28日(2007.8.28)
【国際出願番号】PCT/US2007/076973
【国際公開番号】WO2008/042532
【国際公開日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】