画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム、記録媒体
【課題】ユーザが実際に画像が形成された記録媒体をイメージしながら記録媒体のサイズ設定及び集約設定を行うことが可能な画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム、記録媒体を提供する。
【解決手段】MFP200は、記録媒体のサイズをユーザが設定する際に、MFP200において形成可能なサイズごとに、実サイズプレビューで画像を表示し、ユーザが集約設定する際に、MFP200において集約可能な画像の数ごとに、実サイズプレビューで画像を表示する。
【解決手段】MFP200は、記録媒体のサイズをユーザが設定する際に、MFP200において形成可能なサイズごとに、実サイズプレビューで画像を表示し、ユーザが集約設定する際に、MFP200において集約可能な画像の数ごとに、実サイズプレビューで画像を表示する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム、記録媒体に関し、特に、記録媒体に画像を形成した場合と同じ大きさで画像を表示する実サイズプレビューが可能な画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム、記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の画像形成装置は、操作部など表示装置の能力向上に伴い、画像形成装置内のハードディスクに蓄積されたデータや紙原稿をスキャンしたデータをプレビューする機能が搭載されてきている。こうしたプレビュー機能のひとつとして、印刷する画像に含まれる文字や図画を、用紙上に印刷した場合と同じ大きさで表示して確認する技術が考えられている。以降このようなプレビュー機能を「実サイズプレビュー」という。
【0003】
また、画像形成装置では、紙やトナーを節約する為に複数ページを単一ページ上にまとめて印刷する集約印刷を設定することが出来る。
【0004】
集約印刷を行うと、印刷された文字や図画の大きさが、原稿の文字や図画の大きさより小さくなるので、印刷後の文字や図画の大きさを確認する為に、実サイズプレビューを行いたいという要望がある。
【0005】
このような集約印刷における実サイズプレビューに関する先行技術として、集約印刷の際、小さくなる文字を実サイズプレビューで確認しながら集約の設定を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2010−272049号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記先行技術では小さくなる文字を実サイズプレビューで確認しながら集約設定を行うことが出来る一方で、予め設定された用紙サイズでのプレビューしか行えないものとなっている。
【0008】
従って上記先行技術では、ユーザは、集約設定が反映された実サイズプレビューを見ながら用紙サイズの設定を行うことができないという問題がある。
【0009】
本発明の目的は、実際に用紙上に印刷した場合の画像の大きさをユーザが確認しながら、記録媒体のサイズ設定や集約設定を行うことが可能な画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム、記録媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、請求項1の画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する形成手段と、ユーザに情報を表示する表示手段とを備え、画像を形成する記録媒体のサイズを設定可能であり、さらに2つ以上の画像を集約して1つの記録媒体に形成する集約設定が可能であり、前記記録媒体に画像を形成した場合と同じ大きさで前記表示手段に前記画像を表示する実サイズプレビューが可能な画像形成装置であって、前記記録媒体のサイズを前記ユーザが設定する際に、前記画像形成装置において形成可能なサイズごとに、前記実サイズプレビューで前記表示手段に前記画像を表示する第1実サイズプレビュー手段と、前記ユーザが集約設定する際に、前記画像形成装置において集約可能な画像の数ごとに、前記実サイズプレビューで前記表示手段に前記画像を表示する第2実サイズプレビュー手段とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、実際に用紙上に印刷した場合の画像の大きさをユーザが確認しながら、記録媒体のサイズ設定や集約設定を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
【図2】図1におけるコントロールユニットのソフトウェアの構成を示すブロック図である。
【図3】操作部にプレビューする場合の処理の概要を示す図である。
【図4】図1におけるCPUにより実行される印刷処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】図1におけるCPUにより実行される実サイズプレビュー処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】図1における操作部での実サイズプレビューにおける表示内容の遷移の様子を示す図である。
【図7】図1におけるCPUにより実行される変倍処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】図1におけるCPUにより実行される印刷サイズチェック処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】図1におけるCPUにより実行されるポスター印刷処理の手順を示すフローチャートである。
【図10】図1におけるCPUにより実行されるプレビュー表示チェック処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】図1におけるCPUにより実行される実サイズプレビュー表示箇所指定処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
【0014】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置(以下、「MFP」という)200の概略構成を示す図である。
【0015】
図1において、コントロールユニット100は、画像入力デバイスであるスキャナ101、及び画像出力デバイスであるプリンタエンジン102と接続し、画像データの読み取りやプリント出力のための制御を行う。なお、上記のように、本実施の形態では、画像を記録媒体に形成することを出力する、と表現することがある。また、記録媒体として用紙を用いるが、これに限らない。
【0016】
また、コントロールユニット100は、LAN140、及び公衆回線104と接続されている。そして、コントロールユニット100は、画像情報やデバイス情報をLAN140経由で入出力するための制御を行う。
【0017】
プリンタエンジン102は、デバイスI/F117によりコントロールユニット100に結合され、コントロールユニット100で生成された描画データを用紙に出力する処理を行う。スキャナ101は、デバイスI/F117によりコントロールユニット100に結合され、原稿を読み取ることで原稿を示すデータをコントロールユニット100に出力する。このプリンタエンジン102は、用紙に画像を形成する形成手段に対応する。
【0018】
CPU105はMFP200を制御するための中央処理装置である。RAM106は、CPU105が動作するためのシステムワークメモリであり、入力された画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。
【0019】
さらに、ROM107はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。
【0020】
HDD108はハードディスクドライブであり、各種処理のためのシステムソフトウェア及び入力された画像データ等を格納する。
【0021】
操作部I/F109は、画像データ等を表示可能な表示画面を有する操作部110に対するインタフェース部であり、この操作部110に対して操作画面データを出力する。
【0022】
また、操作部I/F109は、操作部110からユーザが入力した情報をCPU105に伝える。
【0023】
上述した操作部110は、ユーザからの操作が入力されるだけではなく、例えばタッチパネル式のディスプレイにより、ユーザに情報を表示する表示手段に対応する。その情報の1つに、画像のプレビューがある。本実施の形態では、実サイズプレビューが可能なMFPとなっている。
【0024】
この実サイズプレビューとは、対象画像を操作部110やPCモニター上でプレビューする際、出力される用紙上の当該対象画像のサイズと同じサイズでプレビューすることを意味する。
【0025】
つまり、実サイズプレビューでは、用紙に出力した画像とプレビュー画像を重ねると、全く同じ大きさで重なることとなる。ユーザは実サイズプレビューを行うことで、出力される印刷物のイメージをより容易に想像することが可能になる。また、本実施の形態に係るMFP200は、2つ以上の画像を集約して1つの用紙に形成する集約設定が可能となっている。
【0026】
ネットワークI/F111は、例えばLANカード等で実現され、LAN140に接続して外部装置との間で情報の入出力を行う。さらにまた、モデム112は公衆回線104に接続し、外部装置との間で情報の入出力を行う。以上のユニットは、システムバス113により互いに電気的に接続されている。
【0027】
イメージバスI/F114は、システムバス113と画像データを高速で転送する画像バス115とを接続するためのインタフェースであり、データ構造を変換するバスブリッジである。
【0028】
画像バス115上には、RIP116、デバイスI/F117、スキャナ画像処理部118、プリンタ画像処理部119、画像編集用画像処理部120、CMM130が接続される。
【0029】
RIP116(ラスタイメージプロセッサ)は、ページ記述言語(PDLデータ)コードや後述するベクトルデータをイメージに展開する。
【0030】
デバイスI/F117は、スキャナ101やプリンタエンジン102とコントロールユニット100とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
【0031】
また、スキャナ画像処理部118は、スキャナ101から入力した画像データに対して、補正、加工、編集等の各種処理を行う。
【0032】
プリンタ画像処理部119は、プリント出力する画像データに対して、プリンタエンジンに応じた補正、解像度変換等の処理を行う。
【0033】
画像編集用画像処理部120は、画像データの回転や、画像データの圧縮伸長処理等の各種画像処理を行う。
【0034】
CMM130(カラーマネジメントモジュール)は、画像データに対して、プロファイルやキャリブレーションデータに基づいた、色変換処理(色空間変換処理ともいう)を施す専用ハードウェアモジュールである。
【0035】
プロファイルとは、機器に依存した色空間で表現したカラー画像データを機器に依存しない色空間(例えばLabなど)に変換するための関数のような情報である。キャリブレーションデータとは、スキャナ101やプリンタエンジン102の色再現特性を修正するためのデータである。
【0036】
図2は、図1におけるコントロールユニット100のソフトウェアの構成を示すブロック図である。
【0037】
図2において、図1で説明したネットワークI/F111、及びプリンタエンジン102についての説明は省略する。
【0038】
プロトコル制御部301は、外部装置との通信を行うために、ネットワークプロトコルの解析等を行う。PDLデータ解析部302は、PDLデータを解析し、より処理しやすい形式のディスプレイリストに変換する手段である。PDLデータ解析部302において生成されたディスプレイリストはデータ描画部303に渡されて処理される。
【0039】
データ描画部303は上記ディスプレイリストをビットマップデータに展開するものであり、展開されたビットマップデータはページメモリ304に逐次描画されて行く。
【0040】
ページメモリ304は、RAM106に設けられ、レンダラが展開するビットマップデータを一時的に保持する領域である。パネル入出力制御部は操作部110からの入出力を制御するものである。
【0041】
ドキュメント記憶部306は、HDD108にデータファイルを記憶する。スキャン制御部307はスキャナ101から入力された画像データに対して、補正、加工、編集などの各種処理を行う。
【0042】
印刷制御部308は、ページメモリ304の内容をビデオ信号に変換処理し、プリンタエンジン102へ画像転送を行なう。
【0043】
図3は、操作部110にプレビューする場合の処理の概要を示す図である。
【0044】
図3において、スキャナ101やRIPから画像データが入力され(ステップS301)、コントロールユニット100の制御により、その画像データは、HDD108に記憶される(ステップS302)。
【0045】
操作部110では、ユーザの設定に応じ(ステップS303)、HDD108に記憶されているデータを選択し、プレビュー指示を行い(ステップS304)、プレビュー指示により生成されたプレビュー画像が表示される(ステップS307)。
【0046】
また、HDD108に記憶されているデータが選択され、印刷指示が行われる(ステップS308)。プレビュー指示や印刷指示を受けたコントロールユニット100は、HDD108にアクセスする。そして、選択されたデータを読み出し(ステップS305、309)、プレビュー画像を生成したり(ステップS306)、印刷画像を生成する(ステップS310)。
【0047】
生成された画像は、プレビューの場合は操作部110、印刷する場合はプリンタエンジン102へ出力される(ステップS311)。
【0048】
図4は、図1におけるCPU105により実行される印刷処理の手順を示すフローチャートである。
【0049】
図4において、まず、CPU105は、画像データを取得する(ステップS401)。取得される画像データは、紙原稿のスキャン画像データ、PDLがレンダリングされたRIP後の画像データ、FAX受信データ等である。
【0050】
次いで、CPU105は、取得されたデータのうち、HDD108に記憶する画像データを選択する(ステップS402)。画像データのHDD108への記憶が終わるまで上記処理は繰り返される。
【0051】
次いで、CPU105は、操作部110を介してユーザに入力された印刷する画像データの選択や印刷設定を受信する(ステップS403)。更に、ユーザにより指示されたプレビュー画像生成指示を受信する(ステップS404)。
【0052】
その後、CPU105は、プレビュー画像生成指示対象の画像データをHDD108から読み出し(ステップS405)、設定に応じてプレビュー画像を作成、編集する(ステップS406)。そして、生成されたプレビュー画像を操作部110に表示する(ステップS407)。
【0053】
次いで、CPU105は、ユーザにより印刷指示されたか否か判別する(ステップS408)。ステップS408の判別の結果、印刷指示がされていないとき(ステップS408でNO)、上記ステップS403に戻る。
【0054】
一方、印刷指示がされたとき(ステップS408でYES)、HDD108に記憶されている印刷対象の画像データを読み出す(ステップS409)。そして、印刷設定に応じて画像データを編集する(ステップS410)。そして、画像データを編集することにより得られた印刷画像をプリンタエンジン102に出力し(ステップS411)、本処理を終了する。
【0055】
図5は、図1におけるCPU105により実行される実サイズプレビュー処理の手順を示すフローチャートである。
【0056】
まずCPU105は、操作部110を用いたユーザの操作に基づいて、実サイズプレビューする画像データを選択する(ステップS501)。次いでCPU105は、ユーザによって集約設定が選択されたか否か判別する(ステップS502)。ステップS502の判別の結果、集約設定が選択されなかったとき(ステップS502でNO)、ステップS510に進む。
【0057】
一方、集約設定が選択されたとき(ステップS502でYES)、CPU105は、MFP200において実行可能な集約設定を確認する(ステップS503)。ここで、集約設定とは、複数ページ(Nページ)の画像を一ページに集約してレイアウトする設定であり、一般的にNin1レイアウトの設定と呼ばれている。そして、Nin1レイアウトを行う際のNの値は、2,4,6,8,9・・・等、装置によって異なる。S503では、CPU105が、自装置(MFP200)で実行可能な集約設定(Nin1のNの値)を確認し、それらを候補一覧として特定する。
【0058】
次いでCPU105は、用紙サイズがユーザによって設定されている否か判別する(ステップS504)。ステップS504の判別の結果、用紙サイズが設定されているとき(ステップS504でYES)、CPU105は、設定されている用紙サイズの値を特定し(ステップS505)、ステップS507に進む。
【0059】
一方、ステップS504の判別の結果、用紙サイズがユーザによって設定されていなかったとき(ステップS504でNO)、CPU105は、用紙サイズの設定値としてデフォルト値を特定する(ステップS506)。
【0060】
次いで、CPU105は、S505又はS506において特定された用紙サイズの値をもとにして、S503において特定した集約設定可能な候補一覧それぞれについて実サイズプレビューを表示する(ステップS507)。CPU105は、この実サイズプレビューにおいて集約設定がユーザによって選択されたか否か判別する(ステップS508)。ステップS508の判別の結果、集約設定が選択されなかったとき(ステップS508でNO)、ステップS510に進む。上記ステップS507の処理は、ユーザが集約設定に関して設定する際に、MFP200において可能な集約設定の数(Nin1のNの数)ごとに、実サイズプレビューで操作部110に画像を表示する第2実サイズプレビュー手段の一例である。
【0061】
一方、ステップS508の判別の結果、集約設定がユーザによって選択されたとき(ステップS508でYES)、選択された集約設定をRAM106に保持する(ステップS509)。
【0062】
次いで、CPU105は、用紙サイズの設定がユーザによって選択されたか否か判別する(ステップS510)。ステップS510の判別の結果、用紙サイズの設定が選択されなかったとき(ステップS510でNO)、ステップS518に進む。
【0063】
一方、用紙サイズの設定がユーザによって選択されたとき(ステップS510でYES)、MFP200において設定可能な用紙サイズを確認する(ステップS511)。ここでは、現在給紙部に用紙が存在する用紙サイズを確認してもよいし、用紙の有無は問わずにMFP200が対応している(使用可能な)用紙サイズを確認するようにしてもよい。
【0064】
次いで、CPU105は、集約設定がユーザによって設定されているか否か判別する(ステップS512)。ステップS512の判別の結果、集約設定が設定されているとき(ステップS512でYES)、CPU105は、設定されている集約設定の値を特定し(ステップS513)、ステップS515に進む。
【0065】
一方、ステップS512の判別の結果、集約設定がユーザによって設定されていなかったとき(ステップS512でNO)、CPU105は、集約設定に関する設定値としてデフォルト値を特定する(ステップS514)。一般的に集約設定に関するデフォルト値は1in1(即ち、集約設定を行わないもの)であるため、S514では、集約設定に関する設定値として集約設定を行わない旨が特定されることになる。
【0066】
次いで、CPU105は、S513又はS514によって特定された集約設定に関する設定値をもとにして、S511において確認した用紙サイズとして設定可能な候補一覧それぞれについて実サイズプレビューを表示する(ステップS515)。そして、CPU105は、この実サイズプレビューにおいて用紙サイズの設定が選択されたか否か判別する(ステップS516)。ステップS516の判別の結果、用紙サイズの設定が選択されなかったとき(ステップS516でNO)、ステップS518に進む。上記ステップS515の処理は、用紙のサイズをユーザが設定する際に、MFP200において形成可能なサイズごとに、実サイズプレビューで操作部110に画像を表示する第1実サイズプレビュー手段の一例である。
【0067】
一方、ステップS516の判別の結果、用紙サイズの設定が選択されたとき(ステップS516でYES)、CPU105は、選択された用紙サイズの設定内容をRAM106に保持する(ステップS517)。
【0068】
そして、CPU105は、設定がすべて終了したか否か判別し(ステップS518)、すべて終了したときには(ステップS518でYES)、本処理を終了し、終了していないときには(ステップS518でNO)、ステップS502に戻る。
【0069】
この実サイズプレビュー処理の手順は一例として集約設定と用紙サイズ設定の関係の説明を行うためのものである。従って、後述する変倍設定やポスター印刷設定のように、例えば用紙設定とポスター印刷設定、集約設定と変倍設定等、用紙出力時の画像の大きさに影響を与える各設定の組み合わせであれば、どのような設定に対しても適用可能である。
【0070】
図5の処理によれば、用紙のサイズをユーザが設定する際に、MFP200において形成可能なサイズごとに、実サイズプレビューで画像を表示する(ステップS515)。また、ユーザが集約設定する際に、MFP200において集約可能な画像の数ごとに、実サイズプレビューで画像を表示する(ステップS507)。その結果、ユーザが実際に画像が形成された用紙をイメージしながら用紙のサイズ設定及び集約設定を行うことが可能となる。
【0071】
図6は、図1における操作部110での実サイズプレビューにおける表示内容の遷移の様子を示す図である。
【0072】
図6において、画面601は、印刷やプレビューを行うデータを選択するUIであり、HDD108に記憶されている画像データの一覧が表示される。この表示内容は、図5のS501での表示内容に対応する。ここで、HDD108に記憶されている画像データが選択され、画面601の「プリントする」ボタンが押下されると、用紙設定画面602が表示される。
【0073】
用紙設定画面602において、用紙サイズを設定するための「A4」と表示されたボタンが押されると、実サイズプレビュー画面603が表示される。これは図5のS510での表示内容に対応する。
【0074】
実サイズプレビュー画面603では、設定可能な用紙サイズ毎に実サイズプレビューを列挙し、用紙サイズの選択が入力可能となっている。この時点では、集約設定がまだ行われていないので、表示された実サイズプレビューはデフォルトの集約設定である1in1となっている。これは図5のS515での表示内容に対応する。
【0075】
実サイズプレビュー画面603において、例えばA3の用紙サイズが選択され、「OK」が押下されると、用紙設定画面602に戻る。
【0076】
次に用紙設定画面602の「その他設定」ボタンが押下されると、詳細設定画面604が表示される。詳細設定画面604の「集約設定」ボタンが押下されると、集約設定画面605が表示される。
【0077】
集約設定画面605では、設定可能な集約設定毎に実サイズプレビューを列挙し、集約設定の選択が入力可能となっている。この時点では用紙サイズがA3と設定されているので、表示された実サイズプレビューはA3をベースに行われている。これは図5のS507での処理になる。
【0078】
ここで例えば2in1の用紙サイズが選択され、「OK」が押下されると、詳細設定画面604が表示される。詳細設定画面604の「閉じる」ボタンが押されると、再び用紙設定画面602が表示されると、先ほど集約設定画面605で設定された2in1の集約設定が反映された状態での用紙設定画面が表示される。
【0079】
図7は、図1におけるCPU105により実行される変倍処理の手順を示すフローチャートである。
【0080】
図7に示される変倍処理は、図5で説明した集約設定及び用紙サイズ設定のような設定に関する処理の1つである。従って、この変倍処理は、図5のステップS501、502の間、ステップS509、510の間、及びステップS517、518の間に挿入可能な処理である。
【0081】
図7において、CPU105は、ユーザによって変倍設定が選択されたか否か判別する(ステップS702)。ステップS702の判別の結果、変倍設定が選択されなかったとき(ステップS702でNO)、本処理を終了する。
【0082】
一方、変倍設定が選択されたとき(ステップS702でYES)、CPU105は、MFP200において設定可能な変倍設定の候補一覧を確認する(ステップS703)。
【0083】
次いで、CPU105は、変倍設定以外の設定が既に設定されているか否か判別する(ステップS704)。ステップS704の判別の結果、変倍設定以外の設定が設定されているとき(ステップS704でYES)、CPU105は、設定値として設定された値を選択し(ステップS705)、ステップS707に進む。
【0084】
一方、ステップS704の判別の結果、変倍設定以外の設定が設定されていなかったとき(ステップS704でNO)、CPU105は、設定値としてデフォルト値を選択する(ステップS706)。
【0085】
次いで、CPU105は、S705又はS706で選択された設定値をもとにして、S703で確認された設定可能な変倍設定それぞれに関して実サイズプレビューを表示する(ステップS707)。CPU105は、この実サイズプレビューにおいて変倍設定がユーザによって選択されたか否か判別する(ステップS708)。ステップS708の判別の結果、変倍設定が選択されなかったとき(ステップS708でNO)、本処理を終了する。
【0086】
一方、ステップS708の判別の結果、変倍設定が選択されたとき(ステップS708でYES)、選択された変倍設定をRAM106に保持し(ステップS709)、本処理を終了する。
【0087】
図8は、図1におけるCPU105により実行される印刷サイズチェック処理の手順を示すフローチャートである。
【0088】
図8の印刷サイズチェック処理は、図5のステップS511で実行するようにしてもよい。
【0089】
図8において、CPU105は、用紙サイズとして設定可能な候補一覧を確認する(ステップS802)。次いで、CPU105は、印刷不可サイズがあるか否か判別する(ステップS803)。この印刷不可サイズとは、例えばMFP200では印刷可能なサイズだが、用紙切れにより印刷できないなどの理由により印刷ができないサイズを示している。すなわち、用紙切れした用紙は、MFP200が画像を形成可能な用紙のうち、用紙が存在しないため実質的に画像を形成できない用紙である。
【0090】
ステップS803の判別の結果、印刷不可サイズがないとき(ステップS803でNO)、CPU105は、用紙サイズとして設定可能な用紙サイズそれぞれに対して実サイズプレビューを表示し(ステップS804)、本処理を終了する。
【0091】
一方、ステップS803の判別の結果、印刷不可サイズがあるとき(ステップS803でYES)、CPU105は、印刷不可サイズをRAM106に保持し(ステップS805)、印刷不可サイズは一覧に表示しない設定となっているか否か判別する(ステップS806)。
【0092】
ステップS806の判別の結果、印刷不可サイズは一覧に表示しない設定となっているとき(ステップS806でYES)、印刷可能なサイズのみ設定可能な候補一覧として、それらに対する実サイズプレビューを表示し(ステップS807)、本処理を終了する。
【0093】
一方、ステップS806の判別の結果、印刷不可サイズも一覧に表示する設定となっているとき(ステップS806でNO)、CPU105は、印刷不可サイズはグレーアウトや警告メッセージを表示する設定となっているか否か判別する(ステップS808)。
【0094】
ステップS808の判別の結果、印刷不可サイズはグレーアウトや警告メッセージを表示する設定となっているとき(ステップS808でYES)、ステップS809に進む。このステップでは、印刷不可サイズはグレーアウトや警告メッセージを表示する。一方、印刷可能なサイズは設定可能な候補一覧としてそれらに対する実サイズプレビューを表示し(ステップS809)、本処理を終了する。
【0095】
一方、ステップS808の判別の結果、印刷不可サイズはグレーアウトやメッセージを表示する設定となっていないとき(ステップS808でNO)、印刷不可サイズも含めてすべての用紙サイズに対して実サイズプレビューを表示する(ステップS810)。そして、本処理を終了する。
【0096】
図8の処理によれば、用紙切れなどにより、用紙が存在しないため実質的に画像を形成できない用紙が存在する場合は以下の処理がなされる。まず、1つ目の処理として、実質的に画像を形成できない用紙が存在することを示す情報を操作部110に表示する処理がある。また、2つ目の処理として、実サイズプレビューにおいて、画像を形成できない用紙に対応する実サイズプレビューをグレイアウトさせて表示するか、または画像を形成できない用紙に対応する実サイズプレビューを表示しない処理がある。
【0097】
図9は、図1におけるCPU105により実行されるポスター印刷処理の手順を示すフローチャートである。
【0098】
図9に示されるポスター印刷処理は、図5で説明した集約設定及び用紙サイズ設定のような設定に関する処理の1つである。従って、このポスター印刷処理は、図5のステップS501、502の間、ステップS509、510の間、及びステップS517、518の間に挿入可能な処理である。
【0099】
図9において、CPU105は、ユーザによってポスター印刷設定が選択されたか否か判別する(ステップS902)。ステップS902の判別の結果、ポスター印刷設定が選択されなかったとき(ステップS902でNO)、本処理を終了する。
【0100】
一方、ポスター印刷設定が選択されたとき(ステップS902でYES)、CPU105は、MFP200において設定可能なポスター印刷設定の候補一覧を確認する(ステップS903)。
【0101】
次いで、CPU105は、ポスター印刷設定以外の設定が既に設定されているか否か判別する(ステップS904)。ステップS904の判別の結果、ポスター印刷設定以外の設定が設定されているとき(ステップS904でYES)、CPU105は、設定値として設定された値を選択し(ステップS905)、ステップS907に進む。
【0102】
一方、ステップS904の判別の結果、ポスター印刷設定以外の設定が設定されていなかったとき(ステップS904でNO)、CPU105は、設定値としてデフォルト値を選択する(ステップS906)。
【0103】
次いで、CPU105は、S905又はS906で選択された設定値をもとにして、S903で確認されたポスター印刷設定可能な候補一覧それぞれに対して実サイズプレビューを表示する(ステップS907)。CPU105は、この実サイズプレビューにおいてポスター印刷設定が選択されたか否か判別する(ステップS908)。ステップS908の判別の結果、ポスター印刷設定が選択されなかったとき(ステップS908でNO)、本処理を終了する。
【0104】
一方、ステップS908の判別の結果、ポスター印刷設定が選択されたとき(ステップS908でYES)、選択されたポスター印刷設定をRAM106に保持し(ステップS909)、本処理を終了する。
【0105】
図10の処理によれば、実サイズプレビューにおいて、ポスター印刷が可能な用紙の実サイズプレビューをさらに表示することができる。
【0106】
図10は、図1におけるCPU105により実行されるプレビュー表示チェック処理の手順を示すフローチャートである。
【0107】
図10のプレビュー表示チェック処理は、図5のステップS507、515の実行前に行うようにしてもよい。
【0108】
図10において、CPU105は、実サイズプレビューを行う操作部110の表示能力を取得する(ステップS1002)。表示能力には表示可能領域サイズや解像度が含まれる。次いで、CPU105は、一覧表示を行う項目数とプレビュー領域のサイズとを取得する(ステップS1003)。
【0109】
そして、CPU105は、ステップS1002、1003で取得した内容をもとに、操作部110の表示能力に対し、実サイズプレビューの一覧数が妥当か否か判別する(ステップS1004)。
【0110】
ステップS1004の判別の結果、実サイズプレビューの一覧数が妥当のとき(ステップS1004でYES)、ステップS1006に進む。
【0111】
一方、ステップS1004の判別の結果、実サイズプレビューの一覧数が妥当ではないとき(ステップS1004でNO)、実サイズプレビューの一覧数を妥当な数に変更する(ステップS1005)。尚、妥当かどうかを判断するために用いられる、妥当な数に該当する値は、予めMFPにおいて保持されているものとする。
【0112】
次いで、CPU105は、操作部110の表示能力に対し、実サイズプレビューがリスト形式の方が相応しいか否か判別する(ステップS1006)。
【0113】
ステップS1006の判別の結果、実サイズプレビューがリスト形式の方が相応しくないとき(ステップS1006でNO)、本処理を終了する。
【0114】
一方、実サイズプレビューがリスト形式の方が相応しいとき(ステップS1006でYES)、CPU105は、実サイズプレビューを一覧からリスト形式に変更し(ステップS1007)、本処理を終了する。
【0115】
図10の処理によれば、実サイズプレビューにおいて、操作部110の表示サイズに応じて、表示する実サイズプレビューの数を変更することができる。さらに、実サイズプレビューの表示に代えて、リスト表示することができる。
【0116】
図11は、図1におけるCPU105により実行される実サイズプレビュー表示箇所指定処理の手順を示すフローチャートである。
【0117】
図11の実サイズプレビュー表示箇所指定処理は、図5のステップS507、515の実行前に行うようにしてもよい。
【0118】
図11において、CPU105は、実サイズプレビューの表示箇所がユーザによって指定されたか否か判別する(ステップS1102)。ステップS1102の判別の結果、実サイズプレビューの表示箇所が指定されたとき(ステップS1102でYES)、画像内の指定された任意の箇所を特定し、その箇所一覧表示に使用するようにして、本処理を終了する。
【0119】
一方、ステップS1102の判別の結果、実サイズプレビューの表示箇所が指定されないとき(ステップS1102でNO)、CPU105は、画像内の最小文字が含まれる箇所を指定するか否か判別する(ステップS1104)。
【0120】
ステップS1104の判別の結果、画像内の最小文字が含まれる箇所を指定するとき(ステップS1104でYES)、画像内の最小文字が含まれる箇所を指定し、その箇所一覧表示に使用するようにして、本処理を終了する。
【0121】
一方、ステップS1104の判別の結果、画像内の最小文字が含まれる箇所を指定しないとき(ステップS1104でNO)、デフォルトで指定された箇所を指定し、その箇所を一覧表示使用するようにして、本処理を終了する。
【0122】
図11の処理によれば、予め指定された画像の位置が表示されるように実サイズプレビューで表示するか、画像に含まれる文字のうち、最小文字が表示されるように実サイズプレビューで表示することができる。
【0123】
以上、実施形態を詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。例えば、スキャナ、プリンタ、PC、複写機、複合機及びファクシミリ装置の如くである。
【0124】
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又はコンピュータ読み取り可能な各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
【符号の説明】
【0125】
105 CPU
106 RAM
107 ROM
108 HDD
102 プリンタエンジン
110 操作部
200 画像形成装置
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム、記録媒体に関し、特に、記録媒体に画像を形成した場合と同じ大きさで画像を表示する実サイズプレビューが可能な画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム、記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の画像形成装置は、操作部など表示装置の能力向上に伴い、画像形成装置内のハードディスクに蓄積されたデータや紙原稿をスキャンしたデータをプレビューする機能が搭載されてきている。こうしたプレビュー機能のひとつとして、印刷する画像に含まれる文字や図画を、用紙上に印刷した場合と同じ大きさで表示して確認する技術が考えられている。以降このようなプレビュー機能を「実サイズプレビュー」という。
【0003】
また、画像形成装置では、紙やトナーを節約する為に複数ページを単一ページ上にまとめて印刷する集約印刷を設定することが出来る。
【0004】
集約印刷を行うと、印刷された文字や図画の大きさが、原稿の文字や図画の大きさより小さくなるので、印刷後の文字や図画の大きさを確認する為に、実サイズプレビューを行いたいという要望がある。
【0005】
このような集約印刷における実サイズプレビューに関する先行技術として、集約印刷の際、小さくなる文字を実サイズプレビューで確認しながら集約の設定を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2010−272049号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記先行技術では小さくなる文字を実サイズプレビューで確認しながら集約設定を行うことが出来る一方で、予め設定された用紙サイズでのプレビューしか行えないものとなっている。
【0008】
従って上記先行技術では、ユーザは、集約設定が反映された実サイズプレビューを見ながら用紙サイズの設定を行うことができないという問題がある。
【0009】
本発明の目的は、実際に用紙上に印刷した場合の画像の大きさをユーザが確認しながら、記録媒体のサイズ設定や集約設定を行うことが可能な画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム、記録媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、請求項1の画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する形成手段と、ユーザに情報を表示する表示手段とを備え、画像を形成する記録媒体のサイズを設定可能であり、さらに2つ以上の画像を集約して1つの記録媒体に形成する集約設定が可能であり、前記記録媒体に画像を形成した場合と同じ大きさで前記表示手段に前記画像を表示する実サイズプレビューが可能な画像形成装置であって、前記記録媒体のサイズを前記ユーザが設定する際に、前記画像形成装置において形成可能なサイズごとに、前記実サイズプレビューで前記表示手段に前記画像を表示する第1実サイズプレビュー手段と、前記ユーザが集約設定する際に、前記画像形成装置において集約可能な画像の数ごとに、前記実サイズプレビューで前記表示手段に前記画像を表示する第2実サイズプレビュー手段とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、実際に用紙上に印刷した場合の画像の大きさをユーザが確認しながら、記録媒体のサイズ設定や集約設定を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
【図2】図1におけるコントロールユニットのソフトウェアの構成を示すブロック図である。
【図3】操作部にプレビューする場合の処理の概要を示す図である。
【図4】図1におけるCPUにより実行される印刷処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】図1におけるCPUにより実行される実サイズプレビュー処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】図1における操作部での実サイズプレビューにおける表示内容の遷移の様子を示す図である。
【図7】図1におけるCPUにより実行される変倍処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】図1におけるCPUにより実行される印刷サイズチェック処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】図1におけるCPUにより実行されるポスター印刷処理の手順を示すフローチャートである。
【図10】図1におけるCPUにより実行されるプレビュー表示チェック処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】図1におけるCPUにより実行される実サイズプレビュー表示箇所指定処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
【0014】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置(以下、「MFP」という)200の概略構成を示す図である。
【0015】
図1において、コントロールユニット100は、画像入力デバイスであるスキャナ101、及び画像出力デバイスであるプリンタエンジン102と接続し、画像データの読み取りやプリント出力のための制御を行う。なお、上記のように、本実施の形態では、画像を記録媒体に形成することを出力する、と表現することがある。また、記録媒体として用紙を用いるが、これに限らない。
【0016】
また、コントロールユニット100は、LAN140、及び公衆回線104と接続されている。そして、コントロールユニット100は、画像情報やデバイス情報をLAN140経由で入出力するための制御を行う。
【0017】
プリンタエンジン102は、デバイスI/F117によりコントロールユニット100に結合され、コントロールユニット100で生成された描画データを用紙に出力する処理を行う。スキャナ101は、デバイスI/F117によりコントロールユニット100に結合され、原稿を読み取ることで原稿を示すデータをコントロールユニット100に出力する。このプリンタエンジン102は、用紙に画像を形成する形成手段に対応する。
【0018】
CPU105はMFP200を制御するための中央処理装置である。RAM106は、CPU105が動作するためのシステムワークメモリであり、入力された画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。
【0019】
さらに、ROM107はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。
【0020】
HDD108はハードディスクドライブであり、各種処理のためのシステムソフトウェア及び入力された画像データ等を格納する。
【0021】
操作部I/F109は、画像データ等を表示可能な表示画面を有する操作部110に対するインタフェース部であり、この操作部110に対して操作画面データを出力する。
【0022】
また、操作部I/F109は、操作部110からユーザが入力した情報をCPU105に伝える。
【0023】
上述した操作部110は、ユーザからの操作が入力されるだけではなく、例えばタッチパネル式のディスプレイにより、ユーザに情報を表示する表示手段に対応する。その情報の1つに、画像のプレビューがある。本実施の形態では、実サイズプレビューが可能なMFPとなっている。
【0024】
この実サイズプレビューとは、対象画像を操作部110やPCモニター上でプレビューする際、出力される用紙上の当該対象画像のサイズと同じサイズでプレビューすることを意味する。
【0025】
つまり、実サイズプレビューでは、用紙に出力した画像とプレビュー画像を重ねると、全く同じ大きさで重なることとなる。ユーザは実サイズプレビューを行うことで、出力される印刷物のイメージをより容易に想像することが可能になる。また、本実施の形態に係るMFP200は、2つ以上の画像を集約して1つの用紙に形成する集約設定が可能となっている。
【0026】
ネットワークI/F111は、例えばLANカード等で実現され、LAN140に接続して外部装置との間で情報の入出力を行う。さらにまた、モデム112は公衆回線104に接続し、外部装置との間で情報の入出力を行う。以上のユニットは、システムバス113により互いに電気的に接続されている。
【0027】
イメージバスI/F114は、システムバス113と画像データを高速で転送する画像バス115とを接続するためのインタフェースであり、データ構造を変換するバスブリッジである。
【0028】
画像バス115上には、RIP116、デバイスI/F117、スキャナ画像処理部118、プリンタ画像処理部119、画像編集用画像処理部120、CMM130が接続される。
【0029】
RIP116(ラスタイメージプロセッサ)は、ページ記述言語(PDLデータ)コードや後述するベクトルデータをイメージに展開する。
【0030】
デバイスI/F117は、スキャナ101やプリンタエンジン102とコントロールユニット100とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
【0031】
また、スキャナ画像処理部118は、スキャナ101から入力した画像データに対して、補正、加工、編集等の各種処理を行う。
【0032】
プリンタ画像処理部119は、プリント出力する画像データに対して、プリンタエンジンに応じた補正、解像度変換等の処理を行う。
【0033】
画像編集用画像処理部120は、画像データの回転や、画像データの圧縮伸長処理等の各種画像処理を行う。
【0034】
CMM130(カラーマネジメントモジュール)は、画像データに対して、プロファイルやキャリブレーションデータに基づいた、色変換処理(色空間変換処理ともいう)を施す専用ハードウェアモジュールである。
【0035】
プロファイルとは、機器に依存した色空間で表現したカラー画像データを機器に依存しない色空間(例えばLabなど)に変換するための関数のような情報である。キャリブレーションデータとは、スキャナ101やプリンタエンジン102の色再現特性を修正するためのデータである。
【0036】
図2は、図1におけるコントロールユニット100のソフトウェアの構成を示すブロック図である。
【0037】
図2において、図1で説明したネットワークI/F111、及びプリンタエンジン102についての説明は省略する。
【0038】
プロトコル制御部301は、外部装置との通信を行うために、ネットワークプロトコルの解析等を行う。PDLデータ解析部302は、PDLデータを解析し、より処理しやすい形式のディスプレイリストに変換する手段である。PDLデータ解析部302において生成されたディスプレイリストはデータ描画部303に渡されて処理される。
【0039】
データ描画部303は上記ディスプレイリストをビットマップデータに展開するものであり、展開されたビットマップデータはページメモリ304に逐次描画されて行く。
【0040】
ページメモリ304は、RAM106に設けられ、レンダラが展開するビットマップデータを一時的に保持する領域である。パネル入出力制御部は操作部110からの入出力を制御するものである。
【0041】
ドキュメント記憶部306は、HDD108にデータファイルを記憶する。スキャン制御部307はスキャナ101から入力された画像データに対して、補正、加工、編集などの各種処理を行う。
【0042】
印刷制御部308は、ページメモリ304の内容をビデオ信号に変換処理し、プリンタエンジン102へ画像転送を行なう。
【0043】
図3は、操作部110にプレビューする場合の処理の概要を示す図である。
【0044】
図3において、スキャナ101やRIPから画像データが入力され(ステップS301)、コントロールユニット100の制御により、その画像データは、HDD108に記憶される(ステップS302)。
【0045】
操作部110では、ユーザの設定に応じ(ステップS303)、HDD108に記憶されているデータを選択し、プレビュー指示を行い(ステップS304)、プレビュー指示により生成されたプレビュー画像が表示される(ステップS307)。
【0046】
また、HDD108に記憶されているデータが選択され、印刷指示が行われる(ステップS308)。プレビュー指示や印刷指示を受けたコントロールユニット100は、HDD108にアクセスする。そして、選択されたデータを読み出し(ステップS305、309)、プレビュー画像を生成したり(ステップS306)、印刷画像を生成する(ステップS310)。
【0047】
生成された画像は、プレビューの場合は操作部110、印刷する場合はプリンタエンジン102へ出力される(ステップS311)。
【0048】
図4は、図1におけるCPU105により実行される印刷処理の手順を示すフローチャートである。
【0049】
図4において、まず、CPU105は、画像データを取得する(ステップS401)。取得される画像データは、紙原稿のスキャン画像データ、PDLがレンダリングされたRIP後の画像データ、FAX受信データ等である。
【0050】
次いで、CPU105は、取得されたデータのうち、HDD108に記憶する画像データを選択する(ステップS402)。画像データのHDD108への記憶が終わるまで上記処理は繰り返される。
【0051】
次いで、CPU105は、操作部110を介してユーザに入力された印刷する画像データの選択や印刷設定を受信する(ステップS403)。更に、ユーザにより指示されたプレビュー画像生成指示を受信する(ステップS404)。
【0052】
その後、CPU105は、プレビュー画像生成指示対象の画像データをHDD108から読み出し(ステップS405)、設定に応じてプレビュー画像を作成、編集する(ステップS406)。そして、生成されたプレビュー画像を操作部110に表示する(ステップS407)。
【0053】
次いで、CPU105は、ユーザにより印刷指示されたか否か判別する(ステップS408)。ステップS408の判別の結果、印刷指示がされていないとき(ステップS408でNO)、上記ステップS403に戻る。
【0054】
一方、印刷指示がされたとき(ステップS408でYES)、HDD108に記憶されている印刷対象の画像データを読み出す(ステップS409)。そして、印刷設定に応じて画像データを編集する(ステップS410)。そして、画像データを編集することにより得られた印刷画像をプリンタエンジン102に出力し(ステップS411)、本処理を終了する。
【0055】
図5は、図1におけるCPU105により実行される実サイズプレビュー処理の手順を示すフローチャートである。
【0056】
まずCPU105は、操作部110を用いたユーザの操作に基づいて、実サイズプレビューする画像データを選択する(ステップS501)。次いでCPU105は、ユーザによって集約設定が選択されたか否か判別する(ステップS502)。ステップS502の判別の結果、集約設定が選択されなかったとき(ステップS502でNO)、ステップS510に進む。
【0057】
一方、集約設定が選択されたとき(ステップS502でYES)、CPU105は、MFP200において実行可能な集約設定を確認する(ステップS503)。ここで、集約設定とは、複数ページ(Nページ)の画像を一ページに集約してレイアウトする設定であり、一般的にNin1レイアウトの設定と呼ばれている。そして、Nin1レイアウトを行う際のNの値は、2,4,6,8,9・・・等、装置によって異なる。S503では、CPU105が、自装置(MFP200)で実行可能な集約設定(Nin1のNの値)を確認し、それらを候補一覧として特定する。
【0058】
次いでCPU105は、用紙サイズがユーザによって設定されている否か判別する(ステップS504)。ステップS504の判別の結果、用紙サイズが設定されているとき(ステップS504でYES)、CPU105は、設定されている用紙サイズの値を特定し(ステップS505)、ステップS507に進む。
【0059】
一方、ステップS504の判別の結果、用紙サイズがユーザによって設定されていなかったとき(ステップS504でNO)、CPU105は、用紙サイズの設定値としてデフォルト値を特定する(ステップS506)。
【0060】
次いで、CPU105は、S505又はS506において特定された用紙サイズの値をもとにして、S503において特定した集約設定可能な候補一覧それぞれについて実サイズプレビューを表示する(ステップS507)。CPU105は、この実サイズプレビューにおいて集約設定がユーザによって選択されたか否か判別する(ステップS508)。ステップS508の判別の結果、集約設定が選択されなかったとき(ステップS508でNO)、ステップS510に進む。上記ステップS507の処理は、ユーザが集約設定に関して設定する際に、MFP200において可能な集約設定の数(Nin1のNの数)ごとに、実サイズプレビューで操作部110に画像を表示する第2実サイズプレビュー手段の一例である。
【0061】
一方、ステップS508の判別の結果、集約設定がユーザによって選択されたとき(ステップS508でYES)、選択された集約設定をRAM106に保持する(ステップS509)。
【0062】
次いで、CPU105は、用紙サイズの設定がユーザによって選択されたか否か判別する(ステップS510)。ステップS510の判別の結果、用紙サイズの設定が選択されなかったとき(ステップS510でNO)、ステップS518に進む。
【0063】
一方、用紙サイズの設定がユーザによって選択されたとき(ステップS510でYES)、MFP200において設定可能な用紙サイズを確認する(ステップS511)。ここでは、現在給紙部に用紙が存在する用紙サイズを確認してもよいし、用紙の有無は問わずにMFP200が対応している(使用可能な)用紙サイズを確認するようにしてもよい。
【0064】
次いで、CPU105は、集約設定がユーザによって設定されているか否か判別する(ステップS512)。ステップS512の判別の結果、集約設定が設定されているとき(ステップS512でYES)、CPU105は、設定されている集約設定の値を特定し(ステップS513)、ステップS515に進む。
【0065】
一方、ステップS512の判別の結果、集約設定がユーザによって設定されていなかったとき(ステップS512でNO)、CPU105は、集約設定に関する設定値としてデフォルト値を特定する(ステップS514)。一般的に集約設定に関するデフォルト値は1in1(即ち、集約設定を行わないもの)であるため、S514では、集約設定に関する設定値として集約設定を行わない旨が特定されることになる。
【0066】
次いで、CPU105は、S513又はS514によって特定された集約設定に関する設定値をもとにして、S511において確認した用紙サイズとして設定可能な候補一覧それぞれについて実サイズプレビューを表示する(ステップS515)。そして、CPU105は、この実サイズプレビューにおいて用紙サイズの設定が選択されたか否か判別する(ステップS516)。ステップS516の判別の結果、用紙サイズの設定が選択されなかったとき(ステップS516でNO)、ステップS518に進む。上記ステップS515の処理は、用紙のサイズをユーザが設定する際に、MFP200において形成可能なサイズごとに、実サイズプレビューで操作部110に画像を表示する第1実サイズプレビュー手段の一例である。
【0067】
一方、ステップS516の判別の結果、用紙サイズの設定が選択されたとき(ステップS516でYES)、CPU105は、選択された用紙サイズの設定内容をRAM106に保持する(ステップS517)。
【0068】
そして、CPU105は、設定がすべて終了したか否か判別し(ステップS518)、すべて終了したときには(ステップS518でYES)、本処理を終了し、終了していないときには(ステップS518でNO)、ステップS502に戻る。
【0069】
この実サイズプレビュー処理の手順は一例として集約設定と用紙サイズ設定の関係の説明を行うためのものである。従って、後述する変倍設定やポスター印刷設定のように、例えば用紙設定とポスター印刷設定、集約設定と変倍設定等、用紙出力時の画像の大きさに影響を与える各設定の組み合わせであれば、どのような設定に対しても適用可能である。
【0070】
図5の処理によれば、用紙のサイズをユーザが設定する際に、MFP200において形成可能なサイズごとに、実サイズプレビューで画像を表示する(ステップS515)。また、ユーザが集約設定する際に、MFP200において集約可能な画像の数ごとに、実サイズプレビューで画像を表示する(ステップS507)。その結果、ユーザが実際に画像が形成された用紙をイメージしながら用紙のサイズ設定及び集約設定を行うことが可能となる。
【0071】
図6は、図1における操作部110での実サイズプレビューにおける表示内容の遷移の様子を示す図である。
【0072】
図6において、画面601は、印刷やプレビューを行うデータを選択するUIであり、HDD108に記憶されている画像データの一覧が表示される。この表示内容は、図5のS501での表示内容に対応する。ここで、HDD108に記憶されている画像データが選択され、画面601の「プリントする」ボタンが押下されると、用紙設定画面602が表示される。
【0073】
用紙設定画面602において、用紙サイズを設定するための「A4」と表示されたボタンが押されると、実サイズプレビュー画面603が表示される。これは図5のS510での表示内容に対応する。
【0074】
実サイズプレビュー画面603では、設定可能な用紙サイズ毎に実サイズプレビューを列挙し、用紙サイズの選択が入力可能となっている。この時点では、集約設定がまだ行われていないので、表示された実サイズプレビューはデフォルトの集約設定である1in1となっている。これは図5のS515での表示内容に対応する。
【0075】
実サイズプレビュー画面603において、例えばA3の用紙サイズが選択され、「OK」が押下されると、用紙設定画面602に戻る。
【0076】
次に用紙設定画面602の「その他設定」ボタンが押下されると、詳細設定画面604が表示される。詳細設定画面604の「集約設定」ボタンが押下されると、集約設定画面605が表示される。
【0077】
集約設定画面605では、設定可能な集約設定毎に実サイズプレビューを列挙し、集約設定の選択が入力可能となっている。この時点では用紙サイズがA3と設定されているので、表示された実サイズプレビューはA3をベースに行われている。これは図5のS507での処理になる。
【0078】
ここで例えば2in1の用紙サイズが選択され、「OK」が押下されると、詳細設定画面604が表示される。詳細設定画面604の「閉じる」ボタンが押されると、再び用紙設定画面602が表示されると、先ほど集約設定画面605で設定された2in1の集約設定が反映された状態での用紙設定画面が表示される。
【0079】
図7は、図1におけるCPU105により実行される変倍処理の手順を示すフローチャートである。
【0080】
図7に示される変倍処理は、図5で説明した集約設定及び用紙サイズ設定のような設定に関する処理の1つである。従って、この変倍処理は、図5のステップS501、502の間、ステップS509、510の間、及びステップS517、518の間に挿入可能な処理である。
【0081】
図7において、CPU105は、ユーザによって変倍設定が選択されたか否か判別する(ステップS702)。ステップS702の判別の結果、変倍設定が選択されなかったとき(ステップS702でNO)、本処理を終了する。
【0082】
一方、変倍設定が選択されたとき(ステップS702でYES)、CPU105は、MFP200において設定可能な変倍設定の候補一覧を確認する(ステップS703)。
【0083】
次いで、CPU105は、変倍設定以外の設定が既に設定されているか否か判別する(ステップS704)。ステップS704の判別の結果、変倍設定以外の設定が設定されているとき(ステップS704でYES)、CPU105は、設定値として設定された値を選択し(ステップS705)、ステップS707に進む。
【0084】
一方、ステップS704の判別の結果、変倍設定以外の設定が設定されていなかったとき(ステップS704でNO)、CPU105は、設定値としてデフォルト値を選択する(ステップS706)。
【0085】
次いで、CPU105は、S705又はS706で選択された設定値をもとにして、S703で確認された設定可能な変倍設定それぞれに関して実サイズプレビューを表示する(ステップS707)。CPU105は、この実サイズプレビューにおいて変倍設定がユーザによって選択されたか否か判別する(ステップS708)。ステップS708の判別の結果、変倍設定が選択されなかったとき(ステップS708でNO)、本処理を終了する。
【0086】
一方、ステップS708の判別の結果、変倍設定が選択されたとき(ステップS708でYES)、選択された変倍設定をRAM106に保持し(ステップS709)、本処理を終了する。
【0087】
図8は、図1におけるCPU105により実行される印刷サイズチェック処理の手順を示すフローチャートである。
【0088】
図8の印刷サイズチェック処理は、図5のステップS511で実行するようにしてもよい。
【0089】
図8において、CPU105は、用紙サイズとして設定可能な候補一覧を確認する(ステップS802)。次いで、CPU105は、印刷不可サイズがあるか否か判別する(ステップS803)。この印刷不可サイズとは、例えばMFP200では印刷可能なサイズだが、用紙切れにより印刷できないなどの理由により印刷ができないサイズを示している。すなわち、用紙切れした用紙は、MFP200が画像を形成可能な用紙のうち、用紙が存在しないため実質的に画像を形成できない用紙である。
【0090】
ステップS803の判別の結果、印刷不可サイズがないとき(ステップS803でNO)、CPU105は、用紙サイズとして設定可能な用紙サイズそれぞれに対して実サイズプレビューを表示し(ステップS804)、本処理を終了する。
【0091】
一方、ステップS803の判別の結果、印刷不可サイズがあるとき(ステップS803でYES)、CPU105は、印刷不可サイズをRAM106に保持し(ステップS805)、印刷不可サイズは一覧に表示しない設定となっているか否か判別する(ステップS806)。
【0092】
ステップS806の判別の結果、印刷不可サイズは一覧に表示しない設定となっているとき(ステップS806でYES)、印刷可能なサイズのみ設定可能な候補一覧として、それらに対する実サイズプレビューを表示し(ステップS807)、本処理を終了する。
【0093】
一方、ステップS806の判別の結果、印刷不可サイズも一覧に表示する設定となっているとき(ステップS806でNO)、CPU105は、印刷不可サイズはグレーアウトや警告メッセージを表示する設定となっているか否か判別する(ステップS808)。
【0094】
ステップS808の判別の結果、印刷不可サイズはグレーアウトや警告メッセージを表示する設定となっているとき(ステップS808でYES)、ステップS809に進む。このステップでは、印刷不可サイズはグレーアウトや警告メッセージを表示する。一方、印刷可能なサイズは設定可能な候補一覧としてそれらに対する実サイズプレビューを表示し(ステップS809)、本処理を終了する。
【0095】
一方、ステップS808の判別の結果、印刷不可サイズはグレーアウトやメッセージを表示する設定となっていないとき(ステップS808でNO)、印刷不可サイズも含めてすべての用紙サイズに対して実サイズプレビューを表示する(ステップS810)。そして、本処理を終了する。
【0096】
図8の処理によれば、用紙切れなどにより、用紙が存在しないため実質的に画像を形成できない用紙が存在する場合は以下の処理がなされる。まず、1つ目の処理として、実質的に画像を形成できない用紙が存在することを示す情報を操作部110に表示する処理がある。また、2つ目の処理として、実サイズプレビューにおいて、画像を形成できない用紙に対応する実サイズプレビューをグレイアウトさせて表示するか、または画像を形成できない用紙に対応する実サイズプレビューを表示しない処理がある。
【0097】
図9は、図1におけるCPU105により実行されるポスター印刷処理の手順を示すフローチャートである。
【0098】
図9に示されるポスター印刷処理は、図5で説明した集約設定及び用紙サイズ設定のような設定に関する処理の1つである。従って、このポスター印刷処理は、図5のステップS501、502の間、ステップS509、510の間、及びステップS517、518の間に挿入可能な処理である。
【0099】
図9において、CPU105は、ユーザによってポスター印刷設定が選択されたか否か判別する(ステップS902)。ステップS902の判別の結果、ポスター印刷設定が選択されなかったとき(ステップS902でNO)、本処理を終了する。
【0100】
一方、ポスター印刷設定が選択されたとき(ステップS902でYES)、CPU105は、MFP200において設定可能なポスター印刷設定の候補一覧を確認する(ステップS903)。
【0101】
次いで、CPU105は、ポスター印刷設定以外の設定が既に設定されているか否か判別する(ステップS904)。ステップS904の判別の結果、ポスター印刷設定以外の設定が設定されているとき(ステップS904でYES)、CPU105は、設定値として設定された値を選択し(ステップS905)、ステップS907に進む。
【0102】
一方、ステップS904の判別の結果、ポスター印刷設定以外の設定が設定されていなかったとき(ステップS904でNO)、CPU105は、設定値としてデフォルト値を選択する(ステップS906)。
【0103】
次いで、CPU105は、S905又はS906で選択された設定値をもとにして、S903で確認されたポスター印刷設定可能な候補一覧それぞれに対して実サイズプレビューを表示する(ステップS907)。CPU105は、この実サイズプレビューにおいてポスター印刷設定が選択されたか否か判別する(ステップS908)。ステップS908の判別の結果、ポスター印刷設定が選択されなかったとき(ステップS908でNO)、本処理を終了する。
【0104】
一方、ステップS908の判別の結果、ポスター印刷設定が選択されたとき(ステップS908でYES)、選択されたポスター印刷設定をRAM106に保持し(ステップS909)、本処理を終了する。
【0105】
図10の処理によれば、実サイズプレビューにおいて、ポスター印刷が可能な用紙の実サイズプレビューをさらに表示することができる。
【0106】
図10は、図1におけるCPU105により実行されるプレビュー表示チェック処理の手順を示すフローチャートである。
【0107】
図10のプレビュー表示チェック処理は、図5のステップS507、515の実行前に行うようにしてもよい。
【0108】
図10において、CPU105は、実サイズプレビューを行う操作部110の表示能力を取得する(ステップS1002)。表示能力には表示可能領域サイズや解像度が含まれる。次いで、CPU105は、一覧表示を行う項目数とプレビュー領域のサイズとを取得する(ステップS1003)。
【0109】
そして、CPU105は、ステップS1002、1003で取得した内容をもとに、操作部110の表示能力に対し、実サイズプレビューの一覧数が妥当か否か判別する(ステップS1004)。
【0110】
ステップS1004の判別の結果、実サイズプレビューの一覧数が妥当のとき(ステップS1004でYES)、ステップS1006に進む。
【0111】
一方、ステップS1004の判別の結果、実サイズプレビューの一覧数が妥当ではないとき(ステップS1004でNO)、実サイズプレビューの一覧数を妥当な数に変更する(ステップS1005)。尚、妥当かどうかを判断するために用いられる、妥当な数に該当する値は、予めMFPにおいて保持されているものとする。
【0112】
次いで、CPU105は、操作部110の表示能力に対し、実サイズプレビューがリスト形式の方が相応しいか否か判別する(ステップS1006)。
【0113】
ステップS1006の判別の結果、実サイズプレビューがリスト形式の方が相応しくないとき(ステップS1006でNO)、本処理を終了する。
【0114】
一方、実サイズプレビューがリスト形式の方が相応しいとき(ステップS1006でYES)、CPU105は、実サイズプレビューを一覧からリスト形式に変更し(ステップS1007)、本処理を終了する。
【0115】
図10の処理によれば、実サイズプレビューにおいて、操作部110の表示サイズに応じて、表示する実サイズプレビューの数を変更することができる。さらに、実サイズプレビューの表示に代えて、リスト表示することができる。
【0116】
図11は、図1におけるCPU105により実行される実サイズプレビュー表示箇所指定処理の手順を示すフローチャートである。
【0117】
図11の実サイズプレビュー表示箇所指定処理は、図5のステップS507、515の実行前に行うようにしてもよい。
【0118】
図11において、CPU105は、実サイズプレビューの表示箇所がユーザによって指定されたか否か判別する(ステップS1102)。ステップS1102の判別の結果、実サイズプレビューの表示箇所が指定されたとき(ステップS1102でYES)、画像内の指定された任意の箇所を特定し、その箇所一覧表示に使用するようにして、本処理を終了する。
【0119】
一方、ステップS1102の判別の結果、実サイズプレビューの表示箇所が指定されないとき(ステップS1102でNO)、CPU105は、画像内の最小文字が含まれる箇所を指定するか否か判別する(ステップS1104)。
【0120】
ステップS1104の判別の結果、画像内の最小文字が含まれる箇所を指定するとき(ステップS1104でYES)、画像内の最小文字が含まれる箇所を指定し、その箇所一覧表示に使用するようにして、本処理を終了する。
【0121】
一方、ステップS1104の判別の結果、画像内の最小文字が含まれる箇所を指定しないとき(ステップS1104でNO)、デフォルトで指定された箇所を指定し、その箇所を一覧表示使用するようにして、本処理を終了する。
【0122】
図11の処理によれば、予め指定された画像の位置が表示されるように実サイズプレビューで表示するか、画像に含まれる文字のうち、最小文字が表示されるように実サイズプレビューで表示することができる。
【0123】
以上、実施形態を詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。例えば、スキャナ、プリンタ、PC、複写機、複合機及びファクシミリ装置の如くである。
【0124】
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又はコンピュータ読み取り可能な各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
【符号の説明】
【0125】
105 CPU
106 RAM
107 ROM
108 HDD
102 プリンタエンジン
110 操作部
200 画像形成装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体に画像を形成する形成手段と、ユーザに情報を表示する表示手段とを備え、画像を形成する記録媒体のサイズを設定可能であり、さらに2つ以上の画像を集約して1つの記録媒体に形成する集約設定が可能であり、前記記録媒体に画像を形成した場合と同じ大きさで前記表示手段に前記画像を表示する実サイズプレビューが可能な画像形成装置であって、
前記記録媒体のサイズを前記ユーザが設定する際に、前記画像形成装置において形成可能なサイズごとに、前記実サイズプレビューで前記表示手段に前記画像を表示する第1実サイズプレビュー手段と、
前記ユーザが集約設定する際に、前記画像形成装置において集約可能な画像の数ごとに、前記実サイズプレビューで前記表示手段に前記画像を表示する第2実サイズプレビュー手段と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記画像形成装置が画像を形成可能な記録媒体のうち、記録媒体が存在しないため画像を形成できない記録媒体が存在する場合は、前記画像を形成できない記録媒体が存在することを示す情報を前記表示手段に表示するか、前記第1実サイズプレビュー手段、及び第2実サイズプレビュー手段において、画像を形成できない記録媒体に対応する実サイズプレビューをグレイアウトさせて表示するか、または画像を形成できない記録媒体に対応する実サイズプレビューを表示しないことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1実サイズプレビュー手段、及び第2実サイズプレビュー手段において、ポスター印刷が可能な記録媒体の実サイズプレビューをさらに表示する請求項1又は2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1実サイズプレビュー手段、及び第2実サイズプレビュー手段において、前記表示手段の表示サイズに応じて、表示する前記実サイズプレビューの数を変更することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第1実サイズプレビュー手段、及び第2実サイズプレビュー手段において、前記実サイズプレビューの表示に代えて、リスト表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第1実サイズプレビュー手段、及び第2実サイズプレビュー手段において、予め指定された画像の位置が表示されるように前記実サイズプレビューで表示するか、前記画像に含まれる文字のうち、最小文字が表示されるように前記実サイズプレビューで表示することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
記録媒体に画像を形成する形成手段と、ユーザに情報を表示する表示手段とを備え、画像を形成する記録媒体のサイズを設定可能であり、さらに2つ以上の画像を集約して1つの記録媒体に形成する集約設定が可能であり、前記記録媒体に画像を形成した場合と同じ大きさで前記表示手段に前記画像を表示する実サイズプレビューが可能な画像形成装置の制御方法であって、
前記記録媒体のサイズを前記ユーザが設定する際に、前記画像形成装置において形成可能なサイズごとに、前記実サイズプレビューで前記表示手段に前記画像を表示する第1実サイズプレビューステップと、
前記ユーザが集約設定する際に、前記画像形成装置において集約可能な画像の数ごとに、前記実サイズプレビューで前記表示手段に前記画像を表示する第2実サイズプレビューステップと
を備えたことを特徴とする制御方法。
【請求項8】
前記画像形成装置が画像を形成可能な記録媒体のうち、記録媒体が存在しないため画像を形成できない記録媒体が存在する場合は、前記画像を形成できない記録媒体が存在することを示す情報を前記表示手段に表示するか、前記第1実サイズプレビューステップ、及び第2実サイズプレビューステップにおいて、画像を形成できない記録媒体に対応する実サイズプレビューをグレイアウトさせて表示するか、または画像を形成できない記録媒体に対応する実サイズプレビューを表示しないことを特徴とする請求項7記載の制御方法。
【請求項9】
前記第1実サイズプレビューステップ、及び第2実サイズプレビューステップにおいて、ポスター印刷が可能な記録媒体の実サイズプレビューをさらに表示する請求項7又は8記載の制御方法。
【請求項10】
前記第1実サイズプレビューステップ、及び第2実サイズプレビューステップにおいて、前記表示手段の表示サイズに応じて、表示する前記実サイズプレビューの数を変更することを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の制御方法。
【請求項11】
前記第1実サイズプレビューステップ、及び第2実サイズプレビューステップにおいて、前記実サイズプレビューの表示に代えて、リスト表示することを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の制御方法。
【請求項12】
前記第1実サイズプレビューステップ、及び第2実サイズプレビューステップにおいて、予め指定された画像の位置が表示されるように前記実サイズプレビューで表示するか、前記画像に含まれる文字のうち、最小文字が表示されるように前記実サイズプレビューで表示することを特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に記載の制御方法。
【請求項13】
記録媒体に画像を形成する形成手段と、ユーザに情報を表示する表示手段とを備え、画像を形成する記録媒体のサイズを設定可能であり、さらに2つ以上の画像を集約して1つの記録媒体に形成する集約設定が可能であり、前記記録媒体に画像を形成した場合と同じ大きさで前記表示手段に前記画像を表示する実サイズプレビューが可能な画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記制御方法は、
前記記録媒体のサイズを前記ユーザが設定する際に、前記画像形成装置において形成可能なサイズごとに、前記実サイズプレビューで前記表示手段に前記画像を表示する第1実サイズプレビューステップと、
前記ユーザが集約設定する際に、前記画像形成装置において集約可能な画像の数ごとに、前記実サイズプレビューで前記表示手段に前記画像を表示する第2実サイズプレビューステップと
を備えたことを特徴とするプログラム。
【請求項14】
請求項請求項13に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項1】
記録媒体に画像を形成する形成手段と、ユーザに情報を表示する表示手段とを備え、画像を形成する記録媒体のサイズを設定可能であり、さらに2つ以上の画像を集約して1つの記録媒体に形成する集約設定が可能であり、前記記録媒体に画像を形成した場合と同じ大きさで前記表示手段に前記画像を表示する実サイズプレビューが可能な画像形成装置であって、
前記記録媒体のサイズを前記ユーザが設定する際に、前記画像形成装置において形成可能なサイズごとに、前記実サイズプレビューで前記表示手段に前記画像を表示する第1実サイズプレビュー手段と、
前記ユーザが集約設定する際に、前記画像形成装置において集約可能な画像の数ごとに、前記実サイズプレビューで前記表示手段に前記画像を表示する第2実サイズプレビュー手段と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記画像形成装置が画像を形成可能な記録媒体のうち、記録媒体が存在しないため画像を形成できない記録媒体が存在する場合は、前記画像を形成できない記録媒体が存在することを示す情報を前記表示手段に表示するか、前記第1実サイズプレビュー手段、及び第2実サイズプレビュー手段において、画像を形成できない記録媒体に対応する実サイズプレビューをグレイアウトさせて表示するか、または画像を形成できない記録媒体に対応する実サイズプレビューを表示しないことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1実サイズプレビュー手段、及び第2実サイズプレビュー手段において、ポスター印刷が可能な記録媒体の実サイズプレビューをさらに表示する請求項1又は2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1実サイズプレビュー手段、及び第2実サイズプレビュー手段において、前記表示手段の表示サイズに応じて、表示する前記実サイズプレビューの数を変更することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第1実サイズプレビュー手段、及び第2実サイズプレビュー手段において、前記実サイズプレビューの表示に代えて、リスト表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第1実サイズプレビュー手段、及び第2実サイズプレビュー手段において、予め指定された画像の位置が表示されるように前記実サイズプレビューで表示するか、前記画像に含まれる文字のうち、最小文字が表示されるように前記実サイズプレビューで表示することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
記録媒体に画像を形成する形成手段と、ユーザに情報を表示する表示手段とを備え、画像を形成する記録媒体のサイズを設定可能であり、さらに2つ以上の画像を集約して1つの記録媒体に形成する集約設定が可能であり、前記記録媒体に画像を形成した場合と同じ大きさで前記表示手段に前記画像を表示する実サイズプレビューが可能な画像形成装置の制御方法であって、
前記記録媒体のサイズを前記ユーザが設定する際に、前記画像形成装置において形成可能なサイズごとに、前記実サイズプレビューで前記表示手段に前記画像を表示する第1実サイズプレビューステップと、
前記ユーザが集約設定する際に、前記画像形成装置において集約可能な画像の数ごとに、前記実サイズプレビューで前記表示手段に前記画像を表示する第2実サイズプレビューステップと
を備えたことを特徴とする制御方法。
【請求項8】
前記画像形成装置が画像を形成可能な記録媒体のうち、記録媒体が存在しないため画像を形成できない記録媒体が存在する場合は、前記画像を形成できない記録媒体が存在することを示す情報を前記表示手段に表示するか、前記第1実サイズプレビューステップ、及び第2実サイズプレビューステップにおいて、画像を形成できない記録媒体に対応する実サイズプレビューをグレイアウトさせて表示するか、または画像を形成できない記録媒体に対応する実サイズプレビューを表示しないことを特徴とする請求項7記載の制御方法。
【請求項9】
前記第1実サイズプレビューステップ、及び第2実サイズプレビューステップにおいて、ポスター印刷が可能な記録媒体の実サイズプレビューをさらに表示する請求項7又は8記載の制御方法。
【請求項10】
前記第1実サイズプレビューステップ、及び第2実サイズプレビューステップにおいて、前記表示手段の表示サイズに応じて、表示する前記実サイズプレビューの数を変更することを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の制御方法。
【請求項11】
前記第1実サイズプレビューステップ、及び第2実サイズプレビューステップにおいて、前記実サイズプレビューの表示に代えて、リスト表示することを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の制御方法。
【請求項12】
前記第1実サイズプレビューステップ、及び第2実サイズプレビューステップにおいて、予め指定された画像の位置が表示されるように前記実サイズプレビューで表示するか、前記画像に含まれる文字のうち、最小文字が表示されるように前記実サイズプレビューで表示することを特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に記載の制御方法。
【請求項13】
記録媒体に画像を形成する形成手段と、ユーザに情報を表示する表示手段とを備え、画像を形成する記録媒体のサイズを設定可能であり、さらに2つ以上の画像を集約して1つの記録媒体に形成する集約設定が可能であり、前記記録媒体に画像を形成した場合と同じ大きさで前記表示手段に前記画像を表示する実サイズプレビューが可能な画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記制御方法は、
前記記録媒体のサイズを前記ユーザが設定する際に、前記画像形成装置において形成可能なサイズごとに、前記実サイズプレビューで前記表示手段に前記画像を表示する第1実サイズプレビューステップと、
前記ユーザが集約設定する際に、前記画像形成装置において集約可能な画像の数ごとに、前記実サイズプレビューで前記表示手段に前記画像を表示する第2実サイズプレビューステップと
を備えたことを特徴とするプログラム。
【請求項14】
請求項請求項13に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2013−56472(P2013−56472A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−196150(P2011−196150)
【出願日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
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