説明

画像形成装置

【課題】 エンコーダ等の部品を追加することなく原稿長さの検知精度を高めることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 原稿Gを載置する載置台6と、原稿Gを給紙する原稿送りローラ7と、原稿Gの曲がりを修正するレジストローラ9と、原稿Gを検知する検知手段10と、を有する自動原稿送り装置5と、レジストローラ9によって搬送される原稿Gの長さを算出する原稿長算出手段31と、原稿長算出手段31によって算出された原稿長を、所定の計算式で修正する原稿長修正手段33と、原稿長修正手段33で使用する計算式を記憶する記憶手段34と、を有することを特徴としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は原稿送り装置による原稿長の検知精度を高めた画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
複写機等の画像形成装置には、複数枚の原稿を載置して画像読取装置に1枚ずつ搬送する、自動原稿送り装置を有しているものがある。自動原稿送り装置は、サイズの異なる原稿をまとめて載置した場合でも、1枚ずつ搬送することができるようになっている。
【0003】
複数のサイズが混在した原稿を載置した場合、画像形成する用紙のサイズを原稿サイズに合わせるために、搬送時に原稿サイズを判定する必要がある。判定方法としては、レジストローラとその上流側に設けられた原稿検知センサ等の検知手段を使用して、次のような手順で行う。
【0004】
原稿がレジストローラに突き当たりレジストローラが駆動を開始してから、原稿検知センサが原稿の後端を検知するまでの、駆動モータの駆動パルスをカウントする。駆動モータはレジストローラを駆動する駆動装置であり、1つのパルスで原稿が搬送される距離は一定であるため、パルス数から原稿の移動距離が算出できる。そして、算出した値に、レジストローラのニップ点から原稿検知センサまでの長さを足すことで、原稿の長さが算出される。算出された原稿の長さから原稿のサイズが判定できる。
【0005】
しかし、このような構成では次のような誤差が考慮されない。すなわち、レジストローラが原稿の表面で空回りをする紙すべりが起こり、パルス数と実際の長さに誤差が出る場合。駆動モータからレジストローラへ動力を伝達する歯車等のガタにより、駆動モータの駆動開始から実際にレジストローラが回転するまでに生じる時間差によって発生する誤差。レジストローラのローラ径が設計値通りではないために発生する誤差、及びレジストローラや原稿検知センサの取付け位置の誤差等である。これらの誤差が修正されないため、正確な原稿長を測定することができない場合がある。
【0006】
このような問題点を解決するものとして、従動ローラにエンコーダをつけて従動ローラの回転数を読み取ることで原稿長さを測定するものがある(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平6−130762号公報(図2、段落0011以降)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1のような構成ではエンコーダ等の部品を追加することになるため、画像形成装置本体の高コスト化を招く。
【0008】
そこで、本発明はエンコーダ等の部品を追加することなく原稿長さの検知精度を高めることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、原稿を載置する載置台と、前記原稿を給紙する原稿送りローラと、前記原稿の曲がりを修正するレジストローラと、前記原稿を検知する検知手段と、を有する自動原稿送り装置と、前記レジストローラによって搬送される原稿の長さを算出する原稿長算出手段と、該原稿長算出手段によって算出された原稿長を、所定の計算式で修正する原稿長修正手段と、該原稿長修正手段で使用する計算式を記憶する記憶手段と、を有することを特徴としている。
【0010】
請求項2記載の画像形成装置は、前記原稿長算出手段は、前記レジストローラの駆動パルスを基に原稿長を算出することを特徴としている。
【0011】
請求項3記載の画像形成装置は、前記原稿長修正手段は、前記原稿長算出手段が算出した原稿長を、1次式によって修正することを特徴としている。
【0012】
請求項4記載の画像形成装置は、前記画像形成装置は、前期原稿長修正手段が使用する計算式を設定する設定手段を有することを特徴としている。
【発明の効果】
【0013】
請求項1記載の画像形成装置は、自動原稿送り装置・原稿長算出手段・原稿長修正手段及び記憶手段を有している。さらに自動原稿送り装置は、載置台・原稿送りローラ・レジストローラ・駆動源及び検知手段を有している。載置台に載置された原稿は、原稿送りローラによってレジストローラへ給紙される。検知手段は原稿送りローラとレジストローラとの間にあり、原稿を検知してから所定の時間後に駆動源によってレジストローラが駆動する。原稿長算出手段は搬送されている原稿の原稿長を算出する。算出された原稿長は原稿長修正手段が記憶手段から呼び出した計算式によって誤差が修正されて、現実の原稿長と一致するようになる。このような構成であるため、エンコーダ等の部品を追加することなく高い精度で原稿の長さを検知することが可能となる。
【0014】
請求項2記載の画像形成装置は、原稿長算出手段はレジストローラが駆動源によって駆動開始してから検知手段が原稿を検知しなくなるまでのパルスをカウントし、そのカウント数を基に原稿長を算出する。これにより、精度の高い原稿長さの検知が安価でできるようになる。
【0015】
請求項3記載の画像形成装置は、原稿長修正手段が原稿長算出手段が算出した原稿長を1次式によって修正する構成となっている。これによって、原稿長修正手段の処理が高速になり、単位時間当たりの原稿読み込み枚数が多い画像形成装置にも適用が可能となる。
【0016】
請求項4記載の画像形成装置は、前期原稿長修正手段が使用する計算式を設定する設定手段を有している。このため、磨耗等によるローラ径の変化に対応でき、常に高い精度で原稿長さを検知することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
次に、本発明の給紙装置及び画像形成装置を、図面を基に説明する。
図1は本発明の画像形成装置の構成図である。画像形成装置1は、用紙2に画像を形成する画像形成装置本体3を有しており、画像形成装置本体3の上部に用紙2に形成する画像を原稿Gから読み取る画像読取装置4が設けられている。また、その上部には画像読取装置4に対して原稿Gを自動的に搬送する自動原稿送り装置5が設けられている。
【0018】
自動原稿送り装置5は、原稿Gを載置する載置台6を有しており、載置台6の一端には原稿Gを1枚ずつ送り出す原稿送りローラ7が設けられている。載置台6の下方には画像読取装置4により読み取りが完了した原稿Gを排出する排出台8が設けられている。また、自動原稿送り装置5の内部には、載置台6から送られてきた原稿Gの曲がりを修正するためのレジストローラ9を有しており、レジストローラ9よりも上流側に原稿Gを検知する検知手段である検知センサ10が設けられている。
【0019】
画像読取装置4は、原稿Gに光を照射する光源11と原稿Gからの反射光を反射させるミラー12とが一体的に構成された第1ミラーユニット13と、第1ミラーユニット13からの光をさらに反射させる第2ミラーユニット14とを有しており、これら第1,第2ミラーユニット13,14は、図1において左右方向に移動自在となっている。また、画像読取装置4は、CCDのような、光を光電変換する撮像素子15を有しており、撮像素子15の前面に、第2ミラーユニット14からの光を撮像素子15に結像させるレンズ16が設けられている。
【0020】
画像読取装置4の上部には原稿Gに光を照射するスリットが設けられており、スリットの下方に第1ミラーユニット13を位置させて画像を読み取るようになっている。また、自動原稿送り装置5は、画像読取装置4に対して開閉自在となっており、画像読取装置4の上面は原稿Gを載置するプラテンガラスにより形成されている。画像読取装置4はプラテンガラスに載置された原稿Gに対して、第1,第2ミラーユニット13,14を走査させて画像を読み取ることもできるようになっている。
【0021】
画像形成装置本体3の内部下方には、複数の用紙2を積層して収納する複数の給紙カセット17が上下3段にわたって設けられており、これら各給紙カセット17の一端上部には、画像を形成しようとする用紙2を1枚ずつ給紙カセット17から給紙する給紙手段18が設けられている。
【0022】
給紙カセット17の上方には、画像を形成する画像形成部19が配置されている。画像形成部19は、円筒状の感光体ドラム20があり、この感光体ドラム20は図示しないドラム駆動機構により図1において時計回りに回転駆動する。
【0023】
感光体ドラム20の上部周面近傍には、帯電装置21が設けられている。帯電装置21は感光体ドラム20の表面に対してコロナ放電を行い、感光体ドラム20表面を一様に帯電させるようになっている。
【0024】
感光体ドラム20の周囲であって、帯電装置21よりも感光体ドラム20の回転方向下流側に、レーザーダイオード等を露光光源として用いた露光装置22が配置されている。露光装置22は、感光体ドラム20の表面に対して、画像信号に基づいた像露光を行うことにより、露光した部分の感光体ドラム20表面の電荷を減衰・消滅させて、静電潜像を形成させるようになっている。
【0025】
露光装置22より感光体ドラム20の回転方向下流側には、現像装置23が設けられている。現像装置23は反転現像方式により、感光体ドラム20と同極に帯電したトナーによって感光体ドラム20の表面に形成されている静電潜像を現像する。
【0026】
現像装置23より感光体ドラム20の回転方向下流側には、転写分離装置24が配置されている。転写分離装置24と感光体ドラム20との間には、用紙2が搬送される搬送路が形成されている。転写分離装置24は、用紙2を感光体ドラム20に対して圧接された状態で用紙2の裏面からコロナ放電させることにより用紙2にトナー像を転写するとともに、帯電した用紙2を除電させる。これによって、用紙2を感光体ドラム20から分離させるようになっている。
【0027】
転写分離装置24の搬送路下流側には、定着装置25が設けられている。用紙2は定着装置25に搬送されることで、表面のトナーが熱で溶融されて用紙2に定着するようになっている。
【0028】
感光体ドラム20の周囲であって転写分離装置24より感光体ドラム20の回転方向下流側には、感光体ドラム20の表面に残ったトナーを除去・清掃するクリーニング装置26が設けられている。
【0029】
定着装置25の下流側には用紙2を搬送する経路を切り替える、搬送路切替板26があり、用紙2の両面に画像を形成する場合は、定着装置25を通過した用紙2は搬送路切替板27によって下方に搬送され、スイッチバックにより反転経路28を通って表裏が反転した状態で画像形成部19へ到達する。両面に画像を形成された用紙2は排出ローラ29によって、画像形成装置1の外部へ排出される。
【0030】
画像形成装置1の側部には画像が形成された用紙2を排出する排出トレイ27が設けられている。また、画像形成装置本体3の上面にはユーザからの指示を入力する、図示しない入力操作部が設けられている。
【0031】
図2は自動原稿送り装置の要部拡大図である。検知センサ10はレジストローラ9よりもL1だけ上流に設けられている。原稿Gが原稿送りローラ7によって給紙され、検知センサ10が原稿Gを検知してから所定の時間経過後に、レジストローラ9が図示しない駆動モータ等の駆動源によって駆動を開始する。その間に原稿Gはレジストローラ9のニップ点に突き当たり曲がりを修正される。
【0032】
図示しない駆動源によってレジストローラ9が駆動を開始すると、原稿Gがスリットへ搬送されていく。検知センサ10が原稿Gの後端を検知してから所定の時間が経過したところでレジストローラ9が停止する。その後原稿Gは複数の搬送ローラによってスリットの上方を通過し、排出台8へ排出される。
【0033】
自動原稿送り装置5による原稿Gの長さ検知は、レジストローラ9が駆動してから検知センサ10が原稿Gの後端を検知するまでの駆動源のパルス数をカウントし、そのカウント数から求めた長さに検知センサ10からレジストローラ9までの距離であるL1を足すことで行われる。
【0034】
図3は、検知センサと駆動源のタイミングチャートである。駆動源のパルスをカウントするのは、駆動源が駆動を開始してから検知センサ10が原稿Gを検知しなくなるまでの期間aの範囲となる。レジストローラ9は駆動源のパルスによって常に一定の回転角で回転するため、パルスをカウントすることで原稿Gの搬送量を算出することができる。期間aの間のパルスをカウントすることによって、原稿Gがレジストローラ9のニップ点に突き当たった時の、検知センサ10から原稿Gの後端までの長さを算出できる。それにL1を足せば、原稿Gの先端から後端までの長さが算出できる。
【0035】
図4は本発明の画像形成装置のブロック図である。全体制御部30は、図示しないCPU及び記憶装置等からなり、画像形成装置1に設けられた各装置を協同的に動作するよう制御するプログラム等から構成されている。
【0036】
原稿長算出手段31は、駆動源である駆動モータ32の駆動パルスをカウントし、そのカウント数を基に原稿Gの長さを算出するものであり、原稿長修正手段33は原稿長算出手段31が算出した原稿長を記憶手段34に格納されている計算式で修正するものである。
【0037】
設定手段35はサービスマンによるメンテナンス時に、サイズの異なる原稿Gを送ることで記憶手段34に格納された計算式を設定しなおすものである。レジストローラ9は、原稿Gを搬送するたびに磨耗していき、ローラ径が小さくなっていく。ローラ径が小さくなると、駆動モータ32の1パルスで搬送する量が小さくなり、原稿Gの実際の長さと、原稿長修正手段33によって算出された原稿長との誤差が大きくなってしまう。設定手段35はその誤差を修正するためのものとなっている。設定手段35はサービスマンが入力操作部36から指示することで実行される。
【0038】
図5は原稿長さを検知する手順を示したフローチャートである。ユーザが入力操作部36から画像形成の開始を指示したときに実行される。実行されるとまず、載置台6に載置された原稿Gのうち1番上の1枚を原稿送りローラ7が給紙する(S101)。検知センサ10が原稿Gを検知(S102)してから所定の時間経過後に駆動モータ32が駆動を開始し、レジストローラ9が回転する(S103)。
【0039】
駆動モータ32が駆動を始めたところで、原稿長算出手段31は駆動モータ32のパルスをカウントする(S104)。これは、検知センサ10が原稿Gの後端を検知するまで行われる(S105)。原稿Gの後端を検知センサ10が検知したところで、原稿長算出手段31はカウントしたパルス数から求めた長さと、レジストローラ9から検知センサ10までの距離であるL1とを基に原稿Gの長さを計算する(S106)。レジストローラ9は、検知センサ10が後端を検知してから所定の時間経過後に停止する(S107)。原稿長修正手段33は、原稿長算出手段31が算出した原稿長を、記憶手段34に格納された計算式を使用して、誤差を修正する(S108)。その後、全体制御部30は、画像読取装置4によって読み取られた原稿Gを基に、画像形成部19を制御して用紙2に画像を形成する。
【0040】
図6は原稿長算出手段が算出した原稿長と、実際の原稿長との関係を示したグラフである。原稿長さの検知時に生じる誤差としては、原稿Gのサイズに比例して誤差が大きくなる誤差と、原稿Gのサイズに関係なく一定の値になる誤差といった2種類の誤差がある。原稿Gのサイズに比例する誤差としては、レジストローラ9が原稿Gの表面で空回りをする紙すべり及び、レジストローラ9のローラ径が設計値通りではないために発生する誤差がある。また、原稿Gのサイズに依存しない誤差としては、駆動モータからレジストローラへ動力を伝達する歯車等のガタによる誤差と、レジストローラや原稿検知センサの取付け位置の誤差等がある。
【0041】
このように、原稿長算出手段31が算出した原稿長には、原稿Gのサイズに比例する誤差と、原稿Gのサイズには依存しない誤差だけなので、原稿長修正手段33が使用する計算式は、図6に示したように、「y=ax+b」で表される1次式となる。
【0042】
図6のグラフは、横軸は原稿長算出手段31が算出した原稿長さ(図6では実測値)になっており、縦軸は規格で決められている、定型の原稿長さである。図6の「y=ax+b」において、傾きaと切片bの具体的な値は、画像形成装置1の製造時又は設置時に、設定手段35によって記憶手段34へ格納される。原稿長修正手段33は、原稿長算出手段31が算出した値を、「y=ax+b」という式のxに代入することで定型値を求める。これによって、原稿長算出手段31によって算出された原稿長の誤差が修正される。
【0043】
レジストローラ9のローラ径が摩耗によって小さくなると、製造時又は設置時設定した傾きaと切片bを用いた1次式「y=ax+b」では誤差の修正ができなくなる。そこで、画像形成装置1を一定期間使用する毎に、設定手段35によって傾きaと切片bの値を再設定する。
【0044】
図7は、設定手段による傾きと切片の算出手順を示したフローチャートである。本フローチャートは、サービスマンが入力操作部36からサービスマンモードと呼ばれる特別な設定メニューを呼び出し、その中から選択することで実行される。本フローチャートを実行する前に、サービスマンは小さいサイズの原稿Gと、大きいサイズの原稿Gを載置台6に載置しておく。本実施例の設定手段35は、小さいサイズの原稿GとしてA5を、大きいサイズの原稿GとしてA3を使用するようになっているので、A5とA3を載置する。また、本実施例ではA5のサイズから測定するので、A5をA3の上に載置しておく。
【0045】
フローチャートが実行されると、原稿送りローラ7がA5の原稿Gを給紙する(S201)。給紙された原稿Gを検知センサ10が検知(S202)してから、所定時間経過後にレジストローラ9が駆動を開始し、原稿Gを搬送する(S203)。それと同時に原稿長算出手段31は駆動モータ32のパルスをカウントする(S204)。検知センサ10が原稿Gの後端を検知したら(S205)、それまでのパルス数から原稿Gの長さを算出する(S206)。レジストローラ9は検知センサ10が原稿Gの後端を検知してから所定の時間が経過したところで停止する(S207)。ここまでで、A5に対する実測値が算出されたこととなる。さらに、S208からS214で、A3サイズの原稿Gに対してもS201からS207までと同様の手順で実測値を算出する。
【0046】
S214までの処理が終了した時点で、図6のような、実測値をx座標、規格で決められている定型値をy座標とした平面上に存在する2点が算出されたこととなる。この2点を通る直線の傾きaと切片bを算出し(S215)、記憶手段34に格納する(S216)。以上の手順によって新しい傾きaと切片bを設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の画像形成装置の構成図である。
【図2】自動原稿送り装置の要部拡大図である。
【図3】検知センサと駆動源のタイミングチャートである。
【図4】本発明の画像形成装置のブロック図である。
【図5】原稿長さを検知する手順を示したフローチャートである。
【図6】原稿長算出手段が算出した原稿長と、実際の原稿長との関係を示したグラフである。
【図7】設定手段による傾きと切片の算出手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
【0048】
1 画像形成装置
6 載置台
7 原稿送りローラ
9 レジストローラ
10 検知センサ
19 画像形成部
31 原稿長算出手段
32 駆動源
33 原稿長修正手段
34 記憶手段
G 原稿

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原稿を載置する載置台と、前記原稿を給紙する原稿送りローラと、前記原稿の曲がりを修正するレジストローラと、該レジストローラを駆動する駆動源と、前記原稿を検知する検知手段と、を有する自動原稿送り装置と、
前記レジストローラによって搬送される原稿の長さを算出する原稿長算出手段と、
該原稿長算出手段によって算出された原稿長を、所定の計算式で修正する原稿長修正手段と、
該原稿長修正手段で使用する計算式を記憶する記憶手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記原稿長算出手段は、前記レジストローラの駆動パルスを基に原稿長を算出することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記原稿長修正手段は、前記原稿長算出手段が算出した原稿長を、1次式によって修正することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記画像形成装置は、前期原稿長修正手段が使用する計算式を設定する設定手段を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−14109(P2006−14109A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−190651(P2004−190651)
【出願日】平成16年6月29日(2004.6.29)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】