説明

画像形成装置

【課題】既存の構成を利用して、ガイド部材を、常時、接地させて帯電を防止する。
【解決手段】装置本体内で、像担持体に形成したトナー像を記録媒体に転写させた後、定着手段により、記録媒体にトナー像を定着させる。装置本体1内に回動可能に設けられ、搬送経路を形成することにより、定着手段でトナー像を定着された記録媒体をガイドするガイド部材23と、ガイド部材23を搬送経路から離間させ、少なくともジャム処理位置まで回動させることのできるように付勢する付勢部材とを設ける。ガイド部材23は導電部を備え、装置本体1は接地される導通部を備え、付勢部材は、ガイド部材23の回動位置に拘わらず、常時、各導電部にそれぞれ接触するように配置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、特に記録媒体の通路をガイドするガイド部材の帯電を防止するための接地構造に特徴を有する画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置として、紙等の記録媒体を搬送する搬送経路を構成する部材が帯電することを防止するために、例えば、特許文献1〜3に記載された構成のものが公知である。
【0003】
すなわち、特許文献1には、紙案内後部材をサイドフレームに位置決めすると、捩りコイルバネのバネ力によって係止状態となり、駆動ローラ軸及び補強フレームが捩りコイルバネからサイドフレームを介して接地されるようにした構成が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、導電性を有する弾性部材の一端を機能ユニットの導電性部材に圧接するように取り付け、機能ユニットが機器に挿入される際、弾性部材の他端を機器内に設けた導電性部材に圧接させるようにした構成が開示されている。
【0005】
さらに、特許文献3には、装着部にカートリッジを装着する際、まず、ドアを閉じることにより、その押込部でカートリッジを押し込み、その後、ばねによって引き込むようにし、かつ、このばねを電気基板に接触させて接地するようにした構成が開示されている。
【0006】
【特許文献1】特開2005−41610号公報
【特許文献2】特開2006−95963号公報
【特許文献3】特開平10−254328号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前記特許文献1〜3のいずれの構成であっても、構成部品(紙案内後部材、機能ユニット、カートリッジ)を装置本体に装着することにより、ばねが弾性変形し、接地されるようになっている。つまり、接地状態は常に得られているわけではなく、装着後でしかない。
【0008】
また、前記特許文献1〜3のいずれの構成であっても、ばね以外の幾つかの構成部品をも専用の構成として設計し直す必要がある。したがって、既存の構成に採用することはできない。
【0009】
そこで、本発明は、既存の構成を利用して、ガイド部材を、常時、接地させて帯電を防止することのできる画像形成装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
装置本体内に設けた定着手段により、記録媒体に転写されたトナー像を定着させるようにした画像形成装置であって、
前記装置本体内に回動可能に設けられ、搬送経路を形成することにより、前記定着手段でトナー像を定着された記録媒体をガイドするガイド部材と、
前記ガイド部材を搬送経路から離間させ、少なくともジャム処理位置まで回動させることができるように付勢する付勢部材と、を設け、
前記ガイド部材は第1導電部を備え、
前記装置本体は接地される第2導電部を備え、
前記付勢部材は、前記ガイド部材の回動位置に拘わらず、常時、前記各導電部にそれぞれ接触するように配置したものである。
【0011】
前記構成により、定着手段の搬送経路でジャム(紙詰まり)が発生すれば、付勢部材によって確実にガイド部材をジャム処理位置まで回動させることができる。したがって、作業効率良くジャムを解消することが可能となる。また、ガイド部材は、その回動位置の如何に拘わらず、付勢部材によって常時接地された状態に維持されるので、導電部で帯電することはない。これにより、定着手段に設けられる電気部品が損傷したり、記録媒体に定着させるトナー画像にノイズが発生したりすることを防止することが可能となる。
【0012】
前記ガイド部材を、前記搬送経路の一部を構成する装着位置に位置決めする位置決め手段を備えるのが好ましい。
【0013】
前記位置決め手段は、装置本体に開閉可能に設けた扉に形成され、この扉が閉鎖位置に位置することにより、前記ガイド部材を押圧して装着位置に位置決めする押圧部で構成すればよい。
【0014】
前記付勢部材は、
前記ガイド部材の回動中心である支軸に外装される巻回部と、
前記巻回部の一端から延び、略U字形に形成され、前記第1導電部に圧接する第1付勢部と、
前記巻回部の他端から延び、前記第2導電部に圧接する第2付勢部と、
を備えるのが好ましい。
【0015】
前記構成により、付勢部材の巻回部を支軸に外装すれば、第1付勢部を第1導電部に、第2付勢部を第2導電部にそれぞれ圧接させることができるので、簡単な構成で、組付作業性がよい。
【0016】
前記ガイド部材は、ガイド板に補強板を取り付けて被覆板で覆った構成であり、
前記第1導電部は、ガイド板に取り付けられる補強板であり、前記第1付勢部は、ガイド板と補強板とで形成される係止凹部に差し込んで当接され、
前記第2導電部は、定着手段に設けた支持フレームであり、カバーとの間に形成される係止受部に当接されるのが好ましい。
【0017】
前記構成により、既存の係止凹部や係止受部を利用しつつ、付勢部材を介してガイド部材を接地することができる。しかも、ガイド部材の回動位置に拘わらず、付勢部材は導電部に導通させて接地状態を維持することが可能である。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、定着手段の搬送経路でジャムが発生しても、付勢部材によって確実にガイド部材をジャム処理位置まで回動させて簡単に解消することができる。また、ガイド部材に接地した導電部を形成し、この導電部にガイド部材を搬送経路から離間させるように付勢するために設けた付勢部材を接触させるだけでよいので、既存部品に大幅な設計変更を必要とせず、安価に製作することができる。さらに、ガイド部材がいずれの位置に回動していたとしても、付勢部材によって接地状態を維持することができ、定着手段に設けられる電気部品が損傷したり、記録媒体に定着させるトナー画像にノイズが発生したりすることを防止することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。
【0020】
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の概略図である。この画像形成装置は、装置本体1内に、給紙ユニット2、作像装置3、定着装置4(定着手段)、等を設けたものである。
【0021】
前記装置本体1の側面には、作像装置3、定着装置4、等が収容される領域を開閉するための扉100が設けられている。この扉100の内面上方には、後述するようにして定着装置4のガイド部材23を押圧して搬送経路を構成する装着位置に位置決めするための押圧部101(図9等参照)が形成されている。
【0022】
給紙ユニット2は、サイズの異なる用紙5(記録媒体)がそれぞれ収容される複数のカセット6で構成されている。図示しない操作パネル上で選択された、あるいは、自動的に選択されたサイズの用紙5が、該当するカセット6から排出され、搬送ローラ(図示せず)によって搬送されるようになっている。
【0023】
作像装置3は、中間転写ベルト7と、中間転写ベルト7に沿って配置される4つの画像形成ユニット8とを備える。中間転写ベルト7は、一対の支持ローラ9に架け渡されており、図示しないモータを駆動して一方の支持ローラ9を回転させることにより、図1中、矢印方向に循環移動するようになっている。各画像形成ユニット8は、帯電器10によって感光体11(像担持体)を帯電し、露光器12によって選択的に露光して静電潜像を形成し、現像器13によってトナーを付着させ、トナー画像を形成するものである。
【0024】
各画像形成ユニット8で形成されたトナー画像は、1次転写ローラ14によって中間転写ベルト7を感光体11に押圧することにより、中間転写ベルト7に転写される。また、支持ローラ9と2次転写ローラ15によって中間転写ベルト7に転写されたトナー像が用紙5に転写される。なお、前記各画像形成ユニット8には、トナーカートリッジからイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色のトナーがそれぞれ供給される。
【0025】
定着装置4は、図1から図11に示すように、加圧ローラ16及び定着ローラ17を、両端部に設けた支持フレーム18によってそれぞれ回転可能に支持したものである。支持フレーム18は、図8に示すように、取付板20によって連結されており、その上面側はカバー19で覆われている。カバー19の一部には上方に向かって延びるガイド片19aが形成されている。ガイド片19aは、支持フレーム18とで後述する捩りコイルバネ28の第2付勢部34が係止される係止受部18aを構成している。定着ローラ17には、図11に示すように、加熱ローラ21との間にベルト22が掛け渡されている。加圧ローラ16を図示しないモータで回転させることにより、ベルト22を介して定着ローラ17と加熱ローラ21が回転する。
【0026】
また、定着装置4には、図1から図3に示すように、ガイド部材23によって搬送経路が形成され、通過する用紙5にトナー画像が定着された後、排出トレイ24へと導かれるようになっている。
【0027】
ガイド部材23は、図5に示すように、ガイド板25に補強板26(導通部)を固定し、図4に示すように、被覆板27で覆ったもので、装置本体1に支軸1aを中心として回動可能に支持されている。支軸1aには、捩りコイルバネ28(付勢部材)が取り付けられ、ガイド部材23は、搬送経路から離間するように付勢されている。ガイド部材23は、図示しない係止手段によって位置決めされ、搬送経路の一部を構成する。
【0028】
ガイド板25は合成樹脂材料を成形加工したもので、図3に示すように、定着装置4の装置本体4a側とで搬送経路を形成する。ガイド板25には、装置本体4a側に回転自在に設けたガイドローラ19bとで用紙5を搬送可能にガイドするガイドローラ26aが回転自在に設けられている。また、ガイド板25には、一対のレバー29が取り付けられている。これらレバー29は、搬送経路(ガイドローラの間)を通過する用紙5の有無を検出するようになっている。
【0029】
補強板26は、図5に示すように、樹脂製のガイド板25だけでは、そり等の変形による不具合(用紙5を適切に搬送できない等)が発生するため、この変形を防止できるようにガイド板25に一体的に設けられる。補強板26には、導電性金属材料が使用されている。ガイド板25内には、電気部品として、レバー29が動作したか否かを検出するフォトスイッチ(図示せず)等が取り付けられている。フォトスイッチでの検出信号は、図示しない制御装置へと出力され、用紙5の通過状態が検出されるようになっている。
【0030】
ガイド板25に補強板26を一体化した状態では、図6に示すように、ガイド板25の一部に形成した起立壁25aと、補強板26の一部をクランク状に屈曲して形成したガイド壁26bとで筒状のガイド凹部30が形成されている。ガイド壁をクランク状に屈曲しているのは、厚肉とすることなく、簡単な構造で所望の強度を得るためである。そして、この補強構造を得るために、従来からガイド凹部30として利用可能な空間が形成されている。つまり、既存の構成に何等変更を加えることなく、後述する捩りコイルバネ28の取付が可能となっている。
【0031】
被覆板27は、図4に示すように、補強板26を一体化したガイド板25に固定され、フォトスイッチ等を含めた、搬送経路を構成するガイド板25の表面を除いた部分の全体を覆う。カバー19のガイド片19aと支持フレーム18との間には、図8に示すように、元々隙間が形成されている。そして、この隙間を取付部31として後述する捩りコイルバネ28の第2付勢部34を係止する係止受部18aとして利用している。さらに、被覆板28の一端部には、図9及び図10に示すように、前記装置本体1の扉100に形成した押圧部101によって押圧される押圧受部102が形成されている。この押圧受部102は、ガイド部材23が搬送経路から離間した開放位置に位置する状態で、前記押圧部101によって押圧可能となっている。そして、図11に示すように、装置本体1に対して扉101を完全に閉鎖した状態で、押圧部101が捩りコイルバネ28の付勢力に抗して押圧受部102を押圧することにより、ガイド部材23が搬送経路の一部を構成するガイド位置に位置し、図示しない係止手段により位置決めされるようになっている。
【0032】
捩りコイルバネ28は、図6及び図7に示すように、前記被覆板27の支軸1aに外装されるコイル部32と、その両端部にそれぞれ形成される第1付勢部33及び第2付勢部34とからなる。第1付勢部33は、略U字形に屈曲され、屈曲部分から徐々に広がるように形成された、いわゆるヘアピン形状となっている。第1付勢部33は、挿入先端側が幅狭となり、前記ガイド凹部30に容易に挿入することができる。また、所定位置まで挿入すると、広がった部分が内側に弾性変形することにより、確実に接地状態を得ることができる。さらに、第1付勢部33及び第2付勢部34と、コイル部32とは、コイル部32を被覆板27の支軸に取り付けた状態で、第1付勢部33を前記ガイド凹部30に、第2付勢部34を前記取付部31に差し込んで当接可能な位置関係となっている。したがって、コイル部32を支軸に外装するだけで、簡単に取り付けることができ、組立作業性を悪化させることがない。また、取付状態では、ガイド部材23は、捩りコイルバネ28によって搬送経路側から離間するように付勢される。この場合、捩りコイルバネ28による付勢力は、ガイド部材23の自重よりも若干大きくなるように設定されている。したがって、係止手段による係止状態を解除すれば、自動的にガイド部材23が回動し、あるいは、回動させやすく、簡単に搬送経路を開放することができる。
【0033】
次に、前記構成の画像形成装置の動作について説明する。
【0034】
画像形成時には、画像読取部で画像を読み取って得られたカラープリントデータ、又はパーソナルコンピュータ等から出力された画像データは、制御部で所定の信号処理が施された後、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色の画像信号として、各画像形成ユニット8に供給される。各画像形成ユニット8は、それぞれの感光体ドラム7上に画像信号で変調されたレーザ光が投射されて画像潜像が形成される。各感光体ドラム7上にはイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー画像が形成される。形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー画像は、1次転写ローラ14の作用により、移動する中間転写ベルト7上に順次重ね合わせて1次転写される。このようにして中間転写ベルト7上に形成された重ね合わせトナー画像は、中間転写ベルト7の移動に従って2次転写ローラ15側へと移動する。
【0035】
また、給紙ユニット2から用紙5が供給される。供給された用紙5は、搬送ローラ(図示せず)によって2次転写ローラ15と中間転写ベルト7の間へと搬送され、中間転写ベルト7に形成されたトナー画像が転写される。トナー画像を転写された用紙5は、さらに定着装置4へと搬送され、そこで、転写されたトナー画像が定着される。用紙5が定着装置4を通過する際、摩擦等により電荷を帯びることがあり、金属材料からなる補強板26に帯電する恐れがある。しかし、前述の通り、補強板26には、捩りコイルバネ28が接触し、この捩りコイルバネ28は接地された支持フレーム18に接触している。したがって、補強板26から捩りコイルバネ28及び支持フレーム18を介して放電されることになり、補強板26が帯電することはない。これにより、ガイド部材23に設けた電気部品が帯電による悪影響を受けて損傷したり、用紙5にトナー画像を定着させる際にノイズが発生して適切な画像形成を行えなくなったりというような不具合の発生を防止することができる。
【0036】
また、定着装置4で紙詰まり等が発生した場合には、図示しない係止手段による係止状態を解除し、ガイド部材23を支軸1aを中心として回動させることにより、搬送経路を開放する。この間、捩りコイルバネ28により補強板26と支持フレーム18との導通状態が維持され、接地された状態が解除されることはない。つまり、画像形成時だけでなく、ガイド部材23を開放する際であっても、常に接地状態が維持され、帯電を防止し、前述の不具合の発生を確実に防止することが可能となる。
【0037】
なお、本発明は、前記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、ガイド部材23は定着装置4と一体的に設けるようにしたが、別体としてもよい。また、捩りコイルバネ28は、支軸1aの一端側にのみ設けるようにしたが、両端に設けるようにしてもよいし、可能であれば中間部分に設けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本実施形態に係る画像形成装置の概略図である。
【図2】図1の定着装置の斜視図である。
【図3】図2からガイド部材を回動させて搬送経路を開放した状態を示す斜視図である。
【図4】図2のガイド部材の斜視図である。
【図5】図4から被覆板を除去した状態を示すガイド板及び補強板の斜視図である。
【図6】図5の捩りコイルバネの取付部分を示す斜視図である。
【図7】図2のガイド板が装着される定着装置の本体側と、捩りコイルバネ及びその係止部分を示す正面図である。
【図8】図2のガイド板が装着される定着装置の本体側の部分斜視図である。
【図9】図1の定着装置及び扉を示す斜視図である。
【図10】図1の定着装置と、開放位置の扉とを示す正面断面図である。
【図11】図1の定着装置と、閉鎖位置の扉とを示す正面断面図である
【符号の説明】
【0039】
1…装置本体
1a…支軸
2…給紙ユニット
3…作像装置
4…定着装置
5…用紙
6…カセット
7…中間転写ベルト
8…画像形成ユニット
9…支持ローラ
10…帯電器
11…感光体
12…露光器
13…現像器
14…1次転写ローラ
15…2次転写ローラ
16…加圧ローラ
17…定着ローラ
18…支持フレーム
18a…係止受部
19…カバー
19a…ガイド片
19b…ガイドローラ
20…定着フレーム
21…加熱ローラ
22…ベルト
23…ガイド部材
24…排出トレイ
25…ガイド板
25a…起立壁
26…補強板
26a…ガイドローラ
26b…ガイド壁
27…被覆板
28…捩りコイルバネ
29…レバー
30…ガイド凹部
31…取付部
32…コイル部
33…第1付勢部
34…第2付勢部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置本体内に設けた定着手段により、記録媒体に転写されたトナー像を定着させるようにした画像形成装置であって、
前記装置本体内に回動可能に設けられ、搬送経路を形成することにより、前記定着手段でトナー像を定着された記録媒体をガイドするガイド部材と、
前記ガイド部材を搬送経路から離間させ、少なくともジャム処理位置まで回動させることができるように付勢する付勢部材と、を設け、
前記ガイド部材は第1導電部を備え、
前記装置本体は接地される第2導電部を備え、
前記付勢部材は、前記ガイド部材の回動位置に拘わらず、常時、前記各導電部にそれぞれ接触するように配置したことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記ガイド部材を、前記搬送経路の一部を構成する装着位置に位置決めする位置決め手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記位置決め手段は、装置本体に開閉可能に設けた扉に形成され、この扉が閉鎖位置に位置することにより、前記ガイド部材を押圧して装着位置に位置決めする押圧部で構成したことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記付勢部材は、
前記ガイド部材の回動中心である支軸に外装される巻回部と、
前記巻回部の一端から延び、略U字形に形成され、前記第1導電部に圧接する第1付勢部と、
前記巻回部の他端から延び、前記第2導電部に圧接する第2付勢部と、
を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記ガイド部材は、ガイド板に補強板を取り付けて被覆板で覆った構成であり、
前記第1導電部は、ガイド板に取り付けられる補強板であり、前記第1付勢部は、ガイド板と補強板とで形成される係止凹部に差し込んで当接され、
前記第2導電部は、定着手段に設けた支持フレームであり、カバーとの間に形成される係止受部に当接されることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図8】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−60777(P2010−60777A)
【公開日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−225651(P2008−225651)
【出願日】平成20年9月3日(2008.9.3)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】