説明

画像読取装置

【課題】複数の小切手等の原稿から特定の条件を満たすMICR文字列を有する原稿と、それを有さない原稿とを簡便に区別する前処理を行うことが可能な、画像読取装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置において、PC等のホストコンピュータと接続することなく画像読取装置単独で、小切手等の原稿を搬送し、MICR文字列の読取りを行うモードを有し、MICR文字列の読取結果に基づき、小切手等の原稿の振り分け処理を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、E−13BやCMC7等のMICR(Magnetic Ink Character Recognition)文字列を有する小切手等の原稿を搬送し、搬送された原稿の画像読取を行う画像読取装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の小切手等の原稿を搬送し、搬送された原稿の画像読取りを行うチェックスキャナ等の画像読取装置の概略構成図を図7に示す。図7の100は、小切手等の原稿であり、104は、複数枚の小切手等の原稿100を一枚づつ給紙するための分離給送部である。図7の105は、小切手等の原稿100に印字されているMICR文字列を読み取るための磁気ヘッドであり、106は、小切手等の原稿100の画像を読み取るためのイメージセンサである。
【0003】
図7の107は、小切手等の原稿100が排紙される際、振り分けを行うために排紙ポケットを切り換えるフラッパであり、102は、MICR読取や画像読取等の処理が行われ、排紙される小切手等の原稿を複数枚積載するための第1排紙ポケットである。図7の103は、第1排紙ポケット102と同様に、MICR読取や画像読取等の処理が行われ、排紙される小切手等の原稿を複数枚積載するための第2排紙ポケットである。また、図8に小切手等の原稿100を示す。図8の90は、小切手等の原稿に印字されたMICR文字列である。
【0004】
チェックスキャナ等の画像読取装置は、パーソナルコンピュータ等のホストコンピュータと接続されて用いられる。USBやLANケーブル等を介して画像読取装置と接続されているホストコンピュータから、実行開始命令が入力されると、不図示である画像読取装置のモーターが駆動し、給紙ポケットに積載されている複数枚の小切手等の原稿100は、分離給送部104により一枚づつに分離され、搬送される。そして、搬送路中に設けられた磁気ヘッド105により、小切手等の原稿100に印字されているMICR文字列90の読取りが行われる。MICR文字の読取信号の情報は、USBやLANケーブル等を介して、接続されているホストコンピュータに送信される。ホストコンピュータは、前記MICRの読取信号の情報を受信して解析を行い、排紙振り分け指示を画像読取装置に送信する。画像読取装置では、イメージセンサ106により、小切手等の原稿100の画像読取が行われる。その後、接続されているホストコンピュータから送信された排紙振り分け指示に従い、フラッパ107を切り換えることにより、小切手等の原稿100は、第1排紙ポケット102または第2排紙ポケット103へ振り分けられ、排紙される。このような画像読取装置は特許文献1に開示されている。
【特許文献1】特開2005−035698号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図8に示されているように小切手等の原稿100の下部に印字されているMICR文字列90を読み取るため、図7に示されているように磁気ヘッド105は、小切手等の原稿100に印字されているMICR文字列90の高さと一致するように搬送路中に配置されている。そのため、小切手等の原稿に印字されているMICR文字列90が磁気ヘッド107の位置と異なる位置を通過するように載置した小切手等の原稿100が搬送された場合は、MICR文字列90の読取りを行うことができず、MICR文字列90の読取りエラーが発生する。同様に小切手等の原稿100を表裏反対に搬送した場合においても、正常なMICR読取信号が得られないため、MICR文字列90の識別に失敗し、MICR文字列90の読取りエラーとなる。そのため、複数枚の小切手等を搬送してMICR文字列の読取りおよび画像読取りを行う際に、MICR文字列の読取りエラーが発生しないよう、予め、小切手等の原稿の方向を目視で揃えておく必要があった。
【0006】
また、磁気ヘッド105にMICR文字列90が接するように小切手等の原稿を正常に搬送した場合においても、印字されたMICR文字列90の磁気インクのかすれやばらつき等の理由により、MICR文字列90の識別に失敗した場合は、MICR文字列90の読取りエラーが発生する。画像読取時にMICR文字列の読取りエラーとなった原稿の振り分けを行っておき、画像読取終了後に、エラーとなり振り分けられた原稿の画像読取りを再度行う場合もあるが、再読取には煩わしさがあった。
【0007】
本発明の目的は、上記課題及び他の課題の少なくとも1つを解決するためになされたものであり、例えば、原稿の方向が逆さまになっている等の理由によりMICR文字列の読取りエラーが発生する原稿と、MICR文字列が正常に読取れる原稿とを振り分けて区別する準備作業を、本読取りの開始前に、MICR文字列の読取機能を利用して、画像読取装置単体でも簡便に行える画像読取装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の画像読取装置は、原稿を一枚づつ分離して搬送する搬送手段と、搬送された原稿に印字されたMICR文字列を読取るMICR読取手段と、前記MICR読取手段により出力されるMICR文字列の読取信号の解析手段と、搬送された原稿の画像を読取る画像読取手段と、搬送された原稿を排紙する複数の排紙ポケットと、前記解析手段によるMICR文字列の読取結果に基づいて搬送された原稿をどの排紙ポケットへ排紙するのかを判断する判断手段を備え、外部制御装置から制御されることなく前記原稿を搬送し、MICR読取りを実行し、MICR文字列の読取結果に基づき、小切手等の原稿の振り分け処理を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の画像読取装置は、ホストコンピュータからの制御を必要とすることなく画像読取装置単独で、小切手等のMICR文字列を有する原稿のMICR文字列の読取りを行い、MICR文字列の読取結果に基づき小切手等の原稿の振り分けを行うことができる。例えば、小切手等のMICR文字列を有する原稿の向きが上下逆さまのもの等が混ざっているような、不揃いの小切手等の原稿束の中から、MICR文字列の読取りがエラーとなる小切手等と、正常にMICR文字列を読み取ることができる小切手等とを、簡単に振り分けることができる。また本発明の他の実施形態では、印字されているMICR文字列に含まれる銀行コード等の印字内容による原稿の振り分けも、ホストコンピュータからの制御を必要とすることなく、本読取り開始前に行うことができる。以上のように本発明によれば、オペレータの画像読取の作業効率を向上させることができる
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【実施例1】
【0011】
本発明に係る画像読取装置の構成概略図を図1に示す。図1の100は、小切手等の原稿、101は、複数枚の原稿からなる原稿束を載置するための給紙ポケット、104は、載置された原稿束から原稿を1枚づつ搬送するための分離給送部、105は、原稿に印字されたMICR文字列の読取りを行う磁気ヘッド、106は原稿の画像読取りを行うイメージセンサである。図1の102は、MICR文字列の読取りや画像読取り等の処理が行われた前記原稿を複数枚収納するための第1排紙ポケット、103は第1排紙ポケット102同様、MICR文字列の読取りや画像読取り等の処理が行われた前記原稿を複数枚収納するための第2排紙ポケット、107は、小切手等の原稿100が排紙される際、振り分けを行うために排紙ポケットを切り換えるフラッパである。
【0012】
ここで、MICR文字列の読取りや画像読取り等の処理が行われた前記原稿が排紙される際、磁気ヘッド105により読取られたMICR文字列の読取結果に基づいてフラッパ107を切り換えることで、小切手等の原稿100を第1排紙ポケット102及び第2排紙ポケット103に振り分けられるような構成となっている。また、本発明に係る画像読取装置の内部構成概略図を図2に示す。図2において、画像読取装置は、全体の処理を司るCPU201、MICR読取り部105、イメージセンサ106、各種設定を記憶するEEPROM202および画像データ、MICRデータを格納するRAM203を備え、これらの各部はバスにより互いに接続されている。
【0013】
排紙振り分け設定のみPC等のホストコンピュータ(外部制御装置)を用いて行う場合の動作を示す、ホストコンピュータ側の処理フローチャートを図3(A)に例示する。また、このときの一連の動作を示す画像読取装置側の処理フローチャートを図3(B)に例示する。まず、USBやLANケーブル等を介して画像読取装置と接続されているホストコンピュータにて小切手等の原稿の排紙振り分け設定のための操作が行われる(ステップS101)。なお、この排紙振分設定のためのオペレータ操作は、予め画像読取装置に記憶されている設定情報や、前回の設定をそのまま使う場合等には不要である。
【0014】
図4および図5にPC等のホストコンピュータの表示部に表示される排紙振り分け設定画面の一例を示す。ここで、MICR文字列中に印字されている銀行コードを用いて排紙振り分け設定を行う場合について説明する。ホストコンピュータのスキャナアプリケーションのメニュー等から、排紙振り分け設定の実行が選択されると、図4の排紙振り分け設定画面が表示される。この図4に示されている画面においてオペレータは、排紙条件を設定する排紙ポケットをマウスやキーボード等で指定する。OKボタン60をマウスやキーボード等で選択すると、指定されていた第1排紙ポケットの排紙振り分け設定を入力する図5の画面が表示される。また、図4の画面を表示させた時点において、既に排紙ポケットに振り分け排紙設定が行われている場合は、設定されている排紙ポケットの右側の表示部61に、設定済みの排紙振り分け設定が表示される。
【0015】
図5の画面は、第1排紙ポケットの排紙振り分け設定の入力や修正を行う画面の一例である。この画面においてオペレータは、例えば、MICR文字列が正常に読取れる原稿を第1排紙ポケットに収納するような設定、あるいは指定した銀行コードが印字されている原稿を第1排紙ポケットに収納するような設定等、どのようなMICR文字列を有する原稿について第1排紙ポケットに収納する振り分けを行うのかを設定する。小切手等の原稿をMICR文字列中に印字されている銀行コードにより排紙振り分けを行う場合は、銀行コードボタン72を選択し、指定する銀行コードをキーボード等から入力する。入力された銀行コード等の文字列情報は内部メモリであるEEPROM202等に記憶される。
【0016】
この設定を行うと、読取時に小切手等の原稿に印字されている銀行コードが入力した銀行コードと等しいと判断された場合は、第1排紙ポケットへ振り分け排紙され、小切手等の原稿に印字されている銀行コードが入力した銀行コードと一致しない場合は、第2排紙ポケットへ振り分け排紙されることになる。排紙振り分け設定の入力が終了した後、設定ボタン70をマウスやキーボード等で選択することにより、図5の設定画面で入力した排紙振り分け設定情報が記憶されるとともに画像読取装置へと送信される。また、ここで、キャンセルボタン71を選択した場合には、図5の設定画面で入力した排紙振り分け設定情報は、画像読取装置へは送信されず、図4に示される画面が表示される。
【0017】
画像読取装置は、ホストコンピュータにて図5の設定画面で設定された排紙振り分け設定情報を受信すると、画像読取装置内部の不揮発性メモリであるEEPROM202に排紙振り分け設定情報を保存しておくものとする。上述の排紙振り分け設定(ステップS101)終了後に、本発明の振分処理を実行するときはPC等のホストコンピュータと接続しておく必要はないが、接続したままでも差し支えない。これは、本発明の振分処理がホストコンピュータからの制御を必要とせず、画像読取装置単体で実行可能だからである。
【0018】
図3(B)は画像読取装置のCPU201が制御して本発明の画像読取装置において振分処理を実行する際のフローチャートである。画像読取装置の操作パネル等から小切手等の原稿の振り分けを実行するモードが選択され(ステップS202)、処理を開始するための開始命令が操作パネル等から入力されたと認識すると(ステップS203)、画像読取装置の不図示のモーターを駆動し、給紙ポケット101に載置されている複数枚の小切手等の原稿束から、分離給送部104により分離された一枚づつの原稿100の搬送を開始する(ステップS204)。
【0019】
小切手等の原稿100に印字されているMICR文字列90が、搬送路中に設置された磁気ヘッド105と接しながら一定の速度で移動することで磁気ヘッド105から出力されたMICR文字列の読取信号が、不図示であるADコンバータによりデジタル信号へ変換され、画像読取装置内部のRAM203に保存される(ステップS205)。画像読取装置のCPU201は、印字されているMICR文字を識別するために、前記したデジタル信号に変換されたMICR文字の読取信号と予め登録されている各MICR文字の辞書データが一致するかどうか解析する(ステップS206)。
【0020】
その後、小切手等の原稿は、搬送路中に設置されたイメージセンサ106を通過するが、本フローチャートの原稿の振り分けを実行するモードでの処理では、イメージセンサ106での原稿の画像読取りは行わない。そして、小切手等の原稿100は、排紙される際、画像読取装置内部の不揮発性メモリであるEEPROM202に保存されている排紙振り分け設定に従い、第1排紙ポケットおよび第2排紙ポケットへ排紙される。ステップS206でのMICR読取信号解析にて、MICR文字列の読取りが正常に行われたと判断し(ステップS207でYES)、読取ったMICR文字列中に銀行コードが存在すると判断し(ステップS208でYES)、小切手等の原稿に印字されている銀行コードがステップS101でホストコンピュータから送信され画像読取装置が受信した銀行コード(特定の文字列)と一致すると判断した場合 (ステップS209でYES)には、フラッパ107を第1排紙ポケット側へ切り換え、小切手等の原稿を第1排紙ポケット102へ排紙する(ステップS210)。受信した銀行コード(特定の文字列)の情報は、テキストデータでもよく、また信号波形データでもよい。
【0021】
また、MICR読取信号解析(ステップS206)にて、MICR文字列の読取りエラーが発生した場合(ステップS207でNO)、又は読取ったMICR文字列中に銀行コードが存在しない場合(ステップS208でNO)、又は小切手等の原稿に印字されている銀行コードがステップS101でホストコンピュータから送信された銀行コードと一致しない場合(ステップS209でNO)には、フラッパ107を第2排紙ポケット側へ切り換え、小切手等の原稿を第2排紙ポケット103へ排紙する(ステップS211)。
【0022】
画像読取装置は、前記した搬送処理(ステップS204)から第1排紙ポケット102および第2排紙ポケット103への排紙処理(ステップS210、ステップS211)までの処理を給紙ポケット101に積載されている複数枚の小切手等の原稿100がなくなったと判断する(ステップS212でYES)まで繰り返し行う。
【0023】
なお、既に設定されている排紙振り分け設定と同じ設定にて排紙振り分けを行う場合は、PC等のホストコンピュータと接続してホストコンピュータから行う排紙振り分け設定のオペレータ操作(ステップS101)を再度行う必要はなく、排紙振り分けを実行したい複数枚の原稿を給紙ポケットへ積載し、必要があれば画像読取装置の操作パネルから小切手等の原稿の振り分けモードを選択し(ステップS202)、操作ボタンを押す等の開始実行命令を入力することで(ステップS203)本処理は実行される。
【0024】
以上説明したように、本発明の画像読取装置は、ホストコンピュータからの制御を必要とせず、小切手等の原稿を搬送し、小切手等の原稿に印字されたMICR文字列の読取結果により小切手等の原稿を振り分け、簡便に小切手等の原稿を区別することが出来る。
【0025】
上記実施の形態では、排紙振り分け設定情報の新規設定や変更を行う際、PC等のホストコンピュータと接続しているが、図6に示すような操作パネルを有する画像読取装置であれば、排紙振り分け設定情報の新規設定や変更もホストコンピュータと接続することなく、画像読取装置側にて行うことが可能である。図6に画像読取装置の操作パネルの概略構成図を例示する。操作パネルは、表示部80とボタン操作部81とを有する。ボタン操作部81は、スタートボタン82、テンキーボタン83、ストップボタン84、振り分けモードボタン85を有する。メニューから排紙振り分け設定が選択されると、図4に示した画面と類似の画面が操作パネル上の表示部80に表示され、画像読取装置にて排紙振り分け設定を行うことが可能である。
【0026】
また、上記実施の形態では、二つの排紙ポケット(第1排紙ポケット102および第2排紙ポケット103)にて小切手等の原稿100の排紙振り分けを行っているが、これに限らず、3つ以上の排紙ポケットにて小切手等の原稿の排紙振り分けを行ってもよい。
【0027】
また、上記実施の形態では、小切手等の原稿の排紙振り分け設定として、小切手等の原稿に印字されたMICR文字列の読取りが正常であるか否かによる排紙振り分け設定及び、銀行コードを指定することによる排紙振り分け設定等を行うことが可能であるが、これに限らず、小切手等の原稿に印字されている銀行コード以外のMICR文字列の印字内容に基づき排紙振り分け設定を行うことも可能である。
【0028】
上記実施形態では、1つの排紙振り分け設定情報を画像読取装置内部の不揮発性メモリであるEEPROMへ保存しているが、複数の排紙振り分け設定情報を画像読取装置内部の不揮発性メモリであるEEPROMへ保存し、原稿の振り分け処理の実行の前に、複数の保存された排紙振り分け設定情報の中から選択してもよい。なお、MICR読取信号を解析するのではなく、イメージセンサで読み取った画像を画像読取装置内部において解析して原稿の向きや大きさを判断し、ホストコンピュータから制御されることなく振り分ける処理を行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】画像読取装置の概略の構成を示す上面図
【図2】画像読取装置の制御系の概略構成を示す図
【図3】本発明の実施例における一連の動作を説明するフローチャート
【図4】ホストコンピュータにおける排紙振り分け設定画面を示す図
【図5】ホストコンピュータにおける排紙振り分け設定画面を示す図
【図6】画像読取装置の操作パネルを示す図
【図7】画像読取装置の概略の構成を示す斜視図
【図8】原稿を例示する図
【符号の説明】
【0030】
90 MICR文字列
100 原稿101 給紙ポケット
102 第1排紙ポケット
103 第2排紙ポケット
104 分離給送部
105 磁気ヘッド
106 イメージセンサ
107 フラッパ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原稿を一枚づつ分離して搬送する搬送手段と、
搬送された原稿に印字されたMICR文字列を読取るMICR読取手段と、
前記MICR読取手段により出力されるMICR文字列の読取信号の解析手段と、
搬送された原稿の画像を読取る画像読取手段と、
搬送された原稿を排紙する複数の排紙ポケットと、
前記解析手段によるMICR文字列の読取結果に基づいて、搬送された原稿をどの排紙ポケットへ排紙するのかを判断する判断手段を備え、
外部制御装置から制御されることなく前記原稿を搬送し、MICR読取を実行し、MICR文字列の読取結果に基づき、小切手等の原稿の振り分け処理を行うことを特徴とする画像読取装置。
【請求項2】
MICR文字列の読取が正常に行われた原稿とMICR文字列の読取がエラーとなった原稿の振り分け処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
【請求項3】
特定のMICR文字列が印字されている原稿と特定のMICR文字列が印字されていない原稿の振り分け処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記外部制御装置から送信された前記特定の文字列を受信することを特徴とする請求項3記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記特定の文字列を画像読取装置の内部メモリに記憶することを特徴とする請求項3記載の画像読取装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−116256(P2010−116256A)
【公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−292153(P2008−292153)
【出願日】平成20年11月14日(2008.11.14)
【出願人】(000104652)キヤノン電子株式会社 (876)
【Fターム(参考)】