説明

画面記録装置

【課題】
【発明が解決しようとする課題】
パソコン画面の効率的な記録と再生に関する方法及びシステムの提供。
【解決手段】
一定間隔毎にパソコン画面に表示中の内容を一時記憶装置に記録する(2-1-11)。講師用パソコンでクリック操作が行われた場合に(2-1-21)、本来の処理が行われる(2-1-22)と共に前記一時記憶装置に記録された内容を記憶装置に記録する(2-1-23)。再生操作が行われ(2-1-31)または入力操作が行われずに一定時間経過すると(2-1-32)、パソコン画面上で前記記録内容の再生を開始し(2-1-33)、再生中に記録内容を取り外し可能記憶装置に圧縮保存(2-1-34)、また送信する(2-1-35)。生徒用パソコンでこれを受信し(2-2-11)、生徒用パソコンで記録内容の再生を開始して(2-2-12)一定秒経過すると(2-2-21)、画面の背景色を変え、また一定秒経過したという情報を送信する(2-2-22)。講師用パソコンでこれを受信して表示する(2-3-11)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パソコン画面の効率的な記録と再生に関する方法及びシステムの提供に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、パソコン画面を動画として連続録画したり、パソコン画面を一定間隔ごとに記録したり、あるいはユーザーの記録操作によりその都度パソコン画面を記録するシステムがあった。
しかし、前記のパソコン画面を動画として連続録画するシステムは、保存サイズが膨大なものとなり、記録したデータを安価な記録媒体に保存してパソコンから持ち出すことは難しく、また保存データをインターネットにアップロードするのも難しかった。
また、前記のパソコン画面を一定間隔ごとに記録するシステムは、前記の動画として録画するシステムに比べれば保存サイズが小さいが、記録したデータを安価な記憶媒体にコピーして容易にパソコンから持ち出すことができるほどには小さくなかった。また記録の間隔を離せば、保存サイズを小さくできたが、必要な画面を記録し損ねるといった不具合が発生した。
また、前記のユーザーの記録操作によりパソコン画面を記録するシステムは、記録の度に操作しなければならず面倒であり、記録操作に気をとられ本来のパソコン操作が疎かになり、あるいは、パソコン操作に集中して記録操作を行うのを忘れてしまうといった不便があった。
それ故、たとえばパソコン講習の場面でみると、生徒が講習内容をたとえば安価な記憶媒体に記録して持ち帰りたいと考えても、容易に保存できず、そのため、生徒はパソコン操作の手を止めてノートをとり、また操作がわからないときはそれらのノートを調べ、その間に授業が先に進んでしまってついていけなくなる光景が見られた。また講師も、パソコン画面を簡単に記録しておく手段がなかったため、プリントやテキストの作成を効率的に行うことはできなかった。
また、たとえ記録したパソコン画面を記録媒体に記録して持ち帰ることができる場合であっても、保存に時間がかかり、講習中に保存しようとするとパソコンが一時的に利用できなくなるといった不便があった。
また、従来のシステムは、記録したパソコン画面を再生する場合、再生ソフトを起動するなど準備を行ったうえで再生をしなければならなかった。そのため、たとえばパソコン講習で、復習のためその都度、今まで説明してきた部分を再生して見せるといった使い方はできず、講師が複数回同じ操作を繰り返してみせる必要があった。
ちなみに、コンピュータは、手順を1つでも抜かして操作しようとすると、期待通りに動作しないので、生徒が講師の説明を聞き逃した場合、その場で講師がすぐにフォローしないと、その生徒はそれ以降の説明の一切を理解できなくなってしまう危険があるが、講師は講師用パソコンの画面映像をスクリーンに映写しながら説明しているなど、自分の席を離れるのが難しい場合も少なくなく、またパソコン設置教室は設備の関係上、通路が狭くなっていることも珍しくないので、一般の授業のように自由に生徒の様子を見て回ることができず、たとえば生徒が操作方法等で分からない点があり、またそれを自分で解決できずに困っている場合に、講師がこれを知る有効なシステムはなかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
すなわち従来、パソコン画面の記録に際して以下のような問題があった。
サイズが大きくなりすぎて、記録を保存して持ち帰ることが難しい。
また、いちいち記録操作をしなければならなく、あるいは必要な画面を記録し損ねる。
また、記録の保存作業や、保存した記録についての説明メモの作成に時間がかかりすぎる。
また、簡単に再生できず、再生準備に時間がかかる。
また、生徒が記録を見直しても疑問を解決できない場合、それを講師が知ることができない。
本発明は、以上のような従来の問題を克服することを目的とする。
すなわち、ユーザーがパソコン操作でクリックする度にその画面を記録する方法を用いることにより、ユーザーがいちいち記録のための特別な操作を行わなくても自動記録され、記録が必要な場面で記録し損ねることを防止すると同時に、画面内容に変化がないような場面での記録を省略して保存サイズを小さくする。
ところで、講師は生徒に見せる必要がない操作を行うときに素早い操作を行う傾向があり、また生徒は上手く操作できずにあせっているときなどに、必要以上に素早い操作を行う傾向があるので、普通よりも素早い操作を行ったときは、記録が不要と判断し記録しないことにより、さらに保存サイズを小さくする。
また、クリック直後の画面を記録したのでは遅すぎる場合もあるので、予めクリックの有無にかかわらず一定間隔で画面を記録しておき、クリック操作が行われたら、その予め記録した画面を取得することにより、タイミングを逃すことなく記録する。
また、記録画面の再生中に記録画面を圧縮保存またアップロードまたメール送信される方法を用いることにより、保存等の処理をするために、いちいち作業を中断する必要がなく、
また終了前にまとめて保存作業をしないですむようにする。
また、画面だけ記録したのではあとで何の画面か分からなくなる場合もあるので、同時期に入力された音声や文字を画面とともに記録することで、保存した記録についての説明メモの作成等の手間を省く。
また、入力操作が行われずに一定時間経過すると記録画面の再生が自動開始される方法も選択できるようにすることにより、たとえば講師が手を休めたり、生徒の様子を見るために席を離れたりする度に、講師用パソコンに接続されたプロジェクタから教室のスクリーンに向けて、復習画面を繰り返し映写できるようにする。
また、生徒が記録画面を見て(ウィンドウがアクティブな状態のままで)一定秒経過すると、その生徒のパソコン画面の背景色を変え、また必要ならばそのデータをネット経由で講師用パソコンに自動送信する方法を用いることにより、講師は離れた位置からでも、自分で解決できずに困っている生徒を判別できるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1の発明は、入力操作またコンピュータの処理装置また記憶装置の動作また状態の一定程度以上の変化に際して表示装置に表示される画面内容を記録する画面記録方法、また予め一定また不定の間隔で画面内容を仮記録し入力操作またコンピュータの処理装置また記憶装置の動作また状態の一定以上の変化に際して前記の予め仮記録した画面内容を記録する画面記録方法、また前記入力操作とはマウスのクリック操作またキーボードのエンターキーを押す操作であって、また前記入力操作を行った場合であっても基準よりも短い間隔また通常と異なるタイミングで操作を行ったときは前記画面内容の記録を行わない前記画面記録方法、また前記記録の再生を促す入力操作が行われまた一定以上の入力操作が行われずに時間経過すると前記記録の再生を自動開始する画面再生方法、また前記記録の再生をしたまま時間が経過すると再生したまま時間が経過したことを示す情報を提示しまた送信する画面再生方法、また前記表示装置に表示される画面内容を記録するに際して入力されまた放送されまた予め準備された情報も記録する前記画面記録方法、また前記入力されまた放送されまた予め準備された情報は文字また図また音声であってまた前記記録内容また前記記録の再生また再生項目に関する情報であってまた記録年月日また時また記録画面数また前記記録を行う装置また前記記録に関連する人また組織に関する情報であってまた広告に関する情報である前記画面記録方法、また前記のように画面内容の記録に際して入力されまた放送されまた予め準備された情報も記録した場合に前記記録画面の再生に際して前記入力されまた放送されまた予め準備された情報を提示しまたインターネットまたデータベースを検索する際のキーワードとして利用しまた検索を行いその結果に関する情報を表示する前記画面再生方法、また前記記録の再生とは映写装置によるスクリーンへの映写によるものである前記画面再生方法、また前記記録の一部また全部また一覧を印刷する前記画面再生方法、また前記記録の再生中に前記記録内容の保存また圧縮保存また送信また印刷を行う前記画面再生方法、また前記再生したまま時間が経過したことを示す情報を提示するとは表示画面の内容を変化させる方法によるものである前記画面再生方法、また前記時間が経過したことを示す情報を提示したのち前記記録の再生を停止しまたさらに一定時間経過した場合に前記再生したまま時間が経過したことを示す情報の提示をやめまた前記再生を停止したことを示す情報を提示しまた送信する前記画面再生方法、また前記記録の再生中に記録年月日また時また記録画面数また前記記録を行った装置また前記記録に関連する人また組織また広告に関する情報を表示する前記画面再生方法、またスクリーンセイバーの実行中に保存また圧縮保存また送信また印刷またそれ以外の時間がかかる処理を行う保存また送信方法、また、入力装置と表示装置と記憶装置と画面記録制御装置とを備え、前記入力装置よりの入力に際して前記画面記録制御装置が前記表示装置に表示された画面を前記記憶装置に記録し、また前記入力装置よりの入力が前回の入力から一定時間経過後にあったと前記画面記録制御装置が確認したときに前記表示装置に表示された画面を前記記憶装置に記録する前記画面記録装置、また表示装置と記憶装置と画面記録制御装置と前記画面記録制御装置が行う以外の処理全般を行う一般処理装置また前記一般処理装置が処理に際して用いる一般一時記憶装置とを備え、前記一般処理装置また一般一時記憶装置の動作また状態の一定程度以上の変化に際して前記画面記録制御装置が前記表示装置に表示された画面を前記記憶装置に記録する画面記録装置、また前記一般処理装置また前記一般一時記憶装置の動作また状態の変化が前回の前記動作また状態の変化から一定時間経過後にあったと前記画面記録制御装置が確認したときに前記表示装置に表示された画面を前記記憶装置に記録する前記画面記録装置、また画面一時記憶装置と画面一時記録制御装置とを備え、前記画面一時記録制御装置が前記表示装置に表示された画面を予め一定また不定の間隔で前記画面一時記憶装置に記録し前記入力装置よりの入力に際して前記画面記録制御装置が前記画面一時記憶装置に記録された画面を前記表示装置に表示された画面として前記記憶装置に記録する前記画面記録装置、前記入力装置よりの入力に際して前記画面記録制御装置が前記入力装置からの文字また図を前記記憶装置に記録する前記画面記録装置、また文字一時記憶装置を備え、前記入力装置よりの入力に際して前記画面記録制御装置が前記文字一時記憶装置に記録された文字また図を前記記憶装置に記録する前記画面記録装置、また文字一時記録制御装置を備え、前記文字一時記録制御装置が前記入力装置よりの文字また図を前記文字一時記憶装置に記録し前記入力装置よりの入力に際して前記画面記録制御装置が前記文字一時記憶装置に記録された文字また図を前記記憶装置に記録する前記画面記録装置、また一時記録文字表示制御装置を備え、前記一時記録文字表示制御装置が前記文字一時記憶装置に記録された文字また図を前記表示装置に表示し前記入力装置よりの入力に際して前記画面記録制御装置が前記表示装置に表示された前記文字また図を表示装置に表示された画面の一部として前記記憶装置に記録する画面記録装置前記、また前記文字一時記憶装置に記録された文字また図とは前回前記画面記録制御装置が前記記憶装置に記録した以降またそれ前後の文字また図である前記画面記録装置、また音声文字変換制御装置と音声文字変換装置とを備え、前記文字また図とは前記音声文字変換制御装置が前記音声文字変換装置を制御して前記音声を変換したものである前記画面記録装置、また音声入力装置と音声一時記憶装置とを備え、前記音声入力装置よりの入力に際して前記画面記録制御装置が前記音声一時記憶装置に記録された音声また図を前記記憶装置に記録する前記画面記録装置、また音声一時記録制御装置を備え、前記音声一時記録制御装置が前記入力装置よりの音声また図を前記音声一時記憶装置に記録し前記入力装置よりの入力に際して前記画面記録制御装置が前記音声一時記憶装置に記録された音声また図を前記記憶装置に記録する前記画面記録装置、また前記音声一時記憶装置に記録された音声また図とは前回前記画面記録制御装置が前記記憶装置に記録した以降またそれ前後の音声また図である前記画面記録装置、また前記画面記録制御装置が前記文字また図また音声の記録に際して同時期に記録する前記画面と関連させて記録しまた指定した前記画面と関連させて記録する前記画面記録装置、また放送受信装置と放送受信制御装置とを備え、前記文字また図また音声とは前記放送受信制御装置が前記放送受信装置を制御して受信した情報である前記画面記録装置、また前記の入力装置よりの入力とはマウスでクリックが行われまたキーボードでエンターキーが押されたことによるものである前記画面記録装置、また入力装置と表示装置と記憶装置と記録画面再生制御装置とを備え、前記記録画面再生制御装置が前記入力装置から前記記録の再生を促す入力がなされまた前記入力装置から入力がなく一定時間経過したと確認したときに前記記憶装置に記録された前記記録の再生を開始する画面再生装置、また記録画面受信装置と記録画面受信制御装置と受信画面記録制御装置とを備え、前記記録画面再生制御装置が再生する記憶装置に記録された記録とは前記記録画面受信制御装置が前記記録画面受信装置を制御して受信し前記受信画面記録制御装置が前記記憶装置に記録したものである前記画面再生装置、また前記表示装置とは表示装置の映写装置である前記画面再生装置、また記録画面送信装置と記録画面送信制御装置とを備え、前記記録画面再生制御装置が前記記録の再生を行うに際して前記記録画面送信制御装置が前記記録画面送信装置を制御して前記記憶装置に記録された前記記録の送信を行う前記画面再生装置、また取り外し可能記憶装置と取り外し可能記憶装置制御装置とを備え、前記記録画面再生制御装置が前記記録の再生を行うに際して前記取り外し可能記憶装置御装置が前記記憶装置に記録された前記記録を前記取り外し可能記憶装置へ記録する前記画面再生装置、また前記画面記録装置において前記文字また図また音声と画面とを関連させて記録した場合に前記記録画面再生制御装置による前記記録の再生に際して前記関連させて記録した前記文字また図また音声と画面とを同時期にまた視覚上関連的に再生する前記画面再生装置、また検索制御装置と検索装置とを備え、前記画面記録装置において前記文字また図また音声を前記記憶装置に記録した場合に前記記録画面再生制御装置による前記記録の再生に際して前記検索制御装置が前記検索装置を制御して前記文字また図をキーワードとしてローカルまたネットワークのデータベースを検索しこれにより得た検索結果情報また前記検索結果情報に関するページへのリンクに関わる情報を前記記録画面再生制御装置が前記記録と同時期にまた視覚上関連的に再生する前記画面再生装置、また音声文字変換制御装置と音声文字変換装置とを備え、前記文字また図とは前記音声文字変換制御装置が前記音声文字変換装置を制御して前記音声を変換したものである前記画面再生装置、また放送受信装置と放送受信制御装置とを備え、前記文字また図また音声とは前記放送受信制御装置が前記放送受信装置を制御して受信した情報である前記画面再生装置、また印刷制御装置と印刷装置とを備え、前記記録画面再生制御装置による前記記録の再生に際して前記印刷制御装置が前記記憶装置に記録された前記記録の一部また全部の印刷を開始する画面再生装置、また前記印刷制御装置による印刷に際して前記入力装置から用紙一枚あたりに印刷される前記記録画面数を指示する入力があった場合に前記印刷制御装置が前記用紙一枚あたりに印刷される記録画面数を踏まえて印刷する前記画面再生装置、また閲覧超過確認装置と閲覧超過情報表示制御装置とを備え、前記記録画面再生制御装置が前記記憶装置に記録された前記記録の再生を開始したのち一定時間経過したと前記閲覧超過確認装置が確認したときは前記閲覧超過情報表示制御装置が前記表示装置の表示を変化させる前記画面再生装置、また閲覧超過情報送信制御装置と閲覧超過情報送信装置とを備え、前記記録画面再生制御装置が前記記録の再生を開始したのち一定時間経過したと前記閲覧超過確認装置が確認したときは前記閲覧超過情報送信制御装置が前記閲覧超過情報送信装置を制御して前記再生を開始してから時間が経過したことを示す情報を送信する前記画面再生装置、また問題解決確認装置と問題解決情報表示制御装置とを備え、前記記録画面再生制御装置による記録の再生が停止されたと前記問題解決確認装置が確認したときは前記問題解決情報表示制御装置が前記表示装置の表示を変化させる前記画面再生装置、また問題解決情報送信制御装置と問題解決情報送信装置とを備え、前記記録画面再生制御装置による記録の再生が停止されたと前記問題解決確認装置が確認したときは前記問題解決情報送信制御装置が前記問題解決情報送信装置を制御して前記再生を停止ししたことを示す情報を送信する前記画面再生装置、また前記画面記録装置と前記画面再生装置とを備え、前記画面記録装置による記録画面を前記画面再生装置により再生する画面記録再生装置、また、入力装置と表示装置と表示制御装置のほか送信装置と送信制御装置また記憶装置と記憶制御装置とを備え、前記入力装置よりの入力が一定時間ないときに前記送信制御装置が前記送信装置を制御してデータ送信を開始しまた前記記憶制御装置が前記記憶装置へのデータ記録を開始しまたその際に前記表示制御装置が前記表示装置の表示を変化させる有閑時送信記憶装置、また前記入力装置より入力があったときに前記送信制御装置が前記送信装置を制御して前記データ送信を停止しまた前記記憶制御装置が前記記憶装置への前記データ記録を停止しまた前記表示制御装置が前記表示装置の表示を再度変化させる前記有閑時送信記憶装置、また、入力装置と表示装置と表示制御装置のほか時間のかかる処理を行う重処理装置と重処理制御装置とを備え、前記入力装置よりの入力が一定時間ないと
きに前記重処理制御装置が前記重処理装置を制御して処理を開始しまたこの際に前記表示制御装置が前記表示装置の表示を変化させる有閑時重処理装置、また前記入力装置よりの入力があったときに前記重処理制御装置が前記重処理装置を制御して前記処理を停止しまた前記表示制御装置が前記表示装置の表示を再度変化させる前記有閑時重処理装置である。
【発明の効果】
【0005】
以上説明したように、本発明において、ユーザーがパソコン操作でクリックする度にその画面を記録する方法を用いることにより、ユーザーがいちいち記録のための特別な操作を行わなくても画面が自動記録され、記録が必要な場面で記録し損ねることを防止すると同時に、画面内容に変化がないような場面での記録を省略して保存サイズを小さくする。
また、記録画面の再生中に記録画面を圧縮保存またアップロードまたメール送信する方法を用いることにより、保存また送信等の処理をするために、いちいち作業を中断する必要がなく、また終了前にまとめて保存作業をしないですむようにする。
また、入力操作が行われずに一定時間経過すると記録画面の再生が自動開始される方法も選択できるようにすることにより、たとえば講師が手を休めたり、生徒の様子を見るために席を離れたりする度に、講師用パソコンに接続されたプロジェクタから教室のスクリーンに向けて、復習画面を繰り返し映写できるようにする。
また、生徒が記録画面を見て(ウィンドウがアクティブな状態のままで)一定秒経過すると、その生徒のパソコン画面の背景色を変え、また必要ならばそのデータをネット経由で講師用パソコンに自動送信する方法を用いることにより、講師は離れた位置からでも、自分で解決できずに困っている生徒を判別できるようにする。
【本発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
【0007】
(以下、本システムの構成の説明)
本システムは、講師用端末(1-100)を必須として備える。
前記講師用端末(1-100)は、講師が入力(2-1-21、2-1-31、2-1-32)に用いる入力装置(1-110)と、処理結果を表示するディスプレイ(1-141)と、前記ディスプレイ(1-141)の画面をスクリーンに映写するプロジェクタ(1-142)と、一般的な処理(2-1-22)を制御する一般処理制御装置(1-121)と、前記ディスプレイ(1-141)の画面が一時記録(2-1-11)される画面一時記憶装置(1-131)と、(主に前記一般処理制御装置(1-121)の処理結果等が表示された)前記ディスプレイ(1-141)の画面を定期的に前記画面一時記憶装置(1-131)に記録(2-1-11)する画面一時記録制御装置(1-126)と、より長期的な記録(2-1-23)に用いられる記憶装置(1-132)と、前記入力装置(1-110)からの入力を確認したときに前記画面一時記憶装置(1-131)に一時記録された前記画面を前記記憶装置(1-132)に記録(2-1-23)する画面記録制御装置(1-127)と、前記記録画面を前記ディスプレイ(1-141)に再生表示(2-1-33)する記録画面再生制御装置(1-122)とを備える。
また、前記記録画面を端末外に持ち出すときに用いる取り外し可能記憶装置(1-133)と、前記記録画面を前記取り外し可能記憶装置(1-133)へ記録(2-1-34)する処理を制御する取り外し可能記憶装置制御装置(1-128)とを備えてもよい。
【0008】
また、本システムは、前記講師用端末(1-100)のほか、1台以上の生徒用端末(1-200)を備え、前記講師用端末(1-100)の画面を記録送信(2-1-35)し、前記生徒用端末(1-200)がこれを受信(2-2-11)再生(2-2-12)してもよい。
その場合、前記講師用端末(1-100)は、前記装置(0007)のほか、ネットワーク(1-300)を介して前記生徒用端末(1-200)へ前記記録画面を送信(2-1-35)するのに用いられる記録画面送信装置(1-151)と、前記記録画面送信装置(1-151)の送信処理(2-1-35)を制御する記録画面送信制御装置(1-124)とを備える。
また、前記生徒用端末(1-200)はディスプレイ(1-241)と、ネットワーク(1-300)を介して前記講師用端末(1-100)より前記記録画面を受信(2-2-11)するのに用いられる記録画面受信装置(1-251)と、前記記録画面受信装置(1-251)の受信処理(2-2-11)を制御する記録画面受信制御装置(1-224)と、前記受信記録画面をディスプレイ(1-241)に表示(2-2-12)する受信記録画面表示制御装置(1-222)とを備える。
【0009】
また、前記講師用端末(1-100)の画面を記録送信(2-1-35)し、これを前記生徒用端末(1-200)で受信(2-2-11)再生(2-2-12)する(0008)場合に、生徒がこの再生画面を一定時間以上閲覧している、または前記の生徒が閲覧を止めたといったことを講師が確認する手段を備えてもよい。
すなわちその場合、前記生徒用端末(1-200)は、前記装置(0008)のほか、生徒が入力に用いる入力装置(1-210)と、一般的な処理を制御する一般処理制御装置(1-221)と、生徒が前記ディスプレイ(1-241)に表示された前記受信記録画面(再生画面)を一定時間以上閲覧している、またその後閲覧を止めたことを確認(2-2-21)する閲覧超過確認装置(1-226)と、前記一定時間以上閲覧している、またその後閲覧を止めたという情報を前記ディスプレイ(1-241)に表示(2-2-22)する閲覧超過情報表示制御装置(1-223)とを備える。
【0010】
また、前記の生徒が再生画面を一定時間以上閲覧しているという情報を前記生徒用端末(1-200)から講師用端末(1-100)に送信(2-2-22)する手段を備えてもよい。
すなわちその場合、前記生徒用端末(1-200)は、前記装置(0009)のほか、前記一定時間以上閲覧しているという情報を送信(2-2-22)するのに用いられる閲覧超過情報送信装置(1-252)と、前記閲覧超過情報送信装置(1-252)を制御して前記一定時間以上閲覧しているという情報を送信(2-2-22)する閲覧超過情報送信制御装置(1-225)とを備える。
また前記講師用端末(1-100)は、前記装置(0008)のほか、生徒が再生画面を一定時間以上閲覧しているという情報をネットワーク(1-300)を介して前記生徒用端末(1-200)より受信(2-3-11)するのに用いられる閲覧超過情報受信装置(1-152)と、前記閲覧超過情報受信装置(1-152)を制御して前記情報を受信(2-3-11)する閲覧超過情報受信制御装置(1-125)と、前記の受信情報を前記ディスプレイ(1-141)に表示(2-3-11)する閲覧超過情報表示制御装置(1-123)とを備える。
【0011】
(以下、本システムの処理の説明)
(0007に関する処理)
まず、前記講師用端末(1-100)において、前記画面一時記録制御装置(1-126)が、前記ディスプレイ(1-141)の画面を定期的に前記画面一時記憶装置(1-131)に記録する(2-1-11)。
次に、講師が前記講師用端末(1-100)にて、前記入力装置(1-110)から入力操作を行う(2-1-21)と、前記一般処理制御装置(1-121)が処理を制御し、操作本来の処理を行い、必要に応じて処理結果をディスプレイ(1-141)に表示し、前記プロジェクタ(1-142)が前記ディスプレイ(1-141)の画面をスクリーンに映写する(2-1-22)。また、前記画面記録制御装置(1-127)が前記入力に際して前記画面一時記憶装置(1-131)に記録されていた画面を前記記憶装置(1-132)に記録する(2-1-23)。
講師が講師用端末(1-100)にて入力装置(1-110)から前記記録画面の再生を促す入力を行った場合(2-1-31)、また、(予め入力装置(1-110)を用いて詳細設定ダイアログ(3-B)にて操作せずに一定時間経過したら自動的に記録画面の再生を開始するように指定(3-13)しているときには)一定時間入力装置(1-110)からの入力がなかった場合(2-1-32)、記録画面再生制御装置(1-122)が前記記憶装置(1-132)に記録された前記記録画面をディスプレイ(1-141)に再生表示し、プロジェクタ(1-142)が前記ディスプレイ(1-141)の画面をスクリーンに映写する(2-1-33)。
また(予め入力装置(1-110)を用いて詳細設定ダイアログ(3-B)にて取り外し可能記憶装置(1-133)への保存処理(2-1-34)を指定(3-16、3-18)しているときには)取り外し可能記憶装置制御装置(1-128)が前記記憶装置(1-132)に記録された前記記録画面を前記取り外し可能記憶装置(1-133)へ記録する(2-1-34)。
【0012】
(0008に関する処理)
また(予め入力装置(1-110)を用いて詳細設定ダイアログ(3-B)にて記録画面の送信処理(2-1-35)を指定(3-20、3-21)しているときには)前記処理(0011)で前記記憶装置(1-132)に記録された前記記録画面を記録画面送信制御装置(1-124)が記録画面送信装置(1-151)を制御して生徒用端末(1-200)に送信する(2-1-35)。
そして、生徒が前記生徒用端末(1-200)にて、前記入力装置(1-210)から前記記録画面の閲覧を促す入力を行った場合(4-1)には、前記記録画面受信制御装置(1-224)が前記記録画面受信装置(1-251)を制御して前記記録画面を受信し(2-2-11)、前記受信記録画面表示制御装置(1-222)が前記ディスプレイ(1-241)に前記の受信記録画面を再生表示する(2-2-12)。
【0013】
(0009に関する処理)
また、前記処理(0012)で前記ディスプレイ(1-241)に表示された前記受信記録画面(再生画面)を生徒が一定時間以上閲覧しているときは、前記閲覧超過確認装置(1-226)がこれを感知して(2-2-21)前記閲覧超過情報表示制御装置(1-223)が前記ディスプレイ(1-241)に表示する。
【0014】
(0010に関する処理)
また、(さらに予め入力装置(1-110)を用いて詳細設定ダイアログ(3-B)にて生徒が前記再生画面を一定時間以上閲覧していることを講師に送信する処理(2-2-22)を指定(3-24、3-25、3-26)しているときには)前記処理(0013)で前記閲覧超過確認装置(1-226)が前記受信記録画面(再生画面)を生徒が一定時間以上閲覧していると確認したときは、前記閲覧超過情報送信制御装置(1-225)が前記閲覧超過情報送信装置(1-252)を制御して、前記の一定時間以上閲覧しているという情報を前記講師用端末(1-100)に送信する(2-2-22)。
前記講師用端末(1-100)においては、前記閲覧超過情報受信制御装置(1-125)が前記閲覧超過情報受信装置(1-152)を制御して、前記の生徒が再生画面を一定時間以上閲覧しているという情報を受信し、この受信情報を前記閲覧超過情報表示制御装置(1-123)が前記ディスプレイ(1-141)に表示する(2-3-11)。
前記講師用端末(1-100)においては、前記閲覧超過情報受信制御装置(1-125)が前記閲覧超過情報受信装置(1-152)を制御して、前記の生徒が再生画面を一定時間以上閲覧しているという情報を受信し、この受信情報を前記閲覧超過情報表示制御装置(1-123)が前記ディスプレイ(1-141)に表示する(2-3-11)。
またその後、前記閲覧超過確認装置(1-226)が、前記受信記録画面(再生画面)を生徒が閲覧するのを止めたと確認したときは、前記閲覧超過情報送信制御装置(1-225)が前記閲覧超過情報送信装置(1-252)を制御して、前記閲覧を止めたという情報を前記講師用端末(1-100)に送信する(2-2-22)。
前記講師用端末(1-100)においては、前記閲覧超過情報受信制御装置(1-125)が前記閲覧超過情報受信装置(1-152)を制御して、前記の生徒が再生画面を閲覧するのを止めたという情報を受信し、この受信情報を前記閲覧超過情報表示制御装置(1-123)が前記ディスプレイ(1-141)に表示する(2-3-11)。
【0015】
(以下、本システムの各装置と各処理についての補足説明)
ここで、講師用端末(1-100)生徒用端末(1-200)とは、例えばパソコンなどコンピュータであってもよく、さらにインターネットなどの情報通信網を通じて利用可能なコンピュータであってもよい。
【0016】
講師用端末(1-100)生徒用端末(1-200)の入力装置(1-110・1-210)は、マウスなどである。また、マウス等のポインティングデバイスのほか、キーボードであってもよいし、タブレット等を含むタッチパネル等であってもよいし、これらの複数であってもよい。
【0017】
ディスプレイ(1-141・1-241)とは、CRTであってもよいし、液晶ディスプレイであってもよいし、テレビ受像機であってもよいし、さらには入力装置(1-110・1-210)などと一体化した、例えば液晶タブレット等であってもよい。また音声を出力する装置などや、映像や音声を出力する装置であってもよい。
【0018】
プロジェクタ(1-142)とは、「発光型」また「透過型」また「反射型、」の映写機のみでなく、CRTディスプレイであってもよいし、液晶ディスプレイであってもよい。
また本システムにおいてプロジェクタは、必ずしも必要ない。すなわち、本実施形態では、教室などで一斉講習等を行う場合に、多数の生徒に講師用端末(1-100)のディスプレイ(1-141)を拡大して見せることを想定しているが、例えば少数の生徒に対する講習などでは必ずしも講師用端末(1-100)のディスプレイ(1-141)をスクリーンに映写する必要のない場合もあると思われる。
【0019】
一般処理制御装置(1-121)が制御する一般的な処理(2-1-22)とは、主に本システムに関する処理以外の処理などであって、例えば本システムに関係ないOSの処理や他のアプリケーション(たとえばワープロソフトや表計算ソフトやブラウザ)などに関する処理などである。(また例えばテレビの受像処理等であってもよい。)
【0020】
画面一時記憶装置(1-131)とは、ディスプレイ(1-141)の画面を定期的にコピーして短期的に保管(2-1-11)しておく仮スペースである。
その性質から、例えば半導体メモリを利用した主記憶装置(メインメモリ)などを想定しているが、ハードディスクなどの外部記憶装置(補助記憶装置)であってもよい。
【0021】
画面一時記録制御装置(1-126)は、ディスプレイ(1-141)の画面を定期的に画面一時記憶装置(1-131)に記録する(2-1-11)。
たとえば、講師がワープロソフトや表計算ソフトやブラウザなど他アプリケーションの操作を行っているときに、その操作画面を一定秒ごとに繰り返し画面一時記憶装置(1-131)にコピーする(2-1-11)。
(また、テレビ画面やビデオ画面やそのほか連続記録がふさわしい画面の場合、一定秒ごとでなく連続的にコピーして、画面一時記録制御装置(1-126)を介してまた直接記憶装置(1-132)に記録してもよい。)
また、前記記録(2-1-11)に際して、例えば端末のパフォーマンスに影響を与えないようにするため、その都度前回記録した画面を消去また上書しても良い。
画面をコピーする間隔は、実験の結果、通常は0、5秒〜2秒程度がいいようであるが、使用者や使用場面や使用者また使用端末のパフォーマンスによって変更できるようにしてもよい。
またマウスの位置またマウスの形を一緒に記録しても良い。すなわち、たとえば予め詳細設定ダイアログ(3-B)を表示し、入力装置(1-110)から前記画面コピーの間隔を指定する旨またマウスの位置を記録する旨(3-15)またマウスの形を記録する旨の命令の入力を受け付け、入力装置(1-110)から前記旨の命令の入力があった場合には、画面一時記録制御装置(1-126)は、前記指定間隔で画面一時記憶装置(1-131)に記録し、また前記画面とともに前記マウスの位置またマウスの形を画面一時記憶装置(1-131)に記録してもよい。
【0022】
記憶装置(1-132)も画面一時記録装置(1-131)と同じく、ディスプレイ(1-141)の画面を保管しておくスペースであるが、より長期的な保管(2-1-23)に用いられる。すなわち、一時的に画面一時記憶装置(1-131)に保管(2-1-11)されたディスプレイ(1-141)の画面のうち、より長期の保管が必要な記録のみ保管(2-1-23)するスペースである。
(また、例えば前記のテレビ画面等の連続記録がふさわしい画面の記録などの場合には、必ずしも画面一時記憶装置(1-131)を介す必要はなく、直接記憶装置(1-132)に記録する場合もある。)
またその性質から、例えばハードディスクなどの外部記憶装置(補助記憶装置)であってよいが、半導体メモリを利用した主記憶装置(メインメモリ)などでもよい。
【0023】
画面記録制御装置(1-127)は、入力装置(1-110)からの入力を監視し、入力操作が確認されたら、予め画面一時記憶装置(1-131)に仮記録(2-1-11)されたディスプレイ(1-141)の画面記録を記憶装置(1-132)に再記録(2-1-23)する。
(ちなみにテレビ画面等、連続的記録がふさわしい場合には、前記入力操作の有無に関わらずに継続的に記録してもよい。)
たしかに(予め画面一時記憶装置(1-131)に仮保管(2-1-11)せずに)入力操作(2-1-21)確認直後に、ディスプレイ(1-141)の画面記録を記憶装置(1-132)に直接保管するほうが効率的に思われるが、クリック(2-1-21)直後のディスプレイ(1-141)の画面を記録したのでは(例えばパソコンで閉じるボタンをクリックした場合を考えると、記録時にはすでにウィンドウが閉じかけているなど)遅すぎる場合もあるので、予めクリック(2-1-21)の有無にかかわらず一定間隔でディスプレイ(1-141)の画面を画面一時記憶装置(1-131)に記録(2-1-11)しておき、クリック操作が行われたときに、画面一時記憶装置(1-131)にすでに記録されている前記画面を取得(2-1-23)する方法により(クリック(2-1-21)直前のディスプレイ(1-141)の画面を取得でき)タイミングを逃すことなく記録できる。
ところで一般的に、キーボード操作よりも、クリック操作のほうが、ディスプレイ(1-141)の画面に大きな変化を起こすことが多い。そのため、記録サイズや端末のパフォーマンスから考えると、クリック操作が行われた場合にのみディスプレイ(1-141)の画面の記録をすればよいとも考えられる。
また、エンターキーなど、ディスプレイ(1-141)の画面に大きな変化が起こる可能性の高いキーを押したときには、ディスプレイ(1-141)の画面が記録されるようにしても良い。
また、細かい操作まで含めて継続的に記録したい場合や、マウス操作をあまり行わない(例えばプログラミングなどの講習)場合にも不自由なく記録できるように、ユーザーの選択により、キーボード操作の際もディスプレイ(1-141)の画面が記録されるようにしてもよい。
すなわち、詳細設定ダイアログ(3-B)を表示し、予め入力装置(1-110)からキーボード操作の際もディスプレイ(1-141)の画面を記録する旨の命令の入力を受け付け、入力装置(1-110)から前記旨の命令の入力があった場合には、以降、キーボードから入力があった場合に画面記録制御装置(1-127)が画面一時記憶装置(1-131)に仮保管された前記画面記録を記憶装置(1-132)に再保管してもよい。
また例えば、一定間隔ごとに、マウスの移動距離やクリック操作回数やキーの押された回数を測定し、前記マウスの移動距離やクリック操作回数一定以下に減少し、キーボード操作が一定以上に増加した場合に、キーボード操作時もディスプレイ(1-141)画面が記録されるように自動的に設定を変更してもよい。
また、例えばCPUの負荷が増加した場合や、メモリの空きサイズなどに大きな変化があった場合には、ディスプレイ(1-141)の画面に大きな変化があって記録が必要な場面であると予想される。そこで、CPUや記憶装置の動作や状態に一定程度以上の変化が現れた場合には、ディスプレイ(1-141)の画面が記録されるようにしてもよい。
また前記入力操作を行った場合であっても、通常と異なるタイミングで操作を行ったときは、ディスプレイ(1-141)の画面の記録を行わないようにしてもよい。すなわち、実験の結果、講師は生徒に見せる必要がない操作を行うときに素早い操作を行う傾向があり、また生徒は上手く操作できずにあせっているときなどに、必要以上に素早い操作を行う傾向があるので、前回の入力操作(2-1-21)から一定秒内に次の入力操作(2-1-21)を行った場合や、普通よりも素早い操作(2-1-21)を行ったときは、記録が不要と判断し記録しないようにしてもよい。
【0024】
ところで画面記録制御装置(1-127)による仮記録画面の記憶装置(1-132)への記録(2-1-23)に関して、ディスプレイ(1-141)の画面を記録(2-1-23)しただけでは、あとで再生して見たとき(2-1-33、2-2-12)何の画面だったか分からなくなる場合もあるので、予め用意しておいた文字や図や音声などを前記画面とともに記録してもよい。すなわち、講師用端末(1-100)が文字一時記憶装置を備え、画面記録制御装置(1-127)は前記画面とともに予め前記文字一時記憶装置に用意しておいた文字や図を記録してもよい。また講師用端末(1-100)が音声入力装置と音声一時記憶装置を備え、画面記録制御装置(1-127)は前記画面とともに予め前記音声一時記憶装置に用意しておいた音声を記録し、たとえば画面にナレーションをつけるなどしてもよい。
例えば、講習前(本システム動作前)に、前記文字一時記憶装置に授業予定表やレジュメを用意しておき、講習中(本システム動作中)は前記授業予定表やレジュメを本来の操作(2-1-21)の邪魔にならないように配慮した上でディスプレイ(1-141)に表示し、講師は授業進度にあわせて入力装置(1-110)を用いて前記ディスプレイ(1-141)上の授業予定表やレジュメの該当文字列部位をドラッグやポイントしてマーキングしながら説明する。そして講師がクリック操作を行った(2-1-21)時には、画面記録制御装置(1-127)はそれらのマーキングされた授業予定表やレジュメが表示されたままの画面を記録(すなわち授業予定表やレジュメを画面の一部として記録)してもよい。これにより各記録画面には、その画面が講習の中のどの辺りの画面であるかといった情報や説明文などが表示された状態で記録されるので、あとでこれを再生したとき(2-1-33、2-2-12)内容が一目でわかり便利である。
また画面記録制御装置(1-127)は、前記のように授業予定表やレジュメを画面の一部として記録するだけでなく、前記の授業予定表やレジュメのマーキングされた部位の文字や図のみをデータとして取得し、画面と関連付けて記憶装置(1-132)に記録してもよい。
またこの場合、表示中の前記授業予定表やレジュメ自体が画面の一部として記録されるのを避けたい場合には、例えば画面記録時(2-1-23)にディスプレイ(1-141)上に表示された前記授業予定表やレジュメを一時的に隠し、あるいはディスプレイ(1-141)上の前記授業予定表やレジュメの表示されている範囲を避けて記録するなどの方法により、前記授業予定表やレジュメ自体が記録されないようにするのもよい。
また、予め前記文字一時記憶装置や音声一時記憶装置に文字や図や音声の一覧を用意しおき、それらの一覧を操作の邪魔にならないように配慮した上でディスプレイ(1-141)に表示(6-B)し、講師は入力装置(1-110)を用いて前記の文字や図や音声の一覧の中の該当する部位を選択し(またさらにディスプレイ(1-141)上でクリックやドラッグなどの入力操作することによって)、前記の選択した文字や図や音声がそれぞれ画面上に書き込まれ、画面記録制御装置(1-127)が前記の文字や図や音声が書き込まれた状態のディスプレイ(1-141)の画面を記憶装置(1-132)に記録してもよい(6-A)。
また必ずしも前記の文字や図や音声を画面に書き込まず、前記の文字や図や音声とディスプレイ(1-141)の画面とを関連付けて記憶装置(1-132)に記録してもよい。
あるいは、前記のように予め前記文字一時記憶装置や音声一時記憶装置に用意しておいた文字や図や音声と画面とを関連付けて記録するのではなく、新たに入力した文字や図や音声を画面と関連付けて記録してもよい。
すなわち、講習中(本システム動作中)に、入力装置(1-110)また前記音声入力装置より文字や図や音声の入力を受け付け、入力装置(1-110)また前記音声入力装置より文字や図や音声の入力があったときは、画面記録制御装置(1-127)が現在のディスプレイ(1-141)の画面と前記文字や図や音声とを適切に関連付けて記録してもよい。
また、前記のように入力した文字や図や音声をリアルタイムで画面と関連付けて記録するのではなく、一度、前記文字一時記憶装置や音声一時記憶装置に記憶した後、画面と関連付けて記録してもよい。
例えば、入力装置(1-110)を用いて入力された文字を前記文字一時記憶装置に仮記録し、画面記録制御装置(1-127)がディスプレイ(1-141)の画面を記録するに際して、その文字を取得してディスプレイ(1-141)の画面と関連付けて記憶装置(1-132)に記録してもよい。
またこのとき記録の重複を避けるため、前回記憶装置(1-132)に記録(2-1-23)した以降(またはその前後)の記録のみを記録してもよい。
ちなみに、前記の画面記録制御装置(1-127)が文字一時記憶装置や音声一時記憶装置に仮記録された文字や音声等を記録する処理は、入力装置(1-110)からの入力操作(2-1-21、2-1-23)に際してその都度おこなわれてもよいが、各記録文字等が細切れになる危険もあるため、必ずしも毎回行われる必要はなく、あるいは講習終了後または休憩時(本システム停止中)に、例えば入力装置(1-110)より入力された指示に従い、記録画面再生制御装置(1-122)が今まで記憶装置(1-132)に記録した画面をディスプレイ(1-141)に一斉表示し、入力装置(1-110)より入力された指示に従い、画面記録制御装置(1-127)がそれぞれの記録画面あるいは記録画面グループと、文字一時記憶装置また音声一時記憶装置に仮記録された文字や図や音声とを適切に関連付けて記録してもよい。これにより各記録文字が最適な画面と関連付けられて記録されるようになる。
また入力装置(1-110)より入力された指示に従い、それぞれの記録画面あるいは記録画面グループに対して、グループ化や削除や並べ替えを行ってもよい。ちなみに必要のない画面が記録された場合に備え、最低限、削除機能はあったほうがよいと思われる。
ちなみに、前記の文字や図や音声とは、前記文字や図や音声に関する情報等であってもよい。例えば、講師用端末(1-100)が検索制御装置と検索装置とを備え、前記検索制御装置が前記検索装置を制御して前記文字(や図や音声)に関する情報をインターネット上の検索エンジンで検索して、前記画面とともに前記検索結果また前記検索結果に関するページへのリンクに関する情報を記録してもよい。
また、前記の文字や図や音声とは、必ずしも記録画面の内容に関するものでなくてもよく、例えば広告や前記記録処理を行う装置名や前記記録処理を行う組織に関する情報であってもよい。すなわち、広告効果を狙い、前記記録画面とともに各種商用広告や、本システムの名称やロゴや連絡先、本システムやそのサービスを提供する会社や学校名を記録してもよい。
【0025】
記録画面再生制御装置(1-122)は、記憶装置(1-132)に記録された前記記録画面をディスプレイ(1-141)に再生表示し、またプロジェクタ(1-142)が利用可能な場合には前記プロジェクタでスクリーンに表示してもよい(2-1-33)。
【0026】
記録画面再生制御装置(1-122)は、入力装置(1-110)から前記記録の再生を開始する旨の命令が入力され、また入力装置(1-110)から入力がなく一定時間経過したと確認したときに記憶装置(1-132)に記録された前記記録の再生を開始する
前記記録画面の再生表示中は、その都度、現在表示中の画面が何枚目(またテレビ画面等の連続記録画面の場合には時間経過等)であるかをディスプレイ(1-141)に表示してもよい。また、前記記録画面が全部で何枚あるか(またテレビ画面等の連続記録画面の場合には総記録時間等)を表示してもよい(5-2)。
また記憶装置(1-132)に、文字や図や記号や音声などを関連させて記録している場合(0024)には、記録画面再生制御装置(1-122)は、前記の関連させて記録した文字や図や音声について、前記記録画面と関連的に再生してもよい。
すなわち例えばディスプレイ(1-141)の上部に記録画面を表示し(前記記録画面中に図(や文字や音声)等が書き込まれた状態で保存されているときは、そのままこれらが書き込まれた状態で表示してもよい)、また下部に前記画面に関連する文字を表示し、またナレーションとして前記画面に関連する音声を再生するなどしてもよい。
また例えば前記の関連させて記録した文字と記録画面とをディスプレイ(1-141)に交互に表示するなど、視覚上関連的に再生してもよい。
ちなみに、再生に際して前記記録画面とともに各種商用広告や、本システムの名称やロゴや連絡先、本システムやそのサービスを提供する会社や学校名を表示してもよい。
また講師用端末(1-100)が検索制御装置と検索装置とを備え、記録画面再生制御装置(1-122)が前記記録文字(や図や音声)をディスプレイ(1-141)に表示するに際して、前記検索制御装置が前記記録文字(や図や音声)に関する情報を前記検索装置(たとえばインターネット上の検索エンジン等)を制御して検索して、検索結果また検索結果に関するページへのリンクを前記記録文字(や図や音声)とともにディスプレイ(1-141)に表示してもよい。また、前記記録文字(や図や音声)に前記検索結果に関するページへのリンクを貼ったうえで表示し、マウス(1-110)により前記リンク部位がクリックされたときは、前記検索結果に関するページがディスプレイ(1-141)に開くようにしてもよい。
また記憶装置(1-132)に、画面とともにマウスポインタの位置また種類も記録されている場合には、前記画面再生に際して記録画面再生制御装置(1-122)は、画面の該当箇所に該当種類のマウスポインタを表示し、また、マウスポインタよりも判別しやすいマーク等を表示してもよい。
前記の記録画面再生制御装置(1-122)による記録画面の再生表示は、前記記録画面を1枚ずつ表示する方法によってもよいし、同時に複数の前記記録画面を一覧表示する方法によってもよい。ちなみにプロジェクタ(1-142)で前記記録画面を生徒に見せる場合には、見易さなどの理由から、前記記録画面を1枚ずつ表示する方法によったほうがよい場面も多いと思われる。それに対して、講師用端末(1-100)がプリンターを備える場合に、前記再生表示内容を印刷したいときは、枚数が多くなりすぎるのを防止するなどの理由から、前記の同時に複数の記録画面を表示する方法によったほうがよい場面も多いかと思われる。
前記記録画面を1枚ずつ表示する方法による場合に、前記記録画面が複数あるときは、自動的に一定間隔で順番に前記記録画面を表示してもよい(また記録画面がたとえばテレビ画面等で連続的に記録されている場合には連続再生してもよい)。
また前記間隔は変更できるようにしてもよい。例えば、予めまた再生中(2-1-33)に、詳細設定ダイアログ(3-B)また再生ツールバー(5-A、5-B、5-C)を表示し、入力装置(1-110)から前記間隔を変更する旨の命令の入力を受け付け(3-14、5-6)、入力装置(1-110)から前記間隔を変更する旨の命令の入力があった場合には、前記間隔の変更を行ってもよい。
前記のように自動的に一定間隔で表示する場合(あるいは記録画面がたとえばテレビ画面等で連続的に再生する場合)、途中でじっくり確認したい画面がある場合に、前記の自動再生動作を一時停止できるようにすると便利である。
つまり、画面再生中、入力装置(1-110)から前記自動再生動作を一時停止する命令の入力を受け付け(5-4)、前記一時停止命令の入力があった場合には、記録画面再生制御装置(1-122)が前記の自動再生動作を停止してもよい。
また、順番に画面を見ていった場合に、さっき見た画面に戻って再確認したい、また先の画面を見たいと思うことがあると思われるが、このようなときのために前の画面に戻る、先の画面に進むといったボタンがあると便利である。
つまり、再生中に入力装置(1-110)から前画面また先画面を表示する旨の命令の入力を受け付け(5-3、5-5)、その旨の命令の入力があった場合には、前画面また先画面の表示を行ってもよい。
また、記録画面再生制御装置(1-122)による再生中、取り外し可能記憶装置制御装置(1-128)が記録画面を取り外し可能記憶装置(1-133)に記録(2-1-34)し、また、記録画面送信制御装置(1-124)が記録画面送信装置(1-151)を制御して前記記録画面を送信(2-1-35)してもよい。
つまり、予め詳細設定ダイアログ(3-B)を表示し、入力装置(1-110)から(再生中に)取り外し可能記憶装置(1-133)への記録を行う(3-16、3-18)また生徒用端末(1-200)への送信を行う(3-20、3-21)旨の命令の入力を受け付け、入力装置(1-110)から取り外し可能記憶装置(1-133)への記録を行うまた生徒用端末(1-200)への送信を行う旨の命令の入力があった場合には、記録画面再生制御装置(1-122)による再生が開始された場合、取り外し可能記憶装置制御装置(1-128)が記憶装置(1-132)に記録された記録画面の取り外し可能記憶装置(1-133)への記録(2-1-34)を開始し、また記録画面送信制御装置(1-124)が記録画面送信装置(1-151)を制御して記憶装置(1-132)に記録された前記記録画面の生徒用端末(1-200)への送信(2-1-35)を開始してもよい。
このよに再生中に記録画面を保存(2-1-34)また送信(2-1-35)すれば、保存・送信等のためにいちいち作業(2-1-21、2-1-22)を中断する必要がなく、また終了前にまとめて大量の保存や送信の作業をしないですむといった利点がある。
また、記録画面再生制御装置(1-122)による再生(2-1-33)を途中で中断してもよい(3-2、5-1)。
つまり、記録画面再生制御装置(1-122)による再生が中断された場合、取り外し可能記憶装置制御装置(1-128)が記録画面を取り外し可能記憶装置(1-133)に記録する(2-1-34)のを中断し、また、記録画面送信制御装置(1-124)が記録画面送信装置(1-151)を制御して前記記録画面を送信する(2-1-35)のを中断してもよい。
このとき、全ての記録画面を記録また送信できず途中で中断した場合には、何枚目の画面まで記録また送信したかを記録しておき、次回記録また送信処理を行うときは、その次の画面から記録また送信を再開してもよい。
【0027】
取り外し可能記憶装置(1-133)は、前記記録画面を保存して端末(1-100)外に持ち出すのに使用する外部記憶装置であって、例えば、磁気テープ(ビデオテープなども含む)、フロッピーディスク、MO、CD−Rメディア、CD−RWメディア、DVD−RAMメディア、DVD−Rメディア、DVD−RWメディア、DVD+Rメディア、DVD+Rメディア、Zipメディアや、その他のデータメディアなどである。
【0028】
取り外し可能記憶装置制御装置(1-128)は、記録画面を取り外し可能記憶装置(1-133)に記録する処理(2-1-34)を制御する。
すなわち、予め詳細設定ダイアログ(3-B)を表示し、入力装置(1-110)から(再生中)取り外し可能記憶装置(1-133)への記録を行う(3-16、3-18)旨の命令の入力を受け付け、入力装置(1-110)から取り外し可能記憶装置(1-133)への記録を行う旨の命令の入力があった場合には、記録画面再生制御装置(1-122)による再生が開始された場合、取り外し可能記憶装置制御装置(1-128)が記憶装置(1-132)に記録された記録画面の取り外し可能記憶装置(1-133)への記録(2-1-34)を開始してもよい。
この記録処理(2-1-34)に際して、前記記録画面の圧縮を常にまたは選択的に行ってもよく、前記記録画面の使用用途により圧縮率を変えられるようにしてもよい(3-17)。
すなわち、予め詳細設定ダイアログ(3-B)を表示し、入力装置(1-110)から画像圧縮行うまた前記画面圧縮率を指定する旨の命令の入力を受け付け(3-17)、入力装置(1-110)から画面圧縮を行うまた前記画面圧縮率を指定する旨の命令の入力があった場合には、取り外し可能記憶装置制御装置(1-128)が記憶装置(1-132)に記録された前記記録画面を取り外し可能記憶装置(1-133)に記録(2-1-34)するに先立ち、前記指定圧縮率にて前記記録画面の圧縮を行ってもよい。
このように、記録画面の再生中に記録画面を保存(2-1-34)することにより、保存等の処理をするために、いちいち作業(2-1-21、2-1-22)を中断する必要がなく、また終了前にまとめて大量の保存作業をしないですむといった利点がある。
ちなみに、記録画面再生制御装置(1-122)による再生が中断された場合、前記記録(2-1-34)を中断してもよい。途中で記録を中断した場合、何枚目の画面まで記録したかを記録しておき、次回記録処理を行うときは、その次の画面から記録を再開してもよい。
【0029】
記録画面送信装置(1-151)は、ネットワーク(1-300)を介して生徒用端末(1-200)へ前記記録画面を送信(2-1-35)するのに用いられる。そのため記録画面送信装置(1-151)は、ネットワーク(1-300)に接続して、前記記録画面を生徒側端末(1-200)に送信する機能を有する装置であればよい。
ここでネットワーク(1-300)とは例えばLAN、WAN、インターネットなどである。
また、前記記録画面の送信先である生徒用端末(1-200)とは、必ずしも生徒用のパソコン等でなくてもよく、生徒用端末(1-200)から接続可能なサーバ等であってもよい。すなわち、一斉授業等で生徒が複数である場合に、全ての生徒の端末(1-200)に前記記録画面を送信することは、合理的でないとも考えられ、例えば前記記録画面をネットワーク(1-300)上のサーバに送信して、各生徒は必要に応じて各生徒用端末(1-200)から前記サーバに接続して、前記記録画面を前記サーバから受信(ダウンロード)してもよい。
【0030】
記録画面送信制御装置(1-124)は、記録画面送信装置(1-151)の送信処理を制御する。
前記記録画面の送信に先立ち、取り外し可能記憶装置制御装置(1-128)が前記記録画面の圧縮処理を行い、この圧縮済み記録画面を記録画面送信制御装置(1-124)が記録画面送信装置(1-151)を制御して送信してもよい。
前記送信は、FTP等でアップロードし、またメールに添付して送信する方法によってもよい。
また、前記記録画面と関連のある文字や図や音声などを、前記記録画面と共に送信してもよい。
また、前記記録画面送信時に、前記記録画面をスライドショー形式で再生するための(また記録画面がテレビ画面等で連続的に記録されている場合には連続再生するための)HTMLファイルを作成して送信し、生徒はそのHTMLファイルを開く(4-1)だけで前記記録画面の確認をできるようにしてもよい(4-A)。
その場合、再生時の利便から、送信時に記録画面名をそれぞれ「数字(連番)+拡張子」としてもよい。
前記再生用HTMLファイルには、前記受信記録画面の再生表示中、現在表示中の画面が、何枚目か(またテレビ等の連続記録画面の場合には経過時間等)を表示するスクリプトを記述し、また、前記受信記録画面が全部で何枚あるか(またテレビ画面等の連続記録画面の場合には総記録時間等)表示するスクリプトを記述してもよい(4-4)。
また、生徒用端末(1-200)において記録画面受信装置(1-251)が前記受信記録画面と関連のある文字や図や音声などを受信した場合に、前記受信記録画面と共に、前記の文字や図や音声を再生するように前記再生用HTMLファイルにスクリプトを記述してもよい。
すなわち例えばHTMLページの上部に画面を表示し、下部に前記画面に関連する文字を表示し、ナレーションとして前記画面に関連する音声を再生するなどしてもよい。
また、前記再生用HTMLファイルに検索制御スクリプトを記述して、前記再生用HTMLファイル上で前記受信記録画面を表示するに際して、前記検索制御スクリプトが前記受信文字(や図や音声)に関する情報をインターネット上の検索エンジンで検索して、検索結果また検索結果に関するページへのリンクを前記文字(や図や音声)とともにディスプレイ(1-241)上に表示してもよい。また、前記受信文字(や図や音声)に前記検索結果に関するページへのリンクを貼ったうえで表示し、マウス(1-210)により前記リンク部位がクリックされたときは、前記情報に関するページがディスプレイ(1-241)に開くように前記再生用HTMLファイルにスクリプトを記述してもよい。
また、前記再生用HTMLファイルは、前記受信記録画面を1枚ずつ表示(4-2)し、また複数の前記受信記録画面を同時に一覧表示するように記述してもよい。
例えば、生徒用端末(1-200)がプリンターを備え、前記再生表示内容を印刷したい場合には、枚数が多くなりすぎるのを防止するなどの理由から、前記同時に複数の受信記録画面を表示した状態で印刷したほうがよい場合もあるかもしれない。
また、前記記録画面が複数あって、前記受信記録画面を1枚ずつ表示する場合等には、自動的に一定間隔で順番に前記受信記録画面を表示する(また記録画面がたとえばテレビ画面等で連続的に記録されている場合には連続再生する)スクリプトを前記再生用HTMLファイルに記述してもよい。
また前記間隔を変更できるように前記再生用HTMLファイルにスクリプトを記述してもよい(4-6)。そして、入力装置(1-210)から前記間隔を変更する旨の命令の入力があった場合には、前記スクリプトが前記間隔の変更を行ってもよい。
自動的に一定間隔で表示する場合(またたとえばテレビ画面等を連続再生する場合)、途中でじっくり確認したい画面がある場合に、前記の自動再生動作を停止できるようにスクリプトに記述しておくと便利である(4-7)。そして、再生中に入力装置(1-210)から前記自動再生動作を停止する命令の入力があった場合には、前記スクリプトが、前記の自動再生動作を停止してもよい。
また、順番に画面を見ていった場合に、さっき見た画面に戻って再確認したい、また先の画面を見たいと思うことがあると思われるので、前記再生用HTMLファイルに前の画面に戻る(4-3)、先の画面に進む(4-5)といったボタンを付け、それらのボタンで前記機能を実現できるように前記再生用HTMLファイルにスクリプトを記述し、例えば、入力装置(1-210)から前画面の表示また先画面の表示の命令の入力があった場合には、前記再生用HTMLファイルに書き込まれたスクリプトが、前画面また先画面を表示してもよい。
ところで記録画面送信制御装置(1-124)による送信処理に関して、もしも前記再生用HTMLファイルを、前記記録画面全てを送信したあとに送信するとした場合、前記記録画面の送信を中断したときには、前記再生用HTMLファイルが送信されず、前記記録画面の再生に支障が出る場合もあると考えられる。そこで、前記再生用HTMLファイルの送信は、前記記録画面の送信に先立ち行ったほうがよいかもしれない。または、前記記録画面の送信を途中で中断しようとしたときには、前記再生用HTMLファイルの送信を行うようにしたほうがよいかもしれない。
また、送信に先立ち、生徒側端末(1-200)の記憶装置内にフォルダを作成し、その中に前記記録画面また前記再生用HTMLファイルを送信してもよい。
これらの送信処理(2-1-35)を、記録画面再生制御装置(1-122)による再生中(2-1-33)に行えば、送信に時間がかかりパソコンが一時的に利用できなくなるといった不便を解消できる。
すなわち、予め詳細設定ダイアログ(3-B)を表示し、入力装置(1-110)から生徒用端末(1-200)への送信を行う(3-20、3-21)旨の命令の入力を受け付け、入力装置(1-110)から生徒用端末(1-200)への送信を行う旨の命令の入力があった場合には、記録画面再生制御装置(1-122)による再生が開始された場合、記録画面送信制御装置(1-124)が記録画面送信装置(1-151)を制御して記憶装置(1-132)に記録された前記記録画面の生徒用端末(1-200)への送信(2-1-35)を開始してもよい。
また、記録画面再生制御装置(1-122)による再生(2-1-33)が中断された場合、前記送信(2-1-35)を中断してもよい。そして全ての記録画面を送信できずに中断した場合、何枚目の画面まで送信したかを記録しておき、次回送信処理を行うときは、その次の画面から送信を再開してもよい。
【0031】
記録画面受信装置(1-251)は、ネットワーク(1-300)を介して講師用端末(1-100)からの前記記録画面を受信(2-2-11)するのに用いられ、ネットワーク(1-300)に接続して、前記記録画面を受信(2-2-11)する機能を有する装置であればよい。
また、前記記録画面は必ずしも講師用端末(1-200)から受信する必要はなく、例えば前記記録画面が講師用端末(1-100)からネットワーク(1-300)上のサーバにアップロードされている場合には、前記記録画面を前記サーバから受信してもよい。
【0032】
記録画面受信制御装置(1-224)は、記録画面受信装置(1-251)の受信処理(2-2-11)を制御する。
【0033】
受信記録画面表示制御装置(1-222)は、生徒が入力装置(1-210)から前記記録画面の閲覧を促す入力を行った場合にディスプレイ(1-241)に前記の受信記録画面を再生表示する(2-2-12)。
前記の生徒が入力装置(1-210)から前記記録画面の閲覧を促す入力を行った場合とは、例えば生徒が、ブラウザで前記再生用HTMLファイル(0030)を開こうとした場合(4-1)である。
【0034】
閲覧超過確認装置(1-226)は、生徒がディスプレイ(1-241)に表示された再生画面を一定時間以上閲覧しているときにこれを感知して(2-2-21)、閲覧超過情報表示制御装置(1-223)がディスプレイ(1-241)にその旨を表示(2-2-22)し、また閲覧超過情報送信制御装置(1-225)が閲覧超過情報送信装置(1-252)を制御して、前記の一定時間以上閲覧しているという情報を講師用端末(1-100)に送信する(2-2-22)。
閲覧超過確認装置(1-226)は、たとえば前記再生用HTMLファイル(0030)に記述されたスクリプトであってもよく、前記再生用HTMLファイルを表示するウィンドウがアクティブあるいは非アクティブになったかどうかを確認するアクティブ確認部と、アクティブあるいは非アクティブになってからの時間等を計測して一定時間経過したことを感知するタイマー部と、一定時間が経過したときにその旨を閲覧超過情報表示制御装置(1-223)また閲覧超過情報送信制御装置(1-225)に通知する通知部とから構成される。
また閲覧超過確認装置(1-226)は、生徒がディスプレイ(1-241)に表示された再生画面を一定時間以上閲覧した後これを閲覧するのを停止したときにこれを感知して(2-2-21)、閲覧超過情報表示制御装置(1-223)がディスプレイ(1-241)にその旨を表示(2-2-22)し、また閲覧超過情報送信制御装置(1-225)が閲覧超過情報送信装置(1-252)を制御して、前記の閲覧を停止したという情報を講師用端末(1-100)に送信してもよい(2-2-22)。
例えば閲覧超過確認装置(1-226)が、前記再生用HTMLファイル(0030)に記述されたスクリプトである場合には、アクティブ確認部が前記表示ウィンドウがアクティブでなくなったことを確認し、タイマー部が前記アクティブでなくなってからの時間を計測して一定時間経過したことを感知すると、通知部がその旨を閲覧超過情報表示制御装置(1-223)また閲覧超過情報送信制御装置(1-225)に通知してもよい。
【0035】
閲覧超過情報表示制御装置(1-223)は、閲覧超過確認装置(1-226)(たとえば前記通知部(0034))から通知を受けた場合に、ディスプレイ(1-241)に、前記の生徒が一定時間以上閲覧している、または前記の生徒が閲覧を止めたといった情報を表示する(2-2-22)。
前記表示方法としては具体的には、ディスプレイ(1-241)上に開かれた前記再生用HTMLファイル(0030)のウィンドウの背景色を変える等の方法により実現する。講師は、背景色が変わった端末を使用する生徒が恐らくは一人で解決できずに困っているであろうと予想できる。
閲覧超過情報表示制御装置(1-223)は、たとえば前記再生用HTMLファイル(0030)に記述されたスクリプトであってもよく、閲覧超過確認装置(1-226)とともに記述されたものであってもよい。
【0036】
閲覧超過情報送信制御装置(1-225)は、閲覧超過確認装置(1-226)(たとえば前記通知部(0034))から通知を受けた場合に、閲覧超過情報送信装置(1-252)を制御して、前記の生徒が一定時間以上閲覧している、または前記の生徒が閲覧を止めたといった情報を講師用端末(1-100)に送信する(2-2-22)。
また前記の一定時間以上閲覧しているといった情報を送信する(2-2-22)に際して、送信元生徒用端末(1-200)の番号や、またその端末を使用する生徒の氏名等の識別情報、また生徒がどのHTMLファイルを見ていたか(つまりどの部分がわからないのか)といった関連情報(その他成績等の情報)を送信してもよい。
閲覧超過情報送信制御装置(1-225)は、たとえば前記再生用HTMLファイル(0030)に記述されたスクリプトであってもよく、閲覧超過確認装置(1-226)また閲覧超過情報表示制御装置(1-223)とともに記述されたものであってもよい。
また前記送信は、FORM送信し、またFTP等でアップロードし、またメール送信する方法によってもよい。
【0037】
閲覧超過情報送信装置(1-252)はネットワーク(1-300)を介して講師用端末(1-100)に前記の生徒が再生画面を一定時間以上閲覧している、または前記の生徒が閲覧を止めたといった情報を送信するのに用いられる。
閲覧超過情報送信制御装置(1-225)は、たとえば前記再生用HTMLファイル(0030)に記述されたスクリプトであってもよく、閲覧超過確認装置(1-226)また閲覧超過情報表示制御装置(1-223)また閲覧超過情報送信制御装置(1-225)とともに記述されたものであってもよい。
【0038】
閲覧超過情報受信制御装置(1-125)は、記閲覧超過情報受信装置(1-152)を制御して、前記の生徒が再生画面を一定時間以上閲覧している、または前記の生徒が閲覧を止めたといった情報を受信(2-3-11)する。
また閲覧超過情報受信制御装置(1-125)は、たとえばサーバに設置されたCGIスクリプト等であってもよい。
【0039】
閲覧超過情報受信装置(1-152)はネットワーク(1-300)を介して生徒用端末(1-200)から前記の生徒が再生画面を一定時間以上閲覧している、または前記の生徒が閲覧を止めたといった情報を受信(2-3-11)するのに用いられる。
また、前記の生徒が再生画面を一定時間以上閲覧している、または前記の生徒が閲覧を止めたといった情報の送信先である講師用端末(1-100)とは、必ずしも講師用のパソコン等でなくてもよく、講師用端末(1-100)から接続可能なサーバ等であってもよい。例えば前記の生徒が再生画面を一定時間以上閲覧しているという情報をネットワーク(1-300)上のサーバに送信する。そして講師は講師用端末(1-100)で前記サーバに定期的に接続し、前記の生徒が再生画面を一定時間以上閲覧している、または前記の生徒が閲覧を止めたといった情報、また送信元生徒用端末の番号等、またその端末を使用する生徒の氏名等の識別情報、また生徒がどのHTMLファイルを見ていたかといった情報等を受信してもよい。
【0040】
閲覧超過情報表示制御装置(1-123)は、閲覧超過情報受信装置(1-152)が前記の生徒が再生画面を一定時間以上閲覧している、または前記の生徒が閲覧を止めたといった情報を受信したときに、ディスプレイ(1-141)にその旨を表示する(2-3-11)。。
また、送信元生徒用端末の番号等、またその端末を使用する生徒の氏名等の識別情報、また生徒がどのファイルを見ていたかといった情報等も受信している場合(0039)には表示してもよい。
【0041】
ところで入力装置(1-110)からの各種命令の入力は、たとえばディスプレイ(1-141)に表示されたガイドツールバー(3-A)詳細設定ダイアログ(3-B)トレイアイコンメニュー(3-C)記録画面再生画面(4-A)再生ツールバー(5-A、5-B、5-C)描画画面(6-A)描画ツールバー(6-B)描画ショートカットメニュー(6-C)などの各種ツールバーまたダイアログボックスまたメニューまたフォームやそれ以外のオブジェクトや、前記オブジェクト上のボタンまたチェックボックスまたオプションボタンまたリストボックスまたコンボボックスまたスライダー等のコントロールやそれ以外の部位で、マウス操作またキーボード操作することにより行ってもよい。
しかし、特に画面を記録するに際して、ディスプレイ(1-141)の一部が隠れると困るという場合も少なくないと考えられ、前記のオブジェクトを例えばドラッグ操作で自由に移動できたり、マウスポインタが前記オブジェクト上にないときには前記オブジェクトを自動的に隠す等の配慮をしてもよい。
また余計なオブジェクトを一切表示したくないときは、これらを表示せず、ファンクションキーなどキーボード操作によって操作できるようにしてもよい。
ファンクションキーを利用する場合、どのキーにどのような機能が割り付けてあるか、ディスプレイ上にガイドを表示してもよい。またこのガイドはツールバー機能を兼ね備えてもよい(3-A)。またどのキーにどのような機能が割り付けてあるかを示すシールをキーボード上に貼り、またそのようなシールを本装置と共に配布してもよい。
ところで、操作中(2-1-21、2-1-22)の他アプリケーションでも同一のファンクションキーに機能が割り当てられていることも考えられ、ファンクションーが押されたという信号を他アプリケーションが受け取る前に、本装置が受け取り、その信号を前記他アプリケーションに渡さないようにする必要がある。
誤作動の危険がある場合はALTキーを押しながらファンクションキーを押すように指定する等、2つのキーを組み合わせて押したときに本システムの機能が動作するように設定するとよい。なお、前記のように2つのキーを組み合わせて押したときに動作するように設定した場合、操作が難しくなる可能性もあるので、講師自身が、ALTキーを押しながらファンクションキーを押した場合、またはファンクションキーのみを押した場合、どちらの場合に本装置の機能が動作するようにするか設定を切り替えられるようにしてもよい(3-7)。
またどのキーを押した場合に動作するかユーザー自身が選択設定できるようにしてもよい。
【0042】
講師用端末(1-100)において、一般処理制御装置(1-121)、記録画面再生制御装置(1-122)、閲覧超過情報表示制御装置(1-123)、記録画面送信制御装置(1-124)、閲覧超過情報受信制御装置(1-125)、画面一時記録制御装置(1-126)、画面記録制御装置(1-127)、取外し可能記憶装置制御装置(1-128)やその他の制御装置は、同一の装置であってもよいし別個の装置であってもよい。また、前記各制御装置は、それぞれの処理を行うプログラムであってもよい。
また、生徒用端末(1-200)において、一般処理制御装置(1-221)、受信記録画面表示制御装置(1-222)、閲覧超過情報表示制御装置(1-223)、記録画面受信制御装置(1-224)閲覧超過情報送信制御装置(1-225)、閲覧超過確認装置(1-226)やその他の制御装置は、それぞれ同一の装置であってもよいし別個の装置であってもよい。また、前記各制御装置は、それぞれの処理を行うプログラムであってもよい。
【0043】
記録画面送信装置(1-151)、閲覧超過情報受信装置(1-152)、記録画面受信装置(1-251)、閲覧超過情報送信装置(1-252)などは、それぞれ同一の通信装置であってもよいし別個の装置であってもよい。
【0044】
画面一時記憶装置(1-131)、記憶装置(1-132)やそれ以外の記憶装置は、それぞれ同一の通信装置であってもよいし別個の装置であってもよい。
【0045】
「また」は、「and」(かつ)の意味、あるいは「or」(または)の意味、あるいは前記「and」と「or」の意味を同時に有する意味で使用している場合がある。あるいは「話題を変えるときに用いる語」(それから。ところで)としての意味、あるいは「しかし」の意味あるいはその他の意味でも使用している場合がある(「大辞林 第二版」三省堂より一部引用)。
また、「より」は 「一定の範囲を限定する意を表す語」としての意味、あるいは「動作・作用の時間的・空間的起点を表す語」としての意味、あるいは「動作の行われる場所・経由地を表す語」としての意味、あるいは「動作・作用の手段・方法を表す語」としての意味、あるいは「原因・理由を表す語」としての意味、あるいはその他の意味でも使用している場合がある(「大辞林 第二版」三省堂より一部引用)。
また、「前記」とは、前の部分に書き記したことを意味し、直近の記述に限らず、また複数または単数の記述を指す意味で使用している場合もある(「大辞林 第二版」三省堂より一部引用)。
前記の文字や図とは、符号、記号、絵、絵画、地図、図面、図形、様子、光景、また画面等を含み、それらの組み合わせであってもよく、また前記文字の並びである場合もある。
また、音声とは、言語音、音楽、効果音、またそのほかの音を含み、それらの組み合わせであってもよい(「大辞林 第二版」三省堂より一部引用)。
【0046】
本装置は、対面学習のほか、遠隔学習、オンライン会議、オンラインショッピング等のオンラインサービス、ユーザーサポートなどの分野でも有益である。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の実施形態の装置の構成を示す図
【図2】同装置の処理手順を示す簡略図
【図3】同講師用端末の記録時の画面イメージ図
【図4】同生徒用端末の記録再生時の画面イメージ図
【図5】同講師用端末の記録再生時の画面イメージ図
【図6】同講師用端末の描画時の画面イメージ図
【符号の説明】
【0048】
1-100 講師用端末
1-110 入力装置
1-121 一般処理制御装置
1-122 記録画面再生制御装置
1-123 閲覧超過情報表示制御装置
1-124 記録画面送信制御装置
1-125 閲覧超過情報受信制御装置
1-126 画面一時記録制御装置
1-127 画面記録制御装置
1-128 取外し可能記憶装置制御装置
1-131 画面一時記憶装置
1-132 記憶装置
1-133 取外し可能記憶装置
1-141 ディスプレイ
1-142 プロジェクタ
1-151 記録画面送信装置
1-152 閲覧超過情報受信装置()、
1-200 生徒用端末
1-210 入力装置
1-221 一般処理制御装置
1-222 受信記録画面表示制御装置
1-223 閲覧超過情報表示制御装置
1-224 記録画面受信制御装置
1-225 閲覧超過情報送信制御装置
1-226 閲覧超過確認装置
1-241 ディスプレイ
1-251 記録画面受信装置
1-252 閲覧超過情報送信装置
1-300 ネットワーク
2-1-00 講師用端末における画面記録処理
2-1-11 画面を定期的に仮記録する処理
2-1-21 講師による入力操作
2-1-22 操作本来の処理
2-1-23 仮記録画面を本記録する処理
2-1-31 講師による本記録画面の再生操作
2-1-32 入力なく一定時間経過
2-1-33 本記録画面の再生処理
2-1-34 本記録画面の取り外し可能記憶装置への保存処理
2-1-35 本記録画面の送信処理
2-2-00 生徒用端末における受信記録画面再生処理
2-2-11 本記録画面の受信処理
2-2-12 受信記録画面の再生処理
2-2-21 受信記録画面を生徒が閲覧したまま一定時間経過
2-2-22 一定時間以上閲覧しているという情報の送信処理
2-3-00 講師用端末における画面記録処理
2-3-11 一定時間以上閲覧しているという情報の受信・表示処理
3-A ガイドツールバー
3-B 詳細設定ダイアログ
3-C トレイアイコンメニュー
3-1 記録の開始・停止
3-2 描画モード(画面上にペンで描ける)・再生モード(記録画面を再生する)の終了
3-3 ガイドツールバー(ファンクションキーの機能一覧等)の表示
3-4 描画モード(画面上にペンで描けるモード)の開始
3-5 再生モード(記録画面を再生するモード)の開始
3-6 直近に記録した画面を1枚だけ削除
3-7 ファンクションキー使用時にALTキーを併用するかどうか選択
3-8 詳細設定ダイアログ・ガイドツールバーを隠す
3-9 詳細設定ダイアログを表示
3-10 システムの終了
3-11 詳細設定ダイアログを隠してガイドツールバーを表示
3-12 オンラインヘルプを表示
3-13 操作せずに一定時間経過したら自動的に記録画面の再生を開始するかどうか選択
3-14 (自動的に再生を開始する場合)何秒間操作がなければ再生を開始するか選択
3-15 マウス位置も記録するかどうか選択
3-16 圧縮保存を実行するかどうか選択
3-17 (圧縮保存を実行する場合の)圧縮率の選択
3-18 (圧縮保存を実行する場合の)保存先の選択
3-19 (圧縮保存を実行する場合に)作成される保存用フォルダの名前
3-20 記録画面をアップロードするかどうか選択
3-21 アップロード先の名称
3-22 新規アップロード先情報の登録
2-23 登録アップロード先情報の修正・削除
3-24 生徒が再生画面を閲覧したまま時間が経過したときに情報を送信するかどうか選択
3-25 生徒が再生画面を閲覧したまま時間が経過したときに情報を送信する送信先
3-26 生徒が再生画面を閲覧したまま時間が経過したという情報が表示される先
3-27 トレイアイコン
4-A 記録画面再生画面
4-1 記録画面の所在を入力
4-2 受信記録画面
4-3 前の画面を表示
4-4 記録画面は全部で何枚あって、現在そのうちの何枚目の画面を表示しているかを表示
4-5 先の画面を表示
4-6 再生間隔の選択
4-7 自動再生を停止
5-A 通常の記録画面再生時に表示される再生ツールバー
5-B 圧縮保存処理を行いながら再生する場合に表示される再生ツールバー
5-C アップロード処理を行いながら再生する場合に表示される再生ツールバー
5-1 再生モード(記録画面の再生)の終了
5-2 記録画面は全部で何枚あって、現在そのうちの何枚目の画面を表示しているかを表示
5-3 前の画面を表示
5-4 自動再生の一時停止
5-5 先の画面を表示
5-6 再生間隔を選択
5-7 再生に際して現在表示中の画面だけ記録したくない場合に選択
5-8 現在の圧縮状況を表示
5-9 送信先のアドレスを表示
5-10 送信先のユーザーIDを表示
5-11 現在送信中のファイル名を表示
5-12 送信先の内部の様子を表示
5-13 現在の送信状況を表示
6-A 描画画面
6-B 描画ツールバー
6-C描画ショートカットメニュー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力操作またコンピュータの処理装置また記憶装置の動作また状態の一定程度以上の変化に際して表示装置に表示される画面内容を記録する画面記録方法、また予め一定また不定の間隔で画面内容を仮記録し入力操作またコンピュータの処理装置また記憶装置の動作また状態の一定以上の変化に際して前記の予め仮記録した画面内容を記録する画面記録方法、また前記入力操作とはマウスのクリック操作またキーボードのエンターキーを押す操作であって、また前記入力操作を行った場合であっても基準よりも短い間隔また通常と異なるタイミングで操作を行ったときは前記画面内容の記録を行わない前記画面記録方法、また前記記録の再生を促す入力操作が行われまた一定以上の入力操作が行われずに時間経過すると前記記録の再生を自動開始する画面再生方法、また前記記録の再生をしたまま時間が経過すると再生したまま時間が経過したことを示す情報を提示しまた送信する画面再生方法、また前記表示装置に表示される画面内容を記録するに際して入力されまた放送されまた予め準備された情報も記録する前記画面記録方法、また前記入力されまた放送されまた予め準備された情報は文字また図また音声であってまた前記記録内容また前記記録の再生また再生項目に関する情報であってまた記録年月日また時また記録画面数また前記記録を行う装置また前記記録に関連する人また組織に関する情報であってまた広告に関する情報である前記画面記録方法、また前記のように画面内容の記録に際して入力されまた放送されまた予め準備された情報も記録した場合に前記記録画面の再生に際して前記入力されまた放送されまた予め準備された情報を提示しまたインターネットまたデータベースを検索する際のキーワードとして利用しまた検索を行いその結果に関する情報を表示する前記画面再生方法、また前記記録の再生とは映写装置によるスクリーンへの映写によるものである前記画面再生方法、また前記記録の一部また全部また一覧を印刷する前記画面再生方法、また前記記録の再生中に前記記録内容の保存また圧縮保存また送信また印刷を行う前記画面再生方法、また前記再生したまま時間が経過したことを示す情報を提示するとは表示画面の内容を変化させる方法によるものである前記画面再生方法、また前記時間が経過したことを示す情報を提示したのち前記記録の再生を停止しまたさらに一定時間経過した場合に前記再生したまま時間が経過したことを示す情報の提示をやめまた前記再生を停止したことを示す情報を提示しまた送信する前記画面再生方法、また前記記録の再生中に記録年月日また時また記録画面数また前記記録を行った装置また前記記録に関連する人また組織また広告に関する情報を表示する前記画面再生方法、またスクリーンセイバーの実行中に保存また圧縮保存また送信また印刷またそれ以外の時間がかかる処理を行う保存また送信方法、また、入力装置と表示装置と記憶装置と画面記録制御装置とを備え、前記入力装置よりの入力に際して前記画面記録制御装置が前記表示装置に表示された画面を前記記憶装置に記録し、また前記入力装置よりの入力が前回の入力から一定時間経過後にあったと前記画面記録制御装置が確認したときに前記表示装置に表示された画面を前記記憶装置に記録する前記画面記録装置、また表示装置と記憶装置と画面記録制御装置と前記画面記録制御装置が行う以外の処理全般を行う一般処理装置また前記一般処理装置が処理に際して用いる一般一時記憶装置とを備え、前記一般処理装置また一般一時記憶装置の動作また状態の一定程度以上の変化に際して前記画面記録制御装置が前記表示装置に表示された画面を前記記憶装置に記録する画面記録装置、また前記一般処理装置また前記一般一時記憶装置の動作また状態の変化が前回の前記動作また状態の変化から一定時間経過後にあったと前記画面記録制御装置が確認したときに前記表示装置に表示された画面を前記記憶装置に記録する前記画面記録装置、また画面一時記憶装置と画面一時記録制御装置とを備え、前記画面一時記録制御装置が前記表示装置に表示された画面を予め一定また不定の間隔で前記画面一時記憶装置に記録し前記入力装置よりの入力に際して前記画面記録制御装置が前記画面一時記憶装置に記録された画面を前記表示装置に表示された画面として前記記憶装置に記録する前記画面記録装置、前記入力装置よりの入力に際して前記画面記録制御装置が前記入力装置からの文字また図を前記記憶装置に記録する前記画面記録装置、また文字一時記憶装置を備え、前記入力装置よりの入力に際して前記画面記録制御装置が前記文字一時記憶装置に記録された文字また図を前記記憶装置に記録する前記画面記録装置、また文字一時記録制御装置を備え、前記文字一時記録制御装置が前記入力装置よりの文字また図を前記文字一時記憶装置に記録し前記入力装置よりの入力に際して前記画面記録制御装置が前記文字一時記憶装置に記録された文字また図を前記記憶装置に記録する前記画面記録装置、また一時記録文字表示制御装置を備え、前記一時記録文字表示制御装置が前記文字一時記憶装置に記録された文字また図を前記表示装置に表示し前記入力装置よりの入力に際して前記画面記録制御装置が前記表示装置に表示された前記文字また図を表示装置に表示された画面の一部として前記記憶装置に記録する画面記録装置前記、また前記文字一時記憶装置に記録された文字また図とは前回前記画面記録制御装置が前記記憶装置に記録した以降またそれ前後の文字また図である前記画面記録装置、また音声文字変換制御装置と音声文字変換装置とを備え、前記文字また図とは前記音声文字変換制御装置が前記音声文字変換装置を制御して前記音声を変換したものである前記画面記録装置、また音声入力装置と音声一時記憶装置とを備え、前記音声入力装置よりの入力に際して前記画面記録制御装置が前記音声一時記憶装置に記録された音声また図を前記記憶装置に記録する前記画面記録装置、また音声一時記録制御装置を備え、前記音声一時記録制御装置が前記入力装置よりの音声また図を前記音声一時記憶装置に記録し前記入力装置よりの入力に際して前記画面記録制御装置が前記音声一時記憶装置に記録された音声また図を前記記憶装置に記録する前記画面記録装置、また前記音声一時記憶装置に記録された音声また図とは前回前記画面記録制御装置が前記記憶装置に記録した以降またそれ前後の音声また図である前記画面記録装置、また前記画面記録制御装置が前記文字また図また音声の記録に際して同時期に記録する前記画面と関連させて記録しまた指定した前記画面と関連させて記録する前記画面記録装置、また放送受信装置と放送受信制御装置とを備え、前記文字また図また音声とは前記放送受信制御装置が前記放送受信装置を制御して受信した情報である前記画面記録装置、また前記の入力装置よりの入力とはマウスでクリックが行われまたキーボードでエンターキーが押されたことによるものである前記画面記録装置、また入力装置と表示装置と記憶装置と記録画面再生制御装置とを備え、前記記録画面再生制御装置が前記入力装置から前記記録の再生を促す入力がなされまた前記入力装置から入力がなく一定時間経過したと確認したときに前記記憶装置に記録された前記記録の再生を開始する画面再生装置、また記録画面受信装置と記録画面受信制御装置と受信画面記録制御装置とを備え、前記記録画面再生制御装置が再生する記憶装置に記録された記録とは前記記録画面受信制御装置が前記記録画面受信装置を制御して受信し前記受信画面記録制御装置が前記記憶装置に記録したものである前記画面再生装置、また前記表示装置とは表示装置の映写装置である前記画面再生装置、また記録画面送信装置と記録画面送信制御装置とを備え、前記記録画面再生制御装置が前記記録の再生を行うに際して前記記録画面送信制御装置が前記記録画面送信装置を制御して前記記憶装置に記録された前記記録の送信を行う前記画面再生装置、また取り外し可能記憶装置と取り外し可能記憶装置制御装置とを備え、前記記録画面再生制御装置が前記記録の再生を行うに際して前記取り外し可能記憶装置御装置が前記記憶装置に記録された前記記録を前記取り外し可能記憶装置へ記録する前記画面再生装置、また前記画面記録装置において前記文字また図また音声と画面とを関連させて記録した場合に前記記録画面再生制御装置による前記記録の再生に際して前記関連させて記録した前記文字また図また音声と画面とを同時期にまた視覚上関連的に再生する前記画面再生装置、また検索制御装置と検索装置とを備え、前記画面記録装置において前記文字また図また音声を前記記憶装置に記録した場合に前記記録画面再生制御装置による前記記録の再生に際して前記検索制御装置が前記検索装置を制御して前記文字また図をキーワードとしてローカルまたネットワークのデータベースを検索しこれにより得た検索結果情報また前記検索結果情報に関するページへのリンクに関わる情報を前記記録画面再生制御装置が前記記録と同時期にまた視覚上関連的に再生する前記画面再生装置、また音声文字変換制御装置と音声文字変換装置とを備え、前記文字また図とは前記音声文字変換制御装置が前記音声文字変換装置を制御して前記音声を変換したものである前記画面再生装置、また放送受信装置と放送受信制御装置とを備え、前記文字また図また音声とは前記放送受信制御装置が前記放送受信装置を制御して受信した情報である前記画面再生装置、また印刷制御装置と印刷装置とを備え、前記記録画面再生制御装置による前記記録の再生に際して前記印刷制御装置が前記記憶装置に記録された前記記録の一部また全部の印刷を開始する画面再生装置、また前記印刷制御装置による印刷に際して前記入力装置から用紙一枚あたりに印刷される前記記録画面数を指示する入力があった場合に前記印刷制御装置が前記用紙一枚あたりに印刷される記録画面数を踏まえて印刷する前記画面再生装置、また閲覧超過確認装置と閲覧超過情報表示制御装置とを備え、前記記録画面再生制御装置が前記記憶装置に記録された前記記録の再生を開始したのち一定時間経過したと前記閲覧超過確認装置が確認したときは前記閲覧超過情報表示制御装置が前記表示装置の表示を変化させる前記画面再生装置、また閲覧超過情報送信制御装置と閲覧超過情報送信装置とを備え、前記記録画面再生制御装置が前記記録の再生を開始したのち一定時間経過したと前記閲覧超過確認装置が確認したときは前記閲覧超過情報送信制御装置が前記閲覧超過情報送信装置を制御して前記再生を開始してから時間が経過したことを示す情報を送信する前記画面再生装置、また問題解決確認装置と問題解決情報表示制御装置とを備え、前記記録画面再生制御装置による記録の再生が停止されたと前記問題解決確認装置が確認したときは前記問題解決情報表示制御装置が前記表示装置の表示を変化させる前記画面再生装置、また問題解決情報送信制御装置と問題解決情報送信装置とを備え、前記記録画面再生制御装置による記録の再生が停止されたと前記問題解決確認装置が確認したときは前記問題解決情報送信制御装置が前記問題解決情報送信装置を制御して前記再生を停止ししたことを示す情報を送信する前記画面再生装置、また前記画面記録装置と前記画面再生装置とを備え、前記画面記録装置による記録画面を前記画面再生装置により再生する画面記録再生装置、また、入力装置と表示装置と表示制御装置のほか送信装置と送信制御装置また記憶装置と記憶制御装置とを備え、前記入力装置よりの入力が一定時間ないときに前記送信制御装置が前記送信装置を制御してデータ送信を開始しまた前記記憶制御装置が前記記憶装置へのデータ記録を開始しまたその際に前記表示制御装置が前記表示装置の表示を変化させる有閑時送信記憶装置、また前記入力装置より入力があったときに前記送信制御装置が前記送信装置を制御して前記データ送信を停止しまた前記記憶制御装置が前記記憶装置への前記データ記録を停止しまた前記表示制御装置が前記表示装置の表示を再度変化させる前記有閑時送信記憶装置、また、入力装置と表示装置と表示制御装置のほか時間のかかる処理を行う重処理装置と重処理制御装置とを備え、前記入力装置よりの入力が一定時間ないときに前記重処理制御
装置が前記重処理装置を制御して処理を開始しまたこの際に前記表示制御装置が前記表示装置の表示を変化させる有閑時重処理装置、また前記入力装置よりの入力があったときに前記重処理制御装置が前記重処理装置を制御して前記処理を停止しまた前記表示制御装置が前記表示装置の表示を再度変化させる前記有閑時重処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−59129(P2006−59129A)
【公開日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−240299(P2004−240299)
【出願日】平成16年8月20日(2004.8.20)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
【出願人】(300058145)
【Fターム(参考)】