説明

番組録画装置及び方法、番組再生装置及び方法、並びに、コンピュータプログラム

【課題】例えば適切に挿入されたチャプタに基づいて、ユーザの快適な操作性を実現することを可能とならしめる。
【解決手段】番組録画装置(10)は、(i)放送番組を保持する動画像情報又は音声情報の録画を行う録画手段(HDD等)と、(ii)フレーム情報を論理的に区切るためのチャプタを挿入する挿入手段(23)と、(iii)フレーム情報に含まれる、一のフレームと、他のフレームとの相関関係が類似であるか否かの判定を行う判定手段(CPU)と、(iv)相関関係が類似であると判定される場合、録画の際に、一のフレーム、及び、他のフレームのうち少なくとも一方において、チャプタを挿入するように、挿入手段を制御する制御手段(CPU)とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばDVDレコーダ等の番組録画装置及び方法、番組再生装置及び方法、コンピュータをこのような番組録画装置又は番組再生装置として機能させるコンピュータプログラムの技術分野に属する。
【背景技術】
【0002】
例えばテレビ放送等のメディア放送においては、コマーシャル放送(Commercial:以下、適宜「CM」と称す)の放映が開始される前と、CMの放映が終了された後において、例えば数秒間等の短時間に、全く同じ内容(以下、適宜「同一シーン」と称す)の放送コンテンツが放映されることが多い。特に、ワイドショー番組や、バラエティ番組や、アニメーション番組等においては、同一シーンの繰り返し放送が顕著に現われることが一般的である。或いは、例えば連続ドラマ等の放送コンテンツの第1話の終了部分と、第2話の開始部分とにおいても、同一シーンの繰り返し放送が顕著に現われることが一般的である。このようなことに対して、例えば視聴者等の番組録画装置のユーザは、この同一シーンの放送コンテンツの繰り返し再生を省略したいという願望がある。
【0003】
そこで、例えばDVDレコーダ等の一般的な番組録画装置においては、コンテンツを規則的な順番又は無秩序の順番での再生、所謂、ランダム再生を実現するために、チャプタを挿入する機能が用意されている。ここに、本願発明に係る「チャプタ」とは、例えば同一シーンや、CM等の放送コンテンツを論理的に区切るための区切り情報、所謂、標識情報を意味する。このチャプタを自動的に挿入する手法としては、一定の時間間隔で挿入する手法が考案されている。或いは、CMを検出し、検出されたCMの開始点や終了点、又は、例えばシーンの切り替わり等の放送番組の内容の解析に基づいて、自動的にチャプタを挿入する手法も考案されている。
【0004】
更に、このチャプタを挿入する他の手法としては、ユーザによって手動でオーサリング(編集)されて、チャプタを挿入する手法も考案されている。或いは、特許文献1等に記載されているように、例えば視聴者の笑い声等の生体情報を用いて、チャプタを挿入する手法も提案されている。このようなユーザによる手動、又は生体情報を利用してチャプタを挿入する手法は、個々のユーザの嗜好を反映させることが可能なため、適切な位置にチャプタを設定することが可能である。
【0005】
【特許文献1】特開2003−178078号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述したような、ユーザによる手動、又は生体情報を利用してチャプタを挿入する手法は、人的な要素(入力操作や肉声など)が介在して、チャプタが挿入されるため、操作ミスが発生したり、チャプタを挿入するタイミングが遅れてしまったりするという技術的な問題点が生じる。
【0007】
或いは、上述したような、一定の時間間隔ごとにチャプタを自動的に挿入する手法においては、個々のユーザの嗜好を反映させることが困難となってしまうため、ユーザの所望する適切な位置にチャプタを設定することも困難となってしまう。
【0008】
本発明は、例えば上述した従来の問題点に鑑みなされたものであり、例えば適切に挿入されたチャプタに基づいて、ユーザの快適な操作性を実現することを可能とならしめる番組録画装置及び方法、番組再生装置及び方法、並びに、コンピュータをこのような番組録画装置、又は、番組再生装置として機能させるコンピュータプログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の番組録画装置は、放送番組(放送コンテンツ)を保持するフレーム情報(動画像情報又は音声情報)の録画を行う録画手段と、前記フレーム情報を論理的に区切るためのチャプタ(区切り情報)を挿入する挿入手段と、前記フレーム情報に含まれる、一のフレームと、他のフレームとの相関関係が類似(又は等価)であるか否かの判定を行う判定手段と、前記相関関係が類似であると判定される場合、前記録画と同時に又は相前後して、前記一のフレーム、及び、前記他のフレームのうち少なくとも一方において、前記チャプタを挿入するように、前記挿入手段を制御する制御手段とを備える。
【0010】
上記課題を解決するために、請求項13に記載の番組再生装置は、放送番組(放送コンテンツ)を保持するフレーム情報(動画像情報又は音声情報)の再生を行う再生手段と、前記フレーム情報を論理的に区切るためのチャプタ(区切り情報)を挿入する挿入手段と、前記フレーム情報に含まれる、一のフレームと、他のフレームとの相関関係が類似(又は等価)であるか否かの判定を行う判定手段と、前記相関関係が類似であると判定される場合、前記再生と同時に又は相前後して、前記一のフレーム、及び、前記他のフレームのうち少なくとも一方において、前記チャプタを挿入するように、前記挿入手段を制御する制御手段とを備える。
【0011】
上記課題を解決するために、請求項14に記載の番組録画方法は、放送番組(放送コンテンツ)を保持するフレーム情報(動画像情報又は音声情報)の録画を行う録画工程と、前記フレーム情報を論理的に区切るためのチャプタ(区切り情報)を挿入する挿入工程と、前記フレーム情報に含まれる、一のフレームと、他のフレームとの相関関係が類似(又は等価)であるか否かの判定を行う判定工程と、前記相関関係が類似であると判定される場合、前記録画と同時に又は相前後して、前記一のフレーム、及び、前記他のフレームのうち少なくとも一方において、前記チャプタを挿入するように、前記挿入工程を制御する制御工程とを備える。
【0012】
上記課題を解決するために、請求項15に記載の番組再生方法は、放送番組(放送コンテンツ)を保持するフレーム情報(動画像情報又は音声情報)の再生を行う再生工程と、前記フレーム情報を論理的に区切るためのチャプタ(区切り情報)を挿入する挿入工程と、前記フレーム情報に含まれる、一のフレームと、他のフレームとの相関関係が類似(又は等価)であるか否かの判定を行う判定工程と、前記相関関係が類似であると判定される場合、前記再生と同時に又は相前後して、前記一のフレーム、及び、前記他のフレームのうち少なくとも一方において、前記チャプタを挿入するように、前記挿入工程を制御する制御工程とを備える。
【0013】
上記課題を解決するために、請求項16に記載の録画制御用のコンピュータプログラムは、請求項1に記載の番組録画装置に備えられたコンピュータを制御する録画制御用のコンピュータプログラムであって、該コンピュータを、前記録画手段、前記挿入手段、前記判定手段、及び前記制御手段のうち少なくとも一部として機能させる。
【0014】
上記課題を解決するために、請求項17に記載の再生制御用のコンピュータプログラムは、請求項13に記載の番組再生装置に備えられたコンピュータを制御する記録制御用のコンピュータプログラムであって、該コンピュータを、前記再生手段、前記挿入手段、前記判定手段、及び前記制御手段のうち少なくとも一部として機能させる。
【0015】
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施の形態から明らかにされよう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、発明を実施するための最良の形態としての本発明の実施形態に係る番組録画装置及び方法、番組再生装置及び方法、並びに、コンピュータプログラムについて順に説明する。
【0017】
(番組録画装置の実施形態)
以下、本発明の実施形態に係る情報記録装置について説明する。
【0018】
本発明の番組録画装置に係る実施形態は、放送番組(放送コンテンツ)を保持するフレーム情報(動画像情報又は音声情報)の録画を行う録画手段と、前記フレーム情報を論理的に区切るためのチャプタ(区切り情報)を挿入する挿入手段と、前記フレーム情報に含まれる、一のフレームと、他のフレームとの相関関係が類似(又は等価)であるか否かの判定を行う判定手段と、前記相関関係が類似であると判定される場合、前記録画と同時に又は相前後して、前記一のフレーム、及び、前記他のフレームのうち少なくとも一方において、前記チャプタを挿入するように、前記挿入手段を制御する制御手段とを備える。
【0019】
本発明の番組録画装置に係る実施形態によれば、例えばチューナや外部入力端子等を備えるDVDレコーダ等の番組録画装置が有する、例えばCPU(Central Processing Unit)等の制御手段の制御下で、録画手段は、例えば放送番組(放送コンテンツ)を保持する動画像情報や音声情報を有するフレーム情報を、例えばHDD(Hard Disk Drive)等の記憶手段に録画する。
【0020】
特に、本実施形態によれば、判定手段によって、フレーム情報に含まれる、一のフレームと、他のフレームとの相関関係が類似であると判定された場合、制御手段の制御下で、挿入手段によって、一のフレーム、及び、他のフレームのうち少なくとも一方において、チャプタが挿入される。ここに、本願発明に係る「類似」とは、一のフレームと、他のフレームとが、人の視覚上、又は、物理的な特性に基づいて、殆ど又は完全に同一又は等価であることを意味してもよい。或いは、一のフレームと、他のフレームとが、所定の許容範囲に基づいて、殆ど又は完全に同一又は等価であることを意味してもよい。
【0021】
この結果、次のような利便性をユーザは、享受することが可能である。即ち、チャプタが他のフレームに挿入される場合、ユーザは、番組録画装置に録画された放送番組を視聴する際に、一のフレームを含む一の動画像の再生後、チャプタにスキップするように操作することで、例えば同一なシーンを有する他のフレームを含む他の動画像の視聴を省略することが可能である。或いは、即ち、チャプタが一のフレームに挿入される場合、ユーザは、番組録画装置に録画された放送番組を視聴する際に、他のフレームを含む他の動画像の再生後、チャプタにスキップするように操作することで、例えば同一なシーンを有する一のフレームを含む一の動画像の視聴を省略することが可能である。
【0022】
以上の結果、ユーザが所望するコンテンツを視聴するための操作を迅速且つ簡便に行うことが可能であり、ユーザの快適な操作性を実現することが可能である。
【0023】
本発明の番組録画装置に係る実施形態の一の態様では、前記フレーム情報に含まれる動画像情報を記憶する動画像記憶手段を更に備え、前記判定手段は、記憶された前記動画像情報において、前記判定を行う。
【0024】
この態様によれば、判定手段は、記憶された動画像情報に基づいて、一のフレームと、他のフレームとの相関関係が類似であるか否かの判定を、適切且つ迅速に行うことが可能である。
【0025】
本発明の番組録画装置に係る実施形態の他の態様では、前記フレーム情報に含まれる音声情報を記憶する音声記憶手段を更に備え、前記判定手段は、記憶された前記音声情報に基づいて、前記判定を行う。
【0026】
この態様によれば、判定手段は、記憶された音声情報に基づいて、一のフレームと、他のフレームとの相関関係が類似であるか否かの判定を、適切且つ迅速に行うことが可能である。
【0027】
本発明の番組録画装置に係る実施形態の他の態様では、前記フレーム情報は、(i)前記一のフレームを有する第1動画像(シーン「C」)と、(ii)前記第1動画像と相関関係が類似であると共に、前記他のフレームを有する第2動画像(シーン「Cx」)とを含み、前記制御手段は、前記相関関係が類似であると判定される場合、前記第1動画像、及び、前記第2動画像のうち少なくとも一方における開始端又は終了端において、前記チャプタを挿入するように、前記挿入手段を制御する。
【0028】
この態様によれば、次のような利便性をユーザは、享受することが可能である。即ち、チャプタが他のフレームを含む第2動画像の終了端に挿入される場合、ユーザは、番組録画装置に録画された放送番組を視聴する際に、一のフレームを含む第1動画像の再生後、チャプタにスキップするように操作することで、例えば同一なシーンを有する第2動画像の視聴を省略することが可能である。或いは、即ち、チャプタが第2動画像の開始端に挿入される場合、ユーザは、番組録画装置に録画された放送番組を視聴する際に、第1動画像の再生の代わりに、チャプタにスキップするように操作することで、例えば同一なシーンを有する第1動画像の視聴を省略することが可能である。
【0029】
この態様では、前記相関関係が類似であると判定される場合、前記録画と同時に又は相前後して、前記第1動画像、及び、前記第2動画像のうち、いずれか一方を消去する消去手段を更に備えるように構成してもよい。
【0030】
このように構成すれば、消去手段によって、例えば同一シーンを有する第1動画像、及び第2動画像のうちいずれか一方が消去されることで、番組録画装置が有する、例えばHDD等の記憶手段の記録容量を節約して効率的に利用することが可能である。
【0031】
本発明の番組録画装置に係る実施形態の他の態様では、前記フレーム情報を符号化する符号化手段を更に備え、前記判定手段は、前記フレーム情報の符号化前、又は符号化後の、当該フレーム情報の特性値(SN比)に基づいて、前記判定を行う。
【0032】
この態様によれば、判定手段は、フレーム情報の符号化前、又は符号化後の、当該フレーム情報の特性値(例えばSN比)に基づいて、一のフレームと、他のフレームとの相関関係が類似であるか否かの判定を、適切且つ迅速に行うことが可能である。
【0033】
本発明の番組録画装置に係る実施形態の他の態様では、前記フレーム情報の情報量を平滑化(平均化)する平滑化手段を更に備え、前記判定手段は、平滑化された前記フレーム情報に対して、前記判定を行う。
【0034】
この態様によれば、判定手段は、平滑化(又は平均化)された前記フレーム情報に対して、一のフレームと、他のフレームとの相関関係が類似であるか否かの判定を、迅速に行うことが可能である。
【0035】
本発明の番組録画装置に係る実施形態の他の態様では、前記一のフレームの特性値(SN比等)と、前記他のフレームの特性値との比較を行う比較手段を更に備え、前記判定手段は、前記比較に基づいて、前記判定を行う。
【0036】
この態様によれば、判定手段は、一のフレームの特性値(SN比等)と、他のフレームの特性値との比較に基づいて、一のフレームと、他のフレームとの相関関係が類似であるか否かの判定を、適切且つ迅速に行うことが可能である。
【0037】
この比較手段に係る態様では、所定量の前記フレーム情報を記憶可能な記憶手段を更に備え、前記比較手段は、記憶された前記フレーム情報のうち、時間軸上、最も過去に記憶された前記フレーム情報から、前記比較を行うように構成してもよい。
【0038】
このように構成すれば、比較手段は、時間軸上、最も過去に記憶されたフレーム情報から、比較を行い、一のフレームの特性値と、他のフレームの特性値が、所定の閾値を越えた場合、当該比較を終了すればよいので、判定手段は、一のフレームと、他のフレームとの相関関係が類似であるか否かの判定を、迅速に行うことが可能である。
【0039】
本発明の番組録画装置に係る実施形態の他の態様では、前記フレーム情報は、(i)時間軸上、前記放送番組に含まれるCM(Commercial)の前に位置すると共に、前記一のフレームを有する第1動画像(シーン「C」)と、(ii)時間軸上、前記CMの後に位置すると共に、前記第1動画像と相関関係が類似であり、且つ、前記他のフレームを有する第2動画像(シーン「Cx」)とを含む。
【0040】
この態様によれば、チャプタが第2動画像における、例えば開始端に挿入される場合、ユーザは、番組録画装置に録画された放送番組を視聴する際に、第1動画像の再生後、チャプタにスキップするように操作することで、CMの視聴を省略することが可能である。
【0041】
或いは、チャプタが第1動画像における、例えば終了端に挿入される場合、ユーザは、番組録画装置に録画された放送番組を視聴する際に、CMの視聴を迅速且つ簡便に行うことが可能である。
【0042】
本発明の番組録画装置に係る実施形態の他の態様では、前記制御手段は、前記チャプタが挿入された前記フレーム情報を録画するように前記録画手段を制御する。
【0043】
この態様によれば、制御手段は、フレーム情報のリアルタイムでの録画の最中に、チャプタを挿入することが可能である。
【0044】
本発明の番組録画装置に係る実施形態の他の態様では、前記録画手段は、前記フレーム情報を記憶可能な記憶手段(HDD)を含み、前記制御手段は、記憶された前記フレーム情報に対して、前記チャプタを挿入するように、前記挿入手段を制御する。
【0045】
この態様によれば、制御手段は、フレーム情報が、例えばHDD等の記憶手段に録画された後、チャプタを挿入することが可能である。
【0046】
(番組再生装置の実施形態)
以下、本発明の実施形態に係る番組再生装置について説明する。
【0047】
本発明の番組再生装置に係る実施形態は、放送番組(放送コンテンツ)を保持するフレーム情報(動画像情報又は音声情報)の再生を行う再生手段と、前記フレーム情報を論理的に区切るためのチャプタ(区切り情報)を挿入する挿入手段と、前記フレーム情報に含まれる、一のフレームと、他のフレームとの相関関係が類似(又は等価)であるか否かの判定を行う判定手段と、前記相関関係が類似であると判定される場合、前記再生と同時に又は相前後して、前記一のフレーム、及び、前記他のフレームのうち少なくとも一方において、前記チャプタを挿入するように、前記挿入手段を制御する制御手段とを備える。
【0048】
本発明の番組再生装置に係る実施形態によれば、例えばチューナや外部入力端子等を備えるDVDレコーダ等の番組再生装置が有する、例えばCPU(Central Processing Unit)等の制御手段の制御下で、再生手段は、例えば放送番組(放送コンテンツ)を保持する動画像情報や音声情報を有するフレーム情報の再生を行う。
【0049】
特に、本実施形態によれば、判定手段によって、フレーム情報に含まれる、一のフレームと、他のフレームとの相関関係が類似であると判定された場合、制御手段の制御下で、挿入手段によって、一のフレーム、及び、他のフレームのうち少なくとも一方において、チャプタが挿入される。
【0050】
この結果、次のような利便性をユーザは、享受することが可能である。即ち、チャプタが他のフレームに挿入される場合、ユーザは、再生手段によって再生された放送番組を視聴する際に、一のフレームを含む一の動画像の再生後、チャプタにスキップするように操作することで、例えば同一なシーンを有する他のフレームを含む他の動画像の視聴を省略することが可能である。或いは、即ち、チャプタが一のフレームに挿入される場合、ユーザは、再生手段によって再生された放送番組を視聴する際に、他のフレームを含む他の動画像の再生後、チャプタにスキップするように操作することで、例えば同一なシーンを有する一のフレームを含む一の動画像の視聴を省略することが可能である。
【0051】
以上の結果、ユーザが所望するコンテンツを視聴するための操作を迅速且つ簡便に行うことが可能であり、ユーザの快適な操作性を実現することが可能である。
【0052】
尚、上述した本発明の番組録画装置に係る実施形態が有する各種態様に対応して、本発明の番組再生装置に係る実施形態も各種態様を採ることが可能である。
【0053】
(番組録画方法の実施形態)
以下、本発明の実施形態に係る番組録画方法について説明する。
【0054】
本発明の番組録画方法に係る実施形態は、放送番組(放送コンテンツ)を保持するフレーム情報(動画像情報又は音声情報)の録画を行う録画工程と、前記フレーム情報を論理的に区切るためのチャプタ(区切り情報)を挿入する挿入工程と、前記フレーム情報に含まれる、一のフレームと、他のフレームとの相関関係が類似(又は等価)であるか否かの判定を行う判定工程と、前記相関関係が類似であると判定される場合、前記録画と同時に又は相前後して、前記一のフレーム、及び、前記他のフレームのうち少なくとも一方において、前記チャプタを挿入するように、前記挿入工程を制御する制御工程とを備える。
【0055】
本発明の番組録画方法に係る実施形態によれば、上述した本発明の番組録画装置に係る実施形態が有する各種利益を享受することが可能となる。
【0056】
尚、上述した本発明の番組録画装置に係る実施形態が有する各種態様に対応して、本発明の番組録画方法に係る実施形態も各種態様を採ることが可能である。
【0057】
(番組再生方法の実施形態)
以下、本発明の実施形態に係る番組再生方法について説明する。
【0058】
本発明の番組再生方法に係る実施形態は、放送番組(放送コンテンツ)を保持するフレーム情報(動画像情報又は音声情報)の再生を行う再生工程と、前記フレーム情報を論理的に区切るためのチャプタ(区切り情報)を挿入する挿入工程と、前記フレーム情報に含まれる、一のフレームと、他のフレームとの相関関係が類似(又は等価)であるか否かの判定を行う判定工程と、前記相関関係が類似であると判定される場合、前記再生と同時に又は相前後して、前記一のフレーム、及び、前記他のフレームのうち少なくとも一方において、前記チャプタを挿入するように、前記挿入工程を制御する制御工程とを備える。
【0059】
本発明の番組再生方法に係る実施形態によれば、上述した本発明の番組再生装置に係る実施形態が有する各種利益を享受することが可能となる。
【0060】
尚、上述した本発明の番組再生装置に係る実施形態が有する各種態様に対応して、本発明の番組再生方法に係る実施形態も各種態様を採ることが可能である。
【0061】
(コンピュータプログラムの実施形態)
以下、本発明の実施形態に係るコンピュータプログラムについて説明する。
【0062】
本発明の録画制御用のコンピュータプログラムは、上述した本発明の番組録画装置に係る実施形態(但し、その各種態様を含む)に備えられたコンピュータを制御する記録制御用のコンピュータプログラムであって、該コンピュータを、前記録画手段、前記挿入手段、前記判定手段、及び前記制御手段のうち少なくとも一部として機能させる。
【0063】
本発明の再生制御用のコンピュータプログラムは、上述した本発明の番組再生装置に係る実施形態(但し、その各種態様を含む)に備えられたコンピュータを制御する再生制御用のコンピュータプログラムであって、該コンピュータを、前記再生手段、前記挿入手段、前記判定手段、及び前記制御手段のうち少なくとも一部として機能させる。
【0064】
本発明に係るコンピュータプログラムの実施形態によれば、当該コンピュータプログラムを格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラムをコンピュータに読み込んで実行させれば、或いは、当該コンピュータプログラムを、通信手段を介してコンピュータにダウンロードさせた後に実行させれば、上述した本発明の番組録画装置、及び番組再生装置に係る実施形態を比較的簡単に実現できる。
【0065】
尚、上述した本発明の番組録画装置、及び番組再生装置に係る実施形態における各種態様に対応して、本発明のコンピュータプログラムに係る各実施形態も各種態様を採ることが可能である。
【0066】
本実施形態のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施例から明らかにされる。
【0067】
以上説明したように、本発明の番組録画装置及び方法に係る実施形態によれば、録画手段及び工程、挿入手段及び工程、判定手段及び工程、並びに制御手段及び工程を備える。この結果、挿入されたチャプタに基づいて、ユーザが所望するコンテンツを視聴するための操作を迅速且つ簡便に行うことが可能であり、ユーザの快適な操作性を実現することが可能である。
【0068】
また、本発明の番組再生装置及び方法に係る実施形態によれば、再生手段及び工程、挿入手段及び工程、判定手段及び工程、並びに制御手段及び工程を備える。この結果、挿入されたチャプタに基づいて、ユーザが所望するコンテンツを視聴するための操作を迅速且つ簡便に行うことが可能であり、ユーザの快適な操作性を実現することが可能である。
【0069】
更に、また、本発明のコンピュータプログラムに係る実施形態によれば、コンピュータを上述した本発明の番組録画装置、及び番組再生装置に係る実施形態として機能させるので、上述した番組録画装置、及び番組再生装置をして、挿入されたチャプタに基づいて、ユーザが所望するコンテンツを視聴するための操作を迅速且つ簡便に行うことを可能ならしめ、ユーザの快適な操作性を実現することが可能である。
【実施例】
【0070】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0071】
(1)本発明の番組録画装置に係る実施例
次に、図1から図7を参照して、本発明の番組録画装置に係る実施例について詳細に説明する。
【0072】
(1−1)基本構成
先ず、図1を参照して、本発明の番組録画装置に係る実施例の基本構成について説明する。ここに、図1は、本発明の番組録画装置に係る実施例の基本構成を図式的に示したブロック図である。
【0073】
図1に示されるように、本実施例に係る番組録画装置10は、録画用の構成要素として、チューナ11、外部ビデオ入力端子12、外部オーディオ入力端子13、セレクタS1及びS2、ビデオA/Dコンバータ(Analog to Digital Converter)14、オーディオA/Dコンバータ15、ビデオ比較部16、比較用ビデオデータ蓄積バッファ17、オーディオ比較部18、比較用オーディオデータ蓄積バッファ19、ビデオMPEG−2符号化部20、オーディオAC3符号化部21、ビデオオーディオ多重化部22、チャプタ挿入部23、セレクタS3、DVDドライブ、HDD(Hard Disk Drive)、並びに、CPUを備えて構成されている。他方、再生用の構成要素として、セレクタS4、AV(Audio Video)分離/復号化部24、ビデオD/Aコンバータ(Digital to Analog Converter)25、オーディオD/Aコンバータ26、外部ビデオ出力端子27、外部オーディオ出力端子28を備えて構成されている。
【0074】
(1−1―1)録画用の構成要素
チューナ11は、VHF又はBSなどのRF信号を受信し、選択された受信帯域に同調して受信した信号波をIF信号に変換するとともに、TV用映像信号及び音声信号に復調してセレクタS1に出力する。
【0075】
セレクタS1は、チューナ11から出力された信号、及び、外部ビデオ入力端子12からの信号を選択的に切り換え、映像信号をビデオA/Dコンバータ14に出力する。
【0076】
セレクタS2は、チューナ11から出力された信号、及び、外部オーディオ入力端子13からの信号を選択的に切り換え、音声信号をオーディオA/Dコンバータ15に出力する。
【0077】
ビデオA/Dコンバータ14は、セレクタS1によって選択されたTV用アナログ信号をデジタル信号に変換してビデオ比較部16、及び比較用ビデオデータ蓄積バッファ17に出力する。
【0078】
オーディオA/Dコンバータ15は、セレクタS2によって選択されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換してオーディオ比較部18、及び比較用オーディオデータ蓄積バッファ19に出力する。
【0079】
尚、本発明に係る比較手段の一具体例が、ビデオ比較部16、又は、オーディオ比較部18によって構成されている。また、本発明に係る記憶手段の一具体例が、比較用ビデオデータ蓄積バッファ17、又は、比較用オーディオデータ蓄積バッファ19によって構成されている。これらの詳細な動作原理については後述される。
【0080】
ビデオMPEG−2符号化部20は、ビデオ比較部16から入力された映像信号をMPEGフォーマットの映像データに変換し、ビデオオーディオ多重化部22に出力する。
【0081】
オーディオAC3符号化部21は、オーディオ比較部18から入力された音声信号をAC−3フォーマットの音声データに変換し、ビデオオーディオ多重化部22に出力する。
【0082】
ビデオオーディオ多重化部22は、入力された映像データおよび音声データに基づいてプログラムストリームを生成し、チャプタ挿入部23に出力する。
【0083】
チャプタ挿入部23は、本発明の挿入手段の一具体例を構成し、CPUの制御下で、チャプタを、映像データに挿入する。尚、このチャプタの挿入手法については、後述される。
【0084】
セレクタS3は、ATAPIなどの規格に準拠したドライブインターフェイスが接続されており、映像データの録画先を、HDD、又は、DVDドライブに切り換えることが可能である。
【0085】
(1−1―2)再生用の構成要素
セレクタS4は、CPUの制御により入力のソース(源)の切り換えを行い、AV分離/復号化部24に出力する。
【0086】
AV分離/復号化部24は、セレクタS4によって選択されたプログラムストリームからMPEG形式を有する映像データと、AC−3形式を有する音声データとを分離すると共に復号化し、分離すると共に復号化した映像データおよび音声データを、それぞれ、ビデオD/Aコンバータ25、又はオーディオD/Aコンバータ26に出力する。
【0087】
ビデオD/Aコンバータ25は、入力されたデジタル映像信号をアナログ信号に変換し、外部ビデオ出力端子27を介して外部に出力する。
【0088】
オーディオD/Aコンバータ26は、入力されたデジタル音声信号をアナログ信号に変換し、外部オーディオ出力端子28を介して外部に出力する。
【0089】
CPUは、キー入力ポート、表示部出力ポート等の各種入出力ポートを含み、HDDの再生及び記録、又はDVDの再生及び記録の各処理のための全般的な機能を総括的に制御する。尚、システムCPUは、HDDの再生及び記録、又はDVDの再生及び記録の際に、メモリーに格納される制御プログラムを読み出して各処理を実行し、メモリーに処理中のデータを一時的に保持するようになっている。
【0090】
(1−2)チャプタの挿入手法
次に、図2及び図3を参照して、本発明の実施例に係る、放送番組の番組録画装置の動作原理として、例えば同一シーンや、CM等の放送コンテンツ(又は映像データ)を論理的に区切るためのチャプタ(Chapter、即ち、本発明に係るチャプタの一具体例)の挿入手法について説明する。ここに、図2は、一般的な例としての、一の動画像と相関関係が類似である他の動画像を、CMを挟んで含む放送番組を時間軸に沿って、図式的に示した模式図である。図3は、本発明の実施例に係る、放送番組の番組録画装置によって、一の動画像と相関関係が類似である他の動画像の開始端及び終了端に、チャプタを挿入する手法を図式的に示した模式図である。
【0091】
図2に示されるように、一般的な放送番組においては、CM(Commercial)を挟んで、例えば同一のシーン等の相関関係は類似である2つの動画像が放送されるように、編成されている。具体的には、時間軸上、CM「1」からCM「3」の以前において、シーン「A」、シーン「B」、及びシーン「C」が放送される。そして、時間軸上、このCM「1」からCM「3」の以降において、シーン「C」と同一シーンであるシーン「Cx」、及びシーン「D」が放送される。このように、一般的な放送番組が、そのままの編成で番組録画装置に録画された場合、視聴者等の番組録画装置のユーザは、同一シーン等の一の動画像と相関関係が類似である他の動画像の視聴を省略するために、早送り操作やスキップ操作等のボタン操作やリモコン操作を無秩序に手動で行わなくてはならないので、ユーザが所望するコンテンツを視聴するために無駄な時間が掛ってしまい、ユーザの快適な操作性を実現することは困難となってしまう。
【0092】
これに対して、本実施例によれば、図3に示されるように、(i)時間軸上、CM「1」からCM「3」の以前に位置するシーン「C」の開始端及び終了端のうち少なくとも一方、並びに、(ii)時間軸上、CM「1」からCM「3」の以降に位置する、シーン「C」と同一なシーン「Cx」の開始端及び終了端のうち少なくとも一方において、画像(フレーム画像)を論理的に区切るためのチャプタ(Chapter、即ち、本発明に係るチャプタの一具体例)が挿入される。具体的には、時間軸上、シーン「C」の開始端に位置する動画像において、チャプタ「1」が挿入されるように設定される。と共に、時間軸上、シーン「Cx」の開始端に位置する動画像において、チャプタ「3」が挿入されるように設定される。或いは、シーン「C」の時間軸上、終了端に位置する動画像において、チャプタ「2」が挿入されるように設定される。と共に、時間軸上、シーン「Cx」の終了端に位置する動画像において、チャプタ「4」が挿入されるように設定される。
【0093】
この結果、次のような3種類の利便性をユーザは、享受することが可能である。即ち、1種類目は、チャプタ「4」が挿入される場合、ユーザは、番組録画装置に録画された放送番組を視聴する際に、シーン「C」の再生後、チャプタ「4」にスキップするように操作することで、CM(CM「1」から「3」)、及び、同一なシーン「Cx」の視聴を省略することが可能である。2種類目は、チャプタ「3」が挿入される場合、ユーザは、番組録画装置に録画された放送番組を視聴する際に、シーン「C」の再生後、チャプタ「3」にスキップするように操作することで、CM(CM「1」から「3」)の視聴を省略することが可能である。3種類目は、チャプタ「2」が挿入される場合、ユーザは、番組録画装置に録画された放送番組を視聴する際に、CM(CM「1」から「3」)の視聴を迅速且つ簡便に行うことが可能である。
【0094】
以上の結果、ユーザが所望するコンテンツを視聴するための操作を迅速且つ簡便に行うことが可能であり、ユーザの快適な操作性を実現することが可能である。加えて、放送番組のダイジェストの動画像、即ち、要約映像の作成を、データ処理上、効率的且つ迅速に行うことが可能である。
【0095】
(1−3)動作原理 − チャプタの挿入処理 −
次に、図4から図7を参照して、本発明の実施例に係る、放送番組の番組録画装置の動作原理として、例えば同一シーンや、CMを論理的に区切るためのチャプタ(Chapter、即ち、本発明に係るチャプタの一具体例)の挿入処理について説明する。ここに、図4は、本発明の実施例に係る、放送番組の番組録画装置による、チャプタの挿入処理を示したフローチャートである。図5は、図4のチャプタの挿入処理におけるサブルーチンである類似の画像の検出処理を示したフローチャートである。図6は、本発明の実施例に係る、放送番組の番組録画装置による、一の動画像と相関関係が類似である他の動画像の開始端に、チャプタを挿入する手法を図式的に示した一及び他の模式図(図6(a)及び図6(b))である。図7は、本発明の実施例に係る、放送番組の番組録画装置による、一の動画像と相関関係が類似である他の動画像の終了端に、チャプタを挿入する手法を図式的に示した一及び他の模式図(図7(a)及び図7(b))である。
【0096】
図4に示されるように、本実施例に係る番組録画装置に、放送コンテンツを保持するテレビ信号(放送信号)(即ち、本発明に係るフレーム情報の一具体例)が入力される(ステップS101)。
【0097】
次に、CPU(Central Processing Unit:即ち、本発明に係る制御手段の一具体例)の制御下で、入力された放送信号が保持する静止画像や動画像を含む画像(フレーム画像)が、暫定的に、比較用ビデオデータ蓄積バッファ(以下、適宜、「ビデオバッファ」と称す)17に記憶される。尚、このビデオバッファ17によって、本発明に係る動画像記憶手段の一具体例が構成されている。詳細には、例えば、動画像がSD(Standard-definition television)レベルで、「4:2:0」フォーマットの場合、このビデオバッファ17の記憶容量は、720×480×1.5(Bytes)であるようにしてもよい。尚、本実施例では、例えば、ビデオデータ等の動画像情報に基づいて識別された同一シーンの開始端又は終了端において、チャプタが挿入されている。加えて、例えば、前述した、比較用オーディオデータ蓄積バッファ等の記憶手段を利用して、オーディオデータ等の音声情報に基づいて識別された同一シーンの開始端又は終了端において、チャプタが挿入されるようにしてもよい。
【0098】
特に、入力され記憶された画像は、ビデオバッファ17の中で、画像の識別番号(Identification Number)「Nid」によって特定可能である。この識別番号「Nid」は、後述されるように、画像が番組録画装置に、1フレームだけ入力される度に1づつインクリメントされ、回数の計測のために繰り上げされる変数、所謂、カウンタ変数である。
【0099】
次に、CPUの制御下で、例えば一の動画像(一のフレーム群)の繰り返しシーン等の、一の動画像(一のフレーム群)と相関関係が類似である他の動画像(他のフレーム群)が番組録画装置に入力されているか否かを示すフラグ情報S_flagが、「OFF」であるか否かが判定される(ステップS103)。特に、「OFF」であるフラグ情報S_flagは、一の動画像と相関関係が類似である他の動画像が番組録画装置に未だ入力されていないことを意味するようにしてもよい。他方、「ON」であるフラグ情報S_flagは、一の動画像と相関関係が類似である他の動画像が番組録画装置に入力されていることを意味するようにしてもよい。ここで、フラグ情報S_flagが、「OFF」である場合(ステップS103:Yes)、類似の画像の検出処理が行われる(ステップS104)。
【0100】
ここで、図5を参照して、類似の画像の検出処理について、詳細に説明する。
【0101】
(1−3−1)類似の画像の検出処理
先ず、図5に示されるように、CPUの制御下で、変数「i」に「0」が入力される(ステップS201)。
【0102】
次に、最も新しく入力された画像「Nid」と、ビデオバッファ17に記憶されている、変数「i」によって特定される画像「Si」とが比較され、これらの画像の相関関係の類似性について解析される(ステップS202)。特に、画像「Nid」と、ビデオバッファ17に記憶されている画像「Si」との比較の際には、例えばビデオバッファ17に記憶されている画像のうち、時間軸上、最も過去に記憶(入力)された画像から比較することが好ましい。この結果、画像「Nid」との相関関係が類似である度合いが、最も高いレベルの画像(フレーム画像)を、効率的且つ迅速に検出することが可能となる。
【0103】
次に、CPUの制御下で、ビデオバッファ17に記憶されている画像「Si」は、画像「Nid」との相関関係が類似である度合いが、最も高いレベルの画像であるか否かが判定される(ステップS203)。ここで、画像「Si」は、画像「Nid」との相関関係が類似である度合いが、最も高いレベルの画像でないと判定される場合(ステップS203:No)、CPUの制御下で、変数「i」が「1」だけインクリメントされる(ステップS206)。
【0104】
他方、ステップS203の判定の結果、画像「Si」は、画像「Nid」との相関関係が類似である度合いが、最も高いレベルの画像であると判定される場合(ステップS203:Yes)、CPUの制御下で、画像「Si」が、識別番号「Sid」によって特定される画像「Sid」とされる(ステップS204)。
【0105】
次に、画像「Nid」と、ビデオバッファ17に記憶されている画像「Si」との相関関係が類似である度合いを示す相関値「Sv」が決定される(ステップS205)。
【0106】
次に、前述したように、CPUの制御下で、変数「i」が「1」だけインクリメントされる(ステップS206)。
【0107】
次に、CPUの制御下で、変数「i」が最大値「S_MAX」より大きいか否かが判定される(ステップS207)。この最大値「S_MAX」は、一のフレームと、他のフレームとが類似の相関関係であるか否かを解析するための最大のフレーム数である。具体的には、例えば5分間の動画像が類似の相関関係であるか否かを解析する場合、最大値「S_MAX」は、「9000」となる。この値は、動画像が毎秒30フレームで5分間、伝送されることから算出することが可能である。
【0108】
このステップS207の判定の結果、変数「i」が最大値「S_MAX」より大きい場合(ステップS207:Yes)、一連の類似の画像の検出処理は終了される。他方、このステップS207の判定の結果、変数「i」が最大値「S_MAX」より大きくない場合(ステップS207:No)、前述したように、画像「Nid」と、ビデオバッファ17に記憶されている画像「Si」とが比較され、これらの画像の相関関係の類似性について解析される(ステップS202)。
【0109】
(1−3)動作原理 − チャプタの挿入処理 (続き) −
再び、図4に戻って、CPUの制御下で、前述した相関値「Sv」が、相関標準値「Std」より大きいか否かが判定される(ステップS105)。ここで、前述した相関値「Sv」が、相関標準値「Std」より大きくない、即ち、小さいと判定された場合(ステップS105:No)、CPUの制御下で、入力された放送信号が保持する静止画像や動画像を含む画像が、識別番号「Nid」として、確定的に、ビデオバッファ17に記憶される(ステップS106)。この場合、一の動画像の繰り返しシーン等の、一の動画像と相関関係が類似である他の動画像が番組録画装置に未だ入力されていない状態である。即ち、図6(a)に示されるように、シーン「A」から「C」や、CM「1」からCM「3」が番組録画装置に入力されている状態である。
【0110】
次に、再び、前述したステップS101からS104を経て、最も新しく入力された画像「Nid」における相関値「Sv」が、相関標準値「Std」より大きいか否かが判定される(ステップS105)。ここで、この相関値「Sv」が、相関標準値「Std」より大きいと判定された場合(ステップS105:Yes)、CPUの制御下で、(i)この最も新しく入力された画像「Nid」、及び(ii)前述のステップS204で検出された、ビデオバッファ17に記憶されている、相関関係が類似である度合いが、最も高いレベルの画像「Sid」が、チャプタを挿入する画像(フレーム画像)として設定される。即ち、図6(b)に示されるように、時間軸上、シーン「C」と類似の動画像であるシーン「Cx」の開始端に位置する動画像が、番組録画装置に入力されている状態である。特に、より具体的には、画像「Nid」に対応される、時間軸上、シーン「Cx」の開始端に位置する動画像において、チャプタ「3」が挿入されるように設定される。と共に、画像「Sid」に対応される、ビデオバッファ17に記憶されている、時間軸上、シーン「C」の開始端に位置する動画像において、チャプタ「1」が挿入されるように設定される。
【0111】
次に、CPUの制御下で、フラグ情報S_flagは、一の動画像と相関関係が類似である他の動画像が番組録画装置に入力されていることを意味する「ON」に設定される(ステップS108)。
【0112】
次に、CPUの制御下で、カウンタ変数「k」に「1」が代入される(ステップS109)。
【0113】
次に、前述したように、CPUの制御下で、入力された画像が、識別番号「Nid」として、確定的に、ビデオバッファ17に記憶される(ステップS106)。
【0114】
次に、前述したステップS101及びS102を経て、CPUの制御下で、フラグ情報S_flagが、「OFF」であるか否かが判定される(ステップS103)。ここでは、前述のステップS108において、「ON」に設定されているので、CPUの制御下で、画像「Nid」と、ビデオバッファ17に記憶されている画像「Sid+k」とが比較され、これらの画像の相関関係の類似性について解析される(ステップS110)。特に、この画像「Sid+k」は、前述したビデオバッファ17に記憶されている画像「Sid」から、カウンタ変数「k」のフレームの数だけ、時間軸上、後方に位置する画像である。
【0115】
次に、画像「Nid」と、ビデオバッファ17に記憶されている画像「Sid+k」との相関関係が類似である度合いを示す相関値「Sv」が決定される(ステップS111)。
【0116】
次に、最も新しく入力された画像「Nid」と画像「Sid+k」とにおける相関値「Sv」が、相関標準値「Std」より大きいか否かが判定される(ステップS112)。ここで、この相関値「Sv」が、相関標準値「Std」より大きいと判定された場合(ステップS112:Yes)、CPUの制御下で、カウンタ変数「k」が「1」だけインクリメントされる(ステップS113)。即ち、図7(a)に示されるように、シーン「A」から「C」、CM「1」からCM「3」、並びに、シーン「C」と類似の動画像であるシーン「Cx」の一部が番組録画装置に入力されている状態である。
【0117】
次に、前述したように、CPUの制御下で、入力された画像が、識別番号「Nid」として、確定的に、ビデオバッファ17に記憶される(ステップS106)。
【0118】
次に、再び、前述したステップS101からS103、S110、及びS111を経て、最も新しく入力された画像「Nid」における相関値「Sv」が、相関標準値「Std」より大きいか否かが判定される(ステップS112)。ここで、この相関値「Sv」が、相関標準値「Std」より大きくない、又は、小さいと判定された場合(ステップS112:No)、CPUの制御下で、(i)この最も新しく入力された画像「Nid」、及び(ii)前述のステップS113のカウンタ変数「k」で特定されるビデオバッファ17に記憶されている画像「Sid+k」が、チャプタを挿入する画像(フレーム画像)として設定される(ステップS114)。即ち、図7(b)に示されるように、シーン「Cx」の時間軸上、終了端に位置する動画像が、番組録画装置に入力されている状態である。特に、より具体的には、画像「Nid」に対応される、時間軸上、シーン「Cx」の終了端に位置する動画像において、チャプタ「4」が挿入されるように設定される。と共に、画像「Sid+k」に対応される、ビデオバッファ17に記憶されている、時間軸上、シーン「C」の終了端に位置する動画像において、チャプタ「2」が挿入されるように設定される。
【0119】
次に、CPUの制御下で、フラグ情報S_flagは、一の動画像と相関関係が類似である他の動画像が番組録画装置に入力されていないことを意味する「OFF」に設定される(ステップS115)。
【0120】
次に、前述したように、CPUの制御下で、入力された画像が、識別番号「Nid」として、確定的に、ビデオバッファ17に記憶される(ステップS106)。
【0121】
他方、上述したステップS101からS115と同時に又は相前後して、CPUの制御下で、例えばユーザによる終了指示がなされたか否かが判定される(ステップS116)。ここで、例えばユーザによる終了指示がなされたと判定された場合、一連のチャプタの挿入処理が終了される(ステップS116:Yes)。他方、例えばユーザによる終了指示がなされたと判定されない場合、一連のチャプタの挿入処理が継続される(ステップS116:No)。
【0122】
(2)本発明の番組録画装置に係る、チャプタの他の挿入手法
次に、図8を参照して、本発明の実施例に係る、放送番組の番組録画装置の動作原理として、例えば同一シーンや、CM等の放送コンテンツを論理的に区切るためのチャプタの他の挿入手法について説明する。ここに、図8は、本発明の実施例に係る、放送番組の番組録画装置によって、一の動画像と相関関係が類似である他の動画像の開始端及び終了端に、チャプタを挿入する他の手法を図式的に示した模式図(図8(a))、及び、チャプタが挿入された動画像の再生の順番を図式的に示した模式図(図8(b))である。
【0123】
図8(a)に示されるように、(i)時間軸上、CM「1」からCM「3」の以前に位置するシーン「C」の開始端及び終了端のうち少なくとも一方、並びに、(ii)時間軸上、CM「1」からCM「3」の開始端及び終了端のうち少なくとも一方において、画像(フレーム画像)を論理的に区切るためのチャプタが挿入される。具体的には、時間軸上、シーン「C」の開始端に位置する動画像において、チャプタ「1」が挿入されるように設定される。と共に、シーン「C」の時間軸上、終了端に位置する動画像において、チャプタ「2」が挿入されるように設定される。と共に、時間軸上、CM「1」からCM「3」の終了端に位置する動画像において、チャプタ「3」が挿入されるように設定される。
【0124】
特に、CPU等の制御手段の制御下で、シーン「C」と同一なシーン「Cx」は、消去されるようにしてもよい。加えて、例えば視聴者等のユーザが、放送番組が実際に放送された編成で、放送コンテンツを視聴したい場合、図8(b)に示されるように、シーン「A」、シーン「B」、シーン「C」、CM「1」から「3」を視聴した後で、再度、シーン「C」を経て、シーン「D」を視聴するようにしてもよい。具体的には、CPU等の制御手段の制御下で、先ず、シーン「A」、シーン「B」、シーン「C」、CM「1」から「3」が再生される(ステップS10)。次に、CM「3」からチャプタ「1」にスキップする(ステップS20)。次に、シーン「C」が再生される。次に、チャプタ「2」からチャプタ「3」にスキップする(ステップS30)。次に、シーン「D」が再生される。
【0125】
以上の結果、チャプタの他の挿入手法によれば、ユーザが所望するコンテンツを視聴するための操作を迅速且つ簡便に行うことが可能であり、ユーザの快適な操作性を実現することが可能である。加えて、番組録画装置が有する、例えばHDD等の記憶手段の記録容量を節約して効率的に利用することが可能である。
【0126】
また、上述の実施例では、番組録画装置の一例としてHDD付きのDVDレコーダ(又はプレーヤ)について説明したが、本発明は、磁気ディスクや、光ディスクのレコーダ(又はプレーヤ)に限られるものではなく、他の各種記録媒体並びにそのレコーダ(又はプレーヤ)にも適用可能である。
【0127】
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う番組録画装置及び方法、番組再生装置及び方法、録画制御用又は再生制御用のコンピュータプログラムもまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【0128】
【図1】本発明の番組録画装置に係る実施例の基本構成を図式的に示したブロック図である。
【図2】一般的な例としての、一の動画像と相関関係が類似である他の動画像を、CMを挟んで含む放送番組を時間軸に沿って、図式的に示した模式図である。
【図3】本発明の実施例に係る、放送番組の番組録画装置によって、一の動画像と相関関係が類似である他の動画像の開始端及び終了端に、チャプタを挿入する手法を図式的に示した模式図である。
【図4】本発明の実施例に係る、放送番組の番組録画装置による、チャプタの挿入処理を示したフローチャートである。
【図5】図4のチャプタの挿入処理におけるサブルーチンである類似の画像の検出処理を示したフローチャートである。
【図6】本発明の実施例に係る、放送番組の番組録画装置による、一の動画像と相関関係が類似である他の動画像の開始端に、チャプタを挿入する手法を図式的に示した一及び他の模式図(図6(a)及び図6(b))である。
【図7】本発明の実施例に係る、放送番組の番組録画装置による、一の動画像と相関関係が類似である他の動画像の終了端に、チャプタを挿入する手法を図式的に示した一及び他の模式図(図7(a)及び図7(b))である。
【図8】本発明の実施例に係る、放送番組の番組録画装置によって、一の動画像と相関関係が類似である他の動画像の開始端及び終了端に、チャプタを挿入する他の手法を図式的に示した模式図(図8(a))、及び、チャプタが挿入された動画像の再生の順番を図式的に示した模式図(図8(b))である。
【符号の説明】
【0129】
10 番組録画装置
16 ビデオ比較部
17 比較用ビデオデータ蓄積バッファ
18 オーディオ比較部
19 比較用オーディオデータ蓄積バッファ
23 チャプタ挿入部
CPU Central Processing Unit

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送番組を保持するフレーム情報の録画を行う録画手段と、
前記フレーム情報を論理的に区切るためのチャプタを挿入する挿入手段と、
前記フレーム情報に含まれる、一のフレームと、他のフレームとの相関関係が類似であるか否かの判定を行う判定手段と、
前記相関関係が類似であると判定される場合、前記録画と同時に又は相前後して、前記一のフレーム、及び、前記他のフレームのうち少なくとも一方において、前記チャプタを挿入するように、前記挿入手段を制御する制御手段と
を備えることを特徴とする番組録画装置。
【請求項2】
前記フレーム情報に含まれる動画像情報を記憶する動画像記憶手段を更に備え、
前記判定手段は、記憶された前記動画像情報において、前記判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の番組録画装置。
【請求項3】
前記フレーム情報に含まれる音声情報を記憶する音声記憶手段を更に備え、
前記判定手段は、記憶された前記音声情報に基づいて、前記判定を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の番組録画装置。
【請求項4】
前記フレーム情報は、(i)前記一のフレームを有する第1動画像と、(ii)前記第1動画像と相関関係が類似であると共に、前記他のフレームを有する第2動画像とを含み、
前記制御手段は、前記相関関係が類似であると判定される場合、前記第1動画像、及び、前記第2動画像のうち少なくとも一方における開始端又は終了端において、前記チャプタを挿入するように、前記挿入手段を制御することを特徴とする請求項1から3のうちいずれか一項に記載の番組録画装置。
【請求項5】
前記相関関係が類似であると判定される場合、前記録画と同時に又は相前後して、前記第1動画像、及び、前記第2動画像のうち、いずれか一方を消去する消去手段を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の番組録画装置。
【請求項6】
前記フレーム情報を符号化する符号化手段を更に備え、
前記判定手段は、前記フレーム情報の符号化前、又は符号化後の、当該フレーム情報の特性値に基づいて、前記判定を行うことを特徴とする請求項1から5のうちいずれか一項に記載の番組録画装置。
【請求項7】
前記フレーム情報の情報量を平滑化する平滑化手段を更に備え、
前記判定手段は、平滑化された前記フレーム情報に対して、前記判定を行うことを特徴とする請求項1から6のうちいずれか一項に記載の番組録画装置。
【請求項8】
前記一のフレームの特性値と、前記他のフレームの特性値との比較を行う比較手段を更に備え、
前記判定手段は、前記比較に基づいて、前記判定を行うことを特徴とする請求項1から7のうちいずれか一項に記載の番組録画装置。
【請求項9】
所定量の前記フレーム情報を記憶可能な記憶手段を更に備え、
前記比較手段は、記憶された前記フレーム情報のうち、時間軸上、最も過去に記憶された前記フレーム情報から、前記比較を行うことを特徴とする請求項8に記載の番組録画装置。
【請求項10】
前記フレーム情報は、(i)時間軸上、前記放送番組に含まれるCM(Commercial)の前に位置すると共に、前記一のフレームを有する第1動画像と、(ii)時間軸上、前記CMの後に位置すると共に、前記第1動画像と相関関係が類似であり、且つ、前記他のフレームを有する第2動画像とを含むことを特徴とする請求項1から9のうちいずれか一項に記載の番組録画装置。
【請求項11】
前記制御手段は、前記チャプタが挿入された前記フレーム情報を録画するように前記録画手段を制御することを特徴とする請求項1から10のうちいずれか一項に記載の番組録画装置。
【請求項12】
前記録画手段は、前記フレーム情報を記憶可能な記憶手段を含み、
前記制御手段は、記憶された前記フレーム情報に対して、前記チャプタを挿入するように、前記挿入手段を制御することを特徴とする請求項1から11のうちいずれか一項に記載の番組録画装置。
【請求項13】
放送番組を保持するフレーム情報の再生を行う再生手段と、
前記フレーム情報を論理的に区切るためのチャプタを挿入する挿入手段と、
前記フレーム情報に含まれる、一のフレームと、他のフレームとの相関関係が類似であるか否かの判定を行う判定手段と、
前記相関関係が類似であると判定される場合、前記再生と同時に又は相前後して、前記一のフレーム、及び、前記他のフレームのうち少なくとも一方において、前記チャプタを挿入するように、前記挿入手段を制御する制御手段と
を備えることを特徴とする番組再生装置。
【請求項14】
放送番組を保持するフレーム情報の録画を行う録画工程と、
前記フレーム情報を論理的に区切るためのチャプタを挿入する挿入工程と、
前記フレーム情報に含まれる、一のフレームと、他のフレームとの相関関係が類似であるか否かの判定を行う判定工程と、
前記相関関係が類似であると判定される場合、前記録画と同時に又は相前後して、前記一のフレーム、及び、前記他のフレームのうち少なくとも一方において、前記チャプタを挿入するように、前記挿入工程を制御する制御工程と
を備えることを特徴とする番組録画方法。
【請求項15】
放送番組を保持するフレーム情報の再生を行う再生工程と、
前記フレーム情報を論理的に区切るためのチャプタを挿入する挿入工程と、
前記フレーム情報に含まれる、一のフレームと、他のフレームとの相関関係が類似であるか否かの判定を行う判定工程と、
前記相関関係が類似であると判定される場合、前記再生と同時に又は相前後して、前記一のフレーム、及び、前記他のフレームのうち少なくとも一方において、前記チャプタを挿入するように、前記挿入工程を制御する制御工程と
を備えることを特徴とする番組再生方法。
【請求項16】
請求項1に記載の番組録画装置に備えられたコンピュータを制御する録画制御用のコンピュータプログラムであって、該コンピュータを、前記録画手段、前記挿入手段、前記判定手段、及び前記制御手段のうち少なくとも一部として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項17】
請求項13に記載の番組再生装置に備えられたコンピュータを制御する記録制御用のコンピュータプログラムであって、該コンピュータを、前記再生手段、前記挿入手段、前記判定手段、及び前記制御手段のうち少なくとも一部として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−221544(P2007−221544A)
【公開日】平成19年8月30日(2007.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−40832(P2006−40832)
【出願日】平成18年2月17日(2006.2.17)
【出願人】(000005016)パイオニア株式会社 (3,620)
【Fターム(参考)】