説明

発振装置

【課題】消費電力が少なく、高い周波数精度を保持することを可能にする。
【解決手段】発振装置1は、恒温槽付水晶発振器であるOCXO15と、温度補償水晶発振器であるTCXO16とを有しており、CPU11により、OCXO15で基準精度以上のクロック周波数が得られない場合にTCXO16をオンとして使用し、OCXO15をオフとする制御手段を有する。制御手段は、発振装置1起動時にTCXO16のみをオンとして使用し、OCXO15の温度が基準精度以上のクロック周波数が得られる状態に上昇した際に、TCXO16をオフとし、当該OCXO15をオンすることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基準クロック信号の発振器としてOCXO(恒温槽付水晶発振器)の他にTCXO(温度補償水晶発振器)を備えた発振装置に関する。
【背景技術】
【0002】
通信基地局等の高い周波数精度(高精度)のクロック信号(以降、単にクロックともいう)を必要とする電気・電子装置において、クロック源としてOCXOを用いた発振装置が使用されている。OCXOは恒温槽内をヒータで約80℃に保つことにより、非常に高い周波数精度を実現することができる。また、高精度な発振器として他にTCXOがあり、TCXOには発振器内に温度補償用回路が組み込まれている。
【0003】
この種の発振装置として特許文献1及び2がある。特許文献1は、OCXO内の温度情報を電位信号として、OCXO外部から取り出すことができるようになっている。特許文献2は、電源起動時の早い段階から周波数精度の良いクロックを得るために、起動時には主にTCXOを使用し、その後TCXOとOCXOの高精度なクロックを選択することができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−27495号公報
【特許文献2】特開2011−040850号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の従来技術によれば、OCXOは高精度である半面、他の発振器に比べて消費電力が大きく、特に起動時には恒温槽内をヒータで約80℃まで加熱するため、消費電力が大きくなってしまうという問題がある。
【0006】
また、OCXOの温度が急激に下がった場合、周波数精度が悪化してしまうという問題がある。このように温度が急激に下がった場合は、OCXOを再度、所定の高温までヒータで加熱しなければならず、このため消費電力を必要とすることになる。
【0007】
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、消費電力が少なく、高い周波数精度を保持することができる、発振装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した課題を解決するために本発明は、恒温槽付水晶発振器であるOCXOと、温度補償水晶発振器であるTCXOとを有する発振装置において、前記OCXOで基準精度以上のクロック周波数が得られない場合に前記TCXOをオンとして使用し、当該OCXOをオフとする制御手段を有することを特徴とする。
【0009】
本発明において、前記制御手段は、発振装置起動時に前記TCXOのみをオンとして使用することを特徴とする。
【0010】
本発明において、前記制御手段は、前記OCXOの温度が前記基準精度以上のクロック周波数が得られる状態に上昇した際に、前記TCXOをオフとし、当該OCXOをオンすることを特徴とする。
【0011】
本発明において、前記制御手段は、前記OCXOの温度が所定以上に急激に低下した際に、前記TCXOをオンとして使用し、当該OCXOをオフとすることを特徴とする。
【0012】
本発明において、前記制御手段は、前記OCXOの温度が所定以上に急激に低下した際に、当該OCXOを温めるヒータをオフとすることを特徴とする。
【0013】
本発明において、前記制御手段は、前記OCXOの温度が前記基準精度以上のクロック周波数が得られない状態に低下した際に、前記TCXOをオンとして使用し、当該OCXOをオフとすることを特徴とする。
【0014】
本発明において、前記制御手段は、前記OCXOが故障した場合に、前記TCXOをオンとして使用し、当該OCXOをオフとすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、消費電力が少なく、高い周波数精度を保持することができる発振装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本実施形態に係る発振装置1の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る発振装置の動作を示す第1フローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態に係る発振装置の動作を示す第2フローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態に係る発振装置のOCXOの温度変化による状態遷移図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る発振装置と一般的は発振装置との消費電力を比較する図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための実施の形態(以下、単に本実施形態という)について詳細に説明する。
(実施形態の構成)
図1は、本実施形態に係る発振装置1の構成を示すブロック図である。本実施形態に係る発振装置1は、図示せぬ通信基地局に搭載されており、データの記憶手段としてのメモリ10と、CPU(Central Processing Unit)11と、電源制御スイッチ12と、温度センサ13と、GPS(Global Positioning System)アンテナ18が接続されたGPSモジュール14と、OCXO(恒温槽付水晶発振機)15と、TCXO(温度補償水晶発振器)16と、切替スイッチ17と、電源ユニット19とを備えて構成されている。
【0018】
但し、GPSモジュール14は、本実施形態では発振装置1に備えられているとしたが、実際には通信基地局に備えられている場合がある。つまり、通信基地局は、GPSに同期するためのGPSモジュール14を備え、発振装置1がGPSに同期したOCXO15とTCXO16の2つの発振器を具備する。
【0019】
OCXO15は、恒温槽内をヒータで約80℃に保つことにより、非常に高い周波数精度を実現することができる。TCXO16は、発振器内に温度補償用回路が組み込まれており、その消費電力は数mW位と低い値である。
【0020】
OCXO15及びTCXO16は、切替スイッチ17に接続されており、通信基地局の基準クロック信号として、OCXO15又はTCXO16を選択して使用する構成となっている。OCXO15からは、OCXO恒温槽内の温度情報信号(以降、内部温度信号とも称す)が、切替スイッチ17及びCPU11へ出力されている。
【0021】
切替スイッチ17は、その内部温度信号の内部温度に対応した電位に応じてOCXO15から出力されるOCXOクロック、又はTCXO16から出力されるTCXOクロックを選択する切り替え動作を行う。
【0022】
CPU11は、その内部温度信号と、温度センサ13で検出されたOCXO外部温度情報信号(以降、外部温度信号とも称す)とを合わせて、電源制御スイッチ12が行うOCXO15の電源及びTCXO16の電源のON(オン)、OFF(オフ)の制御を行う。また、CPU11にはメモリ10が備え付けられており、取得した温度データを一時的に保存可能となっている。
(実施形態の動作)
以下、図1に示す本実施形態に係る発振装置1の動作について、図2及び図3のフローチャート並びに図4のOCXO15の温度変化による状態遷移図を参照しながら詳細に説明する。但し、後述の各閾値Tα、Tβ、Tγ、Tδ、Tεについては、事前の動作確認を行う際に決定することとする。
【0023】
まず、図2のフローチャートにおいて、発振装置1の電源ユニット19をONとする(ステップS1)。これによって通信基地局が起動される。
次に、TCXO16の電源を電源制御スイッチ12のスイッチング制御に応じてONとし(ステップS2)、TCXO16からのTCXOクロックを基準クロックとして使用する。この際、切替スイッチ17はTCXOクロックを選択する側に切り替わっている(ステップS3)。
【0024】
この通信基地局の起動後にTCXOクロックが基準クロックとして選択された時点が図4に示す時刻t0とする。この時刻t0以降、停止中のOCXO15は、矢印Y1で示すようにOCXO15の外部の熱で過熱され、外部温度が上昇する。
【0025】
次に、温度センサ13でOCXO15の外部温度T0を測定し(ステップS4)、更に、所定時間後に再度外部温度T1を測定し(ステップS5)、CPU11でOCXO15の外部温度に変化があるか否かを判定する(ステップS6)。この判定では、CPU11で、外部温度T1−T0の差分を閾値Tαと比較し、差分(T1−T0)が閾値Tαより小さければ、言い換えればOCXO15の外部温度が所定温度(=閾値Tα)に温まっていなければ、ステップS5に戻って所定時間後に外部温度T1の測定を行う。
【0026】
一方、差分(T1−T0)が閾値Tα以上であれば、言い換えれば図4の時刻t0〜t1間に線分L1に矢印Y2で示すように、OCXO15の外部温度が所定温度(閾値Tα)以上に温まっていれば、OCXO15の電源を電源制御スイッチ12のスイッチング制御に応じてONとする(ステップS7)。そして、OCXO15の内部温度T0aを測定し、そのOCXO内部温度T0aが、安定した発振精度となる温度としての閾値Tβよりも小さければ、ステップS8の内部温度T0a測定を継続する(ステップS8)。このステップS8の処理はCPU11で行われる。このようにOCXO15の内部温度T0aを繰り返し測定することで、OCXO15内の温度が十分に上がり、OCXOクロックが高い周波数精度(高精度)が取れていることを確認することができる。
【0027】
OCXO内部温度T0aが閾値Tβ以上となったら切替スイッチ17で基準クロック(基準CLK)を、図4の時刻t1において矢印Y3で示すようにTCXOクロックからOCXOクロックに切り替え(ステップS9)、電源制御スイッチ12のスイッチング制御でTCXO16の電源をOFFとする(ステップS10)。
【0028】
次に、OCXO内部温度T0bを測定し、この内部温度T0bが閾値Tβよりも大きければ、その内部温度T0bの測定を繰り返す(ステップS11)。一方、OCXO内部温度T0bが閾値Tβ以下であれば、つまり、図4の時刻t2において線分L1が閾値Tβ以下となった場合は、OCXO内部温度T1aを測定する(ステップS12)。更に所定時間後に再度内部温度T2aを測定する(ステップS13)。そして、OCXO内部温度T1a−T2aの差分の絶対値を閾値Tγと比較し、差分の絶対値が閾値Tγより小さければ、言い換えればOCXO内部温度の変化が閾値Tγより小さければ、ステップS12の内部温度T1aの測定に戻る(ステップS14)。このステップS14の処理はCPU11で行われる。
【0029】
一方、OCXO内部温度T1a−T2aの差分の絶対値が閾値Tγ以上であれば、言い換えれば、OCXO内部温度の変化が大きければTCXO16の電源をONとし(ステップS15)、図4の時刻t2経過後の線分L1に矢印Y4で示すように、基準クロックを切替スイッチ17でOCXOクロックからTCXOクロックに切り替える(ステップS16)。これはOCXO15の内部温度変化が大きいのでクロック精度が低下しているためである。
【0030】
次に、温度センサ13でOCXO15の外部温度T2を測定し(ステップS17)、このOCXO15の外部温度T2と内部温度T2aとの差分(T2−T2a)と、所定温度を示す閾値Tδとを比較する(ステップS18)。このステップS18の処理はCPU11で行われる。ここで、差分(T2−T2a)が閾値Tδより小さい場合は、図4の時刻t2経過後に線分L1に矢印Y5で示すように、OCXO15のヒータをONとする(ステップS19)。このONとした後、ステップS8に戻りOCXO内部温度T0aの測定を行う。
【0031】
一方、差分(T2−T2a)が閾値Tδ以上の場合は、図4の線分L1に矢印Y6で示すように、OCXO15が外部の熱で温められるので、電力削減のためにOCXO15のヒータをOFFとする(ステップS20)。次に、OCXO外部温度T3を測定し(ステップS21)、更に、OCXO内部温度T3aを測定する(ステップS22)。
【0032】
OCXO15の外部温度T3と内部温度T3aとの差分(T3−T3a)と閾値Tεとを比較する(ステップS23)。このステップS23の処理はCPU11で行われる。ここで、差分(T3−T3a)が閾値Tεより小さい場合は、図4に矢印Y7で示すようにOCXO15のヒータをONとし(ステップS24)、ステップS8のOCXO内部温度測定T0aに戻る。この後、OCXO内部温度T0aが閾値Tβ以上となったら基準クロックを、ステップS9において、図4の矢印Y8で示すようにTCXOクロックからOCXOクロックに切り替える。
【0033】
一方、ステップS23において、差分(T3−T3a)が閾値Tε以上の場合は、図7に矢印Y6で示すように外部の熱でOCXO15を温める。そして、ステップS21のOCXO外部温度T3の測定に戻る。
(実施形態の効果)
以上説明のように本実施形態に係る発振装置1は、恒温槽付水晶発振器であるOCXO15と、温度補償水晶発振器であるTCXO16とを有しており、制御手段により、OCXO15で基準精度以上のクロック周波数が得られない場合にTCXO16をオンとして使用し、OCXO15をオフとするように構成した。また、制御手段は、発振装置1の起動時にTCXO16のみをオンとして使用する制御を行うように構成した。但し、制御手段は、CPU11、温度センサ13、電源制御スイッチ12、切替スイッチ17を備えて構成される。
【0034】
このような構成の発振装置1の効果を図5を参照して説明する。なお、図5に示す時刻t0〜t4と、図4に示した時刻t0〜t4とは対応関係にある。図5に示す破線L2は、一般的なOCXOのみの場合の発振装置(一般的発振装置という)における消費電力を表す。発振装置の起動時は、一般的発振装置では図5の時刻t1〜t2間に示すように消費電力が数Wまで急激に上昇するが、本発振装置1では、実線L3で示すように殆ど上昇しない。これは本実施形態では、図4の時刻t0〜t2に示すように起動時にTCXO16のみをオンとするためであるが、これに加えて、TCXO16がOCXO15の100〜1000分の1程度の消費電力となっているためである。
【0035】
即ち、消費電力は、OCXOが数W、TCXOが数mW〜数十mWとなっており、このことから本実施形態の発振装置1では、大幅に電力削減を行うことができる。
【0036】
また、制御手段は、OCXO15の温度が基準精度以上のクロック周波数が得られる状態に上昇した際に、TCXO16をオフとし、OCXO15をオンする制御を行うように構成した。
【0037】
この構成によれば、OCXO15が基準精度以上のクロック周波数が得られる状態に上昇した際に、TCXO16をオフとしてOCXO15のみを使用することができる。
【0038】
また、制御手段は、OCXO15の温度が所定以上に急激に低下した際に、TCXO16をオンとして使用し、OCXO15をオフとする制御を行うように構成した。
【0039】
この構成によれば、図4の時刻t2前後に示すように、OCXO15の温度が急激に下がった場合は、矢印Y6で示すようにOCXO15の外部の熱を有効利用することにより、図5の時刻t2〜t3間に実線L3で示すように消費電流を下げることが出来る。
【0040】
また、制御手段は、OCXO15の温度が基準精度以上のクロック周波数が得られない状態に低下した際に、TCXO16をオンとして使用し、OCXO15をオフとする制御を行うように構成した。
【0041】
この構成によれば、OCXO15の温度が急激に変化し、クロック周波数の精度が悪化するような場合には、温度補償回路が内蔵されたTCXO16を使用することにより、基準クロックの精度の劣化を抑え、所定の周波数精度を保つことができる。
【0042】
また、制御手段は、OCXO15の温度が所定以上に急激に低下した際に、当該OCXO15を温めるヒータをオフとする制御を行う構成とした。
【0043】
この構成によれば、OCXO内の温度が急激に下がった場合に、OCXO内の急なヒータの加熱による電力の消費を抑えることができる。
【0044】
更に、制御手段は、OCXO15が故障した場合に、TCXO16をオンとして使用し、OCXO15をオフとする制御を行うように構成した。この構成によれば、OCXO15が故障してもTCXO16で補償することができる。
【0045】
以上のように、一般的発振装置の破線L2で示す消費電力を、本実施形態の発振装置1では実線L3のように低減させることが可能となるので、全体として大幅な消費電力の低減を図ることができる。
【0046】
なお、前述した特許文献1,2の技術では、OCXOを常時ON状態としておき、使用状況に応じてTCXOをオンとするので、一般的発振装置よりも、より消費電力が大きくなる。
【0047】
また、本実施形態の発振装置1は、通信基地局以外に、放送局、測定器(周波数カウンタ)などの、OCXOを使用するような装置全てについて適用することが可能である。例えば、測定器を使用した場合、測定中には可能な限り、周波数精度の劣化を避けなければならないため、起動時のみ本実施形態の発振装置1を適用し、運用時にはOCXOのみで動作させる、などが考えられる。そのように、本実施形態の発振装置1を柔軟に適用することも可能である。
【0048】
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明の技術的範囲予測は上記実施形態に記載の範囲予測には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲予測に含まれ得ることが、特許請求の範囲予測の記載から明らかである。
【符号の説明】
【0049】
1・・発振装置、10・・メモリ、11‥CPU、12・・電源制御スイッチ、13・・温度センサ、14・・GPSモジュール、15・・OCXO(恒温槽付水晶発振機)、16・・TCXO(温度補償水晶発振器、17・・切替スイッチ、18・・GPSアンテナ、19・・電源ユニット。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
恒温槽付水晶発振器であるOCXOと、温度補償水晶発振器であるTCXOとを有する発振装置において、
前記OCXOで基準精度以上のクロック周波数が得られない場合に前記TCXOをオンとして使用し、当該OCXOをオフとする制御手段を有することを特徴とする発振装置。
【請求項2】
前記制御手段は、発振装置起動時に前記TCXOのみをオンとして使用することを特徴とする請求項1記載の発振装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記OCXOの温度が前記基準精度以上のクロック周波数が得られる状態に上昇した際に、前記TCXOをオフとし、当該OCXOをオンすることを特徴とする請求項2記載の発振装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記OCXOの温度が所定以上に急激に低下した際に、前記TCXOをオンとして使用し、当該OCXOをオフとすることを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の発振装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記OCXOの温度が所定以上に急激に低下した際に、当該OCXOを温めるヒータをオフとすることを特徴とする請求項4記載の発振装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記OCXOの温度が前記基準精度以上のクロック周波数が得られない状態に低下した際に、前記TCXOをオンとして使用し、当該OCXOをオフとすることを特徴とする請求項1〜5の何れか1つに記載の発振装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記OCXOが故障した場合に、前記TCXOをオンとして使用し、当該OCXOをオフとすることを特徴とする請求項1〜6の何れか1つに記載の発振装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−58898(P2013−58898A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−195763(P2011−195763)
【出願日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】