説明

研削装置

【課題】複列円すいころ軸受の外輪の超仕上げを1度に行うことができる研削装置を提供する。
【解決手段】研削装置1は、いずれも超仕上げ砥石を保持するための第1の砥石保持装置2および第2の砥石保持装置2と、保持される超仕上げ砥石7の研削面16が向く側に対して第1の砥石保持装置を前進および後退させ、かつ第2の砥石保持装置を、第1の砥石保持装置の前進または後退に同期させて保持される超仕上げ砥石の研削面が向く側に対して後退および前進させる移動装置6と、を有し、第1の砥石保持装置の前進方向と第2の砥石保持装置の前進方向とが、180度逆方向であって互いに遠ざかる方向であり、第1の砥石保持装置および第2の砥石保持装置が一体に振動するように形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複列円すいころ軸受における外輪の軌道面の超仕上げを行う研削装置に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車の車軸等の大きなラジアル荷重が加わる回転軸には、複列円すいころ軸受が使用される。複列円すいころ軸受は、エネルギロス、騒音および振動を低下させ、かつ耐久性を向上させるため、その外輪および内輪の軌道面が超仕上げにより円滑化されるのが好ましい。
円すいころ軸受の超仕上げに関し、複列ではない単列の円すいころ軸受の外輪における内側を向く軌道面の超仕上げを行う研削装置が、特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−326153号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された研削装置は、複列円すいころ軸受の外輪の超仕上げに使用する場合、その2つの軌道面を別々に処理する必要があり、生産効率の点で好ましくない。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、複列円すいころ軸受の外輪の超仕上げを1度に行うことができる研削装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る研削装置は、いずれも超仕上げ砥石を保持するための第1の砥石保持装置および第2の砥石保持装置と、保持される超仕上げ砥石の研削面が向く側に対して前記第1の砥石保持装置を前進および後退させ、かつ前記第2の砥石保持装置を、前記第1の砥石保持装置の前進または後退に同期させて保持される超仕上げ砥石の研削面が向く側に対して後退および前進させる移動装置と、を有し、前記第1の砥石保持装置の前進方向と前記第2の砥石保持装置の前進方向とが、180度逆方向であって互いに遠ざかる方向であり、前記第1の砥石保持装置および前記第2の砥石保持装置が一体に振動するように形成される。
【0006】
好ましくは、前記第1の砥石保持装置および前記第2の砥石保持装置は、それぞれの前進後退が移動方向から見たときに重ならない位置で行われるように配され、前記移動装置は、前記第1の砥石保持装置と前記第2の砥石保持装置との間に配されてこれらの移動方向に直交する方向に軸心を有するピニオンと、前記第1の砥石保持装置および前記第2の砥石保持装置にそれぞれ設けられて前記ピニオンと噛み合わされたラックと、前記第1の砥石保持装置を前進および後退させる流体圧シリンダ装置と、を有する。
好ましくは、前記第1の砥石保持装置および前記第2の砥石保持装置は、保持する前記超仕上げ砥石をその研削面が向く側に押し出すためのエアシリンダを有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によると、複列円すいころ軸受の外輪の超仕上げを1度に行うことができる研削装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は研削装置の正面図である。
【図2】図2は図1におけるA−A矢視図である。
【図3】図3は図2におけるB−B矢視図である。
【図4】図4は超仕上げ加工後の研削装置の動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は研削装置1の正面図、図2は図1におけるA−A矢視図、図3は図2におけるB−B矢視図である。なお、図1は図2におけるC−C矢視図である。
研削装置1は、第1砥石押圧装置2、第2砥石押圧装置3、主アーム4、副アーム5、移動装置6およびオシレーション装置等からなる。
第1砥石押圧装置2は、ベース11、加圧シリンダ12および砥石保持部13で構成される。
ベース11は、主要部分が肉厚の矩形板状の金属で形成され、その幅広の面の一方に、長手方向に伸びる溝である凹溝21が設けられている。凹溝21は、建築物におけるあり継ぎのほぞ穴と同一の形状であり、その(長手方向に直交する)断面の形状は、穴底22を下底とする台形である。凹溝21は後に説明する押圧装置保持部材17の凸帯43とともにアリスライドを形成する。
【0010】
ベース11は、幅広いの面に直交して長手方向に拡がる側面の一方に、「ラックとピニオン」におけるラック(歯棒)23が設けられている。ベース11は、長手方向に拡がる他方の側面に、移動装置6における駆動シリンダ14に連結するための連結部20を備えている。
加圧シリンダ12は、その軸心をラック23の長手方向に一致させて、ベース11における凹溝21設けられた面に平行な他方の面に固定されている。加圧シリンダ12は、押し型の単動型エアシリンダ装置である。
【0011】
砥石保持部13は、案内部25および押出部材26により構成される。
案内部25は、砥石規制部27および側板28からなる。砥石規制部27は、断面が矩形の溝である砥石溝29を備えて、「コ」字状の断面形状を有する。砥石溝29の断面形状は、砥石保持部13が保持を予定する超仕上げ砥石7の断面の形状に略等しい。
側板28は、平板状であって、砥石溝29に超仕上げ砥石7を収めたのちに砥石溝29の開口全体を覆ってボルト31,32により砥石規制部27と一体化される。
押出部材26は、超仕上げ砥石7の断面形状と略等しい断面形状を有する四角柱状の押圧部34と、押圧部34の長手方向の一端部で直交する方向に拡がる受圧部35からなる。押圧部34は、受圧部35とは反対側の端部が、案内部25における砥石規制部27の砥石溝29に挿入されている。
【0012】
砥石保持部13は、前述したように、砥石規制部27および側板28で形成された角柱状の空隙(砥石溝29)に、これと略同形の角柱状の超仕上げ砥石7を収容する。
超仕上げ砥石7の先端の研削面16は、角柱の軸に直交する母線を有する湾曲面でなく角柱の軸に対して傾斜した母線を有する湾曲面となっている。
超仕上げ砥石7は、凸側が押しつけられて両端がボルト37,38により案内部25に取り付けられた、湾曲する板ばね33により、砥石保持部13からの脱落が防止される。
第1砥石押圧装置2は、流体圧シリンダの12のロッド36と押出部材26の受圧部35とが常に一体となって移動し、押出部材26の押圧部34と超仕上げ砥石7とが常に一体となって移動するように形成されている。
【0013】
第1砥石押圧装置2において、加圧シリンダ12および砥石保持部13は、加圧シリンダ12のロッド36の軸心が、押出部材26における受圧部35に直交するように配されて、ベース11と一体化されている。また、第1砥石押圧装置2において、砥石規制部27の砥石溝29の中心線と加圧シリンダ12の伸張方向とが一致する。
第2砥石押圧装置3は、ベース11B、加圧シリンダ12および砥石保持部13で構成される。第2砥石押圧装置3は、ベース11Bが連結部20を備えていない点を除き、ベース11B、加圧シリンダ12および砥石保持部13の構成は、第1砥石押圧装置2におけるベース11、加圧シリンダ12および砥石保持部13の構成と同一である。
【0014】
主アーム4および副アーム5は、互いに平行に伸びた平板であり、いずれもオシレーション装置に一体化されている。主アーム4および副アーム5は、伸びた先端側で、それぞれ移動装置6におけるピニオン軸41の異なる一端を回動可能に保持している。
主アーム4は、副アーム5と対向する表面に、ピニオン軸41を挟んで1対の押圧装置保持部材17,17が固定されている。押圧装置保持部材17は、(主アーム4の)伸びた方向に略75度傾斜し突出する帯状に伸びる凸帯43を備えている。2つの凸帯43,43は平行に伸び、いずれもその断面形状が、第1砥石押圧装置2および第2砥石押圧装置3のベース11,11Bにおける凹溝21,21の断面形状と同一(台形)である。
【0015】
主アーム4は、先端から遠い位置の押圧装置保持部材17における凸帯43がベース11の凹溝21に摺動自在に嵌め入れられた状態で、第1砥石押圧装置2を保持する。凸帯43と凹溝21とは、アリスライドを形成している。また、主アーム4は、ベース11におけるラック23が、後に説明するピニオン軸41のピニオン42に噛み合わされた状態で、第1砥石押圧装置2を保持する。また、主アーム4は、先端側の押圧装置保持部材17における凸帯43がベース11Bの凹溝21に摺動自在に嵌め入れられ、ベース11Bにおけるラック23がピニオン42に噛み合わされてアリスライドとなった状態で、第2砥石押圧装置3を保持する。主アーム4に保持された第1砥石押圧装置2および第2砥石押圧装置3は、それぞれの加圧シリンダ12,12における伸張方向が反対側となるよう、一方に対して他方が180度回転させて配されている。
【0016】
なお、凹溝21の一部をギブ(凹溝21と凸帯との隙間をネジで微調整する部材)で形成し、凸帯による凹溝21内の摺動の精度を高めるのが好ましい。
移動装置6は、ピニオン軸41および駆動シリンダ14からなる。
ピニオン軸41は、一端が主アーム4に、他端が副アーム5に、それぞれ回動自在に保持される。ピニオン軸41は、主アーム4側にピニオン(小歯車)42を有する。ピニオン42は、ラック23にちょうど噛み合う形状である。
駆動シリンダ14は、複動型エアシリンダ装置である。駆動シリンダ14は、主アーム4における副アーム5に対向する表面に直交して副アーム5側に拡がる基部15に固定されている。駆動シリンダ14は、ロッド44の往復移動(伸縮)方向が、第1砥石押圧装置2および第2砥石押圧装置3の加圧シリンダ12,12におけるロッド36,36の移動(伸張)方向と一致している。ロッド44の先端は、ベース11の連結部20に固着されている。
【0017】
オシレーション装置は、第1砥石押圧装置2、第2砥石押圧装置3および移動装置6を、これらが固定された主アーム4および副アーム5とともに振動(オシレーション)させる装置である。振動の往復方向は、超仕上げ砥石7の研削面16の母線が伸びる方向である。
次に、研削装置1の超仕上げ加工における動作について説明する。
図1を参照して、研削対象物である複列円すいころ軸受における外輪(以下「ワークW」という)は、自由回転する1対のサポートローラ46に乗せられる。また、ワークWは、軸方向の一端がバッキングプレート47に当接され、軸方向の他端が自由回転するプレッシャローラ48によりバッキングプレート47側に押圧される。
【0018】
サポートローラ46に換えて、ワークを、超硬製のシューに乗せて回転させてもよい。
研削装置1は、駆動シリンダ14が収縮した状態で、主アーム4に保持された第1砥石押圧装置2および第2砥石押圧装置3が、ワークWの内側の所定の位置に差し入れられる。このとき、第1砥石押圧装置2および第2砥石押圧装置3が保持するそれぞれの超仕上げ砥石7,7は、案内部25,25から所定の寸法、例えば3mm外方に飛び出している。
バッキングプレート47が回転を始め、バッキングプレート47に押圧されたワークWが所定回転数で回転する。
【0019】
続いて、駆動シリンダ14が所定のシリンダ圧力で伸張動作し(M1)、ロッド44に連結された第1砥石押圧装置2をワークWに近づくように移動させ、第1砥石押圧装置2に保持された超仕上げ砥石7が、ワークWの軌道面51aに押し当てられる。第1砥石押圧装置2は、その移動とともにベース11のラック23がピニオン軸41を回転させる。回転するピニオン軸41は、そのピニオン42が、噛み合うベース11Bのラック23を移動させ、第2砥石押圧装置3をワークWに近づくように移動させる。移動する第2砥石押圧装置3に保持された超仕上げ砥石7は、ワークWの軌道面51bに押し当てられる。
【0020】
このように、研削装置1では、第1砥石押圧装置2の前進(保持する超仕上げ砥石7における研削面16側への移動)に同期して、第2砥石押圧装置3が、保持する超仕上げ砥石7の研削面16側に移動(前進)する。
また、第1砥石押圧装置2および第2砥石押圧装置3は、移動方向から見たときに重ならないように配されており、そのために、それぞれの超仕上げ砥石7,7を、ワークWの互いに異なる軌道面51a,51bに押し当てることができる。
駆動シリンダ14による第1砥石押圧装置2の移動、および回転するピニオン42による第2砥石押圧装置3の移動は、それぞれのベース11,11Bにおける凹溝21,21が、押圧装置保持部材17,17の凸帯43,43に案内されるアリスライドにより、精度良く行われる。
【0021】
同時に、それぞれの加圧シリンダ12,12のシリンダ室には、同じ空気圧が供給され、超仕上げ砥石7,7の軌道面51a,51bへの押圧力が制御される。
主アーム4および副アーム5が、軌道面51a,51bの傾斜方向に振動(オシレーション)を始め、超仕上げ加工が開始される。
超仕上げ加工が終了するとも加圧シリンダ12,12への空気圧の供給が停止され、駆動シリンダ14が収縮(後退)動作を行う。
図4は超仕上げ加工後の研削装置1の動作を示す図である。
【0022】
所定の超仕上げ加工時間が経過後、駆動シリンダ14は収縮動作を行う(M2)。駆動シリンダ14の収縮動作に伴い、第1砥石押圧装置2は、超仕上げ砥石7が軌道面51aから遠ざかる方向に移動する(M3)。第1砥石押圧装置2のこの移動により、ベース11のラック23がピニオン軸41を回転させ(M4)、ピニオン42が第2砥石押圧装置3を、その超仕上げ砥石7が軌道面51bから遠ざかる方向に移動させる(M5)。
研削装置1では、第1砥石押圧装置2の後退に同期して、第2砥石押圧装置2が保持する超仕上げ砥石7が後退する。
【0023】
また、加圧シリンダ12,12は、駆動シリンダ14の収縮動作の開始と同時にシリンダ室が略大気圧に調節されて密閉される。加圧シリンダ12,12は、略大気圧に密閉されることにより、ロッド36,36の移動が制限され、超仕上げ砥石7,7の飛び出しの程度が、超仕上げ加工時の状態に維持される。
これと同時に、バッキングプレート47の回転および主アーム4および副アーム5の振動が停止される。
主アーム4および副アーム5は、ワークWの内側から引き出され、第1砥石押圧装置2および第2砥石押圧装置3がワークWから抜き出される。
【0024】
上記一連の作業および研削装置1の動作によって、ワークWの2つの軌道面51a,51bが同時に超仕上げ加工される。
なお、ワークWの回転開始および回転停止のタイミング、超仕上げ砥石7,7の振動開始および振動停止のタイミング等の諸条件は、任意に設定可能である。
研削装置1は、複列円すいころ軸受における外輪の2つの軌道面51a,51bを、超仕上げ砥石7,7の押圧力等の条件を略同一として1度に超仕上げ加工することができる。
【0025】
研削装置1は、複列円すいころ軸受の外輪を1チャッキングで超仕上げ加工することができるので、加工時間の短縮、設備台数の削減およびローラー等による取投工数を削減することができる。
また、研削装置1は、複列円すいころ軸受における外輪の2つの軌道面51a,51bを1チャッキングで超仕上げ加工することにより、個々に超仕上げ加工する場合には実現し難い軌道面51a,51bの軸心を一致させる(同軸度を高くする)ことができる。そのため、研削装置1で超仕上げ加工された軌道面51a,51bを有する複列円すいころ軸受は、芯ブレの発生が抑えられ、摩耗が減少し、長期間の使用に耐えることができる。
【0026】
上述の実施形態において、移動装置6は第1砥石押圧装置2を移動させ、第2砥石押圧装置3は第1砥石押圧装置2の移動によって移動する。これを、例えば、移動装置6が直接にピニオン軸41を回転させ、ピニオン軸41の回転が第1砥石押圧装置2および第2砥石押圧装置3を移動させるように構成してもよい。
また、ベース11,11Bに凸帯43,43を設け、押圧装置保持部材17,17に凹溝21,21を設けて、第1砥石押圧装置2および第2砥石押圧装置3の凸帯43,43が凹溝21,21に案内されるように構成してもよい。第1砥石押圧装置2が凹溝21を備え、第2砥石押圧装置3が凸帯43を備える、変則的な形態でもよい。
【0027】
凹溝21および凸帯43は、その断面形状が台形以外の形状のスライド機構とすることができる。スライド機構は、2本の円柱とこの円柱を貫通させるスライダで形成してもよい。
また、スライド機構を、主アーム4側に加え副アーム5と第1砥石押圧装置2および第2砥石押圧装置3との間に設けてもよい。
その他、研削装置1、および研削装置1の各構成または全体の構造、形状、寸法、個数、材質などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明は、複列円すいころ軸受における外輪の軌道面の超仕上げを行う研削装置に利用することができる。
【符号の説明】
【0029】
1 研削装置
2 第1の砥石保持装置(第1砥石押圧装置)
3 第2の砥石保持装置(第2砥石押圧装置)
4 アーム(主アーム)
6 移動装置
7 超仕上げ砥石
12 エアシリンダ(加圧シリンダ)
14 流体圧シリンダ装置(駆動シリンダ)
16 (超仕上げ砥石の)研削面
23 ラック
42 ピニオン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
いずれも超仕上げ砥石を保持するための第1の砥石保持装置および第2の砥石保持装置と、
保持される超仕上げ砥石の研削面が向く側に対して前記第1の砥石保持装置を前進および後退させ、かつ前記第2の砥石保持装置を、前記第1の砥石保持装置の前進または後退に同期させて保持される超仕上げ砥石の研削面が向く側に対して後退および前進させる移動装置と、を有し、
前記第1の砥石保持装置の前進方向と前記第2の砥石保持装置の前進方向とが、180度逆方向であって互いに遠ざかる方向であり、
前記第1の砥石保持装置および前記第2の砥石保持装置が一体に振動するように形成された
ことを特徴とする研削装置。
【請求項2】
前記第1の砥石保持装置および前記第2の砥石保持装置は、それぞれの前進後退が移動方向から見たときに重ならない位置で行われるように配され、
前記移動装置は、
前記第1の砥石保持装置と前記第2の砥石保持装置との間に配されてこれらの移動方向に直交する方向に軸心を有するピニオンと、
前記第1の砥石保持装置および前記第2の砥石保持装置にそれぞれ設けられて前記ピニオンと噛み合わされたラックと、
前記第1の砥石保持装置を前進および後退させる流体圧シリンダ装置と、を有する
請求項1に記載の研削装置。
【請求項3】
前記第1の砥石保持装置および前記第2の砥石保持装置は、
保持する前記超仕上げ砥石をその研削面が向く側に押し出すためのエアシリンダを有する
請求項1または請求項2に記載の研削装置。

【図2】
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【図4】
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【図1】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−274339(P2010−274339A)
【公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−126467(P2009−126467)
【出願日】平成21年5月26日(2009.5.26)
【出願人】(596066024)西部自動機器株式会社 (11)
【Fターム(参考)】