細胞壊死インヒビター
本発明は、化合物および薬学的調製物、ならびに細胞死と関連する外傷、虚血、発作および変性疾患を予防または処置する治療におけるそれらの使用に関する。本発明の方法および組成物は、特に細胞壊死と関連する神経系疾患の処置に有用である。具体的な壊死細胞疾患としては、外傷、虚血、発作、心筋梗塞、感染、敗血症、パーキンソン病、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、およびHIV関連痴呆が挙げられる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下式の化合物:
【化1】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、Oを表し;
Yは、Sを表し;
Gは、OまたはNR7を表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、メチル、メトキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジンを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表し;R8は、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し;
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物。
【請求項2】
請求項1に記載の化合物と薬学的に受容可能なキャリアとを含む薬学的調製物。
【請求項3】
前記薬学的に受容可能なキャリアが、希釈剤、固体賦形剤および溶媒をカプセル化する物質から選択される、請求項2に記載の薬学的調製物。
【請求項4】
請求項2に記載の薬学的調製物であって、前記薬学的に受容可能なキャリアが、糖、デンプン、セルロース、粉末化トラガカント、麦芽、ゼラチン、タルク、添加剤、オイル、グリコール、ポリオール、エステル、寒天、緩衝剤、アルギン酸、発熱物質を含まない水、等張生理食塩水、リンゲル溶液、エチルアルコール、pH緩衝溶液、ポリエステル、ポリアンヒドリドおよびポリカーボネートから選択される、調製物。
【請求項5】
壊死細胞疾患を有する被験体に下式の化合物:
【化2】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、Oを表し;
Yは、Sを表し;
Gは、OまたはNR7を表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、メチル、メトキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジンを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表し;R8は、低級アルキル置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し;
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物
を投与する工程を包含する、壊死細胞疾患を処置する方法であって、ここで該化合物を、壊死細胞疾患を処置するために有効な量投与する、方法。
【請求項6】
前記壊死細胞疾患が外傷、虚血、発作、心筋梗塞、感染、および敗血症からなる群より選択される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記壊死細胞疾患が、パーキンソン病、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、およびHIV関連痴呆から選択される神経変性疾患である、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記化合物が経口経路、非経口経路、局所経路、眼経路、経皮経路および鼻経路から選択される経路で投与される、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記化合物が、皮下注射、筋肉内注射、静脈内注射または硬膜外注射により投与される、請求項5に記載の方法。
【請求項10】
前記化合物が、薬学的に受容可能なキャリアとの組合わせで投与される、請求項5に記載の方法。
【請求項11】
前記化合物が、別の化合物との組合わせで投与される、請求項5に記載の方法。
【請求項12】
前記化合物が、アポトーシスインヒビター、PARPインヒビター、Srcインヒビター、発作を処置する物質、心臓血管系障害を処置する物質および抗菌剤からなる一覧より選択される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
下式の化合物:
【化3】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、Oを表し;
Yは、NR8を表し;
Gは、OまたはNR7を表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、メチル、メトキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジンを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表し;
R8は、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し;ならびに
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物。
【請求項14】
請求項13に記載の化合物と薬学的に受容可能なキャリアとを含む薬学的調製物。
【請求項15】
前記薬学的に受容可能なキャリアが、希釈剤、固体賦形剤および溶媒をカプセル化する物質から選択される、請求項14に記載の薬学的調製物。
【請求項16】
請求項14に記載の薬学的調製物であって、前記薬学的に受容可能なキャリアが、糖、デンプン、セルロース、粉末化トラガカント、麦芽、ゼラチン、タルク、添加剤、オイル、グリコール、ポリオール、エステル、寒天、緩衝剤、アルギン酸、発熱物質を含まない水、等張食塩水、リンゲル溶液、エチルアルコール、pH緩衝溶液、ポリエステル、ポリアンヒドリドおよびポリカーボネートから選択される、調製物。
【請求項17】
壊死細胞疾患を有する被験体に下式の化合物:
【化4】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、Oを表し;
Yは、NR8を表し;
Gは、OまたはNR7を表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、メチル、メトキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジンを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表し;
R8は、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し;ならびに
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物
を投与する工程を包含する、壊死細胞疾患を処置する方法であって、ここで該化合物を、壊死細胞疾患を処置するために有効な量投与する、方法。
【請求項18】
前記壊死細胞疾患が外傷、虚血、発作、心筋梗塞、感染、および敗血症からなる群より選択される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記壊死細胞疾患が、パーキンソン病、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、およびHIV関連痴呆から選択される神経変性疾患である、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記化合物が経口、非経口、局所、眼、経皮および鼻から選択される経路で投与される、請求項17に記載の方法。
【請求項21】
前記化合物が、皮下、筋肉内、静脈内または硬膜外注射により投与される、請求項17に記載の方法。
【請求項22】
前記化合物が、薬学的に受容可能なキャリアとの組合わせで投与される、請求項17に記載の方法。
【請求項23】
前記化合物が、別の化合物との組合わせで投与される、請求項17に記載の方法。
【請求項24】
前記化合物が、アポトーシスインヒビター、PARPインヒビター、Srcインヒビター、発作を処置する物質、心臓血管系障害を処置する物質および抗菌剤からなる一覧より選択される、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
下式の化合物:
【化5】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、Oを表し;
Yは、NHを表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、メチル、メトキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジンを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表すが、R1、R2、R3、R4、R5、およびR7がHの場合、R6は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルおよびt−ブチルではあり得ないことを除き;
R8は、H、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し;ならびに
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物。
【請求項26】
R4が、ハロゲン、好ましくはClまたはFを表す、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
R4が、メチルまたはメトキシを表す、請求項25に記載の化合物。
【請求項28】
R6が、メチル基を表す、請求項25に記載の化合物。
【請求項29】
R4が、Clを表す、請求項25に記載の化合物。
【請求項30】
R4が、メチルを表す、請求項25に記載の化合物。
【請求項31】
R4が、メトキシを表す、請求項25に記載の化合物。
【請求項32】
請求項25〜31のいずれか1項に記載の化合物と薬学的に受容可能なキャリアとを含む薬学的調製物。
【請求項33】
前記薬学的に受容可能なキャリアが、希釈剤、固体賦形剤および溶媒をカプセル化する物質から選択される、請求項32に記載の薬学的調製物。
【請求項34】
請求項32に記載の薬学的調製物であって、前記薬学的に受容可能なキャリアが、糖、デンプン、セルロース、粉末化トラガカント、麦芽、ゼラチン、タルク、添加剤、オイル、グリコール、ポリオール、エステル、寒天、緩衝剤、アルギン酸、発熱物質を含まない水、等張食塩水、リンゲル溶液、エチルアルコール、pH緩衝溶液、ポリエステル、ポリアンヒドリドおよびポリカーボネートから選択される、調製物。
【請求項35】
壊死細胞疾患を有する被験体に下式の化合物:
【化6】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、Oを表し;
Yは、NHを表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、メチル、メトキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジンを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表すが、R1、R2、R3、R4、R5、およびR7がHの場合、R6は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルおよびt−ブチルではあり得ないことを除き;
R8は、H、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し;
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物
を投与する工程を包含する、壊死細胞疾患を処置する方法であって、ここで該化合物を、壊死細胞疾患を処置するために有効な量投与する、方法。
【請求項36】
R4が、ハロゲン、好ましくはClまたはFを表す、請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
R4が、メチルまたはメトキシを表す、請求項35に記載の化合物。
【請求項38】
R6が、メチル基を表す、請求項35に記載の化合物。
【請求項39】
R4が、Clを表す、請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
R4が、メチルを表す、請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
R4が、メトキシを表す、請求項39に記載の化合物。
【請求項42】
前記壊死細胞疾患が外傷、虚血、発作、心筋梗塞、感染、および敗血症からなる群より選択される、請求項35〜41のいずれか1項に記載の方法。
【請求項43】
前記壊死細胞疾患が、パーキンソン病、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、およびHIV関連痴呆から選択される神経変性疾患である、請求項35〜41のいずれか1項に記載の方法。
【請求項44】
前記化合物が経口、非経口、局所、眼、経皮および鼻から選択される経路で投与される、請求項35〜41のいずれか1項に記載の方法。
【請求項45】
前記化合物が、皮下、筋肉内、静脈内または硬膜外注射により投与される、請求項35〜41のいずれか1項に記載の方法。
【請求項46】
前記化合物が、薬学的に受容可能なキャリアとの組合わせで投与される、請求項35〜41のいずれか1項に記載の方法。
【請求項47】
前記化合物が、別の化合物との組合わせで投与される、請求項35〜41のいずれか1項に記載の方法。
【請求項48】
前記化合物が、アポトーシスインヒビター、PARPインヒビター、Srcインヒビター、発作を処置する物質、心臓血管系障害を処置する物質および抗菌剤からなる一覧より選択される、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
下式の化合物:
【化7】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、Sを表し;
Yは、Sを表し;
Gは、OまたはNR7を表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、メチル、メトキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジンを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表し;
R8は、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し;
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物。
【請求項50】
請求項49に記載の化合物と薬学的に受容可能なキャリアとを含む薬学的調製物。
【請求項51】
前記薬学的に受容可能なキャリアが、希釈剤、固体賦形剤および溶媒をカプセル化する物質から選択される、請求項50に記載の薬学的調製物。
【請求項52】
請求項50に記載の薬学的調製物であって、前記薬学的に受容可能なキャリアが、糖、デンプン、セルロース、粉末化トラガカント、麦芽、ゼラチン、タルク、添加剤、オイル、グリコール、ポリオール、エステル、寒天、緩衝剤、アルギン酸、発熱物質を含まない水、等張食塩水、リンゲル溶液、エチルアルコール、pH緩衝溶液、ポリエステル、ポリアンヒドリドおよびポリカーボネートから選択される、調製物。
【請求項53】
壊死細胞疾患を有する被験体に下式の化合物:
【化8】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、Sを表し;
Yは、Sを表し;
Gは、OまたはNR7を表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、メチル、メトキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジンを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表し;
R8は、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し;
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物
を投与する工程を包含する、壊死細胞疾患を処置する方法であって、ここで該化合物を、壊死細胞疾患を処置するために有効な量投与する、方法。
【請求項54】
前記壊死細胞疾患が外傷、虚血、発作、心筋梗塞、感染、および敗血症からなる群より選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項55】
前記壊死細胞疾患が、パーキンソン病、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、およびHIV関連痴呆から選択される神経変性疾患である、請求項57に記載の方法。
【請求項56】
前記化合物が経口、非経口、局所、眼、経皮および鼻から選択される経路で投与される、請求項57に記載の方法。
【請求項57】
前記化合物が、皮下、筋肉内、静脈内または硬膜外注射により投与される、請求項57に記載の方法。
【請求項58】
前記化合物が、薬学的に受容可能なキャリアとの組合わせで投与される、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記化合物が、別の化合物との組合わせで投与される、請求項57に記載の方法。
【請求項60】
前記化合物が、アポトーシスインヒビター、PARPインヒビター、Srcインヒビター、発作を処置する物質、心臓血管系障害を処置する物質および抗菌剤からなる一覧より選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項61】
下式の化合物:
【化9】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、Sを表し;
Yは、NR8を表し;
Gは、OまたはNR7を表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、メチル、メトキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジンを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表し;R8は、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し;ならびに
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物。
【請求項62】
請求項61に記載の化合物と薬学的に受容可能なキャリアを含む薬学的調製物。
【請求項63】
前記薬学的に受容可能なキャリアが、希釈剤、固体賦形剤および溶媒をカプセル化する物質から選択される、請求項62に記載の薬学的調製物。
【請求項64】
請求項62に記載の薬学的調製物であって、前記薬学的に受容可能なキャリアが、糖、デンプン、セルロース、粉末化トラガカント、麦芽、ゼラチン、タルク、添加剤、オイル、グリコール、ポリオール、エステル、寒天、緩衝剤、アルギン酸、発熱物質を含まない水、等張食塩水、リンゲル溶液、エチルアルコール、pH緩衝溶液、ポリエステル、ポリアンヒドリドおよびポリカーボネートから選択される、調製物。
【請求項65】
壊死細胞疾患を有する被験体に下式の化合物:
【化10】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、Sを表し;
Yは、NR8を表し;
Gは、OまたはNR7を表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、メチル、メトキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジンを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表し;R8は、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し、
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物
を投与する工程を包含する、壊死細胞疾患を処置する方法であって、ここで該化合物を、壊死細胞疾患を処置するために有効な量投与する、方法。
【請求項66】
前記壊死細胞疾患が外傷、虚血、発作、心筋梗塞、感染、および敗血症からなる群より選択される、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
前記壊死細胞疾患が、パーキンソン病、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、およびHIV関連痴呆から選択される神経変性疾患である、請求項65に記載の方法。
【請求項68】
前記化合物が経口、非経口、局所、眼、経皮および鼻から選択される経路で投与される、請求項65に記載の方法。
【請求項69】
前記化合物が、皮下、筋肉内、静脈内または硬膜外注射により投与される、請求項65に記載の方法。
【請求項70】
前記化合物が、薬学的に受容可能なキャリアとの組合わせで投与される、請求項65に記載の方法。
【請求項71】
前記化合物が、別の化合物との組合わせで投与される、請求項65に記載の方法。
【請求項72】
前記化合物が、アポトーシスインヒビター、PARPインヒビター、Srcインヒビター、発作を処置する物質、心臓血管系障害を処置する物質および抗菌剤からなる一覧より選択される、請求項65に記載の方法。
【請求項73】
下式の化合物:
【化11】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、Sを表し;
Yは、NHを表し;
Gは、OまたはNR7を表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジン、メチルとメトキシとを除く低級アルキルならびに置換低級アルキルを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表すが、R1、R2、R3、R4、R5、およびR7がHの場合、R6は、メチルではあり得ないことを除き;R8は、H、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し;ならびに
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物。
【請求項74】
R4が、ハロゲン、好ましくはClまたはFを表す、請求項73に記載の化合物。
【請求項75】
R4が、Clを表し、そしてR6がメチルを表す、請求項74に記載の化合物。
【請求項76】
請求項73〜75のいずれか1項に記載の化合物と薬学的に受容可能なキャリアを含む薬学的調製物。
【請求項77】
前記薬学的に受容可能なキャリアが、希釈剤、固体賦形剤および溶媒をカプセル化する物質から選択される、請求項76に記載の薬学的調製物。
【請求項78】
請求項76に記載の薬学的調製物であって、前記薬学的に受容可能なキャリアが、糖、デンプン、セルロース、粉末化トラガカント、麦芽、ゼラチン、タルク、添加剤、オイル、グリコール、ポリオール、エステル、寒天、緩衝剤、アルギン酸、発熱物質を含まない水、等張食塩水、リンゲル溶液、エチルアルコール、pH緩衝溶液、ポリエステル、ポリアンヒドリドおよびポリカーボネートから選択される、調製物。
【請求項79】
壊死細胞疾患を有する被験体に下式の化合物:
【化12】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、Sを表し;
Yは、NHを表し;
Gは、OまたはNR7を表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジン、メチルおよびメトキシを除く低級アルキルならびに置換低級アルキルを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表すが、GがNR7である場合であって、R1、R2、R3、R4、R5、およびR7がHの場合、R6は、メチルではあり得ないことを除き;
R8は、H、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し、
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物
を投与する工程を包含する、壊死細胞疾患を処置する方法であって、ここで該化合物を、壊死細胞疾患を処置するために有効な量投与する、方法。
【請求項80】
R4が、ハロゲン、好ましくはClまたはFを表す、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
R4が、ClそしてR6がメチルを表す、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
前記壊死細胞疾患が外傷、虚血、発作、心筋梗塞、感染、および敗血症からなる群より選択される、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項83】
前記壊死細胞疾患が、パーキンソン病、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、およびHIV関連痴呆から選択される神経変性疾患である、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項84】
前記化合物が経口、非経口、局所、眼、経皮および鼻から選択される経路で投与される、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項85】
前記化合物が、皮下、筋肉内、静脈内または硬膜外注射により投与される、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項86】
前記化合物が、薬学的に受容可能なキャリアとの組合わせで投与される、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項87】
前記化合物が、別の化合物との組合わせで投与される、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項88】
前記化合物が、アポトーシスインヒビター、PARPインヒビター、Srcインヒビター、発作を処置する物質、心臓血管系障害を処置する物質および抗菌剤からなる一覧より選択される、請求項87に記載の方法。
【請求項89】
下式の化合物:
【化13】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、SまたはOを表し;
Yは、NHまたはNR8を表し;
Gは、OまたはNR7を表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジン、メチルおよびメトキシを除く低級アルキルならびに置換低級アルキルを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表し;R8は、H、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し、
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物。
【請求項90】
R4が、ハロゲン、好ましくはClまたはFを表す、請求項89に記載の化合物。
【請求項91】
R4が、ClそしてR6がメチルを表す、請求項89に記載の化合物。
【請求項92】
請求項89〜91のいずれか1項に記載の化合物と薬学的に受容可能なキャリアとを含む薬学的調製物。
【請求項93】
前記薬学的に受容可能なキャリアが、希釈剤、固体賦形剤および溶媒をカプセル化する物質から選択される、請求項92に記載の薬学的調製物。
【請求項94】
請求項92に記載の薬学的調製物であって、前記薬学的に受容可能なキャリアが、糖、デンプン、セルロース、粉末化トラガカント、麦芽、ゼラチン、タルク、添加剤、オイル、グリコール、ポリオール、エステル、寒天、緩衝剤、アルギン酸、発熱物質を含まない水、等張食塩水、リンゲル溶液、エチルアルコール、pH緩衝溶液、ポリエステル、ポリアンヒドリドおよびポリカーボネートから選択される、調製物。
【請求項95】
壊死細胞疾患を有する被験体に下式の化合物:
【化14】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、SまたはOを表し;
Yは、NHまたはNR8を表し;
Gは、OまたはNR7を表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジン、メチルおよびメトキシを除く低級アルキルならびに置換低級アルキルを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表し;R8は、H、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し、
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物
を投与する工程を包含する、壊死細胞疾患を処置する方法であって、ここで該化合物を、壊死細胞疾患を処置するために有効な量投与する、方法。
【請求項96】
R4が、ハロゲン、好ましくはClまたはFを表す、請求項95に記載の方法。
【請求項97】
R4が、ClそしてR6がメチルを表す、請求項95に記載の方法。
【請求項98】
前記壊死細胞疾患が外傷、虚血、発作、心筋梗塞、感染、および敗血症からなる群より選択される、請求項95〜97のいずれか1項に記載の方法。
【請求項1】
下式の化合物:
【化1】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、Oを表し;
Yは、Sを表し;
Gは、OまたはNR7を表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、メチル、メトキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジンを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表し;R8は、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し;
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物。
【請求項2】
請求項1に記載の化合物と薬学的に受容可能なキャリアとを含む薬学的調製物。
【請求項3】
前記薬学的に受容可能なキャリアが、希釈剤、固体賦形剤および溶媒をカプセル化する物質から選択される、請求項2に記載の薬学的調製物。
【請求項4】
請求項2に記載の薬学的調製物であって、前記薬学的に受容可能なキャリアが、糖、デンプン、セルロース、粉末化トラガカント、麦芽、ゼラチン、タルク、添加剤、オイル、グリコール、ポリオール、エステル、寒天、緩衝剤、アルギン酸、発熱物質を含まない水、等張生理食塩水、リンゲル溶液、エチルアルコール、pH緩衝溶液、ポリエステル、ポリアンヒドリドおよびポリカーボネートから選択される、調製物。
【請求項5】
壊死細胞疾患を有する被験体に下式の化合物:
【化2】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、Oを表し;
Yは、Sを表し;
Gは、OまたはNR7を表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、メチル、メトキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジンを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表し;R8は、低級アルキル置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し;
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物
を投与する工程を包含する、壊死細胞疾患を処置する方法であって、ここで該化合物を、壊死細胞疾患を処置するために有効な量投与する、方法。
【請求項6】
前記壊死細胞疾患が外傷、虚血、発作、心筋梗塞、感染、および敗血症からなる群より選択される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記壊死細胞疾患が、パーキンソン病、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、およびHIV関連痴呆から選択される神経変性疾患である、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記化合物が経口経路、非経口経路、局所経路、眼経路、経皮経路および鼻経路から選択される経路で投与される、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記化合物が、皮下注射、筋肉内注射、静脈内注射または硬膜外注射により投与される、請求項5に記載の方法。
【請求項10】
前記化合物が、薬学的に受容可能なキャリアとの組合わせで投与される、請求項5に記載の方法。
【請求項11】
前記化合物が、別の化合物との組合わせで投与される、請求項5に記載の方法。
【請求項12】
前記化合物が、アポトーシスインヒビター、PARPインヒビター、Srcインヒビター、発作を処置する物質、心臓血管系障害を処置する物質および抗菌剤からなる一覧より選択される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
下式の化合物:
【化3】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、Oを表し;
Yは、NR8を表し;
Gは、OまたはNR7を表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、メチル、メトキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジンを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表し;
R8は、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し;ならびに
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物。
【請求項14】
請求項13に記載の化合物と薬学的に受容可能なキャリアとを含む薬学的調製物。
【請求項15】
前記薬学的に受容可能なキャリアが、希釈剤、固体賦形剤および溶媒をカプセル化する物質から選択される、請求項14に記載の薬学的調製物。
【請求項16】
請求項14に記載の薬学的調製物であって、前記薬学的に受容可能なキャリアが、糖、デンプン、セルロース、粉末化トラガカント、麦芽、ゼラチン、タルク、添加剤、オイル、グリコール、ポリオール、エステル、寒天、緩衝剤、アルギン酸、発熱物質を含まない水、等張食塩水、リンゲル溶液、エチルアルコール、pH緩衝溶液、ポリエステル、ポリアンヒドリドおよびポリカーボネートから選択される、調製物。
【請求項17】
壊死細胞疾患を有する被験体に下式の化合物:
【化4】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、Oを表し;
Yは、NR8を表し;
Gは、OまたはNR7を表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、メチル、メトキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジンを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表し;
R8は、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し;ならびに
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物
を投与する工程を包含する、壊死細胞疾患を処置する方法であって、ここで該化合物を、壊死細胞疾患を処置するために有効な量投与する、方法。
【請求項18】
前記壊死細胞疾患が外傷、虚血、発作、心筋梗塞、感染、および敗血症からなる群より選択される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記壊死細胞疾患が、パーキンソン病、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、およびHIV関連痴呆から選択される神経変性疾患である、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記化合物が経口、非経口、局所、眼、経皮および鼻から選択される経路で投与される、請求項17に記載の方法。
【請求項21】
前記化合物が、皮下、筋肉内、静脈内または硬膜外注射により投与される、請求項17に記載の方法。
【請求項22】
前記化合物が、薬学的に受容可能なキャリアとの組合わせで投与される、請求項17に記載の方法。
【請求項23】
前記化合物が、別の化合物との組合わせで投与される、請求項17に記載の方法。
【請求項24】
前記化合物が、アポトーシスインヒビター、PARPインヒビター、Srcインヒビター、発作を処置する物質、心臓血管系障害を処置する物質および抗菌剤からなる一覧より選択される、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
下式の化合物:
【化5】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、Oを表し;
Yは、NHを表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、メチル、メトキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジンを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表すが、R1、R2、R3、R4、R5、およびR7がHの場合、R6は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルおよびt−ブチルではあり得ないことを除き;
R8は、H、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し;ならびに
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物。
【請求項26】
R4が、ハロゲン、好ましくはClまたはFを表す、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
R4が、メチルまたはメトキシを表す、請求項25に記載の化合物。
【請求項28】
R6が、メチル基を表す、請求項25に記載の化合物。
【請求項29】
R4が、Clを表す、請求項25に記載の化合物。
【請求項30】
R4が、メチルを表す、請求項25に記載の化合物。
【請求項31】
R4が、メトキシを表す、請求項25に記載の化合物。
【請求項32】
請求項25〜31のいずれか1項に記載の化合物と薬学的に受容可能なキャリアとを含む薬学的調製物。
【請求項33】
前記薬学的に受容可能なキャリアが、希釈剤、固体賦形剤および溶媒をカプセル化する物質から選択される、請求項32に記載の薬学的調製物。
【請求項34】
請求項32に記載の薬学的調製物であって、前記薬学的に受容可能なキャリアが、糖、デンプン、セルロース、粉末化トラガカント、麦芽、ゼラチン、タルク、添加剤、オイル、グリコール、ポリオール、エステル、寒天、緩衝剤、アルギン酸、発熱物質を含まない水、等張食塩水、リンゲル溶液、エチルアルコール、pH緩衝溶液、ポリエステル、ポリアンヒドリドおよびポリカーボネートから選択される、調製物。
【請求項35】
壊死細胞疾患を有する被験体に下式の化合物:
【化6】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、Oを表し;
Yは、NHを表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、メチル、メトキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジンを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表すが、R1、R2、R3、R4、R5、およびR7がHの場合、R6は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルおよびt−ブチルではあり得ないことを除き;
R8は、H、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し;
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物
を投与する工程を包含する、壊死細胞疾患を処置する方法であって、ここで該化合物を、壊死細胞疾患を処置するために有効な量投与する、方法。
【請求項36】
R4が、ハロゲン、好ましくはClまたはFを表す、請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
R4が、メチルまたはメトキシを表す、請求項35に記載の化合物。
【請求項38】
R6が、メチル基を表す、請求項35に記載の化合物。
【請求項39】
R4が、Clを表す、請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
R4が、メチルを表す、請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
R4が、メトキシを表す、請求項39に記載の化合物。
【請求項42】
前記壊死細胞疾患が外傷、虚血、発作、心筋梗塞、感染、および敗血症からなる群より選択される、請求項35〜41のいずれか1項に記載の方法。
【請求項43】
前記壊死細胞疾患が、パーキンソン病、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、およびHIV関連痴呆から選択される神経変性疾患である、請求項35〜41のいずれか1項に記載の方法。
【請求項44】
前記化合物が経口、非経口、局所、眼、経皮および鼻から選択される経路で投与される、請求項35〜41のいずれか1項に記載の方法。
【請求項45】
前記化合物が、皮下、筋肉内、静脈内または硬膜外注射により投与される、請求項35〜41のいずれか1項に記載の方法。
【請求項46】
前記化合物が、薬学的に受容可能なキャリアとの組合わせで投与される、請求項35〜41のいずれか1項に記載の方法。
【請求項47】
前記化合物が、別の化合物との組合わせで投与される、請求項35〜41のいずれか1項に記載の方法。
【請求項48】
前記化合物が、アポトーシスインヒビター、PARPインヒビター、Srcインヒビター、発作を処置する物質、心臓血管系障害を処置する物質および抗菌剤からなる一覧より選択される、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
下式の化合物:
【化7】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、Sを表し;
Yは、Sを表し;
Gは、OまたはNR7を表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、メチル、メトキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジンを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表し;
R8は、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し;
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物。
【請求項50】
請求項49に記載の化合物と薬学的に受容可能なキャリアとを含む薬学的調製物。
【請求項51】
前記薬学的に受容可能なキャリアが、希釈剤、固体賦形剤および溶媒をカプセル化する物質から選択される、請求項50に記載の薬学的調製物。
【請求項52】
請求項50に記載の薬学的調製物であって、前記薬学的に受容可能なキャリアが、糖、デンプン、セルロース、粉末化トラガカント、麦芽、ゼラチン、タルク、添加剤、オイル、グリコール、ポリオール、エステル、寒天、緩衝剤、アルギン酸、発熱物質を含まない水、等張食塩水、リンゲル溶液、エチルアルコール、pH緩衝溶液、ポリエステル、ポリアンヒドリドおよびポリカーボネートから選択される、調製物。
【請求項53】
壊死細胞疾患を有する被験体に下式の化合物:
【化8】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、Sを表し;
Yは、Sを表し;
Gは、OまたはNR7を表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、メチル、メトキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジンを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表し;
R8は、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し;
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物
を投与する工程を包含する、壊死細胞疾患を処置する方法であって、ここで該化合物を、壊死細胞疾患を処置するために有効な量投与する、方法。
【請求項54】
前記壊死細胞疾患が外傷、虚血、発作、心筋梗塞、感染、および敗血症からなる群より選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項55】
前記壊死細胞疾患が、パーキンソン病、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、およびHIV関連痴呆から選択される神経変性疾患である、請求項57に記載の方法。
【請求項56】
前記化合物が経口、非経口、局所、眼、経皮および鼻から選択される経路で投与される、請求項57に記載の方法。
【請求項57】
前記化合物が、皮下、筋肉内、静脈内または硬膜外注射により投与される、請求項57に記載の方法。
【請求項58】
前記化合物が、薬学的に受容可能なキャリアとの組合わせで投与される、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記化合物が、別の化合物との組合わせで投与される、請求項57に記載の方法。
【請求項60】
前記化合物が、アポトーシスインヒビター、PARPインヒビター、Srcインヒビター、発作を処置する物質、心臓血管系障害を処置する物質および抗菌剤からなる一覧より選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項61】
下式の化合物:
【化9】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、Sを表し;
Yは、NR8を表し;
Gは、OまたはNR7を表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、メチル、メトキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジンを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表し;R8は、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し;ならびに
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物。
【請求項62】
請求項61に記載の化合物と薬学的に受容可能なキャリアを含む薬学的調製物。
【請求項63】
前記薬学的に受容可能なキャリアが、希釈剤、固体賦形剤および溶媒をカプセル化する物質から選択される、請求項62に記載の薬学的調製物。
【請求項64】
請求項62に記載の薬学的調製物であって、前記薬学的に受容可能なキャリアが、糖、デンプン、セルロース、粉末化トラガカント、麦芽、ゼラチン、タルク、添加剤、オイル、グリコール、ポリオール、エステル、寒天、緩衝剤、アルギン酸、発熱物質を含まない水、等張食塩水、リンゲル溶液、エチルアルコール、pH緩衝溶液、ポリエステル、ポリアンヒドリドおよびポリカーボネートから選択される、調製物。
【請求項65】
壊死細胞疾患を有する被験体に下式の化合物:
【化10】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、Sを表し;
Yは、NR8を表し;
Gは、OまたはNR7を表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、メチル、メトキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジンを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表し;R8は、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し、
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物
を投与する工程を包含する、壊死細胞疾患を処置する方法であって、ここで該化合物を、壊死細胞疾患を処置するために有効な量投与する、方法。
【請求項66】
前記壊死細胞疾患が外傷、虚血、発作、心筋梗塞、感染、および敗血症からなる群より選択される、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
前記壊死細胞疾患が、パーキンソン病、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、およびHIV関連痴呆から選択される神経変性疾患である、請求項65に記載の方法。
【請求項68】
前記化合物が経口、非経口、局所、眼、経皮および鼻から選択される経路で投与される、請求項65に記載の方法。
【請求項69】
前記化合物が、皮下、筋肉内、静脈内または硬膜外注射により投与される、請求項65に記載の方法。
【請求項70】
前記化合物が、薬学的に受容可能なキャリアとの組合わせで投与される、請求項65に記載の方法。
【請求項71】
前記化合物が、別の化合物との組合わせで投与される、請求項65に記載の方法。
【請求項72】
前記化合物が、アポトーシスインヒビター、PARPインヒビター、Srcインヒビター、発作を処置する物質、心臓血管系障害を処置する物質および抗菌剤からなる一覧より選択される、請求項65に記載の方法。
【請求項73】
下式の化合物:
【化11】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、Sを表し;
Yは、NHを表し;
Gは、OまたはNR7を表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、COOH、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジン、メチルとメトキシとを除く低級アルキルならびに置換低級アルキルを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表すが、R1、R2、R3、R4、R5、およびR7がHの場合、R6は、メチルではあり得ないことを除き;R8は、H、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し;ならびに
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物。
【請求項74】
R4が、ハロゲン、好ましくはClまたはFを表す、請求項73に記載の化合物。
【請求項75】
R4が、Clを表し、そしてR6がメチルを表す、請求項74に記載の化合物。
【請求項76】
請求項73〜75のいずれか1項に記載の化合物と薬学的に受容可能なキャリアを含む薬学的調製物。
【請求項77】
前記薬学的に受容可能なキャリアが、希釈剤、固体賦形剤および溶媒をカプセル化する物質から選択される、請求項76に記載の薬学的調製物。
【請求項78】
請求項76に記載の薬学的調製物であって、前記薬学的に受容可能なキャリアが、糖、デンプン、セルロース、粉末化トラガカント、麦芽、ゼラチン、タルク、添加剤、オイル、グリコール、ポリオール、エステル、寒天、緩衝剤、アルギン酸、発熱物質を含まない水、等張食塩水、リンゲル溶液、エチルアルコール、pH緩衝溶液、ポリエステル、ポリアンヒドリドおよびポリカーボネートから選択される、調製物。
【請求項79】
壊死細胞疾患を有する被験体に下式の化合物:
【化12】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、Sを表し;
Yは、NHを表し;
Gは、OまたはNR7を表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジン、メチルおよびメトキシを除く低級アルキルならびに置換低級アルキルを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表すが、GがNR7である場合であって、R1、R2、R3、R4、R5、およびR7がHの場合、R6は、メチルではあり得ないことを除き;
R8は、H、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し、
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物
を投与する工程を包含する、壊死細胞疾患を処置する方法であって、ここで該化合物を、壊死細胞疾患を処置するために有効な量投与する、方法。
【請求項80】
R4が、ハロゲン、好ましくはClまたはFを表す、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
R4が、ClそしてR6がメチルを表す、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
前記壊死細胞疾患が外傷、虚血、発作、心筋梗塞、感染、および敗血症からなる群より選択される、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項83】
前記壊死細胞疾患が、パーキンソン病、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、およびHIV関連痴呆から選択される神経変性疾患である、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項84】
前記化合物が経口、非経口、局所、眼、経皮および鼻から選択される経路で投与される、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項85】
前記化合物が、皮下、筋肉内、静脈内または硬膜外注射により投与される、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項86】
前記化合物が、薬学的に受容可能なキャリアとの組合わせで投与される、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項87】
前記化合物が、別の化合物との組合わせで投与される、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項88】
前記化合物が、アポトーシスインヒビター、PARPインヒビター、Srcインヒビター、発作を処置する物質、心臓血管系障害を処置する物質および抗菌剤からなる一覧より選択される、請求項87に記載の方法。
【請求項89】
下式の化合物:
【化13】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、SまたはOを表し;
Yは、NHまたはNR8を表し;
Gは、OまたはNR7を表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジン、メチルおよびメトキシを除く低級アルキルならびに置換低級アルキルを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表し;R8は、H、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し、
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物。
【請求項90】
R4が、ハロゲン、好ましくはClまたはFを表す、請求項89に記載の化合物。
【請求項91】
R4が、ClそしてR6がメチルを表す、請求項89に記載の化合物。
【請求項92】
請求項89〜91のいずれか1項に記載の化合物と薬学的に受容可能なキャリアとを含む薬学的調製物。
【請求項93】
前記薬学的に受容可能なキャリアが、希釈剤、固体賦形剤および溶媒をカプセル化する物質から選択される、請求項92に記載の薬学的調製物。
【請求項94】
請求項92に記載の薬学的調製物であって、前記薬学的に受容可能なキャリアが、糖、デンプン、セルロース、粉末化トラガカント、麦芽、ゼラチン、タルク、添加剤、オイル、グリコール、ポリオール、エステル、寒天、緩衝剤、アルギン酸、発熱物質を含まない水、等張食塩水、リンゲル溶液、エチルアルコール、pH緩衝溶液、ポリエステル、ポリアンヒドリドおよびポリカーボネートから選択される、調製物。
【請求項95】
壊死細胞疾患を有する被験体に下式の化合物:
【化14】
その立体異性体形態、その薬学的に受容可能な酸付加塩、または塩基付加塩であって;ここで
Xは、SまたはOを表し;
Yは、NHまたはNR8を表し;
Gは、OまたはNR7を表し;
R1、R2、およびR3は、独立してH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R4は、独立してH、OR8、F、Cl、Br、I、N(R8)2、CO2R8、NO2、NHC(O)R8、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリール、アミン、ピペラジン、メチルおよびメトキシを除く低級アルキルならびに置換低級アルキルを表し;
R5、R6、およびR7は、独立してHまたは低級アルキルを表し;R8は、H、低級アルキル、置換低級アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールを表し;
R9、R10、R9’、R10’は独立して、H、F、Cl、Br、I、低級アルキル、置換低級アルキル、あるいはCnおよび/あるいはCn’を含む3〜6員シクロアルキルまたは置換シクロアルキルを表し、
nおよびn’は、0〜5の整数である、化合物
を投与する工程を包含する、壊死細胞疾患を処置する方法であって、ここで該化合物を、壊死細胞疾患を処置するために有効な量投与する、方法。
【請求項96】
R4が、ハロゲン、好ましくはClまたはFを表す、請求項95に記載の方法。
【請求項97】
R4が、ClそしてR6がメチルを表す、請求項95に記載の方法。
【請求項98】
前記壊死細胞疾患が外傷、虚血、発作、心筋梗塞、感染、および敗血症からなる群より選択される、請求項95〜97のいずれか1項に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図9】
【図10】
【図11】
【公表番号】特表2007−504171(P2007−504171A)
【公表日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−524953(P2006−524953)
【出願日】平成16年8月30日(2004.8.30)
【国際出願番号】PCT/US2004/028270
【国際公開番号】WO2005/077344
【国際公開日】平成17年8月25日(2005.8.25)
【出願人】(504412945)ザ ブライハム アンド ウイメンズ ホスピタル, インコーポレイテッド (54)
【出願人】(592257310)プレジデント・アンド・フェロウズ・オブ・ハーバード・カレッジ (31)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年8月30日(2004.8.30)
【国際出願番号】PCT/US2004/028270
【国際公開番号】WO2005/077344
【国際公開日】平成17年8月25日(2005.8.25)
【出願人】(504412945)ザ ブライハム アンド ウイメンズ ホスピタル, インコーポレイテッド (54)
【出願人】(592257310)プレジデント・アンド・フェロウズ・オブ・ハーバード・カレッジ (31)
【Fターム(参考)】
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