説明

給油所POSシステム

【課題】 手間や煩わしさを生じさせることがなく、かつ、運用効率を低下させたり、多大なコストをかけたりすることなく、互いに異なる決済方法を用いて給油を行う。
【解決手段】 現金やクレジットカードによる決済方法で給油を行う場合に操作するA系統外設機31−1〜31−nと、プリペイドカードによる決済方法で給油を行う場合に操作するB系統外設機32−1〜32−nと、A系統外設機31−1〜31−nまたはB系統外設機32−1〜32−nに対する操作によって給油を行う計量機40−1〜40−nとが1つずつからなる給油操作処理手段を、給油を行う車両が入庫する車両レーンに対応して設置するとともに、A系統外設機31−1〜31−nにA系統POS端末11を接続し、また、B系統外設機32−1〜32−nにB系統POS端末12を接続し、A系統POS端末11及びB系統POS端末12に2系統制御端末20を接続する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、給油所における給油及びその決済を処理する給油所POSシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、ガソリン等の給油を行う給油所においては、POS端末を用いたPOSシステムが導入されている。
【0003】
図3は、従来の給油所POSシステムの一構成例を示す図である。
【0004】
本構成例は図3に示すように、店外102に、複数の外設機130−1〜130−n及び計量機140−1〜140−nが設置され、通信回線150を介してこれらと接続されたPOS端末110が店内101に設置されて構成されている。また、計量機140−1〜140−nには、ハイオクガソリンやレギュラーガソリン、軽油といった種類に応じて給油を行うためのポンプ141−1〜141−n,142−1〜142−n,143−1〜143−nがそれぞれ設けられている。
【0005】
上記のように構成された給油所POSシステムにおいては、複数の外設機130−1〜130−n及び計量機140−1〜140−nによって給油を行うための車両レーンに入ってくる車両に給油を行う。以下の説明においては、外設機130−1及び計量機140−1によって給油を行うための車両レーン1に車両が入ってきたものとする。
【0006】
給油を行う車両が車両レーン1に入ってきて、外設機130−1に対して、給油を行う旨や給油の種類、給油量(あるいは金額)が指定されると、まず、それらの情報が通信回線150を介してPOS端末110に送られる。POS端末110においては、計量機140−1に設けられたポンプ141−1〜141−3のうち、指定された種類に応じたポンプを用いての給油を許可するコマンドが計量機140−1に送信される。
【0007】
POS端末110から送信されたコマンドが計量機140−1にて受信された後、指定されたポンプを用いて給油が行われる。
【0008】
給油が完了すると、給油が完了した旨及び給油量を示す情報が計量機140−1からPOS端末110に送信され、POS端末110にて決済が行われる。
【0009】
近年、このような給油所POSシステムにおいて、プリペイドカードによる決済が可能なものが考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0010】
図4は、現金あるいはクレジットカードによる決済とプリペイドカードによる決済のいずれかを選択することができる従来の給油所POSシステムの一構成例を示す図である。
【0011】
図4に示すように、給油所POSシステムを、現金あるいはクレジットカードによる決済とプリペイドカードによる決済のいずれかを選択することができるような構成とした場合は、図3に示したような車両レーンを2分化し、決済方法を現金あるいはクレジットカードとして給油を行うための複数のA系統外設機231−1及び計量機140−1(図ではそれぞれ1つずつのみ図示)と、決済方法をプリペイドカードとして給油を行うための複数のB系統外設機232−n及び計量機240−n(図ではそれぞれ1つずつのみ図示)とを別々に設置し、さらに、これらに、A系統POS端末211及びB系統POS端末212をそれぞれ別々に接続することになる。
【0012】
以下に、上記のように構成された給油所POSシステムにおける給油方法について説明する。
【0013】
図5は、図4に示した給油所POSシステムにおける給油方法を説明するためのフローチャートである。
【0014】
給油を行う車両が来た場合、まず、ガソリンスタンドの店員は、決済方法を現金あるいはクレジットカードとして給油を行うための車両レーン1に車両を誘導する(ステップB1)。
【0015】
次に、給油の決済方法を現金によるものとするかプリペイドカードによるものかを聞き(ステップB2)、給油の決済方法を現金によるものとする場合は、車両レーン1にて、A系統外設機231−1を操作し、計量機240−1に設けられたポンプ241−1〜243−1のいずれかのポンプを用いて給油を行う(ステップB3)。
【0016】
一方、給油の決済方法をプリペイドカードによるものとする場合は、まず、決済方法をプリペイドカードとして給油を行うための車両レーン2n−1に車両を誘導しなおし(ステップB4)、B系統外設機232−nを操作し、ポンプ241−n〜243−nのうち給油の種類に応じたポンプ、例えばポンプ243−nを指定する(ステップB5)。
【0017】
この情報は、B系統外設機232−nからB系統POS端末212に送信され、B系統POS端末212において、指定されたポンプ243−nが使用可能な状態であるかどうかが判断され、使用可能な状態である場合、ポンプ243−nを用いての給油が許可され(ステップB6)、その旨を示すコマンドが計量機240−nに送信される(ステップB7)。
【0018】
B系統POS端末212から送信されたコマンドが計量機240−nにて受信された後、指定されたポンプ243−nを用いて給油が行われる(ステップB8)。
【0019】
給油が完了すると、給油が完了した旨及び給油量を示す情報が計量機240−nからB系統POS端末212に送信され(ステップS9)、B系統POS端末212において、ポンプ243−nが使用可能な状態とされるとともに(ステップB10)、給油量に応じた決済が行われる。
【0020】
図6は、現金あるいはクレジットカードによる決済とプリペイドカードによる決済のいずれかを選択することができる従来の給油所POSシステムの他の構成例を示す図である。
【0021】
図4に示した給油所POSシステムのように、現金あるいはクレジットカードによる決済とプリペイドカードによる決済のいずれかを選択することができる構成とした場合、決済方法を現金あるいはクレジットカードとして給油を行うための車両レーンの数が減ってしまう。そこで、決済方法を現金あるいはクレジットカードとして給油を行うための車両レーンの数を減らさずに、現金あるいはクレジットカードによる決済とプリペイドカードによる決済のいずれかを選択することができる構成とするには、図6に示すように車両レーンの数を増設することになる。
【特許文献1】特開平5−201497号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0022】
しかしながら、上述したような決済方法が互いに異なる2系統からなる給油所POSシステムにおいては、決済方法によって車両を誘導するレーンが異なるため、車両を誘導しなおさなければならない場合が生じ、それにより、店員の手間がかかるとともに、客にとって煩わしさが生じてしまうという問題点がある。
【0023】
また、それぞれの決済方法によって車両が入庫できるレーン数が減ることになり、それにより運用効率が低下してしまい、また、運用効率を向上させるためには、店舗スペースを拡大するとともに計量機の増設が必要となり、多大なコストがかかってしまうという問題点がある。
【0024】
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、手間や煩わしさを生じさせることがなく、かつ、運用効率を低下させたり、多大なコストをかけたりすることなく、互いに異なる決済方法を用いて給油を行うことができる給油所POSシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0025】
上記目的を達成するために本発明は、
給油所における給油及びその決済を処理する給油所POSシステムであって、
第1の決済方法で給油を行う場合に操作する第1の外設機と、
前記第1の決済方法とは異なる第2の決済方法で給油を行う場合に操作する第2の外設機と、
前記第1または第2の外設機に対する操作によって給油を行う計量機と、
前記第1の外設機と接続され、該第1の外設機が操作されることにより給油を行う場合に、前記計量機における給油を許可するコマンドを出力するとともに、前記第1の決済方法で決済を行う第1のPOS端末と、
前記第2の外設機と接続され、該第2の外設機が操作されることにより給油を行う場合に、前記計量機における給油を許可するコマンドを出力するとともに、前記第2の決済方法で決済を行う第2のPOS端末と、
前記第1及び第2のPOS端末と接続され、該第1及び第2のPOS端末のうち一方のPOS端末にて給油が許可された計量機が使用中である場合、その旨を前記一方のPOS端末に通知し、前記計量機が使用中ではない場合、当該計量機に対して給油を許可するコマンドを出力する2系統制御端末とを有し、
1つの前記第1の外設機と、1つの前記第2の外設機と、1つの前記計量機とからなる給油操作処理手段が、給油を行う車両が入庫する車両レーンに対応して設置されている。
【0026】
また、前記第1及び第2のPOS端末は、前記計量機が使用中である旨が前記2系統制御端末から通知された場合、当該計量機における給油を許可するコマンドを再度出力することを特徴とする。
【0027】
上記のように構成された本発明においては、第1の決済方法で給油を行う場合に操作する第1の外設機と、第1の決済方法とは異なる第2の決済方法で給油を行う場合に操作する第2の外設機と、第1または第2の外設機に対する操作によって給油を行う計量機とが1つずつからなる給油操作処理手段が、給油を行う車両が入庫する車両レーンに対応して設置されており、第1の外設機には、第1の外設機が操作されることにより給油を行う場合に、計量機における給油を許可するコマンドを出力するとともに、第1の決済方法で決済を行う第1のPOS端末が接続され、また、第2の外設機には、第2の外設機が操作されることにより給油を行う場合に、計量機における給油を許可するコマンドを出力するとともに、第2の決済方法で決済を行う第2のPOS端末が接続され、第1及び第2のPOS端末のうち一方のPOS端末にて計量機における給油が許可された場合、2系統制御端末において、給油が許可された計量機が使用中であると、その旨が給油を許可したPOS端末に通知され、計量機が使用中ではないと、計量機に対して給油を許可するコマンドが出力されるので、1つの車両レーンにおいて、第1の決済方法と第2の決済方法とのいずれの決済方法によっても給油を行うことができる。
【発明の効果】
【0028】
本発明は、以上説明したように構成されているので以下のような効果を奏する。
【0029】
(1)給油を行う計量機を、決済方法が異なる2つのPOSシステムで共有することができるため、計量機の設置数を増やしたり敷地面積を増大させたりする必要がなくなり、それにより、店舗の初期費用を抑えることができる。例えば、決済方法が異なる2つのPOSシステム毎にそれぞれ4台の計量機が必要となる場合であっても、計量機の数は4台で済み、計量機の設置数を最小限にすることができ、敷地面積も増大させる必要がない。
【0030】
(2)給油を行う計量機を、決済方法が異なる2つのPOSシステムで共有することができるため、所定の決済方法のPOSシステムによって給油を行うシステムに、決済方法が異なるPOSシステムを導入した場合であっても、既存のPOSシステムによる計量機の数を減らす必要がなく、それにより、運用効率を低下させることがない。例えば、既存でPOSシステムによる4台の計量機を使用していたところに、決済方法が異なるPOSシステムを導入した場合であっても、既存の計量機を2つのPOSシステムにて共有して使用することができ、運用効率が下がらない。
【0031】
(3)第1の決済方法で給油を行う場合に操作する第1の外設機と、第1の決済方法とは異なる第2の決済方法で給油を行う場合に操作する第2の外設機と、第1または第2の外設機に対する操作によって給油を行う計量機とがそれぞれ1つずつからなる給油操作処理手段が、給油を行う車両が入庫する車両レーンに対応して設置されていることにより、1つの車両レーンで2つのPOSシステムが共有されているため、決済方法によって車両を誘導する車両レーンが異ならず、それにより、車両を車両レーンへ誘導した後、別の車両レーンへ誘導しなおすことがなく、手間や煩わしさを生じさせることがなくなる。
【0032】
(4)店舗に導入されているPOSシステムとは異なるPOSシステムを運用している場合に、その店舗に導入されているPOSシステムを変更することなく、運用しているPOSシステムを導入することができる。例えば、店舗で導入されているPOSシステムで現金決済やクレジットカード決済はできるものの、プリペイドカードでの決済ができない場合であっても、現金決済やクレジットカード決済のPOSシステムを変更することなく、プリペイドカードでの決済を行うPOSシステムを導入することができ、それにより、プリペイドカードを発券して顧客を集めたいという要望があった場合にその要望に応えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0033】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0034】
図1は、本発明の給油所POSシステムの実施の一形態を示す図である。
【0035】
本形態は図1に示すように、店外2に、決済方法を現金やクレジットカードとして給油を行う場合に操作する第1の外設機であるA系統外設機31−1〜31−nと、決済方法をプリペイドカードとして給油を行う場合に操作する第2の外設機であるB系統外設機32−1〜32−nと、ハイオクガソリンやレギュラーガソリン、軽油といった種類に応じて給油を行うためのポンプ41−1〜41−n,42−1〜42−n,43−1〜43−nが設けられ、A系統外設機31−1〜31−nまたはB系統外設機32−1〜32−nに対する操作によって給油を行う計量機40−1〜40−nとがそれぞれ1つずつからなる給油操作処理手段が、車両が給油するための車両レーンに対応して組となって設置され、また、店内1に、通信回線52を介してA系統外設機31−1〜31−nと接続され、決済方法を現金やクレジットカードとして給油の決済を行う第1のPOS端末であるA系統POS端末11と、通信回線55を介してB系統外設機32−1〜32−nと接続され、決済方法をプリペイドカードとして給油の決済を行う第2のPOS端末であるB系統POS端末12と、通信回線51,55を介して計量機40−1〜40−n及びB系統POS端末12と接続された2系統制御端末20とが設置されて構成されている。
【0036】
A系統POS端末11は、通信回線52を介してA系統外設機31−1〜31−nを統括的に制御する機能を有するとともに、通信回線51,53及び2系統制御端末20を介して計量機40−1〜40−nを統括的に制御する機能を備えた装置である。
【0037】
A系統外設機31−1〜31−nは、店外2から計量機40−1〜40−nに設けられたポンプ41−1〜41−n,42−1〜42−n,43−1〜43−nのうちどのポンプで給油をするかを指定できる機能と、通信回線52を介してA系統POS端末11と通信できる機能とを備えた装置である。
【0038】
2系統制御端末20は、通信回線53を介してA系統POS端末11と通信できる機能と、通信回線54を介してB系統POS端末12と通信できる機能とを備えた装置である。また、2系統制御端末20は、A系統POS端末11との通信を、A系統POS端末11が計量機40−1〜40−nと通信するのと同様に行える機能も装備している。また、A系統POS端末11から通信回線53を介して行われる計量機40−1〜40−nへの送信及び計量機40−1〜40−nからの受信と、B系統POS端末12から通信回線54を介して行われる計量機40−1〜40−nへの送信及び計量機40−1〜40−nからの受信とを排他制御する機能を備えており、2つのPOSシステムから共通の計量機を制御可能とすることができる。
【0039】
B系統POS端末12は、2系統制御端末20及びB系統外設機32−1〜32−nを通信回線55を介して統括的に制御する機能を備えた装置である。
【0040】
B系統外設機32−1〜32−nは、店外2から計量機40−1〜40−nに設けられたポンプ41−1〜41−n,42−1〜42−n,43−1〜43−nのうちどのポンプで給油をするかを指定できる機能と、通信回線55を介してB系統POS端末12と通信できる機能とを備えた装置である。
【0041】
以下に、上記のように構成された給油所POSシステムにおける給油方法について説明する。
【0042】
図2は、図1に示した給油所POSシステムにおける給油方法を説明するためのフローチャートである。
【0043】
給油を行う車両が来た場合、まず、ガソリンスタンドの店員は、車両レーン1に車両を誘導する(ステップA1)。
【0044】
次に、給油の決済方法を現金によるものとするかプリペイドカードによるものかを聞き(ステップA2)、給油の決済方法を現金によるものとする場合は、車両レーン1にて、A系統外設機31−1を操作し、計量機40−1に設けられたポンプ41−1〜43−1ののうち給油の種類に応じたポンプ、例えばポンプ41−1を指定する(ステップA3)。
【0045】
この情報は、A系統外設機31−1からA系統POS端末11に送信され、A系統POS端末11において、指定されたポンプ41−1を用いての給油を許可するコマンドが2系統制御端末20に送信される(ステップA4)。
【0046】
一方、給油の決済方法をプリペイドカードによるものとする場合は、車両レーン1にて、B系統外設機32−1を操作し、計量機40−1に設けられたポンプ41−1〜43−1ののうち給油の種類に応じたポンプ、例えばポンプ41−1を指定する(ステップA5)。
【0047】
この情報は、B系統外設機31−1からB系統POS端末12に送信され、B系統POS端末12において、指定されたポンプ41−1を用いての給油を許可するコマンドが2系統制御端末20に送信される(ステップA6)。以下では、給油の決済方法をプリペイドカードによるものとする場合について説明する。
【0048】
2系統制御端末20においては、指定されたポンプ41−1が使用中であるかどうかが判断され(ステップA7)、使用中であればその旨がB系統POS端末12に通知される(ステップA8)。B系統POS端末12においては、その通知を受けると、エラー出力や、ポンプ41−1を用いての給油を許可するコマンドを2系統制御端末20に再度送信するリトライ処理等が行われる(ステップA9)。
【0049】
また、指定されたポンプ41−1が使用中ではない場合は、ポンプ41−1を用いての給油を許可するコマンドが2系統制御端末20から計量機40−1に送信され(ステップA10)、2系統制御端末20から送信されたコマンドが計量機40−1にて受信された後、指定されたポンプ41−1を用いて給油が行われる(ステップA11)。
【0050】
給油が完了すると、給油が完了した旨及び給油量を示す情報が計量機40−1から2系統制御端末20に送信され(ステップA12)、2系統制御端末20において、給油が完了した旨及び給油量を示す情報がB系統POS端末12に送信される(ステップA13)。
【0051】
そして、B系統POS端末12において、ポンプ41−1が使用可能な状態とされるとともに(ステップA14)、給油量に応じた決済が行われる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の給油所POSシステムの実施の一形態を示す図である。
【図2】図1に示した給油所POSシステムにおける給油方法を説明するためのフローチャートである。
【図3】従来の給油所POSシステムの一構成例を示す図である。
【図4】現金あるいはクレジットカードによる決済とプリペイドカードによる決済のいずれかを選択することができる従来の給油所POSシステムの一構成例を示す図である。
【図5】図4に示した給油所POSシステムにおける給油方法を説明するためのフローチャートである。
【図6】現金あるいはクレジットカードによる決済とプリペイドカードによる決済のいずれかを選択することができる従来の給油所POSシステムの他の構成例を示す図である。
【符号の説明】
【0053】
1 店内
2 店外
11 A系統POS端末
12 B系統POS端末
20 2系統制御端末
31−1〜31−n A系統外設機
32−1〜32−n B系統外設機
40−1〜40−n 計量機
41−1〜41−n,42−1〜42−n,43−1〜43−n ポンプ
51〜55 通信回線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
給油所における給油及びその決済を処理する給油所POSシステムであって、
第1の決済方法で給油を行う場合に操作する第1の外設機と、
前記第1の決済方法とは異なる第2の決済方法で給油を行う場合に操作する第2の外設機と、
前記第1または第2の外設機に対する操作によって給油を行う計量機と、
前記第1の外設機と接続され、該第1の外設機が操作されることにより給油を行う場合に、前記計量機における給油を許可するコマンドを出力するとともに、前記第1の決済方法で決済を行う第1のPOS端末と、
前記第2の外設機と接続され、該第2の外設機が操作されることにより給油を行う場合に、前記計量機における給油を許可するコマンドを出力するとともに、前記第2の決済方法で決済を行う第2のPOS端末と、
前記第1及び第2のPOS端末と接続され、該第1及び第2のPOS端末のうち一方のPOS端末にて給油が許可された計量機が使用中である場合、その旨を前記一方のPOS端末に通知し、前記計量機が使用中ではない場合、当該計量機に対して給油を許可するコマンドを出力する2系統制御端末とを有し、
1つの前記第1の外設機と、1つの前記第2の外設機と、1つの前記計量機とからなる給油操作処理手段が、給油を行う車両が入庫する車両レーンに対応して設置されている給油所POSシステム。
【請求項2】
請求項1に記載の給油所POSシステムにおいて、
前記第1及び第2のPOS端末は、前記計量機が使用中である旨が前記2系統制御端末から通知された場合、当該計量機における給油を許可するコマンドを再度出力することを特徴とする給油所POSシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−199357(P2006−199357A)
【公開日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−15344(P2005−15344)
【出願日】平成17年1月24日(2005.1.24)
【出願人】(000227205)NECインフロンティア株式会社 (1,047)
【Fターム(参考)】