説明

緊急状況把握システム

【課題】緊急事態が発生した現場を撮像可能な撮像装置を複数台抽出して、異なる角度からの撮像を可能として、詳細な現場状況を把握できるようにした緊急状況把握システムを提供する。
【解決手段】監視対象区域に撮像装置11が複数個互いに間隔を保って設置されており、監視対象区域内に存在する携帯電話21からの緊急発報信号が情報センターに入力されると、この情報センターに設けられたデータ処理装置19は、撮像装置位置記憶手段25から、緊急発報信号を発した携帯電話の位置を撮像可能な撮像装置11を、複数台選択し、そのうち携帯電話21の位置に最も近い撮像装置11の撮像画像をモニタに表示させ、かつ他の撮像装置11による撮像画像を任意に選択切り替えしてモニタに表示させることができる緊急状況把握システムである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、急病人発生、事件や事故に巻き込まれた、不審火による放火発生などの緊急時に、携帯電話で異常発報することで、情報センターなどへリアルタイムの現場映像を配信して現場状況を把握する緊急状況把握システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、地域治安が悪くなっており、一般人が多くの犯罪に巻き込まれる事件が多く発生している。また、社会的弱者にあたる高齢者や子供が事件、事故などに巻き込まれるケースも増加している。例えば、高齢者が外出中に急な発作で倒れて救護を求めることや、子供が不審者に声を掛けられることや、不審火による放火を発見することなどがある。このような状況下において、早急な救護や周囲の人に救助を求めたいことや初期消火が必要なときに、直ぐに通報および連絡ができないケースがある。
【0003】
また、緊急通報を受けた場合でも通報者が動揺しているため、現場の正確な情報(発生場所、発生状況など)を把握できない場合がある。
【0004】
そこで、緊急事態が発生した時に、携帯電話の特定ボタンの長押しなどで緊急信号を発報し、緊急信号発生場所の映像をリアルタイムに取得する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−64784号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような場合、緊急信号を発報した携帯電話位置に対応するカメラを作動させて現場の映像を撮像するようにしているが、カメラの撮像範囲には限界があり、現場の概要は把握できるものの詳細な状況はなかなか把握することが難しかった。
【0007】
本発明の目的は、緊急事態が発生した現場を撮像可能な撮像装置を複数台抽出して、異なる角度からの撮像を可能として、詳細な現場状況を把握できるようにした緊急状況把握システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明による緊急状況把握システムは、監視対象区域に複数個互いに間隔を保って設置された撮像装置と、前記監視対象区域内に存在する携帯電話からの緊急発報信号を入力可能な情報センターと、この情報センターに設けられ、前記複数の撮像装置の位置情報がそれぞれ記憶されている撮像装置位置記憶手段と、前記情報センターに設けられ、前記緊急発報信号を受信すると、この緊急発報信号を発した携帯電話の位置を特定し、この特定された位置を撮像可能な撮像装置を、前記撮像装置記憶手段の記憶データから複数台選択し、そのうち携帯電話の位置に最も近い撮像装置の撮像画像をモニタに表示させ、かつ前記選択された他の撮像装置による撮像画像を任意に選択切り替えしてモニタに表示させることができるデータ処理装置とを備えたことを特徴とする。
【0009】
本発明では、前記撮像装置の設置位置近くに緊急通報ボタンを設け、この緊急通報ボタンが操作されると、操作された緊急通報ボタンから緊急通報信号が情報センターに送られ、情報センターのデータ処理装置は、この緊急通報信号を入力すると、操作された緊急通報ボタンの設置位置に対応する撮像装置及び操作された緊急通報ボタンの設置位置を撮像可能な他の撮像装置を前記撮像装置位置記憶手段から特定し、これら特定された撮像装置の撮像画像を任意に選択切り替えしてモニタに表示させるように構成してもよい。
【0010】
また、本発明では、前記撮像装置の設置位置近くにスピーカを設け、前記情報センターの監視員による指示内容を出力可能に構成してもよい。
【0011】
また、本発明では、前記撮像装置の設置位置近くにインターホンを設け、前記情報センターの監視員と対話可能に構成してもよい。
【0012】
また、本発明では、前記撮像装置の設置位置近くに警報用の鳴動装置を設け、情報センターのデータ処理装置は、緊急発報信号を発信した携帯電話に最も近い位置の撮像装置を特定し、この特定された撮像装置に対応する鳴動装置を鳴動させるように構成してもよい。
【0013】
さらに、本発明では、前記撮像装置の設置位置近くに警報用の鳴動装置を設け、前記緊急通報ボタンが操作されるとこの操作された緊急通報ボタン近くの鳴動装置が鳴動するように構成してもよい。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、緊急事態が発生した現場を複数台の撮像装置により異なる角度から撮像するので、詳細な現場状況を的確に把握できる。また、正確な現場状況を遠隔地で映像録画しておけば、事件などの犯罪があった場合は、犯人の容姿、顔などを把握でき、また、状況分析なども正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明による緊急状況把握システムの一実施の形態を示す概念図である。
【図2】同上一実施の形態を説明する機能ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明による緊急状況把握システムの一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0017】
図1はこの実施の形態の概念構成を示しており、図2はこの実施の形態の機能構成を示している。図1及び図2において、撮像装置(以下、カメラとして説明する)11は、監視対象区域に設置される。監視対象区域としては、人通りの少ない場所、例えば、路地、ビル内、地下道、通学路、公園、街路灯がない危険箇所などである。カメラ11は、これら監視対象箇所に、複数個互いに間隔を保って設置される。図1の例では、街路に沿って所定の間隔で配置される電柱12に取り付けられている。このカメラ11は、図2に記載のように、旋回台及び投光器付きのもので、現場13側のデータ処理装置14により制御される撮像制御装置15により撮像対象物に向って姿勢制御され、必要に応じて投光器が点灯され対象物を撮像する。カメラ11で撮像された映像信号は、インフラネットワークを構成する伝送ライン16により遠隔地に設けられた情報センター18のデータ処理装置19に送られる。
【0018】
情報センター18は、図1で示すように、監視対象区域内に存在する携帯電話21からの緊急発報信号を入力可能に構成されている。ここで、携帯電話21から発信された緊急発報信号は、電話会社(携帯キャリア)の基地局の受信アンテナ22で受信され、送信アンテナ23から送信され、情報センター18の受信部18aで受信される。情報センター18のデータ処理装置19は、現場13側に設けられた複数のカメラ11の位置情報がそれぞれ記憶されている撮像装置位置記憶手段25を有する。
【0019】
前記情報センター18のデータ処理装置19は、携帯キャリアから緊急発報信号を受信すると、携帯キャリアからの受信信号により緊急発報信号を発した携帯電話21の位置を特定する。そして、この特定された位置を撮像可能なカメラ11を、撮像装置位置記憶手段25の記憶データから複数台選択する。これら選択されたカメラ11による撮像画像は記録装置26に記録される。そのうち携帯電話21の位置に最も近いカメラ11の撮像画像をモニタに表示させる。このとき、必要に応じてカメラの旋回、ズーミング操作などのカメラ制御を行い、最適な映像を撮像させる。また、選択された他のカメラ11による撮像画像を、任意に選択切り替えしてモニタに表示させることができる。
【0020】
ここで、緊急発報信号を発した携帯電話21の位置を撮像可能なカメラ11を、複数台選択するのは次の理由による。一般には、緊急発報信号を発した携帯電話21の位置(緊急事態発生現場でもある)に最も近いカメラ11の撮像映像が、緊急事態発生現場の状況を詳細に捉えることができる。しかし、緊急事態発生現場の状況によっては、最も近いカメラの撮像範囲に対する死角になってしまう場合もある。このような場合、多少距離は遠くても、緊急事態発生現場を別の角度から確実に捉える他のカメラの映像のほうが緊急事態発生現場の状況を把握する上で有効な場合がある。そこで、緊急事態発生現場を撮像可能なカメラ11を複数台選択し、それらの映像を任意に切り替え可能とする。このように構成したことで、最も適切な映像により、緊急事態発生現場の状況を正確に把握することができる。また、異なる角度から撮像した映像をそれぞれ記録しておくことにより、緊急事態発生現場の状況分析を的確に行うことも可能になる。
【0021】
上記説明では、緊急事象発生を、携帯電話21による緊急発報信号により情報センターに伝えるようにしているが本発明はこれに限定されるものではない。例えば、現場13側に、緊急事態発生を近隣に警告するため、カメラ11と共に、サイレンやベルなどによる警報用の鳴動装置(以下、サイレンとして説明する)28を設ける場合がある。この場合、サイレン28の近くには、このサイレン28を鳴動させるための緊急通報ボタン29が設けられる。そこで、この緊急通報ボタン29が操作されると、その近くのサイレン28を鳴動させると共に、緊急通報ボタン29の操作により、緊急通報信号を発生させ、この緊急通報信号を伝送ライン16により情報センター18のデータ処理装置19に入力させるように構成する。
【0022】
情報センター18のデータ処理装置19は、この緊急通報信号が入力されると、撮像装置位置記憶手段25から、この操作された緊急通報ボタン29の設置位置に対応するカメラ11を特定する。すなわち、緊急通報ボタン29の設置位置を予め登録しておけば、この設置位置に対応するカメラ11を特定することができる。また、同時に、操作された緊急通報ボタン29の設置位置(緊急事態発生現場でもある)を撮像可能な他のカメラ11を特定する。そして、これら特定された複数のカメラ11の撮像画像は、記録装置26に記録されると共に、任意に選択切り替えしてモニタに表示させることができるように構成する。
【0023】
このように構成した場合も、発生現場を撮像可能なカメラ11が複数台選択され、それらの映像を任意に切り替えることにより、最も適切な映像により、発生現場の状況を正確に把握することができる。また、異なる角度から撮像した映像をそれぞれ記録しておくことにより、発生現場の状況分析を的確に行うことも可能になる。
【0024】
なお、サイレン28は、携帯電話21による緊急発報信号が情報センター18に入力された場合、この緊急事態を確認した監視員の操作により、緊急発報信号を発した携帯電話21に最も近く位置するものを、伝送ライン16を通して情報センター18側から鳴動させてもよい。
【0025】
また、現場13側には、カメラ11の設置位置近くにスピーカ31を設けて、情報センター18からの指示内容を音声出力できるようにしておくとよい。すなわち、情報センター18では、現場13側からの携帯電話21による緊急発報信号や、緊急通知ボタン29による緊急通知信号を入力すると、監視員が対応するカメラ11からが撮像した映像をモニタに表示させて発生現場の状況を確認する。この場合、現場13におけるカメラ11の設置場所近く(緊急事態発生現場近くでもある)にスピーカ31を設けておけば、現場の状況を把握した監視員は、伝送ライ16を介して対応する現場13のスピーカ31により、緊急事態発生現場の状況に対応した指示を出力することができる。
【0026】
この指示は、情報センター18の監視員が、モニタにより緊急事態発生現場を監視しながら行うので適確な指示が可能となる。例えば、通行人が心臓発作を起こしたとの緊急発報信号が入力された場合、監視員は通報者に対してAED(自動体外式除細動器)の保管場所やその使用方法などを指示することができる。
【0027】
また、現場13側におけるカメラ11の設置位置近くにインターホン32を設け、情報センター18の監視員と対話可能に構成してもよい。この場合も、緊急通報ボタン29の操作による緊急事態通報者に対して、インターホン32を用いて情報センター18側から具体的な指示を行うことができる。
【0028】
上記構成において、緊急事態発生時、現場13に存在する携帯電話21からの緊急発報信号が発信されると、携帯キャリアの受信アンテナ22が受信し、送信アンテナ23により遠隔地の情報センター18へ警報発令される。このとき、携帯キャリアでは緊急発報信号の受信電波強度から緊急発令位置を検知して、携帯電話21の位置情報を、緊急発報信号と共に情報センター18に送る。
【0029】
情報センター18では、緊急発報信号を受信すると、この緊急発報信号を発信した携帯電話の位置情報をもとに緊急事態発生現場を特定する。そして、データ処理装置19により撮像装置位置記憶手段25を検索し、この特定された位置を撮像可能なカメラ11を複数台選択する。これら選択されたカメラ11による撮像画像はネットワークの伝送ライン16により情報センター18に送られてくるので、それぞれ記録装置26に記録(録画)する。このとき、必要に応じてカメラの旋回、ズーミング操作などのカメラ制御を行い、最適な映像を撮像させる。また、選択された複数台のカメラ11のうち、緊急発報信号を発信した携帯電話21の位置(緊急事態発生現場でもある)に最も近いカメラ11の撮像画像をモニタに表示させる。
【0030】
通常、緊急事態発生現場に最も近いカメラ11の撮像映像が、その現場の状況を詳しく捉えるが、状況によっては死角に入ってしまうなどの理由により、現場の状況が十分に捉えられないことがある。そこで、前記選択された他のカメラ11による撮像画像を選択切り替えしてモニタに表示させる。すなわち、他のカメラにより別の角度から緊急事態発生現場を撮像することにより、現場の状況を的確にとらえることができる。また、複数のカメラの撮像映像を記録装置26に記録させているので、事後における状況分析も適切に行うことができる。
【0031】
このとき、情報センター18の監視員は、必要に応じて現場13に設置されたサイレン28を鳴動させ、その周囲に緊急事態が生じたことを知らせることができる。
【0032】
緊急事態の通報者が携帯電話を携行していない場合は、サイレン28とともに設置されている緊急通報ボタン29を押下することで、サイレン28を鳴動させると共に、緊急事態が発生したことを、伝送ライン16を通して情報センター18に通報することができる。この場合も、押下された緊急通報ボタン29の予め登録されている位置情報から、緊急事態発生現場を撮像可能なカメラ11を複数台選択し、それらの撮像画像をそれぞれ記録装置26に記録(録画)するとともに撮像画像をモニタに表示させることができる。
【0033】
情報センター18の監視員は、モニタに表示された映像を確認しながら、現場13に設置されたスピーカ31を通して現場へ指示する。また、通報者が連絡可能な場合は、インターホン32による相互通話により現場の状況を確認できる。
【0034】
これらの確認結果により、所轄公的施設(警察署35、消防署36、学校37など)に緊急連絡する。この連絡を受けた所轄公的施設は情報センター18からの正確な発生場所の連絡を受けて、現場に急行する。
【0035】
なお、本発明システムは、システム構成装置を簡略した形で電車などの交通機関での犯罪(車内暴力、痴漢など)の緊急通報にも適用できる。電車の場合は車掌に緊急通報が入るので、現場の車両に急行し、状況確認できる。
【0036】
現在、街中に設置されている監視カメラは広域な範囲を撮像しているため、特定な場所で発生している状況を把握することができなかったが、本発明システムでは、カメラと通報者の位置関係を正確に把握できるため、自動制御の旋回、ズーム操作で、最適なリアルタイム映像が撮影可能となる。また、予め定めた拠点からの通報であるため、どこの場所で緊急事態が発生しているか正確な場所を特定できる。発生場所が正確に特定できることで、現場への初動対応の迅速化も図れる。
【0037】
さらに、サイレン28、スピーカ31などにより危険警報を発報でき、またインターホン32による相互通話もできるため、災害時などにもこれらのインフラ設備を有効活用できる。
【符号の説明】
【0038】
11 撮像装置
13 現場
18 情報センター
19 データ処理装置
21 携帯電話
25 撮像装置位置記憶手段
26 映像記録装置
28 警報用の鳴動装置
29 緊急通報ボタン
31 スピーカ
32 インターホン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
監視対象区域に複数個互いに間隔を保って設置された撮像装置と、
前記監視対象区域内に存在する携帯電話からの緊急発報信号を入力可能な情報センターと、
この情報センターに設けられ、前記複数の撮像装置の位置情報がそれぞれ記憶されている撮像装置位置記憶手段と、
前記情報センターに設けられ、前記緊急発報信号を受信すると、この緊急発報信号を発した携帯電話の位置を特定し、この特定された位置を撮像可能な撮像装置を、前記撮像装置記憶手段の記憶データから複数台選択し、そのうち携帯電話の位置に最も近い撮像装置の撮像画像をモニタに表示させ、かつ前記選択された他の撮像装置による撮像画像を任意に選択切り替えしてモニタに表示させることができるデータ処理装置と、
を備えたことを特徴とする緊急状況把握システム。
【請求項2】
前記撮像装置の設置位置近くには緊急通報ボタンが設けられ、この緊急通報ボタンが操作されると、操作された緊急通報ボタンから緊急通報信号が情報センターに送られ、情報センターのデータ処理装置は、この緊急通報信号が入力すると、操作された緊急通報ボタンの設置位置に対応する撮像装置及び操作された緊急通報ボタンの設置位置を撮像可能な他の撮像装置を前記撮像装置位置記憶手段から特定し、これら特定された撮像装置の撮像画像を任意に選択切り替えしてモニタに表示させることが可能なことを特徴とする請求項1に記載の緊急状況把握システム。
【請求項3】
前記撮像装置の設置位置近くにはスピーカが設けられ、前記情報センターの監視員による指示内容を出力可能に構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の緊急状況把握システム。
【請求項4】
前記撮像装置の設置位置近くにはインターホンが設けられ、前記情報センターの監視員と対話可能に構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の緊急状況把握システム。
【請求項5】
前記撮像装置の設置位置近くには警報用の鳴動装置が設けられ、情報センターのデータ処理装置は、緊急発報信号を発信した携帯電話に最も近い位置の撮像装置を特定し、この特定された撮像装置に対応する鳴動装置を鳴動させることを特徴とする請求項1に記載の緊急状況把握システム。
【請求項6】
前記撮像装置の設置位置近くには警報用の鳴動装置が設けられ、前記緊急通報ボタンが操作されるとこの操作された緊急通報ボタン近くの鳴動装置が鳴動するように構成したことを特徴とする請求項2に記載の緊急状況把握システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2010−171587(P2010−171587A)
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−10850(P2009−10850)
【出願日】平成21年1月21日(2009.1.21)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】