サーチュインの活性又はレベルを調節し、それによって対象における肥満又は、糖尿病などのインシュリン耐性疾患を治療又は予防するするための方法および組成物を提供する。例示的な方法には、細胞を、サーチュイン活性化化合物又は阻害性化合物に接触させることで、脂肪蓄積をそれぞれ上昇させる又は減少させるステップが含まれる。

【特許請求の範囲】
【請求項１】
必要のある対象においてインシュリン耐性障害を治療又は予防するための医薬品を調剤するための、式２３−４７、５２、５４−８７、９１またはＡの化合物の使用。
【請求項２】
前記化合物が式１−１８を含まない、請求項１に記載の使用。
【請求項３】
（ｉ）細胞中のサーチュインの活性又はたんぱく質レベルを上昇させる；細胞中の５’−ＡＭＰ活性化たんぱく質キナーゼ（ＡＭＰＫ）の活性又はたんぱく質レベルを上昇させる；又は抗糖尿病薬である、第二の作用薬を前記対象に投与するステップを更に含む、請求項１に記載の使用。
【請求項４】
前記第二の作用薬が抗糖尿病薬である、請求項３に記載の使用。
【請求項５】
必要のある対象において対象の体重を減らす、あるいは患者の体重増加を防止する医薬品を調剤するための、式２３−４７、５２、５４−８７、９１またはＡの化合物の使用。
【請求項６】
前記化合物が式１−１８を含まない、請求項５に記載の使用。
【請求項７】
（ｉ）細胞中のサーチュインの活性又はたんぱく質レベルを上昇させる；細胞中の５’−ＡＭＰ活性化たんぱく質キナーゼ（ＡＭＰＫ）の活性又はたんぱく質レベルを上昇させる；又は抗肥満薬である、第二の作用薬を前記対象に投与するステップを更に含む、請求項６に記載の使用。
【請求項８】
前記第二の作用薬が抗肥満薬である、請求項７に記載の使用。
【請求項９】
必要のある対象において体重増加を促進する医薬品を調剤するための、式４８−５１、５３または８８−９０の化合物の使用。
【請求項１０】
対象に第二の作用薬を投与するステップを更に含む、請求項９に記載の使用。
【請求項１１】
前記第二の作用薬が体重増加促進作用薬である、請求項１０に記載の使用。
【請求項１２】
前記対象がヒトである、請求項１に記載の使用。
【請求項１３】
前記対象がヒトである、請求項５に記載の使用。
【請求項１４】
前記対象がヒトである、請求項９に記載の使用。
【請求項１５】
脂肪生成能を持つ細胞中の脂肪蓄積を防止するための医薬品を調剤するための、式２３−４７、５２、５４−８７、９１またはＡの化合物の使用。
【請求項１６】
細胞中の脂肪蓄積又は脂肪生成を促進する医薬品を調剤するための、式４８−５１、５３または８８−９０の化合物の使用。
【請求項１７】
前記脂肪生成能を持つ細胞が、肝臓、膵臓又は筋肉の細胞である、請求項１６に記載の使用。
【請求項１８】
前記細胞が脂肪細胞である、請求項１７に記載の使用。
【請求項１９】
前脂肪細胞の分化が阻害されるように前記前脂肪細胞を接触させるステップを含む、前記前脂肪細胞の分化を防止する医薬品を調剤するための、式４８−５１、５３または８８−９０の化合物の使用。
【請求項２０】
前記細胞が in vitroにある、請求項１９に記載の方法。

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

【図５】

【図６】

【図７】

【図８Ａ】

【図８Ｂ】

【図９】

【図１０】

【図１１】

【図１２】

【図１３】

【図１４】

【図１５】

【図１６】

【図１７】

【図１８】

【図１９】

【図２０Ａ】

【図２０Ｂ】

【図２０Ｃ】

【図２０Ｄ】

【図２０Ｅ】

【図２０Ｆ】

【図２０Ｇ】

【図２１】

【図２２Ａ】

【図２２Ｂ】

【図２２Ｃ】

【公表番号】特表２００９−５００３３１（Ｐ２００９−５００３３１Ａ）
【公表日】平成２１年１月８日（２００９．１．８）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００８−５１９５１３（Ｐ２００８−５１９５１３）
【出願日】平成１８年６月２８日（２００６．６．２８）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＵＳ２００６／０２５１３８
【国際公開番号】ＷＯ２００７／００５４５３
【国際公開日】平成１９年１月１１日（２００７．１．１１）
【出願人】（５０２３３３８６２）プレジデント・アンド・フエローズ・オブ・ハーバード・カレツジ (18)
【出願人】（５０１３８６５３３）ザ　ジェネラル　ホスピタル　コーポレーション (9)
【Ｆターム（参考）】