説明

脂肪酸合成酵素阻害剤としてのアザベンズイミダゾール

本発明は、脂肪酸合成酵素(FAS)の活性または機能の修飾、特に阻害のためのアザベンズイミダゾール誘導体の使用に関する。適切には、本発明は癌の治療におけるアザベンズイミダゾールの使用に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物またはその薬学上許容可能な塩:
【化1】

(式中、各Rは、ハロゲン、C1−6アルキル、アルコキシ、ヒドロキシル、アミノ、置換アミノ、アルキルスルホニル、C4−7ヘテロシクロアルキル、シアノ、および−C(O)NRからなる群から独立して選択され、ここで、RおよびRは、水素、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキルであるか、またはRおよびRは、C4−7ヘテロシクロアルキルをともに形成し、
は、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、該アリールまたはヘテロアリール中の隣接する置換基は、0〜2個のヘテロ原子を含む追加の五員環または六員環をともに形成することができ、
は、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、C1−6アルキル、−OC1−6アルキル、およびC3−7シクロアルキルからなる群から選択され、
は、C1−6アルキル、アルコキシ、ヒドロキシル、およびハロゲンからなる群から選択され、
YおよびXはCまたはNであり、
nは0〜3であり、かつ
mは0〜4であり、
ただし、少なくとも1個、多くとも2個のXはNであり、少なくとも2個のYはCである)。
【請求項2】
前記化合物が、以下に示す式(I)(A)によって示される、請求項1に記載の化合物またはその薬学上許容可能な塩:
【化2】

(式中、各Rは、C1−6アルキル、アルコキシ、ヒドロキシル、シアノ、アルキルスルホニル、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキル、および−C(O)NRからなる群から独立して選択され、ここで、RおよびRは、水素、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキルであるか、またはRおよびRは、C3−7ヘテロシクロアルキルをともに形成し、
は、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、該アリールまたはヘテロアリール中の隣接する置換基は、0〜2個のヘテロ原子を含む追加の五員環または六員環をともに形成することができ、
は、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−OC1−6アルキル、C1−6アルキル、およびC3−7シクロアルキルからなる群から選択され、
は、C1−6アルキル、アルコキシ、ヒドロキシル、およびハロゲンからなる群から選択され、
XはCまたはNであり、
nは0〜3であり、
mは0〜3であり、
ただし、少なくとも1個、多くともXはNである)。
【請求項3】
がシクロプロピルである、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
nが0〜2であり、mが0である、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項5】
nが0〜2であり、mが1である、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項6】
が、上で定義されるようなハロゲン、C1−3アルキルまたは−C(O)NRである、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項7】
がヘテロアリールである、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項8】
がアリールである、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項9】
請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物と、薬学上許容可能な担体とを含んでなる、医薬組成物。
【請求項10】
有効量の請求項1〜7のいずれか一項に記載される化合物を、それを必要とするヒトに投与することを含んでなる、癌を治療する方法。
【請求項11】
前記癌が、脳腫瘍(神経膠腫)、膠芽腫、白血病、バナヤン−ゾナナ症候群、カウデン病、レルミット−デュクロス病、乳癌、炎症性乳癌、ウィルムス腫瘍、ユーイング肉腫、横紋筋肉腫、上衣細胞腫、髄芽細胞腫、結腸癌、頭頚部癌、腎臓癌、肺癌、肝臓癌、黒色腫、腎臓癌、卵巣癌、膵臓癌、前立腺癌、肉腫、骨肉腫、骨巨細胞腫および甲状腺癌からなる群から選択される、請求項5に記載の方法。
【請求項12】
式(I)(B)によって示される、請求項1または2に記載の化合物
【化3】

(式中、Rはヘテロアリールである)。
【請求項13】
が、ピロロピリジニル、イミダゾピリジニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾフラニルまたはインドリルである、請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
薬学上許容可能な組成物中の、請求項1〜13のいずれか一項に記載の、有効量の請求項1に記載の化合物、またはその薬学上許容可能な塩を、それを必要とするヒトに投与することを含んでなる、癌を治療する方法。
【請求項15】
前記癌が、脳腫瘍(神経膠腫)、膠芽腫、白血病、バナヤン−ゾナナ症候群、カウデン病、レルミット−デュクロス病、乳癌、炎症性乳癌、ウィルムス腫瘍、ユーイング肉腫、横紋筋肉腫、上衣細胞腫、髄芽細胞腫、結腸癌、頭頸部癌、腎臓癌、肺癌、肝臓癌、黒色腫、卵巣癌、膵臓癌、前立腺癌、肉腫、骨肉腫、骨巨細胞腫および甲状腺癌からなる群から選択される、請求項14に記載の方法。

【公表番号】特表2013−512245(P2013−512245A)
【公表日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−541138(P2012−541138)
【出願日】平成22年11月22日(2010.11.22)
【国際出願番号】PCT/US2010/057594
【国際公開番号】WO2011/066211
【国際公開日】平成23年6月3日(2011.6.3)
【出願人】(591002957)グラクソスミスクライン・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー (341)
【氏名又は名称原語表記】GlaxoSmithKline LLC
【Fターム(参考)】