説明

腫瘍壊死因子アルファ阻害(抑制)剤及びそれらのヒトの病気処理における使用

腫瘍壊死因子アルファと関係する病的状態の処理を含む多様な疾患の処理に有用な、腫瘍壊死因子アルファの阻害剤を提供する。該腫瘍壊死因子アルファ阻害剤は以下に示す構造(化1)を持ち、その立体異性体、薬剤的に受容可能な塩、及び溶媒和物を含み、その置換基は本願で定義されている通りである。薬剤的に受容可能なキャリヤと組み合わされた腫瘍壊死因子アルファ阻害剤を含有する組成、及びその使用方法も提供する。


・・・(化1)


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
TNF−アルファ活性によって仲介される疾病又は疾患の処理のための薬剤製造における化合物の使用であって、該化合物が次式の構造を有するもの:
【化1】

又はその立体異性体、又はそれらの薬剤的に受容可能な塩、エステル、若しくは溶媒和物であり:
Aは0〜3のヘテロ原子を持つ5〜7員環であり;
は−CN,−NO,−NO,−C(=O)R12,−C(=O)OR12,−C(=O)NR1011,−NR12C(=O)R12,−SONR1011,−NR12SO12,及び−S(O)12からなる群から選択され、ここで、mは0〜3であり;
は、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、アルキルアリール、置換アルキルアリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシルアルキル、置換アシルアルキル、ヘテロサイクリル、置換ヘテロサイクリル、ヘテロサイクリルアルキル、置換ヘテロサイクリルアルキル、ヘテロサイクリルアリール、置換ヘテロサイクリルアリール、−(CHC(=O)アリール、置換−(CHC(=O)アリール、−(CHC(=O)ヘテロサイクリル、置換−(CHC(=O)ヘテロサイクリル、−(CHC(=O)ヘテロサイクリルアルキル、置換−(CHC(=O)ヘテロサイクリルアルキル、−(CHC(=O)ヘテロサイクリルアリール、置換−(CHC(=O)ヘテロサイクリルアリール、及び−(CHNR1011からなる群から選択され、ここで、xは1〜4であり;
は、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、アルキルアリール、置換アルキルアリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシルアルキル、置換アシルアルキル、ヘテロサイクリル、置換ヘテロサイクリル、ヘテロサイクリルアルキル、置換ヘテロサイクリルアルキル、ヘテロサイクリルアリール、置換ヘテロサイクリルアリール、ホルミル、アセチル、及び−(C=O)R12からなる群から選択され;
は、水素、ハロゲン、−R12,−OR12,−SR12,及び−NR1011からなる群から選択され;
10及びR11は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アシルアルキル、ヘテロサイクリル、ヘテロサイクリルアルキル、及びヘテロサイクリルアリールからなる群から選択され、又はR10及びR11は、それらが結合している窒素原子と共に、複素環若しくは置換複素環を有し;
12は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アシルアルキル、ヘテロサイクリル、ヘテロサイクリルアルキル、及びヘテロサイクリルアリールからなる群から選択され;
Xは、O及びSからなる群から選択され;
Zは、−C(=O)−及び−CHR12からなる群から選択され;並びに、
nは、nが0のときはZが−C(=O)−であるという条件で、0,1又は2である、
化合物の使用。
【請求項2】
前記化合物は、次式の化学式を有するもの:
【化2】

又はその立体異性体、又はそれらの薬剤的に受容可能な塩、エステル、若しくは溶媒和物であり:
,R,R,R,Z及びnは、上記定義した通りであり;並びに、
,R,R及びRは、独立して、水素、ハロゲン、−R12,−OR12,−SR12,及び−NR1011からなる群から選択される、
請求項1の使用。
【請求項3】
前記化合物は、次式からなる群から選択される一つの化学式を有するもの:
【化3】

又はその立体異性体、又はそれらの薬剤的に受容可能な塩、エステル、若しくは溶媒和物であり:
,R,R,R,Z及びnは、上記定義した通りであり;並びに、
,R及びRは、独立して、水素、ハロゲン、−R12,−OR12,−SR12,及び−NR1011からなる群から選択される、
請求項1の使用。
【請求項4】
前記化合物は、次式からなる群から選択される一つの化学式を有するもの:
【化4】

又はその立体異性体、又はそれらの薬剤的に受容可能な塩、エステル、若しくは溶媒和物であり:
,R,R,R,Z及びnは、上記定義した通りであり;並びに、
及びRは、独立して、水素、ハロゲン、−R12,−OR12,−SR12,及び−NR1011からなる群から選択される、
請求項1の使用。
【請求項5】
前記Aは、N及びSからなる群から選択されるヘテロ原子を持つ5〜6員環であり;
は、−NO,−C(=O)R12,−C(=O)OR12,及び−C(=O)NR1011からなる群から選択され;並びに、
は、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、アルキルアリール、置換アルキルアリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシルアルキル、置換アシルアルキル、−(CHC(=O)アリール、及び置換−(CHC(=O)アリールからなる群から選択される、
請求項1の使用。
【請求項6】
前記化合物は、次式からなる群から選択される、請求項1の使用。
【化5】

【請求項7】
前記化合物は塩の形である、請求項1〜6いずれか一つに記載の使用。
【請求項8】
前記化合物は薬剤である、請求項1〜6いずれか一つに記載の使用。
【請求項9】
前記化合物は少なくとも一つの薬剤用に受容できる賦形剤と協働する、請求項1〜6いずれか一つに記載の使用。
【請求項10】
TNF−アルファ活性によって仲介される疾病又は疾患の処理方法であって、化合物が次式の構造を有するもの:
【化6】

又はその立体異性体、又はそれらの薬剤的に受容可能な塩、エステル、若しくは溶媒和物であり:
Aは0〜3のヘテロ原子を持つ5〜7員環であり;
は−CN,−NO,−NO,−C(=O)R12,−C(=O)OR12,−C(=O)NR1011,−NR12C(=O)R12,−SONR1011,−NR12SO12,及び−S(O)12からなる群から選択され、ここで、mは0〜3であり;
は、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、アルキルアリール、置換アルキルアリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシルアルキル、置換アシルアルキル、ヘテロサイクリル、置換ヘテロサイクリル、ヘテロサイクリルアルキル、置換ヘテロサイクリルアルキル、ヘテロサイクリルアリール、置換ヘテロサイクリルアリール、−(CHC(=O)アリール、置換−(CHC(=O)アリール、−(CHC(=O)ヘテロサイクリル、置換−(CHC(=O)ヘテロサイクリル、−(CHC(=O)ヘテロサイクリルアルキル、置換−(CHC(=O)ヘテロサイクリルアルキル、−(CHC(=O)ヘテロサイクリルアリール、置換−(CHC(=O)ヘテロサイクリルアリール、及び−(CHNR1011からなる群から選択され、ここで、xは1〜4であり;
は、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、アルキルアリール、置換アルキルアリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アシルアルキル、置換アシルアルキル、ヘテロサイクリル、置換ヘテロサイクリル、ヘテロサイクリルアルキル、置換ヘテロサイクリルアルキル、ヘテロサイクリルアリール、置換ヘテロサイクリルアリール、ホルミル、アセチル、及び−(C=O)R12からなる群から選択され;
は、水素、ハロゲン、−R12,−OR12,−SR12,及び−NR1011からなる群から選択され;
10及びR11は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アシルアルキル、ヘテロサイクリル、ヘテロサイクリルアルキル、及びヘテロサイクリルアリールからなる群から選択され、又はR10及びR11は、それらが結合している窒素原子と共に、複素環若しくは置換複素環を有し;
12は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アシルアルキル、ヘテロサイクリル、ヘテロサイクリルアルキル、及びヘテロサイクリルアリールからなる群から選択され;
Xは、O及びSからなる群から選択され;
Zは、−C(=O)−及び−CHR12からなる群から選択され;並びに、
nは、nが0のときはZが−C(=O)−であるという条件で、0,1又は2である、
化合物の有効量を、そのような処理を必要とする個体へ投与することを備える処理方法。
【請求項11】
前記疾病又は疾患は炎症である、請求項10の処理方法。
【請求項12】
前記疾病又は疾患は敗血症性ショックである、請求項10の処理方法。
【請求項13】
前記疾病又は疾患は関節炎である、請求項10の処理方法。
【請求項14】
前記疾病又は疾患は癌である、請求項10の処理方法。
【請求項15】
前記疾病又は疾患は急性呼吸窮迫症候群である、請求項10の処理方法。
【請求項16】
前記疾病又は疾患は炎症性疾患である、請求項10の処理方法。
【請求項17】
前記炎症性疾患は関節リウマチ、変形性関節症、炎症性大腸炎、及びぜんそくからなる群から選択される、請求項16の処理方法。
【請求項18】
前記疾病又は疾患は自己免疫疾患である、請求項10の処理方法。
【請求項19】
前記自己免疫疾患は糖尿病、ぜんそく、及び多発性硬化症からなる群から選択される、請求項18の処理方法。
【請求項20】
前記疾病又は疾患は過剰のグルココルチコイド値と関連する疾病である、請求項10の処理方法。
【請求項21】
前記疾病はクッシング病である、請求項20の処理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2009−530384(P2009−530384A)
【公表日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−501500(P2009−501500)
【出願日】平成19年3月20日(2007.3.20)
【国際出願番号】PCT/US2007/006874
【国際公開番号】WO2007/109251
【国際公開日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【出願人】(508282731)アヴァニール ファーマシューティカルズ (1)
【氏名又は名称原語表記】AVANIR PHARMACEUTICALS
【住所又は居所原語表記】11388 Sorrento Valley Road, Suite 200, San Diego, Arizona 92121, United States of America
【Fターム(参考)】