説明

自動洗米装置

【課題】洗浄汚水排出口から排出された洗浄汚水でシンクの内部が満たされることにより、受入容器がシンクの底面から浮いて受入容器の裁置位置が初期位置からずれてしまい、洗米排出口から排出された精白米及び炊飯用水を確実に収納することができない。
【解決手段】支柱12の中央部に、洗米容器19の下方で且つシンク18の上方に位置するよう、受入容器100を裁置するための受入容器裁置部50を着脱自在に配置した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動洗米装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、一般のホテル、レストラン、寿司店等の業務用厨房においては、多量の米を人手をかけずに安定した品質で効率よく洗米するために、業務用の自動洗米装置が使用されている。
【0003】
この自動洗米装置は、洗米容器の内部に投入された精白米及び洗浄水を攪拌する攪拌処理と、攪拌処理により汚れた洗浄汚水を洗米容器の一端に設けられた洗浄汚水排出口から排出する汚水排出処理とを繰り返して、精白米を洗米するように構成されている。前記洗浄汚水排出口は配水管を介して排水溝に連結されており、洗浄汚水排出口から排出された洗浄汚水は排水溝に直接流れ込むようになっている。
【0004】
そして、この攪拌処理と汚水排出処理とを十分に繰り返した後、洗米容器の下部に設けられた洗米排出口から精白米及び炊飯に必要な炊飯用水を同時に排出し、これらを洗米排出口の下方に裁置された受入容器(例えば、内釜やバケツ)に収納して洗米処理が終了となる。特許文献1では、該受入容器を洗米排出口の下方に裁置する為の受入容器裁置板を設けた自動洗米装置が開示されており、受入容器裁置板を受入容器のサイズに合わせて適切な位置に設置できるものが知られている。
【特許文献1】特開平11−239731号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、近年、顧客収容率を高めて収益を増大する為、厨房の小スペース化が進んでいる。したがって、厨房には最低限の設備だけを配置できるスペースしかなく、上記自動洗米装置を配置するためのスペースを確保することも厳しい状況になりつつある。
【0006】
そこで、厨房の小スペースを有効に活用する為、自動洗米装置をシンクの上方に配置することが望まれる。このような自動洗米装置の配置では、シンクの内部で食器や鍋を洗浄することができるとともに、特許文献1に記載されているような受入容器裁置板の代わりとしてシンクの底面に受入容器を裁置することもできるので、厨房の小スペース化が進む飲食業界にとって非常に有効である。更に、自動洗米装置をシンクの上方に配置することにより、汚水排出処理中に洗浄汚水排出口から排出された洗浄汚水をシンクに流すことが可能となり、このようにすることで、自動洗米装置用に別途排水溝を用意する必要がなく、排水溝からの臭気やネズミ、虫などの進入を防ぐことができる。
【0007】
しかしながら、上記のように、自動洗米装置をシンクの上方に配置した場合、以下のような課題が発生した。即ち、精白米と炊飯用水が洗米排出口から排出される前に、事前にシンクの底面に受入容器を裁置する準備をすると、洗浄汚水排出口から排出された洗浄汚水でシンクの内部が満たされることにより、受入容器がシンクの底面から浮いてしまうという現象が生じた。
【0008】
このように、受入容器がシンクの底面から浮いてしまうと、受入容器の裁置位置が初期位置からずれてしまい、洗米排出口から排出された精白米及び炊飯用水を確実に収納することができないことになってしまう。したがって、作業者は汚水排出処理が終了してシンクの内部に洗浄汚水がなくなったたことを確認してから受入容器を裁置しなければならず、洗米作業が繁雑となり、作業効率が低下する原因となった。
【0009】
そこで、本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであって、排出された米を確実に収納しつつも、洗米作業を迅速に行うことができる自動洗米装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため本発明の自動洗米装置は、米と水とを収容する洗米容器及び該洗米容器に収容された米と水とを攪拌する攪拌部材及び該攪拌部材により攪拌された米と水とを排出する洗米排出口を有する洗米部と、前記洗米排出口から排出された米を収納するための受入容器を裁置する裁置台とを備える自動洗米装置において、前記裁置台は、前記受入容器の受入口が前記洗米排出口よりも下方であって、前記洗米部の下方に位置するシンクの底面より間隔をもって上方に位置する裁置位置と、前記シンクの上方を開放する退避位置とに移動可能に設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、シンクの上方に受入容器を裁置する裁置台を備えているので、この裁置台上に受入容器を裁置することにより、シンク内に洗浄汚水が流れ込んでも受入容器が初期位置からずれることがなくなる。したがって、作業者が事前に受入容器を裁置した場合であっても、裁置した受入容器により排出された米を確実に収納することができので、作業効率を向上させることが可能となる。また、裁置台を退避させてシンクの上方を開放できるので、シンクを食器などの洗浄に使用することが可能となり、厨房における作業効率の向上に寄与できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明の実施の形態において用いる用語や断定的な記載により、本発明の技術的範囲が限定されることはない。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係るシンク取付型自動洗米装置1の正面図であり、図2は、図1に示す自動洗米装置1の概略側面図である。図1及び図2に示すように、自動洗米装置1は支柱12、洗米部14、駆動機構収容部15、受入容器裁置部50を備えて構成されている。
【0013】
支柱12は上方に伸びるように配置されており、この支柱12の上部には水平方向前方に延び出る支持基板13が支持されている。この支持基板13には、これより下方に垂下するよう保持部材17が支持されると共に、支持基板13の下方で、且つ、該保持部材17の前方には洗米容器19が支持されている。また、支持基板13の上方に突出するよう駆動機構収容部15が設けられている。支柱12の中央部には、洗米容器19の下方で且つシンク18の上方に位置するよう、受入容器100を裁置するための受入容器裁置部50が着脱自在に配置されている。
【0014】
支柱12の下部には、水平な床面FL上に各々垂直方向に伸びる4本の足部11により支持されたシンク18が取り付けられている。即ち、支柱12は、シンク18の後方側に備えられた背面部18bにネジなどの固定部品により直接取り付けられている。
【0015】
このように、自動洗米装置1とシンク18とを一体的に形成するとともに、シンク18の上方に受入容器裁置部50を配置し、この受入容器裁置部50上に受入容器100を裁置するように構成したことで、小スペースを維持したまま、受入容器100による精白米及び炊飯用水の収納を確実に行うことが可能となっている。
【0016】
洗米部14は、洗米容器19、開閉弁21、攪拌部材25を備える。洗米容器19は、内部が中空で上方に開いた円錐形であり、収容された精白米及び炊飯用水を排出する為の洗米排出口20が下端部に設けられている。この洗米排出口20には上下動可能な開閉弁21が設けられており、この開閉弁21が上下動することにより洗米排出口20を開口あるいは閉口するようになっている。
【0017】
洗米容器19の内部には、開閉弁21の上方から洗米容器19内を伸びる回転軸22の上端が駆動機構収容部15内に伸びる状態で設けられている。この回転軸22の周りには駆動スリーブ26が回転自在に配設されており、この駆動スリーブ26に洗米容器19の斜面状の内周面に沿って伸びる棒状部分を有する攪拌部材25が固定されている。更に、洗米容器19内部に洗浄水及び炊飯用水を供給するための給水手段(図示せず)が設けられている。
【0018】
また、洗米容器19の下端部で洗米排出口20の近傍には、洗浄汚水を精白米と分離して排出するための洗浄汚水排水部42が設けられている。この洗浄汚水排水部42の下部には、洗浄汚水を排出する為の開口である洗浄汚水排出口43が設けられており、この洗浄汚水排出口43にはシンクの底面18aに向かって伸びる配水管41が連設されている。したがって、洗浄汚水排水口43から排出された洗浄汚水は、配水管41を介してシンク18の内部に流れ込み、底面18aに設けられた排水溝(図示せず)から排出される。
【0019】
洗浄汚水排出部42の上部にはオーバーフロー水排出口37が設けられており、一端が洗米容器19の上部に設けられた開口と連設する配水管36の他端がこのオーバーフロー水排出口37に連設されている。したがって、洗米容器19の上部開口からオーバーフローした洗浄水は、配水管36を介して洗浄汚水排出部42に流れ込み、洗浄汚水排出口43及び配水管41を介してシンク18の排水溝から排出される。
【0020】
洗米容器19の上端開口の前方側部分、例えば全開口面積の約1/3の部分はそのまま米投入口30とされ、この米投入口30には、これを開閉する蓋部材31が、その後方側端部を駆動機構収容部15の前方側端部において蝶着することにより、上下に回動自在に設けられている。
【0021】
駆動機構収容部15は、洗米容器19の上端開口の前方側部分以外の過半を占める後方側部分を覆う領域に設けられている。この駆動機構収容部15内には、洗米排出口20の開閉弁21を駆動するための弁開閉モータ27及びこれと回転軸22を連結する連結機構、攪拌部材25を回転駆動するための攪拌モータ28及びこれと駆動スリーブ26を連結する連結機構、並びに給水手段のための制御機構(図示せず)などが収容されている。
【0022】
また、駆動機構収容部15の前面には、操作パネル45が設けられている。この操作パネル45には、表示部と操作部が形成されており、作業者は、表示部により装置本体の運転状況を確認することができるとともに、操作部に設けられた電源スイッチ、洗米開始ボタン、運転モード切り替えボタンなどを押下することで、そのスイッチやボタンに対応した処理を実行することができる。
【0023】
図3は、受入容器裁置部50の斜視図である。受入容器裁置部50は、収容部51、裁置台52、連結板53、支軸54及び位置決め紐55を備えている。
【0024】
収容部51は前方が開口した直方体形であり、この開口の両側に形成された側方端面51a及び側方端面51bの略中央部には、それぞれ位置決め紐55a、位置決め紐55bの一端部が固定されている。また、側方端面51a及び51bの下部には、それぞれ開口が設けられいる。
【0025】
裁置台52は、収容部51よりも小さく形成された直方体形の板であり、収容部51の前方開口面に嵌り込むように収納可能に構成されている。また、裁置台52の側方には側方端面52a及び側方端面52bが設けられており、この側方端面52a、52bの一端部には対向する側方端面まで貫通する貫通口が形成されている。この貫通口と収容部51の側方端面51a、51bの開口とを一致するようにして支軸54が挿入されており、裁置台52は収容部51に対して支軸54を中心として回転可能になっている。
【0026】
なお、裁置台52の裁置面側には、受入容器100の裁置位置を位置決めるため、ゴムや板金などで形成された位置決め部材56が設けられている。この位置決め部材56により、裁置台52に裁置された受入容器100の滑りを防止するとともに、洗米排出口20の下方に確実に受入容器100を裁置することが可能となる。
【0027】
このように、裁置台52は収容部51に対して支軸54を中心に回転可能に構成されており、自動洗米装置1を使用しない時にはこの裁置台52を回転させて収容部51に収納することができるので、裁置台52によりシンク18の使用が妨げられることがなくなり、作業者の作業効率は更に向上する。
【0028】
また、裁置台52の側方端面52a及び52bの中央部には、一端が収容部51の側方端面51a及び51bに固定された位置決め紐55の他端が固定されている。したがって、裁置台52は、支軸54を中心として収容部51に対して回転可能であるとともに、位置決め紐55の緊張により収容部51の前方開口面に対して垂直方向に位置決めされる構成となっている。
【0029】
連結板53は、薄板53aと薄板53bとにより構成されており、これらは一定距離だけ離間した状態で、収容部51の背面(後方)側に固定部品により固定されている。この薄板53aと薄板53bとの間に支柱12を配置し、支柱12に薄板53a、53bを固定部品で固定することにより、受入容器裁置部50は支柱12に取り付けられている。
【0030】
このように構成された自動洗米装置1において、次のようにして洗米処理が行われる。まず作業者は、裁置台52を回転して収容部51の開口面に対して垂直方向、即ち水平になるように位置決めするとともに、この裁置台52上に受入容器100を裁置しておく。また、洗米投入口30を開口して精白米を所定量投入しておく。このような状態において、操作パネル45における洗米開始ボタンが押下されると、操作パネル45において既に入力されていた洗米処理条件に従い、洗米処理が開始される。
【0031】
洗米容器19内においては、所定の時間、上方から洗浄水を供給するとともに、攪拌部材25を回転駆動して精白米及び洗浄水を攪拌する攪拌処理と、洗浄汚水を排出する汚水排出処理とを繰り返す。汚水排出処理により排出された洗浄汚水は、洗浄汚水排水口43及び配水管41を介してシンク18の内部に流れ込み、シンク18の底面18aに設けられた排水溝から排出される。このように、洗浄汚水の排水溝をシンクの排水溝と共有することにより、別途洗米装置用の排水溝を設ける必要がないので、排水溝からの臭気やネズミ、虫などの進入を防ぐことが可能となる。なお、受入容器100は、シンク18の底面18aから離間して裁置台52上に裁置されているので、シンク18の内部に流れ込んだ洗浄汚水により初期位置からずれることはない。
【0032】
そして、所定の時間が経過し、洗浄汚水の排出が完了した時点で、精白米に炊飯用水が加えられて洗米容器19の洗米排出口20から排出され、この洗米排出口20の下方に裁置された受入容器100により確実に収容される。
[第2の実施形態]
図4は、第2の実施形態に係るシンク取付型自動洗米装置1の後方斜視図である。図5は、図4に示す自動洗米装置1の側面図であり、図5(a)は洗米部14と駆動機構収容部15とが上方にある状態を示す図、図5(b)は下方にある状態を示す図である。なお、第1の実施形態に係る自動洗米装置と同一の機能を有するものについては、同一の符号を付してその説明は省略する。
【0033】
図4に示すように、自動洗米装置1は支柱12、洗米部14、駆動機構収容部15、受入容器裁置部50、リフト機構60を備えて構成されている。なお、本実施形態の自動洗米装置1は、洗米部14及び駆動機構収容部15がリフト機構60を介して支柱12に支持されている以外は、第1の実施形態に係る自動洗米装置と同一の構成である。
【0034】
支柱12は、それぞれ水平断面がくの字型に形成された第1支柱12aと第2支柱12bとから構成されており、互いに一定距離だけ離間した状態で配置されている。第1支柱12aは側壁121aと後壁122aとを備えており、第2支柱12bは側壁121bと後壁122bとを備えている。
【0035】
リフト機構60は、取付板61、複数の支持棒62a〜62f、エアダンパー63、連結部材64a〜64dから構成されている。取付板61はコの字型に形成されており、側壁61a、側壁61b及び後壁61cを備えている。側壁61a、61bの上部には支持棒62aが固定され、側壁61a、61bの下部には支持棒62bが固定されている。
【0036】
一方、支柱12の側壁121aと側壁121bの上部にはこれら側壁121a、121bを互いに連結する支持棒62dが水平状態で固定され、中央部には支持棒62eが水平状態で固定され、更に下部には支持棒62fが水平状態で固定されている。
【0037】
支持棒62aの両端部には連結部材64a及び連結部材64cの一端が回転可能に取り付けられており、この連結部材64a及び64cの他端は支持棒62dの両端部に回転可能に取り付けられている。また、支持棒62bの両端部には連結部材64b及び連結部材64dの一端が回転可能に取り付けられており、この連結部材64b及び連結部材64dの他端は支持棒62eの両端部に回転可能に取り付けられている。
【0038】
連結部材64a及び64cの中間部には、これら連結部材を互いに連結する支持棒62cが固定されており、この支持棒62cの中央部にエアダンパー63の可動端が固定され、このエアダンパー63の固定端は支柱12の支持棒62fに固定されている。
【0039】
取付板61の後壁61cには、駆動機構収容部15と、保持部材17を介して洗米容器19とが取り付けられている。
【0040】
このようなリフト機構60により駆動機構収容部15、洗米部14と支柱12とが連結されている。作業者が駆動機構収容部15に設けられた取っ手16を保持して下方方向に若干の力を加えることにより、図5(a)、図5(b)に示すように、支持棒62d、62eを支点として連結部材64a〜64dが回転し、駆動機構収容部15及び洗米部14は洗米排出口20を下方とする姿勢を維持して昇降する。したがって、洗米時には、洗米部14を米排出用の下方位置に設置し、洗米以外の作業時は、洗米部14を上方位置に配置することが可能となるので、円滑に米を排出することができるとともに、洗米以外の作業(例えば、シンクで食器などの洗浄作業)を阻害することが避けられる。
【0041】
なお、受入容器裁置部50の形状は第1の実施形態で説明したものに限られることなく、例えば、図6に示すように、シンク18の側面に固定された収容部51に裁置台52を収納できるように構成し、使用する際には、収容部51から裁置台52を取り出してシンク18の淵18bに引っかけることで、裁置台52を裁置するようにしても良い。この収容部51の固定場所はシンク18の側面でなくても良く、自動洗米装置1の側面、前面など作業者の都合に合わせて適宜選択すれば良い。また、リフト機構60の形態は第2の実施形態で説明したものに限られることなく、例えば、モータやチェーンを使って上下動させることができる公知のリフト機構を用いることも可能である。
【0042】
また、自動洗米装置1の形態もこれに限られることなく、例えば、精白米を収納することができる貯米庫を備え、操作パネル45の洗米開始ボタンが押下されると、貯米庫に収納された精白米を自動的に洗米容器に投入する構成であっても良い。また、本実施の形態では、シンクに直接取り付けられるシンク取付型自動洗米装置について説明したが、シンクに直接取り付けずにシンクの上方に自動洗米装置を配置する構成であっても構わないし、シンクを自動洗米装置の一部としたシンク一体型自動洗米装置とすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】第1の実施形態に係るシンク取付型自動洗米装置の正面図である。
【図2】図1に示す自動洗米装置の概略側面図である。
【図3】受入容器裁置部の斜視図である。
【図4】第2の実施形態に係るシンク取付型自動洗米装置1の後方斜視図である。
【図5】図4に示す自動洗米装置の側面図である。図5(a):洗米部と駆動機構収容部とが上方にある状態を示す図である。図5(b):洗米部と駆動機構収容部とが下方にある状態を示す図である。
【図6】他の受入容器裁置部の形状を示す図である。
【符号の説明】
【0044】
1 シンク取付型自動洗米装置
12 支柱
14 洗米部
15 駆動機構収容部
18 シンク
19 洗米容器
20 洗米排出口
21 開閉弁
25 攪拌部材
42 洗浄汚水排出部
43 洗浄汚水排水口
50 受入容器裁置部
51 収容部
52 裁置台
53 連結板
60 リフト機構
61 取付板
62a〜62f 支持棒
63 エアダンパー
64a〜64d 連結部材
100 受入容器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
米と水とを収容する洗米容器及び該洗米容器に収容された米と水とを攪拌する攪拌部材及び該攪拌部材により攪拌された米と水とを排出する洗米排出口を有する洗米部と、前記洗米排出口から排出された米を収納するための受入容器を裁置する裁置台とを備える自動洗米装置において、
前記裁置台は、前記受入容器の受入口が前記洗米排出口よりも下方であって、前記洗米部の下方に位置するシンクの底面より間隔をもって上方に位置する裁置位置と、前記シンクの上方を開放する退避位置とに移動可能に設けられていることを特徴とする自動洗米装置。
【請求項2】
前記洗米部は洗米中に発生した洗浄汚水を排出する洗浄汚水排出口を備え、前記洗浄汚水排出口から排出された洗浄汚水をシンクに設けられた排出口から排出することを特徴とする請求項1に記載の自動洗米装置。
【請求項3】
前記裁置台は軸を中心に回転可能に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の自動洗米装置。
【請求項4】
前記裁置台は前記受入容器を位置決める位置決め部材を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の自動洗米装置。
【請求項5】
前記洗米部の下方にシンクを備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の自動洗米装置。
【請求項6】
前記裁置位置は、前記シンクの底面より所定間隔を隔てた上方位置であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の自動洗米装置。
【請求項7】
前記洗米部を、洗米された米を排出する下方位置と、上方位置とに移動可能に支持するリフト機構を有することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の自動洗米装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−236852(P2007−236852A)
【公開日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−67261(P2006−67261)
【出願日】平成18年3月13日(2006.3.13)
【出願人】(000131153)コニカミノルタテクノプロダクト株式会社 (5)
【Fターム(参考)】